JPH0483755A - アルミナ―クロミア―ジルコニア系耐火れんが - Google Patents
アルミナ―クロミア―ジルコニア系耐火れんがInfo
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- JPH0483755A JPH0483755A JP2194221A JP19422190A JPH0483755A JP H0483755 A JPH0483755 A JP H0483755A JP 2194221 A JP2194221 A JP 2194221A JP 19422190 A JP19422190 A JP 19422190A JP H0483755 A JPH0483755 A JP H0483755A
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐火れんかに関し、特にアルミナ−クロミア−
ジルコニア系耐火れんかに関するものである。
ジルコニア系耐火れんかに関するものである。
高炉、混銑車、取鍋等の溶融金属用窯炉、容器の内張り
に使用する耐火れんがは、優れた耐食性を有する高アル
ミナ質耐火れんが、またはアルミナ−カーボン系耐火れ
んがが多用されていたが、近年操業条件の苛酷化ととも
に、上記内張りに使用する耐火れんがの損耗速度が増大
し、より一層耐用性の向上した耐火れんがが求められて
いる。
に使用する耐火れんがは、優れた耐食性を有する高アル
ミナ質耐火れんが、またはアルミナ−カーボン系耐火れ
んがが多用されていたが、近年操業条件の苛酷化ととも
に、上記内張りに使用する耐火れんがの損耗速度が増大
し、より一層耐用性の向上した耐火れんがが求められて
いる。
そこで、例えば、特開昭56−45865号公報におい
て、高アルミナ質原料55〜80重量%にクロム鉱25
〜35重量%を加え、混練・成形後に1350〜140
0℃の温度で焼成することにより、れんが組織内に高融
点のAlzOzCr2O3系固溶体を生成して耐食性の
向上を図ったアルミナ−クロミア質耐火物が開示されて
いる。
て、高アルミナ質原料55〜80重量%にクロム鉱25
〜35重量%を加え、混練・成形後に1350〜140
0℃の温度で焼成することにより、れんが組織内に高融
点のAlzOzCr2O3系固溶体を生成して耐食性の
向上を図ったアルミナ−クロミア質耐火物が開示されて
いる。
しかしながら、上記A l 203 Cr z O3
系固溶体を形成したアルミナ−クロミア質耐火物は、優
れた耐食性を呈する一方で、れんが組織内で強固な結合
を形成するため、弾性率が高く、耐熱衝撃性には劣る欠
点がある。
系固溶体を形成したアルミナ−クロミア質耐火物は、優
れた耐食性を呈する一方で、れんが組織内で強固な結合
を形成するため、弾性率が高く、耐熱衝撃性には劣る欠
点がある。
そこで本発明は上記従来の事情に鑑み、優れた耐食性を
有するとともに、耐熱衝撃性にも優れる耐火れんがを提
供することを目的とする。
有するとともに、耐熱衝撃性にも優れる耐火れんがを提
供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は以下の手段を採用
する。すなわち、A 1 z 03を80重量%以上含
有する高アルミナ質原料80〜90重量%と、Cr z
O:lを90重量%以上含有するクロミア原料5〜1
5重量%と、Z r O2を15〜40重量%含有する
アルミナ−ジルコニア系原料3〜10重量%で構成した
アルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れんがである。
する。すなわち、A 1 z 03を80重量%以上含
有する高アルミナ質原料80〜90重量%と、Cr z
O:lを90重量%以上含有するクロミア原料5〜1
5重量%と、Z r O2を15〜40重量%含有する
アルミナ−ジルコニア系原料3〜10重量%で構成した
アルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れんがである。
上記の構成において、高アルミナ質原料としては、焼結
アルミナ、電融アルミナなど、はとんどAlt03単味
からなる合成原料の他、焼成ボーキサイトやハン土負岩
なと若干のSing、その他の不純物を含む天然原料を
用いることができる。
アルミナ、電融アルミナなど、はとんどAlt03単味
からなる合成原料の他、焼成ボーキサイトやハン土負岩
なと若干のSing、その他の不純物を含む天然原料を
用いることができる。
この場合、高アルミナ質原料でのAN203含有量は8
0重量%以上が望ましく、A 1 z O3含有量が8
0重量%未満と低い原料を使用した場合には、れんがの
耐食性が低下することとなる。
0重量%以上が望ましく、A 1 z O3含有量が8
0重量%未満と低い原料を使用した場合には、れんがの
耐食性が低下することとなる。
上記高アルミナ質原料は、後述するクロミア原料との反
応によって、高融点であるとともに、れんが組織の緻密
化を促進させて圧縮強度、曲げ強度を向上させる作用を
有するAj!20i Cr2C)3系固溶体を生成す
る。
応によって、高融点であるとともに、れんが組織の緻密
化を促進させて圧縮強度、曲げ強度を向上させる作用を
有するAj!20i Cr2C)3系固溶体を生成す
る。
上記高アルミナ質原料の配合量は、80〜90重量%と
する。80重量%未満の配合量では、クロミア原料が相
対的に多くなり、AltO3Cr z O3系固溶体の
生成量が不足することとなり、得られる耐火れんがの強
度が低下する。また90重量%を超える配合量では、ク
ロミア原料の配合量が相対的に不足してA 1203−
Cr zos系固溶固溶体成量が不足することとなり
、耐食性の向上を図る上で充分な効果を奏しない。
する。80重量%未満の配合量では、クロミア原料が相
対的に多くなり、AltO3Cr z O3系固溶体の
生成量が不足することとなり、得られる耐火れんがの強
度が低下する。また90重量%を超える配合量では、ク
ロミア原料の配合量が相対的に不足してA 1203−
Cr zos系固溶固溶体成量が不足することとなり
、耐食性の向上を図る上で充分な効果を奏しない。
一方、クロミア原料もなるべく不純物の少ないことが望
ましく、Cr2O3含有量が90重量%以上であること
が望ましく、90重量%未満の低いCrz03含有量で
あると、耐食性の低下の他にAl□03−Cr2O,系
固溶体の生成を阻害する不純物の存在により、所期の効
果が得られないこととなる。
ましく、Cr2O3含有量が90重量%以上であること
が望ましく、90重量%未満の低いCrz03含有量で
あると、耐食性の低下の他にAl□03−Cr2O,系
固溶体の生成を阻害する不純物の存在により、所期の効
果が得られないこととなる。
クロミア原料は5〜15重量%の配合量が望ましく、5
重量%未満の配合量では上記高アルミナ質原料の配合量
不足の場合と同様の理由で耐食性向上の効果が十分でな
く、15重量%を超える配合量ではAl2O2cr2o
、系固溶体の生成反応が十分進行せず、クロミアは難焼
結性の原料であるため過剰のクロミア原料が粒子間の結
合を阻害して好ましくない。
重量%未満の配合量では上記高アルミナ質原料の配合量
不足の場合と同様の理由で耐食性向上の効果が十分でな
く、15重量%を超える配合量ではAl2O2cr2o
、系固溶体の生成反応が十分進行せず、クロミアは難焼
結性の原料であるため過剰のクロミア原料が粒子間の結
合を阻害して好ましくない。
更に、本発明において配合するアルミナ−ジルコニア系
原料に含有されるZr0zは、熱間での膨張率がAlz
Ox CrzC)、系固溶体の膨張を吸収し、応力を
緩和することによって、れんかに耐熱衝撃性を付与する
。また弾性率を低下させ、繰り返し受ける熱衝撃に起因
するれんが表面からの組織の剥落(熱スポーリング)を
防止する。
原料に含有されるZr0zは、熱間での膨張率がAlz
Ox CrzC)、系固溶体の膨張を吸収し、応力を
緩和することによって、れんかに耐熱衝撃性を付与する
。また弾性率を低下させ、繰り返し受ける熱衝撃に起因
するれんが表面からの組織の剥落(熱スポーリング)を
防止する。
上記アルミナ−ジルコニア系原料は、ZrO2含有量が
15〜40重量%の範囲とすることが望ましく、ZrO
2含有量が15重量%未満では、熱間膨張特性(率)が
Al1tO3とほぼ同じとなり、耐火れんがの耐熱衝撃
性の向上が期待できず、−方、ZrO2含有量が40重
量%を超えるアルミナ−ジルコニア系原料ではZrO2
の熱間(1000℃付近)の結晶転移による収縮が大き
くなり、れんがの焼成時に大亀裂を生じる事態に到り、
好ましくない。
15〜40重量%の範囲とすることが望ましく、ZrO
2含有量が15重量%未満では、熱間膨張特性(率)が
Al1tO3とほぼ同じとなり、耐火れんがの耐熱衝撃
性の向上が期待できず、−方、ZrO2含有量が40重
量%を超えるアルミナ−ジルコニア系原料ではZrO2
の熱間(1000℃付近)の結晶転移による収縮が大き
くなり、れんがの焼成時に大亀裂を生じる事態に到り、
好ましくない。
アルミナ−ジルコニア系原料の配合量は3〜10重量%
の範囲が望ましく、3重量%未満の配合量では耐熱衝撃
性向上の効果が十分でなく、10重量%を超える配合量
では焼成時のれんががZrO2の熱間の結晶転移による
収縮で大亀裂が生じて好ましくない。
の範囲が望ましく、3重量%未満の配合量では耐熱衝撃
性向上の効果が十分でなく、10重量%を超える配合量
では焼成時のれんががZrO2の熱間の結晶転移による
収縮で大亀裂が生じて好ましくない。
上記構成のアルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れん
がは1300〜1800℃程度の温度で焼成することが
望ましく、また特に本発明では限定しないが、バインダ
ーは従来公知の物質を使用でき、例えば、パルプ廃液や
デキストリン等が使用可能である。
がは1300〜1800℃程度の温度で焼成することが
望ましく、また特に本発明では限定しないが、バインダ
ーは従来公知の物質を使用でき、例えば、パルプ廃液や
デキストリン等が使用可能である。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
第1表に示すように、本発明品1.2として、高アルミ
ナ原料として焼結アルミナ(A/203含有量98重量
%)、クロミア原料(CrzOs含有量99重量%)
、A42z O+−ZrOz系原料(Z r O,含有
量30重量%)を粒度調整を行って第1表土左横に示す
配合耐火材原料を調製した。
ナ原料として焼結アルミナ(A/203含有量98重量
%)、クロミア原料(CrzOs含有量99重量%)
、A42z O+−ZrOz系原料(Z r O,含有
量30重量%)を粒度調整を行って第1表土左横に示す
配合耐火材原料を調製した。
このとき、バインダーとして各々外掛け5重量%のパル
プ廃液を加えて混練成形し、トンネル窯にて1700℃
で5時間焼成した。
プ廃液を加えて混練成形し、トンネル窯にて1700℃
で5時間焼成した。
また、従来品1.2として、それぞれ第1表土左横に示
す配合で高アルミナ質れんがとアルミナ−クロミア系れ
んがを作成した。
す配合で高アルミナ質れんがとアルミナ−クロミア系れ
んがを作成した。
上記本発明品1.2及び従来品1.2の物性値を第1表
下欄に示す。
下欄に示す。
尚、該物性値のうち、溶損指数と耐熱衝撃性は以下に示
す要領で測定を行った。
す要領で測定を行った。
l)溶損指数:1800℃にて、銑鉄とスラグ(CaO
/S ioz =1.2.FezO1=30%)を侵食
剤として用い、各試料を組み合わせた中に上記侵食剤を
投入して回転させるロータリー法で試験を行い、4時間
の試験後に試料の切断面の断面積を測定して試験前の断
面積と比較して溶損量を測定し、従来品2の溶損量を1
00とする相対的な指数で表示した。
/S ioz =1.2.FezO1=30%)を侵食
剤として用い、各試料を組み合わせた中に上記侵食剤を
投入して回転させるロータリー法で試験を行い、4時間
の試験後に試料の切断面の断面積を測定して試験前の断
面積と比較して溶損量を測定し、従来品2の溶損量を1
00とする相対的な指数で表示した。
2)耐熱衝撃性テス): 1200℃で15分間の急加
熱後、冷却する操作を1サイクルとし、剥落するまでの
サイクル(回)数で表示した。
熱後、冷却する操作を1サイクルとし、剥落するまでの
サイクル(回)数で表示した。
本発明品1.2の溶損指数はともに、従来品2の高アル
ミナ質れんがの約1/2で、従来品lのアルミナ−クロ
ミア系れんがと遜色はない。
ミナ質れんがの約1/2で、従来品lのアルミナ−クロ
ミア系れんがと遜色はない。
また、耐熱衝撃性を示す急加熱による剥落までに要した
テストの回数は、従来品1が3回、従来品2が8回に対
し、本発明品1.2ではそれぞれ15回、13回であり
、耐熱衝撃性に優れていることを示している。
テストの回数は、従来品1が3回、従来品2が8回に対
し、本発明品1.2ではそれぞれ15回、13回であり
、耐熱衝撃性に優れていることを示している。
更に、本発明品1を混銑車及び取鍋の内張りれんがとし
て実機に供したところ、従来の高アルミナ質れんかに比
べ損耗量や亀裂の発生量はともに少なく、約2倍の耐用
期間であった。
て実機に供したところ、従来の高アルミナ質れんかに比
べ損耗量や亀裂の発生量はともに少なく、約2倍の耐用
期間であった。
以上のように、本発明品はいずれもアルミナクロミア系
耐火れんが(従来品1)の耐食性とほぼ同等でありなが
ら、これに優る耐熱衝撃性を示すことから、内張れんか
に使用した際の耐用期間の延長が期待できる。
耐火れんが(従来品1)の耐食性とほぼ同等でありなが
ら、これに優る耐熱衝撃性を示すことから、内張れんか
に使用した際の耐用期間の延長が期待できる。
尚、本発明は上記実施例に限られるものではなく、種々
の応用が可能であることはいうまでもない。
の応用が可能であることはいうまでもない。
〈以下余白〉
本発明品と従来品との配合と物性値の比較第 1
表 〔発明の効果〕 以上のように、高アルミナ質原料に対し、クロミア原料
およびアルミナ−ジルコニア系原料を配合して製造した
本発明によるアルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れ
んがは、耐食性および耐熱衝撃性に優れ、高炉、混銑車
、取鍋等の内張りれんがとして使用した場合、その耐用
期間を著しく向上させることができる効果がある。
表 〔発明の効果〕 以上のように、高アルミナ質原料に対し、クロミア原料
およびアルミナ−ジルコニア系原料を配合して製造した
本発明によるアルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れ
んがは、耐食性および耐熱衝撃性に優れ、高炉、混銑車
、取鍋等の内張りれんがとして使用した場合、その耐用
期間を著しく向上させることができる効果がある。
Claims (1)
- (1)Al_2O_3を80重量%以上含有する高アル
ミナ質原料80〜90重量%と、Cr_2O_3を90
重量%以上含有するクロミア原料5〜15重量%と、Z
rO_2を15〜40重量%含有するアルミナ−ジルコ
ニア系原料3〜10重量%とで構成されることを特徴と
するアルミナ−クロミア−ジルコニア系耐火れんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194221A JPH0483755A (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | アルミナ―クロミア―ジルコニア系耐火れんが |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2194221A JPH0483755A (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | アルミナ―クロミア―ジルコニア系耐火れんが |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483755A true JPH0483755A (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=16320973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2194221A Pending JPH0483755A (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | アルミナ―クロミア―ジルコニア系耐火れんが |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0483755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06122546A (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-06 | Toshiba Ceramics Co Ltd | アルミナ−クロミナ−ジルコニア質耐火物 |
JP2017206414A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | アルミナ−クロミア質焼成煉瓦の製造方法 |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP2194221A patent/JPH0483755A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06122546A (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-06 | Toshiba Ceramics Co Ltd | アルミナ−クロミナ−ジルコニア質耐火物 |
JP2017206414A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-24 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | アルミナ−クロミア質焼成煉瓦の製造方法 |
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