JPH049003Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH049003Y2 JPH049003Y2 JP16814385U JP16814385U JPH049003Y2 JP H049003 Y2 JPH049003 Y2 JP H049003Y2 JP 16814385 U JP16814385 U JP 16814385U JP 16814385 U JP16814385 U JP 16814385U JP H049003 Y2 JPH049003 Y2 JP H049003Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- tip
- liquid
- oil
- passage
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- Expired
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 18
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えばエンジンオイルなど親和性の
高い液体であつても注液後の液滴下を防止できる
ようにしたノズルの液滴下防止構造に関するもの
である。
高い液体であつても注液後の液滴下を防止できる
ようにしたノズルの液滴下防止構造に関するもの
である。
例えば、組み立てライン上で組み立てられたエ
ンジンにエンジンオイルを自動注入する工程等に
あつては、通常、ノズルをエンジンの注油口に挿
入してから注油栓を開いて注液し、注油終了後に
注油栓を閉じてからそのノズルを注油口から引き
抜くといつた作業が行われる。ところが、従来よ
り用いられているノズルは単純なテーパ筒状或い
は直管状に形成されているので、その先端開口が
かなり大径になつている。そのため、注油栓を閉
じたときにその先端開口面に作用する油の重量が
表面張力を破り、油が滴下するといつた問題を招
来していた。このようにノズルから滴下した油
は、製品に付着してその品質を低下させたり、周
囲に飛散して作業場の安全性を損なつたりする
等、種々の派生的な問題を引き起こすことにな
る。
ンジンにエンジンオイルを自動注入する工程等に
あつては、通常、ノズルをエンジンの注油口に挿
入してから注油栓を開いて注液し、注油終了後に
注油栓を閉じてからそのノズルを注油口から引き
抜くといつた作業が行われる。ところが、従来よ
り用いられているノズルは単純なテーパ筒状或い
は直管状に形成されているので、その先端開口が
かなり大径になつている。そのため、注油栓を閉
じたときにその先端開口面に作用する油の重量が
表面張力を破り、油が滴下するといつた問題を招
来していた。このようにノズルから滴下した油
は、製品に付着してその品質を低下させたり、周
囲に飛散して作業場の安全性を損なつたりする
等、種々の派生的な問題を引き起こすことにな
る。
従来、かかる注液後のノズルの液滴下を防止す
るために、ノズルを注油栓の閉栓時に開弁される
弁を介して真空源に接続し、注油終了時にノズル
の油をその内側に吸引するようにしたノズルの液
滴下防止構造が知られている。
るために、ノズルを注油栓の閉栓時に開弁される
弁を介して真空源に接続し、注油終了時にノズル
の油をその内側に吸引するようにしたノズルの液
滴下防止構造が知られている。
しかし、このような従来のノズルの液滴下防止
構造では、真空源や弁等を必要とするので、設備
費用が高くつき、また、ランニングコストも高い
といつた欠点を有している。
構造では、真空源や弁等を必要とするので、設備
費用が高くつき、また、ランニングコストも高い
といつた欠点を有している。
「実開昭59−142067号公報に開示された塗装装
置は、余剰塗料吸引ノズルを設けたものであり、
吸引のための真空源が必要である。また、特開昭
59−230664号公報に開示された接着剤塗布装置
は、接着剤の返還用ノズルを設けたものであり、
接着剤返還のための返還用ポンプを必要としてい
る。さらに、実開昭57−66678号公報に開示され
た粘性体塗布装置は、吸引手段としてピストンを
用いると共に、このピストンを駆動させる圧縮空
気供給手段を必要とする構造である。いずれも、
前述した通り、設備費用およびランニングコスト
が嵩むという欠点を有している。
置は、余剰塗料吸引ノズルを設けたものであり、
吸引のための真空源が必要である。また、特開昭
59−230664号公報に開示された接着剤塗布装置
は、接着剤の返還用ノズルを設けたものであり、
接着剤返還のための返還用ポンプを必要としてい
る。さらに、実開昭57−66678号公報に開示され
た粘性体塗布装置は、吸引手段としてピストンを
用いると共に、このピストンを駆動させる圧縮空
気供給手段を必要とする構造である。いずれも、
前述した通り、設備費用およびランニングコスト
が嵩むという欠点を有している。
本考案は、上記の実情を考慮してなされたもの
であつて、構造が簡単でコストが安く、しかも、
例えばエンジンオイル等の親和性の高い液体であ
つても注液後のノズルからの液滴下を防止するこ
とが出来るノズルの液滴下防止構造の提供を目的
とするものである。
であつて、構造が簡単でコストが安く、しかも、
例えばエンジンオイル等の親和性の高い液体であ
つても注液後のノズルからの液滴下を防止するこ
とが出来るノズルの液滴下防止構造の提供を目的
とするものである。
本考案のノズルの液滴下防止構造は上記の目的
を達成するために、ノズルの先端部に、ノズルの
周方向に適当な間隔をおいて配置された互いに平
行な複数のノズル孔と、互いに隣接するノズル孔
の先端開口部同士を連通させるスリツト状の各通
路と、ノズルの先端側面の各ノズル孔および各通
路によつて囲まれた部分に形成された有底凹穴が
設けられる。これにより、ノズルからの液の噴出
に伴つて、ノズルの先端側面の各ノズル孔および
各通路によつて囲まれた部分に形成された有底凹
穴には負圧が生じ、注液終了後にはその負圧によ
つて周囲の液が有底凹穴内に吸引されて、その有
底凹穴に溜められるので、いわゆる液切れがよく
なる。また、ノズル先端の開口は複数のノズル孔
の先端開口とこれらを連通するスリツト状の通路
で形成されているので、開口径或いは開口幅が小
さく、開口部において液面に作用する液圧が小さ
くなるので、液の表面張力によつて液の滴下が防
止されることになる。なお、上記有底凹穴に溜め
られた液は注液の再開時に、各ノズル孔および各
通路から噴出する液につられて有底凹穴から排出
される。
を達成するために、ノズルの先端部に、ノズルの
周方向に適当な間隔をおいて配置された互いに平
行な複数のノズル孔と、互いに隣接するノズル孔
の先端開口部同士を連通させるスリツト状の各通
路と、ノズルの先端側面の各ノズル孔および各通
路によつて囲まれた部分に形成された有底凹穴が
設けられる。これにより、ノズルからの液の噴出
に伴つて、ノズルの先端側面の各ノズル孔および
各通路によつて囲まれた部分に形成された有底凹
穴には負圧が生じ、注液終了後にはその負圧によ
つて周囲の液が有底凹穴内に吸引されて、その有
底凹穴に溜められるので、いわゆる液切れがよく
なる。また、ノズル先端の開口は複数のノズル孔
の先端開口とこれらを連通するスリツト状の通路
で形成されているので、開口径或いは開口幅が小
さく、開口部において液面に作用する液圧が小さ
くなるので、液の表面張力によつて液の滴下が防
止されることになる。なお、上記有底凹穴に溜め
られた液は注液の再開時に、各ノズル孔および各
通路から噴出する液につられて有底凹穴から排出
される。
本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
いて説明すれば、以下の通りである。
第2図に示すように、内部エンジンオイルを収
納するオイルタンク1から導出された給油路2の
途中には注油栓3が介在させてあり、この給油路
2の先端部にノズル4が連結される。このノズル
4の先端部には、例えば合成樹脂で作られたノズ
ルチツプ5が挿入される。
納するオイルタンク1から導出された給油路2の
途中には注油栓3が介在させてあり、この給油路
2の先端部にノズル4が連結される。このノズル
4の先端部には、例えば合成樹脂で作られたノズ
ルチツプ5が挿入される。
このノズルチツプ5は、第1図と第3図に示す
ように、ノズル4の周方向に適当な間隔をおいて
配置された互いに平行で、流路断面が一様な円形
に形成された複数のノズル孔6と、互いに隣接す
るノズル孔6の先端開口部同士を連通させるスリ
ツト状の各通路7とを有し、ノズル4の先端側面
8の各ノズル孔6および各通路7によつて囲まれ
た部分には有底凹穴9が形成されている。
ように、ノズル4の周方向に適当な間隔をおいて
配置された互いに平行で、流路断面が一様な円形
に形成された複数のノズル孔6と、互いに隣接す
るノズル孔6の先端開口部同士を連通させるスリ
ツト状の各通路7とを有し、ノズル4の先端側面
8の各ノズル孔6および各通路7によつて囲まれ
た部分には有底凹穴9が形成されている。
上記の構成において、ノズル4の各ノズル孔6
から噴出されるエンジンオイルは、第4図に示す
ように、次第に広がりながら噴出する一方、互い
に隣接するノズル孔6から噴出するエンジンオイ
ルL同士が通路7を介して互いに幕状に連なり、
各ノズル孔6および各通路7によつて囲まれた部
分の空気はエンジンオイルの噴出によるエゼクト
作用によつて排除される。その結果、その各ノズ
ル孔6および各通路7によつて囲まれた部分に負
圧が発生する。従つて、上記部分に形成された有
底凹穴9も負圧になる。
から噴出されるエンジンオイルは、第4図に示す
ように、次第に広がりながら噴出する一方、互い
に隣接するノズル孔6から噴出するエンジンオイ
ルL同士が通路7を介して互いに幕状に連なり、
各ノズル孔6および各通路7によつて囲まれた部
分の空気はエンジンオイルの噴出によるエゼクト
作用によつて排除される。その結果、その各ノズ
ル孔6および各通路7によつて囲まれた部分に負
圧が発生する。従つて、上記部分に形成された有
底凹穴9も負圧になる。
そこで、注油栓3を閉じてエンジンオイルの噴
出を停止すると、その停止の瞬間にノズル孔6か
ら出たエンジンオイルは有底凹穴9に吸入される
ことになり、エンジンオイルの噴出が即時に停止
される。また、エンジンオイルの噴出が停止され
ると、各ノズル孔6および各通路7の開口部から
滴下しようとするエンジンオイルは、そこを覆う
エンジンオイルの表面張力によつて保持される。
出を停止すると、その停止の瞬間にノズル孔6か
ら出たエンジンオイルは有底凹穴9に吸入される
ことになり、エンジンオイルの噴出が即時に停止
される。また、エンジンオイルの噴出が停止され
ると、各ノズル孔6および各通路7の開口部から
滴下しようとするエンジンオイルは、そこを覆う
エンジンオイルの表面張力によつて保持される。
本考案のノズルの液滴下防止構造は以上のよう
に、ノズルからの液の噴出に伴つて、ノズルの先
端側面の各ノズル孔および各通路によつて囲まれ
た部分に液のエゼクト作用によつて負圧を発生さ
せ、注液終了時にはその負圧によつて周囲の液を
その部分に形成した有底凹穴に吸引させるように
構成してあるので、液の噴出停止時に瞬時に液の
噴出を停止できる。また、ノズル先端の開口を複
数のノズル孔の先端開口とこれらを連通するスリ
ツト状の通路で形成して開口径或いは開口幅を小
さくし、開口部において液面に作用する液圧が小
さくなるようにしてあるので、液の表面張力によ
つて液をノズル孔および通路内に保持し、これに
より液の滴下が防止される等の効果を奏する。
に、ノズルからの液の噴出に伴つて、ノズルの先
端側面の各ノズル孔および各通路によつて囲まれ
た部分に液のエゼクト作用によつて負圧を発生さ
せ、注液終了時にはその負圧によつて周囲の液を
その部分に形成した有底凹穴に吸引させるように
構成してあるので、液の噴出停止時に瞬時に液の
噴出を停止できる。また、ノズル先端の開口を複
数のノズル孔の先端開口とこれらを連通するスリ
ツト状の通路で形成して開口径或いは開口幅を小
さくし、開口部において液面に作用する液圧が小
さくなるようにしてあるので、液の表面張力によ
つて液をノズル孔および通路内に保持し、これに
より液の滴下が防止される等の効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例のノズルチツプの中
央縦断斜視図、第2図は本考案を適用したエンジ
ンオイル注油装置の概略を示す配管図、第3図は
上記ノズルチツプの縦断面図、第4図はそのノズ
ルチツプから噴出されるエンジンオイルの状態を
示す側面図である。 4はノズル、6はノズル孔、7は通路、9は有
底凹穴である。
央縦断斜視図、第2図は本考案を適用したエンジ
ンオイル注油装置の概略を示す配管図、第3図は
上記ノズルチツプの縦断面図、第4図はそのノズ
ルチツプから噴出されるエンジンオイルの状態を
示す側面図である。 4はノズル、6はノズル孔、7は通路、9は有
底凹穴である。
Claims (1)
- ノズルの先端部に、ノズルの周方向に間隔をお
いて配置された互いに平行な複数のノズル孔と、
互いに隣接するノズル孔の先端開口部同士を連通
させるスリツト状の各通路と、ノズルの先端側面
の各ノズル孔および各通路によつて囲まれた部分
に形成された有底凹穴を有して成るノズルの液滴
下防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16814385U JPH049003Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16814385U JPH049003Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6275856U JPS6275856U (ja) | 1987-05-15 |
JPH049003Y2 true JPH049003Y2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=31100747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16814385U Expired JPH049003Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH049003Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6453161B2 (ja) * | 2015-06-04 | 2019-01-16 | 株式会社Soken | 噴射弁 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP16814385U patent/JPH049003Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6275856U (ja) | 1987-05-15 |
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