JPH049070A - トナー - Google Patents

トナー

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JPH049070A
JPH049070A JP2113560A JP11356090A JPH049070A JP H049070 A JPH049070 A JP H049070A JP 2113560 A JP2113560 A JP 2113560A JP 11356090 A JP11356090 A JP 11356090A JP H049070 A JPH049070 A JP H049070A
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弘一 加藤
Tomoe Hagiwara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転駆動される現像ローラに、必要に応じて
補助剤を外添した非磁性−成分系現像剤を供給し、該現
像ローラの表面に前記現像剤を担持して搬送し、潜像担
持体と前記現像ローラが互いに対向した現像領域にて、
該潜像担持体に形成された静電潜像を現像ローラに担持
された前記現像剤によって可視像化する画像形成方法に
用いる1−ナーに関するものである。
〔従来の技術〕
潜像担持体に静電潜像髪形成し、これを現像剤によって
可視像化して記録画像を得る電子複写機。
プリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置では、粉
体状の現像剤を用いる乾式の現像装置が広く採用されて
いる。
かかる粉体状の現像剤としては、トナーとキャリアを有
する二成分系現像剤と、キャリアを含まない一成分系現
像剤とが公知であり、前者の二成分系現像剤を用いた二
成分現像方式は、比較的安定した良好な記録画像が得ら
れる反面、キャリアの劣化やトナーとキャリアの混合比
の変動が発生しやすく、装置の維持管理が煩雑で、装置
全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有している。
このような観点から、上述の欠点を有しない一成分系現
像剤を用いた一成分現像方式が注目されている。−成分
系現像剤は、トナーのみから成るものと、これに必要に
応じて補助剤を外添しトナーと補助剤を混合したものと
がある。またトナーとしては、その各トナー粒子自体に
磁性粉を練り込んだ磁性トナーと、磁性体を含まない非
磁性トナーとがある。
ここで、磁性体は一般に不透明であるため、フルカラー
やマルチカラーを含めたカラー画像を磁性トナーによっ
て形成すると、現像された可視像が不鮮明となり、鮮や
かなカラー画像を得ることはできない。従って、特にカ
ラー現像に対しては、非磁性トナーを用いた一成分現像
方式を採用することが望ましい。
ところで、−成分現像方式を採用した現像装置において
は、−成分系現像剤を現像ローラに担持させて搬送し、
この現像ローラと潜像担持体とが互いに対向した現像領
域において、潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤
によって可視像化しているが、所定濃度の高品質な可視
像を形成するには、充分に帯電した多量のトナーを現像
領域に搬送し、かかるトナーによって潜像を可視像化す
る必要がある。
磁性トナーを用いた場合には、現像ローラに内設した磁
石の磁力を利用して、該ローラにこの一成分系現像剤を
担持てきるので、上述の要求を比較的容易に満たすこと
が可能である。
ところが、非磁性の一成分系現像剤を用いたときは、こ
れを磁力によって現像ローラに担持させることはできな
いため、上述の要求を満たすことは難しい。これに対す
る対策も従来より各種提案されており、例えば特開昭6
1−42672号公報には、現像ローラの表面に誘電体
(絶縁体)の層を積層形成し、これに対して、例えばス
ポンジローラから成る現像剤供給部材を圧接させ、両者
を互いに異極性に摩擦帯電させると共に、この誘電体と
逆極性に帯電させた非磁性トナーを誘電体に静電的に付
着させ、かかる−成分系現像剤を現像領域に搬送する方
法が提案されている。しかし、この方法によっても、誘
電体表面の近傍に形成される電界の強さを充分に高める
ことができないため、現像ローラの表面に多量のトナー
を担持させることは難しく、現像領域へ搬送できる現像
剤量が不足し、高濃度の可視像を形成することは困難で
ある。
また現像ローラと現像剤供給部材の間に、非磁性トナー
が現像ローラ側へ静電的に移行する向きの電界を印加す
る構成も公知であるが、このような構成を付加しても、
現像ローラへ充分な量のトナーを付着させることは難し
い。
また、1−ナー供給部材としては、102〜106Ω・
cmの導電性発泡体(特開昭60−229057号公報
)、スキン層付弾性体(特開昭60−229060号公
報)及びファーブラシ(特開昭61−42672号公報
)等を使用することが提案されており、また現像ローラ
としては、表面に凹凸を有する金属体(特開昭60−5
3976号公報)、絶縁被覆ローラ一体(特開昭55−
46768号公報)中低抗体被覆ローラ(特開昭58−
13278号公報)及び絶縁体と導電面を持つ電極ロー
ラ(特開昭5336245号公報)等が開示されている
また、非磁性−成分現像剤を用いる現像装置において、
特開昭60−229057号公報ではスポンジローラ、
特開昭62−229060号公報では弾性ローラ、特開
昭61−52663号公報ではファーブラシ等を用いて
、トナーと補給部材との摩擦帯電でトナーに電荷を付与
し、更に現像ローラとの接触においての摩擦により、現
像ローラヘトナーを静電的に付着させ、更にブレード等
の層厚規制部材を用いて、トナー層を制御して感光体の
潜像を現像する。現像ローラの材料としては、絶縁性の
もの、中抵抗のもの、積層のものなど各種のものが用い
られている。
これらの引例で示されている方式によると、現像ローラ
へのトナー付着は、トナー補給部材と現像ローラとの摩
擦で行なわれるが、トナーの付着した部材で摩擦するた
め、充分な帯電が得にくく、結果的にトナー付着が不足
してしまう。また、カラートナーと黒トナーを比較した
場合、必要濃度をだすためには、黒トナーはその付着量
が0.4〜0.5mg/am2程度であるのに対し、カ
ラートナーでは黒トナーの1.5〜2倍の付着量か必要
である。この付着量が多く必要なこともまた、非磁性−
成分現像を難しいものにしている。
さらに、特開昭54−51841号公報等に示されてい
るように、現像領域を通過した後の現像ローラーヒの一
成分系現像剤を掻き取ったあと、この現像ローラの表層
に対してコロナ放電を行って電荷を付ケ、シ、次いて現
像剤供給部材により非磁性トナーを現像ローラ上に静電
的に積極的に付着させるようにした技術も提案されてい
るが、この構成によっても現像ローラの表面の現像剤担
持量を上げることができず、現像領域へ多量の現像剤を
搬送することはできない。
これらの問題点を解消する方法として、本発明者らは、
先に[回転鄭動される現像ローラに、必要に応じて補助
剤を外添した非磁性1ヘナーより成る一成分系現像剤を
供給し、該現像ローラの表面に前記現像剤を担持して搬
送し、潜像担持体と前記現像ローラが互いに対向した現
像領域にて、該潜像111持体に形成された静電潜像を
現像ローラに担持された前記現像剤によって可視像化す
る現像方法において、前記現像ローラ体の表面に選択的
に電荷を保持させることにより該現像ローラ表面の近傍
に多数の微小間電界を形成し、この閉電界により帯電1
ヘナーを吸引し、現像剤を現像ローラ表面に付着させて
担持し、該担持現像剤によって静電潜像を可視像化する
画像形成方法を提案した。
かかる発明は、現像ローラの表面の近傍に多数の微小間
電界(マイクロフィールド)が形成されるので、その電
界強度を従来よりも著しく増大させることができ、充分
に帯電した多量の非磁性トナーを現像ローラに担持して
現像領域に搬送できるといった多くの利点を有するもの
である。しかしながら、その後の本発明者らの研究によ
れば、このような微小間電界(マイクロフィールド)を
形成する現像方式においては、従来から知られているト
ナーをそのまま採用した場合、現像ローラ上での1−ナ
ー層を2M以上として常に安定化させることが難しく、
1〜ナ一層が薄くなって現像されるトナーの量が減少し
て、画像部の濃度が低くなったす、トナー層が不均一 
となって現像ムラか生じたり、カブリが発生したりする
ことがあり、更には、往々現像ローラ上にフィルミング
現象が発生し、マイクロフィールド効果が減少し、現像
ローラ上の1〜ナー保持量が減少して、潜像担持体へ充
分に1〜ナーを現像することが困難になる等の問題点が
生じることが判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述した技術的背景に基づいてなされたもの
であって、その目的は現像ローラ」−に2層以J−安定
かつ均一に積層することができるとともに現像ローラへ
のフィルミングが抑制され、長期にわたって高濃度、高
品質の画像を与えることができ、したがって、現像ロー
ラの表面」−に、選択的に電荷を保持させることにより
現像ローラ表面近傍に多数の微小間電界を形成し、この
@像ローラ上に必要に応じて補助剤を外添したトナーよ
りなる非磁性−成分系現像剤を供給し、前記微小間電界
により前記現像剤を現像ローラ表面に担持させ、該相持
現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成方法に
好適に用いることのできる1−ナーを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定な懸濁重合法で
形成されたトナーが上記目的に適合することを知見し、
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、現像ローラの表面上に、選
択的に電荷を保持させることにより、現像ローラ表面近
傍に多数の微小間電界を形成し、この現像ローラ七に、
必要に応じて補助剤を外添したトナーよりなり非磁性−
成分系現像剤を供給し、前記微小間電界により前記現像
剤を現像ローラ表面に担持させ、該担持現像剤によって
静電潜像を可視像化する画像形成方法に用いる1−ナー
であって、該トナーは着色剤とビニル系単量体を有する
油相を懸濁安定剤により水相中に分散した状態で懸濁重
合により形成されたものであることを特徴とする1ヘナ
ーであることを特徴とするI−ナーが提供される。
本発明のトナーは、着色剤とビニル系単量体を有する油
層を懸濁安定剤により水相中に分散した状態で懸濁重合
を水相中に分散した状態で懸濁重合を行ない形成された
ものである。
本発明者らは研究によれば、上記特定な重合法で得られ
るトナーはトナーの現像ローラ上での微粉化が起こり難
くなると共にトナー粒子を均一かつ安定に2層以上積層
することが可能となり、また現像ローラへのフィルミン
グや現像時のカブリ現像が低減することが知見された。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明のトナーにおいては着色剤が含有される。
本発明のトナーで用いられる着色剤としては、従来から
トナー用着色剤として使用されてきた顔料及び染料の全
てが適用される。具体的には、カーボンブラック、ラン
プブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブ
ルー、カルコオイルブルー、デュポンオイルレッド、キ
ノリンイエロ、メチレンブルークロリド、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローG
、ローダミン6Cレーキ、クロムイエロー、キナクリド
ン、ベンジジンイエロー、マラカイトグリーン、マラカ
イトグリーンへキサレート、オイルブラック、アゾオイ
ルブラック、ローズベンガル、モノアゾ系染顔料、ジス
アゾ系染顔料、トリスアゾ系染顔料及びこれらの混合物
などが挙げられる。
本発明で使用するビニル系単量体は、通常のトナーの製
造に用いられる、付加重合により重合体を与える公知の
ビニル化合物は全て含まれ;例えば、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物
;メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチル
メタクリレート等のα−不飽和カルボン酸エステル;メ
タクリレートリル、アクリロニトリル等のα、β−不飽
和不飽和用トリル化合物;塩化ビニルビニル等のハロゲ
ン化ビニル、その他が挙げられる。
これらのビニル系単量体は単独もしくは2種以上混合し
て用いられる。また、ジビニルベンゼン等の架橋性ビニ
ル化合物を用いることも可能であり、この場合前記ビニ
ル系単量体に対して0.01〜10υt%の範囲で用い
ることが好ましい。
本発明では以上の着色剤とビニル系単量体を含有する油
相を水相中へ分散させ、これを懸濁重合させて、静電荷
像用トナーを得る。
トナーを製造するための懸濁重合方法は、懸濁安定剤に
より、水相中に油相を分散させて行なうものであれば特
に限定されるものではないが、その−例を挙げると、以
下の通りである。
まず、ビニル系単量体中に着色剤と必要に応じて用いら
れる帯電制御剤やオフセット防止剤等の添加剤をホモミ
キサー、ホモジナイザーあるいはサンドミルなどにより
適宜分散させた後、通常重合開始剤を加えて重合性組成
物(油相)の分散液を調製する。
次いで水および懸濁安定剤から成る水相に、上記の油相
の分散液を加えて前述のホモミキサーホモジナイザーな
どを用いた分散手段により、5〜30pmの油滴に分散
させる。
油相と水相の好ましい比は1:1〜1:10の範囲であ
り、重合中に粒子の凝集が起らないよう設定される。油
相を水相中に均一に分散させた分散液を=12 撹拌装置、コンデンサー、温度計及び窒素導入管を設け
た重合缶に移し、重合開始剤の分解する温度(40〜1
00℃)に昇温し、窒素気流下で重合を行なわせる。重
合完了後、遠心分離あるいは濾別して水相を除き、水・
アルコールなどによる洗浄の後。
噴霧乾燥、真空乾燥などの手段で水分を除き目的とする
トナーを製造することができる。
上記懸濁重合に存在させる懸濁安定剤は、水相中におけ
る重合性組成物(油相)の懸濁状態を保護する作用を有
するものが用いられる。具体的には、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子物質;燐
酸カルシウム、炭酸カルシウム、シリカ等の水に難溶性
の無機質粉体等が挙げられる。これらは、水相に対して
1011t%以下で用いることが好ましい。
上記した如く、懸濁重合の際には重合開始剤を使用する
ことが好ましい。この重合開始剤はビニル系単量体のラ
ジカル重合に慣用される有機溶媒可溶性の重合開始剤か
ら選定され、例えばベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド等の過酸化物;2,2−アソビスイ
ソブチロニトIJル、2..2′−アゾビス−(2,4
〜ジメチルバレロニ1〜リル)等のアゾ化合物などが用
いられる。重合開始剤は、ビニル系11t、量体に対し
2(ht%以下が好ましく、更には0.1〜10wt%
の範囲で添加することが好ましい。使用する重合開始剤
の種類によっては、該開始剤を溶解させるために、重合
反応には不活性を有機溶媒を少量油相に加えてもよい。
また、重合体の分子量を所定の範囲に調節するために、
ドデシルメルカプタンなどの連鎖移動剤を用いてもよい
なJ9、−I:記油相を形成する重合性組成物中には帯
電制御剤、オフセット防止剤その他の添加剤を使用する
ことができる。
本発明の1−ナーには必要に応じ荷電制御剤、流動化剤
あるいは離型剤を含有させることもできる。
荷電制御剤としては、トナーに正極性を付与するものと
して、ニグロシン系染料、第四アンモニウム塩、塩基性
染料、アミノ酸含有のポリマーなどがあり、また負極性
をイ・」与するものとして、含クロムモノアゾ染料、含
クロル有機染料、ザリチル酸誘導体の金属塩などが挙げ
られる。
流動化剤としては、例えば表面を疎水化処理した5iO
7、■」07等の無機酸化物、SjC等の無機微粒子、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸などが挙げられる。
離型剤としては、低分子量のポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの合成ワックス類の他、キャンデリラワックス
、カルナウバワックス、ライスワックス、本ろう、ホホ
バ油などの植物系ワックス類;みつろう、ラノリン、鯨
ろうなどの動物系ワックス類;モンタンワックス、オシ
ケライトなどの鉱物系ワックス類;硬化ヒマシ油、ヒド
ロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸
エステルなどの油脂系ワックス類などが挙げられる。
また、本発明のトナーには、上記成分の他に必要に応じ
てトナーの熱特性、電気特性、物理特性などを調整する
目的で各種の可塑剤(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオ
クチルなど)、抵抗調整剤(酸化スズ、酸化鉛、酸化ア
ンチモンなど)等の助剤を添加することも可能である。
本発明のトナーは、現像ローラの表面上に、選択的に電
荷を保持させることにより、現像ローラ表面近傍に多数
の微小閉電界を形成し、この現像ローラ上に、必要に応
じて補助剤を外添したトナーよりなり非磁性−成分系現
像剤を供給し、前記微小閉電界により前記現像剤を現像
ローラ表面に担持させ、該担持現像剤によって静電潜像
を可視像化する画像形成方法において、特に有用である
以下、かかる画像形成方法について説明する。
第1図にこの画像形成方法の実施に有用な代表的な現像
装置の現像ローラ部を中心とした概要を示す。第1図に
おいて、トナータンク70に内蔵されている本発明のト
ナー60は、撹拌羽根(トナー供給補助部材)50によ
りトナー供給部材(スポンジローラ又はファーブラシな
ど)40に強制的に寄せられ、トナー60はトナー供給
部材40に供給される。
一方、現像を終了した現像ローラ20は、矢印の方向に
回転(例えば400rpm) L/、トナー供給部材(
スポンジローラ)40との接触部に至る。トナー供給部
材40は現像ローラ20と逆方向に回転(例えば300
rpm) L、現像ローラ20とトナー60に帯電を与
え、現像ローラ20上に1〜ナー60を付着させる。更
に現像ローラ20は回転し、現像ローラ20上の付着ト
ナーは、トナー層厚規制部材(弾性ブレード)30によ
り、厚みを制御されながら帯電も安定化され、現像域8
0に達する。現像域80において、接触又は非接触現像
により、潜像が現像される。ここで必要に応じて、現像
ローラ20、トナー供給部材40に直流、交流、直流重
畳交流、パルスなどのバイアスなどを印加して、最適な
画像を制御することができる。
次に、このタイプ(電極タイプ)の現像ローラ2゜への
トナー付着のメカニズムについて説明する。
現像ローラ20の例としては、たとえば第3図に示され
るように、その表面に誘導体部と導電体部とが微小面積
で混在するように構成されている。面積の大きさは、形
状が円形であるとした場合、径が10〜500声の大き
さの微小面積がランダムに又はある規則にしたがって分
散している。面積比としては、絶縁部の面積が20〜6
0%の範囲が好ましい。
トナー付着は次のようになる。まず、現像を終了した現
像ローラ20は、矢印の方向に回転してトナー供給部材
40と接触する。ここで現像しなかった非画像部の残ト
ナーは、トナー供給部材40により機械的、電気的にか
きとられ、誘電体部は摩擦によって帯電する。このとき
前の現像による現像ローラ20とトナーの電荷は、摩擦
により一定化され、初期化される。次に、供給部材40
によって運ばれたトナーは、摩擦により帯電し、現像ロ
ーラ20の誘電体部に静電的に付着する。このときの極
性は、感光体電荷に対してトナーは逆極性にまた現像ロ
ーラ20の誘電体部は同極性となる。このときの現像ロ
ーラ20上の電界は、第2図に示されるようにマイクロ
フィールド(閉電界)となり、電界傾度の大きい電界と
なって、トナーを多層に付着させることが可能となる。
また、付着したトナーは閉電界となっているので、現像
ローラ20側に強く引かれ離れにくい状態となる。この
トナー層は、更にトナー層厚規制部材30によりトナー
層厚が制御され、現像域80のトナーは感光体に付着し
易い電界となり、現像が行なわれる。
現像装置の部品についても多くの種類のものが使用でき
るが、トナーとの離型性、耐久性から好ましい材料のみ
に絞ると、第1表のようになる。
また、表面に誘導体部と導電体部とが小面積で混在する
ように構成された現像ローラを作製するには、例えば、
まず表面にアヤメローレット加工等により溝加工を施し
た金属ローラを作製しくこの場合、溝は0.1〜0 、
5mmピッチとし、ローラ長手方向に対して、約45°
の角度に加工する)〔参照;第4図(a)〕、次に溝加
工した金属表面に、例えばフッ素樹脂(ルミフロンLF
200;fiガラス社製)をコーティングし、100℃
で約30分間硬化乾燥させ(塗布厚みは溝が完全に埋ま
る状態にする)〔参照;第4図(b)〕、続いてローラ
の表面を切削又は研磨加工により導電面が微小面積で混
在するように削り、導電部面積が20〜60%になるよ
うに削る〔参照;第4図(C)〕という方法が採用され
る。
この現像ローラ上にマイクロフィールドの電界を形成す
る現像方式においては、従来から知られているトナーを
そのまま採用した場合、現像ローラ上でのトナー層を2
層以上として常に安定化させることが難しく、トナー層
が薄くなって現像されるトナーの量が減少して、画像部
の濃度が低くなったり、l−ナー層が不均一となって現
像ムラが生じたり、カブIJが発生したりすることがあ
る。
また、従来の1−ナーでは、往々現像ローラ」二にフィ
ルミング現象が発生ずるが、現像ローラ上にフィルミン
グが形成されると、マイクロフィールド効果が減少し、
現像ローラヒのトナー保持量が減少して、潜像担持体−
トヘ充分にトナーを現像することが困難になる。
ところが1本発明のトナーを使用した場合には、現像ロ
ーラ上でのトナーの微粉化が抑制され、その結実現像[
]−ラへのフィルミンクが抑制されるので、充分なマイ
クロフィールド効果が発揮され、本発明のトナーIこよ
り、長期にわたって高濃度、高品質の画像を得ることが
できる。
〔実施例〕
以1;、実施例により本発明を更に詳細に説明する。な
お、部は重量部を表わす。
実施例1 スチレン          50部 n−ブチルアクリレ−1〜   20部カーボンブラッ
ク      5部 含クロムアゾ染料     2部 Jユ記組成の混合物を約1時間分散撹拌後、 2.2’
アゾビスイソブチロニ1〜リル3部を溶解させ油相混合
物とした。
一方、水相としてポリビニルアルコールの1%水溶液を
用いた。」二記油相の水相への分散にはホモミキザーを
用い撹拌しながら20分間行なった。
次に窒素気流下で重合缶において80 ’Cで10時間
加熱し・得られた重合液から、固型分を分離し、水洗、
濾別後真空乾燥して平均粒径10μmの重合粒子を得た
。本粒子100重量部に対(ッ、SiO□微粉末を0゜
2重量部添加混合して本発明の1〜ナーを作成した。
つぎに、第3図(c)に示すような断面を有する現像ロ
ーラ(第3図(a))(誘電部と導電部が微小面積で混
在し、これらの面積比は50%のもの)を備付した現像
装置を用意し、かかる現像装置に前記i−ナーを装着し
、画像出しを行ったところ、高画像濃度で地肌汚れのな
い鮮明な画像が得られた。
更に連続5000枚のランニング後においても、現像ロ
ーラー1−にトナーはフィルミングとておlらず鮮明な
画像が維持された。
〔発明の効果〕
本発明の1−ナーは、現像ローラ上に2層以上安定かつ
均一に積層することができるとともに現像ローラへのフ
ィルミングが抑制され、長期にわたって高濃度で高品質
の画像を与える。
従って、本発明のトナーは、現像ローラの表面上に、選
択的に電荷を保持させることにより、現像ローラ表面近
傍に多数の微小閉電界を形成し、この現像ローラ」−に
、必要に応じて補助剤を外添した1〜ナーよりなる非磁
性−成分系現像剤を供給し、前記微小閉電界により前記
現像剤を現像ローラ表面に担持させ、該担持現像剤によ
って静電潜像を可視像化する画像形成方法に好適に用い
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に有用な現像ローラ上にマイクロ
フィールドの電界を形成させた現像装置の一例夕示す現
像ローラ部を中心とした模式断面図である。 更に、第2図は第1図で示される装置において、現像ロ
ーラ上にマイクロフィールドによる閉型界が生成してい
る状態を説明するための模式断面図である。なお、第3
図(a)〜(C)は、第1図に示されるタイプの現像装
置で使用する現像ローラの作製過程における表面状態を
示す模式断面図である。 10・静電潜像担持体、20トナ一搬送部材、301ヘ
ナ一層厚規制部材、40・・・トナー供給部材、50 
 撹拌羽根、60・・トナー、70叫・ナータンク、8
0  現像域。 特許出願人 株式会社 リ  コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像ローラの表面上に、選択的に電荷を保持させ
    ることにより、現像ローラ表面近傍に多数の微小閉電界
    を形成し、この現像ローラ上に、必要に応じて補助剤を
    外添したトナーよりなり非磁性一成分系現像剤を供給し
    、前記微小閉電界により前記現像剤を現像ローラ表面に
    担持させ、該担持現像剤によって静電潜像を可視像化す
    る画像形成方法に用いるトナーであって、 該トナーは着色剤とビニル系単量体を有する油相を懸濁
    安定剤により水相中に分散した状態で懸濁重合により形
    成されたものであることを特徴とするトナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06180530A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Tomoegawa Paper Co Ltd 非磁性一成分現像方法
JPH06202461A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Tomoegawa Paper Co Ltd 非磁性一成分現像方法
JPH06250442A (ja) * 1993-02-24 1994-09-09 Ricoh Co Ltd 現像方法

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