JPH0489162A - 連続鋳造装置 - Google Patents
連続鋳造装置Info
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- JPH0489162A JPH0489162A JP20466590A JP20466590A JPH0489162A JP H0489162 A JPH0489162 A JP H0489162A JP 20466590 A JP20466590 A JP 20466590A JP 20466590 A JP20466590 A JP 20466590A JP H0489162 A JPH0489162 A JP H0489162A
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Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、溶融金属の連続鋳造装置に係り、更に詳しく
は、運転中の鋳型と鋳片との間の摩擦を流体摩擦と固定
摩擦とに分離して演算することのできる連続鋳造装置に
関する。
は、運転中の鋳型と鋳片との間の摩擦を流体摩擦と固定
摩擦とに分離して演算することのできる連続鋳造装置に
関する。
〔従来技術]
溶融金属の連続鋳造は5周知のように、溶m鍋を通して
鋳型に注入された溶融金属が前記鋳型の下方から鋳片と
して連続的に所定の速度で引き抜かれることによりなさ
れる。このとき、鋳型は連結された鋳型振動装置により
波形、振幅といった所定の振動条件のもとで鉛直方向に
駆動される。
鋳型に注入された溶融金属が前記鋳型の下方から鋳片と
して連続的に所定の速度で引き抜かれることによりなさ
れる。このとき、鋳型は連結された鋳型振動装置により
波形、振幅といった所定の振動条件のもとで鉛直方向に
駆動される。
それにより、鋳型内の溶融金属上に供給される熔融パウ
ダは、鋳型と該鋳型の冷却により固化した鋳片との間に
流入し、それぞれの間の潤滑状態を良好にさせる働きを
する。ここで、鋳型と鋳片との間の摩擦力を把握するこ
とは、溶融金属の安定した連続鋳造を行っていく上で非
常に重要なことと言える。即ち、前記摩擦力を適当に低
く保持することにより、鋳片の表面品質を良好に保ち、
且つ鋳型と鋳片との間のスティッキング(焼付き)を極
力抑えることができる。
ダは、鋳型と該鋳型の冷却により固化した鋳片との間に
流入し、それぞれの間の潤滑状態を良好にさせる働きを
する。ここで、鋳型と鋳片との間の摩擦力を把握するこ
とは、溶融金属の安定した連続鋳造を行っていく上で非
常に重要なことと言える。即ち、前記摩擦力を適当に低
く保持することにより、鋳片の表面品質を良好に保ち、
且つ鋳型と鋳片との間のスティッキング(焼付き)を極
力抑えることができる。
それにより、鋳片は過大な引張り力を受けることがなく
、連続鋳造の生産性を著しく阻害させる拘束性のブレー
クアウトが発生しにくくなる。更に、前記摩擦力を常時
監視することにより拘束性のブレークアウトの出現を予
知することが可能でそれに応した対策を即座に且つ未然
に講じることができる。
、連続鋳造の生産性を著しく阻害させる拘束性のブレー
クアウトが発生しにくくなる。更に、前記摩擦力を常時
監視することにより拘束性のブレークアウトの出現を予
知することが可能でそれに応した対策を即座に且つ未然
に講じることができる。
上記したような摩擦力を測定する方法としては従来より
数多くの開示がなされている。
数多くの開示がなされている。
例えば、特開昭57−32866号公報開示による。力
の釣合い条件を用いて鋳型の慣性力と振動伝達機構の弾
性力とから鋳型と鋳片間の摩擦力を求め、これに基づい
てブレークアウトを予知する方法 特公昭60−21811号公報に開示された振動動装置
からの振動入力と鋳型振動出力とを検出し、オンライン
にて周波数伝達関数を求め、その変化状態から鋳型と鋳
片間の潤滑状態を判断しこの判断結果に基づいて、前記
潤滑状態が規定の範囲内になるように鋳片の引抜き速度
及び鋳型の振動周期を変更し、前記潤滑状態を制御する
方法。
の釣合い条件を用いて鋳型の慣性力と振動伝達機構の弾
性力とから鋳型と鋳片間の摩擦力を求め、これに基づい
てブレークアウトを予知する方法 特公昭60−21811号公報に開示された振動動装置
からの振動入力と鋳型振動出力とを検出し、オンライン
にて周波数伝達関数を求め、その変化状態から鋳型と鋳
片間の潤滑状態を判断しこの判断結果に基づいて、前記
潤滑状態が規定の範囲内になるように鋳片の引抜き速度
及び鋳型の振動周期を変更し、前記潤滑状態を制御する
方法。
特開昭60−231561号公報に開示の、振動駆動装
置内の駆動伝達ピンに作用する振動荷重若しくは加振力
をピン型ロードセルにより測定し空運転時の前記加振力
と鋳造時の前記加振力とから鋳型と鋳片との間に生しる
摩擦力を測定する方特開昭61−279350号公報記
載の、上記した特開昭57−32866号公報記載の方
法に加え、鋳型と接触する鋳型の内面近傍の温度を測定
し、該温度と、摩擦力と温度のブレークアウト原因に対
応して予め設定された基準値とを比較することによって
、ブレークアウトを予知する方法及び特開昭62−28
6656号公報開示の非鋳造中の鋳型加振力と鋳造中の
鋳型加振力とを共に求め、これら直流成分の値の差に基
づいて鋳型と鋳片との間の摩擦力を算出する方法等が知
られている。
置内の駆動伝達ピンに作用する振動荷重若しくは加振力
をピン型ロードセルにより測定し空運転時の前記加振力
と鋳造時の前記加振力とから鋳型と鋳片との間に生しる
摩擦力を測定する方特開昭61−279350号公報記
載の、上記した特開昭57−32866号公報記載の方
法に加え、鋳型と接触する鋳型の内面近傍の温度を測定
し、該温度と、摩擦力と温度のブレークアウト原因に対
応して予め設定された基準値とを比較することによって
、ブレークアウトを予知する方法及び特開昭62−28
6656号公報開示の非鋳造中の鋳型加振力と鋳造中の
鋳型加振力とを共に求め、これら直流成分の値の差に基
づいて鋳型と鋳片との間の摩擦力を算出する方法等が知
られている。
(発明が解決しようとする課題〕
ところが、連続鋳造装置の加振力計測装置に係る従来の
摩擦力測定方法は、その多くが基本的に鋳造中の鋳型加
振力の振幅値から非鋳造中の鋳型加振力を差し引き、こ
の加振力差を摩擦力と仮定する方法、所謂、振幅差法で
あって鋳型と鋳片の間の全体の摩擦力を検出するもので
あり、上記摩擦力を流体(粘性)摩擦力と固体摩擦力と
に細分化して検出することができなかった。しかしなが
ら、上記固体摩擦力からは制御上有用な情報を得ること
ができる。例えば、この固体摩擦力は拘束性のブレーク
アウトを予知するための指標となりその値に基づいて上
記ブレークアウトを未然に防くための処置を講しること
ができる。
摩擦力測定方法は、その多くが基本的に鋳造中の鋳型加
振力の振幅値から非鋳造中の鋳型加振力を差し引き、こ
の加振力差を摩擦力と仮定する方法、所謂、振幅差法で
あって鋳型と鋳片の間の全体の摩擦力を検出するもので
あり、上記摩擦力を流体(粘性)摩擦力と固体摩擦力と
に細分化して検出することができなかった。しかしなが
ら、上記固体摩擦力からは制御上有用な情報を得ること
ができる。例えば、この固体摩擦力は拘束性のブレーク
アウトを予知するための指標となりその値に基づいて上
記ブレークアウトを未然に防くための処置を講しること
ができる。
一方、上記したような装置からの観測値には通常、ノイ
ズが含まれており、この観測値から演算された状態量1
例えば上記鋳型加振力等にも当然ながらランダム的なノ
イズが含まれることになる。このようなノイズは、上記
摩擦力を高精度に演算する上で大きな阻害因子になって
いた。
ズが含まれており、この観測値から演算された状態量1
例えば上記鋳型加振力等にも当然ながらランダム的なノ
イズが含まれることになる。このようなノイズは、上記
摩擦力を高精度に演算する上で大きな阻害因子になって
いた。
従って3本発明の目的とするところは、運転中の鋳型と
鋳片の間の流体摩擦と固体摩擦の双方を精度良く演算す
ることのできる連続鋳造装置を提供することにある。
鋳片の間の流体摩擦と固体摩擦の双方を精度良く演算す
ることのできる連続鋳造装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために1本発明が採用する主たる手
段は、振動装置により振動されつつある鋳型を用いて鋳
片を連続に鋳造する連続鋳造装置においで、上記鋳型と
上記鋳片との間の流体摩擦と固体摩擦とよりなる摩擦力
の方程式と、上記振動装置全体の動特性を表わす運動方
程式の双方に拡張カルマンフィルタを適用し演算するよ
うにした点を要旨とする連続鋳造装置として構成されて
いる。
段は、振動装置により振動されつつある鋳型を用いて鋳
片を連続に鋳造する連続鋳造装置においで、上記鋳型と
上記鋳片との間の流体摩擦と固体摩擦とよりなる摩擦力
の方程式と、上記振動装置全体の動特性を表わす運動方
程式の双方に拡張カルマンフィルタを適用し演算するよ
うにした点を要旨とする連続鋳造装置として構成されて
いる。
[作用]
本発明によれば、鋳型と鋳片の間の流体摩擦と固体摩擦
とよりなる摩擦力の方程式と5振動装置全体の動特性を
表わす運動方程式とよりなる数学モデルが連続鋳造装置
に適用される。
とよりなる摩擦力の方程式と5振動装置全体の動特性を
表わす運動方程式とよりなる数学モデルが連続鋳造装置
に適用される。
そして、上記摩擦力の方程式と運動方程式の双方に拡張
カルマンフィルタが適用され、これらの方程式を演算す
る。上記拡張カルマンフィルタは上記連続鋳造装置から
の観測値及び該観測値から演算された連続鋳造装置の状
態量にそれぞれ含まれるノイズによる上記状態量の誤差
のバラツキを最小にすることにより、そのときの上記状
態量を高精度に推定する。同時に、上記状態量に上記流
体摩擦及び固体摩擦に係る未知パラメータを含ませるこ
とによって、上記流体摩擦及び固体摩擦を高精度に同定
演算することができる。
カルマンフィルタが適用され、これらの方程式を演算す
る。上記拡張カルマンフィルタは上記連続鋳造装置から
の観測値及び該観測値から演算された連続鋳造装置の状
態量にそれぞれ含まれるノイズによる上記状態量の誤差
のバラツキを最小にすることにより、そのときの上記状
態量を高精度に推定する。同時に、上記状態量に上記流
体摩擦及び固体摩擦に係る未知パラメータを含ませるこ
とによって、上記流体摩擦及び固体摩擦を高精度に同定
演算することができる。
[実施例]
以下添付した図面を参照して9本発明を具体化した実施
例につき説明し2本発明の理解に供する。
例につき説明し2本発明の理解に供する。
ここに第1図は本発明の一実施例に係る連続鋳造装置の
概略構成を示す構成図、第2図は同連続鋳造装置を示す
斜視図、第3図は同連続鋳造装置の動特性を表わす2自
由度数学モデルを示す概念図第4図は同連続鋳造装置の
2自由度数学モデルに適用された拡張カルマンフィルタ
による流体摩擦及び固体摩擦を演算するための処理手順
を示すフローチャート、第5図乃至第7図はルンゲ・ク
ノタ・ギル法により得た粘性摩擦係数及び固体摩擦力に
対して比較した拡張カルマンフィルタにより得た粘性摩
擦係数及び固体摩擦力の収束状態を示すグラフ、第8図
(a)乃至(f)はそれぞれ未知パラメータを含む拡張
状態ヘクトルの状態量若しくは未知パラメータのシミュ
レーション実行中の時間変化を示すグラフ、第9図(a
)乃至(f)は第8図(a)乃至げ)のシミュレーショ
ン実行中における推定誤差共分散行列の対角型P 11
乃至P bbの時間変化を示すグラフ、第10図は上記
連続鋳造装置の動特性を表わす1自由度数学モデルを示
す概念図である。
概略構成を示す構成図、第2図は同連続鋳造装置を示す
斜視図、第3図は同連続鋳造装置の動特性を表わす2自
由度数学モデルを示す概念図第4図は同連続鋳造装置の
2自由度数学モデルに適用された拡張カルマンフィルタ
による流体摩擦及び固体摩擦を演算するための処理手順
を示すフローチャート、第5図乃至第7図はルンゲ・ク
ノタ・ギル法により得た粘性摩擦係数及び固体摩擦力に
対して比較した拡張カルマンフィルタにより得た粘性摩
擦係数及び固体摩擦力の収束状態を示すグラフ、第8図
(a)乃至(f)はそれぞれ未知パラメータを含む拡張
状態ヘクトルの状態量若しくは未知パラメータのシミュ
レーション実行中の時間変化を示すグラフ、第9図(a
)乃至(f)は第8図(a)乃至げ)のシミュレーショ
ン実行中における推定誤差共分散行列の対角型P 11
乃至P bbの時間変化を示すグラフ、第10図は上記
連続鋳造装置の動特性を表わす1自由度数学モデルを示
す概念図である。
尚、下記する実施例は2本発明の具体的−例に過ぎず2
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本実施例の連続鋳造装置1は、第1図及び第2図に示す
ように、平断面矩形の内輪祁aを有する鋳型2がその垂
直軸芯を鉛直方向に保持可能に鋳型ロッド5を介して振
動梁3上に支持されている。
ように、平断面矩形の内輪祁aを有する鋳型2がその垂
直軸芯を鉛直方向に保持可能に鋳型ロッド5を介して振
動梁3上に支持されている。
前記振動梁3は、その一端がコンロッド4を介してクラ
ンク機構18に連結され、他端が振動支点となる支点軸
6に支持されている。前記鋳型2はその周囲に鋳型冷却
用の給水フレーム12が配設されている。このように、
前記連続鋳造装置1の振動装置は、鋳型2.該鋳型2を
支えて振動させる振動梁3.コンロッド4.鋳型ロッド
5、クランク機構18.該クランク機構18に連結され
た駆動用のモータ並びに減速機、モータの駆動を制御し
その時のモータ電流値を出力する制御盤13及び支点軸
6から構成されている。
ンク機構18に連結され、他端が振動支点となる支点軸
6に支持されている。前記鋳型2はその周囲に鋳型冷却
用の給水フレーム12が配設されている。このように、
前記連続鋳造装置1の振動装置は、鋳型2.該鋳型2を
支えて振動させる振動梁3.コンロッド4.鋳型ロッド
5、クランク機構18.該クランク機構18に連結され
た駆動用のモータ並びに減速機、モータの駆動を制御し
その時のモータ電流値を出力する制御盤13及び支点軸
6から構成されている。
そして、鋳型2又は該鋳型2の振動装置にはそれぞれの
振動状態を計測するためのセンサが設けられている。例
えば、鋳型2の上面には、鋳型2の上下方向の速度を測
定する鋳型速度センサ11が固設され、振動梁3の上面
には、コンロッド4接続部位の上方にてコンロッド4の
上下方向の速度を測定するコンロッド速度センサ9が配
設され、支点軸6と先端との間に振動梁加速度センサ8
が設けられている。更に、正面から見て(矢印K)振動
梁3の右部に上下方向の曲げ歪を測定する振動梁歪ゲー
ジ7が固設され、左部にも前記右部と同様に振動梁歪ゲ
ージ(不図示)が設けられている。コンロッド4には軸
方向の歪を計測するためのコンロッド歪ゲージ10が配
設されている。
振動状態を計測するためのセンサが設けられている。例
えば、鋳型2の上面には、鋳型2の上下方向の速度を測
定する鋳型速度センサ11が固設され、振動梁3の上面
には、コンロッド4接続部位の上方にてコンロッド4の
上下方向の速度を測定するコンロッド速度センサ9が配
設され、支点軸6と先端との間に振動梁加速度センサ8
が設けられている。更に、正面から見て(矢印K)振動
梁3の右部に上下方向の曲げ歪を測定する振動梁歪ゲー
ジ7が固設され、左部にも前記右部と同様に振動梁歪ゲ
ージ(不図示)が設けられている。コンロッド4には軸
方向の歪を計測するためのコンロッド歪ゲージ10が配
設されている。
又、上記クランク機構18の近傍には、コンロッド4下
端の変位を測定するコンロッド変位センサ19が配設さ
れている。
端の変位を測定するコンロッド変位センサ19が配設さ
れている。
上記した各センサ7.8,9.10,11.19からの
出力信号は、それぞれアンプ14を介してバンドパスフ
ィルタ15により必要な周波数成分以外がカットされA
D変換器16を経た後にマイクロコンピュータシステム
17に入力される。
出力信号は、それぞれアンプ14を介してバンドパスフ
ィルタ15により必要な周波数成分以外がカットされA
D変換器16を経た後にマイクロコンピュータシステム
17に入力される。
該マイクロコンピュータシステム17は、主としてCP
U メモリ、入出力インクフェイスからなる汎用のシス
テムであって、予め上記メモリにプログラムとしてそれ
ぞれ記憶された後述する鋳型2・鋳片21間の摩擦力の
方程式、上記振動装置全体の動特性を表わす方程式、及
び上記振動装置からの出力信号に含まれる誤差を逐次的
に減少させこの出力信号から振動装置の状態を推定する
拡張カルマンフィルタのアルゴリズムに、それぞれ上記
出力信号を与え、そのときの鋳型2と鋳片21との間の
流体摩擦力の指標となる粘性摩擦係数や固体摩擦力を演
算する同定システムとして働くとともに、拘束性のブレ
ークアウトを予知したりする。
U メモリ、入出力インクフェイスからなる汎用のシス
テムであって、予め上記メモリにプログラムとしてそれ
ぞれ記憶された後述する鋳型2・鋳片21間の摩擦力の
方程式、上記振動装置全体の動特性を表わす方程式、及
び上記振動装置からの出力信号に含まれる誤差を逐次的
に減少させこの出力信号から振動装置の状態を推定する
拡張カルマンフィルタのアルゴリズムに、それぞれ上記
出力信号を与え、そのときの鋳型2と鋳片21との間の
流体摩擦力の指標となる粘性摩擦係数や固体摩擦力を演
算する同定システムとして働くとともに、拘束性のブレ
ークアウトを予知したりする。
尚、詳細な実施例の説明に先立ち1本発明のポイントに
関し、以下に説明する。
関し、以下に説明する。
先ず、カルマンフィルタに関して説明する。上記カルマ
ンフィルタとは3例えば上記振動装置各部の加速度、速
度、変位、振動梁3やコンロッド4の歪み等に係る出力
信号若しくは該出力信号からの演算値を観測し、これら
の観測値から上記振動装置の時々刻々と変化する状態量
(上記観測値とは物理量が異なる場合が多い)を推定す
るにあたって、上記観測値には観測誤差が含まれている
ものとして当該観測誤差のバラツキを逐次的に最小にす
ることによって上記状態量の推定精度の向上を図るもの
である。上記カルマンフィルタのアルゴリズムはソフト
ウェア若しくはハードウェアとして実現できる。
ンフィルタとは3例えば上記振動装置各部の加速度、速
度、変位、振動梁3やコンロッド4の歪み等に係る出力
信号若しくは該出力信号からの演算値を観測し、これら
の観測値から上記振動装置の時々刻々と変化する状態量
(上記観測値とは物理量が異なる場合が多い)を推定す
るにあたって、上記観測値には観測誤差が含まれている
ものとして当該観測誤差のバラツキを逐次的に最小にす
ることによって上記状態量の推定精度の向上を図るもの
である。上記カルマンフィルタのアルゴリズムはソフト
ウェア若しくはハードウェアとして実現できる。
上記カルマンフィルタでは1対象とする装置の数学モデ
ルを表現する運動方程式が線形であること(線形性:
Lineari ty) 、鋳型振動装置、摩擦力より
なる動的システム及び観測値に係るノイズが周波数成分
の−様な、いわゆる白色性(ilhiteness)で
あって且つその振幅分布がガウス分布になるガウス性(
Gaussian)であること、及びこのカルマンフィ
ルタにより得られた推定値が最小二乗規範(Quadr
atic)に従うことといった。いわゆるLQG仮定が
前提とされている。
ルを表現する運動方程式が線形であること(線形性:
Lineari ty) 、鋳型振動装置、摩擦力より
なる動的システム及び観測値に係るノイズが周波数成分
の−様な、いわゆる白色性(ilhiteness)で
あって且つその振幅分布がガウス分布になるガウス性(
Gaussian)であること、及びこのカルマンフィ
ルタにより得られた推定値が最小二乗規範(Quadr
atic)に従うことといった。いわゆるLQG仮定が
前提とされている。
そこで 上記カルマンフィルタを非線形の運動方程式に
適用できるように、適用範囲を拡張したものが拡張カル
マンフィルタである。
適用できるように、適用範囲を拡張したものが拡張カル
マンフィルタである。
更に、この拡張カルマンフィルタを、未知パラメータを
含む装置の状態量に関する運動方程式に適用したものが
、適応型の拡張カルマンフィルタである。
含む装置の状態量に関する運動方程式に適用したものが
、適応型の拡張カルマンフィルタである。
本実施例では、この適応型の拡張カルマンフィルタを適
用し、鋳型2と鋳片21との間の摩擦力を支配する粘性
摩擦係数及び固体摩擦力等を未知パラメータとして用い
た。
用し、鋳型2と鋳片21との間の摩擦力を支配する粘性
摩擦係数及び固体摩擦力等を未知パラメータとして用い
た。
連続鋳造装置1に上記拡張カルマンフィルタを適用する
ためには、上記したように7対象とする連続鋳造装置1
の振動装置全体の動特性を表す数学モデルが必要になる
。又、マイクロコンピュタシステムによるリアルタイム
処理を行うには少ない自由度で数学モデルを表現する必
要があり本実施例では第3図に示す2自由度数学モデル
を用いた。
ためには、上記したように7対象とする連続鋳造装置1
の振動装置全体の動特性を表す数学モデルが必要になる
。又、マイクロコンピュタシステムによるリアルタイム
処理を行うには少ない自由度で数学モデルを表現する必
要があり本実施例では第3図に示す2自由度数学モデル
を用いた。
第3図において、各符号は
xl :鋳型2の上下変位量
X2 :コンロッド4下端の上下変位量U :コンロッ
ド4の下端の強制変位量m1 :鋳型2及び振動梁3の
1次モード有効質量m2 :コンロッド4上部の梁有効
質量に1 :振動梁3の1次モードの等価バネcl :
振動梁3の1次モードの等価減衰に2 :コンロッド4
の軸剛性を表すハネC2:コンロッド4軸方向の減衰 lI :支点軸6から鋳型2取付位置までの振動梁3の
距離 12 :支点軸6からコンロッド4取付位置までの振動
梁3の距離 である。
ド4の下端の強制変位量m1 :鋳型2及び振動梁3の
1次モード有効質量m2 :コンロッド4上部の梁有効
質量に1 :振動梁3の1次モードの等価バネcl :
振動梁3の1次モードの等価減衰に2 :コンロッド4
の軸剛性を表すハネC2:コンロッド4軸方向の減衰 lI :支点軸6から鋳型2取付位置までの振動梁3の
距離 12 :支点軸6からコンロッド4取付位置までの振動
梁3の距離 である。
そこで、鋳型2・鋳片21間に働く摩擦力をfとすると
、この摩擦力fは鋳型2・鋳片21間の相対速度をv(
v−χ、+vc、vc=鋳片2の引抜き速度)として次
の(1)式のように表すことができる。
、この摩擦力fは鋳型2・鋳片21間の相対速度をv(
v−χ、+vc、vc=鋳片2の引抜き速度)として次
の(1)式のように表すことができる。
1− (1v+θ ・・・(1)ここで、右辺第
1項は相対速度に比例する粘性(流体)摩擦の成分を表
し、CIは鋳型−鋳片間の粘性摩擦係数である。同第2
項のθは、クーロン(固体)摩擦力を表し、その正負号
は■≧0の時− v<0の時十である。
1項は相対速度に比例する粘性(流体)摩擦の成分を表
し、CIは鋳型−鋳片間の粘性摩擦係数である。同第2
項のθは、クーロン(固体)摩擦力を表し、その正負号
は■≧0の時− v<0の時十である。
又、()は時間による微分(d/dt)を表す。即ちX
、は鋳型2の速度を示す。
、は鋳型2の速度を示す。
尚1時間による2次微分(d/d2 t)は()で以下
示す。
示す。
即ち、マイクロコンピュータシステム17において コ
ンロッド4下端の強制変位量Uはコンロッド変位センサ
19により計測され、このUの時間微分によって強制速
度Uが演算される。
ンロッド4下端の強制変位量Uはコンロッド変位センサ
19により計測され、このUの時間微分によって強制速
度Uが演算される。
いま、XI 、xz 、u、fをともに上向きを正とし
て示すと、鋳型2にかかる力のつりあいを表す運動方程
式は、(2)式のようになる。ただし、α=1+/lz
とおく。
て示すと、鋳型2にかかる力のつりあいを表す運動方程
式は、(2)式のようになる。ただし、α=1+/lz
とおく。
m+ Xl + C+ (XI
−α xz)+に+ (xl zx2 ) 士CR(xl +vc)±θ−0−・・(2)ここで、
θの正負号は x、+vc≧0の時十 x 1+ v (< 0の時−である。
−α xz)+に+ (xl zx2 ) 士CR(xl +vc)±θ−0−・・(2)ここで、
θの正負号は x、+vc≧0の時十 x 1+ v (< 0の時−である。
(2)弐において、左辺第1項は鋳型2の慣性力を同第
2項は粘性減衰力を、同第3項は復元力を同第4項は流
体摩擦力を、同第5項は固体摩擦力をそれぞれ表してい
る。
2項は粘性減衰力を、同第3項は復元力を同第4項は流
体摩擦力を、同第5項は固体摩擦力をそれぞれ表してい
る。
更に、コンロッド4側端部の振動梁3にかかる力のつり
あいを表す運動方程式は (3)式のように示される。
あいを表す運動方程式は (3)式のように示される。
いま、上記振動装置各部の動特性に係る状態を表す状態
量として” 、xl + xl + xzを抽出し
、これらを行列ヘクトル表示した状態ベクトルXとして
表すと 次式のようになる。
量として” 、xl + xl + xzを抽出し
、これらを行列ヘクトル表示した状態ベクトルXとして
表すと 次式のようになる。
x= (xl 、 XI 、 Xz 、 Xz
l ” ・=(4)尚1式中の右肩に付記したIT
I は転置行列であることを示す。
l ” ・=(4)尚1式中の右肩に付記したIT
I は転置行列であることを示す。
そこで、(2)弐〜(4)弐より(5)式に示す連続系
の運動方程式が導かれる。
の運動方程式が導かれる。
t
+IB3f (θ、 x) ・・・(5)ただし
、各係数行列及び(2)式の摩擦力の項はに1 α (
χ1−αX2) +cz (xz u) +kz (Xz u) =0 =13)即ち、
上記(2)式及び(3)式によって振動装置全体の動特
性が基本的に表現される。
、各係数行列及び(2)式の摩擦力の項はに1 α (
χ1−αX2) +cz (xz u) +kz (Xz u) =0 =13)即ち、
上記(2)式及び(3)式によって振動装置全体の動特
性が基本的に表現される。
・・・(6)
TB+ = (0,0,0,kz /mz l
” ”’(7)IB2 = (0,0,0,
Cz /mz )” −(8)IB3 =
(0,1/m、 、 O,Ol ” −(
9)f(θ、 x) = Cm (xl 十vc)
工θ−001である。
” ”’(7)IB2 = (0,0,0,
Cz /mz )” −(8)IB3 =
(0,1/m、 、 O,Ol ” −(
9)f(θ、 x) = Cm (xl 十vc)
工θ−001である。
又、係数行列Aには、鋳型2に係る固有振動数ω+
(=F丁7)1r)や減衰係数ζI(−CI/2r−〒
芹)、或いはコンロッド4側端部の振動梁3に係る固を
振動数ω2 (−F[コ石面)や減衰係数ζm (
−c4/2F丁7τmz ) ニ関するパラメータが含
まれているが1本実施例ではこれらの固有振動数ω1.
ω2及び減衰係数ζ1ζ2は上記連続鋳造設[1の空運
転による加振テストによって予め決定されている。
(=F丁7)1r)や減衰係数ζI(−CI/2r−〒
芹)、或いはコンロッド4側端部の振動梁3に係る固を
振動数ω2 (−F[コ石面)や減衰係数ζm (
−c4/2F丁7τmz ) ニ関するパラメータが含
まれているが1本実施例ではこれらの固有振動数ω1.
ω2及び減衰係数ζ1ζ2は上記連続鋳造設[1の空運
転による加振テストによって予め決定されている。
この(5)式はルンゲ・クソタ・ギル法を用いた時間積
分により解くことができる。即ち(5)弐にC1θを仮
定して与え、各時刻の解を得るもので この時仮定した
CR1θは本実施例装置の検証時に正解値として用いら
れる。
分により解くことができる。即ち(5)弐にC1θを仮
定して与え、各時刻の解を得るもので この時仮定した
CR1θは本実施例装置の検証時に正解値として用いら
れる。
(11式において表現できると仮定した鋳型2・鋳片2
1間の摩擦力を支配する未知パラメータとしての粘性摩
擦係数CR7固体摩擦力θ及び鋳片21の引抜き速度v
cを、各センサの出力信号より求められた観測値として
の鋳型2に係る速度XI振動梁3先端部に係る速度x2
及びコンロンド軸力N=(kz (X2 u))よ
り同定する場合を考える。この場合、上記3個の観測値
xl r X 2Nの内最低2個の観測値をセンサか
ら求めればよい。
1間の摩擦力を支配する未知パラメータとしての粘性摩
擦係数CR7固体摩擦力θ及び鋳片21の引抜き速度v
cを、各センサの出力信号より求められた観測値として
の鋳型2に係る速度XI振動梁3先端部に係る速度x2
及びコンロンド軸力N=(kz (X2 u))よ
り同定する場合を考える。この場合、上記3個の観測値
xl r X 2Nの内最低2個の観測値をセンサか
ら求めればよい。
そこで1式(5)を時間刻みΔtの離散系に変換すると
1次の00式を得ることができる。
1次の00式を得ることができる。
尚、Δtはタイムステップiとタイムステップi+lと
の間の時間きざみである。
の間の時間きざみである。
x I* 1 = 1’ 4 x 4 + IB t
Iu t +18 t z u 。
Iu t +18 t z u 。
+Ci f、 (θ、 り +曹、・・・OD
ココニ、 各係数行1n; 、 IBt+、 IB;z
、 C,ハ、k ! 〜 (Δt)Z =■十ΔtA+ A2+・・・・・・02) ”’ (k+1) (k+1) (Δt)2 − (Δt+ A1 +・・・)旧。
ココニ、 各係数行1n; 、 IBt+、 IB;z
、 C,ハ、k ! 〜 (Δt)Z =■十ΔtA+ A2+・・・・・・02) ”’ (k+1) (k+1) (Δt)2 − (Δt+ A1 +・・・)旧。
・・・a4
2Δt IB、 +
B3 A+・・・
・・・0ω
であって、それぞれ予め算出することができる。
尚、02)弐以下のkは係数行列中、を高次式に展開す
る際の項数と同義の整数であって5本実施例では15以
下の値である。又、■は単位行列である。
る際の項数と同義の整数であって5本実施例では15以
下の値である。又、■は単位行列である。
θ3)式のSはIBlを含む関数を積分するときに便宜
上用いられる時間変数である。
上用いられる時間変数である。
また、Ol)式において薯、は、上記同定システムに係
るシステムノイズを表すガウス白色ノイズである。
るシステムノイズを表すガウス白色ノイズである。
今、鋳型2の速度χ1.コンロッド4上端の速度Xt、
及びコンロノド4の軸力Nは、それぞれ時間きざみΔを
毎に観測された観測値とすると。
及びコンロノド4の軸力Nは、それぞれ時間きざみΔを
毎に観測された観測値とすると。
観測ベクトルYは
y−[x+ 、 χ2.N) ・・・0ωで表され
る。
る。
尚、上記観測値としては、上記Nを省略してもよく、更
に、速度の代わりに変位量や加速度を用いることもでき
る。
に、速度の代わりに変位量や加速度を用いることもでき
る。
06)式は上記離散系において次の動式のように表され
る。
る。
yl−Crt Xi 十CHz u = + vt
・・・Oηここに、係数行列C;+、 Crtは とおくと、状態ベクトルが4行から6行に増えることに
なるので、(10式は次式のように示される。
・・・Oηここに、係数行列C;+、 Crtは とおくと、状態ベクトルが4行から6行に増えることに
なるので、(10式は次式のように示される。
である。
また W、は観測値のノイズ(観測誤差)を表し、上記
システムノイズに係る曹、とは独立のガウス白色雑音で
ある。
システムノイズに係る曹、とは独立のガウス白色雑音で
ある。
摩擦パラメータC6,θを同定するため、これらの未知
パラメータを上記状態ベクトルX、に加えてパラメータ
の種類が拡張された拡張状態ベクトルl、を。
パラメータを上記状態ベクトルX、に加えてパラメータ
の種類が拡張された拡張状態ベクトルl、を。
ここで、Wi は、CR,θの変動を考慮したガウス白
色ノイズである。
色ノイズである。
ここでは、鋳片21の引抜き速度vcを目標値VcOに
一定とした。しかしながら、これが変動するものとして
上記状態ベクトルlに含めてもよい。
一定とした。しかしながら、これが変動するものとして
上記状態ベクトルlに含めてもよい。
一方、a力式は、
Wr = CCrt、 (D) ZH+ CH2u ;
+ vi・・・(22) として変換することができる。この(22)式は観測ベ
クトルy、と拡張状態ベクトル1.とを関係づけるもの
で0η式の状態ベクトルX8を上記l、に置換したもの
である。
+ vi・・・(22) として変換することができる。この(22)式は観測ベ
クトルy、と拡張状態ベクトル1.とを関係づけるもの
で0η式の状態ベクトルX8を上記l、に置換したもの
である。
そして、 (21)式の右辺第1項と同第4項をまとめ
て次式として表すこともできる。
て次式として表すこともできる。
Zi、l =@i (Zi ) +1Dilui +[
1i2ui+曹□ ・・・(23) この(23)式が拡張カルマンフィルタの後述する時間
更新の式である。尚1式中の@、(Z、)は更に、(2
3)式において、係数行列rDr−,ID;zW、は以
下に示す通りである。
1i2ui+曹□ ・・・(23) この(23)式が拡張カルマンフィルタの後述する時間
更新の式である。尚1式中の@、(Z、)は更に、(2
3)式において、係数行列rDr−,ID;zW、は以
下に示す通りである。
と書ける。
また(24)式においてf、(1,)はfr (Z;
) =’;ll (5) (l(2) +Vce1
工1(6) ・・・(25) である。
) =’;ll (5) (l(2) +Vce1
工1(6) ・・・(25) である。
この(25)式は00)式の各項が拡張された状態ベク
トルで示したものである。例えば9式中の1(5)は1
20式の5番目の拡張状態ベクトルliのC+tiであ
り、以下1(2)はXilを1(6)はθ、をそれぞれ
意味する。
トルで示したものである。例えば9式中の1(5)は1
20式の5番目の拡張状態ベクトルliのC+tiであ
り、以下1(2)はXilを1(6)はθ、をそれぞれ
意味する。
そして (22)式に以下の係数行列+、を導入して書
き換えると。
き換えると。
y、−旧、71、+C;2uH+v; =(27)
となる。
となる。
ここに、 IH,= (C,、、■) ・・・(
28)である。
28)である。
上記拡張カルマンフィルタのアルゴリズムは後述するよ
うに9時間更新の式、観測更新の式。
うに9時間更新の式、観測更新の式。
初期値設定の式から主として構成される。
先ず、 (24)式を1で微分すると2次の(29)式
が得られる。
が得られる。
−Zi/i (5)、0.O,−(Z;z+ (2
)+v(0)、+ l ) ・・・(29
)(29)式は非線形である0、を今回(i / i
)求められた拡張状態ベクトルl、7、で微分すること
により線形の01を得るためのものである。(29)式
において、右辺第2項は を示す。
)+v(0)、+ l ) ・・・(29
)(29)式は非線形である0、を今回(i / i
)求められた拡張状態ベクトルl、7、で微分すること
により線形の01を得るためのものである。(29)式
において、右辺第2項は を示す。
尚、符号の上方に付された( )マークは推定値を表す
。又、符男に付与された添字においてiはタイムステッ
プiにおける値を示し1例えば。
。又、符男に付与された添字においてiはタイムステッ
プiにおける値を示し1例えば。
i + l / iはタイムステップiにおける拡張カ
ルマンフィルタへの入力に基づいてタイムステップi+
1における予測値を演算することを示す、即ち2分母に
示されるタイムステップ時の入力に基づいて分子に示さ
れるタイムステップ時の演算出力を得ることを示す。
ルマンフィルタへの入力に基づいてタイムステップi+
1における予測値を演算することを示す、即ち2分母に
示されるタイムステップ時の入力に基づいて分子に示さ
れるタイムステップ時の演算出力を得ることを示す。
そこで1時間更新の弐としては2次の(30)式及び(
31)式がある。
31)式がある。
上記時間更新とは、タイムステップiにおいて当該同定
システムが保有する固有値ω1.ω2ζ1.ζ2既知の
運動方程式を解くように、タイムステップiにおける状
態量の推定値から時間きざみΔを後(タイムステップi
+1)の状態量を推定(予測)することである。
システムが保有する固有値ω1.ω2ζ1.ζ2既知の
運動方程式を解くように、タイムステップiにおける状
態量の推定値から時間きざみΔを後(タイムステップi
+1)の状態量を推定(予測)することである。
l;++z; −@i (lLzi ”) +1Di
lui+ D ; 2 u ; ・・・(30)(3
0)式は(23)式に(29)式を導入したものである
。
lui+ D ; 2 u ; ・・・(30)(3
0)式は(23)式に(29)式を導入したものである
。
IF’ ; * + y、=t3r IP、、、 e、
’ +Q、 ・・・(31)尚、この時間更新に
おいて、拡張状態ベクトルの推定値1178に含まれる
未知パラメータCI。
’ +Q、 ・・・(31)尚、この時間更新に
おいて、拡張状態ベクトルの推定値1178に含まれる
未知パラメータCI。
θ以外のパラメータは、 (24)式の右辺第1項の
φ8により修正更新される。上記未知パラメータは、こ
こでは上記右辺第1項の単位行列■により更新されず1
次に述べる観測更新においてのみ。
φ8により修正更新される。上記未知パラメータは、こ
こでは上記右辺第1項の単位行列■により更新されず1
次に述べる観測更新においてのみ。
修正・更新される。従って、上記未知パラメータCR1
θは時間更新ムこよって変動しない(第8図(e)、
げ))。
θは時間更新ムこよって変動しない(第8図(e)、
げ))。
又、観測更新の式としては1次の(32)式、 (33
)式、 (34)式がある。
)式、 (34)式がある。
この観測更新とは、タイムステップiにおいて観測され
た観測へクトルj、と前回のタイムステップi−1にお
いて時間更新により予測された今回(i=1)の拡張状
態ベクトルの推定値l、/。
た観測へクトルj、と前回のタイムステップi−1にお
いて時間更新により予測された今回(i=1)の拡張状
態ベクトルの推定値l、/。
に対応する推定観測ベクトルとの差に基づいて上記推定
値Z i / i −1を修正更新し、同時に前回のタ
イムステップにおいて求められた推定値2.、、。
値Z i / i −1を修正更新し、同時に前回のタ
イムステップにおいて求められた推定値2.、、。
の推定誤差のバラツキ(共分散) IPi/i−1を修
正更新することである。
正更新することである。
1、八−7,、、−、+IK、(yt
Tier Zryr−+ CtzLJ+ )
・・・(32)K= =−IP、、、+IH+[
:旧i IPi/i−1旧。
・・・(32)K= =−IP、、、+IH+[
:旧i IPi/i−1旧。
十IR五〕−1・・・(33)
IP i/i’ =IPi/i−1−IKi IH4
IPi/i−1・・・(34)尚、 IH,は(32)
式においてZ i / i −1の物理量の次元をY、
のものと同しくするための係数行列である。即ち(32
)弐の右辺第2項()内のx2.Nを表す。
IPi/i−1・・・(34)尚、 IH,は(32)
式においてZ i / i −1の物理量の次元をY、
のものと同しくするための係数行列である。即ち(32
)弐の右辺第2項()内のx2.Nを表す。
更に、初期値設定の式は次の(35)式、 (36)式
がある。
がある。
1oy−1=lo (平均値) ・・・(35
)tp o7−、−Σ。(推定誤差共分散の初期値)・
・・(36) ここで、10は状態ベクトルl中の各状態量のこれまで
の平均値である。又、Σ。とじては上記各状態量のこれ
までの平均値がもつ5既知の誤差のバラツキ(共分散)
の値が入力される。
)tp o7−、−Σ。(推定誤差共分散の初期値)・
・・(36) ここで、10は状態ベクトルl中の各状態量のこれまで
の平均値である。又、Σ。とじては上記各状態量のこれ
までの平均値がもつ5既知の誤差のバラツキ(共分散)
の値が入力される。
尚2式(33)で与えられる■、はカルマンゲインと称
され今回観測された観測ベクトルと前回予測された推定
観測ベクトルとの差に対する重みを表し、6×4の行列
である。また、lPr1r は推定誤差共分散行列であ
って((31)式)+IPtz、−1は予測誤差共分散
行列((33)式、(34)式)でともに6×6の行列
である。
され今回観測された観測ベクトルと前回予測された推定
観測ベクトルとの差に対する重みを表し、6×4の行列
である。また、lPr1r は推定誤差共分散行列であ
って((31)式)+IPtz、−1は予測誤差共分散
行列((33)式、(34)式)でともに6×6の行列
である。
R8は観測ノイズv8の共分散行列である。Qlはシス
テムノイズ曹、の共分散行列である。
テムノイズ曹、の共分散行列である。
尚、上記拡張カルマンフィルタにおいて、適用される観
測へクトルj、拡張状態ヘクトルlの値は、実際には無
次元化され、実用上適度の大きさに揃えられている。従
って、(5)式以鋒の式も無次元化されたものが実際に
用いられる。
測へクトルj、拡張状態ヘクトルlの値は、実際には無
次元化され、実用上適度の大きさに揃えられている。従
って、(5)式以鋒の式も無次元化されたものが実際に
用いられる。
ただし3本実施例においては、説明を容易にするために
、上記各ベクトル量及び式を無次元化表示していない。
、上記各ベクトル量及び式を無次元化表示していない。
本実施例に係る連続鋳造装置1は上記したように構成さ
れている。
れている。
上記連続鋳造装置1による鋳型2と鋳片21の間の粘性
摩擦係数及び固体摩擦力の演算手順につき、第4図のフ
ローチャートを用いてステップSL、S2.・・・の順
に以下説明する。
摩擦係数及び固体摩擦力の演算手順につき、第4図のフ
ローチャートを用いてステップSL、S2.・・・の順
に以下説明する。
先ず、上記連続鋳造装置1の各センサからの出力信号は
、アンプ14.バンドパスフィルタ15゜AD変換器1
6を介してマイクロコンピュータシステム17に入力さ
れた後、観測4i1X+、xzNに演算された観測ベク
トルYとして拡張カルマンフィルタに供されるようにな
っている。
、アンプ14.バンドパスフィルタ15゜AD変換器1
6を介してマイクロコンピュータシステム17に入力さ
れた後、観測4i1X+、xzNに演算された観測ベク
トルYとして拡張カルマンフィルタに供されるようにな
っている。
そこで、上記観測ベクトルYを拡張カルマンフィルタに
取り込むサンプリング設定時間T、そのサンプリング間
隔(時間きざみ)ΔL、予め加振テストにより求められ
たシステムパラメータとしての鋳型2並びに振動梁3先
端部に係る固有振動数ω3.ω2及び減衰係数ζ3.ζ
2が1例えばキーボード20からマイクロコンピュータ
システム17に設定人力される(Sl)。
取り込むサンプリング設定時間T、そのサンプリング間
隔(時間きざみ)ΔL、予め加振テストにより求められ
たシステムパラメータとしての鋳型2並びに振動梁3先
端部に係る固有振動数ω3.ω2及び減衰係数ζ3.ζ
2が1例えばキーボード20からマイクロコンピュータ
システム17に設定人力される(Sl)。
そして、上記拡張カルマンフィルタのアルゴリズムに基
づいて、当該拡張カルマンフィルタの係数行列蜜; 、
fD;+、 ID;z、 C;が演算される(S2、
0Z〜051st)。
づいて、当該拡張カルマンフィルタの係数行列蜜; 、
fD;+、 ID;z、 C;が演算される(S2、
0Z〜051st)。
続いて、推定誤差共分散行列侶。7−8.システムノイ
ズw8の共分散行列Q0.観測ノイズW、の共分散行列
R0が初期設定される(S3)。両正。/−1は(36
)式により設定され、QO、voは適当な値が設定され
る。
ズw8の共分散行列Q0.観測ノイズW、の共分散行列
R0が初期設定される(S3)。両正。/−1は(36
)式により設定され、QO、voは適当な値が設定され
る。
このとき、タイムステップi、タイムステンプiにおけ
るサンプリング時間T、も初期設定される(S4)。更
に、拡張状態ベクトルlの推定値の初期値2.、−、
が初期設定される(S5.(35)式)。
るサンプリング時間T、も初期設定される(S4)。更
に、拡張状態ベクトルlの推定値の初期値2.、−、
が初期設定される(S5.(35)式)。
更に、上記初期設定されたIP、、−、と、このときの
旧。とRoとよりカルマンゲイン■、の初期値IKoが
求められる(S8.(33)式)。そして、上記連続鋳
造装置1からの観測値が時間きざみΔtのタイムステッ
プi毎にサンプリングされ、これが無次元化された後、
観測ベクトルy8として拡張カルマンフィルタに入力さ
れる(S7)。
旧。とRoとよりカルマンゲイン■、の初期値IKoが
求められる(S8.(33)式)。そして、上記連続鋳
造装置1からの観測値が時間きざみΔtのタイムステッ
プi毎にサンプリングされ、これが無次元化された後、
観測ベクトルy8として拡張カルマンフィルタに入力さ
れる(S7)。
そして、 (30)式、 (31)式より初期設定時点
(タイムステップO)から時間きざみΔを経過後のタイ
ムステップ1−1における拡張状態ベクトルの予測推定
値117゜と推定誤差共分散行列の予測値P、/。を計
算し、 (33)式よりタイムステップi−1における
カルマンゲインIKl を演算する(S8)。
(タイムステップO)から時間きざみΔを経過後のタイ
ムステップ1−1における拡張状態ベクトルの予測推定
値117゜と推定誤差共分散行列の予測値P、/。を計
算し、 (33)式よりタイムステップi−1における
カルマンゲインIKl を演算する(S8)。
そこで、タイムステップi=1において、観測ベクトル
y1を観測し、これを再び(32)式、 (34)式に
導入し、更に先に求めたIKl とにより、現在のタイ
ムステップi/1(i=1)における推定値l、7.と
推定誤差共分散行列P、71を求める(S8;観測更新
)。
y1を観測し、これを再び(32)式、 (34)式に
導入し、更に先に求めたIKl とにより、現在のタイ
ムステップi/1(i=1)における推定値l、7.と
推定誤差共分散行列P、71を求める(S8;観測更新
)。
そして、上記タイムステップ1(−1)から時間きざみ
Δを経過した次のステンプタイムi+1(=2)におい
て(S9)、拡張状態ベクトルの予測推定値12/l及
び推定誤差共分散行列の予測値P27.が(30) 、
(31)式に基づいて演算される(S10;時間更新
)。
Δを経過した次のステンプタイムi+1(=2)におい
て(S9)、拡張状態ベクトルの予測推定値12/l及
び推定誤差共分散行列の予測値P27.が(30) 、
(31)式に基づいて演算される(S10;時間更新
)。
このように、演算されたタイムステップi+1のときの
予測推定値71r、+yr と前回のタイムステ、7プ
1における推定値1.7.とが一致若しくは近似するま
で上記観測更新ステップ(S8)と時間更新ステップ(
SIO)が逐次繰返される。
予測推定値71r、+yr と前回のタイムステ、7プ
1における推定値1.7.とが一致若しくは近似するま
で上記観測更新ステップ(S8)と時間更新ステップ(
SIO)が逐次繰返される。
それにより、上記観測ベクトルY、に係る観測ノイズW
8がある程度除去される。
8がある程度除去される。
上記ステップの繰り返し毎に得られたCえ、θの値は次
回のタイムステップにおける拡張状態ベクトルの未知パ
ラメータの初期値として用いられる。
回のタイムステップにおける拡張状態ベクトルの未知パ
ラメータの初期値として用いられる。
そして、上記観測更新と時間更新のステップが交互に繰
返し実行される間に、上記未知パラメタC,,θの推定
値が当該初期値に一致若しくは近似すれば、これらの推
定値がこのときの鋳型2と鋳片21との間の上下方向に
関する粘性摩擦係数CR2固体摩擦力θとして同定され
る。このような観測更新と時間更新を繰返す処理手順は
、サンプリング設定時間Tが経過するまで実行される(
Sll)。
返し実行される間に、上記未知パラメタC,,θの推定
値が当該初期値に一致若しくは近似すれば、これらの推
定値がこのときの鋳型2と鋳片21との間の上下方向に
関する粘性摩擦係数CR2固体摩擦力θとして同定され
る。このような観測更新と時間更新を繰返す処理手順は
、サンプリング設定時間Tが経過するまで実行される(
Sll)。
即ち、初期設定当初、上記拡張状態ベクトルl、の未知
パラメータについてはある範囲内の値であることが経験
上わかっているので、その範囲内の適当に選んだ初期値
のもとに上記未知パラメータに対し第1回目の同定が行
われる。
パラメータについてはある範囲内の値であることが経験
上わかっているので、その範囲内の適当に選んだ初期値
のもとに上記未知パラメータに対し第1回目の同定が行
われる。
次に、第1回目の同定結果を初期値として、再び同定が
繰り返され、上記初期値とそのときの同定結果の値がほ
ぼ等しくなる拡張状態ベクトルの推定値lを最終の推定
値とすればよい。
繰り返され、上記初期値とそのときの同定結果の値がほ
ぼ等しくなる拡張状態ベクトルの推定値lを最終の推定
値とすればよい。
このように、初期条件に影響されないで、同し同定結果
が得られれば当該同定システムが安定していると考えら
れる。尚、推定誤差共分散行列Pの初期値は、lの初期
値の動きやすさを意味するもので、可制御性であればP
の最終値はかなり小さくなる。
が得られれば当該同定システムが安定していると考えら
れる。尚、推定誤差共分散行列Pの初期値は、lの初期
値の動きやすさを意味するもので、可制御性であればP
の最終値はかなり小さくなる。
他方、ある時点の推定誤差共分散行列Pの同定結果に適
宜の重みを付与し、これを次回の同定時の初期値として
用いれば、同定処理初期の活性化を抑え且つ正解値に向
けて安定化する速度を高めることもできる。
宜の重みを付与し、これを次回の同定時の初期値として
用いれば、同定処理初期の活性化を抑え且つ正解値に向
けて安定化する速度を高めることもできる。
そこで 上記したような連続鋳造装置1に適用された拡
張カルマンフィルタによる。鋳型2と鋳片21間の粘性
摩擦係数CRと固体摩擦力θに関する同定手法の妥当性
を検証するために、上記2自由度数学モデルを用いてシ
ミュレーションを行った。
張カルマンフィルタによる。鋳型2と鋳片21間の粘性
摩擦係数CRと固体摩擦力θに関する同定手法の妥当性
を検証するために、上記2自由度数学モデルを用いてシ
ミュレーションを行った。
その結果を以下に説明する。
この場合、観測ベクトルyは
W= (X+ 、Xz 、Nl ” とする。
基本の運動方程式((5)式)の無次元化された式をシ
ミュレーション法を用いてルンゲ・フッタ・ギル法によ
り解き、この解に、それぞれの観測値にその共分散の1
%の観測誤差としての白色ノイズを加えたものを、検証
時の観測ベクトルyとして、上記拡張カルマンフィルタ
に入力した。
ミュレーション法を用いてルンゲ・フッタ・ギル法によ
り解き、この解に、それぞれの観測値にその共分散の1
%の観測誤差としての白色ノイズを加えたものを、検証
時の観測ベクトルyとして、上記拡張カルマンフィルタ
に入力した。
又、拡張状態ベクトルを。
Z= (X+ + X+ 、xz、Xff1+ c
R,θ)Tとした。そして、このときの正解値を上記ル
ンゲ・クソタ・ギル法による解とする。
R,θ)Tとした。そして、このときの正解値を上記ル
ンゲ・クソタ・ギル法による解とする。
その結果、初期値として、拡張状態ベクトルの初期値Z
o、その誤差共分散の初期値P。/−2を適当に仮定し
た場合に、初期値の仮定いかんにかかわらず、安定した
同定結果が得られることを確認した。
o、その誤差共分散の初期値P。/−2を適当に仮定し
た場合に、初期値の仮定いかんにかかわらず、安定した
同定結果が得られることを確認した。
第5図乃至第7図、第8図(e)及び同図(f)に、上
記したような同定結果の例を示す。
記したような同定結果の例を示す。
第6図及び第7図によれば、未知パラメータC+tθの
初期値が、上記正解値Mff 、 M4 、 Mff
9Meに対してかなり大きな値に設定された場合に、こ
れらのパラメータは拡張カルマンフィルタによって当該
正解値に向けて逐次的に安定して収束することがわかる
(曲線E3.E、、E、、E、参照)。
初期値が、上記正解値Mff 、 M4 、 Mff
9Meに対してかなり大きな値に設定された場合に、こ
れらのパラメータは拡張カルマンフィルタによって当該
正解値に向けて逐次的に安定して収束することがわかる
(曲線E3.E、、E、、E、参照)。
他方、第5図及び第8図(e)、 (f)によれば、上
記CR2θの初期値が、当該正解値M+ 、Mt 、M
sM6に対してかなり小さな値に設定された場合でも当
該正解値に向けて逐次的に安定して収束している(曲線
E、、E2.E5.E6)。
記CR2θの初期値が、当該正解値M+ 、Mt 、M
sM6に対してかなり小さな値に設定された場合でも当
該正解値に向けて逐次的に安定して収束している(曲線
E、、E2.E5.E6)。
従って2本実施例装置は、初期値の設定状況いかんに拘
わらず上記粘性摩擦係数CR及び固体摩擦力θを精度よ
く短時間で同定することができる。
わらず上記粘性摩擦係数CR及び固体摩擦力θを精度よ
く短時間で同定することができる。
尚、第8図(e)、げ)において示した拡張状態ヘク(
Z(51)、 θ(Z (6) )と同時のシミュレ
ーションにより得られた。他のパラメータx、(Z(1
))。
Z(51)、 θ(Z (6) )と同時のシミュレ
ーションにより得られた。他のパラメータx、(Z(1
))。
;<l (z(2))、x、(Z(3))、 灸2
(Z(4))の時間変化を第8図(a)乃至同図(d
)に示す。これらの図のみから上記パラメータXl+
ΩI + X2 + X2に含まれる推定誤差の
バラツキが時間経過とともに収束する様子を観察するこ
とは困難である。
(Z(4))の時間変化を第8図(a)乃至同図(d
)に示す。これらの図のみから上記パラメータXl+
ΩI + X2 + X2に含まれる推定誤差の
バラツキが時間経過とともに収束する様子を観察するこ
とは困難である。
そこで、第9図(a)乃至同図げ)に示す推定誤差共分
散行列止の対角項P I + ’= P 66の時間変
化により上記パラメータに含まれる推定誤差のバラツキ
の収束状態がわかる。尚、上記対角項P 11は拡張状
態ベクトルlのパラメータZ(1)に対応し、以下P2
□がZ(2)に、P33がZ(3)に、・・・それぞれ
対応している。
散行列止の対角項P I + ’= P 66の時間変
化により上記パラメータに含まれる推定誤差のバラツキ
の収束状態がわかる。尚、上記対角項P 11は拡張状
態ベクトルlのパラメータZ(1)に対応し、以下P2
□がZ(2)に、P33がZ(3)に、・・・それぞれ
対応している。
上記第9図(a)〜第9図(f)によれば、上記拡張状
態ベクトルlの推定値に含まれるパラメータX(Z (
11)〜θ(Z (6) )の推定誤差のバラツキ、a
ちP 11 ” P 66の値が一定値に収束している
ことがわかる。これによって、上記拡張状態ベクトルl
の推定値が正しい値に極めて近領していると判断するこ
とができる。
態ベクトルlの推定値に含まれるパラメータX(Z (
11)〜θ(Z (6) )の推定誤差のバラツキ、a
ちP 11 ” P 66の値が一定値に収束している
ことがわかる。これによって、上記拡張状態ベクトルl
の推定値が正しい値に極めて近領していると判断するこ
とができる。
このように、ランダム的なノイズによる状態量の推定誤
差のバラツキを最小にすることにより当該同定システム
を用いてそのときの状態量を精度良く推定する。同時に
、上記推定された状態量を上記数学モデルに適用するこ
とにより、実際には観測されていない未知パラメータで
ある粘性摩擦係数Cえ、固体摩擦力θを同定することが
できる。
差のバラツキを最小にすることにより当該同定システム
を用いてそのときの状態量を精度良く推定する。同時に
、上記推定された状態量を上記数学モデルに適用するこ
とにより、実際には観測されていない未知パラメータで
ある粘性摩擦係数Cえ、固体摩擦力θを同定することが
できる。
一方、固体摩擦力θとして9次のように上記引抜き速度
vcに対する速度依存性を考慮した数学モデルを考え、
それらの支配パラメータθ3.θ2゜θ3を同定するこ
とにより固体摩擦力θを算出することもできる。
vcに対する速度依存性を考慮した数学モデルを考え、
それらの支配パラメータθ3.θ2゜θ3を同定するこ
とにより固体摩擦力θを算出することもできる。
θ=θ1 e−θzJQx−we、l+63 ・(3n
この場合には、状態へクトルXにθ1.θ2θ3を含め
ることになる。尚、 (37)式を含む数学モデル以外
の速度依存性も、もちろん考慮できる。
この場合には、状態へクトルXにθ1.θ2θ3を含め
ることになる。尚、 (37)式を含む数学モデル以外
の速度依存性も、もちろん考慮できる。
また、摩擦力として、上記したような上下方向の成分以
外に、スラブ連続鋳造の場合のように板幅方向(第2図
矢印上)に変化する摩擦力を知りたい場合には、左右両
側の振動梁3にセンサを設けこれらからの出力値(変位
、速度あるいは梁の曲げ歪み)を観測値に含めるような
数学モデルを構成することにより、上記板幅方向に変化
する摩擦力の同定が可能である。
外に、スラブ連続鋳造の場合のように板幅方向(第2図
矢印上)に変化する摩擦力を知りたい場合には、左右両
側の振動梁3にセンサを設けこれらからの出力値(変位
、速度あるいは梁の曲げ歪み)を観測値に含めるような
数学モデルを構成することにより、上記板幅方向に変化
する摩擦力の同定が可能である。
尚、上記した実施例において、(5)式の係数行列Aの
パラメータ(ω1 ” =に1/ml 、 ωz ”
=kg/mz、 ζ+ = C+ / 252
ζ2=c x / 2 F石]蒔)は、空運転時の加振
テストにより予め求められたが、これらのパラメータに
ついても、上記加振テストによることなく拡張カルマン
フィルタを応用して同定することができる。
パラメータ(ω1 ” =に1/ml 、 ωz ”
=kg/mz、 ζ+ = C+ / 252
ζ2=c x / 2 F石]蒔)は、空運転時の加振
テストにより予め求められたが、これらのパラメータに
ついても、上記加振テストによることなく拡張カルマン
フィルタを応用して同定することができる。
即ち、これらの固有振動数ω1.ω2及び減衰係数ζ1
.ζ2を同定する際にも、(5)式に示す連続系の運動
方程式が適用される。
.ζ2を同定する際にも、(5)式に示す連続系の運動
方程式が適用される。
尚、当該方程式に用いられる係数、変数等は予め無次元
化(各符号右肩の*印で示す)されているので、(5)
式の運動方程式は次の(38)式のように示すことがで
きる。
化(各符号右肩の*印で示す)されているので、(5)
式の運動方程式は次の(38)式のように示すことがで
きる。
R。
し αRfRm 2 ζ
αRI Rm
(−R,、、′
R。
2(α2ζ+Rm十ζJ、、)Rf
ただしく39)式において、
ω1=L丁7フ1[
1′
+α2Rm) Rr
dt”
+IB3”f”(θ” 、 x ”)−(38)こ
こに、各係数行列等に係るパラメータは次の通りである
。尚、 (39)〜(43)式は(6)〜θω式に対応
している。
こに、各係数行列等に係るパラメータは次の通りである
。尚、 (39)〜(43)式は(6)〜θω式に対応
している。
α−1+/lz
1、l z −n 、 Rg =(IJ
1 / f (6RII −mI 7m2 である。
1 / f (6RII −mI 7m2 である。
IBI ” −(0,0,0,R,’ R,)”ts2
”=(O,0,0,2ζz R−R2l ’TB3
” = (O,Rt 、0.01 ” ・・・
(42)f” (θ”、x”) m−2ζ+ C++ (X+ ” 十vc” )+0
1・・・ (43) この場合、離散系の無次元化された観測ベクトルy″は
θ9式を適用すればよい。
”=(O,0,0,2ζz R−R2l ’TB3
” = (O,Rt 、0.01 ” ・・・
(42)f” (θ”、x”) m−2ζ+ C++ (X+ ” 十vc” )+0
1・・・ (43) この場合、離散系の無次元化された観測ベクトルy″は
θ9式を適用すればよい。
このとき
CiZ” = (0,0,−1,0)” ・・・ (4
4・2)uH”=u4/u6 ・・・(45)であ
る。
4・2)uH”=u4/u6 ・・・(45)であ
る。
今、 (38)式において、α=/!、#!、、R11
−m 1/ m Zは既知として R,=ω、 /fc0. R,、=ω2/ω1I ζ蔦 る。
−m 1/ m Zは既知として R,=ω、 /fc0. R,、=ω2/ω1I ζ蔦 る。
これら4つのパラメータを拡張状態ベクトルに加えて
Z” (5)−R,、Z” (6)−R3l” (
7)=ζI、Z”(8)−ζ2とする。
7)=ζI、Z”(8)−ζ2とする。
そこで、空運転時の観測値よりR,、R,J、 ζζ
2を同定する場合は、未知パラメータがこれら4つとな
るので、拡張状態ベクトルl“は8元のベクトルとなる
。
2を同定する場合は、未知パラメータがこれら4つとな
るので、拡張状態ベクトルl“は8元のベクトルとなる
。
一方、鋳造中の観測値を用いて、上記R,,R,。
ζ1.ζ2を同定する場合は、Cえ 、θ′″ vcも
未知パラメータに加えて Z”(9)=CI 、 Z“ (10)−θ9Z
”(11)=vc とする。即ち。
未知パラメータに加えて Z”(9)=CI 、 Z“ (10)−θ9Z
”(11)=vc とする。即ち。
空運転時のl*は、
2f1]−正〒
となる。
また
鋳造中のl″は
となる。
以下、上記空運転時若しくは鋳造中の拡張状態ベクトル
l”のいずれかを拡張カルマンフィルタに通用し、先述
したと同様のアルゴリズムを繰り返すことによりこれら
の未知パラメータをそれぞれ同定することができる。
l”のいずれかを拡張カルマンフィルタに通用し、先述
したと同様のアルゴリズムを繰り返すことによりこれら
の未知パラメータをそれぞれ同定することができる。
従って 上記拡張カルマンフィルタを適用すれば、従来
のような加振テストを行うことなく、空運転中又は鋳造
中のいずれかにおいて上記固有振動数ω5.ω2及び減
衰係数ζ1.ζ2を得ることができる。
のような加振テストを行うことなく、空運転中又は鋳造
中のいずれかにおいて上記固有振動数ω5.ω2及び減
衰係数ζ1.ζ2を得ることができる。
以上のように1本実施例に係る連続鋳造装置Iは、鋳型
2と鋳片21との間の変動する摩擦力を従来法に比べよ
り高精度に且つリアルタイムに求めることができる。
2と鋳片21との間の変動する摩擦力を従来法に比べよ
り高精度に且つリアルタイムに求めることができる。
そして 上記摩擦力を構成する成分のうち粘性摩擦力と
固体摩擦力のそれぞれを分離して同時に求めることがで
きる。そのため、連続鋳造における鋳型と鋳片間の潤滑
状態についてより詳細且つ重要な情報を得ることが可能
で、これを最適パウダーの選定や最適鋳造条件の設定に
役立てることができる。又、必要であれば、鉛直方向に
加えスラブ板幅方向のモーメント成分も求めることがで
きる。更に時々刻々変化する上記摩擦力をオンライン処
理によって瞬時に求めることができるため2より正確な
拘束性ブレークアウトの予知およびその対策に使用でき
る。すなわち、得られた固体摩擦力が設定した°しきい
値゛より大きくなれば鋳片の引抜き速度を小さくするよ
う制御指令を出力し、上記ブレークアウトを未然に防止
する動作を実行することができる。そして、計測に必要
なセンサは簡単に取り付けられるので鋳型の振動装置に
特別な改造を必要としない。又、連鋳システムの動特性
も同定できるので加振テストの必要もない。従って、N
振力の小さなビレット連鋳から板幅の大きなスラブ連鋳
まで、また、油圧駆動及び伝動駆動の如何に関わらず多
様な連続鋳造装置に適用できる。
固体摩擦力のそれぞれを分離して同時に求めることがで
きる。そのため、連続鋳造における鋳型と鋳片間の潤滑
状態についてより詳細且つ重要な情報を得ることが可能
で、これを最適パウダーの選定や最適鋳造条件の設定に
役立てることができる。又、必要であれば、鉛直方向に
加えスラブ板幅方向のモーメント成分も求めることがで
きる。更に時々刻々変化する上記摩擦力をオンライン処
理によって瞬時に求めることができるため2より正確な
拘束性ブレークアウトの予知およびその対策に使用でき
る。すなわち、得られた固体摩擦力が設定した°しきい
値゛より大きくなれば鋳片の引抜き速度を小さくするよ
う制御指令を出力し、上記ブレークアウトを未然に防止
する動作を実行することができる。そして、計測に必要
なセンサは簡単に取り付けられるので鋳型の振動装置に
特別な改造を必要としない。又、連鋳システムの動特性
も同定できるので加振テストの必要もない。従って、N
振力の小さなビレット連鋳から板幅の大きなスラブ連鋳
まで、また、油圧駆動及び伝動駆動の如何に関わらず多
様な連続鋳造装置に適用できる。
尚、上記した実施例においては、上記振動装置全体の動
特性を表わす数学モデルとして2自由度数学モデル(第
3図)を用い、鋳型2周辺の運動の釣合いとコンロッド
4側端部の振動梁3周辺の運動のつり合いを評価したが
、これに限定されるものではなく1例えば第10図に示
す如くの1自由度数学モデルを適用することも可能であ
る。ただし、この場合には、上記振動梁3の端部の上下
変位置X2がコンロノド4下端の強制変位量u2に等し
いとの仮定が成立しなければならない。この1自由度数
学モデルを適用することにより、マイクロコンピユーク
システムによる演算時間をより短縮化することができる
。
特性を表わす数学モデルとして2自由度数学モデル(第
3図)を用い、鋳型2周辺の運動の釣合いとコンロッド
4側端部の振動梁3周辺の運動のつり合いを評価したが
、これに限定されるものではなく1例えば第10図に示
す如くの1自由度数学モデルを適用することも可能であ
る。ただし、この場合には、上記振動梁3の端部の上下
変位置X2がコンロノド4下端の強制変位量u2に等し
いとの仮定が成立しなければならない。この1自由度数
学モデルを適用することにより、マイクロコンピユーク
システムによる演算時間をより短縮化することができる
。
本発明によれば、振動装置により振動されつつある鋳型
を用いて鋳片を連続に鋳造する連続鋳造装置において、
上記鋳型と上記鋳片との間の流体摩擦と固体摩擦とより
なる摩擦力の方程式と、上記振動装置全体の動特性を表
わす運動方程式の双方に拡張カルマンフィルタを適用し
演算するようムこしたことを特徴とする連続鋳造装置が
提供される。それにより、運転中の鋳型と鋳片の間の流
体摩擦力と固体摩擦力を精度良く検出することができる
。
を用いて鋳片を連続に鋳造する連続鋳造装置において、
上記鋳型と上記鋳片との間の流体摩擦と固体摩擦とより
なる摩擦力の方程式と、上記振動装置全体の動特性を表
わす運動方程式の双方に拡張カルマンフィルタを適用し
演算するようムこしたことを特徴とする連続鋳造装置が
提供される。それにより、運転中の鋳型と鋳片の間の流
体摩擦力と固体摩擦力を精度良く検出することができる
。
第1図は本発明の一実施例に係る連続鋳造装置の概略構
成を示す構成図、第2図は同連続鋳造装置を示す斜視図
、第3図は同連続鋳造装置の動特性を表わす2自由度数
学モデルを示す概念図、第4図は同連続鋳造装置の2自
由度数学モデルに適用された拡張カルマンフィルタによ
る流体摩擦及び固体摩擦を演算するための処理手順を示
すフローチャート、第5図乃至第7図はルンゲ・クンタ
・ギル法により得た粘性摩擦係数及び固体摩擦力に対し
て比較した拡張カルマンフィルタにより得た粘性摩擦係
数及び固体摩擦力の収束状態を示すグラフ、第8図(a
)乃至(f)はそれぞれ未知パラメータを含む拡張状態
ヘクトルの状態量若しくは未知パラメータのシミュレー
ション実行中の時間変化を示すグラフ、第9図(a)乃
至(f)は第8図(a)乃至(f)のシミュレーション
実行中における推定誤差共分散行列の対角項P I+乃
至pbbの時間変化を示すグラフ、第10図は上記連続
鋳造装置の動特性を表わす1自由度数学モデルを示す概
念図である。 〔符号の説明〕 ■・・・連続鋳造装置 2・・・鋳型 3・・・振動梁 4・・・コンロノド 5・・・鋳型ロッド 6・・・支点軸 17・・・マイクロコンピュータシステム18・・・ク
ランク機構 21・・・鋳片
成を示す構成図、第2図は同連続鋳造装置を示す斜視図
、第3図は同連続鋳造装置の動特性を表わす2自由度数
学モデルを示す概念図、第4図は同連続鋳造装置の2自
由度数学モデルに適用された拡張カルマンフィルタによ
る流体摩擦及び固体摩擦を演算するための処理手順を示
すフローチャート、第5図乃至第7図はルンゲ・クンタ
・ギル法により得た粘性摩擦係数及び固体摩擦力に対し
て比較した拡張カルマンフィルタにより得た粘性摩擦係
数及び固体摩擦力の収束状態を示すグラフ、第8図(a
)乃至(f)はそれぞれ未知パラメータを含む拡張状態
ヘクトルの状態量若しくは未知パラメータのシミュレー
ション実行中の時間変化を示すグラフ、第9図(a)乃
至(f)は第8図(a)乃至(f)のシミュレーション
実行中における推定誤差共分散行列の対角項P I+乃
至pbbの時間変化を示すグラフ、第10図は上記連続
鋳造装置の動特性を表わす1自由度数学モデルを示す概
念図である。 〔符号の説明〕 ■・・・連続鋳造装置 2・・・鋳型 3・・・振動梁 4・・・コンロノド 5・・・鋳型ロッド 6・・・支点軸 17・・・マイクロコンピュータシステム18・・・ク
ランク機構 21・・・鋳片
Claims (1)
- (1)振動装置により振動されつつある鋳型を用いて鋳
片を連続に鋳造する連続鋳造装置において、上記鋳型と
上記鋳片との間の流体摩擦と固体摩擦とよりなる摩擦力
の方程式と、上記振動装置全体の動特性を表わす運動方
程式の双方に拡張カルマンフィルタを適用し演算するよ
うにしたことを特徴とする連続鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20466590A JPH0489162A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20466590A JPH0489162A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 連続鋳造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489162A true JPH0489162A (ja) | 1992-03-23 |
Family
ID=16494260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20466590A Pending JPH0489162A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 連続鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0489162A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102744379A (zh) * | 2012-03-07 | 2012-10-24 | 中冶南方工程技术有限公司 | 基于卡尔曼滤波的结晶器控制系统状态估计方法 |
WO2021014499A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 三菱電機株式会社 | パラメータ同定装置、パラメータ同定方法およびコンピュータプログラム |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20466590A patent/JPH0489162A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102744379A (zh) * | 2012-03-07 | 2012-10-24 | 中冶南方工程技术有限公司 | 基于卡尔曼滤波的结晶器控制系统状态估计方法 |
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JPWO2021014499A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-12-09 | 三菱電機株式会社 | パラメータ同定装置、パラメータ同定方法およびコンピュータプログラム |
CN114127643A (zh) * | 2019-07-19 | 2022-03-01 | 三菱电机株式会社 | 参数同定装置、参数同定方法及计算机程序 |
CN114127643B (zh) * | 2019-07-19 | 2024-03-29 | 三菱电机株式会社 | 参数同定装置、参数同定方法及存储介质 |
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