JPH0484929A - 眼科器械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自己検査に適した眼科器械に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来、自己検査を行うことができる眼科器械では、同視
物体と反射鏡が内蔵され、被検者が顔部を眼科器械本体
の一部に当接したり、或いは被検眼をアイカップに押接
し、被検眼がその固視物体を視認した状態で検査を行っ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述の従来例においては被検者の顔部の
固定状態に個人差があって一定でなく、顔部な安定的に
固定することが困難であり、被検眼の屈折度によっては
固視物体に焦点を合わせられずに、ぼけて視認し難（な
ってアライメントが困難となる場合がある。

本発明の目的は、上述の従来例の欠点を解消し、被検者
自身が顔部を眼科器械本体に安定的に固定でき、被検眼
の屈折度によらずにアライメントマークを被検眼に明瞭
に呈示することが可能で、アライメントを容易に行い得
る自己検査に適した眼科器械を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するために、本発明に係る眼科器械に
おいては、被検者の顔部を固定する顔部固定手段と、光
学的手段を含む被検眼検査手段と、前記顔部固定手段と
前記被検眼検査手段との相対位置関係を被検者の操作に
よって調整することにより、被検眼の位置を調整するア
ライメント手段と、被検眼の外眼部像をアライメントマ
ークと共に被検眼に呈示する呈示手段と、前記外眼部像
と前記アライメントマークとを被検眼が明瞭に視認でき
るように合焦する合焦手段とを有することを特徴とする
ものである。

［作用］ 上述の構成を有する眼科器械は、被検者の顔部を額部と
顎部とで固定して、合焦手段によって調節を行いながら
、外眼部像とアライメントマークとを被検眼に明瞭に呈
示した状態で、被検者の操作によって被検眼のアライメ
ントを行う。

［実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明を自己検査型の角膜曲率測定装置に適用
した外駁側面図を示し、基台１上には被検者Ｐに対して
前後左右に摺動可能なようにプリンタ出力部２ａを有す
る器械下部２が搭載されてい、る。器械下部２の上方に
は、被検眼Ｅに対向して測定光束を入出射する対物鏡筒
３ａ及びフォーカスノブ３ｂとを設けた器械上部３が取
り付けられ、器械下部２の被検者Ｐ側には器械下部２を
上下方向移動及び基台１上で摺動する操作を行うための
操作桿４が取り付けられ、この操作桿４の上部には測定
開始の信号を入力するための測定スイッチ５が設けられ
ている。また、被検者Ｐの顔部な基台１に対して固定す
るために、基台１の突設部１ａには顎受部６ａ及び額当
部６ｂを有する顔受支柱６が取り付けられている。

第２図は器械下部２及び器械上部３に内設されている測
定系の構成図を示し、被検眼Ｅの光軸０１上には被検眼
Ｅに近い側から対物レンズ７、可視光束を反射して赤外
光束を透通ずる波長分割特性を有するダイクロイックミ
ラー８、開口絞り９、結像レンズ１０、テレビカメラ１
１が配置され、光軸旧から等距離の位置に赤外光束を出
射する発光ダイオード等の４個の指標光源１２ａ〜１２
ｄが光軸Ｏ１に対して２個ずつ対称に配置されている。

テレビカメラ１１の出力は演算処理部１３及びミキサ１
４に接続され、演算処理部１３の出力はプリンタ出力部
２ａに接続され、パターン発生器１５の出力がミキサ１
４に接続されている。ダイクロイックミラー８の反射方
向の光軸０２上には、光軸０２に沿った方向に移動可能
なテレビモニタ１６がその画面をダイクロイックミラー
８に向けて配置され、ミキサ１４の出力がテレビモニタ
１６に接続されている。

測定時には、被検者Ｐは顔部を顔受支柱６の顎受部６ａ
と額当部６ｂとによって基台１に対して固定する。図示
しない赤外光を含む光源からの赤外光束による前眼部反
射像は光軸０１に沿って進み、対物レンズ７、ダイクロ
イックミラー８、開口絞り９、結像レンズ１０を経て、
テレビカメラ１１上に前眼部像Ｍが結像される。一方、
指標光源１２ａ〜１２ｄからの光束は前眼部像Ｍと同じ
光路を進み、テレビカメラｌｌ上に４個の指標光源像１
２Ａ〜１２Ｄが投影される。この前眼部像Ｍ及び指標光
源像１２Ａ〜１２Ｄは、パターン発生器１５から電気的
に出力される円環状のセンタリングマークＭｃとミキサ
１４の内部で電気的に合成されて、第３図に示すように
テレビモニタ１６上に出力され、このテレビモニタ１６
上の画像は光軸０２に沿って進み、ダイクロイックミラ
ー８で反射されて対物レンズ７を介して被検ｆｌＮ　Ｅ
に呈示される。

被検者ＰはこのセンタリングマークＭｃが被検眼Ｅの瞳
孔Ｅｃ中心と一致し、更にテレビカメラ１１上に指標光
源像１２Ａ〜１２Ｄが全て鮮明に投影されるようにアラ
イメントを行う。このアライメントは操作桿４を基台１
上での摺動方向に傾動したり、或いは操作桿４を回転さ
せて器械上部３を上下移動することによって実施する。

アライメント終了後に測定スイッチ５を押すと、テレビ
カメラ１１上の画像が演算処理部１３に出力されて、そ
こで４個の指標光源像１２Ａ〜１２Ｄの位置関係から角
膜形状が算出され、その結果はプリンタ出力部２ａから
プリンタ用紙２ｂに記録されて出力される。

被検眼Ｅの視度によっては、テレビモニタ１６上の画像
を鮮明に視認できない場合もあり、この場合にはフォー
カスノブ３ｂを操作して、図示しないラック・ビンオン
等の機構によって、テレビモニタ１６を光軸０２に沿っ
た方向に移動して合焦すればよく、被検眼Ｅの視度に無
関係（こ常Ｉこ魚羊明な画像を被検眼Ｅに呈示できる。

これ番ま被検ｌｌ艮Ｅの検査手段の光学系の合焦手段と
、テレビモニタ１６上の画像の合焦手段とが独立Ｉこ設
４すられてしするためであり、また前眼部像Ｍもセンタ
リングマークＭｃと共に呈示されているので、アライメ
ントが容易になり自己検査に適している。

第４図は他の合焦方法の実施例であり、ダイクロイック
ミラー８とテレビモニタ１６との間に、光軸０２に沿っ
た方向に移動可能なフォーカシングレンズ１７が配置さ
れていて、上述の実施例のようにテレビモニタ１６を移
動するのではなく、フォーカシングレンズ１７を移動す
ることによって合焦を行う。

なお、上述の実施例においては、パターン発生器１５で
電気的に発生されたセンタリングマークＭｃをミキサ１
４で前眼部像Ｍに電気的に合成しているが、例えば他の
照明光源によって照明されたパターンマスクを直接光学
的に前眼部像Ｍと合成するか、或いはそれをテレビカメ
ラ１１で撮像して電気的に合成して呈示することが可能
である。

また、被検眼Ｅと器械下部２との相対距離の適正位置検
知には角膜に対する光源、光学系との相対距離を利用し
てもよい。

第５図は他の実施例による顔支持部の側面図を示し、測
定系を内蔵した器械本体１８には、第１の実施例と同様
にプリンタ出力部２ａ、対物鏡筒３ａ、フォーカスノブ
３ｂが設けられている。この器械本体１８の上下位置に
は被検者Ｐ側には案内棒１９、ねじ棒２０が突設されて
いて、これらの先端に位置する前後板２１の穴部２ａに
案内棒１９が挿入されて保持され、ねじ棒２０は前後板
２１に螺合され、更に前後板２１に取り付けられた前後
つまみ２２がねじ棒２０に螺合されていて、この前後つ
まみ２２を回転することによって、前後板２１が器械本
体１８に対して前後方向に移動可能にされている。また
、前後板２１のアリ溝嵌合部２１ｂには左右板２３が嵌
合され、図示は省略しているが前後板２１と同様に左右
つまみが設けられていて、この左右つまみを回転するこ
とによって、左右板２３は器械本体１８の左右方向に摺
動可能とされている。更に、左右板２３には下部がねじ
部２４ａとなった顎受支柱２４が、上下つまみ２５を介
して螺合されていて、この上下つまみ２５を回転するこ
とによって顎受支柱２４を垂直上下方向に移動すること
が可能となっている。そして、顎受支柱２４の上部には
顎受部２６ａ及び額当部２６ｂが固定されている。

測定時には、被検者Ｐは顎受部２６ａと額当部２６ｂに
よって顔部を顎受支柱２４に対して固定し、器械本体１
８自体は不動であるので、前後つまみ２２、左右つまみ
、上下つまみ２５を被検者Ｐ自身が回転することによっ
てアライメントを行う。

第６図は検査自動開始の機能を有する他の実施例の要部
構成図を示し、テレビカメラ１１の出力は演算回路２７
にも接続され、演算回路２７の出力は演算処理部１３に
接続されている。そして、他の部材及び接続方法は第１
の実施例と同様である。

この実施例においては、テレビカメラ１１で撮像された
前眼部像Ｍ及び指標光源像１２Ａ〜１２Ｄは演算回路２
７に入力される。光軸に沿った方向の被検眼Ｅのアライ
メント状況はテレビカメラ１１上の指標光源像１２Ａ−
１２Ｄのぼけの程度、つまり面積によって検知され、光
軸に垂直な面内でのアライメント状態はテレビカメラ１
１上の指標光源像１２Ａ〜１２Ｄの位置で検知される。

そこで、予めこの指標光源像１２Ａ〜１２Ｄの位置及び
面積を検知するために、演算回路２７にはテレビカメラ
１１の中心領域、及び指標光源像１２Ａ〜１２Ｄの面積
の閾値が予め設定されていて、これらを用いて演算回路
２７のアライメント状態を検知する。アライメント終了
後に直ちに指標光源像１２Ａ〜１２Ｄを演算処理部に出
力し、そこで指標光源像１２Ａ〜１２Ｄの位置関係から
角膜形状が算出される。

なお、この眼科器械は実施例の角膜曲率半径測定装置以
外にも、例えば非接触眼圧計や無散瞳眼カメラなどにも
適用することが可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼科器械は、額部と顎
部とで被検者の顔部を固定し、アライメントマークと被
検眼前眼部像とを合焦手段によって調節しながら被検眼
に呈示した状態で、被検者の操作によって被検眼と本体
との相対位置関係をアライメントして検査をするので、
被検者自身が顔部な安定的に固定することが容易にでき
、また被検眼の屈折度によらずアライメントマークを常
に鮮明に呈示することが可能であり、被検眼と本体との
アライメントも容易であって自己検査に適している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼科器械の実施例を示し、第１図は
外観側面図、第２図は測定系の構成図、第３図はテレビ
モニタ上の出力像の説明図、第４図は他の手段による合
焦方法の説明図、第５図は他の実施例による面支持部の
側面図、第６図は更に他の実施例の要部構成図である。 符号１は基台、２は器械下部、３は器械上部、４は操作
桿、５は測定スイッチ、１１はテレビカメラ、１２は指
標光源、１３は演算処理部、１８は器械本体、２４は顔
受支柱、２６ａは顎受部、２６ｂは顎受部、２７は演算
回路である。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検者の顔部を固定する顔部固定手段と、光学的手
   段を含む被検眼検査手段と、前記顔部固定手段と前記被
   検眼検査手段との相対位置関係を被検者の操作によって
   調整することにより、被検眼の位置を調整するアライメ
   ント手段と、被検眼の外眼部像をアライメントマークと
   共に被検眼に呈示する呈示手段と、前記外眼部像と前記
   アライメントマークとを被検眼が明瞭に視認できるよう
   に合焦する合焦手段とを有することを特徴とする眼科器
   械。 ２、前記眼固定手段と前記被検眼検査手段とのアライメ
   ント状態を検知するアライメント検知手段を有し、該ア
   ライメント検知手段の検知により被検眼検査を開始する
   ようにした請求項１に記載の眼科器械。