JPH0490434A - 焼却設備の換気方法 - Google Patents

焼却設備の換気方法

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Publication number
JPH0490434A
JPH0490434A JP20547890A JP20547890A JPH0490434A JP H0490434 A JPH0490434 A JP H0490434A JP 20547890 A JP20547890 A JP 20547890A JP 20547890 A JP20547890 A JP 20547890A JP H0490434 A JPH0490434 A JP H0490434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chimney
incineration
maintenance area
underground
incinerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP20547890A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsuura
松浦 晋
Yukio Hasebe
長谷部 行男
Hiroaki Harada
裕昭 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、焼却設備の換気方法に係り、特に換気空気を
、地表の近傍でなく、高所に排気する焼却設備の換気方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、大都市のみならず地方都市においても生活または
産業廃棄物の発生が増大しており、これらのごみは主と
して焼却処理されているが、毎日大量に発生するごみを
焼却するためには現状の焼却設備だけでは到底不十分で
ある。一方、新たに焼却施設を建造しようとしても、建
設用地の入手が困難であるうえに、最近ではごみ焼却設
備の建設に対して地域住民の理解が得られ難くなってき
ている。そこで、例えばごみの焼却設備を地下に埋設し
、地上を福祉目的、その他市民への還元施設として計画
することにより、焼却施設に対する地域住民の理解を得
ようとする工夫がなされている。
しかしながら、このような焼却設備においては、換気空
気の排気塔を設ける必要があり、そのための専用ダクト
を設ける必要があり、またこのダクトの排気が地表近傍
に排出されることにより地上施設の利用者に不快感を与
えることもあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、焼却
施設の専用の換気用ダクトを特に設けることなく、かつ
換気空気を地表近傍に排出しない焼却設備の換気方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、焼却設備の燃焼排ガスを大気に放散する煙
突と、この煙突を囲む煙突カバー建造物との間の空間で
ある、煙突のメンテナンスエリアを前記焼却設備の換気
空気の排気ダクトとして使用すれば、換気空気を高所に
排出できることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、燃焼排ガスを大気に放散する煙突
と、該煙突を囲む煙突カバー建造物と、これらの間に形
成される煙突のメンテナンスエリアとを有する焼却設備
を換気するに際し、前記煙突のメンテナンスエリアを換
気空気の排気用ダクトとして使用することを特徴とする
〔作用〕
焼却設備を換気する場合に、焼却設備の煙突と該煙突を
囲む煙突カバー建造物とで構成されるメンテナンスエリ
アを換気空気の排気用ダクトとして使用することにより
、換気空気を、燃焼排ガスを排出する煙突の出口近傍か
ら大気に排出することができ、地下焼却設備で発生した
媒屋、排熱および騒音等が地表近傍に直接排出されなく
なるので、地上施設の利用者に好印象を与える。また専
用の排気塔を改めて設ける必要がなく、設備コストを低
減することができ、また地下式焼却設備の場合は排気等
の用地を要しないので、地上用地を有効に利用できる。
本発明において、煙突のメンテナンスエリアとは、煙突
と該煙突を囲む煙突カバー建造物との間に形成された空
間をいう。ごみ焼却施設の煙突を始めとして最近の一定
排出量以上の煙突は、保守、点検および外観美を保持す
るために煙突カバー建造物で囲まれており、この煙突カ
バー建造物と煙突との間の空間は煙突の保守、点検用の
メンテナンスエリアとなっている。通常、煙突カバー建
造物の内側は作業者が煙突に沿って昇降することができ
る階段が設けられており、この階段の歩廊は、ガスの流
れに影響を与えることが少ない、例えばエキスバンドメ
タルで構成されている。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に用いる、煙突のメンテナ
ンスエリアを有する地下式焼却設備の説明図である。図
において、この地下式焼却設備は、焼却炉1と、その後
流に順次連結された廃熱ボイラ2、バグフィルタ3、脱
硝装置4および煙突5と、該煙突5を囲む煙突カバー建
造物6と、前記焼却炉1の前流のごみの搬入路9、プラ
ットホーム10、ごみピットIIおよびごみ供給装置工
2から主として構成されている。地上に突出する鋼製の
煙突5は鉄筋コンクリート製の煙突カバー建造物6に囲
まれた状態で前記脱硝装置4の出口から地上約60mの
高さまで伸びており、前記煙突5と煙突カバー建造物6
との間の空間は煙突のメンテナンスエリアとなっている
。また煙突カバー建造物6は地上に建設されたビル(ホ
テル)8に取り込まれてビルの一部を構成している。
地上施設は、ビル(ホテル)8と、該ビル8に隣接して
設けられたプール13、宴会場14、サークル室15、
舞台16、公園17等から構成されている。なお、18
はトップライト、19は地下駐車場、20は屋上復水器
置場、21はEV機械室である。
このような構成において、都市ごみ等の廃棄物は、例え
ばトラックで搬入路9から地下に運び込まれ、プラット
ホーム10を経てごみピット11に貯留され、ごみ供給
装置12によって所定量ずつ焼却炉1に供給されて燃焼
する。焼却路1で発生した燃焼排ガスは、廃熱ボイラ2
で熱交換して冷却された後、バグフィルタ3に流入し、
ここで固形物および必要に応じて脱酸処理後の中和塩が
除去され、次いで、後流の脱硝装置4に流入し、ここで
窒素酸化物が除去された後、煙突5を経てビル(ホテル
)8の屋上の煙突出口から処理ガスとして大気に放散さ
れる。ごみ焼却時の放熱または撮画の稼動により地下焼
却設備空間内に蓄積された廃熱および塵埃は、換気空気
に同伴され、ブロワ(図示省略)を経て前記煙突5と煙
突カバー建造物6との間のメンテナンスエリア7から大
気に放散される。すなわち、例えば、焼却炉1の上部天
井部分に設けられた吸気孔(図示省略)から地下設備内
に吸入された換気用の空気は、地下設備で発生した廃熱
または塵埃を伴ってメンテナンスエリア7を経て大気に
排出される。
メンテナンスエリア7内を流れる換気空気の流速は、地
下設備内で発生した廃熱および塵埃等の量によって決定
されるが、熱量、煤塵等が地下施設空間内に蓄積するこ
となく、順次地上へ排出できる流速であれば十分である
第2図は、第1図に示した、100t/Hrの焼却能力
を有するごみ焼却炉2基を有する地下式焼却設備の煙突
5aおよび5bを囲む煙突カバー建造物6の説明図、第
3図は、第2図のm−m線矢視方向断面図である。
図において煙突5aおよび5bの直径をそれぞれ120
 On+、煙突カバー建造物6の長辺を70001m、
短辺を450(Inとしてメンテナンスエリア(以下、
MAと略すことがある)の断面積を求めると、 MAの断面積ニア、OX4.5−(2π/4)X (1
,2) 2 =29.24n?となる。
次に、焼却設備を収納する地下空間の縦を30m、横を
50m、高さを29mとしてその容積を求めると、 50mx 30mx 29mH =4350On? となる。
ここで、 機器類放熱量を 50X10’ Kcal/Hr許容内
部上昇温度を 10℃ として、必要換気容量を求めると、 50X104 =AxlOx0.35 A=142857rrr/Hr となる。
これは、地下空間を時間当り3.3回換気する空気量に
相当する。
142857/43500=3.3回/Hr以上のデー
タを基にして排気ダクトの通過風速を求めると となる。
この値は、煙突の保守、点検時の計器または作業者に影
響を及ぼす程のものでなく、メンテナンスエリアに通し
ても全く問題のない風速である。
本実施例によれば、煙突のメンテナンスエリア7を地下
式焼却設備の換気空気の排気ダクトとして使用したこと
により、地下設備内の廃熱、塵埃および騒音等が地表部
分に直接排出されなくなるので、施設利用者に不快感を
与えることがなく、地域住民のごみ焼却施設に対する理
解を深める要因となる。また、地下式焼却設備の換気空
気の排気塔を別途設ける必要がなくなり、経済的にも有
利となる。
本実施例において、メンテナンスエリアに雨水が侵入す
るのを防止するために、メンテナンスエリアの最上部に
水平または斜め下向きの排気孔を有する雨水侵入防止カ
バーを配置することが好ましい。
第4図は、雨水侵入防止カバーの説明図である。
図において、煙突カバー建造物6の最上部と煙突5aお
よび5bとの間のメンテナンスエリア7の出口に、斜め
下向きに換気空気を排出する排気孔23を有する雨水侵
入防止カバー22が配置されている。24は煙突カバー
建造物6の内側に設けられた歩廊であり、例えばエキス
バンドメタルで構成されている。地下空間内の廃熱、塵
埃等を同伴した排気25は、メンテナンスエリア7を上
昇し、雨水侵入防止カバー22の排気孔23から大気に
放散される。このとき、排気孔23が斜め下向きに設け
られているので、メンテナンスエリア7内への雨水の侵
入を防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、煙突と煙突カバー建造物とで形成され
る煙突のメンテナンスエリアを焼却設備の換気空気の排
気用ダクトとして使用することにより、塵埃や廃熱を含
んだ焼却設備の換気が直接地表部分に排出されなくなる
ので、地域住民に好印象を与え、また専用の換気用ダク
トまたは排気塔を設ける必要がなくなり、経済的にも有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に用いる地下式焼却設備の
説明図、第2図は、第1図の煙突および煙突カバー建造
物を示す説明図、第3図は、第2図のm−m線矢視方向
断面図、第4図は、メンテナンスエリア内への雨水の侵
入を防止する雨水侵入防止カバーの説明図である。 1・・・焼却炉、2・・・排熱ボイラ、3・・・バグフ
ィルタ、4・・・脱硝装置、5(5a、5b)・・・煙
突、6・・・煙突カバー建造物、7・・・メンテナンス
エリア、8・・・ビル(ホテル)、9・・・搬入路、1
0・・・プラットホーム、11・・・ごみピント、12
・・・ごみ供給装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃焼排ガスを大気に放散する煙突と、該煙突を囲
    む煙突カバー建造物と、これらの間に形成される煙突の
    メンテナンスエリアとを有する焼却設備を換気するに際
    し、前記煙突のメンテナンスエリアを換気空気の排気用
    ダクトとして使用することを特徴とする焼却設備の換気
    方法。
JP20547890A 1990-08-02 1990-08-02 焼却設備の換気方法 Pending JPH0490434A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20547890A JPH0490434A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 焼却設備の換気方法

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JP20547890A JPH0490434A (ja) 1990-08-02 1990-08-02 焼却設備の換気方法

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JPH0490434A true JPH0490434A (ja) 1992-03-24

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ID=16507521

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JP (1) JPH0490434A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2301454A1 (es) * 2008-02-20 2008-06-16 Envac Iberia, S.A. Metodo para recuperacion y reaprovechamiento de energia a partir de un sistema de recogida de residuos por succion y sistema para llevar a cabo dicho metodo.
WO2014057545A1 (ja) * 2012-10-10 2014-04-17 日立造船株式会社 煙突の外壁膜施工方法及び外壁膜構造
JP2016041996A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 株式会社宮本工業所 火葬設備

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2301454A1 (es) * 2008-02-20 2008-06-16 Envac Iberia, S.A. Metodo para recuperacion y reaprovechamiento de energia a partir de un sistema de recogida de residuos por succion y sistema para llevar a cabo dicho metodo.
WO2014057545A1 (ja) * 2012-10-10 2014-04-17 日立造船株式会社 煙突の外壁膜施工方法及び外壁膜構造
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