JPH049120Y2 - - Google Patents

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JPH049120Y2
JPH049120Y2 JP1987000559U JP55987U JPH049120Y2 JP H049120 Y2 JPH049120 Y2 JP H049120Y2 JP 1987000559 U JP1987000559 U JP 1987000559U JP 55987 U JP55987 U JP 55987U JP H049120 Y2 JPH049120 Y2 JP H049120Y2
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cylinder
movable
balance piston
safety valve
oil
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JP1987000559U
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JPS63111299U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は過負荷安全弁に関わり、更に詳細には
密閉油室の圧油を緩やかな油圧上昇時に徐々にド
レインする緩速ドレイン路と、急激な油圧上昇時
に急速にドレインする急速ドレイン路とを並列設
置した過負荷安全弁に関するものである。
(従来の技術) 始めて第2図にもとづいて本考案のなされた背
景としての従来技術を説明する。
第2図はクランクプレスのスライド駆動機構を
示し、プレスの本体フレームに回転自在に支承さ
れているクランクシヤフト1の回転によりコネク
テイングロツド3を介しスライド5を上下動する
ようになつている。このスライド5の内部にはシ
リンダ7が設けられており、このシリンダ7内に
可動片9が挿入されていて、前記コネクテイング
ロツド3と連結されている。このシリンダ7内に
おける可動片9の下側の部分が油室11となつて
いる。
従つて、クランクシヤフト1が回転するなら
ば、このクランクシヤフト1の回転によりコネク
テイングロツド3が上下往復運動し、シリンダ7
を介してスライド5に上下往復運動を伝達するの
である。そしてスライド5が作用する時、そのス
ライド5が受ける反力は油室11内の圧油に伝え
られるので、この油室11の油圧を検出すること
によつてスライド5の過負荷を検知することがで
きるのである。
上記した油室11の側方には過負荷安全弁13
が取付け部材15によつて設けてあり、前記油室
11との間にはポート17が設けてある。更に前
記スライド5には過負荷安全弁13と隣接してオ
イルタンク19とポンプ21が設けられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の過負荷安全弁13は、スライド
5に過負荷がかかつた場合に作動して油室11内
の異常高圧油を急速にオイルタンク19へ排出
し、過負荷の原因であるプレスの底搗きなどを防
いで、ワーク、金型、プレスの加圧部材の損傷を
防ぐものである。
従来の過負荷安全弁13の詳細な構造は省略す
るが、従来の過負荷安全弁13は、油温の上昇に
ともなう圧油の体積膨脹による緩やかな油圧上昇
に対応がなされておらず、また後述するクラツキ
ング圧を調整する手段が外部から調整できないも
のであつた。
[考案の構成] (問題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、
プレスにおいて上下動自在に設けられたスライド
に内装されたシリンダに接続してなる過負荷安全
弁にして、前記シリンダに一端部を螺着した筒体
内に、緩速ドレン路を構成する螺稈を内装した円
筒形状の可動隔壁を位置調整自在に設け、この可
動隔壁を囲繞した円筒形状のバランスピストンの
内周面に前記シリンダ内の圧力を受圧する内側段
部を形成して設けると共に、このバランスピスト
ンと上記可動隔壁の端部に形成されたばね座との
間に弾機を弾装して設け、前記可動隔壁の位置を
調節するためのねじを前記筒体の他端部側に螺着
してなるものである。
(実施例) 本考案の実施例過負荷安全弁13は第1図に示
したような構成になつている。
過負荷安全弁13は円筒状の筒体23の先端
(第1図の左端)に雄ねじ部25が設けてあつて、
第2図に示した油室11の一部のポート17に設
けた雌ねじ部27に対して、筒体23の外周に設
けたレンチ受平坦部29にレンチをあてて螺合し
て取りつけてあり、前記した取付け部材15に支
承されている。
前記筒体23の中を同心円状に内孔31と外周
孔33とに区分する可動隔壁35が設けてあつ
て、該可動隔壁35の外周にバランスピストン3
7が設けてある。
前記筒体23の外方端(第1図の右端)には、
蓋部材39が螺着してあつて、その中心に前記し
た可動隔壁35を位置決めする押しねじ41が設
けてある。
また前記可動隔壁35の蓋部材39側端はばね
座43となるフランジ状になつていて、該ばね座
43と前記バランスピストン37との間には弾機
45が圧縮されて装着されている。
更に前記可動隔壁35と押しねじ41との間に
は筒体23の中心に緩速ドレイン路を構成する螺
稈47と該螺稈47との外径を内径とする管体4
9とが挿入して設けてあつて、前記内孔31側端
にはスナツプリング51でフイルタ53が抜け止
められて設けてある。
前記したバランスピストン37のポート17側
端は筒体23の外周孔33の底に設けたシール材
55にリング状の溝57を介して接触していて内
孔31と外周孔33との連通を阻止している。
また前記した押しねじ41の側方には、蓋部材
39の適宜一ケ所に設けた止めねじ59が銅など
の軟質金属棒61を介して設けてあつて、押しね
じ41のゆねみ止めの作用を行なう。
内孔31の側方である可動隔壁35の側面には
内孔31とバランスピストン37の中心側を連通
する適数の連通孔63が設けてあり、螺稈47の
末端(第1図の右端)と外周孔33を連通する緩
速油の流通孔65が設けてある。
前記筒体23の側面に設けたのは外周孔33と
第1図に示したオイルタンク19を連通する排油
孔67である。
上記構成により、過負荷安全弁13は、弾機4
5の付勢力によつてバランスピストン37と可動
隔壁35のばね座43を常時遠ざけており、バラ
ンスピストン37のポート17側突出部はシール
材55の溝57に押圧され、可動隔壁35に保持
された管体49は押しねじ41に押圧されてい
る。
したがつて止めねじ59をゆるめて押しねじ4
1を調整することで外部からバランスピストン3
7のクラツキング圧を調整自在であり、螺稈4
7、管体49、流通孔63を介してポート17に
熱膨脹などによつて緩やかに発生した高圧の圧油
は徐々に外周孔33を経てオイルタンク19に排
出される。
更にプレスの底搗きなどで急激に発生した異常
高圧の圧油は連通孔63を経てバランスピストン
37の内側段部69を弾機45の付勢力(クラツ
キング圧)に打勝つて押し上げ(第1図で右へ移
動させ)る。
上記の場合に一旦少しでもシール材55とのバ
ランスピストン37間に圧油の流路が開くとバラ
ンスピストン37の外周孔33に伸びた大径のフ
ランジ部71のために圧油の受圧面積が一挙に例
えば5倍にもなるのでバランスピストン37は第
1図の右方向に向つて加速度的に急速移動して異
常高圧油を急速排出することになる。
(考案の効果) 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、プレスにおいて上下動自
在に設けられたスライド5に内装されたシリンダ
7に接続してなる過負荷安全弁にして、前記リシ
リンダ7に一端部を螺着した筒体23内に、緩速
ドレン路を構成する螺稈47を内装した円筒形状
の可動隔壁35を位置調整自在に設け、この可動
隔壁35を囲繞した円筒形状のバランスピストン
37の内周面に前記シリンダ7内の圧力を受圧す
る内側段部69を形成して設けると共に、このバ
ランスピストン37と上記可動隔壁35の端部に
形成されたばね座43との間に弾機45を弾装し
て設け、前記可動隔壁35の位置を調節するため
のねじ41を前記筒体23の他端部側に螺着して
なるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、緩速ドレン路を構成する螺稈47を備えてい
るので、シリンダ7内の圧油の温度上昇による圧
力上昇を防止できることは勿論である。特に本考
案においては、バランスピストン37の内周面に
受圧用の内側段部69を形成する構成であり、か
つ上記バランスピストン37を押圧付勢する弾機
45を外部からねじ41により調整できる構成で
あるから、前記内側段部69の受圧面積が異なる
バランスピストン37を種々製造することによ
り、簡単な構成でもつて作動圧の異なる種々の過
負荷安全弁を製造できるものであり、製造が容易
なものである。また前記弾機45の付勢力を調整
することにより、バランスピストン37が作動す
るときの圧力を正確に設定できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の過負荷安全弁の一
部断面立面図、第2図は本考案のなされた背景を
示すプレスのスライドまわりの断面図である。 図面の主要部を表わす符号の説明、13……過
負荷安全弁、23……筒体、31……内孔、33
……外周孔、35……可動隔壁、37……バラン
スピストン、43……ばね座、47……螺稈、6
5……(緩速油の)流通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレスにおいて上下動自在に設けられたスライ
    ド5に内装されたシリンダ7に接続してなる過負
    荷安全弁にして、前記シリンダ7に一端部を螺着
    した筒体23内に、緩速ドレン路を構成する螺稈
    47を内装した円筒形状の可動隔壁35を位置調
    整自在に設け、この可動隔壁35を囲繞した円筒
    形状のバランスピストン37の内周面に前記シリ
    ンダ7内の圧力を受圧する内側段部69を形成し
    て設けると共に、このバランスピストン37と上
    記可動隔壁35の端部に形成されたばね座43と
    の間に弾機45を弾装して設け、前記可動隔壁3
    5の位置を調節するためのねじ41を前記筒体2
    3の他端部側に螺着してなることを特徴とする過
    負荷安全弁。
JP1987000559U 1987-01-08 1987-01-08 Expired JPH049120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987000559U JPH049120Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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JP1987000559U JPH049120Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63111299U JPS63111299U (ja) 1988-07-16
JPH049120Y2 true JPH049120Y2 (ja) 1992-03-06

Family

ID=30777637

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987000559U Expired JPH049120Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844911A (ja) * 1981-09-11 1983-03-16 Hitachi Ltd 押出成形方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844911A (ja) * 1981-09-11 1983-03-16 Hitachi Ltd 押出成形方法及び装置

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JPS63111299U (ja) 1988-07-16

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