JPH0493566A

JPH0493566A - 可搬形冷媒ガス回収装置

Info

Publication number: JPH0493566A
Application number: JP21301090A
Authority: JP
Inventors: Kengo Toyama; 外山　憲五; Masaru Ito; 勝伊藤; Taketoshi Tanaka; 田中　武俊
Original assignee: OOIWA KIKI KOGYOSHO KK; Ebara Corp
Current assignee: OOIWA KIKI KOGYOSHO KK; Ebara Corp
Priority date: 1990-08-10
Filing date: 1990-08-10
Publication date: 1992-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は冷凍機、空調機、半導体製造装置等から冷媒ガ
スを回収する冷媒回収装置、特に可搬形の冷媒ガス回収
装置に関するものである、〔従来技術〕近年大気汚染防止、特にフロンガス大気放散に伴うオゾ
ン層の破壊規制が強化きれており、ビル等の冷暖房装置
においては、冷媒ガス（フロンガス）の回収装置の設置
が義務つけられている。

この冷媒ガス回収装置は空冷或いは水冷凝縮器、圧縮機
（コンプレッサー）、冷媒水分離器、油分離器等を具備
する装置であり、一般には処理能力の大きい大がかりな
装置であり、これを空調機器本体、冷凍機本体が設置さ
れているビルの地下室等にこれと直結して常設し、運転
サイクルを長くして集中回収する手段が採られている。

〔発明が解決しようとする課題〕しかしながら、上記従来の冷媒ガス回収装置はかなり犬
がかりな装置で、高価な設備費と工事を要するばかりか
、その設備に大きな占有面積を要する。このため特定の
設置場所を予め確保しておく必要があり、休止期間を考
慮すると極めて非経済的になるという問題を有している
。

また、空調機、冷凍機が離れた場所に設置されている場
合には、夫々専用の冷媒ガス回収装置を設備せねばなら
ない二重の不経済さを伴なう。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題点
を除去し、冷媒ガス回収装置全体を可搬台車上に搭載装
備し、現場に軽便に持ち運ぶことができ、冷媒を回収で
きる可搬形冷媒ガス回収装置を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため本発明は、移動輪を具備し自
在に移動可能な可搬台車に冷媒ガスを圧縮する圧縮機、
該圧縮機で圧縮された圧縮冷媒ガスを凝縮する凝縮機、
凝縮された冷媒から冷媒のみを抽出する冷媒分離器を具
備する冷媒ガス回収装置を搭載装備したことを特徴とす
る。

また、冷媒ガス回収装置には圧縮機からの油を分離する
油分離器が設けられていることを特徴とする。

また、可搬台車は後端に移動輪を前端に床支持部を夫々
備えた台車であり、台車の中央に圧縮機を、該圧縮機の
左右に冷媒分離器と油分離器を夫々搭載すると共に、圧
縮機の上位に台車に設けた架台を介して圧縮機駆動装置
を搭載し、他方可搬台車後端から二本の移動操作用取手
を平行して立上げ、該両取手間に凝縮機を配備し、該凝
縮機に圧縮機駆動装置により駆動されるファンを対向し
て配備したことを特徴とする。

また、可搬台車は後端に移動輪を前端に床支持部を夫々
備えた台車であり、台車の一方の側に圧縮機駆動装置、
他方の側に冷媒分離器を夫々搭載すると共に、前記圧縮
機駆動装置の上位に台車に設けた架台を介して圧縮機と
油分離器を搭載し、他方可搬台車後端から二本の移動操
作用取手を平行して立上げ、該両取手間に凝縮機を配備
し、該凝縮機に圧縮機駆動装置により駆動されるファン
を対向して配備したことを特徴とする。

また、冷媒分離器は冷媒と不凝縮ガスと水を分離する抽
気槽であることを特徴とする。

また、冷媒分離器は冷媒と水を分離する冷媒水分離器で
あることを特徴とする。

〔作用〕

上記の如く冷媒ガス回収装置を可搬台車に搭載装備して
、可搬形冷媒ガス回収装置とすることにより、該可搬形
冷媒ガス回収装置の移動が自由となり、これを冷凍機本
体や空調機本体等が設置された現場に機動性良く搬入し
、冷媒ガス回収又は再生に供し得るようになり高価で大
がかりな冷媒ガス回収装置の設置を不要とする。

例えばビルの地下に空調機本体が数機離れて設置されて
いる場合、上記構成の可搬形冷媒ガス回収装置を各設置
現場に順次移動許せ、容易に冷媒ガス回収又は再生を行
なうことが可能となり、空調機毎に専用の冷媒ガス回収
装置を設置する必要はなくなる。

また、冷媒ガス回収装置は台車上に、′Ｒ型重量圧縮機
を中心にしてその左右に冷媒分離器と油分離器を夫々搭
載すると共に圧縮機の上位に台車に設けた架台を介して
圧縮機駆動装置を搭載し、又は台車の一方の側に圧縮機
駆動装置他方の側に前記冷媒分離器を夫々搭載すると共
に圧縮機駆動装置の上位に台車に設けた架台を介して圧
縮機と油分離器を搭載し、両取手間に凝縮機を配備し、
該凝縮器に圧縮機駆動装置により駆動されるファンを対
向して配備することにより、配管系を単純に且つ機能的
にし、加えて圧縮機、凝縮器及び駆動装置を上下に縦形
に配置し、所謂平面的面積を要しない縦形配置にするか
ら、冷媒ガス回収装置を台車空間上にコンパクトに且つ
合理的にまとめることができ、機動性を高めることが可
能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図乃至第４図は本発明の可搬形冷媒ガス回収装置の
構造を示す図で、第１図は側面図、第２図は正面図、第
３図は平面図、第４図は凝縮器の架装構造を示す斜視図
である。

図において、１は台車であり、該台車１はその後端に後
方に突出した移動輪２を備え、前端には台車１を水平床
面に支持する床支持部３を備える構造である。

上記台車１の中央部に圧縮機（コンプレッサ）４を搭載
し、該圧縮機４の左右に抽気槽５と油分離器６とを搭載
し、更に上記圧縮機４の上位に台車１に立設した支柱７
に支持された架台８を設け、該架台８にモータ９が搭載
されている。該モータ９の軸ブリーと圧縮機４の軸ブリ
ーとはベルト１０を縦掛けにする。

他方、上記台車１の後端から台車１を移動操作するため
の取手１１を並行して立ち上げ、該取手１１の間に凝縮
器（熱交換器）１２を配備し、該凝縮器１２と上記モー
タ９の軸に設けたファン１３とを対向配置する。

上記モータ９は圧縮機４の駆動用と凝縮器１２の冷却用
ファン１３の駆動用とを兼ね、上記のように圧縮機４の
上位にモータ９を配置し、縦掛構造とすると共に、凝縮
器１２をモータ９の後方に対設し、これを取手１１間に
支架してファン１３と対向させるように配置する。取手
１１はその上端に把手１４を設け、該把手１４を設けた
上端後傾部１１ａによって上記凝縮器１２０通風空間を
確保し、移動操作の便に供するようになっている。同時
に取手１１及びその後傾部ｔｌａは、凝縮器１２本体及
びフィンと冷媒管を保護する作用も奏する。

また、凝縮器１２は第４図に示すように取手１１の間に
口字形のフレーム１５を対向して横架し、該各フレーム
１５の両端に半円状の凹欠部１６に取手１１を添えて溶
接付けし、両フレーム１５間に上記凝縮器１２の上下を
嵌装支持しつつ取手１１に介装し、その熱交換フィン及
び冷媒管の表面を上記冷却用ファン１３と対向させ、フ
ァン１３による送風が取手１１の間を通過するようにす
る。

また、取手１１を支持対として同取手１１に上記凝縮器
１２の上位に−して操作盤３４を介装する。操作盤３４
にはコネクタ３５を介して電源ケーブル３６が接続でき
るようになっている。即ち、取手１１の間に別の架台３
８を凝縮器１２の上位に水平に延設し、該架台３８に上
記凝縮器１２を搭載し、ファン１３の上部を空間を介し
て覆うようにする。

上記構造の可搬形冷媒ガス回収装置において、凝縮器１
２は空冷式の凝縮器でもよく、又ラジェータを具備する
水冷式の凝縮器でもよい。空冷式の場合は、ファン１３
による送風で直接冷却することになるが、水冷式の場合
はラジェータを冷却することになる。そして、水冷式凝
縮器の場合はこのラジェータを取手１１の間に配置する
ことにより、取手１１は該ラジェータを保護する作用も
奏する。

また、上記実施例では、圧縮機４及びファン１３の駆動
用装置としてモータ９を用いたが、この駆動装置はモー
タに限定きれるものではなく、例えばエンジン等の駆動
装置でもよいことは当然である。

また、上記実施例では、移動輪２を台車１の後端に設け
る構成としたが、移動輪は後端に限定されるものではな
く、前端に設けてもよい。また、前端に移動輪を設は後
端にキャスタを、またその反対に後端に移動輪を設は前
端にキャスタを設けてもよい、この場合はブレーキ装置
を設け、可搬形冷媒ガス回収装置を目的位置に停止させ
た際、台車が移動しないようにすると効果的である。

また、上記実施例では圧縮機４を台車１の中央に配置し
た例を示したが、これは装置全体を小型で機動性に富む
ように考慮した結果の配置であり、これらを若干無視す
るのであればこの配置に限定されるものではない。

また、取手１１も上記のように２本手行に立ち上げたも
のに限定されるものではなく、取手１１を一本とし、横
棒を備えた１字型等、種々の変形が可能である。例えば
上記のように、前端に移動輪を、後端にキャスタを、ま
たその反対というような場合は、台車１を自由に移動で
きるものであれば、取手１１の形状等は特に問題なく、
場合によっては取手も必要でない場合もある。

第５図は上記可搬形冷媒ガス回収装置の冷媒回収再生フ
ローを示す図で、同図に示すように、冷媒ガス人口弁１
７を介して空調機又は冷凍機から冷媒ガスが圧縮機４の
入口２１に導入され、この圧縮機４が高圧に圧縮きれ出
口２２から油分離器６及び三方向弁である排気弁３０を
通って凝縮器１２の入口に導入され、この凝縮器１２で
液化きれた冷媒液を出口２４より抽気槽５の入口２５に
導入する。

上記抽気槽５は冷媒液から冷媒と水と不凝縮ガスを分離
し、不凝縮ガス（主に空気と水分）を抽気槽５の頂部に
設けた出口２６より不凝縮ガス自動弁を介して放出し、
水を出口２８に接続した水排出バルブ１８を介して排出
し、更に回収した冷媒液は出口２９に接続した冷媒戻り
弁１９を介して導出し、この冷媒液を容器に封入するか
、又は空調機、冷凍機等に帰還し、再使用に供する。油
分離器６は圧縮機４で圧縮された圧縮冷媒ガスから油を
抽出して圧縮＠４に戻す。ここで排気弁３０に三方向弁
を用いたのは、三方向弁を使用することにより、加圧、
排気切換操作を簡単にするためである。なお、第５図に
おいて、５１は連成計、５２は圧力計、５３は高低圧ス
イッチである。第６図は他の冷媒回収再生フローを示す
図である。同図においては、抽気槽５に代えて冷媒本分
離器４０を用い、油分離器６は圧縮機４に付属する油分
離器である。

凝縮器１２からの冷媒液は冷媒水分離器４０の入１：Ｉ
４１に導入され、冷媒水分離器４０で冷媒液から空気と
水を分離し、空気を冷媒水分離器４０の頂部に設けた出
口４２より自動放出弁４３を介して放出し、水を出口４
４に接続した水排呂弁１８を介して排出し、更に回収し
た冷媒液は出口４５に接続した冷媒戻り弁１９を介して
導冒し、この冷媒液を容器に封入するか、又は空調機、
冷凍機等に帰還し、再使用に供する。

第７図乃至第９図は本発明の他の可搬形冷媒ガス回収装
置の構造を示す図で、第７図は正面図、第８図は第７図
の矢印入方向から見た側面図、第９図は第７図の矢印Ｂ
方向から見た側面図である。図するように台車１の１方
の側にはモータ９が配置され、他方の側には抽気槽５が
夫々搭載きれている。そして、モータ９の上位の架台８
には圧縮機４が搭載されている。最上位の架台３８には
操作盤が取り付けられている。正面には連成計５１、圧
力計５２及び高低圧スイッチ５３が配置されている。ま
た、取手１１は台車１から平行に立ち上げている点は第
１図乃至第３図に示すものと同じであるが、第１図乃至
第３図に示すものは門型であるのに対して、本実施例の
ものは門型ではない、また、取手１１０間に凝縮器１２
を配置し、該凝縮器１２に対向してファン１３を配置し
ており、モータ９からベルト１０を介して圧縮機４及び
ファン１３を駆動するように構成きれている。なお、上
記冷媒ガス回収装置において、配管ジヨイントにはフン
タッチジヨイントを用い、配管にはフレキシブルホース
を用いたが、これに限定きれるものでないことは当然で
ある。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、下記のような優れ
た効果が得られる。

（１）冷媒ガス回収装置を可搬台車に搭載装備して、可
搬形冷媒ガス回収装置とすることにより、該可搬形冷媒
ガス回収装置の移動が自由となり、これを冷凍機本体や
空調機本体等が設置された現場に機動性良く搬入し、冷
媒ガス回収又は再生に供し得るようになり高価で大がか
りな冷媒ガス回収装置の設置を不要とする。例えばビル
の地下に空調機本体が数機離れて設置されている場合、
可搬形冷媒ガス回収装置を各設置現場に順次移動させ、
容易に冷媒ガス回収又は再生を行なうことが可能となり
、空調機毎に専用の冷媒ガス回収装置を設置する必要は
なくなる。

（２）また、冷媒ガス回収装置は台車上に、最重量の圧
縮機を中心にしてその左右に冷媒分離器と油分離器を夫
々搭載すると共に圧縮機の上位に台車に設けた架台を介
して圧縮機駆動装置を搭載し、又は台車の一方の側に圧
縮機駆動装置他方の側に前記冷媒分離器を夫々搭載する
と共に圧縮機駆動装置の上位に台車に設けた架台を介し
て圧縮機と油分離器を搭載し、術数手間に凝縮機を配備
し、該凝縮器に圧縮機駆動装置により駆動されるファン
を対向して配備することにより、配管系を単純に且つ機
能的にし、加えて圧縮機、凝縮器及び駆動装置を上下に
縦形に配置し、所謂平面的面積を要しない縦形配置にす
るから、冷媒ガス回収装置を台車空間上にフンバクトに
且つ合理的にまとめることができ、機動性を高めること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の可搬形冷媒ガス回収装置の
構造を示す図で、第１図は側面図、第２図は正面図、第
３図は平面図、第４図は凝縮器の架装構造を示す斜視図
、第５図は可搬形冷媒ガス回収装置の冷媒回収再生フロ
ーを示す図、第６区は可搬形冷媒ガス回収装置の他の冷
媒回収再生フローを示す図、第７図乃至第９図は本発明
の他の可搬形冷媒ガス回収装置の構造を示す図で、第７
図は正面図、第８図は第７図の矢印Ａ方向から見た側面
図、第９図は第７図の矢印Ｂ方向から見た側面図である
。図中、１・・・台車、２持部、４・・・・圧縮機、５離器、７・・・支柱、８１０・・・ベルト、１１・器、１３・・・・ファン。・・移動輪、３　・・・法文・・抽気槽、６・・・・油分架台、９・・・・モータ、・・取手、１２・・・・凝縮特許出願人　株式会社大岩機器工業所（外１名）代理人　弁理士　熊　谷　　隆（外１名）第３図第８図第７図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）移動輪を具備し自在に移動可能な可搬台車に冷媒
ガスを圧縮する圧縮機、該圧縮機で圧縮された圧縮冷媒
ガスを凝縮する凝縮機、凝縮された冷媒から冷媒のみを
抽出する冷媒分離器を具備する冷媒ガス回収装置を搭載
装備したことを特徴とする可搬形冷媒ガス回収装置。
（２）冷媒ガス回収装置には圧縮機からの油を分離する
油分離器が設けられていることを特徴とす請求項（１）
記載の可搬形冷媒ガス回収装置。
（３）前記可搬台車は後端に移動輪を前端に床支持部を
夫々備えた台車であり、前記台車の中央に圧縮機を、該
圧縮機の左右に前記冷媒分離器と油分離器を夫々搭載す
ると共に、前記圧縮機の上位に台車に設けた架台を介し
て圧縮機駆動装置を搭載し、他方前記可搬台車後端から
二本の移動操作用取手を立上げ、該両取手間に前記凝縮
機を配備し、該凝縮機に圧縮機駆動装置により駆動され
るファンを対向して配備したことを特徴とする請求項（
２）記載の可搬形冷媒ガス回収装置。
（４）前記可搬台車は後端に移動輪を前端に床支持部を
夫々備えた台車であり、前記台車の一方の側に圧縮機駆
動装置、他方の側に前記冷媒分離器を夫々搭載すると共
に、前記圧縮機駆動装置の上位に台車に設けた架台を介
して圧縮機と油分離器を搭載し、他方前記可搬台車後端
から二本の移動操作用取手を立上げ、該両取手間に前記
凝縮機を配備し、該凝縮機に圧縮機駆動装置により駆動
されるファンを対向して配備したことを特徴とする請求
項（２）記載の可搬形冷媒ガス回収装置。
（５）前記冷媒分離器は冷媒と不凝縮ガスと水を分離す
る抽気槽であることを特徴とする請求項（１）又は（２
）又は（３）又は（４）又は（５）記載の可搬形冷媒ガ
ス回収装置。
（６）前記冷媒分離器は冷媒と水を分離する冷媒水分離
器であることを特徴とする請求項（１）又は（２）又は
（３）記載の可搬形冷媒ガス回収装置。