JPH048171B2 - - Google Patents

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JPH048171B2
JPH048171B2 JP59169843A JP16984384A JPH048171B2 JP H048171 B2 JPH048171 B2 JP H048171B2 JP 59169843 A JP59169843 A JP 59169843A JP 16984384 A JP16984384 A JP 16984384A JP H048171 B2 JPH048171 B2 JP H048171B2
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JP
Japan
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tool
rack
tools
pocket
racks
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Application number
JP59169843A
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English (en)
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JPS6150731A (ja
Inventor
Hideki Saeki
Isao Kanematsu
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Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamazaki Machinery Works Ltd filed Critical Yamazaki Machinery Works Ltd
Priority to JP59169843A priority Critical patent/JPS6150731A/ja
Priority to US06/762,835 priority patent/US4656728A/en
Publication of JPS6150731A publication Critical patent/JPS6150731A/ja
Publication of JPH048171B2 publication Critical patent/JPH048171B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、マシニングセンタ等の工作機械に工
具を供給するための工具の貯蔵供給方法に関す
る。
(b) 従来の技術 従来、この種の工具貯蔵供給方法としては、ド
ラム形の工具マガジン、チエーン式工具マガジン
等を用いたものが知られていたが、いずれも貯蔵
供給できる工具の数が数十本が限度であつた。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、最近、工作機械による加工は、無人状
態で行う方式が普及しつつあり、そうした場合
に、数多くの種類のワークの加工を行うために
は、工作機械に供給すべき工具の数が極めて多く
なり、従来の数十本程度の工具供給本数では、適
正な加工動作の実行が不可能となる不都合が有つ
た。
そこで、ドラム形の工具マガジンを複数個設
け、それ等マガジンを工作機械に対して交換しな
がら、多数の工具の供給を可能にしたものや、チ
エーン式工具マガジンにおいては、チエーンを延
長して多数の工具を貯蔵し得るようにしたもの、
更には複数のチエーン式工具マガジンを並列に設
けたもの等種々の貯蔵方式が考案されたが、工具
の工作機械への供給時間が長くなつたり、設置ス
ペースが大きくなる等の問題点も多く、百本〜数
百本の工具の供給用としては余り実用的とは言え
なかつた。
また、工具を立体的に設けられた収納棚に収納
しておき、工具を工具搬送ロボツトで搬送する方
式も有つたが、この方式では、棚に収納された工
具の取り出し、収納に際して、ロボツトと隣接す
る工具との間の干渉を避ける必要が有るために、
余りに高密度の工具収納が出来ず、数百本の工具
を収納するためには、その設置スペースが増大す
る欠点が有つた。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、工具と工
具の受け渡し搬送手段との間の干渉の発生を未然
に防止し、多数の工具を高密度、従つて狭いスペ
ース収納することが出来、更に工作機械への工具
の供給も迅速に行うことの出来る工具の貯蔵供給
方法を提供することを目的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、移動自在に設けられた複数の
帯板状のツールラツクを有し、該ツールラツクに
は工具を収納し得る複数のツールポケツトを前記
ツールラツクの長手方向に配列して設け、更に、
工具を受け渡し搬送する工具の受け渡し搬送手段
を設け、通常の工具の貯蔵状態では、前記複数の
ツールラツクを連続的に並べておき、工具を所定
のツールポケツトに対して脱着する際には、該ツ
ールポケツトの設けられたツールラツクを境にツ
ールラツクを分離する形で移動させて、前記工具
を脱着すべきツールラツクと該ツールラツクに隣
接するツールラツク間に空間を形成し、前記形成
された空間を利用して、受け渡し搬送手段による
前記ツールポケツトに対する工具の脱着を、前記
受け渡し搬送手段とツールラツク及び他の工具と
の間の干渉の発生を排除しつつ行うようにして構
成される。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、通常の貯蔵状
態では、複数のツールラツクを連続的に並べてお
き、工具を所定のツールポケツトに対して脱着す
る際には、該ツールポケツトの設けられたツール
ラツクを境にツールラツクを分離する形で移動さ
せて、前記工具を脱着すべきツールラツクと該ツ
ールラツクに隣接するツールラツク間に空間を形
成し、前記形成された空間を利用して、受け渡し
搬送手段による前記ツールポケツトに対する工具
の脱着を、前記受け渡し搬送手段とツールラツク
及び他の工具との間の干渉の発生を排除しつつ行
うように作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明による工具の貯蔵供給方法の一
実施例が適用された、工具貯蔵供給装置の一例を
示す正面図、第2図は第1図の工具貯蔵供給装置
のメインフレーム部分を示す正面図、第3図はツ
ールロボツト部分を示す正面図、第4図は第3図
の平面図、第5図は第3図の側面図、第6図はツ
ールロボツトのハンド機構部を示す正面図、第7
図は第6図の平面図、第8図は工具把持部を示
す、第6図における矢視図、第9図はツールラ
ツク部分の正面図、第10図は第9図の平面図、
第11図は第9図の側面図、第12図はツールラ
ツクの結合状態を示す正面図、第13図は第12
図の側面図、第14図は第12図の平面図、第1
5図はツールロボツトのロツク解除機構を示す平
面図、第16図は中間移送ポケツトを示す正面
図、第17図は第16図の側面図、第18図は第
17図の−線による断面図である。
工具貯蔵供給装置1は、第1図に示すように、
メインフレーム2及び該メインフレーム2の左方
に接続されたサブフレーム3を有しており、メイ
ンフレーム2及びサブフレーム3には、第5図に
示すように、その上部にブラケツト5が形成され
ている。ブラケツト5の先端には、ガイドレール
6がメインフレーム2及びサブフレーム3に亙り
横断的に、第3図及び第4図左右方向に敷設装置
されており、更にブラケツト5には、ガイドレー
ル6に沿つた形でラツク7が同様に第3図及び第
4図左右方向に敷設装置されている。また、メイ
ンフレーム2及びサブフレーム3の下部には、ガ
イドレール9がガイドレール6に平行に設置され
ており、ガイドレール6,9にはツールロボツト
10が、ツールロボツト本体11に設けられたガ
イド溝12及びガイドローラ13を介して、第3
図矢印A,B方向に移動自在に設けられている。
本体11の上部には、モータ15が設けられてお
り、モータ15には減速装置16等の動力伝達手
段を介してピニオンギヤ17が回転駆動自在に設
けられている。ピニオンギヤ17はラツク7と噛
合しており、従つてモータ15を正逆方向に適宜
駆動することにより、減速装置16、ピニオンギ
ヤ17を介して本体11は、ラツク7に沿つて、
ガイドレール6,9に案内される形で矢印A,B
方向に移動駆動される。
また、本体11にはモータ19が設けられてお
り、モータ19はタイミングベルト20等の動力
伝達手段を介して、本体11の、第3図上下方向
に回転自在に支持設置された送りネジ21に、そ
の上端部を介して接続している。送りネジ21に
はハンド機構部22が螺合しており、ハンド機構
部22は本体11に送りネジ21と平行に形成さ
れた2本のガイドレール11aと、第7図に示す
ように、図中紙面と直角方向、即ち送りネジ21
の設置方向に移動自在に係合している。ハンド機
構部22には油圧シリンダ23が、ピストンロツ
ド23aを、矢印C,D方向に突出後退自在にし
た形で設けられており、更にハンド機構部22に
は、第6図に示すように、スライド軸受22aが
複数個設けられ、それ等スライド軸受22aには
工具把持部25が、スライド軸受22aに摺動自
在に装着されたガイド棒25a,25a′を介し
て、矢印C,D方向に移動自在に設けられてい
る。なお、ガイド棒25aにはその中心に沿つて
工具把持部25への圧油供給用の穴25bが貫通
穿設されており、更にガイド棒25a′には後述の
近接センサに接続されるコード設置用の穴25
b′が穿設されている。なお、工具把持部25には
前述のピストンロツド23aの先端が固着されて
いる。
また、工具把持部25は、第8図に示すよう
に、シリンダ25cがガイド棒25aに穿設され
た穴25bと連通した形で形成穿設されており、
シリンダ25cにはピストン25dが、矢印E,
F方向に移動自在に設けられている。ピストン2
5dとシリンダ25cの間にはコイルスプリング
25eが縮設されており、コイルスプリング25
eはピストン25dを常時矢印E方向に付勢して
いる。また、工具把持部25にはアーム26がピ
ン26aを介して、矢印G,H方向に回動自在に
設けられており、アーム26の第8図左端には、
前述のピストン25dの先端が当接係合してい
る。更に、工具把持部25には近接センサ27
が、工具把持部25にU字形い形成された工具把
持溝25fにその先端を向けた形で設けられてお
り、近接センサ27は工具把持溝25f内の工具
の有無を検出することが出来る。
一方、メインフレーム2及びサブフレーム3の
側板29には、第9図及び第11図に示すよう
に、上下に、ブラケツト29a,29bが、ツー
ルロボツト10の走行方向である矢印A,B方向
にそれぞれ設置されており、下方のブラケツト2
9bにはガイド溝29cがA,B方向に穿設形成
され、更に、上方のブラケツト29aにはガイド
レール29dが同様にA,B方向に設置されてい
る。ガイドレール29d及びガイド溝29cに
は、細長い帯板状のツールラツク30が複数本、
該ツールラツク30に設けられたガイド溝30a、
ガイドローラ30bをガイドレール29d及びガ
イド溝29cに係合させた形で、A,B方向に移
動自在に支持設置されており、各ツールラツク3
0には工具を保持し得る複数のツールポケツト3
1が、第9図上下方向、即ちツールラツク30の
長手方向に一列に設けられている。各ツールポケ
ツト31には回り止め用のキー31aが設けられ
おり、キー31aは工具側に設けられたキー溝と
係合してツールポケツト31に装着された工具の
ツールポケツト31内での回転を防止する。
また、ツールラツク30の上下部分には、第1
2図乃至第14図に示すように、ツールラツク3
0を相互に連結する連結機構32が設けられてお
り、連結機構32は、その先端を連結すべき隣接
するツールラツク30に向けて突出させた形で固
着されたピン32aを有している。ピン32aの
先端部分には、第14図に示すように、係合溝3
2bが穿設されており、また隣接するツールラツ
ク30のピン32aと対向する位置には、係合穴
32cがピン32aを嵌入係合自在なるように穿
設形成されている。係合穴32cには、第13図
に示すように、穴32dが係合内32cに直交す
る形で穿設されており、穴32dにはロツクピン
32eが、矢印C,D方向に移動自在に嵌入係合
している。ロツクピン32eにはピン32fが植
設されており、ピン32fは、穴32dの第13
図上方に穴32dに平行に穿設された穴32h
に、矢印C,D方向に移動自在に嵌入された解除
ピン32gに嵌入係合している。解除ピン32g
と穴32h間には、コイルスプリング32iが縮
設されており、コイルスプリング32iは解除ピ
ン32gを常時矢印C方向に付勢している。
なお、ツールロボツト本体11の、ツールラツ
ク30の連結機構32と対向し得る上下位置に
は、第15図に示すように、解除シリンダ33が
ピストンロツド33aを矢印C,D方向に突出後
退自在にした形でそれぞれ設けられている。
また、移動自在に設けられた複数のツールラツ
ク30のうち、メインフレーム2及びサブフレー
ム3について、第1図における各フレームの最右
方から2番目に設けられたツールラツク30A
は、その上下部分に、第10図に示すように、側
板29に設置されたラツク開放シリンダ35が、
矢印A,B方向に突出後退自在に設けられたピス
トンロツド35aを介して接続しており、従つて
ラツク開放シリンダ35を駆動してピストンロツ
ド35aをA,B方向に突出後退させることによ
り、ツールラツク30Aをガイドレール29d等
に沿つてA,B方向に移動させることが出来る。
メインフレーム2及びサブフレーム3におけ
る、第1図最右方のツールラツク30Bは、側板
29に固定されており、メインフレーム2のツー
ルラツク30Bのほぼ中央部には、中間移送ポケ
ツト36が設けられている。中間移送ポケツト3
6は、第16図及び第17図に示すように、ツー
ルラツク30Bに固定されたフレーム36aを有
しており、フレーム36aには回転ホルダ36b
がベアリング36c等を介して回転自在に設けら
れている。回転ホルダ36bには、更にクリニン
グホルダ36dがベアリング36eを介して回転
自在に設けられており、クリニングホルダ36d
にはクリーニングブラシ36fが、クリニングホ
ルダ36dに截円錐状に形成された工具保持部3
6gにその先端のブラシ部分を突出させた形で設
けられている。クリニングホルダ36dの外周部
にはギヤ36hが形成されており、ギヤ36hに
はフレーム36aに回転自在に支持された軸36
iに装着されたギヤ36jが、回転ホルダbに形
成されたスリツト36mを介して噛合している。
軸36iの他端にはギヤ36kが設けられてお
り、ギヤ36kは回転ホルダ36bの第17図左
端部に形成されたギヤ36lと噛合している。ま
た、回転ホルダ36bの図中右端部には、ピニオ
ンギヤ36pが形成されており、ピニオンギヤ3
6pには、シリンダ36qにより矢印I,J方向
に突出自在に設けられた棒状のロツド36rに形
成されたラツク36sが、第18図に示すよう
に、噛合している。また回転ホルダ36bにはロ
ツクピン36tが、第17図に示すように、矢印
I,J方向に移動自在に設けられており、ロツク
ピン36tはコイルスプリング36uにより、矢
印I方向に付勢された形で設けられている。この
ロツクピン36tは、工具保持部36gに装着さ
れた工具37のプルスタツド37aの溝部分37
bとコイルスプリング36uの弾性を利用した形
で係合し、工具保持部36gに挿入された工具3
7の工具保持部36gからの不用意な脱落を防止
している。なお、番号39は、工具保持部36g
に工具37が挿入されているか否かを検出するた
めの近接センサである。
工具貯蔵供給装置1は、以上のような構成を有
するので、工具貯蔵供給装置1により、図示しな
いマシニングセンサ等の工作機械に工具37を供
給するには、まず、加工プログラムやオペレータ
の指示に基づき、ツールロボツト10をメインフ
レーム2及びサブフレーム3に亙り敷設されたガ
イドレール6,9に沿つて、第3図矢印A,B方
向に適宜移動させる。この移動動作は、既に説明
したように、ツールロボツト10本体11上のモ
ータ15を適宜正逆方向に回転駆動することによ
り、減速装置16、ピニオンギヤ17、更に該ピ
ニオンギヤ17と噛合するラツク7により行われ
る。ツールロボツト10は、工作機械に供給すべ
き工具37が装着されたツールラツク30に対向
する位置にまでA,B方向に駆動される。ガイド
レール6,9は既に述べたように、メインフレー
ム2及びサブフレーム3を貫通する形で設置され
ているので、ツールロボツト10はメインフレー
ム2及びサブフレーム3間を自由に走行すること
が出来る。
一方、各ツールラツク30ツールポケツト31
には、供給されるべき工具37が格納されており
(本実施例では、各ツールラツク30につき14本
の工具37が格納される。)、それ等工具を格納し
たツールラツク30は、通常状態では、第9図に
示すように、隣接するツールラツク30が相互に
連結機構32により接続されて一体化した形とな
つている(ただし、各フレーム最右方のツールラ
ツク30B,30Bを除く。)。このツールラツク3
0の一体化は、メインフレーム2及びサブフレー
ム3を一つの単位として行われており、従つて各
メインフレーム2及びサブフレーム3に固定され
た、各フレームの右端のツールラツク30B以外
のツールラツク30は、連結状態においては、各
フレームのラツク開放シリンダ35のピストンロ
ツド35aを、第10図A,B方向に突出後退さ
せることにより、一体的に、ガイドレール29
d、ガイド溝29cに沿つてそれぞれ移動駆動さ
れる。
こうして、ツールロボツト10が、供給すべき
工具37が収納されたツールポケツト31を有す
るツールラツク30に対向する位置に位置決めさ
れたところで、ツールロボツト本体11の上下に
に設けられた2個の解除シリンダ33のピストン
ロツド33aが、第15図矢印D方向に突出駆動
される。すると、ピストンロツド33aの先端と
ツールラツク30の連結機構32の解除ピン32
gとが当接し、更に解除ピン32gを、第13図
矢印D方向にコイルスプリング32iの弾性に抗
する形で押し込む。これにより、ピン32fを介
してロツクピン32eもD方向に移動し、ロツク
ピン32eと係合溝32bを介して係合状態に有
つた、第14図右側のツールラツク30D(この
ツールラツク30に供給すべき工具37が格納さ
れている。)のピン32aは、ロツクピン32e
との係合状態を解かれて該ピン32aが嵌入して
いた係合穴32cから離脱し得る状態となる。
すると、解除ピン32gが押されたツールラツ
ク30が設置されたメインフレーム2又はサブフ
レーム3のどちらからの対応するフレームに設け
られたラツク開放シリンダ35が駆動され、ピス
トンロツド35aが、第10図矢印B方向に突出
駆動される。ピストンロツド35aが、矢印B方
向に突出駆動されると、それに伴い、ピストンロ
ツド35aに固着されたツールラツク30A及び
該ツールラツク30Aと連結機構32を介して連
結状態にある1個以上のツールラツク30がB方
向に移動を開始する(場合によつては、ツールラ
ツク30Aのみの時も当然あり得る。)。ツールラ
ツク30は、解除シリンダ33が当接係合してい
る解除ピン32gの設けられたツールラツク30
と該ツールラツク30と係合穴32cを介して連
結係合していた、第14図右方のツールラツク3
Dを境に、ピン32aが係合穴32cから離れ
る形で、B方向に移動し、移動を開始したツール
ラツク30中、第14図最左方のツールラツク3
Dと、該ツールラツク30Dの第14図左隣りの
ツールラツク30の間には、ラツク開放シリンダ
35のストロークSTに相当するだけの空間が形
成される。なお、第12図及び第14図の図面上
では、ツールラツク30Aと30Dが一致している
が、本説明は、両者の一致、不一致に拘わらず、
適用されることは勿論である。
こうして、供給すべき工具37が装着されたツ
ールラツク30D部分より、第1図右側のツール
ラツク30が全てストロークSTだけB方向に移
動したところで、今度はツールロボツト10のモ
ータ19を回転駆動して、タイミングベルト20
等を介して送りネジ21を正逆方向に適宜所定角
度量だけ回転させる。すると、送りネジ21に螺
合しているハンド機構部22は、ガイドレール1
1a,11aを介して、第3図矢印I,J方向に
本体11上を移動する。そこで、ハンド機構部2
2に設けられた工具把持部25を、目的の工具3
7が格納されたツールポケツト31の上下方向の
位置と一致させ、その状態で、シリンダ23を駆
動してピストンロツド23aを、第6図及び第7
図に示すように、矢印D方向に、工具把持部25
の2本のガイド棒25a,25a′をスライド軸2
2aに対して摺接移動させる形で、突出させる。
すると、工具把持部25は、ラツク開放シリンダ
35により開放されたツールラツク30,30D
の空間中にツールラツク30と干渉することなく
嵌入し、第6図に示すように、その工具把持溝2
5fとツールラツク30D内の目的の工具37と
が、矢印C,D方向における位相が一致し、かつ
第3図上下方向の位相も一致する形で位置決めさ
れる。そこで、モータ15を再度所定量回転さ
せ、本体11を工具把持部25と共にB方向に移
動させると、工具把持溝25fに工具37の工具
ホルダが嵌入係合する。この状態で、シリンダ2
5cに圧油を供給し、アーム26をピン26aを
中心にH方向に押圧し、工具37を工具把持溝2
5f中に脱落することなく強固に支持する。アー
ム26は通常状態でも、コイルスプリング25e
によりH側に付勢されているので、万一シリンダ
25cへの圧油の供給が停止しても工具37が工
具把持溝25fから脱落することは無い。また、
工具把持溝25fへの工具37の嵌入係合動作
は、圧油がシリンダ25cへ供給されない状態
で、工具把持部25がB方向に工具37側に移動
することにより行われるので、工具37の工具ホ
ルダは、アーム26をコイルスプリング25eの
弾性に抗してG方向に回動させつつ工具把持溝2
5f中に嵌入し、工具37の把持動作は円滑に行
われる。
こうして、工具把持部25に工具37が把持さ
れると、今後はシリンダ23のピストンロツド2
3aをC方向に後退させる。すると、工具把持部
25に把持された状態の工具37は、ツールポケ
ツト31から離脱し、工具把持部25と共にC方
向に移動取り出される。工具把持部25を工具3
7と共にC方向に移動させたところで、モータ1
5を駆動して本体11をB方向に移動させ、メイ
ンフレーム2を通過して、メインフレーム2の最
右方に固定的に設けられたツールラツク30B
まで工具37を把持状態のまま移送する。更に、
その間にモータ19を駆動して、ハンド機構部2
2及び工具把持部25をI,J方向に適宜移動さ
せて、工具把持部25の工具37の位置をツール
ラツク30Bの中間移送ポケツト36の上下方向
の位置と一致させる。
その間に、ラツク開放シリンダ35は、ピスト
ンロツド35aをA方向に後退させ、それまでB
方向に移動していた、ツールラツク30Aを初め
とする複数のツールラツク30をA方向に戻し、
第14図に示すように、先程分離されて工具37
が取り出されたツールラツク30Dの左隣りのツ
ールラツク30の係合穴32cに工具37の取り
出されたツールラツク30Dのピン32aを嵌入
係合させる。これにより、それまで形成されてい
た空間は閉塞され、ラツク開放シリンダ35のス
トロークSTに相当する間隔が、メインフレーム
2又はサブフレーム3の最右方のツールラツク3
Bとツールラツク30Aとの間に形成される。一
方、ピン32aが係合穴32cに嵌入すると、ピ
ン32aは、ロツクピン32eと、ロツクピン3
2eをピン32f、解除ピン32gと共にコイル
スプリング32iの弾性に抗する形で第13図矢
印D方向に強制的に移動させる形で、係合溝32
bを介して係合し、それまで離れていたツールラ
ツク30Dとその第14図における左隣のツール
ラツク30はピン32aを介して、当初のように
連結される。なお、係合溝32bとピン32eの
連結は、互いの傾斜面32j,32kを介して行
われるので、その楔作用により、ツールラツク3
Dとその左方のツールラツク30の連結は、両
ラツク30が密着する形で円滑かつ確実に行われ
る。
こうして、ツールラツク30B以外の全てのツ
ールラツク30が、メインフレーム2及びサブフ
レーム3についておのおの一体化すると、メイン
フレーム2のツールラツク30Bの中間移送ポケ
ツト36に対向する形で位置決めされたツールロ
ボツト10は、シリンダ23を駆動して、ピスト
ンロツド23aをD方向に突出させ、工具把持部
25に把持された状態の工具37を中間移送ポケ
ツト36の工具保持部36g中に嵌入する。この
際、ツールラツク30B以外のツールラツク30
は全て、第1図A方向に移動し、従つてツールラ
ツク30Bと30A間にはラツク開放シリンダ35
のストロークSTに相当するだけの(又は、それ
以上の)間隔が形成されているので、工具把持部
25をツールラツク30方向であるD方向に突出
させても、工具把持部25とツールラツク30及
び該ラツク30に装着されている工具37が干渉
することは無く、工具37の工具保持部36gへ
の挿入は円滑に行われる。
工具37が工具保持部36gへ挿入されると、
シリンダ25cへの圧油の供給が遮断され、その
状態で、本体11はA方向に工具把持部25と共
に移動する。すると、工具把持部25のアーム2
6はコイルスプリング25eの弾性に抗する形で
G方向に回動しつつ、工具37との係合が解除さ
れ、工具37は中間移送ポケツト36中に、第1
7図に示すように、コイルスプリング36uによ
つてI方向に付勢されたロツクピン36tとプル
スタツド37aの溝部分37bが係合する形で保
持される。
ところで、中間移送ポケツト36に格納された
工具37は、その後、マシニングセンタ等の工作
機械に、該工作機械側に装着されたATC装置
(「自動工具交換装置」の略称。以下、単に
「ATC装置」と称する。)により再度移送されて
主軸に装着され、更に主軸にそれまで装着され、
加工作業の完了した工具37は、該ATC装置に
より中間移送ポケツト36へ返却される。なお、
工具貯蔵供給装置1における、工具37の中間移
送ポケツト36への搬送は、第1図及び第2図に
示すように、各ツールラツク30に格納された工
具37の、より正確には工具37の工具ホルダ3
7cの図中左側の部分を把持して行うが、通常工
作機械側のATC装置は、工具37の図中右側の
部分を把持して工具交換を行う。従つて、工具ホ
ルダ37cが左右対称形のものであれば良いが、
左右非対称の工具ホルダ37cに装着された特殊
な工具37については、工具把持部25が工具左
側の把持可能部分を把持すると、ATC装置側で
は中間移送ポケツト36へ挿入された工具37を
そのままでは把持出来なくなる不都合が生じる。
そこで、中間移送ポケツト36に工具37がツ
ールロボツト10により挿入セツトされると、シ
リンダ36qが駆動され、ロツド36rが、第1
7図矢印I方向に突出駆動される。すると、第1
8図に示すように、ロツド36rに形成されたラ
ツク36s、ピニオンギヤ36pを介して回転ホ
ルダ36bが180°回転する。回転ホルダ36bに
は、第16図に示すように、工具37に設けられ
たキー溝と係合し得るキー36vが設けられてい
るので、工具37は回転ホルダ36bの回転に同
期して180°回転する。一方、回転ホルダ36bが
180°回転すると、その回転はギヤ36l,36k
を介して軸36iに伝達され、更にギヤ36j,
36hを介してクリニングホルダ36dを回転ホ
ルダ36bと同方向に回転させる。すると、クリ
ニングホルダ36dに装着されたクリーニングブ
ラシ36fもクリニングホルダ36dと共に回転
し、工具37を工作機械の主軸に装着した際に主
軸と密着して工具37を保持する、工具ホルダ3
7cのテーパ軸37dに付着した塵等の異物を除
去し、正確な加工作業が行えるようにする。クリ
ーニングホルダ36dは、ギヤ比により、回転ホ
ルダ36bが180°回転する間に数回回転するの
で、テーパ軸37dの清掃はテーパ軸37dの全
周に亙り円滑に行われる。また、同時に、フレー
ム36aの、第17図右端に設けられた空気供給
穴36wから回転ホルダ36b内を通つて圧縮空
気が工具保持部36g内に供給されるので、該圧
縮空気により、クリーニングブラシ36fにより
除去された塵等の異物は、工具37と回転ホルダ
36b間の間隙38を通つて外部に排出され、テ
ーパ軸37dは清浄な雰囲気に保たれる。こうし
て、テーパ軸37dの清掃を行いながら、工具3
7を工具保持部36g内で180°回転させると、工
具37の把持可能な側が、工作機械のATC装置
による把持側、即ち、第1図右側に位置決めさ
れ、ATC装置によるその後の工作機械への工具
37の移送動作は円滑に行われる。
一方、ATC装置により中間移送ポケツト36
に返却された工具37については、シリンダ36
qが駆動され、ロツド36rが、第17図及び第
18図J方向に移動される。すると、ラツク36
s、ピニオンギヤ36pを介して回転ホルダ36
bが先程とは逆の方向に180°回転して、工具37
の把持可能側を、それまでの第1図における右側
から、ツールロボツト10の把持が可能な左側へ
変更すると共に、クリーニングブラシ36fによ
り前述と同様なクリーニング動作を工具37のテ
ーパ軸37dに対して行い、テーパ軸37dを清
浄な状態にする。
次に、ツールロボツト10のシリンダ23を駆
動してピストンロツド23aを、第6図及び第7
図に示すように、矢印D方向に突出させる。する
と、工具把持部25は、開放状態にあるツールラ
ツク30A,30B間の間隔がST(又は、それ以
上)なる間に、前述のように、ツールラツク30
等の干渉することなく入り込み、その工具把持
溝25fと中間移送ポケツト36内のATC装置
により返却された工具37の工具ホルダ37cと
が、矢印C,D方向における位相が一致し、かつ
第3図上下方向に位相も一致する形で位置決めさ
れる。そこで、モータ15を再度所定量回転さ
せ、本体11を工具把持部25と共にB方向に移
動させると、工具把持溝25fに工具37の工具
ホルダ37cが嵌入係合する。この状態で、シリ
ンダ25cに圧油を供給し、アーム26をピン2
6aを中心にH方向に押圧し、工具37を工具把
持溝25f中に脱落することなく強固に支持す
る。
こうして、工具把持部25に工具37が把持さ
れると、今度はシリンダ23のピストンロツド2
3aをC方向に後退させる。すると、工具把持部
25に把持された状態の工具37は、中間移送ポ
ケツト36から離脱し、工具把持部25と共にC
方向に移動取り出される。工具把持部25を工具
37と共にC方向に移動させたところ、モータ1
5を駆動して本体11をA方向に移動させ、該工
具37を収納すべきツールラツク30にまで工具
37を把持状態のまま移送する。また、その間に
モータ19を駆動して、ハンド機構部22及び工
具把持部25をI,J方向に適宜移動して、工具
把持部25の工具37の位置を、該工具37を返
却すべきツールラツク30のツールポケツト31
に対応した位置に位置決めする。
こうして、ツールロボツト10が、返却された
工具37を格納貯蔵すべきツールポケツト31を
有するツールラツク30と対向する位置に位置決
めされたところで、ツールロボツト本体11の上
下に設けられた2個の解除シリンダ33のピスト
ンロツド33aが、第15図矢印D方向に突出駆
動される。すると、ピストンロツド33aの先端
とツールラツク30の連結機構32の解除ピン3
2gとが当接し、更に解除ピン32gを、第13
図矢印D方向にコイルスプリング32iの弾性に
抗する形で押し込む。これにより、ピン32fを
介してロツクピン32eもD方向に移動し、ロツ
クピン32eと係合溝32bを介して係合状態に
有つた、隣接するツールラツク30D(このツー
ルラツク30Dに返却すべき工具37を収納する
ツールポケツト31が有る。)のピン32aは、
第14図に示すように、ロツクピン32eとの係
合状態を解かれて該ピン32a嵌入していた係合
穴32cから離脱し得る状態となる。
すると、解除ピン32gが押されたツールラツ
ク30が設置された、メインフレーム2又はサブ
フレーム3のどちらかの対応するフレームに設け
られたラツク開放シリンダ35が駆動され、ピス
トンロツド35a、第10図矢印B方向に突出駆
動される。ピストンロツド35aが、矢印B方向
に突出駆動されると、それに伴い、ピストンロツ
ド35aに固着されたツールラツク30A及び該
ツールラツク30Aと連結機構32を介して連結
状態にある1個以上のツールラツク30がB方向
に移動を開始する。ツールラツク30は、解除シ
リンダ33が当接係合している解除ピン32gの
設けられたツールラツク30と該ツールラツク3
0と係合穴32cを介して連結係合していた、第
14図右方のツールラツク30Dを境に、ピン3
2aが係合穴32cから離れる形で、B方向に移
動し、ツールラツク30Dと、該ツールラツク3
Dの第14図左方のツールラツク30の間には、
ラツク開放シリンダ35のストロークSTに相当
するだけの空間が形成される。
こうして、工具37が返却されるべきツールポ
ケツト31の設けられたツールラツク30D部分
より、第1図右側のツールラツク30が全てスト
ロークSTだけB方向に移動したところで、本体
11をB方向に所定量移動させ、工具把持部25
の工具37とツールラツク30の工具37を返却
すべきツールポケツト31を対向させる。そこ
で、シリンダ23を駆動してピストンロツド23
aを、第6図及び第7図に示すように、矢印D方
向に突出させる。すると、工具把持部25は、ラ
ツク開放シリンダ35により開放されたツールラ
ツク30,30D間の空間中に、ツールラツク3
0等と干渉することなく嵌入し、把持している工
具37をツールラツク30D中の所定のツールポ
ケツト31中に挿入する。
工具37がツールポケツト31中へ挿入される
と、シリンダ25cへの圧油の供給が遮断され、
その状態で、本体11はA方向に工具把持部25
と共に移動する。すると、工具把持部25のアー
ム26はコイルスプリング25eの弾性に抗する
形でG方向に回動しつつ、工具37との係合が解
除され、工具37はツールポケツト31中に保持
される。
この状態で、工具把持部25はC方向に戻さ
れ、更にラツク開放シリンダ35がA方向に駆動
されて、返却のために分割状態にあつたツールラ
ツク30を再度連結機構32を介して一体化し、
ツールロボツト10による返却動作は完了し、ツ
ールロボツト10は次の工具37供給動作に備え
る。
次に、本工具貯蔵供給装置1に対して工具37
をセツトする場合について説明する。
工具貯蔵供給装置1のサブフレーム3に設けら
れたツールラツク30の内、第1図最左方のツー
ルラツク30の下から3番目のツールポケツト3
Aは、ツール脱着ステーシヨンとして使用され
ており、作業者は工具貯蔵供給装置1の各ツール
ラツク30のツールポケツト31に工具37を装
着セツトし、また各ツールポケツト31から使用
済みの工具37を回収する場合には、このツール
ポケツト31Aを介して作業を行う。即ち、各ツ
ールラツク30のツールポケツト31に工具37
を装着セツトする場合には、装着すべき工具37
を該ツールポケツト31Aに、手動また所定のツ
ール供給ロボツト等の工具供給手段を介して装着
セツトする。この状態で、ツールロボツト10を
駆動して、ツールロボツト10に該ツールポケツ
ト31Aに装着された工具37を把持させると共
に、中間移送ポケツト36から工具37を各ツー
ルポケツト31に収納する場合と全く同様に、該
工具37を収納すべきツールポケツト31にま
で、工具37を移送し、更に格納する。こうし
て、次々に格納すべき工具37をツールポケツト
31Aにセツトしてゆき、ツールロボツト10に
より各ツールポケツト31に格納することによ
り、工具37は工具貯蔵供給装置1にセツトされ
てゆく。なお、装着済みの工具37を各ツールポ
ケツト31から回収する場合も同様であり、各ツ
ールポケツト31から回収すべき工具37をツー
ルロボツト10によりツール脱着ステーシンヨで
あるツールポケツト31Aにまで搬送装着し、そ
こから作業者等が工具37を取り外して回収す
る。このように、所定のツールポケツト31A
ツール脱着ステーシヨンとして用いることによ
り、作業者等は工具37をツールポケツト31A
に装着するだけで、工具貯蔵供給装置1の任意の
場所へ工具37をセツトすることが出来、更に工
具貯蔵供給装置1からの工具37の回収もツール
ポケツト31Aの一個所で行うことが出来るので、
極めて便利である。なお、ツール脱着ステーシヨ
ンはツールポケツト31Aの一個所に限らず複数
個のツールポケツト31をツール脱着ステーシヨ
ンとして使用することも当然可能である。
また、本実施例のように、ラツク開放シリンダ
35等のツールラツク30の移動駆動手段により
移動開放される一団のツールラツク30とは独立
した形で、一部のツールラツク30Bを固定的に
設けると、該固定されたツールラツク30Bに装
着セツトされた工具37については、ツールラツ
クの開放動作を行わなくとも直ちにツールロボツ
ト10による工具37の脱着動作を行うことが出
来るので、頻繁に使用される工具37や、加工時
間が短くて、通常のツールラツク30の開閉動作
による工具選択を行つていたのではツールロボツ
ト10による工具37の工作機械への供給動作時
間が加工時間よりも長くなるような場合は、当該
工具37については固定されたツールラツク30
に装着することにより、ツールラツク30の開
閉に要する時間を短縮することが出来るので、機
動性に富んだ工具37の供給が可能となる。
更に、本実施例による工具貯蔵供給装置1は、
メインフレーム2及びサブフレーム3の2個のフ
レームから構成されるが、メインフレーム2及び
サブフレーム3は、第1図及び第2図にも示すよ
うに、自由に分離接続が可能なモジユール構成と
なつているので、供給すべき工具37の本数に応
じて、メインフレーム2のみ、メインフレーム2
とサブフレーム3、更にはメインフレーム2と複
数台のサブフレーム3を連結して構成することが
可能である。即ち、メインフレーム2及びサブフ
レーム3には、ツールロボツト10が走行する為
のガイドレール6,9、ラツク7等の走行ガイド
手段が、ツールロボツト10の走行方向に沿つ
て、延長接続自在に設けられているので、必要に
応じてメインフレーム2にサブブレーム3を増設
し、更に前記走行ガイド手段を両フレームを貫通
する形で接続すると、ツールロボツト10の両フ
レーム間に亙る走行が直ちに可能となり、供給工
具本数を容易に増大させることが出来る。
なお、本実施例は、中間移送ポケツト36を設
け、ツールロボツト10が所定の工具37をツー
ルラツク30から抜き出して中間移送ポケツト3
6に挿入セツトし、更に工作機械側に設けられた
ATC装置が該中間移送ポケツト36中にセツト
された工具37を工作機械の主軸に搬送装着する
場合について述べたが、本発明は、ツールロボツ
ト10等の工具の受け渡し搬送手段によるツール
ラツク30に対する工具37の脱着に際して、ツ
ールラツク30を工具37を脱着すべき部分から
分離して、受け渡し搬送手段とツールラツク30
及び該ツールラツク30に貯蔵された工具37と
の干渉を排除するように構成する限り、どのよう
な構成でもよく、中間移送ポケツト36を設けず
に、受け渡し搬送手段が直接工作機械の主軸にま
で工具37を搬送装置する構成としてもよいこと
は勿論である。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、移動
自在に設けられた複数の帯板状のツールラツク3
0を有し、該ツールラツク30には工具37を収
納し得る複数のツールポケツト31を前記ツール
ラツク30の長手方向に配列して設け、更に、工
具37を受け渡し搬送するツールロボツト10等
の工具37の受け渡し搬送手段を設け、通常の工
具37の貯蔵状態では、前記複数のツールラツク
30を連続的に並べておき、工具37を所定のツ
ールポケツト31に対して脱着する際には、該ツ
ールポケツト31の設けられたツールラツク30
を境にツールラツク30を分離する形で移動さ
せて前記ツールラツク30Dと該ツールラツク3
0に隣接するツールラツク30間に空間を形成
し、前記形成された空間を利用して、受け渡し搬
送手段による前記ツールポケツト31に対する工
具37の脱着を、前記受け渡し搬送手段とツール
ラツク30及び他の工具37との干渉の発生を排
除しつつ行うようにして構成したので、工具37
をツールラツク30内に高密度に収納することが
出来るばかりか、受け渡し搬送手段による工具3
7の受け渡しに際しては、ツールラツク30が移
動することにより、受け渡し搬送手段と隣接する
ツールラツク30の工具37等が干渉することが
防止されるので、ツールラツク30相互間に、干
渉を排除するための所定の距離を設ける必要が無
く、従つて、ツールラツク30を連続的に配置す
ることが可能となり、数百本の工具37の収納も
狭いスペースで容易に行うことが出来る。
更に、多数の工具37をコンパクトに収納出来
ることから、受け渡し搬送手段による、ツールラ
ツク30と中間移送ポケツト36間の工具37の
移送も短時間に行うことが出来、工作機械への工
具37の供給を迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工具の貯蔵供給方法の一
実施例が適用された、工具貯蔵供給装置の一例を
示す正面図、第2図は第1図の工具貯蔵供給装置
のメインフレーム部分を示す正面図、第3図はツ
ールロボツト部分を示す正面図、第4図は第3図
の平面図、第5図は第3図の側面図、第6図はツ
ールロボツトのハンド機構部を示す正面図、第7
図は第6図の平面図、第8図は工具把持部を示
す、第6図における矢視図、第9図はツールラ
ツク部分の正面図、第10図は第9図の平面図、
第11図は第9図の側面図、第12図はツールラ
ツクの結合状態を示す正面図、第13図は第12
図の側面図、第14図は第12図の平面図、第1
5図はツールロボツトのロツク解除機構を示す平
面図、第16図は中間移送ポケツトを示す正面
図、第17図は第16図の側面図、第18図は第
17図の−線による断面図である。 1……工具貯蔵供給装置、10……受け渡し搬
送手段(ツールロボツト)、30……ツールラツ
ク、31……ツールポケツト、37……工具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 移動自在に設けられた複数の帯板状のツール
    ラツクを有し、該ツールラツクには工具を収納し
    得る複数のツールポケツトを前記ツールラツクの
    長手方向に配列して設け、更に、工具を受け渡し
    搬送する工具の受け渡し搬送手段を設け、通常の
    工具の貯蔵状態では、前記複数のツールラツクを
    連続的に並べておき、工具を所定のツールポケツ
    トに対して脱着する際には、該ツールポケツトの
    設けられたツールラツクを境にツールラツクを分
    離する形で移動させて、前記工具を脱着すべきツ
    ールラツクと該ツールラツクに隣接するツールラ
    ツク間に空間を形成し、前記形成された空間を利
    用して、受け渡し搬送手段による工具の前記ツー
    ルポケツトに対する脱着を、前記受け渡し搬送手
    段とツールラツク及び他の工具との間の干渉の発
    生を排除しつつ行うようにして構成した工具の貯
    蔵供給方法。
JP59169843A 1984-08-09 1984-08-14 工具の貯蔵供給方法 Granted JPS6150731A (ja)

Priority Applications (2)

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JP59169843A JPS6150731A (ja) 1984-08-14 1984-08-14 工具の貯蔵供給方法
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Applications Claiming Priority (1)

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