JPH049222A - 溝開口の加工方法およびその加工装置 - Google Patents

溝開口の加工方法およびその加工装置

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JPH049222A
JPH049222A JP11289190A JP11289190A JPH049222A JP H049222 A JPH049222 A JP H049222A JP 11289190 A JP11289190 A JP 11289190A JP 11289190 A JP11289190 A JP 11289190A JP H049222 A JPH049222 A JP H049222A
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JP
Japan
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groove
opening
sphere
key
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP11289190A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miyaji
武志 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JPH049222A publication Critical patent/JPH049222A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、溝開口の加工方法およびその加工装置に関す
る。
〈従来の技術〉 例えば、圧延機のロール軸端を支持する軸受装置などで
は、組立を容易にするためにロール軸端に対して軸受装
置の内輪を正隙間を持つように装着しているとともに、
前記隙間により起こりうるロール軸端と内輪との相対滑
り、すなわちクリープが原因となる損傷を防止するため
に前記両者の嵌め合い面に潤滑剤を介入させている。
また、前述のような構造において、両者の嵌め合い面に
潤滑剤を保有しやすくするために、軸受装置の内輪内周
面に螺旋状の溝を形成し、この溝を潤滑剖溜りとするよ
うにしている。この溝は、例えば断面はぼU字形に形成
されており、溝開口は、尖鋭になっている。
〈発明が解決しようとする!l!題〉 ところで、内輪内周面に尖鋭な開口を持つ溝を形成して
いると、ロール軸端と内輪とが相対的に滑ったときに、
尖鋭な溝開口によりロール軸端外周面に形成されている
潤滑剤の膜をかきとることがあり、甚だしい場合にはロ
ール軸端外周面にひっかき傷(かじり)が付くことがあ
る。
そこで、本件出願人は、第5図に示すように、溝60の
尖鋭な開口をテーバ状に削る面取り処理を行ったが、こ
のような面取りを施しても、やはり溝60の存在する面
61とテーパ状面取り62との接続部分は依然として尖
鋭なまま残るため、ひっかき防止に効果がない。
本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもので、溝
開口によるひっかきを防ぎ、相手部材への損傷を防止す
ることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
第1の発明にかかる溝開口の加工方法は、溝の開口に対
して該溝幅よりも大きな球体を押圧した状態で、この球
体を前記溝に沿って転動させることにより、溝開口を塑
性変形させることに特徴を有する。
第2の発明にかかる溝開口の加工装置は、環状ワークの
周面に形成された溝の開口を加工するものであって、球
体と、押圧手段とを有し、前記球体は、直径が前記溝の
開口幅よりも大きなものであり、前記押圧手段は、前記
溝開口に前記球体を押圧させるものであることに特徴を
有する。
第3の発明にかかる溝開口の加工装置は、内周面に周方
向に連続する溝が形成された環状ワークの該溝開口を加
工するものであって、二個の球と、一対の軸体と、一対
のキーと、ばね部材とを有しており、前記球は、その直
径が環状ワークの溝幅よりも大きなものであり、前記一
対の軸体は、環状ワークの内孔部分で軸端部分を離して
対向させるように同軸状に配されるものであり、前記キ
ーは、前記一対の軸体において対向する軸端部分の間に
挟まれるもので、前記球それぞれの回転座となるキー溝
を有するものであり、前記ばね部材は、前記一対の軸体
のうちの一方を他方に付勢することにより、キーおよび
球を前記環状ワークの溝開口に押圧させるものであるこ
とに特徴を有する。
く作用〉 第1の発明では、尖鋭な溝開口を球体で塑性変形させて
丸(するので、この溝を有する面に他の部材を摺接させ
ても、溝開口でのひっかきが起こらなくなる。
そして、第2.第3の発明によって、上記溝開口の加工
が実現される。特に、第3の発明では、一対の軸体と環
状ワークとを相対的に回転させることにより、球体を溝
に沿って転動させることができるので、加工作業が簡単
で済む。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図ないし第4図に本発明の一実施例を示している。
第1図は溝開口の加工装置を示す縦断面図である。図中
、1は支持軸、2は固定軸、3は可動軸、4は二つのキ
ー、5は二つの鋼球、6は環状ワークとしての内輪、7
は保持枠、8はばね部材としての円筒コイルばねである
。なお、固定軸2と可動軸3が、請求項(3)に記載の
一対の軸体に相当する。
具体的には、支持軸1は、水平配置された基台9上に垂
直に立設されており、上端外周面にはねし部が形成され
ている。
固定軸2および可動軸3は、若干長さが異なるが同形状
のものであって、それぞれ一端に四つの面を持つ角錐部
2a、3aが形成されている。そして、固定軸2は角錐
部2aが上を向くよう支持軸1に挿通されて基台9上に
搭載されており、可動軸3も角錐部3aが下を向くよう
支持軸1に挿通されて固定軸2上にそれと対向するよう
に配置されている。
キー4は、平面視はぼ長方形で側面視はぼ台形に形成さ
れたものであって、幅広の平面部分には長手方向に連続
する断面はぼU字形のキー溝4aが形成されている。こ
のキー4は、固定軸2の角錐部2aの180@対間する
二面と可動軸3の角錐部3aの180°対向する二面と
の間にそれぞれ挟まれていて、キー溝4aが外側に向い
た状態になっている。
鋼球5は、第2図に示すように、直径Rが内輪6の溝6
aの溝幅lよりも大きく設定されたものであって、キー
4のキー溝りa内に転動可能に受けられる。この鋼球5
の直径Rは、溝6aの溝幅lの約3〜5倍に設定される
のが好ましい。
内輪6は、図示するように複列円錐ころ軸受用の内輪で
あって、内周面に螺旋状の1116aが刻設されている
保持枠7は、二枚の環状板7a、7bを平行な状態のま
ま離間間隔を任意に可変できるようにボルトナツト7C
で結合したものであって、前記二枚の環状板7a、7b
間に内輪6を挟んで保持するものである。
円筒コイルばね8は、支持軸1に装着された可動軸3の
上面と、支持軸lのねじ部に螺合されたナツト10によ
って抜は止めされた押さえ板11との間に適当な圧縮状
態で介装されるものであって、この円筒コイルばね8の
ばね力は可動軸3に対してそれを下向きに付勢するよう
にかかる。この下向きのばね力は、固定軸2および可動
軸3の両角雄部2a、3aとキー4との協働でもって鋼
球5から溝6a開口に対する押圧力にと変換される。
なお、上記構成において、一対の固定軸2および可動軸
3.キー49円筒コイルばね8が、請求項(2)に記載
の押圧手段に相当する。
この加工装置に対して内輪6をセットする手順を説明す
る。
■ 支持軸1に対して固定軸2を装着する。
■ 内輪6を保持枠7に保持させる。
■ この保持枠7を固定軸2と同心となるように浮かせ
た状態にて配して内輪6の下端側内周面を固定軸2の角
錐部2aに対向させる。
■ 内輪6の内孔部分に二つのキー4を180@対向す
るよう挿入配置し、キー4を固定軸2の角錐部2a上に
位置させる。
■ キー4のキー溝4aと内輪6の内周面との対向隙間
に鋼球5をそれぞれ入れる。
■ 支持軸1に可動軸3を挿入するとともに円筒コイル
ばね8を装着し、可動軸3の角錐部3aをキー4に押し
付けるとともに、鋼球5を内輪6の溝6a開口に位置さ
せる。
■ 支持軸l上端のナツト10を締め込んで円筒コイル
ばね8を適当量圧縮させる。すると、可動軸3が下方向
に押圧されて、その押圧力でもってキー4および鋼球5
が内輪6の内周面側へ押されることになり、鋼球5が内
輪6の溝6a開口に押しつけられる。なお、この鋼球5
およびキー4の突っ張り作用により、保持枠7が支持軸
1に支持されることになる。
このようにした後は、保持枠7全体を支持軸1周りに回
転させることにより、il$6の開口の加工を行うので
ある。つまり、保持枠7を回転させると、相対的には内
輪6のm6aに沿って鋼球5が転動することになり、鋼
球5によって1l163の開口の尖鋭部分が、第3図に
示すように、塑性変形されて丸くなる。この加工を行っ
た溝6aの開口形状を測定した結果を第4図に示してい
る。この図から判るように、溝6aの開口は連続的にゆ
るやかな丸みが付いているとともに、内輪6の内周面と
溝6aとの接続部分が滑らかに接続していることが判る
。この測定における各条件は、次のとおりである。
内輪6の素材:SNCM81.S 鋼球5の素材:5UJ2 内輪6の内径:50mm 溝6aの溝幅1:  3mm 鋼球5の直径R:15mm 可動軸3に対する押圧カニ200kgfところで、本発
明での加工対象は上記実施例で説明した軸受装置の内輪
のみに限定されず、種々なものが考えられる。また、上
記実施例では内輪6の内周面に形成される溝6aを加工
する場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定され
ず、例えば円筒部材の外周面に形成される溝について加
工を施すこともできる。
〈発明の効果さ 以上説明したように、本発明によれば、溝開口の尖鋭部
分を丸くできるので、溝開口によるひっかきが起こらず
に済み、油膜のかきとりゃ相手部材への損傷を防止でき
るようになる。
また、本発明の加工装置では、球体と溝を有する環状ワ
ークとを相対回転させるだけでよいので簡単かつ短時間
での処理が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例に係り、第1図
は溝開口の加工装置を示す縦断面図、第2図は溝に対し
て鋼球を当てた状態を示す拡大図、第3図は加工後の溝
形状を示す拡大断面図、第4図は溝開口の測定結果を示
す図である。また、第5図は従来技術による加工後の溝
形状を示す拡大断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溝の開口に対して該溝幅よりも大きな球体を押圧
    した状態で、この球体を前記溝に沿って転動させること
    により、溝開口を塑性変形させることを特徴とする溝開
    口の加工方法。
  2. (2)環状ワークの周面に形成された溝の開口を加工す
    る装置であって、 球体と、押圧手段とを有し、 前記球体は、直径が前記溝の開口幅よりも大きなもので
    あり、 前記押圧手段は、前記溝開口に前記球体を押圧させるも
    のである ことを特徴とする加工装置。
  3. (3)内周面に周方向に連続する溝が形成された環状ワ
    ークの該溝開口を加工する装置であって、二個の球と、
    一対の軸体と、一対のキーと、ばね部材とを有し、 前記球は、その直径が環状ワークの溝幅よりも大きなも
    のであり、 前記一対の軸体は、環状ワークの内孔部分で軸端部分を
    離して対向させるように同軸状に配されるものであり、 前記キーは、前記一対の軸体において対向する軸端部分
    の間に挟まれるもので、前記球それぞれの回転座となる
    キー溝を有するものであり、前記ばね部材は、前記一対
    の軸体のうちの一方を他方に付勢することにより、キー
    および球を前記環状ワークの溝開口に押圧させるもので
    あることを特徴とする加工装置。
JP11289190A 1990-04-27 1990-04-27 溝開口の加工方法およびその加工装置 Pending JPH049222A (ja)

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JP11289190A Pending JPH049222A (ja) 1990-04-27 1990-04-27 溝開口の加工方法およびその加工装置

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JP (1) JPH049222A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105411A (en) * 1996-06-25 2000-08-22 Moriya Iron Works, Co., Ltd. Surface smoothing system
US6212927B1 (en) * 1998-09-25 2001-04-10 Seagate Technology Llc Acutuator assembly debris reduction

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105411A (en) * 1996-06-25 2000-08-22 Moriya Iron Works, Co., Ltd. Surface smoothing system
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