JPH0493130A

JPH0493130A - 組立装置

Info

Publication number: JPH0493130A
Application number: JP20736690A
Authority: JP
Inventors: Tomoaki Hirayama; 平山　智明; Junichi Ito; 順一伊藤; Kinji Mochizuki; 望月　金治
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1990-08-03
Filing date: 1990-08-03
Publication date: 1992-03-25
Anticipated expiration: 2014-12-27
Also published as: JP2996308B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、例えば自動車の自動変速機等の噛合部材を組
み立てる噛合部材の組立装置に関する。

（従来の技術）一般に、自動車用の自動変速機の組立工程では、第４図
に示すように、　トルクコンバータ２に設けられたスプ
ライン穴２ｂにトランスミッション３のスプライン軸３
ａを噛合させる工程がある。

従来、このような組立作業の場合、所定位置に置かれた
トランスミッション３の位置までトルクコンバータ２を
運び、作業者の手作業によってトルクコンバータ２のス
プライン穴２ｂとトランスミッション３のスプライン軸
３ａの歯合わせの調整を行ないながら、トルクコンバー
タ２とトランスミッション３の組み立てを行なっていた
。

（発明が解決しようとする課題）しかし、このような自動変速機等のように被組立部材が
重い場合は、作業者に多大な労力を強いることとなると
共に、迅速な組み立て作業を行なうには作業者の経験や
勘などを要するため、効率的な生産が出来ないという問
題がある。

（課題を解決するための手段）本発明は、かかる課題を解決するべくなされたものであ
り、自動変速機等の噛合部材の組み付は工程の短縮と生
産効率の向上を促進することを目的とする。

かかる目的を達成するために、本発明にがかる噛合部材
の組立装置は、摺動自在に噛合する噛合部を各々備えた
一対ワークのうち、一方のワークの噛合部を下向きとし
、他方のワークの噛合部を上向きにセットする組立装置
であって、前記一方のワークを前記他方のワークの上方
に懸垂する懸垂装置を上下方向に伸縮自在な弾性付勢部
材により懸垂し、この弾性付勢部材を上下方向に延びる
軸を中心に回動可能な回動部材に懸垂し、この回動部材
を上下方向に高さ調整可能な昇降装置に装着すると共に
、この昇降装置に前記回動部材を回動させる駆動装置を
取付け、前記回動部材に、前記懸垂装置が所定距離下降
したときに、前記駆動手段に回動停止信号を出力すると
共に前記昇降装置に前記懸垂装置を下降させる下降信号
を出力する検出手段を設けたことを特徴とする。

（作　用）本発明にかかる組立装置によれば、一対のワークの一方
を他方のワークに組み付けるときに、懸垂装置に懸垂さ
れた一方のワークを昇降装置により他方のワークに向け
て下降させると、両者の噛合部が接触する。このとき弾
発付勢手段によって両者の噛合部同士は軽く押圧された
状態になるが、駆動手段により回動部材を回転させると
、やがて両者の噛合部が一致して嵌合し、弾発付勢手段
の付勢力によって一方のワークは他方のワークの方に下
降する。一方のワークが他方のワークの方に下降は、回
動部材に設けられた検出手段により検出され、駆動手段
に回動停止信号が出力されて回動部材が停止すると共に
、昇降装置に下降信号が出力されて懸垂装置が下降し、
一対のワークが完全に結合する。

（実施例）以下、本発明の実施例にかかる組立装置を図面に基づい
て説明する。

第１図は、本発明の一実施例にかかる組立装置を示した
ものであり、自動車の自動変速機のトランスミッション
とトルクコンバータとの組付けを行なう組立装置に適用
した例を示したものである。

この組立装置１には、噛合筒部２ｃ（噛合部）を有する
トルクコンバータ２とスプライン軸３ａ（噛合部）を有
するトランスミッション３とが搬送される。組立装置１
は、トルクコンバータ２を載置するワーク支持台４と、
トランスミッション３を載置するワーク支持台５とを有
している。ワーク支持台４には、トルクコンバータ２が
一個づつ搬送され、ワーク支持台５にはトランスミッシ
ョン３が一個づつ搬送される。ワーク支持台４．５には
それぞれトルクコンバータ２及びトランスミッション３
が搬送されたことを制御装置Ｃに送信するセンサ（図示
せず）が配設されている。ワーク支持台４．５の側方に
はフロアＦから立ち上がる４本の支柱６１１、が起立し
ている。４木の支柱６１１、の上端部は一対の短い梁７
ａ、７ｂと一対の長い梁８，８によって一体構造とされ
ている。短い梁７ａ、　７ａの上部には軸受７ｃ、　７
ｃが取り付けられており、短い梁７ａには制御手段Ｃか
らの駆動信号により制御されるパルスモータ９が取り付
けられており、パルスモータ９の出力軸は軸受７ｃ、　
７ｃに保持されたスクリューロッド１０を回転させるよ
うに接続されている。短い梁７ａ、　７ｂの上部には長
い梁９．９に沿う方向に延びる一対のガイドレール８ａ
、８ａが架設されている。ガイドレール８ａ、　８ａに
は、第３図に示すように、スライドプレート１１．１．
１の両側部に設けられた溝部１１ａ、　ｌｌａがスライ
ド可能に嵌合している。スライドプレート１１の下側に
はＬ型のブラケットｌｌｂが取り付けられており、この
ブラケットｌｌｂには、スクリューロッド１０が螺合す
るナツト部１２が取り付けられている。スライドプレー
ト１１には昇降装置１３が設けられている。

この昇降装置１３は、スライドテーブル１１を貫通する
方向に延びるスクリューロッド１４と、ポールナツト構
造によりスクリューロッド１４を上下動させるナツト部
１５と、ナツト部１５内に循環可能に封じられたボール
を駆動するパルスモータ１６と、スライドプレート１１
を摺動自在に貫通する１対のガイドロッド１７．１７と
、ガイドロッド１７．１７を案内する１対のガイドブツ
シュ１８．１８と、昇降板１９とによって構成されてい
る。

ナツト部１５はスライドプレート１１の上面部に設けら
れ、パルスモータ１６は、スライドプレート１１の」三
方に突設された矩形の筒部材１６ａに取り付けられてい
る。パルスモータ１６は、所定方向に所定回転数だけ回
転するように制御手段Ｃから駆動信号を受けて駆動され
る。パルスモータ１Ｇの回転駆動力はベルｌ−１６ｂを
介してナツト部１５のプーリ１６ｃに伝達される。ガイ
ドブツシュ１８．１８はスライドプレー１−１１の下面
側に配設されている。ガイドロッド１７．１７の下端部
とスクリューロッド１４の下端部には、昇降板１９が取
り付けられ、パルスモータ１６の回転によりナツト部１
５内のボールが移動してスクリューロッド１４が上下動
することによって昇降板１９が昇降する。昇降板１９の
周縁部には、昇降板１９の下方に突出する４つのブラケ
ット２０１１、が固着されている。２対のブラケッｌ−
２０１１、は−組づつ対向しており、それぞれの対向す
る壁面部に、対のローラ２１．２１が設けられている。

一対のローラ２１．２１の間には、回動部材を構成する
回転板２２が挟持されている。

回転板２２は、回動部材を構成するもので、昇降板１９
の下面側に配設されるパルスモータ２３によって水平方
向に回転駆動される。パルスモータ２３は、回転板２２
の駆動装置を構成するものであり、昇降板１９に形成さ
れたハウジング部１９ａに保持されており、制御手段Ｃ
により正逆方向にゆっくり繰り返すように回動される。

パルスモータ２３の出力軸には歯車２３ａが取り付けら
れており、この歯車２３ａは回転板２２に一体に設けら
れた歯車２４に噛み合っている。回転板２２には下方に
延びる一対のエアシリンダ２５．２５が取り付けられて
いる。

一対のエアシリンダ２５．２５は、弾性付勢手段を構成
するもので、　トルクコンバータ２をトランスミッショ
ン３に装着するときに、過度の荷重がトルクコンバータ
２及びトランスミッション３に作用しないようにトルク
コンバータ２の抑圧荷重を調整する。

エアシリンダ２５．２５の下端部には懸垂装置２６が装
着されている。回転板２２のエアシリンダ２５．２５の
両側部には、第３図に示すように、一対のガイド用のシ
リンダ３５．３５とシリンダ３５．３５に摺動自在に保
持されるシャフト３６．３６が設けられ、エアシリンダ
２５．２５の伸縮動作により、懸垂装置２６のブレを防
止している。

懸垂装置２６は、エアシリンダ２５．２５の下端部並び
にシャフト３６．３６の下端部が取り付けられる平面板
２７と、平面板２７から下方に延びる支持ロッド２８．
２８と、下端部に吸着パッド２９を有する空気吸引用の
エアシリンダ３０と、支持ロッド２８．２８の下端部に
形成された凹部形状の回り止め３１．３１とで概略構成
されている。平面板２７の周縁部には側方に突出する検
知板部２７ａが形成されている。この検知板部２７ａは
、後述する検出手段３２を構成するものである。支持ロ
ッド２８．２８の下端部近傍は、プレ防止の横棒３３に
より連結されている。又、平面板２７の中央部にはエア
シリンダ３０の上端部が装着されている。エアシリンダ
３０は図示しない空気吸弓手段により吸着パッド２９の
空気を吸引してトルクコンバータ２の中央部を吸着する
。回り止め３１．３１には、トルクコンバータ２の周面
に突設された突起２ａ、　２ａが嵌合し、トルクコンバ
ータ２の回動を防止する。

検出手段３２は、前述の検知板部２７ａと、回転板２２
の下面側に突設されたセンサ３４により構成されている
、このセンサ３４は、例えば、センサ３４がら検知板部
２７ａに向かって光を照射する発光手段と、検知板部２
７ａで反射した光を受光する受光手段とで構成され、セ
ンサ３４は制御装置Ｃに接続されている。

尚、検出手段３２は、タッチセンサ等によって構成して
も良い。タッチセンサの場合は、平面板２７の下面側に
回転板２２から所定間隔離れた位置にタッチセンサを配
設して平面板２７と接触することにより検出信号を出力
するように構成しても良い。このセンサ３４は、平面板
２７が回転板２２から所定距離離れ、トルクコンバータ
２のスプライン穴２ｂにトランスミッション３のスプラ
イン軸３ａが完全に噛合し一〇− １〇− た時の間隔を検出するもので、トルクコンバータ２とト
ランスミッション３の完全な結合を検知した時に、制御
装置Ｃに検出信号を出力し、パルスモータ１Ｇ、２３の
回転を停止させる。これによって、懸垂装置２６の下降
と回動が停止する。

次に、本実施例の組立装置１の動作について説明する。

先ず、噛合筒部２ｃを下向きにした一つのトルクコンバ
ータ２がワーク支持台４に搬送され、スプライン軸３ａ
を上向きにした一つのトランスミッション３がワーク支
持台５に搬送される。　トルクコンバータ２とトランス
ミッション３の搬送完了は、ワーク支持竿４．５のセン
サにより検知される。センサの検出信号は制御装置Ｃに
送信され、制御装置Ｃからパルスモータ９に所定回転数
だけ回転するように命令信号が出力される。これによっ
て、スクリュロッド１０が所定方向に所定回転数だけ回
転し、ナツト部１２に駆動力が入力されてスライド板】
１がワーク支持台５の上方に移動する。スクリューロッ
ド１０が所定方向に所定回転数だけ回転したら、この信
号がパルスモータ９から制御装置Ｃに送信され、制御装
置Ｃからパルスモータ９に停止信号が出力されてパルス
モータ９が停止する。パルスモータ９の停止の後、制御
装置Ｃがら昇降装置１３のパルスモータ１６に対して所
定方向に所定回転数だけ回転させる駆動信号が送信され
、又、制御装置Ｃからパルスモータ２３に対して正逆方
向にゆっくり回動する駆動信号が送信される。これによ
って、パルスモータ１６が所定回転数回転し、ベルト１
６ｂの駆動によりナツト部１５が駆動され、スクリュー
ロッド１４が下降すると共に、歯車２３ａ、　２４を介
して回転板２２が左右に回動する。スクリューロッド１
４の下降によりガイドシャツ１−１７．１７がガイドブ
ツシュ１．８．１８に案内されて、昇降板１９が所定距
離だけ下降する。

昇降板１９がトランスミッション３に対してゆっくり下
降するとき、回転板２２が左右にゆっくり回転する。ト
ルクコンバータ２の噛合筒部２ｃがトランスミッション
３のスプライン軸３ａに当接すると、エアシリンダ２５
．２５の弾発付勢力により、噛合筒部２ｃがスプライン
軸３ａに軽く圧接され、回転板２２の回転により噛合筒
部２ｃがスプライン軸３ａに対して摺接回転する。噛合
筒部２ｃのスプライン穴２ｂに対してスプライン軸３ａ
がやがて一致すると、スプライン軸３ａにスプライン穴
２ｂが一致し、エアシリンダ２５．２５の付勢力により
スプライン軸３ａがスプライン穴２ｂの奥に進入する。

スプライン軸３ａとスプライン穴２ｂの一致により、パ
ルスモータ２３に抵抗がかかり、パルスモータ２３は停
止する。パルスモータ２３の停止を示す信号は制御装置
Ｃに送信され、制御装置Ｃからパルスモータ１６にスク
リューロッド１４を下降させる信号が送信される。パル
スモータ１Ｇの回転によりナツト部１５が回転し、スク
リューロッド１４が下降する。これによって、トルクコ
ンバータ２がトランスミッション３に向かって下降し、
検知板部２７ａがセンサ３４から離間する。トルクコン
バータ２がトランスミッション３に完全に噛合したら、
センサ３４から制御装置Ｃに対して検知板部２７ａがセ
ンサ３４から所定間隔離間したことを示す信号が送信さ
れ、制御装置Ｃはこのセンサ３４からの信号を受けて、
スクリューロッド１４を上昇させるようにパルスモータ
１６を所定回転数だけ逆回転させて、昇降板１９を通常
の高さに位置させる。昇降板１９を通常の高さに位置さ
せたら、パルスモータ１６から制御装置Ｃに送られる回
転数データにより制御装置Ｃからパルスモータ１６に回
転停止信号が送信されるとともに、スライドプレート１
１をワーク支持台４の上方に位置させるように、制御装
置Ｃからパルスモータ９に対して所定回転数だけ逆回転
させる駆動信号が送信される。パルスモータ９が所定回
転数だけ逆回転したら、パルスモータ９から制御装置Ｃ
に送信される回転数データにより制御装置Ｃからパルス
モータ９に回転停止信号が出力され、パルスモータ９が
停止する。これによって、組立装置１の１サイクルが終
了する。

（発明の効果）本発明にかかる自動変速機の組立装置は、以上説明した
構成から明らかなように、昇降装置の伸張により一方の
ワークを他方のワークに向けて下降させるとき、弾発付
勢手段が両者のスプライン継手同士を軽い押圧状態とす
る。従って、回動装置を回転させると、スプライン継手
のスプライン軸とスプライン穴が一致し、弾発付勢手段
の付勢力によって一方のワークは他方のワークの方に下
降する。一対のワークが完全に嵌合すると、回動装置の
センサにより一方のワークの下降が検出され、駆動装置
が停止すると共に、昇降装置が更に伸張し、一対のワー
クのスプライン継手が完全に結合する。これによって、
スプライン継手で結合される一対のワークを組付ける工
程を自動的に行なうことが出来、組み立て工程の短縮と
生産効率の向上を促進出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例にかかる組立装置の概略構成図
である。第２図は第１図の組立装置の主要部の拡大図である。第３図は第２図の側面構成を示した概略図である。第４図は一対のワークとしてのトルクコンバータ及びト
ランスミッションの説明図である。１・・・組立装置２・・・トルクコンバータ（一対のワークの一方）２ｂ
・・・スプライン穴（噛合部）、２ｃ・・・噛合筒部３
・・・トランスミッション（一対のワークの他方）３ａ
・・・スプライン軸（噛合部）４・・・ワーク支持台、５・・・ワーク保持台、６・・
・支柱７ａ、　７ｂ・・・梁、８・・・梁、８ａ・・・
ガイドレール９・・・パルスモータ、１ｏ・・・スクリ
ューロッド１１・・・スライドプレート、１２・・・ナ
ツト部１３・・・昇降装置、１４・・・スクリューロッ
ド１５・・・ナツト部、１６・・・パルスモータ１７・
・・ガイドシャフト、１８・・・ガイドブツシュ１９・
・・昇降板、２１・・・ローラ、２２・・・回転板（回
動部材）２３・・・パルスモータ（駆動装置）２３ａ・・・歯車（駆動装置）、２４・・・歯車（駆動
装置）２５・・・エアシリンダ（弾性付勢手段）２６・
・・懸垂装置、２７ａ・・・検知板部（検出手段）２９
・・・吸着バット、３１・・・回り止め３４・・・セン
サ（検出手段）第図第図

Claims

【特許請求の範囲】摺動自在に噛合する噛合部を各々備えた一対ワークのう
ち、一方のワークの噛合部を下向きとし、他方のワーク
の噛合部を上向きにセットして両者の噛合部を噛合させ
る組立装置であって、前記一方のワークを前記他方のワークの上方に懸垂する
懸垂装置を、上下方向に伸縮自在な弾性付勢部材により
懸垂し、この弾性付勢部材を上下方向に延びる軸を中心
に回動可能な回動部材に懸垂し、この回動部材を上下方
向に高さ調整可能な昇降装置に装着すると共に、この昇
降装置に前記回動部材を回動させる駆動装置を取付け、
前記回動部材に、前記懸垂装置が所定距離下降したとき
に、前記駆動手段に回動停止信号を出力すると共に前記
昇降装置に前記懸垂装置を下降させる下降信号を出力す
る下降検出手段を設けたことを特徴とする噛合部材の組
立装置。