JPH0492677A

JPH0492677A - 皮膚病治療器

Info

Publication number: JPH0492677A
Application number: JP21118390A
Authority: JP
Inventors: Tadahide Iwashita; 岩下　肇秀
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-08-07
Filing date: 1990-08-07
Publication date: 1992-03-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電解液の電気分解反応により生じたイオン、
ならびに直流電流の通電による！撃（電気ショック）を
利用した皮膚病、特に水虫等の微生物（たとえば、細菌
）由来の皮膚疾患の治療に有用な治療器に関する。

（従来の技術）水虫等の細菌由来の皮膚疾・患の治療方法としては、従
来、患部に薬剤を塗布する方法、あるいは最近では、患
部に紫外線や赤外線を照射して細菌を死滅させる方法な
どが用いられてきた。

（発明が解決しようとする課題）これら従来の治療法で疾患を完治させるためには、長期
にわたって継続して治療することが求められるため、時
間と手間が非常にかかり、さらに、人体に対して決して
無毒でない薬剤や照射線を用いるため、患部のみならず
、患部周囲の正常皮膚（組織）に損傷を与える等の副作
用の発症が懸念されていた。またこれら従来法で一時的
に症状が治癒したかにみえても、水虫の場合、通気が悪
く、しかも高温多湿の靴中の条件に再び患部をさらすと
、容易に症状が再発することも知られており、当該技術
分野では、水虫菌を患部周囲の正常皮膚に損傷を与える
ことなく、また症状の再発を誘発することの無いように
水虫を治療するための方法・装置が待望されているのが
実情である。従来の治療法において、水虫の完治の実現
が困難であった理由として、水虫菌（白廚菌）が寄生し
ている皮膚の深部にまで、薬剤成分が浸透せず、あるい
は照射光が患部全体に均等にしかも十分な量だけいきわ
たらないため皮膚表面あるいは皮下に繁殖している菌を
すべて死滅させることができなかったたためであると指
摘されていた。

（課題を解決するための手段）本発明は上述した従来技術の欠点を解消し、皮膚細胞の
深部にまで、電気分解反応により生じたイオン、ならび
に負荷した電流を浸透させることにより、細菌由来の皮
膚病、特に水虫の原因菌を死滅させて疾患を治療するた
めの装置を提供するものであり、その要旨とするところ
は、電解液２を収容するための容器１、直流電気を供給
するところの直流電源部３、該電源部３と電気的に接続
されて該容器の内部底面に付設された陽極５、及び前記
陽極から離間した容器１内に付設された陰極４、を有す
ることを特徴とする皮膚病治療器である。

電解液２としては、水でも使用可能であるが、電解液（
媒体）の電離度を増加させ、イオン発生量を高めるため
に、好ましくは適量の水に塩化ナトリウム等の電解質物
質を投与する。この場合、電気分解による有毒な塩素ガ
スの陽極からの顕著な発生を招かないためにも、塩化ナ
トリウムは、０．５ｇルを超えない程度の量を投与する
。

さらに、容器１は、電気分解による腐食を避けるために
、電気的に不導体の材質、例えばプラスチック等を用い
、また、最低でも踵の部分にまで電解液が浸かるだけの
大きさを確保する。

さらに、陽極５は、良導電性の金属またはカーボン等を
素材とした電極であり、足の裏面全体が載せられるだけ
の面積を有し、容器１の底面部に付設し、導線により、
電源部の子端子と接続する。

さらに、陰極４は、陽極５と同様に、良導電性の金属ま
たはカーボン等を素材とした電極であり、陽極５と直接
接触しないように離間し、容器１の内部側面に付設し、
導線により、電源部の一端子と接続する。

さらに、直流電源部３は、電源の大切のためのスイッチ
（図示せず）、及び電源として電圧０．０１〜１５Ｖを
画電極４．５に供給できる能力を有する乾電池、蓄電池
等を適用電圧に応じて選択して使用する。尚、通電時間
としては、疾患の程度、電解液の種類、適用電圧等によ
り変化するが、好ましくは約５〜約１５分間である。

（作用）本発明の皮膚病治療器に電解液２を注ぎ、水虫等の皮膚
病を患った足６を足の裏が陽極５に、好ましくは密着す
るような状態で、陽極５上に置き、直流電気を上述のよ
うに両極４．５に通電して電気分解反応を誘起させるこ
とにより、電解液中に陽イオンと陰イオンを発生させ、
該イオンが足６の皮膚表面にくまなく吸着、あるいは接
触するなどして化学的に作用する。

一方で、直流電流の一部が足６を介して陽極５から陰極
４に通電するため、足の皮膚表面に寄生する細菌にはマ
イナスの電気が帯電し、細菌の菌体には電気ショックが
付与され、細菌は死滅する。

さらに、電解液を塩化ナトリウム水溶液とすれば、電気
分解反応により、足６の裏に密着した陽極５から塩素ガ
スが発生し、直接患部に吸着、あるいは接触するなどし
て塩素ガス固有の殺菌作用、漂白作用、及び消毒作用に
よる疾患治療の相乗効果も期待できる。

（発明の効果）すなわち、本発明の皮膚病治療器は、下記のような作用
・効果を奏するものである。

（１）特別な治療用薬剤を一切必要とセずに、水、ある
いは安価で容易に入手しうる市販の塩化ナトリウム（食
塩）を水に少量添加した塩化ナトリウム水溶液を電解液
として用いるため、電解液の人体に対する毒性等の面で
は何らの問題も無く、また、使用後の器具の洗浄におい
ても特別な消毒措置も不要なので、取り扱い上、非常に
簡便である。

（２）直流電流部からの負荷電圧が、最大でも１５Ｖと
小さいため、上記した電圧範囲内であれば、人体に対す
る感電等による影響は全く無い。

（３）電気分解反応で生じたイオン（特に、塩素イオン
）の患部への吸着、接触等による殺菌作用、漂白作用、
及び消毒作用等の化学的作用、および足を介して通電す
る直流電気が菌体に電気ショックを付与して菌を死滅さ
せる物理的作用の相乗作用で、患部周囲の正常皮膚に損
傷を与えることなく、均一に患部を治療することができ
る。

（４）上記（１）〜（３）より、本発明の皮膚病治療器
によれば、皮膚表面に寄生している菌はもちろん、皮膚
の深部で寄生している菌をも化学的・物理的に確実に根
絶することができ、それにより、治癒後の疾患症状の再
発も解消し、さらには治療期間が飛躍的に短縮できる等
の幾多の優れた効果を呈するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の皮膚病治療器の使用状態を示す斜視
図である。第２図は、第１図の中央縦断面図である。１・・・・・・容器、２・・・・・・電解液、３・・・
・・・直流電源部、４・・・・・・陰極、訃・・・・・
陽極、６・・・・・・足。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電解液を収容するための容器、直流電気を供給す
るところの直流電源部、該電源部と電気的に接続されて
該容器の内部底面に付設された陽極、及び前記陽極から
離間した容器内に付設された陰極、を有することを特徴
とする皮膚病治療器。
（２）前記電解液が、塩化ナトリウム水溶液である請求
項１に記載の皮膚病治療器。