JPH0487224A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH0487224A
JPH0487224A JP20015490A JP20015490A JPH0487224A JP H0487224 A JPH0487224 A JP H0487224A JP 20015490 A JP20015490 A JP 20015490A JP 20015490 A JP20015490 A JP 20015490A JP H0487224 A JPH0487224 A JP H0487224A
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Nobuji Yamagata
伸示 山県
Shiro Murata
村田 士郎
Yoshiaki Kobayashi
義昭 小林
Takeshi Imamura
剛 今村
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/02Contacts characterised by the material thereof
    • H01H1/021Composite material
    • H01H1/027Composite material containing carbon particles or fibres

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は回路遮断器に付属される限流器の導体部の接
点に関するものである。
[従来の技術] 第2図は例えば特公昭47−49669号公報に示され
た従来の限流器付の回路遮断器の断面図、第3図はその
要部斜視図である。
通常、限流器(22)において接圧バネ(40)により
可動接触子(31)が付勢され、所定の押圧力にて可動
接点(32)が固定接点(26)と接触し合い、閉路状
態になっている。
従って、回路遮断器(21)がONの状態において、電
流は回路遮断器(21)の端子(4)より流入し、回路
遮断器内部を通って端子(3)より接続導体(27)を
介して限流器内部へ流入し、固定導体(24)から可動
接触子(31)、シャント(33)を経て端子(28)
へ流れている。
次に、例えば短絡事故等により回路を流れる通過電流■
が設定値を越えると、限流器(22)において可動接触
子(31)と固定導体(24)との間に働く電磁反発力
が太き(なり、接圧バネ(40)の押圧力に打ち勝って
反発し、接点がアークを発生しながら開離し遮断に至る
。遮断が完了後、限流器の可動接点(32)は元の位置
に戻り、固定接点(26)と接触し、初期の閉路状態に
復帰する。なお回路遮断器(2)の動作については、本
発明と直接関係がないのでここでは説明を省略する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の限流器において、上記に説明した遮断の完了後可
動接点(32)と固定接点(26)が再接触した時に望
ましくない溶着が起こる場合があった。それを解法する
ために従来より上記接点(32) (26)の少なくと
も一方にグラファイトを混入した銀タングステン系の材
料が使用されていた。ところが限流器(22)が接続さ
れている回路遮断器(21)の開閉に伴う振動によって
、通常時は接触されている接点(32) (26)中の
グラファイトが接触面表面に析出することがあった。グ
ラファイトは銀等より抵抗が高いため、この析出のため
接点の接触抵抗が高められ、定格通電時に限流器の異常
な温度上昇をもたらすという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので定格通電時にも温度が異常に上昇しない限流器
を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る回路遮断器は固定導体に設けられた固定
接点又は可動接触子に設けられた可動接点のいづれか少
なくとも1つの接点の表面に実質的な銀層を形成した限
流器を具備する。
[作用] この発明にかかる回路遮断器の限流器の接点の表面は実
質的な銀層が形成されている。大電流通過時に本接点が
開離する場合はその際発生するアークとともにその表面
の銀層が溶融消耗する。
[実施例コ この発明に係る回路遮断器(21)に付属される限流器
(22)の外観構造は第2図及び第3図に示した従来の
回路遮断器(21)に付属される限流器(22)と同様
である。従って第2図、第3図及び本発明の限流器(2
2)の接点の断面を示す第1図についてこの発明の一実
施例を説明する。
通常時、限流器(22)においては接圧バネ(40)に
より可動接触子(31)が付勢され、所定の押圧力にて
可動接点(32)が固定接点(26)と接触し合い、閉
路状態になっている。この状態を保持したまま、通常時
は遮断器が必要に応じて開閉される。この開閉時の振動
が接触し合っている可動接点(32)と固定接点(26
)に伝わる。ところが第1図に示すように各接点ではグ
ラファイトを含有する銀タングステン材料上に2〜30
ミクロン程度の厚さの銀りlチの層(26a) H2a
)が形成されている。この銀リッチ層は一般的には化学
処理によって接点表面のW(タングステン) 、WC(
タングステンカーバイド)、Gr(グラファイト)を溶
かして除去することによって形成される。したがってこ
の層は銀の成分が多い実質的な銀層といえる。このため
グラファイトを含有する銀タングステン材料同志が接触
し合っていないため材料に含まれるグラファイトが接点
表面に析出することがない。銀リッチ層(26a) (
32a)同志が接触し合っているため、接触抵抗も十分
低く保たれ、通常時の温度上昇も低(抑えられている。
また、例えば、短絡事故等により大きな通過電流が流れ
た場合、従来の例において説明したように、限流器(2
2)の可動接点(32)と固定接点(26)はアークを
発生しながら開離させられ、回路遮断器が遮断すること
になる。この場合に遮断が完了後、可動接点(32)と
固定接点(26)が再び接触する。この時、30μ園以
下の薄い銀リッチ層(26a) (32a)は前述のア
ークによって溶融消耗してなくなっているため、グラフ
ァイトを含有する銀タングステン材寥」同志が接触する
ことになる。従って、この再接触の際に接点が溶着する
ことがない。
尚、以上のように一度事故等により限流器(22)が動
作した場合は事故後すみやかに、回路遮断器(21)全
体が交換される。従って接点(32)(26)間にグラ
ファイトが析出し、異常な温度上昇を起こし接触抵抗が
高くなるほど長時間の間、本限流器(22)が事故後に
使用されることはない。
また、各接点(32)(26)のグラファイトを含有す
る銀タングステン材料の表面に以上に説明したように形
成される銀リッチ層(26a) H2a)の代りに銀メ
ツキ層を形成しても同様の効果を奏する。
なおこの銀メツキは接点単品で行なってもよく、また接
点を導体にロー付した後全体を銀メツキしてもよい。こ
の銀メツキ層の膜厚も以上と同様に30μ謬以下に抑え
ることにより接点溶着を防ぐことができる。
以上、可動接点(32)と固定接点(26)の両方に対
して銀リッチ層(26a) (32a)を形成したもの
について説明した。しかし可動接点(32)または固定
接点(26)のいづれか一方にのみ銀リッチ層を形成し
た場合でもグラファイトの析出をかなり少なくすること
ができ、接触抵抗を低く抑え、通常時の温度上昇も抑え
ることができることはいうまでもない。
[発明の効果] この発明にかかる回路遮断器の限流器の接点の表面は実
質的な銀層が形成されている。従って通常使用時は接点
材質のグラファイトが表面に析出しない。そのため接点
の接触抵抗が低く保たれるので、通常の通電時に限流器
の異常な温度上昇を招かない。更に大電流通過時に本接
点が開離する場合はその際発生するアークとともに銀層
が溶融消耗する。そのため接点が再度接触した時に接点
が溶着することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による回路遮断器の限流器の
接点の断面図、第2図は限流器付の回路遮断回路断面図
、第3図は限流器付の回路遮断器の限流器部の要部斜視
図である。 図中、21は回路遮断器、22は限流器、24は固定導
体、26は固定接点、31は可動接触子、32は可動接
点、26a、32aは銀リッチの層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定導体に設けられた固定接点又は可動接触子に
    設けられた可動接点のいづれか少なくとも1つのグラフ
    ァイト混入材料製の接点の表面に実質的な銀層を形成し
    た限流器を具備する回路遮断器。
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