JPH0492199A - 低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方法 - Google Patents
低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方法Info
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- JPH0492199A JPH0492199A JP20645990A JP20645990A JPH0492199A JP H0492199 A JPH0492199 A JP H0492199A JP 20645990 A JP20645990 A JP 20645990A JP 20645990 A JP20645990 A JP 20645990A JP H0492199 A JPH0492199 A JP H0492199A
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方
法に関するものである。
法に関するものである。
LNGやLPGなどを貯蔵する低温二重殻貯槽として、
従来では基礎スラブを基礎グラウンド上に所定の放冷用
通風空間を空けて高床構造に構築するものが多く建造さ
れて来た。この構造では基礎スラブ及びそれをグラウン
ドに支持する多数の杭が大型化することから、最近では
基礎スラブを基礎グラウンドに密着させた非高床構造の
ものも建造されている。尚、この非高床構造の場合、基
礎グラウンドの凍結防止の為基礎スラブ中に電気ヒータ
が設けられる。
従来では基礎スラブを基礎グラウンド上に所定の放冷用
通風空間を空けて高床構造に構築するものが多く建造さ
れて来た。この構造では基礎スラブ及びそれをグラウン
ドに支持する多数の杭が大型化することから、最近では
基礎スラブを基礎グラウンドに密着させた非高床構造の
ものも建造されている。尚、この非高床構造の場合、基
礎グラウンドの凍結防止の為基礎スラブ中に電気ヒータ
が設けられる。
一方、低温二重殻貯槽では、内槽には蒸発LNGなどの
ガス圧による荷重が作用し、地震時には地震荷重も作用
することから、これらの荷重に対する補強構造として内
槽の外周部には約1〜2mピッチでアンカーストラップ
が設けられ、これら多数のアンカーストラップを介して
内槽の下部が基礎スラブに固定される。
ガス圧による荷重が作用し、地震時には地震荷重も作用
することから、これらの荷重に対する補強構造として内
槽の外周部には約1〜2mピッチでアンカーストラップ
が設けられ、これら多数のアンカーストラップを介して
内槽の下部が基礎スラブに固定される。
上記非高床構造の低温二重殻貯槽のアンカーストラップ
を定着するのに、従来では例えば第7図に示すように基
礎スラブ100の構築時にアンカーストラップ101の
下端部をアンカー用ブラケット102に固着し、アンカ
ーストラップ101の下端部とアンカー用ブラケット1
02とを基礎スラブ100中に埋設して固定し、アンカ
ーストラップ101の上部は図示外の拘束部材などを介
してその後建造される内槽103と干渉しないように位
置拘束し、内槽103の建造後にアンカーストラップ1
01の上端部を内槽103に溶接により固定していた。
を定着するのに、従来では例えば第7図に示すように基
礎スラブ100の構築時にアンカーストラップ101の
下端部をアンカー用ブラケット102に固着し、アンカ
ーストラップ101の下端部とアンカー用ブラケット1
02とを基礎スラブ100中に埋設して固定し、アンカ
ーストラップ101の上部は図示外の拘束部材などを介
してその後建造される内槽103と干渉しないように位
置拘束し、内槽103の建造後にアンカーストラップ1
01の上端部を内槽103に溶接により固定していた。
或いは、アンカーストラップ1.0 Iの下半部のみを
基礎スラブ100の構築時に上記同様に基礎スラブ10
0に固定的に設け、内槽103建造後にアンカーストラ
ップ101の上半部を配設してその上端部を内槽103
に溶接で固定するとともに、その下端部をアンカースト
ラップ101の下半部の上端部に溶接接合する方法も採
用されていた。尚、符号104は外槽である(例えば特
開昭57−116998号公報参照)。
基礎スラブ100の構築時に上記同様に基礎スラブ10
0に固定的に設け、内槽103建造後にアンカーストラ
ップ101の上半部を配設してその上端部を内槽103
に溶接で固定するとともに、その下端部をアンカースト
ラップ101の下半部の上端部に溶接接合する方法も採
用されていた。尚、符号104は外槽である(例えば特
開昭57−116998号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題]
上記のように、基礎スラブの構築時にアンカーストラン
プを固定的に設は場合には、内槽の建造時にアンカース
トラップが工事の邪魔になること、内槽の建造時にアン
カーストラップを曲げるなどして損傷しやすいこと、ア
ンカーストランプの上端部を内槽に溶接接合するためア
ンカーストラップの鋼材として内槽と同し低温用鋼材を
用いなければならないこと、アンカーストラップは貯槽
使用状態では低温収縮によりブリテンション状態に保持
することが望ましいがアンカーストランプをストレート
に緩みなくぴったり固定するのが難しいこと、などの問
題がある。
プを固定的に設は場合には、内槽の建造時にアンカース
トラップが工事の邪魔になること、内槽の建造時にアン
カーストラップを曲げるなどして損傷しやすいこと、ア
ンカーストランプの上端部を内槽に溶接接合するためア
ンカーストラップの鋼材として内槽と同し低温用鋼材を
用いなければならないこと、アンカーストラップは貯槽
使用状態では低温収縮によりブリテンション状態に保持
することが望ましいがアンカーストランプをストレート
に緩みなくぴったり固定するのが難しいこと、などの問
題がある。
本発明の目的は、籠単にしかも精度よくアンカーストラ
ップを固定し得るような低温二重殻貯槽のアンカースト
ラップ定着方法を提供することである。
ップを固定し得るような低温二重殻貯槽のアンカースト
ラップ定着方法を提供することである。
本発明に係る低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着
方法は、内槽と外槽とこれら両槽を支持する基礎スラブ
とを備え基礎スラブを基礎グラウンドに密着させた構造
の低温二重殻貯槽における内槽を基礎スラブに固定する
アンカーストラップを定着する方法であって、基礎グラ
ウンドの造成時に各アンカーストランプに対応する位置
にアンカーストラップ定着工事用のピットを凹設し、基
礎スラブの構築時に各アンカーストラップに対応する位
置で基礎スラブにアンカーストラップを挿通させる挿通
部を形成し、内槽の少なくとも下部の建造後各挿通部に
アンカーストラップを挿通状に配設し、アンカーストラ
ップの上端部を内槽に固定するとともに上記ピットを活
用して工事を行うことによりアンカーストラップの下端
部を基礎スラブに固定するものである。
方法は、内槽と外槽とこれら両槽を支持する基礎スラブ
とを備え基礎スラブを基礎グラウンドに密着させた構造
の低温二重殻貯槽における内槽を基礎スラブに固定する
アンカーストラップを定着する方法であって、基礎グラ
ウンドの造成時に各アンカーストランプに対応する位置
にアンカーストラップ定着工事用のピットを凹設し、基
礎スラブの構築時に各アンカーストラップに対応する位
置で基礎スラブにアンカーストラップを挿通させる挿通
部を形成し、内槽の少なくとも下部の建造後各挿通部に
アンカーストラップを挿通状に配設し、アンカーストラ
ップの上端部を内槽に固定するとともに上記ピットを活
用して工事を行うことによりアンカーストラップの下端
部を基礎スラブに固定するものである。
本発明に係る低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着
方法においては、上記のように、基礎グラウンドの造成
時にアンカーストラップ定着工事用のピットを凹設し、
基礎スラブの構築時に基礎スラブにアンカーストラップ
を挿通させる挿通部を形成し、内槽の少なくとも下部建
造後アンカーストラップを挿通部に挿通させ、その上端
部を内槽に固定するとともに、ピットを活用して工事を
行うことによりアンカーストラップの下端部を基礎スラ
ブに固定する。
方法においては、上記のように、基礎グラウンドの造成
時にアンカーストラップ定着工事用のピットを凹設し、
基礎スラブの構築時に基礎スラブにアンカーストラップ
を挿通させる挿通部を形成し、内槽の少なくとも下部建
造後アンカーストラップを挿通部に挿通させ、その上端
部を内槽に固定するとともに、ピットを活用して工事を
行うことによりアンカーストラップの下端部を基礎スラ
ブに固定する。
このように、内槽の少なくとも下部建造後にアンカース
トラップを配設して固定できるので、内槽の建造時にア
ンカーストラップが邪魔にならず、アンカーストラップ
を損傷することもない。アンカーストラップを固定する
まではアンカーストラップを上下に移動できるので、ア
ンカーストラップの上端部を内槽に固定するのに溶接接
合の代わりに係止機構を採用できる。従って、アンカー
ストラップの材質を自由に選定できる。
トラップを配設して固定できるので、内槽の建造時にア
ンカーストラップが邪魔にならず、アンカーストラップ
を損傷することもない。アンカーストラップを固定する
まではアンカーストラップを上下に移動できるので、ア
ンカーストラップの上端部を内槽に固定するのに溶接接
合の代わりに係止機構を採用できる。従って、アンカー
ストラップの材質を自由に選定できる。
加えて、アンカースドラ・ノブとして変形したりしてい
ないストレートのものを配設し、その上端部を固定後、
その下端部をピット内で工事を行うことにより基礎スラ
ブに固定できるので、アンカーストラップを高精度に緩
みのない状態でぴったり固定することが出来、必要に応
じてアンカーストラップの低温収縮を利用して、アンカ
ーストラップにブリテンションを与えることができる。
ないストレートのものを配設し、その上端部を固定後、
その下端部をピット内で工事を行うことにより基礎スラ
ブに固定できるので、アンカーストラップを高精度に緩
みのない状態でぴったり固定することが出来、必要に応
じてアンカーストラップの低温収縮を利用して、アンカ
ーストラップにブリテンションを与えることができる。
本発明に係る低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着
方法によれば、上記〔作用〕の項で説明したように、内
槽構造時にアンカーストラップが邪魔になるのを解消で
き、アンカーストラップの損傷を防ぐことが出来、アン
カーストラップの上端部を内槽に溶接ではなく係止機構
で固定することが可能となり溶接による内槽への悪影響
を解消でき、且つアンカーストラップの材質選定の自由
度を高めることが出来、アンカーストラップを高精度に
緩みのない状態でぴったりと固定することが出来、さら
に必要に応じてアンカーストラップの低温収縮を利用し
てアンカーストラップにブリテンションを与えることが
出来、アンカーストラップの性能を高めることが出来る
。
方法によれば、上記〔作用〕の項で説明したように、内
槽構造時にアンカーストラップが邪魔になるのを解消で
き、アンカーストラップの損傷を防ぐことが出来、アン
カーストラップの上端部を内槽に溶接ではなく係止機構
で固定することが可能となり溶接による内槽への悪影響
を解消でき、且つアンカーストラップの材質選定の自由
度を高めることが出来、アンカーストラップを高精度に
緩みのない状態でぴったりと固定することが出来、さら
に必要に応じてアンカーストラップの低温収縮を利用し
てアンカーストラップにブリテンションを与えることが
出来、アンカーストラップの性能を高めることが出来る
。
しかも、このアンカーストラップ定着方法は、ピット及
び挿通部を設けるという簡単な準備工程しか必要としな
いので、容易、経済的に実施できる。
び挿通部を設けるという簡単な準備工程しか必要としな
いので、容易、経済的に実施できる。
〔実施例]
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。
。
最初に、LNG貯蔵用の低温二重殻貯槽の構造について
説明する。
説明する。
第1図に示すように、この低温用二重殻貯槽Tにおいて
は、基礎グラウンド1上に密着状にコンクリート製の基
礎スラブ2が多数の抗3で支持して設けられ、基礎スラ
ブ2上に設けられた鋼板製ライナ4上に環状の軽量コン
クリート等5と多層に積層した泡ガラス等6からなる保
冷材7が設けられ、保冷材7上に9%Ni鋼板製又はア
ルミニウム合金製の内層8が設けられ、内層8の外側を
所定厚さの断熱層9を空けて囲繞するように銅板製ライ
ナ10と所定厚さのプレストレスコンクリート層11と
からなる外槽12が基礎スラブ2上に設けられ、上記断
熱層9は断熱性に優れる粒状のパーライトで構成され、
内槽8下部の外周部に約1〜2mピッチでアンカースト
ラップ20が設けられ、内槽8の下部はこれら多数のア
ンカーストラップ20により基礎スラブ2に固定されて
いる。尚、基礎スラブ内には基礎グラウンド1の凍結を
防止する為の電気ヒータ13が埋設状に設けられている
。
は、基礎グラウンド1上に密着状にコンクリート製の基
礎スラブ2が多数の抗3で支持して設けられ、基礎スラ
ブ2上に設けられた鋼板製ライナ4上に環状の軽量コン
クリート等5と多層に積層した泡ガラス等6からなる保
冷材7が設けられ、保冷材7上に9%Ni鋼板製又はア
ルミニウム合金製の内層8が設けられ、内層8の外側を
所定厚さの断熱層9を空けて囲繞するように銅板製ライ
ナ10と所定厚さのプレストレスコンクリート層11と
からなる外槽12が基礎スラブ2上に設けられ、上記断
熱層9は断熱性に優れる粒状のパーライトで構成され、
内槽8下部の外周部に約1〜2mピッチでアンカースト
ラップ20が設けられ、内槽8の下部はこれら多数のア
ンカーストラップ20により基礎スラブ2に固定されて
いる。尚、基礎スラブ内には基礎グラウンド1の凍結を
防止する為の電気ヒータ13が埋設状に設けられている
。
上記アンカーストラップ20を内槽8と基礎スラブ2と
に固定する構造について説明する。
に固定する構造について説明する。
第2図・第3図に示すように、上記各アンカーストラッ
プ20の上端部に対応する位置において、内槽の側板の
外面には内槽材料と同材質の左右1対の小判状の係止板
21が所定間隔空けて溶接にて固着され、各係止板21
にはその上方まで延びる受具22が立向きに固着され、
低温用鋼板製のアンカーストラップ20の上端部は正面
視T形に形成され、その左右両端部の被係止部20aが
左右の係止板21の上端に薄金属板製のスペーサ23を
介して夫々支持され、左右の被係止部20aの外面を左
右の受具22で夫々拘束した状態でアンカーストラップ
20の上端部が内槽8の側板8aに係止される。
プ20の上端部に対応する位置において、内槽の側板の
外面には内槽材料と同材質の左右1対の小判状の係止板
21が所定間隔空けて溶接にて固着され、各係止板21
にはその上方まで延びる受具22が立向きに固着され、
低温用鋼板製のアンカーストラップ20の上端部は正面
視T形に形成され、その左右両端部の被係止部20aが
左右の係止板21の上端に薄金属板製のスペーサ23を
介して夫々支持され、左右の被係止部20aの外面を左
右の受具22で夫々拘束した状態でアンカーストラップ
20の上端部が内槽8の側板8aに係止される。
上記アンカーストラップ20を図示のように傾斜状に配
設して、その下端部を基礎スラブ2に固定する為、各ア
ンカーストラップ20に対応する位置において、第4図
〜第6図に示すように基礎スラブ2の下面側にはブラケ
ット収容凹部24が凹設され、このブラケット収容凹部
24の位置において基礎スラブ2に鋼製の角筒25を立
向貫通状に埋設してなる挿通部26が設けられ、この挿
通部26の下端部には第1ベース板27が設けられ、上
方より挿通部26へ挿通されたアンカーストラップ20
の下端部は、第1ベース板27とこの第1ベース板27
の下面に重ね合わせた第2ベース板28と1対のブラケ
ット板29・30を介して基礎スラブ2に固定される。
設して、その下端部を基礎スラブ2に固定する為、各ア
ンカーストラップ20に対応する位置において、第4図
〜第6図に示すように基礎スラブ2の下面側にはブラケ
ット収容凹部24が凹設され、このブラケット収容凹部
24の位置において基礎スラブ2に鋼製の角筒25を立
向貫通状に埋設してなる挿通部26が設けられ、この挿
通部26の下端部には第1ベース板27が設けられ、上
方より挿通部26へ挿通されたアンカーストラップ20
の下端部は、第1ベース板27とこの第1ベース板27
の下面に重ね合わせた第2ベース板28と1対のブラケ
ット板29・30を介して基礎スラブ2に固定される。
上記アンカーストラップ20は、貯溜したLNGが蒸発
したLNGガスのガス圧で内槽8に作用する荷重及び地
震発生時に内槽8に作用する荷重に対抗して内槽8の下
部を基礎スラブ2に強固に固定する為のもので、LNG
を貯溜した状態においては低温収縮による張力でアンカ
ーストラップ20はブリテンション状態に保持されるよ
うになっている。
したLNGガスのガス圧で内槽8に作用する荷重及び地
震発生時に内槽8に作用する荷重に対抗して内槽8の下
部を基礎スラブ2に強固に固定する為のもので、LNG
を貯溜した状態においては低温収縮による張力でアンカ
ーストラップ20はブリテンション状態に保持されるよ
うになっている。
次に、上記低温二重殻貯槽Tの建造時にアンカーストラ
ンプ20を内槽8と基礎スラブ2とに定着(所定の位置
関係を維持しつつ固定する)方法について説明する。
ンプ20を内槽8と基礎スラブ2とに定着(所定の位置
関係を維持しつつ固定する)方法について説明する。
先ず、基礎グラウンド1の造成時に、第1図に示すよう
に、各アンカーストラップ20に対応する位置に、アン
カーストラップ20の下端部を基礎スラブ2に固定する
作業を行うのに適した所定サイズの工事用のピット31
を凹設する。尚、このピット31には外部から作業者が
出入りする為の出入口31aが設けられている。
に、各アンカーストラップ20に対応する位置に、アン
カーストラップ20の下端部を基礎スラブ2に固定する
作業を行うのに適した所定サイズの工事用のピット31
を凹設する。尚、このピット31には外部から作業者が
出入りする為の出入口31aが設けられている。
次に、基礎スラブ2の構築時に、各アンカーストラップ
20に対応する位置で挿通部26及び収容凹部24を形
成する。この場合、基礎スラブ2のコンクリート打設前
に角筒25及び第1ベース板27を所定位置に配設固定
後コンクリートを打設することになる。
20に対応する位置で挿通部26及び収容凹部24を形
成する。この場合、基礎スラブ2のコンクリート打設前
に角筒25及び第1ベース板27を所定位置に配設固定
後コンクリートを打設することになる。
次に、内槽8の建造完了後、各アンカースドラ・ノブ2
0の下部を対応する挿通部26に挿通させ、アンカース
トラップ20の上端部を前記係止板21と被係止部20
aと受具22とスペーサ23とからなる係止機構を介し
て内槽8の側板8aに固定し、その後作業者が工事用ピ
ット31に入り、アンカーストラップ20の下端部を基
礎スラブ2に固定する。尚、アンカーストラップ20の
上端部は係止機構を介さずに溶接接合にて内槽8に固定
することも可能である。
0の下部を対応する挿通部26に挿通させ、アンカース
トラップ20の上端部を前記係止板21と被係止部20
aと受具22とスペーサ23とからなる係止機構を介し
て内槽8の側板8aに固定し、その後作業者が工事用ピ
ット31に入り、アンカーストラップ20の下端部を基
礎スラブ2に固定する。尚、アンカーストラップ20の
上端部は係止機構を介さずに溶接接合にて内槽8に固定
することも可能である。
補足説明すると、アンカーストラップ20の下部を挿通
部26に挿通させるとき、アンカーストラップ20は第
1ヘース板26の通孔に挿通され、その後第2ヘース板
28を下方より持ち上げてアンカーストラップ20を第
2ベース板28の通孔に挿通させて第2ヘース板28を
第1ヘース板27に重ね合わせ、第2ベース板28の外
周部を第1ベース板27に溶接接合する。それから、1
対のブラケット29・30をアンカーストラップ20と
第2ベース板28とに溶接接合する。
部26に挿通させるとき、アンカーストラップ20は第
1ヘース板26の通孔に挿通され、その後第2ヘース板
28を下方より持ち上げてアンカーストラップ20を第
2ベース板28の通孔に挿通させて第2ヘース板28を
第1ヘース板27に重ね合わせ、第2ベース板28の外
周部を第1ベース板27に溶接接合する。それから、1
対のブラケット29・30をアンカーストラップ20と
第2ベース板28とに溶接接合する。
但し、アンカーストラップ20を挿通しないうちに、予
め第2ベース板28とブラケット29・30を溶接接合
しておいて、アンカーストラップ20を挿通部26と第
1及び第2ベース板27・280通孔と両ブラケット2
9・30間の隙間とに挿通させてアンカーストラップ2
0をブラケット29・30に溶接接合してもよい。尚、
アンカーストラップ20をブラケット29・30に溶接
するときにアンカーストラップ20を下方へ少し引張っ
た状態に保持して溶接することも有り得る。
め第2ベース板28とブラケット29・30を溶接接合
しておいて、アンカーストラップ20を挿通部26と第
1及び第2ベース板27・280通孔と両ブラケット2
9・30間の隙間とに挿通させてアンカーストラップ2
0をブラケット29・30に溶接接合してもよい。尚、
アンカーストラップ20をブラケット29・30に溶接
するときにアンカーストラップ20を下方へ少し引張っ
た状態に保持して溶接することも有り得る。
尚、上記アンカーストラップ20の定着作業は、内槽8
に水を充填して行う水張り試験時に内槽8が液圧で変形
した状態のときに行うようにしてもよい。
に水を充填して行う水張り試験時に内槽8が液圧で変形
した状態のときに行うようにしてもよい。
次に、上記アンカーストラップ20の固定完了後に、ピ
ット31を土砂やコンクリートで埋め戻すものとする。
ット31を土砂やコンクリートで埋め戻すものとする。
但し、ピント31の外周壁部をコンクリート等で十分な
強度に構成した場合には上記埋戻しは省略してもよい。
強度に構成した場合には上記埋戻しは省略してもよい。
このように、上記アンカーストラップの定着方法では、
基礎グラウンド1に工事用ピット31を凹設し、基礎ス
ラブ2に挿通部26を設けるという簡単な準備をするだ
けで、簡単かつ経済的に実施することが出来る。
基礎グラウンド1に工事用ピット31を凹設し、基礎ス
ラブ2に挿通部26を設けるという簡単な準備をするだ
けで、簡単かつ経済的に実施することが出来る。
尚、上記アンカーストラップ20を内槽8に固定する時
期は、アンカーストラップ20が固定される内槽8の少
なくとも下部が建造された時期でもよい。
期は、アンカーストラップ20が固定される内槽8の少
なくとも下部が建造された時期でもよい。
尚、上記貯槽Tの外槽12はプレストレスコンクリート
層11を有していない1枚の鋼板構造であってもよい。
層11を有していない1枚の鋼板構造であってもよい。
尚、本発明はLNG用低温二重殻貯槽以外に、LPGな
ど種々の低温液体を貯溜する二重殻貯槽のアンカースト
ラップに対しても適用することが出来る。
ど種々の低温液体を貯溜する二重殻貯槽のアンカースト
ラップに対しても適用することが出来る。
図面の第1図〜第6図は本発明の実施例に係るもので、
第1図はLNG用低温二重殻貯槽の縦断面図、第2図は
第1図■矢視図、第3図は第2図H1−I線断面図、第
4図は挿通部の周辺部の拡大断面部、第5図は第4図V
−v線断面図、第6図は第4図■矢視図、第7図は従来
技術に係る第4図相当図である。 1・・基礎グラウンド、 8・・内槽、 12・ −ストランプ、 21 具、 25・・角筒、 28・・第2ヘース板、 ット、 31・ ・ピント。 2・・基礎スラブ、 ・外槽、 20・・アンカ ・・係止板、 22・・受 26・・挿通部、 29・30・・ブラケ 特許出願人 川崎重工業株式会社第 図 又
第1図はLNG用低温二重殻貯槽の縦断面図、第2図は
第1図■矢視図、第3図は第2図H1−I線断面図、第
4図は挿通部の周辺部の拡大断面部、第5図は第4図V
−v線断面図、第6図は第4図■矢視図、第7図は従来
技術に係る第4図相当図である。 1・・基礎グラウンド、 8・・内槽、 12・ −ストランプ、 21 具、 25・・角筒、 28・・第2ヘース板、 ット、 31・ ・ピント。 2・・基礎スラブ、 ・外槽、 20・・アンカ ・・係止板、 22・・受 26・・挿通部、 29・30・・ブラケ 特許出願人 川崎重工業株式会社第 図 又
Claims (1)
- (1)内槽と外槽とこれら両槽を支持する基礎スラブと
を備え基礎スラブを基礎グラウンドに密着させた構造の
低温二重殻貯槽における内槽を基礎スラブに固定するア
ンカーストラップを定着する方法であって、 基礎グラウンドの造成時に各アンカーストラップに対応
する位置にアンカーストラップ定着工事用のピットを凹
設し、 基礎スラブの構築時に各アンカーストラップに対応する
位置で基礎スラブにアンカーストラップを挿通させる挿
通部を形成し、 内槽の少なくとも下部の建造後各挿通部にアンカースト
ラップを挿通状に配設し、アンカーストラップの上端部
を内槽に固定するとともに上記ピットを活用して工事を
行うことによりアンカーストラップの下端部を基礎スラ
ブに固定することを特徴とする低温二重殻貯槽のアンカ
ーストラップ定着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20645990A JPH0492199A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20645990A JPH0492199A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492199A true JPH0492199A (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=16523731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20645990A Pending JPH0492199A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 低温二重殻貯槽のアンカーストラップ定着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0492199A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106499A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kajima Corp | 低温タンクのヒータ配管の設置方法および低温タンク |
JP2007270864A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Osaka Gas Co Ltd | 低温液化ガス貯留設備とアンカーストラップの設置方法 |
JP2009299749A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Shimizu Corp | 地上式低温タンクのアンカー部の保温構造 |
JP2011127624A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Nichias Corp | 低温タンク及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP20645990A patent/JPH0492199A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106499A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kajima Corp | 低温タンクのヒータ配管の設置方法および低温タンク |
JP2007270864A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Osaka Gas Co Ltd | 低温液化ガス貯留設備とアンカーストラップの設置方法 |
JP2009299749A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Shimizu Corp | 地上式低温タンクのアンカー部の保温構造 |
JP2011127624A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Nichias Corp | 低温タンク及びその製造方法 |
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