JPH0490359A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0490359A
JPH0490359A JP20586290A JP20586290A JPH0490359A JP H0490359 A JPH0490359 A JP H0490359A JP 20586290 A JP20586290 A JP 20586290A JP 20586290 A JP20586290 A JP 20586290A JP H0490359 A JPH0490359 A JP H0490359A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術] 従来、紙、 OHP用シートなどの記録媒体(以下記録
紙または単に紙ともいう)に対して記録を行う記録装置
は、種々の記録方式による記録ヘッドを搭載した形態で
提案されている。この記録ヘッドには、ワイヤートッド
方式、感熱方式、熱転写方式、インクジェット方式によ
るものなどがある。
この中でも、特にインクジェット方式は、記録用紙に直
接インクを噴射するものであり、ランニングコストが安
く、記録動作が静かである等の利点を有した記録方式と
して注目されている。
また、近年のインクジェット記録装置、とりわけ記録ヘ
ッドにあっては、その製造が、半導体デイバイスにおけ
る成膜技術やマイクロ加工技術によって行われるように
なり、より小型でかつ廉価な記録ヘッドが実現されつつ
ある。これにより、例えばインクタンクを一体とした使
い捨てタイプの記録ヘッドも提案されており、これに伴
ない、装置自体の構成も小型かつ簡潔なものとされる。
以上述べたような数々の利点を有するインクジェット記
録装置は、電子タイプライタ、ワードプロセッサ、ファ
クシミリ、複写機等、種々の装置の記録装置として広範
囲に用いられつつある。
この場合、インクジェット記録装置は、これら装置個有
の機能、使用態様等に対応した構成を具えなければなら
ない。
また、電子タイプライタ、ワードプロセッサ等では、小
型かつ軽量で携帯可能なものが、その傾向の1つとして
あり、この見地からも、これら装置に用いられるインク
ジェット記録装置の小型かつ簡潔なものが提供されつつ
ある。
以上のように、インクジェット記録装置は多様な使用環
境の中で用いられることが多く、このことによるいくつ
かの問題が派生する場合がある。
例えば、この装置を用いるユーザーによってその使用頻
度が著るしく異なることによる問題が考えられる。ある
ユーザーは毎日、はぼ定時間使用し、また、他のユーザ
−1ケ月以上も放置したまま使用しない場合などがある
。このような場合、記録ヘッドの吐出口近傍や液路内の
インクが増粘したり、また、液路内に発生した微小気泡
が成長することによって不吐出に至ることがあり、これ
らの現象は不使用期間が長期化する程、顕著になる。
これに対して、従来は、例えば電源をオンする毎に、あ
るいは電源オン時に前回の吸引動作等による回復動作(
いわゆる大回復)からの時間をみて、所定の時間が経過
している場合には所定回数の同様の回復動作を行なって
いた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、設定する時間間隔および回復動作回数が
一定であるため例えば1ケ月以上の長期間放置した場合
には上記所定回数の回復動作によっては充分に不吐出が
回復されず、また、例えば26時間程度の放置の場合に
も、上記所定回数の回復動作を行うのでは、かえって過
大な回復動作となり、インク吸引等によって無駄にイン
クを消費してしまうことになる。
また、従来のように電源オンをした時に回復動作を行な
い、その後電源オンのまま記録動作を行わずに放置して
いる場合には、通常の記録の間の回復動作も行われず不
吐出となる可能性がある。
さらに従来のように、前回の回復処理からの時間を考慮
せずに電源オン毎に回復動作を行う制御にあっては、短
時間の間隔で電源のオン/オフを繰り返えすような場合
に電源オン毎に回復動作が行われ、不必要な回復動作と
なってしまうという不都合が生じる。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは吐出回動作を適切な内容およびタ
イミングで行ない、常に良好な記録を行うことが可能な
インクジェット記録装置を提供することにある。
吐出回復動作を行うことが可能となる。
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、吐出するインクによって記録を
行うためのインクジェット記録装置において、前記イン
クを吐出するための記録ヘッドと、該記録ヘッドの吐出
回復動作を行うための回復手段と、当該インクジェット
記録装置に係る時間を計時する計時手段と、該計時手段
が所定の計時開始時点から当該装置の電源投入時までに
計時する経過時間に応じて前記吐出回復動作の内容およ
び/または回数を変化させて前記回復手段に当該吐出回
復動作を行わせる制御手段とを具えたことを特徴とする
[作 用] 以上の構成によれば、例えば前回の回復動作からの経過
時間に応じて、電源投入時等に行われるインク吸引や予
備吐出環一連の吐出回復動作の内容や回数を可変とする
ため、必要最小限の適切な[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図(A)および(B)は本発明を適用可能な装置と
して電子タイプライタの外観構成例を示す。
ここで、1はキーボード部であり、文字、数字等キャラ
クタ人力用のキーやコントロールキー等のキー群2が配
列され、非使用時にはヒンジ3を中心に回動させること
により第1図(B)に示すように折りたためるようにな
っている。4は装置内部のプリンタ部にシート状記録媒
体を送給するための給紙トレーであり、同じく非使用時
には同図(B)に示すようにプリンタ部を覆って収納さ
れる。5は手動にて記録媒体のセットや排出を行うため
の送りノブ、6は人力した文意等を表示するための表示
器、7は本例に係る装置を運搬する際に用いられる把手
である。
また、8は本例電子タイプライタのカバーをなし表示器
6に隣接してタイプライタ上部に設けられる窓であり、
後述されるように格納されるインクジェットプリンタお
よび記録紙を視ることができる。
第2図は本例に係るプリンタ部の構成例を示す。
ここで9はインクジェット記録ヘッドを有したヘッドカ
ートリッジ、11はこれを搭載して図中S方向に走査す
るためのキャリッジである。13はヘッドカートリッジ
9をキャリッジ11に取付けるためのフック、15はフ
ック13を操作するためのレバーである。このレバー1
5には、後述するカバーに設けられた目盛を指示してヘ
ッドカートリッジの記録ヘッドによる印字位置や設定位
置等を読取り可能とするためのマーカ17が設けられて
いる。
19はヘッドカートリッジ9に対する電気接続部を支持
する支持板である。21はその電気接続部と本体制御部
とを接続するためのフレキシブルケーブルである。
23は、キャリッジ11をS方向に案内するためのガイ
ド軸であり、キャリッジ11の軸受25に挿通されてい
る。27はキャリッジ11が固着され、これをS方向に
移動させるための動力を伝達するタイミングベルトであ
り、装置両側部に配置されたプーリ29A、 29Bに
張架されている。一方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝
動機構を介してキャリッジモータ31より駆動力が伝達
される。
33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めの搬送ローラであり、搬送モータ35によって駆動さ
れる。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位置に
導くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経路途
中に配設されて記録媒体を搬送ローラ33に向けて押圧
し、これを搬送するためのフィードローラである。34
はヘッドカートリッジ9の吐出口に対向し記録媒体の記
録面を規制するためのプラテンである。41は記録媒体
搬送方向上、記録位置より下流側に配置され、記録媒体
を不図示の排紙口へ向けて排紙するための排紙ローラで
ある。42は排紙ローラ41に対応して設けられる拍車
であり、記録媒体を介してローラ41を押圧し、排紙ロ
ーラ41による記録媒体の搬送力を生じさせる。43は
記録媒体のセット等に際してフィードローラ39.押え
板451拍車42それぞれの付勢を解除するための解除
レバーである。
45は記録位置近傍において記録媒体の浮上り等を抑制
し、搬送ローラ33に対する密着状態を確保するための
押え板である。本例においては、記録ヘッドとしてイン
ク吐出を行うことにより記録を行うインクジェット記録
ヘッドを採用している。
従って記録ヘッドのインク吐出口形成面と記録媒体の被
記録面との距離は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐
出口形成面との接触を避けるべくその間隔が厳しく管理
されなければならないので、押え板45の配設が有効で
ある。47は押え板45に設けた目盛、49はこの目盛
に対応してキャリッジ11に設けられたマーカであり、
これらによっても記録ヘッドの印字位置や設定位置が読
取り可能である。
51はホームポジションにおいて記録ヘッドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキャ
ップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱が可能に支持
されている。このキャップ51は、非記録時等の記録ヘ
ッドの保護や、記録ヘッドの本発明に係る吐出回復処理
に際して用いられる。吐出回復処理とは、キャップ51
を吐出口形成面に対向させ、インク吐出口内方に設けら
れてインク吐出のために利用されるエネルギ発生素子を
駆動することにより全吐出口からインクを吐出させ(予
備吐出)、これによって気泡や塵埃。
増粘して記録に適さなくなったインク等の吐出不良要因
を除去する処理予備吐出)や、これとは別に吐出口形成
面とキャップ51で覆った状態で吐出口よりインクを強
制的に排出させることにより吐出不良要因を除去する処
理である。
53はインクの上記強制排出のために吸引力を作用する
(吸引)とともに、かかる強制排出による吐出回復処理
や予備吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に
受容されたインクを吸引(空吸引)するために用いられ
るポンプである。55はこのポンプ53によって吸引さ
れた廃インクを貯留するための廃インクタンク、57は
ポンプ53と廃インクタンク55とを連通するチューブ
である。
59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘッド側に突出してヘッド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されている
。61はモータ、63はモータ61から動力の伝達を受
けてポンプ53の駆動およびキャップ5工やブレード5
9の移動をそれぞれ行わせるためのカム装置である。
なお、以下、本例における吐出回復動作とは、吸引、キ
ャップオーブン、予備吐出、空吸引およびワイピングの
一連の動作をいい、1回の吐出回復動作とは、これら一
連の動作の1サイクルをいう。
第3図は、第5図、第6図にて後述される制御等を実行
するための制御構成を示すブロック図である。
キャリッジ11のキャップ位置や移動位置は、回復系ホ
ームセンサ65やキャリッジホームセンサ67の検出に
基づいて知ることができる。また、指示位置への移動や
指示位置設定入力等は、キーボード1に設けられたスペ
ースキーや所定のキーを用いて行う。本例に係る吐出回
復動作はモータドライバ61Aを介して回復モータ61
を動作させることにより、インク吸引やキャップの開閉
等を行う。
さらに、同図において1000は上記制御手順を実行す
るMPU 、 1001は、第5図、第6図に示される
制御手順等を格納するROM 、 1002は、キャリ
ッジIIの現在位置を記憶したり、上記制御実行におけ
るワークエリアとして用いられるRAMである。また、
1003は、本例にかかる吐出回復動作の間隔等を計測
するタイマである。本例においてこのタイマの動作はバ
ッテリによってバックアップされている。
第4図は本例における吐出回復動作の制御を説明するた
めの図である。同図に示すように、電源オン時に前回の
吐出回復動作からの経過時間を調べ、これが26時間未
満であれば吐出回復を行わず、26時間以上1ケ月未満
であれば1回の吐出回復動作を行ない、1ケ月以上であ
れば3回の吐出回復動作を行う。また、タイマをアクア
ツブするためのバッテリが切れている判明した場合は、
経過時間が不確実であるためとりあえず1回の吐出回復
を行うようにする。
また、キャップオーブン直前、すなわち記録開始時にも
前回の吐出回復動作からの経過時間を調べ、この時間が
34時間未満のときは吐出回復動作を行わず、34時間
以上1ケ月未満のときは1回の吐出回復動作を行ない、
1ケ月以上のときは3回の吐出回復動作を行なう。
以上のような吐出回復動作の制御態様において、例えば
、ある日の朝9時の仕事開始時に電源をオンとしたとき
、吐出回復が行なわれた場合、次の日の朝9時の仕事開
始時の電源オン時には26時間経過していないために吐
出回復動作が行われず、その日は電源を入れたまま記録
動作を行わないで10時間以上経過した残業時間等に記
録を開始しようとすると34時間以上経過したとして1
回の吐出回復動作を行う。
第5図は第4図にて説明した電源オン時の吐出回復動作
の制御手順を示すフローチャートである。この処理が起
動されると、まずステップS51で電源オフ時等にタイ
マ1003をバックアップしているバッテリが切れてい
る等の異常か否かを判断する。このバッテリチエツクは
公知の方法で行うことができる。ここで、バッテリが正
常の場合、ステップS52へ進みタイマ1003が計数
する時間に基づいて前回の吐出回復動作からの経過時間
を知り、この時間が所定の時間T2 (本例では1ケ月
)以上か否かを判断する。この判断で、経過時間が1ケ
月未満と判断されたときはステップS53へ進み、この
経過時間が第2の所定時間Tl (本例では26時間)
以上か否かを判断し、ここで、経過時間が26時間未満
の場合は吐出回復動作を行わず本処理手順を終了する。
ステップS53で経過時間が26時間以上と判断された
場合にはステップS5gで吐出回復動作を1回行ない、
次いでステップS59で経過時間タイマをリセットして
本処理手順を終了する。また、ステップS52で経過時
間が1ケ月以上と判断された場合はステップ35Gで吐
出回復動作を3回行ない、次いでステップS57でタイ
マをリセットする。さらに、ステップS51でバッテリ
切れ等の異常であると判断された場合には、電源オフの
経過時間が不確かであるため、念のためにステップS5
4で吐出回復動作を1回行ない、次いでステップS55
でタイマをリセットし本処理手順を終了する。
第6図は、記録開始時、すなわち非記録時の記録ヘッド
に対するキャッピングを解いて記録動作に移る直前に実
行される吐出回復処理のフローチャートである。
キャップ閉状態で記録命令が出力されるとこの処理が起
動され、ステップS61でバッテリ異常がチエツクされ
る。タイマバックアップ用バッテリが正常の場合は、ス
テップS62でタイマの計時データに基づいて、前回の
回復動作からの経過時間が所定時間T4 (本例の場合
1ケ月)以上が否がを判断する。経過時間が1ケ月未満
と判断された場合にはステップS63で経過時間が所定
時間T3(本例では34時間)以上か否かを判断する。
ここで、経過時間が34時間未満の場合は吐出回復動作
を行わず本処理手順を終了する。
ステップS63で34時間以上と判断された場合は、ス
テップS64で回復動作を1回行ない、次いでステップ
S65でタイマをリセットし本処理手順を終了する。ま
た、ステップS62で1ケ月以上経過していると判断さ
れた場合には、ステップS66で吐出回復動作を3回行
ない、次いでステップS67でタイマをリセットして本
処理手順を終了する。さらに、ステップA61でバッテ
リ異常と判断された場合には吐出回復動作は行わず本処
理手順を終了する。なお、本処理手順において吐出回復
動作を行う場合には、キャップが閉状態のまま直ちに吸
引動作以降の一連の吐出回復動作に移る。
なお、上記実施例では、経過時間に応じて回復動作の回
数を変えるようにしたが、その内容を変えるようにして
もよい。例えば経過時間が短時間であれば吸引動作を行
わず予備吐出のみとすることもできる。これは、記録ヘ
ッドの仕様およびその使用環境等に応じて適切に定める
ことができる。
また、上記実施例における経過時間判断のための基準と
なる設定時間、吐出回復動作の回数は、これらに限られ
ないことは勿論である。
さらに、経過時間の計時開始時点としては、上側のよう
な前回の回復動作時に限られず、例えば、前回の記録動
作終了時、電源オフ時とすることも可能である。
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応し・て配置されている電気熱変換体に
、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度−
ト昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記
録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこ
の駆動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡
を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少な(とも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インクラの吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては
、米国特許第4463359号明細書、同第43452
62号明細書に記載されているようなものが適している
。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐$ロ、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体重に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設Gプられたカートリッジタイプの記録ヘッド
を用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではな(、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギ
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化のエネルギとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。このような場合のインクは、特開昭5
4−56847号公報あるいは特開昭60−71260
号公報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫
通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電気熱
変換体に対して対向するような形態としてもよい。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
さらに加えて、本発明インクジェット配録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば例えば前
回の回復動作からの経過時間に応じて、電源投入時等に
行われるインク吸引や予備吐出モードの吐出回復動作の
内容や回数を可変とするため、必要最小限の適切な吐出
回復動作を行うことが可能となる。
この結果、吐出回復動作に伴うインク消費9回復動作時
間、廃インクタンク容量等を最小のものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は、本発明の一実施例にかか
る装置としての電子タイプライタの使用時および収納時
の外観斜視図、 第2図は、本発明に適用可能なプリンタの一構成例を示
す斜視図、 第3図は、第2図に示したプリンタの制御構成を示すブ
ロック図、 第4図は、本発明の一実施例にかかる吐出回復動作の態
様を示す説明図、 第5図および第6図は、それぞれ第4図に示した吐出回
復動作の処理手順を示すフローチャートである。 9・・・ヘッドカートリッジ、 51・・・キャップ、 53・・・ポンプ、 59・・・ブレード、 61・・・回復系モータ、 100・・・MPU 。 1001・・・ROM 1002・・・RAM 1003・・・タイマ。 第 ■ 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)吐出するインクによって記録を行うためのインクジ
    ェット記録装置において、 前記インクを吐出するための記録ヘッドと、該記録ヘッ
    ドの吐出回復動作を行うための回復手段と、 当該インクジェット記録装置に係る時間を計時する計時
    手段と、 該計時手段が所定の計時開始時点から当該装置の電源投
    入時までに計時する経過時間に応じて前記吐出回復動作
    の内容および/または回数を変化させて前記回復手段に
    当該吐出回復動作を行わせる制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 2)前記所定の計時開始時点は、前記の吐出回復動作時
    であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。 3)前記記録ヘッドは、熱エネルギーによってインク中
    に膜沸騰を生じさせ該膜沸騰による気泡の成長に伴なっ
    てインクを吐出することを特徴とする請求項1または2
    に記載のインクジェット記録装置。
JP2205862A 1990-02-13 1990-08-02 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP2693257B2 (ja)

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