JPH048770A - アントラキノン系化合物及びそれを用いた近赤外線吸収フィルター - Google Patents

アントラキノン系化合物及びそれを用いた近赤外線吸収フィルター

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JPH048770A
JPH048770A JP11242790A JP11242790A JPH048770A JP H048770 A JPH048770 A JP H048770A JP 11242790 A JP11242790 A JP 11242790A JP 11242790 A JP11242790 A JP 11242790A JP H048770 A JPH048770 A JP H048770A
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JP
Japan
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anthraquinone
compound
near infrared
substituted
parts
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JP11242790A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hioki
毅 日置
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、近赤外線吸収フィルター及びその光吸光剤に
有用なアントラキノン系化合物に関するものである。
〈従来の技術及び発明の課題〉 近年、近赤外線領域における光の透過の調節が種々の産
業分野において種々の形態のフィルターによって行なわ
れ始めている。例えば、農業においてはフィルムとして
作物の生長の促進あるいは保温に、電子工業においては
赤外線センサー用シャープカットフィルターに、あるい
はサングラス、保護メガネ、建築物の省エネルギー用な
どに使用されている。
く課題を解決するための具体的手段〉 本発明者はこれらの用途に好適なフィルターについて鋭
意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、光の透過を調節する光吸収剤とし
て有用な下記一般式(I) (式中、A5、A7、A3およびA4はたがいに同一ま
たは相異なり、フェニル基またはナフチル基を表し、こ
れらの少なくとも1つは−NHCORから選ばれた1種
以上によって置換されている。
ただしRはハロゲン原子で置換されていてもよいアルキ
ル基またはアリール基を表す。)で示されるアントラキ
ノン系化合物及びそれを用いた近赤外線吸収フィルター
を提供するものである。
一般式(1)で示されるアントラキノン系化合物は、た
とえば、1,4,5.8−テトラクロルアントラキノン
もしくは1.5−ジヒドロキシ−4,8−ジニトロアン
トラキノンと、アニリン化合物またはナフチルアミン化
合物とを不活性溶媒中、または溶媒を使用せずに加熱し
て反応させることによって得ることができる。
例えば、1,4,5.8−テトラクロルアントラキノン
とp−アセトアニリドアニリンから14.5.8−テト
ラ(4′−アセトアニリドフェニルアミノ)アントラキ
ノンを得ることができる。
同様にして他のアミン化合物を用いれば、それぞれ対応
する一般式(1)で示されるアントラキノン系化合物を
得ることができる。
ここで使用するアニリン化合物としては、例えば、下記
に示すようなアニリン化合物が挙げられる。
これらのアニリン化合物およびナフチルアミン化合物は
、一般式(I)中の基A1、A2、A3、およびA、が
それぞれ異なる混合物を得たい場合などには混合して用
いても差しつかえない。
原料アントラキノン系化合物とアミン化合物の反応には
不活性な溶媒を別に用いてもよいが、原料アミンを大過
剰に用いて溶媒の代用としても良い。反応温度は100
℃ないし200℃、通常は150℃ないし200℃の範
囲が好ましく、時間は通常数時間ないし20時間を要す
る。
一般式(I)で示されるアントラキノン系化合物は単独
で使用してもよいが、目的によっては異った構造を持つ
2種以上のアントラキノン系化合物を混合して用いても
良い。また公知の色素類、あるいは紫外線吸収剤等と併
用してもさしつかえない。
一般式(I)で示されるアントラキノン系化合物を用い
てフィルターを作成する方法として、次のようなものが
好ましいものの例として挙げられる。
(1)一般式(I)で示されるアントラキノン系化合物
をポリスチレン、ポリアクリル酸エステノペポリエステ
ノペボリカーボネートその他の熱可塑性樹脂に混合して
成型する。
(2)一般式(I)で示されるアントラキノン系化合物
を、エポキン樹脂、フェノールホルマリン樹脂その他の
熱硬化性樹脂に混合し型に注入して、あるいは塗布して
硬化させる。
(3)一般式(I)で示されるアントラキノン系化合物
を常法にしたがってインクもしくはラッカーとなし、こ
れを透明な基材上に印刷または塗布する。これらの方法
はいずれも容易に実施できるものだが、作成すべきフィ
ルターの構造や大きさや材質あるいは使用目的に応じて
蒸着法や染色法等地の方法を採用することもできる。
〈発明の効果〉 こうして得られる一般式(I)で示されるアントラキノ
ン系化合物は、750〜800nmおよび400nm付
近に吸光極大を持ち、可視部から800ないし9001
mの近赤外部までの光を強く吸収するため、単独である
いは他の色素類あるいは紫外線吸収剤などと併用して、
近紫外部から近赤外部までの範囲での光の透過の調節、
あるいは800部mから900部mの波長領域に短波長
側の透過限界を持つンヤープカットフィルターの作製等
に最適である。
〈実施例〉 以下、実施例、参考例によって本発明を更に詳しく説明
゛する。
実施例1 (一般式(1)で示される化合物の合成例)1.4,5
.8−テトラクロルアントラキノン34.6部を、p−
アセトアニリドアニリン274部とともに20時間、1
90℃に加熱して反応させる。次いで冷却し、吸引濾過
し、500部のメタノールで4回洗浄し、次いで500
部の湯で2回洗浄する。乾燥すると、62,1部の1.
4,5.8−テトラ(4°−アセトアニリドフェニルア
ミノ)アントラキノンの黒色固型が得られる。トルエン
から再結晶すると、緑色結晶が得られ、融点300℃以
上、λmax(クロロホルム)781部mを示した。
実施例2〜4 実施例1と同様にして、対応するアミン化合物を用いれ
ば表−1に示す1,4,5.8−テトラアミノアントラ
キノン類を得ることができる。
表−1 実施例5 実施例1で得た1、  4. 5. 8−テトラ(4゜
アセトアニリドフェニルアミノ)アントラキノン005
部をポリメタクリル酸メチル樹脂〔スミペックスB−L
G (住友化学工業側商品)〕100部に混合し、常法
にしたがって射出成形を行い厚み1.5M及び3.0 
amの緑色の板状成型物を得た。この板の分光透過率曲
線を第1図に示す。
実施例6 実施例1で得た、1. 4. 5. 8−テトラ(4ア
セトアニリドフエニルアミノ)アントラキノン0.2部
を、ビスフェノール系エポキシ樹脂主剤(スミエポキシ
 ELA−128住友化学工業側商品)54部、メチル
ンクロヘキサンジカルボン酸無水物(HN−5500日
立化成側面品)45部及び1.8−ジアザビシクロ[5
,4,0〕−7−ウンデセンのフェノール塩1部との混
合物に加えよく混合した後、2枚のテフロン板の間に注
入し、130℃で3時間硬化させ1叩の厚みの板を得た
。このものの分光透過率曲線を第2図に示す。
第1図、第2図はいずれも本発明のアントラキノン系化
合物が、800〜900部mの波長領域に透過限界波長
を持つ、短波長カット用のフィルターを作製するのに好
適である事を示している。
また、第1図、第2図に示した例では500部m付近に
光を若干透過する波長領域が存在するが、これが障害と
なる場合には500部m付近に吸光極大を持つ赤色色素
類等、この波長の光を吸収する公知の色素類を併用すれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は、それぞれ実施例5〜6におい得られたフ
ィルターの分光透過率曲線を示したものである。図中の
mmはフィルターの厚さを表わしている。 数 量 (nm)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、A_1、A_2、A_3およびA_4はたがい
    に同一または相異なり、フェニル基またはナフチル基を
    表し、これらの少なくとも1つは−NHCORから選ば
    れた1種以上によって置換されている。 ただしRはハロゲン原子で置換されていてもよいアルキ
    ル基またはアリール基を表す。)で示されるアントラキ
    ノン系化合物。
  2. (2)光の透過を調節する光吸収剤として少なくとも請
    求項1の化合物を使用することを特徴とする近赤外線吸
    収フィルター。
JP11242790A 1990-04-27 1990-04-27 アントラキノン系化合物及びそれを用いた近赤外線吸収フィルター Pending JPH048770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06256541A (ja) * 1993-03-05 1994-09-13 Mitsui Toatsu Chem Inc 近赤外線吸収フィルム及びそれを用いた熱線遮断シート
KR100952633B1 (ko) * 2001-12-20 2010-04-13 롬 앤드 하스 캄파니 탄화수소를 안트라퀴논으로 마킹하는 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06256541A (ja) * 1993-03-05 1994-09-13 Mitsui Toatsu Chem Inc 近赤外線吸収フィルム及びそれを用いた熱線遮断シート
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