JPH048296A - 新規モノクローナル抗体及びそれを産生するハイブリドーマ - Google Patents

新規モノクローナル抗体及びそれを産生するハイブリドーマ

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JPH048296A
JPH048296A JP2107863A JP10786390A JPH048296A JP H048296 A JPH048296 A JP H048296A JP 2107863 A JP2107863 A JP 2107863A JP 10786390 A JP10786390 A JP 10786390A JP H048296 A JPH048296 A JP H048296A
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human
cells
monoclonal antibody
bcdf
cell
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JP2107863A
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Toshiaki Shimamura
嶌村 俊朗
Shinsuke Taki
滝 伸介
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ヒトBCDFとヒトBCDF −Rとの結合
を阻害し、BC叶の生物活性を中和するモノクローナル
抗体及び該モノクローナル抗体を産生ずるハイブリドー
マに関する。
〈従来技術〉 ヒ) 8CDFは、免疫系細胞が産生し、免疫調m機構
と密接に関一連する生体成分であり、下記に示すように
本物質の全アミノ酸配列は既に決定されている。(Na
ture、324巻、73.1986)即ちアミノ酸配
列: (N末端) Pro Val Pro Pro Gly Glu A
sp Ser Lys Asp ValAla Ala
 Pro His Arg Gln Pro Leu 
Thr Ser 5erGlu Arg Ile As
p Lys Gin Ile Arg Tyr Ile
 LeuAsp Gly Ile Ser Ala L
eu Arg Lys Glu Thr Cys^sn
 Lys Ser Asn Met Cys Glu 
Ser Ser Lys GluAla Leu Al
a Glu Asn Asn Leu Asn Leu
 Pro LysMet Ala Glu Lys A
sp Gly Cys Phe Gfn Ser Gl
yPhe Asn  Glu  Glu Thr Cy
s  Leu  Val  Lys  Ile  l1
eThr Gly Leu Leu Glu Phe 
Glu Val  Tyr Leu GluTyr  
Leu  Gin  Asn  Arg  Phe  
Glu  Ser  Ser  Glu  GluGl
n Ala Arg Ala Val  Gln Me
t Ser Thr Lys  ValLeu  Il
e Gln  Phe  Leu Gln  Lys 
 Lys  Ala  Lys  AsnLeu  A
sp  Ala  Ile Thr Thr Pro 
 Asp Pro Thr ThrAsn  Ala 
 Ser  Leu  Leu  Thr  Lys 
 Leu  Gin  Ala  Gin^sn Gi
n Trp  Leu  Gin  Asp Met 
Thr Thr  His  Leulle Leu 
Arg Ser Phe Lys Glu Phe L
eu Gln 5erSer Leu Arg Ala
 Leu Arg Gin Met(C末端) さて、ヒ) BCOFは活性化B細胞からの抗体産生を
誘導をしたり(Journal of Experim
entalMedicine  167巻、332頁、
 1988年)、キラーT細胞の増殖を誘導したり(J
ournal of Immunology140巻、
508頁、 1988年)、肝細胞に働いて、炎症時初
期に出現する急性照査白質合成の誘導をしたり(FEB
S 1etters 221巻、18頁、 1987年
)、血液幹細胞に働いて多能性造血幹細胞のコロニーを
誘導をする(Proceedings of the 
NationalAcademy of 5cienc
es of  the United 5tates 
ofAmerica 84巻、 9035頁、 198
7年)などの様々な生理的作用を示すことが知られてい
る。一方、心房内粘液腫やリウマチ性関節炎など自己成
分に対する抗体を産生じている患者ではヒトBC叶の異
常産生が見出されている(代謝 24巻、臨時増刊号免
疫87.13頁、 1987年)。この場合、過剰に産
生されたヒ) BCDFが、B細胞などの細胞膜上に存
在するヒ!−BC[)Fに特異的な受容体(ヒ) BC
DF −1?)へと結合することにより細胞内へと刺激
が伝達され、B細胞が抗体産生細胞へと分化し、自己成
分に対する抗体が異常に産生され、疾患を増悪している
と推察される。従って、過剰に産生されたヒトBCDF
のヒトBCDF −Rへの結合を阻害することができれ
ば、細胞内へ刺激が伝達されず、抗体の異常産生が抑制
され、自己免疫疾患や免疫不全症、炎症などのヒ) B
COFの過剰産生が疾患を増悪させていると考えられる
疾病の治療薬として用いることができると推定される。
尚、本発明者等はヒトBC叶とヒ) BCDF −Rと
の結合を不完全に阻害する抗体については既に報告して
いる(特願昭1−102349.18回(昭和63年度
)日本免疫学会総会講演予稿集328頁)。また特願昭
1−102349号で開示した抗体はヒ) BCDFの
生物活性を完全に阻害しない。
従って、本発明以前には、ヒトBC叶とヒトBCDF 
−Rとの結合を完全に阻害し、かつヒトBC叶の生物活
性を完全に阻害するモノクローナル抗体を得ることに関
しては全く知られていない。
尚、ヒ) BCDFはB細胞の分化以外にも生体内にお
いて種々の生理作用を有するのでヒI−B細胞刺激因子
2(ヒトBSF−2)又はヒトインターロイキン6(ヒ
トIL−6)とも呼ばれ、いずれの名称を用いても良い
のであるが、本出願においては従来から用いられている
ヒトBCDPという名称を用いることにする。
また、同様にヒトBCDF −RもヒトB細胞刺激因子
2受容体(ヒトBSF −2R)とも、ヒトインターロ
イキン6受容体(ヒトIL−6R)とも言われ、いずれ
の名称を用いてもよいが、従来より用いられているヒト
BCDF −Rという名称を用いることにする。
〈本発明が解決しようとする課題〉 そこで、本発明の目的は、ヒトBCDFとヒl−BCD
F−Rとの結合を完全に阻害し、BCDFの生物活性を
中和するモノクローナル抗体及び該モノクローナル抗体
を産生ずるハイプリドーマの提供である。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記課題を解決するために、ヒ) BC
DF −Rを高発現しているヒト細胞を免疫原として用
いる事により、ヒトBC叶とヒトBCDF −Rとの結
合を完全に阻害し、BC叶の生物活性を中和するモノク
ローナル抗体を取得することができ、本発明を完成する
に至らしめた。
即ち、本発明はヒトBC叶とヒトBCOF −Rとの結
合を完全に阻害し、ヒ) BCDFの生物活性を中和す
るモノクローナル抗体及び該モノクローナル抗体を産生
ずるハイブリドーマである。
本発明に従えば、ヒトBCDFとヒトBCDF −Rと
の結合を完全に阻害し、ヒ1−BC叶の生物活性を中和
する活性を示すモノクローナル抗体を産生ずるハイブリ
ド−マクローン、及び該クローンが産生ずる性状の均一
なモノクローナル抗体が提供される。
本発明のハイブリドーマクローンは、(a)骨髄腫細胞
すなわち、骨髄の初期腫瘍からの悪性化細胞と、(b)
ヒトBCDF −Rを高発現しているヒト細胞で免疫さ
れた動物の肺臓または、リンパ節の細胞中に存在する抗
体産生細胞とのハイブリドーマを作成し、このハイブリ
ドーマを培養及びクローン化して、ヒトBCDFがヒト
BCDF −Rを発現している細胞への結合を完全に阻
害し、かつヒ) BCDFの生物活性を中和する抗体を
産生ずるクローンとして選択されるものである。
目的とするモノクローナル抗体は、このようなりローン
を培養した培養上清から、塩析、イオン交換クロマトグ
ラフィー等の精製操作により回収できるが、必要に応じ
て全培養上清を用いることもできる。また大量に取得す
る場合には、該ハイブリドーマを組織適合性動物もしく
は胸腺欠損ヌードマウス等の腹腔内に移植し増殖させ、
該動物の腹水中に産生された該モノクローナル抗体を精
製、回収すれば良い。
以下にこのヒトBCDFとヒトBCDF −Rの結合を
完全に阻害し、ヒトBCDFの生物活性を中和する活性
を示すモノクローナル抗体の調製法を記す。
ハイブリドーマは骨髄腫細胞と抗体産生細胞を融合させ
ることによって製造される。抗体産生細胞としては、ヒ
トBCDF −R高発現細胞であるヒトミエローマロ2
66細胞で免疫されたマウス、ラットなどの動物からの
肺臓またはリンパ節細胞を用いるとよい。尚、ヒトミエ
ローマU266に限らず、ヒトBCOF −Rを高発現
している細胞であれば、何を免疫原にしてもかまわない
骨髄腫細胞と抗体産生細胞の由来する動物の種は、両細
胞が融合可能な限りにおいて異ってもよいが、通常同一
種の細胞を用いた方がよい結果が得られる。
本発明実施のための一つの好ましいハイブリドーマは、
ヒトミエローマロ266細胞で免疫したマウスの肺臓細
胞又はリンパ節細胞と、マウス骨髄腫細胞との間のハイ
ブリドーマである。
例えば、生理食塩水に懸濁した0266細胞で免疫した
Ba1b/cマウスの抗体産生肺臓細胞と、Ba1b/
Cマウスの骨髄腫細胞χ63− Ag8−6゜5.3の
間のハイブリドーマで後記の実施例でも示す様に優れた
結果が得られた。
骨髄腫細胞としては、X63−Ag8−6.5.3のほ
かにP3−X63−Ag8−01. P3−X63−^
g8. P3−NSI /1−Ag4−1. MPCI
I−45,6,7G、1.7 、 SP2/V−Ag1
4゜(以上マウス> 210.RCY、八g1.2.3
(ラット)、 5KO007GH15006TG−^1
2(以上ヒト)等の8アザアニン耐性の細胞株を用いて
もよい。
ハイブリドーマの作成と、それからのヒトBCDFとヒ
トBCDF −Rとの結合を完全に阻害し、ヒトBCD
Fの生物活性を完全に中和する活性を示すモノクローナ
ル抗体産生クローンの選択は、例えば、次の様にして行
える。ポリエチレングリコールまたは、センダイウィル
スを用いて抗体産生細胞と骨髄腫細胞とを融合させる。
生じたハイブリドーマは、ヒポキサンチン、アミノプテ
リン、チミジンを含む培地(以下HAT培地と略する)
中で生育する。
融合しなかった骨髄腫細胞は、該培地中では死滅し、ハ
イブリドーマだけが増殖してくる。生育したハイブリド
ーマから目的とする抗体を産生ずるクローンが選択され
る。全てのハイブリドーマクローンが抗体を産生ずるわ
けではない。また、個々のクローンによって産生される
抗体は特異性が異なり、全てのクローンが目的とする抗
体を産生ずるのではない。従って、目的とするヒ)BC
叶とヒトBC叶−Rとの結合を完全に阻害し、ヒトBC
DFの生物活性を中和する活性を示す抗体を産生ずるク
ローンを選択しなければならない。
その選択は例えば以下の様にして行える。まず、ヒトB
CDFとヒトBCDF −Rとの結合を阻害する活性を
示すクローンの選択は、ポルトン・ハンター法(Bio
chemical Journal 133巻、529
頁、 1973年)又は、ラクトパーオキシダーゼ法(
Nature 269巻309頁、 1977年)によ
り、1′■標識ヒトBCDF(以下l2J−BCDFと
略する)を作成し、ハイブリドーマクローン培養上清中
の抗体による+25T−BCDFとU266細胞との結
合阻害活性を測定すればよい。
また、ヒトBCDFの生物活性を中和する活性を示すク
ローンの選択は、例えばヒトBC叶に対して、依存的に
増殖するヒト細胞株、KT〜3細胞(Blood71巻
 196頁 1988年)あるいはヒトBC叶に対して
依存的に抗体産生細胞へと分化するヒト細胞株SKW 
6 、 CL −4細胞(Journal of Ex
perimentalMedicine 167巻 3
32頁 1988年)を用い、ハイブリドーマクローン
培養上滑中の抗体による細胞株の増殖もしくは分化阻害
活性を測定すればよい。
結合阻害活性が高く、しかも増殖もしくは分化阻害活性
が高いハイブリドーマが目的とするモノクローナル抗体
産生クローンとなる。
こうして得られたハイブリドーマクローンとして、例え
ば(FERM P−11406)と呼ばれる細胞がある
次にモノクローナル抗体の大量調製法であるが、(FE
RM P−11406)を培地にて長期連続継代培養ま
たは組織適合性動物もしくは、胸腺欠損ヌードマウス中
において生育させたのち、その腹水中より、イオン交換
体などを用いて、分離精製することにより回収される。
さて、得られたモノクローナル抗体は以下の様な性質を
有するものである。
(FERM P−11406)が産生ずるモノクローナ
ル抗体(以後モノクローナル抗体を1−39とする)(
a)  免疫グロブリンの種類: IgG2a(5)分
子量: 150,000ダルトン(C)  分子吸光係
数: E280nm = 14.0(d)  細胞に結
合しヒトBC叶とヒトBCDF −Rとの結合を完全に
阻害する (e)  細胞に結合しヒトBCDFの生物活性を完全
に中和する 〈効果〉 本発明によるモノクローナル抗体を用いれば、ヒトBC
DFが過剰に産生されることにより発症していると考え
られる疾患、すなわち、慢性関節リウマチや、全身性紅
斑性狼癒などの自己免疫疾患や免疫不全症への治療薬及
び抗炎症薬となる。
以下、実施例に従い、更に詳細に説明する。
〈実施例1.ハイブリドーマの調製法〉6〜8週令の#
Ba1b/cマウスに、U266細胞を生理食塩水に懸
濁しそれぞれ1匹当り2X10’個腹腔内注射し免疫し
た。その10日後、同様の操作にて追加免疫した。更に
その3日後、免疫したマウスの眼窩静脈より採血し、そ
の血清について後述の参考例に示す測定法に従って”’
I−BCDFとu266細胞との結合阻害活性を測定し
た。阻害活性を有していたマウスを更に同様の方法で免
疫し、その3日後該マウスより肺臓を摘出した。
肺臓細胞とX63−Ag8−6.5.3骨髄腫細胞とを
50%ポリエチレングリコール#4000 (牛丼化学
製)存在下にて細胞数で10:1の割合で混合し、細胞
融合させた。融合細胞を10%ウシ胎児血清を含むRP
[1640培地(ギブコ社製)1+f当りに5X10”
個となるように懸濁し、1ウェル当り5X10’個の胸
腺細胞を含有する96穴マイクロタイタープレート(コ
ーニング社製)に5X10’個ずつ分注した。1日、2
日、3日、6日後に培地の半量(100μIl)を)I
AT培地と交換し、以後3日ごとに同様の操作を繰り返
した。融合より、およそ2週間後、ハイブリドーマの生
育してきたウェルの培養上清について、後述する参考例
に示す様な方法にて12J  Bに叶とU266細胞と
の結合阻害活性及びヒトBc叶によるKT−3細胞の増
殖抑制活性を測定した。
表1及び表2に示す様にハイブリドーマIl−39(F
ERP−11406)の培養上清中に”’r−BCDF
きu266細胞との結合阻害活性及び、ヒ)BC叶によ
るKT−3細胞の増殖抑制活性があることを見い出した
表−一λ 〈実施例2.マウス腹水より精製した抗体でのヒトBC
叶とヒ) BCDF −Rとの結合阻害活性及びヒ)B
C叶の生物活性の中和 活性の測定〉 生理食塩水に懸濁したハイブリドーマ11−39(FE
RP−11406)をあらかしめ1週間前に1匹当り0
.5mfのブリスタン(正式には2,6,10.14−
テトラメチルペンタデカン)を腹腔内注射しておいたB
a1b/cマウス(♀、8〜10週令)に、それぞれ1
匹当りlXl0’個ずつ腹腔内注射した。
およそ10日後、マウス腹腔内より増殖した細胞を含む
腹水を採取し、遠心操作にて、細胞を除去した。細胞を
除去した腹水を、0.4飽和硫安にて塩析を行い、0.
15 M NaCl1を含む10mMリン酸塩緩衝液(
pH7,5) (以下PBSと略す)に対して透析した
。次に、PBSにて平衡化しておいたプロティンAセフ
ァロースカラム(ファルマシア社製)に添加し、素通り
画分を得たのち、0.5M酢酸(pH2,6)を用いて
溶出した。溶出後、ただちにPBSに対して透析し、抗
体画分を得た。得られた抗体でのヒ) BCDFとヒト
BCDF −Rとの結合阻害活性及びヒ)BG叶の生物
活性の中和活性の測定を参考例1および2の様な方法に
て行った。第1図に示す様に精製抗体においても”’I
−BCDFとU266細胞との結合阻害活性が、また、
第2、第3図に示す様にヒトBCDFの生物活性の中和
活性が有ることが判明した。
〈実施例3.精製モノクローナル抗体1−39の026
6、 KT −3及び5KW6.CL−4細胞への結合
〉 精製モノクローナル抗体1−39の細胞への結合はビオ
チン標識したモノクローナル抗体と細胞とを反応させ、
洗浄した後、色素であるフィコエリスリン標識したアビ
ジンと反応させ再び洗浄し、自動細胞解析装置(FAC
5can、ベクトンディ・ンキンソン社)にて測定した
。なお、特異的な結合であるか否かを、1oooPj過
剰の非標識抗体存在下にて併行して測定を行い確認した
。第4図(a)(b) (C)に示す様にモノクローナ
ル抗体1−39は特異的に[266、にT−3及び5K
W6 CL−4細胞に結合した。
アビジンは特異的にビオチンと結合する。
〈実施例4.1−39モノクロ一ナル抗体、4B7モノ
クロ一ナル抗体(ハイブリドーマFERM P−101
49由来のモノクローナル抗体)及び3F12モノクロ
一ナル抗体 (ハイブリドーマFERM P−10148由来のモノ
クローナル抗体)の三者間におけるヒトBCDFとヒ)
 BCDF −Rとの結合阻害活性及びヒトBCDFに
よるSKW 6 、CL −4細胞の分化抑制活性の比
較〉 本発明の1−39モノクロ一ナル抗体(ハイブリドーマ
FERM P−11406由来のモノクローナル抗体)
と特願昭1−102349中の487モノクロ一ナル抗
体(ハイブリドーマFERM P−10149由来のモ
ノクローナル抗体)及び3F12モノクロ一ナル抗体(
ハイブリドーマFERM P−10148由来のモノク
ローナル抗体)との三者間における、ヒトBCDFとヒ
) BCDF −Rとの結合を阻害する活性、及び同じ
く三者間におけるヒトBC叶によるSKW 6、CL−
4細胞のIgM産生細胞への分化を阻害する活性を参考
例1及び2の様な方法にて比較した。第5図に示すよう
に本発明1−39モノクロ一ナル抗体は(a)結合活性
、(b)分化活性とも完全に抑制し、他の2抗体とは明
らかに異なることが判明した。
〈参考例1:抗体によるヒトBCDFとヒトBCDF 
−Rとの結合阻害活性の測定法〉 0゜5%ウシ血清アルブミンを含むRPMI 1640
培地1mj2当り、1×107個となるように懸濁した
U266細胞懸濁液50μlとサンプル溶液100μl
を混合し、4℃にて、1時間放置する。次にポルトン−
ハンター法にて1251標識したヒトBCDF溶液50
μlを添加し、4°Cにて、1時間放置する。
更に、オリーブ油とn−ブチルフタレートとを1:4の
割合で混合した液を入れたポリプロピレンチューブに反
応細胞懸濁液を重層し1,00hX 10分間遠心して
細胞のみを集め、細胞に結合した’ ” ’ I−BC
DF量をγ−カウンターにて測定する。
〈参考例2:抗体によるヒ) BCDF生物活性の中和
活性の測定法〉 (a)KT−3細胞を用いる方法 10%FCSを含むRPMI 1640培地に4X10
’コ/−2となるように懸濁したKT−3細胞を含む溶
液100μlと培養上清あるいは既知濃度に調製した精
製モノクローナル抗体溶液50μlとを混合し、37°
Cにて1時間反応させる。
次に800 pg/m lの濃度に調製したヒトリコン
ビナントBCDF50μlを加え、37°C15%CO
□存在下3日間培養する。最後の5時間は、10μCi
/mj2の3H−チミジン溶液を50μ!加えて培養し
、細胞内に取り込まれた3H−チミジン量をシンチレー
ションカウンター(LKB社製)にて測定する。
(b)SK匈6.CL−4細胞を用いる方法10%FC
Sを含むRPぢI 1640培地にlXl0’コ/ml
となるように懸濁した5KW6.CL4細胞を含む溶液
100μiと培養上清もしくは既知濃度に調製した精製
抗体溶液50μ2とを混合し、37°Cにて1時間反応
させる。
次に4ng/n/!の濃度に調製したヒトリコンビナン
トBCDF50μ!を加え、37°C15%CO2存在
下3日間培養する。更にその培養上清を採取し、上清中
に含まれるrgM量を酵素抗体測定法にて測定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、精製モノクローナル抗体1−39が抗体濃度
依存的にヒトBCDPとヒトBCDF−Rとの結合を阻
害する活性を有していることを示す。 第2図は、精製モノクローナル抗体1−39が、抗体濃
度依存的にヒ)BC叶によるにT−31!I胞の増殖を
抑制する活性を有していることを示す。 第3図は、精製モノクローナル抗体1−39が抗体濃度
依存的にヒトBCDFによる5XW6.CL−4細胞の
分化を抑制する活性を有していることを示す。 第4図は、精製モノクローナル抗体1−39が特異的に
0266、 KT−3、及び5KW6.CL−4細胞に
結合することを示す。尚、実線は抗体非添加及び100
0倍過剰非標!kl−39モノクローナル抗体存在下で
のビオチン標識1−39モノクロ一ナル抗体添加を示す
。一方、破線はビオチン標識1−39モノクロ一ナル抗
体単独添加を示す。 第5図は、モノクローナル抗体1−39がモノクローナ
ル抗体3F12 (ハイブリドーマFERM P−10
148由来)及びモノクローナル抗体4B7(ハイブリ
ドーマFERM P−10149由来)とは異なり、(
a)ヒトBCDFとヒトBCDF −Rとの結合を完全
に阻害すること、(b)ヒトBCDFによる5KW6.
CL−4細胞の分化を完全に阻害することをそれぞれ示
す。 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトB細胞分化因子(以下ヒトBCDFと略する
    )とヒトB細胞分化因子レセプター(以下ヒトBCDF
    −Rと略する)との結合を阻害し、ヒトBCDFの生物
    活性を中和するモノクローナル抗体。
  2. (2)モノクローナル抗体がヒトBCDF−R高発現細
    胞を免疫原としてマウスに免疫して得られたものである
    請求項(1)記載のモノクローナル抗体。
  3. (3)ヒトBCDF−R高発現細胞がヒトミエローマU
    266細胞である請求項(1)記載のモノクローナル抗
    体。
  4. (4)モノクローナル抗体がモノクローナル抗体1−3
    9である請求項(1)記載の抗体。
  5. (5)請求項(4)記載のモノクローナル抗体を産生す
    るハイブリドーマが微工研寄託番号¥11406¥号(
    FERMP−11406)であるハイブリドーマ。
JP2107863A 1990-04-24 1990-04-24 新規モノクローナル抗体及びそれを産生するハイブリドーマ Pending JPH048296A (ja)

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