JPH0488051A - 電気部品成形品 - Google Patents

電気部品成形品

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JPH0488051A
JPH0488051A JP20345590A JP20345590A JPH0488051A JP H0488051 A JPH0488051 A JP H0488051A JP 20345590 A JP20345590 A JP 20345590A JP 20345590 A JP20345590 A JP 20345590A JP H0488051 A JPH0488051 A JP H0488051A
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JP
Japan
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polyester
brominated
weight
molding
electric component
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Pending
Application number
JP20345590A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yokoshima
横島 隆裕
Akifumi Ooshima
大島 彰文
Hidenori Tazaki
田崎 秀則
Takuro Kitamura
北村 卓郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SABIC Innovative Plastics Japan KK
Original Assignee
GE Plastics Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂組成物より成形された電気部品に関し、
より詳しくは耐アーク性及び耐トラツキング性が改善さ
れた電気部品、特に活電部品に関する。
〔従来の技術〕
従来、テレビジョンセット、CAE/CAD/CAM、
複写機、ワードプロセッサー、ビジュアルオーディオ機
器などにおける活電部には、難燃化変性ポリフェニレン
エーテル樹脂、又は難燃化ポリプロピレンの成形品が使
われている。最近の機器の小型軽量化の傾向により、電
気部品自体も薄肉小形化されてきている。その結果、絶
縁距離が小さくなり、成形品の耐アーク性、耐トラツキ
ング性より必要となっている。また、より薄い肉厚でで
も難燃規格に合格できることが求められている。また、
製品市場の国際化に伴い、電気部品が各国の様々な規制
(たとえばUL、C8A、lEC1電気用品取締法)を
総て満すことが求められている。
これら要求を満すべく各種プラスチックが検討されてき
たが、非晶質プラスチックおよび汎用結晶性プラスチッ
ク、たとえば変性ポリフェニレンエーテルおよびポリプ
ロピレンには、耐熱性、薄肉難燃性(および肉厚1.6
 mm以下)が不十分てあるという欠点がある。また一
般の難燃剤及び強化剤入りのポリエステル成形品では耐
アーク性、耐トラツキングが不十分である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はポリエステルと特定の難燃剤及び特定の無機
充填剤とを組合せることによって、耐アーク性、耐トラ
ツキング性が良好であり、かつ十分な難燃性を持つ成形
品が得られることを見出して、本発明を完成した。
すなわち本発明は、ポリエステル20〜75重量%臭素
化イミド系難燃剤 5〜20重量%酸化アンチモン  
  2〜6重量% ケイ酸金属塩系充填剤 15〜70重量%を含む樹脂組
成物より成形された電気部品である。
ここで難燃剤として臭素化イミドを用いることが一つの
特徴である。公知の臭素化難燃剤たとえば臭素化ポリカ
ーボネート、臭素化エポキシド、臭素化ポリスチレンを
代りに用いたのでは、難燃性は良くても耐アーク性が著
しく劣る。
また、電気部品には、耐熱性(特に熱変形温度を上げる
ために無機充填剤を入れることが必要である。耐熱性の
ための無機充填剤として最も使用されているガラス繊維
は導電性が低いので、本発明の耐アーク性電気部品に通
していると予想される。ところが意外にもガラス繊維を
入れた成形品は耐アーク性が必ずしも満足でなく、本発
明に従うケイ酸金属塩を充填したときに耐アーク性が顕
著に改善されることが見出されたのである。
本発明において用いられる臭素化イミド系難燃剤自体は
公知であり、たとえば下記の一般式により示される。
ここでR1−R4は水素原子、臭素原子、又はメチル基
、R5はエポキシ基、フタルイミド基又はブロム化フタ
ルイミド基、nは0〜10の整数である。
本発明で用いられるケイ酸金属塩系充填剤は、メタケイ
酸塩又はオルトケイ酸塩であることができる。塩を作る
金属としては、マグネシウム、鉄(■)、マンガ゛ン(
■)、カルシウム、鉄(I)、アルミニウム、クロム、
チタン(■)、ジルコニウム、ナトリウム、カリウム、
ニッケルなどが挙げられる。天然には造岩鉱物であるカ
ンラン石類、ザクロ石類、輝石類、角セン石類、長石類
等の火成岩の風化上として産出するもの、これらを粉砕
もしくは焼成したものを使用できる。
本発明におけるポリエステルとしては、公知のものを用
いることができる。とりわけ、芳香族ポリエステル樹脂
を使用することができる。
上記芳香族ポリエステル樹脂とは、芳香環を重合体の連
鎖単位に保有するポリエステルで、芳香族ジカルボン酸
およびジオール(あるいはそのエステル形成性誘導体)
とを主成分とする重縮合体もしくは共重合体である。
ここで、芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、オルトフタル酸、1,5ナフタレンジ力
ルポ゛ン酸、ナフタレン−2,5ジカルボン酸ナフタレ
ン−2,6−ジカルポ゛ン酸、ピ゛フェニルー3,3′
−ジカルボン酸、ビフェニル−4,4′ −ジカルポ゛
ン酸、ジフェニルエーテル−4,4′ジカルボン酸、ジ
フェニルメタン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニル
スルフォン−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニルイソ
プロピリデン−4,4′−ジカルボン酸、1.2ビス(
フェノキシ)エタン−4,4′ −ジカルボン酸、アン
トラセン−2,5−ジカルボン酸、p−ターフェニレン
−4,4′ −ジカルボン酸、ピリジン−2,5−ジカ
ルボン酸等があげられ、中でもテレフタル酸を好ましく
使用することができる。
これらの芳香族ジカルボン酸は、2種以上を混合して使
用してもよい。なお、少量であればこれらの芳香族ジカ
ルボン酸と重荷アジピン酸、アゼライン酸、ドデカンジ
オン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸を1秤
取上混合して使用することができる。また、ジオール成
分としては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、2−メチルプロパン1.3−ジオ
ール、ジエトレンク刃コール、トリエチレングリコール
、などの脂肪族ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジ
メタツールなどの脂環式ジオール等、およびそれらの混
合物などがあげられる。なお、少量であれば、分子量4
00〜6,000の長鎖ジオール、すなわち、ポリエチ
レングリコール、ポリ−1,3−プロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール等を1種以上共重合せ
しめてもよい。具体的な芳香族ポリエステル樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレ
ート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン−1,
2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′ −シ゛カル
ホ゛キシレート、ポリシクロヘキサンジメタツールテレ
フタレート等をあげることができる。また、ポリエチレ
ンイソフタレート/テレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート/デカンジカルボキシレート等の共重合ポリエステ
ルを使用することもできる。これらのうち、好ましくは
、ポリエチレンテレフタレーIへおよびポリブチレンテ
レフタレートであり、特にポリブチレンテレフタレート
が好ましい。
酸化アンチモン自体は難燃助剤として公知であり、特に
三酸化アンチモンが好ましくは使用される。
本発明において臭素化イミド系難燃剤の量が5%未満で
は難燃効果が不足である。他方、20%より多くしても
、より以上の難燃効果は得られず、耐アーク性は低下す
る。耐アーク性の観点からは、許される限り少ない量を
用いることが好ましい。
ケイ酸金属塩系充填剤は、繰返しアーク放電させたとき
に樹脂組成物が炭化することを防ぐ働きを有することが
認められるので、15重量%以上で多量に充填すること
が好ましい。しかし、ケイ酸金属塩充填剤は成形品の耐
衝撃強度を低下させることがあるので、70重量%より
多く入れることは困難である。
耐衝撃強度を改善するために、ポリオレフィン又は変性
ポリオレフィンを添加することができる。
しかし、これをあまり多く入れると成形品に層状剥離が
起きやすいので、この量は組成物全体に対して10重量
%以下とすることが好ましい。特に、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンエチルアクリレートを用い
ることができる。また、樹脂成形品において慣用の添加
剤、たとえば安定剤などを更に加えることができる。
本発明の電気部品は、上記成分を含む樹脂組成物を、慣
用の方法たとえば射出成形、注型成形などによって成形
して作ることができる。具体的な物品としては、ブラウ
ン管の偏向ヨーク、1次及び2次コイルのボビン、端子
台、スイッチ部品が挙げられるが、これらに限定されな
い。
以下で実施例により本発明を更に説明する。用いた成分
の量は重量部で示す。
実施例 耐アーク性の試験法は、ASTM −D495に準拠し
た。
実施例で用いたポリエステルは、ポリブチレンテレフタ
レート(VALOX315、日本ジーイー株式会社)で
ある。用いた成分の量は、重量部で表わす。
各組成物には、安定剤として0.1重量部のM ark
AO50及び0.05重量部のMark2112g (
共にアデカアーガス化学株式会社)を加えた。
実施例1及び比較例1〜3 本発明に従う充填剤としてタルク及び針状結晶のケイ酸
カルシウムを用いた。
本発明に従う難燃剤としてエチレン ビス(テトラブロ
ムフタルイミド)を用いた(Br’−1と略記)。比較
のための難燃剤として臭素化ポリカーボネート(商標:
 FR−53、帝人化成株式会社)、臭素化ポリスチレ
ン(商標: Pyrochek68PB、日産フェロ株
式会社〉、臭素化エポキシオリゴマー(両末端エポキシ
化されたフェノキシ樹脂オリゴマーであって、ビスフェ
ノールA部分が臭素化されたもの、商標EBRIOLマ
ナック株式会社)を用いた。各難燃剤は、テスト片がU
L94に従う燃焼テストで1/32インチ■−0を満す
量で混入された。
表1に示す量の各成分を混練し、射出成形してテスト片
を作り、テストした。結果を表1に併せて示す。
成    分 実施例1 ポリエステル 57.85 ケイ酸カルシウム       15 タルク     15 三酸化アンチモン        4 r−I8 R−53 BRIOI Pyrochek  68PB 表1゜ 比較例】。
55.85 比較例2 54、85 比較例3 57.85 耐アーク性(秒)       70〜120熱変形温
度(’C1165 20〜3820〜4025〜55 150    15’5    155本発明に従う臭
素化イミドを用いると、■−〇の薄肉難燃性を達成しな
がら優れた耐アーク性が達成できることが表1より判る
。また、熱変形温度も良好である。
実施例2及び3、比較例4 非導電性充填剤としてガラス繊維を用いた比較例、及び
本発明に従うタルク又は結晶ケイ酸カルシウムを用いた
実施例を示す。
難燃剤は、実施例1で用いたBr−■である。
表2に示す量の成分を混練し、テスト片を射出成形した
。テスト結果を表2に示す。アイゾツト衝撃値は、1/
8インチ ノツチ付でテストし、単位はkg印・■であ
る。
成      分 ポリエステル Br−に 酸化アンチモン タルク ケイ酸カルシウム ガラス繊維 耐アーク性(秒) 熱変形温度(’C) アイゾツト衝撃性 引張強度(b/ff1) 伸度(%〉 曲げ強度(b/d) 曲げ弾性率輸/−) 表2 実施泗ス フ0、85 実施倒旦 70、85 比較例1 70、85 30〜60 89.9 4.3 5.5 12〜28 6.7 7.6 ガラス繊維を入れた比較例に比べて、本発明において耐
アーク性が著しく良いことが表2から判る。
なお、実施例2及び3において充填剤量を30重量部へ
と増加し、その分ポリエステルを減少すると、耐アーク
性は夫々67〜124秒、73〜80秒と良くなり、熱
変形温度も夫々137°C1162℃と良くなる。比較
的少量の本発明の充填剤を用いて良好な耐アーク性を得
ながら、しかも高い熱変形温度を保ちたい場合には、本
発明の充填剤に加えてガラス繊維も併用できる。
出 願 人:  日本ジ−イープラスチックス株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル20〜75重量% 臭素化イミド系難燃剤5〜20重量% 酸化アンチモン2〜6重量% ケイ酸金属塩系充填剤15〜70重量% を含む樹脂組成物より成形された電気部品。 2、ポリオレフィン又は変性ポリオレフィンを組成物に
    対して10重量%以下含有する請求項1記載の電気部品
JP20345590A 1990-07-31 1990-07-31 電気部品成形品 Pending JPH0488051A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0663424A2 (de) * 1994-01-17 1995-07-19 Hüls Aktiengesellschaft Verwendung einer Kunststoffmischung aus einem linearen, hochmolekularen Polyester und einem Olefincopolymeren
EP0654502A3 (de) * 1993-11-19 1996-10-09 Bayer Ag Polyalkylenterephtalat-Spritzgiessformmassen.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0654502A3 (de) * 1993-11-19 1996-10-09 Bayer Ag Polyalkylenterephtalat-Spritzgiessformmassen.
EP0663424A2 (de) * 1994-01-17 1995-07-19 Hüls Aktiengesellschaft Verwendung einer Kunststoffmischung aus einem linearen, hochmolekularen Polyester und einem Olefincopolymeren
EP0663424A3 (de) * 1994-01-17 1995-10-18 Huels Chemische Werke Ag Verwendung einer Kunststoffmischung aus einem linearen, hochmolekularen Polyester und einem Olefincopolymeren.

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