JPH0481575A - 火花点火式内燃エンジンの点火時期制御方法 - Google Patents

火花点火式内燃エンジンの点火時期制御方法

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JPH0481575A
JPH0481575A JP19358190A JP19358190A JPH0481575A JP H0481575 A JPH0481575 A JP H0481575A JP 19358190 A JP19358190 A JP 19358190A JP 19358190 A JP19358190 A JP 19358190A JP H0481575 A JPH0481575 A JP H0481575A
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JP
Japan
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ignition timing
ignition
combustion chamber
wall temperature
chamber wall
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JP19358190A
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English (en)
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Kazuhiro Kojima
一洋 小島
Kazuhide Togai
一英 栂井
Yoshiro Danno
団野 喜朗
Hiromitsu Ando
弘光 安東
Jun Takemura
竹村 純
Eiichi Kamishina
神品 栄一
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ガソリンエンジン等の火花点火式内燃エン
ジンの加速時における点火時期制御方法に関する。
(従来の技術) 例えば、ガソリンエンノンの点火時期制御は従来より次
のようにして行われている。吸入空気量やスロットル弁
開度から検出されるエンジン負荷の大きさと、エンジン
回転数とに応じて基本進角値(点火時期情報)を求め、
この基本点火時期情報に適宜の補正を行い、得られた点
火時期情報に基づいて点火装置(点火プラグや点火コイ
ル等)を作動させることにより、エンジンの点火時期を
制御している。
上述の基本点火時期情報に対して行なう適宜の補正には
、エンジンの冷却水温に基づく補正や吸気温に基づく補
正等かあるが、特に、エンジンの加速時に、ノック(ノ
ッキング)が生じるので、エンジンの加速時にも点火時
期情報に対して何らかの補正を行なう必要がある。
ここて、ノックは自己着火によって誘起される燃焼室内
の振動現象であり、かかるノックにより、不快な音か発
生するたけでなく、エンジンにも悪影響を及ぼすおそれ
がある。
そこで、従来は、かかるノックの発生を防止するために
、点火時期を遅らせるような制御か一般に行なわれてい
るか、この場合、ノックの発生に結び付くエンジン現象
の検出か困難であるため、点火時期は最悪の条件でもノ
ックを発生させないような安全な側に遅らせる制御法を
採用している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ノックが発生する点火角は、第8図に示すご
とく、燃焼室壁部の壁温度(シリンダブロック触火面温
度)に関係しており、また加速時において低負荷から高
負荷に変わる際には、燃焼室壁温は温度上昇の遅れ(第
9図参照)によって定常時より低いため、燃焼室壁温か
定常にまで上昇する数十サイクル間は、点火角に対して
進角してもノックは生じない。
一方、燃焼室壁温か定常に達するまでの数十サイクルの
間は、定常時に設定される点火角に対して進角してもノ
ックか生しないが、その点火角が、最大のトルクを得る
ことのできる最小進角(MBT)を考虜するとき、最適
値であるか否か問題がある。すなわち、加速時において
、上述のように進角させてもノックが生じないが、最大
のトルクか得られる点火角を超えてまで進角させる必要
はないのである。
ところで、電子制御ユニットにより、上述の燃焼室壁温
を検出し、壁温に応じてこれに好適な点火時期を設定す
るためには、演算容量の大きな電子制御ユニットが必要
である。燃焼室壁温に応じた最適点火時期の設定を常時
行うと、電子制御ユニットにより実行される他のエンジ
ン制御のための演算時間が確保できない等の虞がある。
本発明は、このような知見に基づいてなされたもので、
燃焼室壁温から点火時期情報を求めることにより、点火
時期を必要以上に遅角させないようにすると共に、加速
時に最大限のエンジン出力を得るように図った火花点火
式内燃エンジンの点火時期制御方法を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために本発明は、少なくとも、内
燃エンジンの回転数と負荷とに応じて当該エンジンの運
転状態を検出し、検出した運転状態に応じて基本点火時
期を設定し、設定された基本点火時期情報に基づき点火
装置を作動させる点火時期制御方法において、当該内燃
エンジンの所定の急加速運転状態を検出し、該所定の急
加速運転状態が検出されたときにのみ、内燃エンジンの
燃焼室壁部の壁温度を検出し、検出した壁温度に応じて
前記基本点火時期を補正した第1の点火時期を求め、前
記検出した運転状態に応じ、最大出力を得る最小進角の
第2の点火時期を求め、求めた第1および第2の点火時
期を比較し、遅れ側の点火時期を選択し、これを点火時
期情報として前記点火装置を作動させることを特徴とす
る火花点火式内燃エンジンの点火時期制御方法が提供さ
れる。
前述の燃焼室壁部の壁温度の検出は、温度センサにより
燃焼室壁部の壁温度を直接測定してもよいし、燃焼エネ
ルギ量を示す変数から前記燃焼室壁部の壁温度を推定し
てもよい。更には、燃焼工ネルキ量を示す変数について
の測定値に関し、該測定値の最新データを該測定値の過
去のデータで修正し、該燃焼エネルギ量に関する修正デ
ータから前記燃焼室壁部の壁温度を推定するようにして
もよい。
(作用) 本発明の点火時期制御方法は、燃焼室壁部の壁温度から
基本点火時期を補正した点火時期、すなわち、ノックが
発生しない最大進角の第1の点火時期を求める。また、
運転状態に応し、最大出力を得る最小進角の第2の点火
時期を求める。そして、第1および第2の点火時期を比
較し、遅れ側の点火時期を選択すると、ノックが生しる
ことがなく、かつ、最大出力が得られる点火時期が設定
されることになる。この際、内燃エンジンの所定の急加
速状態が監視されており、この急加速状態が検出された
ときにのみ、燃焼室壁部の壁温度により補正される第1
の点火時期が求められ、急加速時以外の本制御のための
無駄な演算時間が省かれる。
(実施例) 以下、図面により本発明の一実施例としての火花点火式
内燃エンジンの点火時期制御方法について説明すると、
第1図は本発明方法を実施する火花点火式内燃エンジン
の点火時期制御装置の制御系およびエンジン概略システ
ムを示す全体構成図を示す。
本装置によって制御される車載用ガソリンエンジンのシ
ステム(火花点火式内燃エンジンのシステム)は、第1
図のようになるが、この第1図において、カッリンエン
ジンE(以下、単にエンジンEという)はその燃焼室l
に通じる吸気通路2および排気通路3を有しており、吸
気通路2と燃焼室1とは吸気弁4によって連通制御され
るとともに、排気通路3と燃焼室lとは排気弁5によっ
て連通制御されるようになっている。
また、吸気通路2には、上流側から順にエアクリーナ6
、スロットル弁7および電磁式燃料噴射弁(インジェク
タ)8か設けられており、排気通路3には、その上流側
から順に図示しないが排カス浄化用の触媒コンバータ(
三元触媒)およびマフラ(消音器)が設けられている。
なお、インジェクタ8は吸気マニホルド部分に気筒数だ
け設けられている。今、本実施例のエンジンEが直列4
気筒エンジンであるとすると、インジェクタ8は4個設
けられていることになる。
すなわち、いわゆるマルチポイント燃料噴射(MP’l
)方式のエンジンであるということができる。
また、スロットル弁7はワイヤケーブルを介してアクセ
ルペダルに連結されており、これによりアクセルペダル
の踏込み量に応じて開度が変わるようになっている。
さらに、各気筒には、その燃焼室1へ向けて点火プラグ
9が設けられており、各点火プラグ9はディストリビュ
ータ(図示せず)を介して点火コイル10に接続されて
いる。そして、点火コイル10付きのパワートランジス
タ11のオフ動作によって点火コイル9に高い電圧が発
生して、ディストリビュータにつながっている点火プラ
グ9のいずれかがスパーク(点火)するようになってい
る。なお、パワートランジスタ11のオン動作によって
点火コイル10はバッテリ12により充電を開始される
。そして、これらの点火プラク9、ディストリビュータ
、点火コイル10、パワートランジスタ11で、点火装
置を構成する。
このような構成により、スロットル弁7の開度に応しエ
アクリーナ6を通じて吸入された空気か吸気マニホルド
部分てインジェクタ8からの燃料と適宜の空燃比となる
ように混合され、燃焼室l内て点火プラク9を適宜のタ
イミングで点火させることにより、燃焼せしめられて、
エンジントルクを発生させたのち、混合気は、排ガスと
して排気通路3へ排出され、触媒コンバータで排ガス中
のC○、HC,NOxの3つの有害成分を浄化されてか
ら、マフラで消音されて大気側へ放出されるようになっ
ている。
さらに、このエンジンEを制御するために、種々のセン
サが設けられている。まず吸気通路2側には、そのエア
クリーナ配設部分に、吸入空気量をカルマン渦情報から
検出する体積流量計とじてのエアフローセンサ13.吸
入空気温度を検出する吸気温センサおよび大気圧を検出
する大気圧センサか設けられており、そのスロットル弁
配設部分に、スロットル弁7の開度を検出するポテンシ
ョメータ式のスロットルセンサ(TPS)18、アイド
リング状態を検出するアイドルスイッチが設けられてい
る。
また、排気通路3側には、触媒コンバータの上流側で燃
焼室1に近い部分に、排カス中の酸素濃度(02濃度)
を検出する酸素濃度センサ(02センサ)が設けられて
いる。
さらに、エンジン燃焼室lの壁部の温度(燃焼室壁温)
を検出する壁温センサ17が、第2図に示すごとく、燃
焼室壁部に埋め込まれるようにして取り付けられている
が、この壁温センサ17は、点火プラク9近傍等吸排気
弁から離れた、温度変化の少ない位置に取り付(プられ
る。また、この壁温度センサ17としては、熱電対が用
いられるか、サーミスタや金属抵抗体を用いてもよい。
また、エンジン冷却水温を検出する水温センサ16が設
けられるほかに、所定のクランク角度位置を検出するク
ランク角センサ14(このクランク角センサ14はエン
ジン回転数Nを検出するエンジン回転数センサも兼ねて
いるので、以下、必要に応し、このクランク角センサ1
4をエンジン回転数センサと称することかある)および
第1気筒(基準気筒)の上死点を検出する気筒判別セン
サがそれぞれディストリビュータに設けられている。
ところで、上記の各センサからの検出信号は、電子制御
ユニット(ECU)15へ入力されるようになっている
また、ECU15は、ハードウェア的にその構成を見る
と、CPU、RAM (バックアップRAMを含む)、
ROM、適宜の入出力インタフェース回路を備えており
、その入力インタフェース回路を通しであるいは直接に
各センサからの信号かCPUへ入力されるとともに、出
力インタフェース回路を通じてCPUからの点火時期制
御信号がパワートランジスタ11へ出力され、更には点
火コイル10からディストリビュータを介して各点火プ
ラグ9を順次スパークさせてゆくようになっている。
なお、CPUからは出力インタフェース回路を通し噴射
燃料制御信号がインジェクタ8へ出力されるようになっ
ており、これによりこの噴射燃料制御信号によって決ま
る時間だけインジェクタ8から燃料が噴射されて、所望
の空燃比となるように制御される。
今、点火時期制御に着目して、ECU15を、かかる点
火時期制御のための機能ブロックを用いて示すと、第1
図に示すようになる。すなわち、この点火時期制御装置
は、基本点火角設定手段30、点火時期補正量設定手段
31、加算手段34、MBT算出手段35、点火時期選
択手段36、点火信号発生手段37、急加速判定手段3
8を有している。
ここで、基本点火角設定手段30は、エンジンEの運転
状態(この運転状態は例えばエアフローセンサ13から
のエンジン負荷情報とエンジン回転数センサ14からの
エンジン回転数情報とから決まる)に応じて基本点火時
期eを設定するもので、例えば吸入空気量Aをエンジン
回転数Nで割って得られる体積効率E v  (= A
 / N )と、エンジン回転数Nとから決まる2次元
の基本点火時期データ(進角データ)を記憶する基本点
火時期マツプをもっている。
点火時期補正量設定手段31は、壁温センサ17からの
アナログ信号をディジタル信号に変換するA/N変換器
等から構成される壁温演算手段32と、検出された燃焼
室壁温から点火時期補正量ΔAを求める点火時期補正量
演算手段としての点火角補正手段33とを備えて構成さ
れている。
また、加算手段34は、基本点火角設定手段30からの
基本点火角eと点火時期補正量設定手段31からの点火
時期補正量ΔAとを加算するものである。
したかって、これらの基本点火角設定手段30、点火時
期補正量演算手段33、加算手段34で、燃焼室壁温度
により補正された第2の点火時期を算出することになる
急加速判定手段38は、エンジン回転数N、吸入空気量
A/N、スロットル開度TPS等によりエンジンEの所
定の急加速状態を判定するもので、その判定方法は後述
する。急加速判定手段38かエンジンEの急加速状態を
検出しない場合には、上述の点火時期補正量設定手段3
1による点火時期補正量ΔAの演算が禁止され、その分
、演算時間が省かれることになる。
第2の点火時期を算出するMBT算出手段35は、エン
ジンEの運転状態、すなわち、エンジン負荷情報E v
  (= A / N )とエンジン回転数情報Nとに
応して、その運転状態によって最大出力が得られる最小
進角値MBT (Minimum advance f
or Be5tTorque)を設定するもので、A/
N及びNから決まる、2次元のMBT値データを記憶す
るMBTマツプを備えている。
点火時期選択手段36は、前述した加算手段34および
MBT算出手段35により設定されて点火時期情報を比
較し、遅れ側の点火時期を選択するものである。そして
、点火信号発生手段37は、点火時期選択手段36か選
択した点火時期に基ついてパワートランジスタ11を作
動させるための点火信号を発生するもので、これにより
、この点火信号発生手段37で、パワートランジスタ1
1等の点火装置を作動させる点火装置作動手段を構成す
る。
第3A図および第3B図は、上述した点火時期を設定す
る手順をフローチャートに示したものであり、この点火
時期設定メインルーチンは所定の制御信号が発生する毎
に、例えば、クランク角センサ14が所定のクランク角
度位置を検圧する毎に実行される。
電子制御ユニット(ECL″)15は、先ず、第3A図
に示す各ステップにおいて、エンジンEの所定の急加速
運転状態を判定する。すなわち、ステップM1において
、エンジン回転数センサ14、及びエアフローセンサ1
3から検出されるエンジン回転数情報N、エンジン負荷
情報A/N、およびエンジン負荷変化率情報ΔA/Nか
読み込まれる。エンジン負荷情報A/Nはエンジンの一
回転当たりの吸入空気量であり、その今回値と前回値の
偏差から変化率ΔA/Nか演算される。
次いで、ステップM2およびM4において、エンジンE
が所定の運転領域(N<XNE、かつ、A/N>XAN
が成立する領域)において運転されているか否かを判別
する。加速時においては、ス°ロットル弁7を開弁する
と同時にA/Nは立ち上がり、エンジン回転数NはA/
Nに比べて除々に上昇する。そこで、エンジン回転数N
がある設定値XNEより小であり、A/Nがある設定値
XANより大の時に急加速状態と判定するものである。
ステップM2またはM4のいずれかにおける判別結果が
否定の場合にはステップM3に進み、フラグFLGを0
に設定して当該ルーチンを終了する。この場合、当該点
火時期設定ルーチンでは点火時期は設定されず、別の通
常の方法により点火時期が設定されることになる。
ステップM2およびM4における判別結果が肯定の場合
には、ステップM6において、前述のフラグFLGか値
0であるか否かを判別し、値0でなければ、すなわち、
値1にセットされている場合には後述するステップMI
Oに進む。このフラグFLGはエンジンEか加速中であ
るか否かを記憶するためのプログラム変数であり、その
値かlに設定されている場合には加速中であることを示
している。
ステップM6において、フラグFLGか値0であれは、
ステップM8において吸入空気量変化率ΔA/Nか所定
値XDANより犬であるか否かを判別する。この吸入空
気量変化率ΔA/Nか所定値XDANより大で場合には
、急加速か開始されたことを意味し、この場合には後述
するステップMIOに進む。吸入空気量変化率△A/N
が所定値XDANより大でなければ、急加速状態を検出
したことにはならす、かかる場合には前述のステップM
3に進み、フラグFLGを値0に設定して当該ルーチン
を終了する。
エンジンEの急加速状態の判定は、上述の方法以外にも
種々の方法があり、第3A図に示す方法に代えて、第3
C図に示す方法により判定するようにしてもよい。この
方法は、スロットル開度TPSおよびその変化量ΔTP
Sによりエンジンの急加速状態を判定するもので、この
方法に依れば、まず、これらの値TPSおよびΔTPS
が検出される(ステップM1゛)。次いで、ステップM
2’において現在のスロットル開度TPSか所定値XT
PSより大であるか否かを判別する。そして、この判別
が否定の場合には、ステップM3’ に進み、フラグ値
FLGを0に設定して当該ルーチンを終了する。この場
合も、当該点火時期設定ルーチン、では点火時期は設定
されず、別の通常の方法により点火時期が設定されるこ
とになる。
スロットル開度TPSが所定値XTPSより犬である場
合、フラグFLGが値0に設定されているか否かを判別
し、設定されていなければ、すなわち、値1であれば、
エンジンEは加速中であると判定して後述するステップ
MIOに進み、値0てあれはステップM8°において、
スロットル開度の変化量ΔTPSが所定値XDTPSよ
り大であるか否かを判別する。スロットル開度変化率Δ
TPSが所定値XDTPSより大の場合には急加速の開
始を検出したと判定して後述するステップMIOに進み
、否定の場合には前述のステップM3°に進みフラグF
LGを値Oに設定して当該ルーチンを終了する。
上述のようにエンジンEか急加速状態で運転されている
と判定されると、第3B図のステップM10に進み、電
子制御ユニット15は点火時期補正量ΔAを求める壁温
補正ルーチンを実行する。
次に、このルーチンで点火時期補正量ΔAを求める手法
について説明する。
点火時期補正量ΔAは、エンジン回転数N、エンジン回
転数当りの吸入空気量A/N、冷却水温に対する燃焼室
壁温とに1ノック点火時期の関係を実験により求めてお
き、これをECU15のROMに記憶しておけは、燃焼
室壁温から点火時期が得られるのである。
より詳細に説明すれば、まず、異なるエンジン回転数N
、冷却水温において、WOT(スロットル全開時)のに
1ノック点火時期A y、 +は壁温θ■・に対して、
1次式によって表わせるとすれは、次式か成立する。
A K l =−λ(N)θW十μ(N)  ・・・(
1)ここに、λ(N)、μ(N)は、エンジン回転数と
冷却水温によって決まる定数である。
従って、このときのWOT定常時の燃焼室壁温θwsか
ら点火時期補正量ΔA (’ BTDC)は、ΔA=λ
(N)(θws−θW)  ・・(2)したがって、λ
(N)をエンジン回転数Nのマツプとして、また、WO
T時の壁温θWSを吸入空気量A/N、エンジン回転数
N及び冷却水温θCのマツプとしてECU15にもつこ
とにより、ある演算周期でのλ(N)、A/N、Nから
その時点でのΔAを算出することができるのである。な
お、実際の点火角設定はこれに多少の余裕をもたせる。
さらに、WOTではなく、異なるA/Hに対しても、同
様にして点火時期補正量ΔAの算出が可能である。
第4図は、上述した燃焼室壁温により点火時期補正量Δ
Aを求める手順を示すフローチャートであり、このフロ
ーチャートを参照して点火時期補正量の演算要領を説明
する。
まず、ステップS1で、まず、壁温センサ17で壁温θ
Wを直接測定し、次のステップS2で、エンジン回転数
Nよりλ(N)を読み出すとともに、ステップS3で、
負荷A/N、エンジン回転数N、冷却水温θc ’hz
ら定常運転時の壁温θwsを読み出す。そして、ステッ
プS4で、点火時期補正量ΔAを上述のようにして求め
たλ(N)、θWS、およびθWを用いて前述の式(2
)から算出する。
燃焼室壁温θ、は、上述のように壁温センサ17により
直接測定することにより検出してもよいか、燃焼エネル
ギ量を示す変数から推定してこれを検出するようにして
もよい。この場合、燃焼室壁温検出手段は、吸入空気量
や燃料噴射量等の燃焼エネルギ量を示す変数からエンジ
ンの燃焼室1における壁部の温度を推定する燃焼室壁温
推定手段を含んで構成される。
次に、第5図及び第6図を参照して、点火時期補正量Δ
Aを、燃焼室壁温を推定する手法から設定する手順を説
明する。
まず、燃焼室壁温の推定モデルと算出式について説明す
る。燃焼室壁温θWを推定するモデルは、第5図に示す
ように、燃焼室壁においてこの燃焼室壁に流入出する熱
Qi、Qoと燃焼室壁の熱容量C1冷却水温θCにより
推定される非定常無次元モデルとして考えられる。した
がって、このモデルから燃焼室壁の温度上昇率/jwは
aw = (Qi −Qo ) /C=13)となり、
Qoは、αを燃焼室壁と冷却液の熱貫流率とすると、 Qo−α(θW−θC)      ・・・(4)で表
わされ、従って、(3)式にこの(4)式を代入すると
、 /3w=−(α(θW−θc)/Cl +(Qi/C)        ・・(5)となる。こ
こで、θを燃焼室壁と冷却液の温度差として、 θW=θC−θ          ・・・(6)とお
くと、dθc/dt−0により、(5)式は、クー(−
αθ、’C)−(Qi /C)  ・・・(7)となる
ところで、燃料の発熱エネルギはエンジン1回転当りの
シリンダに吸入される空気流量A/Nとエンジン回転数
Nとの積に比例し、燃焼室壁に流入する熱Qiは発熱エ
ネルギの一部でその割合か一定であるとすると、Qiは
(A/N)XNと線形である。そこで、 Qi =Cβ(A/N)N      ・・・(8)と
おき(βは定数)、α/Cをγ(定数)に書き直せば、
(7)式は b=−γθ+β(A/N)N    ・・(9)となる
。これを時刻tからt十ΔTまて積分し、添字(1)は
時刻tにおける値を表わすとすると、θ(t+△T)=
θ(1) + [−γθ+β(A/N)Nl dt・・
・(1,0) となる。これを、ΔTを一定間隔とするオイラー(Eu
ier)法により近似すると、 θ (t+ΔT)−〇 (1)+ [−γθ (t)−
β (A/N(t)I  N (t)] ΔT(1−γ
ΔT)θ (1) +β [A/N(t) l  N(t)ΔTまたは θ(t+ΔT)=(1−76丁)θ(1)+β [A/
N(i  +ΔT)l  N(t+ΔT)ΔT・・・(
11) であり、演算周期ΔTごとの計算式に直すと(11)式
は以下となる。
θ、=(1−γΔT)θ、−1+βΔT (A/N+ 
)N +・・・(12)ここに、ΔTは、演算周期、添
字」は演算jでの値を示すものとする。これは漸化式の
ためエンジン制御用マイクロコンピュータで演算可能で
あり、γ、βを予め計測しておけば、(6) 、 (1
2)式から燃焼室壁温か求まるのである。
つぎに、燃焼室壁温から点火角補正量(点火時期補正量
)ΔAを算出する手法について説明する。
WOT定常時の補正進角量ΔA (’ BTDC)は、
前述した(2)式により燃焼室壁温θwsと壁温θWと
の差に応して設定される。また、(6)式から(12)
式は、θSをWOT定常時の燃焼室壁温と冷却水の温度
差とすると、 ΔA−λ(θS−〇)      ・・・(13)とな
る。ここで、このエンジン回転数Nにおける全開定常時
のエンジン回転数当りの吸入空気量A/’NSから、こ
のときにおけるθSは(10)式において、 θ(t→ΔT)=θ(1) と置くことにより求まり、 θs=(β/7)  (A/NS ) N  −414
)となるため、(13)式は、 ΔA−λ[((β/γ)(A/Ns )N] −θ]・
・・(15) である。よって、演算Jでは次式となる。
ΔAj=λ [((β/γ)(A/Ns )Nj ]θ
」]         ・・・(16)したかって、λ
とA / N sと冷却水温のマツプをエンジン制御用
マイクロコンピュータにもたせることにより、ある演算
周期でのλ、A / N s、Nおよび(12)式より
求まるθからその時点でのΔAを算出できるのである。
なお、実際の点火角設定はこれに多少の余裕をもたせる
さらに、WOTではなく、異なるA/Nに対しても(1
)式が成り立てば、 ΔAj−λne(1−7ΔT)(−θj−++(β/γ
)×(A/Nj)N」l      ・・・(17)と
なる。
つぎに点火時期演算手順について、第6図のフローチャ
ートを用いて説明する。
まず、ステップSllで、冷却水温θCが設定値IDC
より小さいかどうかを判定する。もし小さければ、No
ルートをとって、ステップS13で、燃焼室壁温変化率
θW」−θWL+を求める。
そして、次のステップS15て、燃焼室壁温変化率θw
j−θwj〜1が設定値Xθより小さいかどうかを判定
する。燃焼室壁温変化率θW」−θW1−1か設定値X
0以上であれば、ステップS17で、FLG=1として
から、ステップS18で、エンジン回転数よりλ又はλ
neを探し出し、ステップS19で、点火補正量ΔAを
求める。その後は、ステップS20て、次回の燃焼室壁
温情報θを求めておく。
また、ステップS15で、燃焼室壁温変化率θwjθw
j−,か設定値Xθより小さいと、即ち、定常状態へ移
行すると、ステップS15てYESルートをとって、ス
テップS22で、FLG=Oとしてから、ステップS2
3で、定常時燃焼室壁温θSを求め、その後は、ステッ
プS24で、次回の燃焼室壁温情報をθSとしたあと、
ステップS25で、点火補正量△AをOとして当該ルー
チンを終了する。
なお、冷却水温が低かった場合もステップS22ヘシヤ
ンプし、定常状態時の制御(ステップ323〜525)
を行なう。
燃焼室壁温を推定する方法としては、以下に説明する、
壁面を通過する燃焼エネルギ量の移動平均処理または一
次フィルタ処理を施した値を用いても求めることができ
る。この場合、燃焼室壁温検出手段は、燃焼エネルギ量
を示す変数(例えば、吸入空気量Aや燃焼噴射量U)に
ついて移動平均処理または一次フィルタ処理を施して燃
焼エネルギ指標CIを算出し、この指標CIから燃焼室
壁温度を求める燃焼エネルギ指標算出手段を含んで構成
される。
壁面を通過する燃焼エネルギ量の移動平均処理または一
次フィルタ処理を施した値を求める方法につき説明する
。まず、移動平均処理を施して燃焼エネルギ指標CIを
算出する場合には、次の(17)式または(18)式を
用いる。
(17)式は、燃焼エネルギ量を示す変数として吸入空
気量Aを用いる場合の式であり、(18)式は、燃焼エ
ネルギ量を示す変数として供給燃料量Uを用いる場合の
式である。
ここで、nは移動平均対象数(2〜3)、A/N、。
は(i−k)サイクル目のエンジン回転数当たりの吸入
空気量、N、−1は(i−k)サイクル目のエンジン回
数数、ul−、は(i−k)サイクル目の供給燃料量で
ある。
また、−次フィルタ処理を施して燃焼エネルギ指標CI
を算出する場合は次の(19)式または(20)式を用
いる。
CI=K(A/N1)Ni±(I  K)(A/N1−
+)N l−+  ・・・(I9)CI=Ku+  ÷
(iK)u+−+            −(20)
(]9)式は、燃焼エネルギ量を示す変数として吸入空
気量Aを用いる場合の式であり、(20)式は、燃焼エ
ネルギ量を示す変数として供給燃料量Uを用いる場合の
式である。
ここで、Kはフィルタ定数(0<K<1)、AノN1は
iサイクル目のエンジン回転数当りの吸入空気量、N1
は1サイクル目のエンジン回転数、Uは1サイクル目の
供給燃料量である。
したがって、燃焼エネルギ指標算出手段は、燃焼エネル
ギ量を示す変数(吸入空気量Aや燃料噴射量U)につい
て時々刻々と得られる測定値に関しこの測定値の最新デ
ータを過去の測定データで修正することになる。
次に、燃焼室壁温と燃焼エネルギ量との関係について説
明する。今、前述の第5図に示すように、燃焼室壁にお
いてこの燃焼室壁に流入出する熱をQi、Qoとし、燃
焼室壁の温度上昇率(燃焼室壁温)θW及びQoは前述
の(3)式及び(4)式で表され、−(4)式のαは定
数、θCは一定と見なせるから、 QO■θW     ・・・・・・・・・(21)とな
る。
従って、燃焼室壁温の代わりに、壁面を通過する燃焼エ
ネルギ量を使っても同様な結果が得られるから、燃焼室
壁温の変化は、燃焼エネルギについて上述のような移動
平均処理あるいは一次フィルタ処理を施したもので近似
てきるのである。
つぎに、燃焼室壁温から点火角補正量(点火時期補正量
)ΔAを算出する手法について説明する。
すなわち、あらゆる定常運転条件に対してノック点火時
期と燃焼エネルギー指標CIとの関係(例えば、この関
係は、加速時の燃焼エネルギ量が定常より低い間は点火
進角を進み側にするような関係になっている)を実験に
より求めておき、これをエンジン制御用マイクロコンピ
ュータに設定しておくのである。これにより、ある運転
時の燃焼エネルギ指標CIから点火時期か得られる。
なお、実際の点火角設定は実験で得られた値に多少の余
裕をもたせておく。
つぎに上述の方法により点火時期補正量ΔAを演算する
手順について、第7図のフローチャートを用いて説明す
る。
まず、ステップS30で、1サイクルでの燃焼エネルギ
量を示す変数情報(A/N、 またはU)を取込み、ス
テップS31で、燃焼エネルギ量について移動平均処理
または一次フィルタ処理を施して、前述の(17)、 
(18)式または(19)、 (20)式から燃焼エネ
ルギ指標CIを算出する。
その後は、ステップS32て、求めた燃焼エネルギ指標
CIから予め測定しておいたデータに基づき点火補正量
ΔAを決定すれはよい。
上述のようにして点火補正量ΔAか求まると、第3B図
のステップMllに戻り、前述した2次元基本点火時期
マツプから基本点火角eを設定して、この基本点火角e
に点火補正量ΔAを加算する(ステップMI2)。そし
て、ステップM13において最大出力が得られる最小点
火角MBTを算出する。この最小点火角MBTは、その
時点でのエンジンEの運転状態(吸入空気量A/Nとエ
ンジン回転数Nとで決定される)に応じて前述のMBT
マツプから算出される。
次に、算出したMBT値と、点火補正量ΔAにより補正
された基本点火角θ(=e+ΔA)とを比較し、遅角側
の値を選択してこれを目標点火角とする(ステップM1
4)。すなわち、設定された目標点火角は、MBT値よ
り進み側の値に設定されることはない。そして、ステッ
プM15において、エンジンEか加速中であることを記
憶するために、フラグFLGに値1を設定して当該ルー
チンを終了する。
スロットル弁7が開弁状態にあり、フラグFLGが値1
に設定されている間は、第3B図の各ステップMIO〜
15が繰り返し実行されることになる。
上記のようにして、点火角が求まると、この情報に基つ
いて、点火信号発生手段37からパワートランジスタ1
1へ点火信号が出され、これに応したタイミングで点火
プラク9か点火する。
このように、エンジンEか所定の急加速状態で運転され
ている場合には、燃焼室壁温を直接測定又は推定して、
この壁温から点火補正量ΔAを求めることが行なわれる
ので、加速時における燃焼室壁温か低い間(加速初期の
数十サイクルの間)は進み側に点火進角を設定し、加速
中期以降、燃焼室壁温か高くなると、それに応して点火
進角を遅れ側へ補正することができ、これにより加速時
において、点火時期を必要以上に遅らせることなく、燃
焼室壁温で決まるノックか発生しない最適な点火角を常
に設定できる。
また、目標点火角かMBT値より進み側の値に設定され
ることがないので、過渡時の点火時期を、ノックの生じ
ない点火角の内、最大のエンジン出力が得られる値に設
定されることになり、加速中のエンジン出力の向上か図
れることになる。
更に、このような点火時期制御か実行されるのは、エン
ジンEか所定の急加速状態で運転されている場合に限ら
れるので、急加速時以外にこのような時間の掛かる演算
を実行しなくて済むので、急加速時以外の本制御のため
の無駄な演算時間を省くことかできる。
また、点火時期の制御に際しては、加速時補正のほか、
水温や吸気温に応じて補正してもよいことは勿論のこと
である。
さらに、点火時期算出手段を、基本点火時期接点手段3
0と点火時期補正量設定手段31とこれらの手段で得ら
れた情報を加算する加算手段34とで構成する代わりに
、エンジンEの運転状態に応じて点火角(点火時期)か
決まる2次元の点火時期データ(進角データ)を記憶す
る点火時期マツプを複数の燃焼室壁湿分たけ有するよう
にしてもよい。
また、壁温センサ17をピストンに設け、ピストンか下
死点に来るとスイッチか閉じて、壁温センサ17で検出
される壁温情報を出力できるような構成にしてもよい。
さらに、本発明は、エアフローセンサを用いたしジェト
ロ方式を採用する火花点火式内燃機関のほか、吸気通路
圧力センサを用いたDジェトロ方式(スピードデンシイ
ティ方式)を採用する火花点火式内燃機関にも適用でき
るものである。Dジェトロ方式の場合、エンジンの運転
状態は吸気通路圧力とエンジン回転数とにより検出され
ることになる。
また、本発明は、ガソリンエンジンのほか、アルコール
燃料を使用するアルコールエンジン等の火花点火式内燃
エンジン一般についても、同様にして適用できるもので
ある。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の火花点火式内燃エンジン
の点火時期制御方法は、内燃エンジンの所定の急加速運
転状態を検出し、この所定の急加速運転状態が検出され
たときにのみ、内燃エンジ4゜ ンの燃焼室壁部の壁温度を検比し、検出した壁温度に応
じて基本点火時期を補正した第1の点火時期を求め、検
出した運転状態に応し、最大出力を得る最小進角の第2
の点火時期を求め、求めた第1および第2の点火時期を
比較し、遅れ側の点火時期を選択し、これを点火時期情
報として前記点火装置を作動させるように構成したので
、急加速時に、点火時期を必要以上に遅角させないよう
にしながら、エンジン出力およびエンジン効率の向上を
図ることができ、加速性能を改善できる利点がある。ま
た、このような点火時期制御を急加速時にのみ実行する
ようにしたので、急加速時以外の運転時には演算時間か
長い、このような制御を実行せずに済み、無駄な演算時
間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施する火花点火式内燃エンジ
ンの点火時期制御装置の一実施例の制御系およびエンジ
ン概略システムを示す全体構成図、第2図はその壁温セ
ンサ取付位置を示す部分断面図、第3A図および第3B
図は点火時期設定メインルーチンのフローチャート、第
3C図は、第3A図に対応して、別の加速判別方法を示
すフローチャート、第4図は燃焼室壁温を直接測定し、
該壁温測定値から点火時期補正量ΔAを算出する手順を
示す、壁温補正ルーチンのフローチャート、第5図は燃
焼室壁温推定モデルを説明する図、第6図は燃焼室壁温
推定法により燃焼室壁温を推定し、この壁温推定値から
点火時期補正量ΔAを算出する手順を示す、壁温補正ル
ーチンのフローチャート、第7図は燃焼エネルギの移動
平均処理あるいは一次フィルタ処理して求められる燃焼
エネルギ指標値から燃焼室壁温を推定し、この壁温推定
値から点火時期補正量△Aを算出する手順を示す、壁温
補正ルーチンのフローチャート、第8図はスロットル弁
全開時におけるシリンダブロック触火面温度(燃焼室壁
温)に対するノック特性を示す図、第9図はエンジン回
転数が急変する場合の燃焼室壁温の応答状態を説明する
特性図である。 l・・・燃焼室、2・・・吸気通路、3・・・排気通路
、7・・・スロットル弁、8・・・電磁式燃料噴射弁(
インジェクタ)、9・・・点火プラグ、10・・・点火
コイル、13・・・エアフローセンサ、14・・・エン
ジン回転数センサ(クランク角センサ)、15・・・電
子制御ユニット(ECU)、16・・・水温センサ、1
7・・・壁温センサ、18・・・スロットル開度センサ
、30・・・基本点火角設定手段、31・・・点火時期
補正量設定手段、32・・・壁温演算手段、33・・・
点火角補正手段、34・・・加算手段、35・・・MB
T算出手段、36・・・点火時期選択手段、37・・・
点火信号発生手段、38・・・急加速判定手段、E・・
・エンジン。 出願人  三菱自動車工業株式会社 代理人  弁理士  長 門 侃 ニ 第3A図 第3C図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも、内燃エンジンの回転数と負荷とに応
    じて当該エンジンの運転状態を検出し、検出した運転状
    態に応じて基本点火時期を設定し、設定された基本点火
    時期情報に基づき点火装置を作動させる点火時期制御方
    法において、当該内燃エンジンの所定の急加速運転状態
    を検出し、該所定の急加速運転状態が検出されたときに
    のみ、内燃エンジンの燃焼室壁部の壁温度を検出し、検
    出した壁温度に応じて前記基本点火時期を補正した第1
    の点火時期を求め、前記検出した運転状態に応じ、最大
    出力を得る最小進角の第2の点火時期を求め、求めた第
    1および第2の点火時期を比較し、遅れ側の点火時期を
    選択し、これを点火時期情報として前記点火装置を作動
    させることを特徴とする、火花点火式内燃エンジンの点
    火時期制御方法。
  2. (2)温度センサにより前記燃焼室壁部の壁温度を直接
    測定することにより燃焼室壁部の壁温度を検出すること
    を特徴とする、請求項1記載の火花点火式内燃エンジン
    の点火時期制御方法。
  3. (3)前記燃焼室壁部を出入りする燃焼エネルギ量を示
    す変数から前記燃焼室壁部の壁温度を推定することによ
    り燃焼室壁部の壁温度を検出することを特徴とする、請
    求項1記載の火花点火式内燃エンジンの点火時期制御方
    法。
  4. (4)前記燃焼室壁部を出入りする燃焼エネルギ量を示
    す変数についての測定値に関し、該測定値の最新データ
    を該測定値の過去のデータで修正し、該燃焼エネルギ量
    に関する修正データから前記燃焼室壁部の壁温度を推定
    することにより燃焼室壁部の壁温度を検出することを特
    徴とする、請求項1記載の火花点火式内燃エンジンの点
    火時期制御方法。
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