JPH048173B2 - - Google Patents

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JPH048173B2
JPH048173B2 JP59173873A JP17387384A JPH048173B2 JP H048173 B2 JPH048173 B2 JP H048173B2 JP 59173873 A JP59173873 A JP 59173873A JP 17387384 A JP17387384 A JP 17387384A JP H048173 B2 JPH048173 B2 JP H048173B2
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JP
Japan
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tool
rack
pocket
tools
robot
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Application number
JP59173873A
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English (en)
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JPS6150742A (ja
Inventor
Hideki Saeki
Isao Kanematsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Machinery Works Ltd
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Publication date
Application filed by Yamazaki Machinery Works Ltd filed Critical Yamazaki Machinery Works Ltd
Priority to JP59173873A priority Critical patent/JPS6150742A/ja
Priority to US06/762,835 priority patent/US4656728A/en
Publication of JPS6150742A publication Critical patent/JPS6150742A/ja
Publication of JPH048173B2 publication Critical patent/JPH048173B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/155Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
    • B23Q3/1552Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling parts of devices for automatically inserting or removing tools
    • B23Q3/15526Storage devices; Drive mechanisms therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業の利用分野 本発明は、マシニングセンタ等の工作機械に工
具を供給するための工具貯蔵供給装置に関する。
(b) 従来の技術 従来、この種の工具貯蔵供給装置としては、ド
ラム形の工具マガジン、チエーン式工具マガジン
等が知られていたが、いずれも貯蔵供給できる工
具の数が数十本が限度であつた。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、最近、工作機械による加工は、無人状
態で行う方式が普及しつつあり、そうした場合
に、数多くの種類のワークの加工を行うために
は、工作機械に供給すべき工具の数が極めて多く
なり、従来の数十本程度の工具供給本数では、適
正な加工動作の実行が不可能となる不都合が有つ
た。
そこで、ドラム形の工具マガジンを複数個設
け、それ等マガジンを工作機械に対して交換しな
がら、多数の工具の供給を可能にしたものや、チ
エーン式工具マガジンにおいては、チエーンを延
長して多数の工具を貯蔵し得るようにしたもの、
更には複数のチエーン式工具マガジンを並列に設
けたもの等種々の貯蔵方式が考案されたが、工具
の工作機械への供給時間が長くなつたり、設置ス
ペースが大きくなる等の問題点も多く、百本〜数
百本の工具の供給用としては余り実用的とは言え
なかつた。
また、工具を立体的に設けられた収納棚に収納
しておき、工具を工具搬送ロボツトで搬送する方
式も有つたが、この方式では、棚に収納された工
具の取り出し、収納に際して、ロドツトと隣接す
る工具との間の干渉を避けるために、収納される
各工具間の間隔を十分に保持し、しかもロボツト
の走行位置と工具の収納位置との間に、走行状態
のロボツトと収納状態の工具が干渉しないように
十分な距離を保持する必要が有り、余りに高密度
の工具収納が出来ず、数百本の工具を収納するた
めには、その設置スペースが増大する欠点が有つ
た。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、工具の搬
送手段と工具との間に干渉が生じることがなく、
多数の工具を高密度、従つて狭いスペースで収納
することが出来、更に工作機械への工具の供給も
迅速に行うことの出来る工具貯蔵供給装置を提供
することを目的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、移動自在に設けられた複数の
帯板状のツールラツクを有し、該ツールラツクに
工具を収納し得る複数のツールポケツトを前記ツ
ールラツクの長手方向に配列して設けると共に、
それ等ツールラツクにツールポケツトが設けられ
ない受け渡し搬送手段の走行領域を各ツールラツ
クに亙り横断的に設け、更に、工作機械への工具
の受け渡しを行う中間移送ポケツトを設け、前記
ツールラツクと中間移送ポケツトとの間で工具を
受け渡し搬送する工具の受け渡し搬送手段を前記
走行領域を介して移動自在に設けて構成される。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、ツールラツク
のツールポケツトに工作機械に供給すべき工具を
装着し、該装着された工具を、工具の受け渡し搬
送手段により、受け渡し搬送手段の走行領域を介
して中間移送ポケツトとツールラツクの間で搬送
するように作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明による工具貯蔵供給装置の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の工具貯蔵供
給装置のメインフレーム部分を示す正面図、第3
図はツールロボツト部分を示す正面図、第4図は
第3図の平面図、第5図は第3図の側面図、第6
図はツールロボツトのハンド部分を示す正面図、
第7図は第6図の平面図、第8図は工具把持部を
示す、第6図における矢視図、第9図はツール
ラツク部分の正面図、第10図は第9図の平面
図、第11図は第9図の側面図、第12図はツー
ルラツクの結合状態を示す正面図、第13図は第
12図の側面図、第14図は第12図の平面図、
第15図はツールロボツトのロツク解除機構を示
す平面図、第16図は中間移送ポケツトを示す正
面図、第17図は第16図の側面図、第18図は
第17図の−線による断面図である。
工具貯蔵供給装置1は、第1図に示すように、
メインフレーム2及び該メインフレーム2の左方
に接続されたサブフレーム3を有しており、メイ
ンフレーム2及びサブフレーム3には、第5図に
示すように、その上部にブラケツト5が形成され
ている。ブラケツト5の先端には、ガイドレール
6がメインフレーム2及びサブフレーム3に亙り
横断的に、第3図及び第4図左右方向に敷設設置
されており、更にブラケツト5には、ガイドレー
ル6に沿つた形でラツク7が同様に第3図及び第
4図左右方向に敷設設置されている。また、メイ
ンフレーム2及びサブフレーム3の下部には、ガ
イドレール9がガイドレール6に平行に設置され
ており、ガイドレール6,9にはツールロボツト
10がツールロボツト本体11に設けられたガイ
ド溝12及びガイドローラ13を介して、第3図
矢印A,B方向に移動自在に設けられている。本
体11の上部には、モータ15が設けられてお
り、モータ15には減速装置16等の動力伝達手
段を介してピニオンギヤ17が回転駆動自在に設
けられている。ピニオンギヤ17はラツク7と噛
合しており、従つてモータ15を正逆方向に適宜
駆動することにより、減速装置16、ピニオンギ
ヤ17を介して本体11は、ラツク7に沿つて、
ガイドレール6,9に案内される形で矢印A,B
方向に移動駆動される。
また、本体11にはモータ19が設けられてお
り、モータ19はタイミングベルト20等の動力
伝達手段を介して、本体11の、第3図上下方向
に回転自在に支持設置された送りネジ21に、そ
の上端部を介して接続している。送りネジ21に
はハンド機構部22が螺合しており、ハンド機構
部22は本体11に送りネジ21と平行に形成さ
れた2本のガイドレール11aと、第7図に示す
ように、図中紙面と直角方向、即ち送りネジ21
の設置方向に移動自在に係合している。ハンド機
構部22には油圧シリンダ23が、ピストンロツ
ド23aを、矢印C,D方向に突出後退自在にし
た形で設けられており、更にハンド機構部22に
は、第6図に示すように、スライド軸受22aが
複数個設けられており、それ等スライド軸受22
aには工具把持部25が、スライド軸受22aに
摺動自在に装着されたガイド棒25a,25a′を
介して、矢印C、D方向に移動自在に設けられて
いる。なお、ガイド棒25aにはその中心に沿つ
て工具把持部25への圧油供給用の穴25bが貫
通穿設されており、更にガイド棒25a′には後述
の近接センサに接続されるコード設置用の穴25
b′が穿設されている。なお、工具把持部25には
前述のピストンロツド23aの先端が固着されて
いる。
また、工具把持部25は、第8図に示すよう
に、シリンダ25cがガイド棒25aに穿設され
た穴25bと連通した形で形成穿設されており、
シリンダ25cにはピストン25dが、矢印E、
F方向に移動自在に設けられている。ピストン2
5dとシリンダ25cの間にはコイルスプリング
25eが縮設されており、コイルスプリング25
eはピストン25dを常時矢印E方向に付勢して
いる。また、工具把持部25にはアーム26がピ
ン26aを介して、矢印G、H方向に回動自在に
設けられており、アーム26の第8図左端には、
前述のピストン25dの先端が当接係合してい
る。更に、工具把持部25には近接センサ27が
工具把持部25にU字形に形成された工具把持溝
25fにその先端を向けた形で設けられており、
近接センサ27は工具把持溝25f内の工具の有
無を検出することが出来る。
一方、メインフレーム2及びサブフレーム3の
側板29には、第9図及び第11図に示すよう
に、上下に、ブラケツト29a,29bが、ツー
ルロボツト10の走行方向である矢印A,B方向
にそれぞれ設置されており、下方のブラケツト2
9bにはガイド溝29cがA,B方向に穿設形成
され、更に、上方のブラケツト29aにはガイド
レール29dが同様にA,B方向に設置されてい
る。ガイドレール29d及びガイド溝29cに
は、細長い帯板状のツールラツク30が複数本、
該ツールラツク30に設けられたガイド溝30
a、ガイドローラ30bをガイドレール29d及
びガイド溝29cに係合させた形で、A,B方向
に移動自在に支持設置されており、各ツールラツ
ク30には工具を保持し得る複数のツールポケツ
ト31が、第9図上下方向、即ちツールラツク3
0の長手方向に一列に設けられている。各ツール
ポケツト31の配置ピツチは、第1図及び第2図
最下方のツールポケツト31とその上方のツール
ポケツト31の間のピツチP1がそれより上方に
設けられたツールポケツト31間に配置ピツチP
2よりも大きく形成されており、図中最下方のツ
ールポケツト31には大口径の工具37の収納が
可能である。また、各ツールラツク30の中央部
に設けられた2個のツールポケツト31は、距離
P3なる間隔で配置形成されており、複数のツー
ルラツク30を、第1図及び第2図に示すように
連続的に配置した場合に、その中央部に各ツール
ラツク30を横断する形で1本のツールロボツト
走行領域ARAが形成される。また、各ツールポ
ケツト31には回り止め用のキー31aが設けら
れおり、キー31aは工具側に設けられたキー溝
と係合してツールポケツト31に装着された工具
のツールポケツト31内での回転を防止する。
また、ツールラツク30の上下部分には、第1
2図乃至第14図に示すように、ツールラツク3
0を相互に連結する連結機構32が設けられてお
り、連結機構32は、その先端を連結すべき隣接
するツールラツク30に向けて突出させた形で固
着されたピン32aを有している。ピン32aの
先端部分には、第14図に示すように、係合溝3
2bが穿設されており、また隣接するツールラツ
ク30のピン32aと対向する位置には、係合穴
32cがピン32aを嵌入係合自在なるように穿
設形成されている。係合穴32cには、第13図
に示すように、穴32dが係合穴32cに直交す
る形で穿設されており、穴32dにはロツクピン
32eが、矢印C,D方向に移動自在に嵌入係合
している。ロツクピン32eにはピン32fが植
設されており、ピン32fは、穴32dの第13
図上方に穴32dに平行に穿設された穴32h
に、矢印C,D方向に移動自在に嵌入れた解除ピ
ン32gに嵌入係合している。解除ピン32gと
穴32h間には、コイルスプリング32iが縮設
されており、コイルスプリング32iは解除ピン
32gを常時矢印C方向に付勢している。
なお、ツールロボツト本体11の、ツールラツ
ク30の連結機構32と対向し得る上下位置に
は、第15図に示すように、解除シリンダ33が
ピストンロツド33aを矢印C,D方向に突出後
退自在にした形でそれぞれ設けられている。
また、移動自在に設けられた複数のツールラツ
ク30の内、メインフレーム2及びサブフレーム
3について、第1図における各フレームの最右方
から2番目に設けられたツールラツク30Aには、
その上下部分に、第10図に示すように、側板2
9に設置されたラツク開放シリンダ35が、矢印
A,B方向に突出後退自在に設けられたピストン
ロツド35aを介して接続しており、従つてラツ
ク開放シリンダ35を駆動してピストンロツド3
5aをA,B方向に突出後退させることにより、
ツールラツク30Aをガイドレール29d等に沿
つてA,B方向に移動させることが出来る。
メインフレーム2及びサブフレーム3におけ
る、第1図最右方のツールラツク30Bは、側板
29に固定されており、メインフレーム2のツー
ルラツク30Bのほぼ中央部、従つて他のツール
ラツク30のツールロボツト走行領域ARAに対
応する位置には、中間移送ポケツト36が設けら
れている。中間移送ポケツト36は、第16図及
び第17図に示すように、ツールラツク30B
固定されたフレーム36aを有しており、フレー
ム36aには回転ホルダ36bがベアリング36
c等を介して回転自在に設けられている。回転ホ
ルダ36bには、更にクリニングホルダ36dが
ベアリング36eを介して回転自在に設けられて
おり、クリニングホルダ36dにはクリーニング
ブラシ36fが、クリニングホルダ36dに截円
錐状に形成された工具保持部36gにその先端の
ブラシ部分を突出させた形で設けられている。ク
リニングホルダ36dの外周部にはギヤ36hが
形成されており、ギヤ36hにはフレーム36a
に回転自在に支持された軸36iに装着されたギ
ヤ36jが、回転ホルダ36bに形成されたスリ
ツト36mを介して噛合している。軸36iの他
端にはギヤ36kが設けられており、ギヤ36k
は回転ホルダ36bの第17図左端部に形成され
たギヤ36lと噛合している。また、回転ホルダ
36bの図中右端部には、ピニオンギヤ36pが
形成されており、ピニオンギヤ36pには、シリ
ンダ36qにより矢印I、J方向に突出自在に設
けられた棒状のロツド36rに形成されたラツク
36sが、第18図に示すように、噛合してい
る。また、回転ホルダ36bにはロツクピン36
tが、第17図に示すうに、矢印I、J方向に移
動自在に設けられており、ロツクピン36tはコ
イルスプリング36uにより、矢印I方向に付勢
された形で設けられている。このロツクピン36
tは、工具保持部36gに装着された工具37の
プルスタツド37aの溝部分37bとコイルスプ
リング36uの弾性を利用した形で係合し、工具
保持部36gに挿入された工具37の工具保持部
36gからの不用意な脱落を防止している。な
お、番号39は、工具保持部36gに工具37が
挿入されているか否かを検出するたの近接センサ
である。
工具貯蔵供給装置1は、以上のような構成を有
するので、工具貯蔵供給装置1により、図示しな
いマシニングセンタ等の工作機械に工具37を供
給するには、まず、加工プログラムやオペレータ
の指示に基づき、ツールロボツト10をメインフ
レーム2及びサブフレーム3に亙り敷設されたガ
イドレール6,9に沿つて、第3図矢印A,B方
向に適宜移動させる。この移動動作は、既に説明
したように、ツールロボツト10本体11上のモ
ータ15を適宜正逆方向に回転駆動することによ
り、減速装置16、ピニオンギヤ17、更に該ピ
ニオンギヤ17と噛合するラツク7により行われ
る。ツールロボツト10は、工作機械に供給すべ
き工具37が装着されたツールラツク30に対向
する位置にまでA,B方向に駆動されるが、ツー
ルロボツト10は、ツールポケツト31の設けら
れていないツールロボツト走行領域ARAに一致
させた上下位置に、そのハンド機構部22を位置
決めした形で走行するので、A,B方向に走行す
るツールロボツト10のハンド機構部22と各ツ
ールラツク30中に収納された工具37が干渉す
ることは無く、ツールロボツト10の走行は円滑
に行われる。なお、ガイドレール6,9は既に述
べたように、メインフレーム2及びサブフレーム
3を貫通する形で設置されているので、ツールロ
ボツト10はメイフレーム2及びサブフレーム3
間を自由に走行することが出来る。
一方、各ツールラツク30のツールポケツト3
1には、供給されるべき工具37が格納されてお
り(本実施例では、各ツールラツク30につき14
本の工具37が格納される。)、それ等工具を格納
したツールラツク30は、通常状態では、第9図
に示すように、隣接するツールラツク30が相互
に連結機構32により接続されて一体化した形と
なつている(ただし、各フレーム最右方のツール
ラツク30B,30Bを除く。)。このツールラツク
30の一体化は、メインフレーム2及びサブフレ
ーム3を一つの単位として行われており、従つて
各メインフレーム2及びサブフレーム3に固定さ
れた、各フレームの右端のツールラツク30B
外のツールラツク30は、連結状態においては、
各フレームのラツク開放シリンダ35のピストン
ロツド35aを第10図A,B方向に突出後退さ
せることにより、一体的に、ガイドレール29
d、ガイド溝29cに沿つてそれぞれ移動駆動さ
れる。
こうして、ツールロボツト10が、供給すべき
工具37が収納されたツールポケツト31を有す
るツールラツク30に対向する位置に位置決めさ
れたところで、ツールロボツト本体11の上下に
に設けられた2個の解除シリンダ33のピストン
ロツド33aが、第15図矢印D方向に突出駆動
される。すると、ピストンロツド33aの先端と
ツールラツク30の連結機構32の解除ピン32
gとが当接し、更に解除ピン32gを、第13図
矢印D方向にコイルスプリング32iの弾性に抗
する形で押し込む。これにより、ピン32fを介
してロツクピン32eもD方向に移動し、ロツク
ピン32eと係合溝32bを介して係合状態に有
つた、第14図右側のツールラツク30D(この
ツールラツク30Dに供給すべき工具37が格納
されている。)のピン32aは、ロツクピン32
eとの係合状態が解かれて該ピン32aが嵌入し
ていた係合穴32cから離脱し得る状態となる。
すると、解除ピン32gが押されたツールラツ
ク30が設置されたメインフレーム2又はサブフ
レーム3のどちらかの対応するフレームに設けら
れたラツク開放シリンダ35が駆動され、ピスト
ンロツド35aが、第10図矢印B方向に突出駆
動される。ピストンロツド35aが、矢印B方向
に突出駆動されると、それに伴い、ピストンロツ
ド35aに固着されたツールラツク30A及び該
ツールラツク30Aと連結機構32を介して連結
状態にある1個以上のツールラツク30がB方向
に移動を開始する(場合によつては、ツールラツ
ク30Aのみの時も当然あり得る。)。ツールラツ
ク30は、解除シリンダ33が当接係合している
解除ピン32gの設けられたツールラツク30と
該ツールラツク30と係合穴32c介して連結係
合していた、第14図右方のツールラツク30D
を境に、ピン32aが係合穴32cから離れる形
で、B方向に移動し、移動を開始したツールラツ
ク30中、第14図最左方のツールラツク30D
と、該ツールラツク30Dの第14図左隣りのツ
ールラツク30の間には、ラツク開放シリンダ3
5のストロークSTに相当するだけの空間が形成
される。なお、第12図及び第14図の図面上で
は、ツールラツク30Aと30Dが一致している
が、本説明は、両者の一致、不一致に拘わらず、
適用されることは勿論である。
こうして、供給すべき工具37が装着されたツ
ールラツク30D部分より、第1図右側のツール
ラツク30が全てストロークSTだけB方向に移
動したところで、今度はツールロボツト10のモ
ータ19を回転駆動して、タイミングベルト20
等を介して送りネジ21を正逆方向に適宜所定角
度量だけ回転させる。すると、送りネジ21に螺
合しているハンド機構部22は、ガイドレール1
1a,11aを介して、第3図矢印I,J方向に
本体11上を移動する。この際、ハンド機構部2
2は、ラツク開放シリンダ35により開放された
ツールラツク30,30Dの空中部をI,J方向
に移動するので、ハンド機構部22がツールラツ
ク30に収納された工具と干渉することは無い。
そこで、ハンド機構部22に設けられた工具把持
部25を、目的の工具37が格納されたツールポ
ケツト31の上下方向の位置と一致させ、その状
態で、シリンダ23を駆動してピストンロツド2
3aを、第6図及び第7図に示すように、矢印D
方向に、工具把持部25の2本のガイド棒25
a,25a′をスライド軸受22aに対して摺接移
動させる形で、突出させる。すると、工具把持部
25は、第6図に示すように、その工具把持溝2
5fとツールラツク30D内の目的の工具37と
が、矢印C,D方向における位相が一致し、かつ
第3図上下方向の位相も一致する形で位置決めさ
れる。そこで、モータ15を再度所定量回転さ
せ、本体11を工具把持部25と共にB方向に移
動させると、工具把持溝25fに工具37の工具
ホルダが嵌入係合する。この状態で、シリンダ2
5cに圧油を供給し、アーム26をピン26aを
中心にH方向に押圧し、工具37を工具把持溝2
5f中に脱落することなく強固に支持する。アー
ム26は通常状態でも、コイルスプリング25e
によりH側に付勢されているので、万一シリンダ
25cへの圧油の供給が停止しても工具37が工
具把持溝25fから脱落することは無い。また、
工具把持溝25fへの工具37の嵌入係合動作
は、圧油がシリンダ25cへ供給されない状態
で、工具把持部25がB方向に工具37側に移動
することにより行われるので、工具37の工具ホ
ルダは、アーム26をコイルスプリング25eの
弾性に抗してG方向に回動させつつ工具把持溝2
5f中に嵌入し、工具37の把持動作は円滑に行
われる。
こうして、工具把持部25に工具37が把持さ
れると、今度はシリンダ23のピストンロツド2
3aをC方向に後退させる。すると、工具把持部
25に把持された状態の工具37は、ツールポケ
ツト31から離脱し、工具把持部25と共にC方
向に移動取り出される。工具把持部25を工具3
7と共にC方向に移動させたところで、モータ1
9を駆動して、ハンダ機構部22及び工具把持部
25をI,J方向に適宜移動させて、工具把持部
25の工具37の位置をツールロボツト走行領域
ARAにまで戻し、同時にツールラツク30Bの中
間移送ポケツト36の上下方向の位置と一致させ
る。次に、モータ15を駆動して本体11をB方
向に、ハンド機構部22をツールロボツト走行領
域ARAを通過させる形で移動させ、メインフレ
ーム2を通過して、メインフム2の最右方に固定
的に設けられたツールラツク30Bにまで工具3
7を把持状態のまま移送する。
その間に、ラツク開放シリンダ35は、ピスト
ンロツド35aをA方向に後退させ、それまでB
方向に移動していた、ツールラツク30Aを初め
とする複数のツールラツク30をA方向に戻し、
第14図に示すように、先程分離されて工具37
が取り出されたツールラツク30Dの左隣りのツ
ールラツク30の係合穴32cに工具37の取り
出されたツールラツク30Dのピン32aを嵌入
係合させる。これにより、それまで形成されてい
た空間は閉塞され、ラツク開放シリンダ35のス
トロークSTに相当する間隔が、メインフレーム
2又はサブフレーム3の最右方のツールラツク3
Bとツールラツク30Aとの間に形成される。一
方、ピン32aが係合穴32cに嵌入すると、ピ
ン32aは、ロツクピン32eと、ロツクピン3
2eをピン32f、解除ピン32gと共にコイル
スプリング32iの弾性に抗する形で第13図矢
印D方向に強制的に移動させる形で、係合溝32
bを介して係合し、それまで離れていたツールラ
ツク30Dとその左隣のツールラツク30はピン
32aを介して、当初のように連結される。な
お、係合溝32bとピン32eの連結は、互いの
傾斜面32j,32kを介して行われるので、そ
の楔作用により、ツールラツク30Dとその左方
のツールラツク30の連結は、両ラツク30が密
着する形で円滑かつ確実に行われる。
こうして、ツールラツク30B以外の全てのツ
ールラツク30が、メインフレーム2及びサブフ
レーム3についておのおの一体化すると、メイン
フレーム2のツールラツク30Bの中間移送ポケ
ツト36に対向する形で位置決めされたツールロ
ボツト10は、シリンダ23を駆動して、ピスト
ンロツド23aをD方向に突出させ、工具把持部
25に把持された状態の工具37を中間移送ポケ
ツト36の工具保持部36g中に挿入する。この
際、ツールラツク30B以外のツールラツク30
は全て、第1図A方向に移動し、従つてツールラ
ツク30Bと30A間にはラツク開放シリンダ35
のストロークSTに相当するだけ(又は、それ以
上)の間隔が形成されているので、工具把持部2
5をツールラツク30方向であるD方向に突出さ
せても、工具把持部25とツールラツク30及び
該ラツク30に装着されている工具37が干渉す
ることは無く、工具37の工具保持部36gへの
挿入は円滑に行われる。
工具37が工具保持部36gへ挿入されると、
シリンダ25cへの圧油の供給が遮断され、その
状態で、本体11はA方向に工具把持部25と共
に移動する。すると、工具把持部25のアーム2
6はコイルスプリング25eの弾性に抗する形で
G方向に回動しつつ、工具37との係合が解除さ
れ、工具37は中間移送ポケツト36中に、第1
7図に示すように、コイルスプリング36uによ
つてI方向に付勢されたロツクピン36tとプル
スタツド37aの溝部分37bが係合する形で保
持される。
ところで、中間移送ポケツト36に格納された
工具37は、その後、マシニングセンタ等の工作
機械に、該工作機械側に装着されたATC装置
(「自動工具交換装置」の略称。以下、単に
「ATC装置」と称する。)により再度移送されて
主軸に装着され、更に主軸にそれまで装着され、
加工作業の完了した工具37は、該ATC装置に
より中間移送ポケツト36へ返却される。なお、
工具貯蔵供給装置1における、工具37の中間移
送ポケツト36への搬送は、第1図及び第2図に
示すように、各ツールラツク30に格納された工
具37の、より正確には工具37の工具ホルダ3
7cの第1図における左側の部分を把持して行う
が、通常工作機械側のATC装置は、工具37の
第1図における右側の部分を把持して工具交換を
行う。従つて、工具ホルダ37cが左右対称形の
ものであれば良いが、左右非対称の工具ホルダ3
7cに装着された特殊な工具37については、工
具把持部25が工具左側の把持可能部分を把持す
ると、ATC装置側では中間移送ポケツト36へ
挿入された工具37をそのままでは把持出来なく
なる不都合が生じる。
そこで、中間移送ポケツト36に工具37がツ
ールロボツト10により挿入セツトされると、シ
リンダ36qが駆動され、ロツド36rが、第1
7図矢印I方向に突出駆動される。すると、第1
8図に示すように、ロツド36rに形成されたラ
ツク36s、ピニオンイヤ36pを介して回転ホ
ルダ36bが180°回転する。回転ホルダ36bに
は、第16図に示すように、工具37に設けられ
たキー溝と係合し得るキー36vが設けられてい
るので、工具37は回転ホルダ36bの回転に同
期して180°回転する。一方、回転ホルダ36bが
180°回転すると、その回転はギヤ36l,36k
を介して軸36iに伝達され、更にギヤ36j,
36hを介してクリニングホルダ36dを回転ホ
ルダ36bと同方向に回転させる。すると、クリ
ニングホルダ36dに装着されたクリーニングブ
ラシ36fもクリニングホルダ36dと共に回転
し、工具37を工作機械の主軸に装着した際に主
軸と密着して工具37を保持する、工具ホルダ3
7cのテーパ軸37dに付着した塵等の異物を除
去し、正確な加工作業が行えるようにするクリー
ニングホルダ36dは、ギヤ比により、回転ホル
ダ36bが180°回転する間に数回回転するので、
テーパ軸37dの清掃はテーパ軸37dの全周に
亙り円滑に行われる。また、同時に、フレーム3
6aの、第17図右端に設けられた空気供給穴3
6wから回転ホルダ36b内を通つて圧縮空気が
工具保持部36g内に供給されるので、該圧縮空
気により、クリーニングブラシ36fにより除去
された塵等の異物は、工具37と回転ホルダ36
b間の間隙38を通つて外部に排出され、テーパ
軸37dは清浄な雰囲気に保たれる。こうして、
テーパ軸37dの清掃を行いながら、工具37を
工具保持部36g内で180°回転させると、工具3
7の把持可能な側が、工作機械のATC装置によ
る把持側、即ち、第1図右側に位置決めされ、
ATC装置によるその後の工作機械への工具37
の移送動作は円滑に行われる。
一方、ATC装置により中間移送ポケツト36
に返却された工具37については、シリンダ36
qが駆動され、ロツド36rが、第17図及び第
18図J方向に移動される。すると、ラツク36
s、ピニオンギヤ36pを介して回転ホルダ36
bが先程とは逆の方向に180°回転して、工具37
の把持可能側を、それまでの第1図における右側
から、ツールロボツト10の把持が可能な左側へ
変更すると共に、クリーニングブラシ36fによ
り前述と同様なクリーニング動作を工具37のテ
ープ軸37dに対して行い、テーパ軸37dを清
浄な状態にする。
次に、ツールロボツト10のシリンダ23を駆
動してピストンロツド23aを、第6図及び第7
図に示すように、矢印D方向に突出させる。する
と、工具把持部25は、開放状態にあるツールラ
ツク30A,30B間の間隔がST(又は、それ以
上)なる間に、前述のように、ツールラツク30
等と干渉することなく入り込み、その工具把持
溝25fと中間移送ポケツト36内のATC装置
により返却された工具37の工具ホルダ37cと
が、矢印C,D方向における位相が一致し、かつ
第3図上下方向の位相も一致する形で位置決めさ
れる。そこで、モータ15を再度所定量回転さ
せ、本体11を工具把持部25と共にB方向に移
動させると、工具把持溝25fに工具37の工具
ホルダ37cが嵌入係合する。この状態で、シリ
ンダ25cに圧油を供給し、アーム26をピン2
6aを中心にH方向に押圧し、工具37を工具把
持溝25f中に脱落することなく強固に支持す
る。
こうして、工具把持部25に工具37が把持さ
れると、今度はシリンダ23のピストンロツド2
3aをC方向に後退させる。すると、工具把持部
25に把持された状態の工具37は、中間移送ポ
ケツト36から離脱し、工具把持部25と共にC
方向に移動取り出される。工具把持部25を工具
37と共にC方向に移動させたところで、モータ
15を駆動して本体11をA方向に、ハンド機構
部22をツールロボツト走行領域ARA内を走行
させる形で移動させ、該工具37を収納すべきツ
ールラツク30にまで工具37を把持状態のまま
移送する。
こうして、ツールロボツト10が、返却された
工具37を格納貯蔵すべきツールポケツト31を
有するツールラツク30と対向する位置に位置決
めされたところで、ツールロボツト本体11の上
下に設けられた2個の解除シリンダ33のピスト
ンロツド33aが、第15図示矢印D方向に突出
駆動される。すると、ピストンロツド33aの先
端とツールラツク30の連結機構32の解除ピン
32gとが当接し、更に解除ピン32gを、第1
3図矢印D方向にコイルスプリング32iの弾性
に抗する形で押し込む。これにより、ピン32f
を介してロツクピン32eもD方向に移動し、ロ
ツクピン32eと係合溝32bを介して係合状態
に有つた、隣接するツールラツク30D(このツ
ールラツク30Dに返却すべき工具37を収納す
るツールポケツト31が有る。)のピン32aは、
第14図に示すように、ロツクピン32eとの係
合状態を解かれて該ピン32aが嵌入していた係
合穴32cから離脱し得る状態となる。
すると、解除ピン32gが押されたツールラツ
ク30が設置された、メインフレーム2又はサブ
フレーム3のどちらかの対応するフレームに設け
られたラツク開放シリンダ35が駆動され、ピス
トンロツド35aが、第10図矢印B方向に突出
駆動される。ピストンロツド35aが、矢印B方
向に突出駆動されると、それに伴い、ピストンロ
ツド35aに固着されたツールラツク30A及び
該ツールラツク30Aと連結機構32を介して連
結状態にある1個以上のツールラツク30がB方
向に移動を開始する。ツールラツク30は、解除
シリンダ33が当接係合している解除ピン32g
の設けられたツールラツク30と該ツールラツク
30と係合穴32cを介して連結係合していた、
第14図右方のツールラツク30Dを境に、ピン
32aが係合穴32cから離れる形で、B方向に
移動し、ツールラツク30Dと、該ツールラツク
30Dの第14図左方のツールラツク30の間に
は、ラツク開放シリンダ35のストロークSTに
相当するだけの空間が形成される。
こうして、工具37が返却されるべきツールポ
ケツト31の設けられたツールラツク30D部分
より、第1図右側のツールラツク30が全てスト
ロークSTだけB方向に移動したところで、モー
タ19を駆動して、ハンド機構部22及び工具把
持部25を、I,J方向に適宜移動し、工具把持
部25の工具37の位置を、該工具37を返却す
べきツールラツク30Dのツールポケツト31に
対応した位置に位置決めする。次に、本体11を
B方向に所定量移動させ、工具把持部25の工具
37とツールラツク30Dの工具37を返却すべ
きツールポケツト31を対向させる。そこで、シ
リンダ23を駆動してピストンロツド23aを、
第6図及び第7図に示すように、矢印D方向に突
出させる。すると、工具把持部25は、ラツク開
放シリンダ35により開放されたツールラツク3
0,30D間の空間中に、ツールラツク30等と
干渉することなく嵌入し、把持している工具37
をツールラツク30D中の所定のツールポケツト
31中に挿入する。
工具37がツールポケツト31中へ挿入される
と、シリンダ25cへの圧油の供給が遮断され、
その状態で、本体11はA方向に工具把持部25
と共に移動する。すると、工具把持部25のアー
ム26はコイルスプリング25eの弾性に抗する
形でG方向に回動しつつ、工具37との係合が解
除され、工具37はツールポケツト31中に保持
される。
この状態で、工具把持部25はC方向に戻され
ると共に、I,J方向に適宜移動されて、ツール
ロボツト走行領域ARAに戻される。すると、ラ
ツク開放シリンダ35がA方向に駆動されて、返
却のために分割状態にあつたツールラツク30を
再度連結機構32を介して一体化し、ツールロボ
ツト10による返却動作は完了し、ツールロボツ
ト10は次の工具37供給動作に備える。
次に、本工具貯蔵供給装置1に対して工具37
をセツトする場合について説明する。
工具貯蔵供給装置1のサブフレーム3に設けら
れたツールラツク30の内、第1図最左方のツー
ルラツク30の下から3番目のツールポケツト3
Aは、ツール脱着ステーシヨンとして使用され
ており、作業者は工具貯蔵供給装置1の各ツール
ラツク30のツールポケツト31に工具37を装
着セツトし、また各ツールポケツト31から使用
済みの工具37を回収する場合には、このツール
ポケツト31Aを介して作業を行う。即ち、各ツ
ールラツク30のツールポケツト31に工具37
を装着セツトする場合には、装着すべき工具37
を該ツールポケツト31Aに、手動または所定の
ツール供給ロボツト等の工具供給手段を介して装
着セツトする。この状態で、ツールロボツト10
を駆動して、ツールロボツト10に該ツールポケ
ツト31Aに装着された工具37を把持させると
共に、中間移送ポケツト36から工具37を各ツ
ールポケツト31に収納する場合と全く同様に、
該工具37を収納すべきツールポケツト31にま
で工具37を移送し、更に格納する。こうして、
次々に格納すべき工具37をツールポケツト31
にセツトしてゆき、ツールロボツト10により
各ツールポケツト31に格納することにより、工
具37は工具貯蔵供給装置1にセツトされてゆ
く。なお、装着済みの工具37を各ツールポケツ
ト31から回収する場合も同様であり、各ツール
ポケツト31から回収すべき工具37をツールロ
ボツト10によりツール脱着ステーシヨンである
ツールポケツト31Aにまで搬送装着し、そこか
ら作業者等が工具37を取り外して回収する。こ
のように、所定のツールポケツト31Aをツール
脱着ステーシヨンとして用いることにより、作業
者等は工具37をツールポケツト31Aに装着す
るだけで、工具貯蔵供給装置1の任意の場所へ工
具37をセツトすることが出来、更に工具貯蔵供
給装置1からの工具37の回収もツールポケツト
31Aの一個所で行うことが出来るので、極めて
便利である。なお、ツール脱着ステーシヨンはツ
ールポケツト31Aの一個所に限らず複数個のツ
ールポケツト31をツール脱着ステーシヨンとし
て使用することも当然可能である。
また、本実施例のように、ラツク開放シリンダ
35等のツールラツク30の移動駆動手段により
移動開放される一団のツールラツク30とは独立
した形で、一部のツールラツク30Bを固定的に
設けると、該固定されたツールラツク30Bに装
着セツトされた工具37については、ツールラツ
クの開放動作を行わなくとも直ちにツールロボツ
ト10による工具37の脱着動作を行うことが出
来るので、頻繁に使用される工具37や、加工時
間が短くて、通常のツールラツク30の開閉動作
による工具選択を行つていたのではツールロボツ
ト10による工具37の工作機械への供給動作時
間が加工時間よりも長くなるような場合は、当該
工具37については固定されたツールラツク30
に装着することにより、ツールラツク30の開
閉に要する時間を短縮すことが出来るので、機動
性に富んだ工具37の供給が可能となる。
更に、本実施例による工具貯蔵供給装置1は、
メインフレーム2及びサブフレーム3の2個のフ
レームから構成されるが、メインフレーム2及び
サブフレーム3は、第1図及び第2図にも示すよ
うに、自由に分離接続が可能なモジユール構成と
なつているので、供給すべき工具37の本数に応
じて、メインフレーム2のみ、メインフレーム2
とサブフレーム3、更にはメインフレーム2と複
数台のサブフレーム3を連結して構成することが
可能である。即ち、メインフレーム2及びサブフ
レーム3には、ツールロボツト10が走行する為
のガイドレール6,9、ラツク7等の走行ガイド
手段が、ツールロボツト10の走行方向に沿つ
て、延長持続自在に設けられているので、必要に
応じてメインフレーム2にサブフレーム3を増設
し、更に前記走行ガイド手段を両フレームを貫通
する形で接続すると、ツールロボツト10の両フ
レーム間に亙る走行が直ちに可能となり、供給工
具本数を容易に増大させることが出来る。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、移動
自在に設けられた複数の帯板状のツールラツク3
0を有し、該ツールラツク30に工具37を収納
し得る複数のツールポケツト31を前記ツールラ
ツク30の長手方向に配列して設けると共に、そ
れ等ツールラツク30に、ツールポケツト31が
設けられないツールロボツト走行領域ARA等の
受け渡し搬送手段の走行領域を各ツールラツク3
0に亙り横断的に設け、更に、工作機械への工具
37の受け渡しを行う中間移送ポケツト36を設
け、前記ツールラツク30と中間移送ポケツト3
6との間で工具37を受け渡し搬送するツールロ
ボツト10等の工具37の受け渡し搬送手段を前
記走行領域を介して移動自在に設けたので、工具
37をツールラツク30内に高密度に収納するこ
とが出来るばかりか、受け渡し搬送手段による工
具37の受け渡しに際してはツールラツク30が
移動することにより、受け渡し搬送手段と隣接す
るツールラツク30の工具37等が干渉すること
が防止されるので、ツールラツク30相互間に、
干渉を排除するための所定の距離を設ける必要を
無くすことが出来、従つて、ツールラツク30を
連続的に配置することが可能となり、数百本の工
具37の収納も狭いスペースで容易に行うことが
出来る。更に、各ツールラツク30について横断
的に設けられた受け渡し搬送手段の走行領域によ
り、受け渡し搬送手段により搬送される工具は、
前記走行領域中を、他のツールラツク30に収納
された工具と干渉を生じることなく移動すること
が出来るばかりか、該走行域により、受け渡し搬
送手段をツールラツク30に収納される工具との
干渉を考慮することなくツールラツク30側に寄
せた形で設けることが出来るので、工具貯蔵装置
1の、第5図における矢印C,D方向の幅を大幅
に小さくすることが出来、貯蔵装置1全体の小型
化に寄与し得る。
更に、多数の工具37をコンパクトに収納出来
ることから、受け渡し搬送手段による、ツールラ
ツク30と中間移送ポケツト36間の工具37の
移送も短時間に行うことが出来、工作機械への工
具37の供給を迅速に行うことが可能となる。
また、受け渡し搬送手段の走行領域に対応する
位置に中間移送ポケツト36を設けることによ
り、各ツールラツク30と中間移送ポケツト36
間を前記走行領域を介して工具37を搬送する工
具の受け渡し搬送手段は、中間移送ポケツト36
との間の工具37の受け渡しに際して、ツールラ
ツク30の長手方向に対する、即ち矢印I,J方
向の位置決め動作が不要となるので、工具を工作
機械へ供給するのに要する時間がその分短縮さ
れ、効率的な工具の供給動作を行うことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工具貯蔵供給装置の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の工具貯蔵供
給装置のメインフレーム部分を示す正面図、第3
図はツールロボツト部分を示す正面図、第4図は
第3図の平面図、第5図は第3図の側面図、第6
図はツールロボツトのハンド部分を示す正面図、
第7図は第6図の平面図、第8図は工具把持部を
示す、第6図における矢視図、第9図はツール
ラツク部分の正面図、第10図は第9図の平面
図、第11図は第9図の側面図、第12図はツー
ルラツクの結合状態を示す正面図、第13図は第
12図の側面図、第14図は第12図の平面図、
第15図はツールポケツトのロツク解除機構を示
す平面図、第16図は中間移送ポケツトを示す正
面図、第17図は第16図の側面図、第18図は
第17図の−線による断面図である。 1……工具貯蔵供給装置、10……受け渡し搬
送手段(ツールロボツト)、30……ツールラツ
ク、31……ツールポケツト、36……中間移送
ポケツト、37……工具、ARA……受け渡し搬
送手段の走行領域(ツールロボツト走行領域)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動自在に設けられた複数の帯板状のツール
    ラツクを有し、該ツールラツクに工具を収納し得
    る複数のツールポケツトを前記ツールラツクの長
    手方向に配列して設けると共に、それ等ツールラ
    ツクにツールポケツトが設けられない受け渡し搬
    送手段の走行領域を各ツールラツクに亙り横断的
    に設け、更に、工作機械への工具の受け渡しを行
    う中間移送ポケツトを設け、前記ツールラツクと
    中間移送ポケツトとの間で工具を受け渡し搬送す
    る工具の受け渡し搬送手段を前記走行領域を介し
    て移動自在に設けて構成した工具貯蔵供給装置。 2 中間移送ポケツトを受け渡し搬送手段の走行
    領域に対応する位置に設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の工具貯蔵供給装置。
JP59173873A 1984-08-09 1984-08-21 工具貯蔵供給装置 Granted JPS6150742A (ja)

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