JPH0481305A - 航空機用空気入りタイヤ - Google Patents

航空機用空気入りタイヤ

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JPH0481305A
JPH0481305A JP2195171A JP19517190A JPH0481305A JP H0481305 A JPH0481305 A JP H0481305A JP 2195171 A JP2195171 A JP 2195171A JP 19517190 A JP19517190 A JP 19517190A JP H0481305 A JPH0481305 A JP H0481305A
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rib
tire
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ribs
radius
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Minoru Togashi
富樫 実
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の この発明は、耐偏摩耗性能を向上させた航空機用空気入
りタイヤに関する。
従」(立]L術 一般に、航空機用空気入りタイヤは、トレッド外表面に
複数本のリブが画成されているが、これらのリブの内圧
充填後のタイヤ断面外輪郭は、タイヤ赤道面上でのトレ
ッドゲージとトレッド端におけるトレッドゲージとが同
一となるよう単一曲率半径の円弧から構成されている。
が  しよ と る しかしながら、前述のような航空機用空気入りタイヤに
あっては、タキシング走行あるいは離陸時における走行
により、外側のリブが早期に摩耗、即ち偏摩耗するとい
う問題点がある。その理由は、内圧充填後の各リブのタ
イヤ断面外輪郭が単一曲率半径の円弧から構成されてい
ると、タキシングによる直進時あるいは離陸時にタイヤ
に作用する著大な荷重がタイヤの外側リブに大きなワイ
ピング力(タイヤに作用する荷重に基ずく接地領域の中
心に向かう力)としてまず作用し、この結果、外側リブ
における摩耗仕事量が大きくなるからである。
この発明は、外側リブにおける偏摩耗を抑制することが
できる航空機用空気入りタイヤを提供することを目的と
する。
る めの このような目的は、トレッド外表面に実質上周方向に延
びる4本以上の主溝を形成することにより、幅方向最外
側の主溝とトレッド端との間に一対の外側リブを画成す
るとともに、主溝間に周方向のリブをそれぞれ画成し、
かつ、これら外側リブおよびリブの内圧充填後のタイヤ
断面外輪郭を単一の曲率半径Rの円弧から構成した航空
機用空気入りタイヤにおいて、外側リブの幅方向内側で
該外側リブに隣接する内側リブの幅方向中央部から幅方
向外側のタイヤ断面外輪郭を前記曲率半径Rより小径で
ある曲率半径Sの円弧から構成することにより達成する
ことができる。
作り川 今、この発明のタイヤが装着された航空機が、例えば直
進のタキシングをしているとする。このとき、タイヤに
作用する著大な荷重がタイヤの外側リブに大きなワイピ
ング力としてまず作用し、この結果、外側リブにおける
摩耗仕事量が大きくなって、該外側リブが早期に摩耗、
即ち偏摩耗すると考えられる。しかしながら、この発明
では、外側リブの幅方向内側で該外側リブに隣接する内
側リブの幅方向中央部から幅方向外側のタイヤ断面外輪
郭を曲率半径Rより小径である曲率半径Sの円弧から構
成したため、該内側リブの幅方向外側部のタイヤ断面外
輪郭は、外側リブおよび他のリブのタイヤ断面外輪郭よ
り半径方向内側に凹むのである。ここで、前述のように
半径方向内側に凹んでいると、前記著大な荷重に基すい
て内側リブの幅方向外側部に作用するクラツシング力(
該リブが押し潰されることにより生じる幅方向の力で、
前記ワイピング力と反対方向の幅方向外側に向かう力)
は小さな値となるため、ワイピング力に対する相殺効果
が小さくなり、この結果、該内側リブの幅方向外側部の
摩耗速度が速くなり、積極的に摩耗するようになる。こ
のため、該内側リブに隣接する外側リブは、この内側リ
ブの影響を受けて早期摩耗が抑制、即ち偏摩耗が抑制さ
れるのである。しかも、内側リブの幅方向外側部が前述
のように凹んでいるので、外側リブが摩耗した時も、こ
れら外側、内側リブのタイヤ断面外輪郭は滑らかに連な
る曲線となり、外観形状が改善される。
失]L別 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、 1は内圧充填後の航空機用空気入り
タイヤを示し、このタイヤ1はトロイダル状をした積層
体2を有し、この積層体2は複数層、この実施例では3
層のカーカス層3から構成されている。そして、これら
カーカス層3の幅方向両端部はそれぞれビードコア4の
回りに内側から外側に向かって折り返されている。また
、前記カーカス層3は複数枚のカーカスプライを重ね合
わせて構成され、各カーカスプライ内には有機繊維コー
ド、例えばナイロンコードが埋設されている。そして、
これらのコードは隣接するカーカスプライにおいて互い
に交差するよう配置されている。前記積層体2の半径方
向外側にはトレッド7が配置され、このトレッド 7の
外表面には、実質上周方向に延びる(タイヤ赤道面Jに
実質上平行な)4本以上、この実施例では4本の主溝8
が形成され、これらの主溝8は幅方向に所定距離離れて
配置されている。この結果、前記主溝8間のトレッド7
には実質上周方向に延びる複数本、この実施例では3本
のリブ10が画成され、また、幅方向最外側の主溝8a
とトレッド端9との間のトレッド7には実質上周方向に
延びる一対の外側リブ10aが画成される。なお、この
実施例においては、前述のように主溝8が4本であるた
め、前記リブ10は、幅方向最外側の主溝8aと該主溝
8aの幅方向内側に位置する主溝8bとの間に画成され
、前記外側リブ10aの幅方向内側で該外側リブ10a
に隣接する一対の内側リブlobと、前記主溝8b間に
画成され内側リブ10bに挟まれた1本の中央リブ10
cと、から構成される。そして、これら外側リブ10a
1  内側リブ10b1  中央リブ10cのタイヤ断
面外輪郭は単一の曲率半径Rの円弧から構成されている
。但し、前記内側リブ10bの幅方向中央部から幅方向
外側のタイヤ断面外輪郭は、前記曲率半径Rより小径で
ある曲率半径Sの円弧から構成されている。この結果、
各内側リブ10bの幅方向外側部には小さな曲率半径S
の円弧からなる小曲率領域11が形成され、これら小曲
率領域11のタイヤ断面外輪郭は前記外側リブ10a1
  中央リブ10cのタイヤ断面外輪郭より半径方向内
側に凹んでいる。
そして、前述のように内側リブ10bの幅方向外側部、
即ち小曲率領域11が半径方向内側に凹んでいると、タ
イヤ1に作用する著大な荷重に基すいて内側リブ10の
小曲率領域11に作用するクラツシング力が小さな値と
なる。ここで、当該小曲率領域11には、前記著大な荷
重に基ずいてクラツシング力と反対方向のワイピング力
が作用するが、前述のようにクラツシング力が小さな値
となるため、このワイピング力に対する相殺効果が小さ
くなり、この結果、該小曲率領域゛11の摩耗速度が速
くなり、積極的に摩耗するようになる。このため、該内
側リブ10bに隣接する外側リブ10aは、この小曲率
領域11の影響を受けて早期摩耗が抑制、即ち偏摩耗が
抑制されるのである。しかも、内側リブ10bの小曲率
領域11が前述のように凹んでいるので、外側リブ10
aが摩耗した時も、これら外側、内側リブ10 a、 
 10 bのタイヤ断面外輪郭は滑らかに連なる曲線と
なり、外観形状が改善される。ここで、前記小曲率領域
11の開始点Fは、内側リブ10bの幅をWとしたとき
、該内側リブlobの幅方向外側端Gから前記幅Wの4
0%だけ離れた点Hと60%だけ離れた点にとの間に配
置されることが好ましい。
その理由は、前記開始点Fが点Hより幅方向外側に位置
していると、小曲率領域11の幅が狭くなって前記相殺
効果が小さくなり、外側リブlOaの偏摩耗を十分に抑
制することができないからであり、逆に、開始点Fが点
により幅方向内側に位置していると、凹んでいる小曲率
領域11の幅が広くなり過ぎて該領域11の接地圧が大
きく低下し、この結果、外側リブllaの接地圧が上昇
して摩耗仕事量が増加し、早期摩耗を十分に抑制できな
くなるからである。また、前記小曲率領域11の曲率半
径Sは、曲率半径Rの35%から70%の範囲が好まし
い。
その理由は、35%未満であると、小曲率領域11の凹
み量が大きくなり過ぎて前述と同様に外側リブ10aの
接地圧の上昇を招き、偏摩耗を十分に抑制できなくなる
からであり、逆に、70%を超えると、小曲率領域11
の凹み量が小さくなって前記相殺効果が小さくなり、外
側リブ10aの偏摩耗を十分に抑制できないからである
。なお、小曲率領域11の幅方向外側端部と主溝8aの
溝壁とは滑らかな曲面により接続されている。
次に、試験例を説明する。この試験に当たっては、全て
のリブ(外側リブを含む)のタイヤ断面外輪郭を単一の
曲率半径280mmの円弧から構成した比較タイヤと、
該比較タイヤの内側リブに小曲率領域を形成し、該小曲
率領域の曲率半径を 160mmとなすとともに、小曲
率領域を内側リブの幅方向外側端から内側リブの幅の5
0%だけ離れた点から開始させた供試タイヤと、を準備
した。ここで、これらのタイヤのサイズは49X 17
 30PRであす、各タイヤには13.7kg/Cm2
の内圧を充填している1次ぎに、 21185kgの荷
重を作用させながらドラム上を時速64kmで10km
直進走行させることを 100回繰り返し、走行終了時
における中央リブの摩耗量および外側リブの摩耗量を測
定し前者を後者で除した。その結果は、比較タイヤでは
指数100であったが、供試タイヤでは指数136とな
り、偏摩耗量が低減していた。ここで、比較タイヤの中
央リブの摩耗量および外側リブの摩耗量は、実際にはそ
れぞれ6.2mm18.4n+mであった。
11夏激J 以上説明したように、この発明によれば、航空機用空気
入りタイヤの外側リブにおける偏摩耗を十分に抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す子午線断面図である
。 7・・・トレッド    訃・・主溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トレッド外表面に実質上周方向に延びる4本以上の主溝
    を形成することにより、幅方向最外側の主溝とトレッド
    端との間に一対の外側リブを画成するとともに、主溝間
    に周方向のリブをそれぞれ画成し、かつ、これら外側リ
    ブおよびリブの内圧充填後のタイヤ断面外輪郭を単一の
    曲率半径Rの円弧から構成した航空機用空気入りタイヤ
    において、外側リブの幅方向内側で該外側リブに隣接す
    る内側リブの幅方向中央部から幅方向外側のタイヤ断面
    外輪郭を前記曲率半径Rより小径である曲率半径Sの円
    弧から構成したことを特徴とする航空機用空気入りタイ
    ヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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