JPH0482682A - マニピュレータ制御装置 - Google Patents

マニピュレータ制御装置

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Publication number
JPH0482682A
JPH0482682A JP19439390A JP19439390A JPH0482682A JP H0482682 A JPH0482682 A JP H0482682A JP 19439390 A JP19439390 A JP 19439390A JP 19439390 A JP19439390 A JP 19439390A JP H0482682 A JPH0482682 A JP H0482682A
Authority
JP
Japan
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manipulator
work
touch panel
hand
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP19439390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Watanabe
一功 渡辺
Kiyoshi Tenkai
天海 清志
Reiji Nakamura
中村 怜次
Koichi Usuda
光一 臼田
Toshitsugu Okitsu
興津 利継
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマニピュレータを遠隔制御するマニピュレータ
制御装置に関する。
〔従来の技術〕
マニピュレータは工場の生産ライン等で多数用いられて
いる。マニピュレータはワークに対して処理を行うハン
ドを有しており、このハンドは例えばワークを吸着また
は把持して保持したり、切削、ねじ締め等の処理を行う
。ハンドはアームによって3次元的に移動され、ワーク
に対して接触離反される。これにより、ワークの搬送、
組立、加工等の処理が可能となる。
アームの移動機構には、本体の一点を中心にアームが回
転伸縮してハンドを移動させる極座標形、三次元直交座
標軸に沿ってスライドしてハンドを移動させる直交座標
形等があるが、いずれもモータ等のアクチュエータによ
って移動される。また、ハンドを目的の位置に移動させ
るためのアクチュエータの制御については、ワークを所
定位置に配置し予め記憶された前記所定位置の位置情報
に基づいて前記アクチュエータの移動量を演算して移動
させたり、オペレータが目視によってアクチュエータを
操作することによって行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記予め記憶された所定位置の位置情報
に基づく制御では、ワークの形状、配置がランダムであ
る場合に対応することができない。
また、オペレータが目視によって操作する場合にはワー
クの形状、配置がランダムであっても対応できるが、マ
ニピュレータの移動を目視可能な範囲内で作業をする必
要がある。また複数のアクチュエータを操作する必要が
あるので作業が煩雑であった。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、ワークの
形状、配置がランダムであっても処理が可能で、操作が
容易なマニピュレータ制御装置を得ることが目的である
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明に係るマニピュレータ
制御装置は、ハンドと前記ハンドを移動させるアームと
を有するマニピュレータを制御するマニピュレータ制御
装置であって、ワークを含む領域を撮影する撮影手段と
、撮影された画像を画面に表示する表示手段と、表示手
段の画面上に重ねて設けられかつワークの位置情報を入
力するだめのタッチパネルと、タッチパネルによって入
力された位置情報に基づいて前記ハンドがワークの所定
部位に移動するように前記マニピュレータを制御する制
御手段と、を有している。
〔作用〕
本発明では、ワークを含む領域が撮影手段によって撮影
されて表示されるので、オペレータがマニピュレータの
移動の目視が可能な範囲内で作業をする必要がない。ま
た、ワークの位置情報を入力するためのタッチパネルが
画面上に重ねて設けられているので、画面上のワークが
表示されている部分に触れることによってワークの位置
情報を入力でき、操作が容易となる。また、表示された
画像を目視してワークの位置情報を人力するので、ワー
クの形状、配置がランダムである場合にもマニピュレー
タが処理を行うことができる。
〔実施例〕
第1実施例 以下、図面を参照して本発明の第1実施例を詳細に説明
する。第1図には本発明に係るマニピュレータ制御装置
10及びマニピュレータ12が示されている。本第1実
施例のマニピュレータ12はマニピュレータ12の作業
範囲内にランダムに配置されたワークである被搬送体1
4を所定位置Aまで搬送する。
マニピュレータ12のハンド16はピン18に軸支され
た一対の挟持部材20を有しており、挟持部材20が各
々の先端部の間隔寸法が小さくなるようにピン18を中
心として回動されることにより被搬送体14を挟持する
ことができる。この挟持部材20の回動はパルスモータ
54の駆動力によって行われる。
ハンド16はアーム部22によって3次元的に移動可能
とされている。アーム部22は、作業面24に対して旋
回可能とされた基部26と、ピン28を介して基部26
に軸支され基部26に対して回動可能な第1アーム30
と、ピン32を介して第1アーム30の先端部に軸支さ
れ第1アーム30に対して回動可能な第2アーム34と
、から構成されている。基部26の旋回はパルスモータ
58の駆動力によって行われ、第1アーム300回動は
パルスモータ56の駆動力によって行われ、第2アーム
34の回動はパルスモータ52の駆動力によって行われ
る。なお、ハンド16はピン36を介して第2アーム3
4の先端部に軸支され、図示しないリンク機構によって
、第1アーム30及び第2アーム34の回動量に係わら
ず作業面24に対する垂直状態が保持される。従って、
本第1実施例のマニピュレータ12は、基部26を中心
に第1アーム30及び第2アーム34が回動して基部2
6とハンド16との距離が伸縮する極座標形である。
マニピュレータ制御装置10はマニピュレータ12の作
業範囲上方に配置され、作業範囲内の被搬送体14を撮
影できるビデオカメラ38を有している。ビデオカメラ
38はカメラコントロールユニット40によって作動用
の電力が供給される。
なお、カメラコントロールユニット40は制御回路42
の人出カポ−)42Dに接続されており、制御回路42
によって作動が制御される。ビデオカメラ38によって
撮影された映像は表示手段であるデイスプレィ44に映
像信号として送られて画面に表示される。
デイスプレィ44の画面上にはタッチパネル46が設け
られている。タッチパネル46は、透明電極を用いた多
数のスイッチ46AがマドIJツクス状に配列されて構
成されている。オペレータがデイスプレィ44の画面に
触れると、タッチパネル46の前記多数のスイッチ46
Aのうちのいずれか1つがオンする。タッチパネル46
にはタッチパネルインタフェース回路48が接続されて
いる。タッチパネルインタフェース回路48は制御回路
420入出力ポート42Dにも接続されており、タッチ
パネル46のいずれかのスイッチ46Aがオンになると
、オンになったスイッチ46Aの座標を前記マトリック
スの座標(直交座標)で表し、制御回路42へ出力する
制御回路42はROM42A、CPU42B。
RAM42C,入出力ボート42Dが互いに接続されて
構成されている。CPU42Bは、タッチパネルインタ
フェース回路48から出力された前記スイッチ46Aの
座標をマニピュレータ12に対応する極座標形に変換し
、人出力ポート42Dに接続されたシーケンサ−50に
マニピュレータ12の移動を指示する。また、RAM4
2Aには図示しないキーボードから予め入力された所定
位置Aの座標を極座標形で記憶している。
シーケンサ−50にはパルスモータ52.54.56.
58が接続されており、制御回路42によってマニピュ
レータ12の移動が指示されると、極座標形で指定され
た座標にハンド16が移動するようにパルスモータ52
.54.56.58の各々の駆動を制御する。また、シ
ーケンサ−50は基部26、第1アーム30、第2アー
ム34、ハンド16の順番でパルスモータを駆動する。
次に本第1実施例の作用を第2図のフローチャートを参
照して説明する。
ステップ100では電源がオンされたか否か判定する。
オンされるまではステップ100を繰り返す。電源がオ
ンされるとステップ102でカメラコントロールユニッ
ト40へ信号ヲ送す、ヒテオカメラ38を作動させる。
これによって、デイスプレィ44には作業範囲内の被搬
送体14の映像が画面上に表示される。この状態でオペ
レータはデイスプレィ44を参照して被搬送体14の配
置を確認することができる。そして被搬送体14を指定
する場合には、デイスプレィ44の画面上の被搬送体1
4が表示されている部位に触れることによって行う。こ
のため操作が容易でワークの配置がランダムであっても
容易に指定を行うことができる。
ステップ104ではタッチパネル46が操作されたか否
か判定する。タッチパネル46が操作されていない場合
にはステップ104を繰り返す。
タッチパネル46が操作されるとオンされたスイッチ4
6Aの座標が直交座標形で入力され、ステップ104の
判定が肯定されてステップ106へ移行する。ステップ
106ではオンされたスイッチ46Aの座標を直交座標
形からマニピュレータ12に対応する極座標形へ変換す
る。極座標形では基部26を中心とするアーム部22の
角度及び基部26とハンド16との距離によって各スイ
ッチ46Aの座標を表現する。ステップ108ではシー
ケンサ−50へマニピュレータ12の移動を指示し、極
座標形に変換された座標を出力する。
これによりシーケンサ−50はパルスモータ52.54
.56.58を駆動してハンド16を指定された座標へ
接近させ、指定された座標に載置された被搬送体14を
挟持させる。
ステップ110ではROM42Aに記憶された所定位置
Aの座標(極座標形)を読出す。ステップ112ではシ
ーケンサ−50へマニピュレータ12の移動を指示し前
記読出した所定位置Aの座標を出力する。これによりシ
ーケンサ−50はパルスモータ52.54.56.58
を駆動してハンド16を所定位置Aへ移動させ、所定位
置Aで被搬送体14の挟持を解除させて被搬送体14を
所定位置Aに載置する。
以上で1つの被搬送体14に対しての移動処理は終了し
、ステップ114では処理が終了したか否か判定する。
移動処理を続行する場合にはステップ114の判定が否
定され、処理が終了するまでステップ104乃至ステッ
プ114を繰り返す。
ステップ114の判定が肯定されると処理を終了する。
第2実施例 次に本発明の第2実施例を説明する。なお、第1実施例
と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3図には本発明に係るマニピュレータ制御装置が取付
けられたピッキングロボット50が示されている。本第
2実施例のピンキングロボット50は倉庫内で作業を行
う。倉庫内には一対のラック53が対向配置されている
。ラック53には複数段の棚が形成されており、各欄に
は多数のケース58が収納されている(第4図参照)。
各々のケース58内には多数の被搬送体が収容されてい
る。一対のラック53の間には一対のレール51が略平
行に敷設されており、レール51の一端側にはステーシ
ョン52が配設されている。ピッキングロボット50は
レール51の長手方向に沿って移動し、任意のケース5
8内から被搬送体をピッキングし、ステーション52に
受は渡すようになっている。
第4図に示すように、ステーション52は3段の棚54
を有し、1段目の棚54Aには複数の被搬送体56を収
容したケース58が載置される。
2段目の棚54Bには空のケース58が載置される。3
段目の棚54Cには被搬送体56を第4図矢印B方向へ
搬送する図示しない搬送装置が取付けられている。ピッ
キングロボット50はケース58からピッキングした被
搬送体56を3段目の棚54Cに取付けられた前記搬送
装置へ受渡し、空となったケース58を2段目の棚54
Bに載置する。また、1段目の棚54Aに載置されたケ
ース58をラック53内に収納する。
以下、ピッキングロボット50の詳細について説明する
。ピッキングロボット50は台座60を有し、台座60
には車輪62が取付けられている。
車輪62はパルスモータ106 (第6図参照)の駆動
力が伝達されて回転され、ピンキングロボット50を前
記レール51に沿って移動させる。
台座60からは鉛直方向に延びる案内レール64が取付
けられており、案内レール64にはピッキング部66の
昇降部材68が係合している。昇降部材68はパルスモ
ータ108 (第6図参照)の駆動力が伝達されて案内
レール64に沿って昇降移動される。昇降部材68には
マニピュレータ70が取付けられている。本実施例のマ
ニピュレータ70はハンドが三次元直交座標軸に沿って
移動される直交座標形とされている。
マニピュレータ70は昇降部材68に固定され、昇降部
材68と共に移動される枠体72を備えている。枠体7
2の上方には長手方向に延長された一対のベース部材7
4.76が取付けられており、第5図に示すように、こ
のベース部材74.76は長手方向に亘って略平行とな
るように配置されている。ベース部材74.76の一端
には板材78が掛は渡されて固定されている。また、ベ
ース部材74.76の下方にはターンテーブル80が固
定されている。ターンテーブル80はパルスモータ11
0 (第6図参照)の駆動力が伝達されて回転する。
また、ターンテーブル80上にはターンテーブル80の
長手方向に沿って一対のレール82が略平行に敷設され
ている。ターンテーブル80の一端側には前記ケース5
8を吸引する吸盤84を備えた吸引部材86が配置され
ている。吸引部材86はレール82に沿って移動可能で
、パルスモータ112 (第6図参照)の駆動力が伝達
されて移動する。吸引部材86はパルスモータ112に
よってターンテーブル80他端まで移動され、かつター
ンテーブル80が第5図想像線で示す位置まで回動した
状態で、第4図装置B及び位置Cに示すようにステーシ
ョン52との間でケース58の受渡しを行うことができ
る。また、レール51の両側に配置されたラック53と
の間においても同様にケース58の受渡しを行うことが
できる。
また、マニピュレータ70の下方には受箱88が取付け
られている。受箱88の上方及び下方は開口している。
受箱88の上方の開口は、ターンテーブル80が第5図
に実線で示す状態で開放され、ターンテーブル80が第
5図に想像線で示す状態で閉止される。また、受箱88
は蓋90を回動可能に軸支しており、蓋90は受箱88
下方の開口を開放、閉止可能とされている。蓋90はパ
ルスモータ119 (第6図参照)の駆動力が伝達され
て回動する。ターンテーブル80が第4図装置Cに示す
高さ位置にある状態で、パルスモータ119によって蓋
90が開放方向に移動されると、受箱88内の被搬送体
56は3段目の棚54Cから突出された受皿92へ放出
される。
ベース部材74のベース部材76と対向する面にはパル
スモータ114.118が取付けられており、ベース部
材74のベース部材76と対向する面にはパルスモータ
116が取付けられている。
ベース部材74とベース部材76との間には第1の移動
部材94が掛は渡されている。第1の移動部材94には
前記パルスモータ114の駆動力が図示しない伝達手段
を介して伝達され、第5図に実線で示する位置から第5
図に想像線で示す位置りまでの間を、第5図矢印1方向
及び矢印F方向(以下、X軸に沿った方向とする)に移
動される。
第1の移動部材94の側面には第2の移動部材96が配
置されている。第2の移動部材96には前記パルスモー
タ116の駆動力が図示しない伝達手段を介して伝達さ
れ、第5図に想像線て示す位置Gから位置Hまでの間を
、第5図矢印1方向及び矢印J方向(以下、Y軸に沿っ
た方向とする)に移動される。
第4図に示すように、第2の移動部材96には第3の移
動部材98が取付けられており、第3の移動部材98の
垂下にはマニピュレータ70のハンドを構成する吸盤1
00が取付けられている。
第3の移動部材98にはパルスモータ118の駆動力が
図示しない伝達手段を介して伝達されて第4図矢印に方
向及び矢印り方向に移動され、これに伴って吸盤100
も移動される。なお、第1の移動部材94、第2の移動
部材96、第3の移動部材98は吸盤100 (ハンド
)を移動させるアームを構成している。
マタ、マニピュレータ70の上方にはステー102を介
して第1実施例と同様のビデオカメラ38と、ビデオカ
メラ38による撮影の照明用のライト104と、が配設
されている。これらは、昇降部材68及びピッキング部
66と一体に移動される。
第6図に示すように、パルスモータ106は駆動回路1
20を介して制御回路42の入出力ポート42Dに接続
されている。パルスモータ106は制御回路42によっ
て駆動が制御される。また、同様にパルスモータ108
.110.112.114.116.118.119は
、各々駆動回路122.124.126.128.13
0.132.133を介して制御回路42の入出力ポー
ト42Dに接続されている。また、入出力ポート42D
にはリレー134を介して吸引装置136が接続されて
いる。制御回路42はリレー134によって吸引装置1
36の電源をオンオフし、吸弓装置40の作動及び作動
停止を制御する。吸引装置136は作動されると吸盤8
4とケース58との間の空気を吸引し、ケース58を吸
盤84に吸着させる。また、同様に入出カポ−)42D
にはリレー138を介して吸引装置140が接続されて
いる。吸引装置140は管路144を介して吸盤100
内側の空気を吸引する。従って、吸盤100が被搬送体
56に接触すると負圧が生じて被搬送体56が吸引され
る。また、管路144の途中には管路146の一端が接
続され、管路146の他端は圧力差検出センサ142に
接続されている。圧力差検出センサ142は管路146
内の圧力と大気圧との差を検出し、検出結果を制御回路
42へ出力する。
次に第7図及び第8図のフローチャートを参照して本第
2実施例の作用を説明する。なお、第7図のフローチャ
ートはピッキング処理の開始を指示されピッキングロボ
ット5oがステーション52に対応すると実行される。
ステップ150ではビデオカメラ38及びデイスプレィ
44を作動させる。ステップ152ではパルスモータ1
06を駆動してレール51に沿ってピッキングロボット
50を移動させ、ピッキングを行う被搬送体56が収容
されたケース58が収納されている所定位置でピンキン
グロボット50を停止させる。ステップ154ではパル
スモータ108を駆動して、ターンテーブル80が前記
ケース58が載置された棚に対応するようにピッキング
部66を所定の高さ位置まで移動させる。
このとき同時にパルスモータ110を駆動して、ターン
テーブル80を第5図に実線で示す位置へ回動させる。
次のステップ156では、パルスモータ112によって
吸引部材86をラック53側へ移動させ、吸引部材86
を作動させて吸盤84でケース58を吸引し、吸引部材
86を元の位置へ移動させる。これによってケース58
はターンテーブル80上に載置される。
次のステップ158では被搬送体56のピンキング処理
を行う。この被搬送体56のピンキング処理について、
第8図のフローチャートを参照して詳細に説明すると、
ステップ128ではタッチパネル46が操作されたか否
か判定する。オペレータによってタッチパネル46が操
作され、搬送を行う被搬送体の位置が指定されると、ス
テップ130ではX軸方向及びY軸方向の移動量を演算
する。ステップ132ではステップ130で求めた移動
量に基づいてパルスモータ114.116を駆動して第
1の移動部材94及び第2の移動部材96を移動させる
。これにより、吸盤100は搬送を行う被搬送体56を
通過する略鉛直線上に位置される。
ステップ134では吸引装置140を作動させる。この
状態では吸盤100と被搬送体56とが接触していない
ので、管路144.146内の圧力と大気圧との差は小
さい。ステップ136ではパルスモータ118を駆動し
て第3の移動部材を下降方向く第4図矢印に方向)へ移
動させる。これに伴って吸盤100も下降される。次の
ステップ138では圧力差検出センサ142の出力信号
を監視し、前記圧力差が所定値以上となったか否か判定
する。吸盤100が下降し被搬送体56と接触すると、
吸盤100と被搬送体56との間の空気が吸引され、管
路144.146内の圧力と大気圧との差が大きくなる
。これによりステップ138の判定が肯定され、ステッ
プ140で第3の移動部材98及び吸盤の下降方向への
移動が停止される。従って、被搬送体56の高さ寸法が
均一でない場合にも被搬送体56を確実に吸着すること
ができる。
ステップ142では第3の移動部材98を上昇方向へ移
動させる。これに伴って、吸盤100及びこれに吸着さ
れた被搬送体56が上昇する。ステップ146では吸盤
100及び被搬送体56が受箱88の上方に位置するよ
うに、パルスモータ114.116を駆動して第1の移
動部材94及び第2の移動部材96を移動させる。ステ
ップ148では吸引装置140の作動を停止させる。こ
れにより吸盤100による被搬送体56の吸着が停止さ
れ、被搬送体56は受箱88内へ投下されて収容される
。以上で単一の被搬送体56のピッキング処理は終了し
、第7図のフローチャートのステップ160へ移行する
ステップ160ではターンテーブル80上に載置されて
いるケース58が空になったか否か判定する。空になっ
ていないと判定した場合は、ステップ162で受箱88
内が被搬送体56で満杯になったか否か判定する。受箱
88内が満杯でない場合は、ステップ164で現在ター
ンテーブル80上の載置されているケース58内に収容
されている被搬送体56に対してのピンキング処理が終
了したか否か判定する。ターンテーブル80上のケース
58のピッキング処理が終了していないと判定した場合
にはステップ158に戻り、前述の被搬送体56のピッ
キング処理を繰り返す。ターンテーブル80上のケース
・58のピッキング処理が終了したと判定した場合は、
ステップ168へ移行してターンテーブル80上のケー
ス58をラック53へ移動させる。すなわち、パフレス
モーフ110を駆動して、ターンテーブル80を第5図
に実線で示す位置へ回動させ、吸引部材86を作動させ
て吸盤84でケース58を吸引し、パルスモータ112
によって吸引部材86をラック53側へ移動させる。こ
れによってケース58はラック53内に収納される。ス
テップ168を実行した後はステップ152へ戻り、他
のケース58内の被搬送体56をピッキングする処理を
繰り返し行う。
また、ステップ158の処理によって受箱88内が被搬
送体56で満杯になった場合にはステップ162の判定
が肯定され、ステップ170以下で受箱88内の被搬送
体56をステーション52に受は渡す処理を行う。すな
わち、ステップ170では前述のステップ168と同様
にターンテーブル80上のケース58をラック53へ移
動させる。ステップ172ではパルスモータ106を駆
動して原点、すなわちステーション52に対応する位置
へ移動させる。ステップ174ではパルスモータ108
を駆動して受箱88が受皿92に対応するようにピンキ
ング部66を移動させる。ステップ176ではパルスモ
ーク119を駆動して受箱88の底部の開放方向に蓋9
0を回動させる。
これによって被搬送体56は受皿92上に投下され、3
段目の棚54Cの搬送装置により搬送されてステーショ
ン52に受は渡される。ステップ176を実行した後は
ステップ178へ移行する。
一方、ステップ158の処理によってターンテーブル8
0上に載置されたケース58内の被搬送体56が全てピ
ッキングされると、ステップ160の判定が肯定され、
ステップ180以下で空のケース58をステーション5
2へ搬送する処理を行う。すなわち、ステップ180で
は前記ステップ172と同様にピッキングロボット50
を原点まで移動させる。ステップ182ではステップ1
74と同様にターンテーブル80を2段目の棚54Bに
対応させる。このとき同時にターンテーブル80を第5
図想像線で示す位置へ回動させる。
ステップ184では吸引部材86を移動させ、空となっ
たケース58を2段目の棚54Bへ移動させ、前述のス
テップ178へ移行する。ステップ178では処理が終
了したか否か判定する。判定が否定された場合にはステ
ップ152へ戻り上述の処理を繰り返す。判定が肯定さ
れた場合には処理を終了する。
なお、第1及び第2実施例ではオペレータによる被搬送
体の位置の指定を1箇所としていたが、例えば被搬送体
の外形を特定する数箇所の位置を指定させ、制御回路4
3で被搬送体の重心位置を演算して挟持または吸着を行
うようにしてもよい。
また、第2実施例では管路146内の圧力と大゛気圧と
の差を検出して吸盤100と被搬送体56との接触を検
出していたが、第3の移動部材118に上昇方向く第4
図矢印り方向)への力が加わったか否かを検出して前記
接触を検出するようにしてもよい。
さらに、第2実施例のピンキングロボット50からデイ
スプレィ44への映像信号の伝達及びピンキングロボッ
ト50と制御回路42との間の制御情報等の伝達は無線
によって行うことができる。
またレール51の近傍に洩れ同軸ケーブル等の情報ケー
ブルを敷設して行うこともできる。
また、第2実施例ではピッキングロボット50が対向配
置されたラック間を往復移動するものであったが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えばステーショ
ン52を中心としてラック53を円弧状に多数配置し、
ピンキングロボット50をラック53に沿って円弧状に
移動させるようにしてもよい。
さらに、第2実施例でピンキングロボット50はレール
51に案内されて移動するように構成されていたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、床に貼付けられ
たマークを検出して移動する所謂自走ロボット等と同様
の制御によって移動させることも可能である。
また、第1及び第2実施例で表示手段としてデイスプレ
ィ44を用いたが、このデイスプレィ44はCRTデイ
スプレィでも液晶デイスプレィでもよい。
さらに、第1及び第2実施例では撮影手段としてビデオ
カメラ38を用いたが、工業用カメラ等を用いてもよい
また、第1実施例では被搬送体を挟持するハンド16を
備えた極座標形のマニピュレータ70、第2実施例では
被搬送体を吸着するハンドとしての吸盤を備えた直交座
標形のマニピュレータ70を用いた例を説明したが、本
発明はマニピュレータの形式に限定されるものではなく
、例えば、ねじ締め、切削、溶接等を行うハンドを備え
たマニピュレータ等に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、ワークの位置情報を入
力するためのタッチパネルを表示手段の画面に重ねて設
けたので、ワークの形状、配置がランダムであっても処
理が可能でかつ操作が容易になる、という優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係るマニピュレータ制御装置の概
略構成図、第2図は第1実施例の作用を説明するフロー
チャート、第3図は第2実施例のピッキンクロボットを
示す上面図、第4図はピッキングロボットの側面図、第
5図は第2実施例のマニピュレータの上面図、第6図は
第2実施例のブロック図、第7図及び第8図は第2実施
例の作用を説明するフローチャートである。 10・・・マニピュレータ制御装置、 12・・・マニピュレータ、 16・・・ハンド、 22・・・アーム部、 38・・・ビデオカメラ、 42・・・制御回路、 44・・・デイスプレィ、 46・・・タッチパネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハンドと前記ハンドを移動させるアームとを有す
    るマニピュレータを制御するマニピュレータ制御装置で
    あって、ワークを含む領域を撮影する撮影手段と、撮影
    された画像を画面に表示する表示手段と、表示手段の画
    面上に重ねて設けられかつワークの位置情報を入力する
    ためのタッチパネルと、タッチパネルによって入力され
    た位置情報に基づいて前記ハンドがワークの所定部位に
    移動するように前記マニピュレータを制御する制御手段
    と、を有するマニピュレータ制御装置。
JP19439390A 1990-07-23 1990-07-23 マニピュレータ制御装置 Pending JPH0482682A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013163261A (ja) * 2000-05-01 2013-08-22 Irobot Corp 移動ロボットを遠隔操作するための方法およびシステム

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