JPH0488102A - なじみ性に優れた鉄系焼結軸受材料の製造法 - Google Patents

なじみ性に優れた鉄系焼結軸受材料の製造法

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JPH0488102A
JPH0488102A JP20258990A JP20258990A JPH0488102A JP H0488102 A JPH0488102 A JP H0488102A JP 20258990 A JP20258990 A JP 20258990A JP 20258990 A JP20258990 A JP 20258990A JP H0488102 A JPH0488102 A JP H0488102A
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sintering
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明はなじみ性に優れた鉄系焼結軸受材料の製造法に
係り、摩擦係数が小さくて軸受性能に優れ、しかも低コ
ストな焼結軸受材料の好ましい製造法を提供しようとす
るものである。
(産業上の利用分野) 各種軸受材として用いられる鉄系焼結材料の製造技術。
(従来の技術) JIS  B1581などに規定されているように焼結
含油軸受としては銅系のものと、鉄系のものとがある。
これらの軸受において一般に銅系のものはなじみ性に優
れた軸受材料として高い評価を受けているが、鉄系のも
のは銅系のものに比し、なじみ性においては劣るものの
原料が安価であることから近時においては多量に使用さ
れている。
又本発明者等は特開昭56−90954や特開昭56−
96001の如きを提案し、鉄粉に青銅物や黄銅粉を配
合して焼結することを発表しており、このような青銅物
などの添加で1000℃以下で焼結することも可能とな
るが、一般に鉄系材料の焼結に当っては日本粉末冶金工
業会編著(技術書院昭和62年発行)の「焼結機械部品
、その設計と製造」328頁に記載されているように焼
結温度は1000〜1200°Cが採用されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように1000〜1200℃で焼結された従来の
鉄系焼結材料においてはそのなじみ性が好ましいもので
はない。又摩擦係数も高いものであるから実際の軸受と
しての性能は必ずしも満足すべきものでない。
従って高価な銅系軸受材などを採用せざるを得ない場合
が多く、折角の低コスト性を充分に利用することができ
ない。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような従来のものにおける課題を解決
するように検討を重ね、工業的に広く採用されているJ
TS  H2601による鉄粉を用いてなじみ性に優れ
た軸受材料を得ることに成功したものであって、以下の
如くである。
Fe : 98.0svt%以上の鉄粉を圧縮成形して
から800℃以上910℃以下の温度で焼結することを
特徴とするなじみ性に優れた鉄系焼結軸受材料の製造法
(作用) Fe : 9 B、 0wt%以上の鉄粉を用いること
により、JIS  H2601に規定された還元法、電
解法、噴霧法による各種純鉄粉を採用して低コストに製
品を得しめる。
圧粉成形されたものを800〜910℃で焼結すること
によりα相領域における固相拡散によって焼結が行われ
る。即ち従来の焼結技術における如く、α相−T相−α
相の相変態を経ることなしに焼結せしめ、焼結体のなじ
み性を良好とし、摩擦係数の小さい製品を得しめる。
なお焼結温度の下限を800℃とすることにより軸受材
料としての必要強度を確保する。
(実施例) 本発明によるものの具体的な実施例について説明すると
、先ず本発明で用いる鉄粉は、JISH2601に規定
される如くであって、その化学成分%は次の第1表に示
すような還元法、電解法、噴霧法の何れかによるものを
適宜に採用し得る。
上記した第1表のような純鉄粉を用い具体的に得た製造
例について示すと以下の如くである。
製造例1 市販の鉱石還元鉄粉(−80メソシユ)のものに潤滑剤
としてステアリン酸亜鉛を0.5%添加して内径6fl
、外径121、全長6Bでサイジング後の含油率20v
oA%の円筒形状に圧縮成形した。
次にこのものを、アンモニア分解ガス中で、焼結温度8
00℃にて焼結し、サイジングして内径6.01n、外
径12.001m、全長0++nの軸受形状とし、ター
ビン油を含浸して焼結含油軸受とした。
製造例2 市販の鉱石還元鉄粉(−80メツシユ)を製造例1と同
様に圧縮成形、焼結、サイジングし、軸受とした。但し
焼結温度は860℃とした。
製造例3 市販の鉱石還元鉄粉(−80メツシユ)を製造例1.2
と同様の方法で処理し軸受とした。但し焼結温度は91
0℃とした。
製造例4 市販の噴霧鉄粉(−100メソシユ)のものに潤滑剤と
してステアリン酸亜鉛を0.5%添加して製造例1〜3
と同様に内径6fl、外径12m、全長6fiでサイジ
ング後の含油率20νO1%の円筒形状に圧縮成形した
。次にこのものを、アンモニア分解ガス中で、焼結温度
860℃にて焼結し、サイジングして内径6.01mm
、外径12.OOmn、全長6nの軸受形状とし、ター
ビン油を含浸して焼結含油軸受とした。
製造例5 製造例4と同じに得られた圧縮成形体を焼結温度910
℃で焼結し、以下同様の工程で処理し焼結含油軸受とし
た。
製造例6 市販の電解鉄粉(−60メソシユ)と潤滑剤(ステアリ
ン酸亜鉛)を製造例1〜5の場合と同じ寸法で且つ同様
の方法で成形、焼結、サイジング処理しタービン油を含
浸せしめて含油軸受とした。
比較例1 製造例1と同じ条件で圧縮成形したサンプルをアンモニ
ア分解ガス中で、1150℃で焼結した後、サイジング
して製造例1と同じ寸法の軸受とした。
比較例2 製造例1と同じに得られた圧縮成形体を、焼結温度95
0℃で焼結し、以下同様の工程を経しめて焼結含油軸受
とした。
上記のようにして得られた本発明の製造例および比較例
に関し、代表的に製造例1〜6および比較例1.2につ
いて各PV値における摩擦係数を測定した結果は次の第
2表の如くであって、添付図面に要約して示される如く
である。
即ち、本発明によるものが摩擦係数において、特にpv
値1000以上で大幅に低減しており、軸材に対するな
じみ性に優れたものであることが確認された。又焼結温
度が低いほど小さい摩擦係数を示すこととなるが、80
0℃以下では焼結体としての強度が不都合であった。
なお前記した製造例1の鉱石還元鉄粉に代え、ミルスケ
ール還元鉄粉を用いることについても検討したが、鉱石
還元鉄粉の場合とほぼ同様の結果が得られ、又アンモニ
ア分解ガスに代えて水素ガスや炭化水素変成ガスを用い
た場合においてもその結果は同様であった。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは純鉄粉により軸
材に対するなじみ性が良好で摩擦係数が低く、使用時に
おける昇熱なども少い軸受材を低コストに得しめること
ができるものであって工業的にその効果の大きい発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、本発明
の各製造例と比較例についてのPV値と摩擦係数の関係
を要約して示した図表である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  Fe:98.0wt%以上の鉄粉を圧縮成形してから
    800℃以上910℃以下の温度で焼結することを特徴
    とするなじみ性に優れた鉄系焼結軸受材料の製造法。
JP2202589A 1990-08-01 1990-08-01 なじみ性に優れた鉄粉焼結軸受材料の製造法 Expired - Fee Related JP2805026B2 (ja)

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JP2016186101A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 Ntn株式会社 焼結部材
WO2019181976A1 (ja) * 2018-03-22 2019-09-26 Ntn株式会社 機械部品およびその製造方法

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JPS51112712A (en) * 1975-03-29 1976-10-05 Mitsubishi Metal Corp Method of producing a sintered oil immersion bearing

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