JPH0480882B2 - - Google Patents

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JPH0480882B2
JPH0480882B2 JP2043484A JP2043484A JPH0480882B2 JP H0480882 B2 JPH0480882 B2 JP H0480882B2 JP 2043484 A JP2043484 A JP 2043484A JP 2043484 A JP2043484 A JP 2043484A JP H0480882 B2 JPH0480882 B2 JP H0480882B2
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acid
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Shigeharu Muto
Yutaka Ootsu
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Kazuhisa Oono
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、疎水性粉体を配合してなる化粧料に
関する。さらに詳しくは、酸性物質の存在下、粉
体の表面上でオルガノ水素ポリシロキサンを反応
させて得られる疎水性粉体を配合することを特徴
とする化粧料に関するものである。
従来より親水性無機粉体の疎水化に関しては多
くの公知の方法があり、特にシリコーン油の疎水
特性を活用することは既に良く知られているとこ
ろである。
本発明者等は、先に、各種親水性粉体に、反応
性シリコーン油の架橋重合開始触媒である金属水
酸化物を粉体に均一混合摩砕させ、その後所定の
反応活性量を有するメチル水素ポリシロキンを特
に加熱処理することなくメカノケミカル的に粉体
表面上で架橋重合形成させ、疎水性粉体を製造す
る方法を見い出した。(特公昭56−43264) これらの方法で得た粉体は、変色もなく、シリ
コーン単独樹脂塊を含まない即ち、出発原料粒子
径とほぼ同じの、強い疎水性を持つ優れた疎水性
粉体であつたが、場合によつては粉体上のオルガ
ノ水素ポリシロキサンの反応が充分ではなく、経
時でさらに反応が進行するので疎水性が変化した
り、固形フアンデーシヨンにするときの成型性が
悪くなつたりする場合も見受けられた。
本発明者等は、これらの欠点を改良すべく鋭意
研究した結果、粉体の表面でオルガノ水素ポリシ
ロキンを反応させて疎水性粉体を製造する際に、
酸性物質を添加することにより、シリコーンの反
応率の高い、上記欠点のない疎水性粉体が得ら
れ、しかも、この方法によればメカノケミカル反
応に限定されず、種々の粉末処理工程が適用でき
ることを見出した。そして、この疎水性粉体を配
合した化粧料、ことにメーキヤツプ化粧料の化粧
もちおよび成型性は従来の疎水性粉体を使用した
ものより優れていることを見い出し、本発明を完
成するに至つた。
すなわち、本発明は、酸性物質の1種又は2種
以上の存在下、無機粉体及び有機粉体より選ばれ
る粉体の1種又は2種以上の表面上でオルガノ水
素ポリシロキサンの1種又は2種以上を反応させ
て得られる疎水性粉体の1種又は2種以上を含有
することを特徴とする化粧料である。
本発明で用いる粉体は、ケイ酸、無水ケイ酸、
ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、雲母、
ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化
鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カ
ラミン、カーボンブラツク及びこれらの複合体等
の無機粉体、及びポリアミド、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フエノール
樹脂、フツ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ジビニルベンゼン、スチレン共重合
体、上記化合物の単量体の2種以上から成る共重
合体、セルロイド、アセチルセルロース、多糖
類、タンパク質、硬タンパク質、CIピグメント
イエロー、CIピグメントオレンジ、CIピグメン
トレツド、CIピグメントバイオレツド、CIピグ
メントブルー、CIピグメントグリーン及びCIピ
グメントブラウン等の有機粉体で、これらのうち
から任意の1種又は2種以上が選ばれて用いられ
る。
本発明で使用されるオルガノ水素ポリシロキサ
ンは下記一般式で表わされる化合物の1種又は2
種以上から選ばれる。これらのうちでもケイ素に
直接結合する活性な水素基を有し、SiH当量
(0.01NNaOH水溶液100℃下にて水素ガス1モル
を発生するに必要なオルガノ水素ポリシロキサン
のグラム数)が550以下のもの、とくに30〜55の
ものが好ましい。
(式中、R1は互いに同一でも異なつてもよく、
水素原子、水酸基、メチル基、エチル基またはフ
エニル基を、R2は水素原子、水酸基、メチル基、
エチル基またはフエニル基を、R3は互いに同一
でも異なつてもよく、水素原子、水酸基、炭素数
1〜22のアルキル基、フエニル基、炭素数1〜22
のアルコキシ基または炭素数1〜4のシアノアル
キル基を、R4は互いに同一でも異なつてもよく、
水素原子、水酸基、炭素数1〜22のアルキル基、
フエニル基、炭素数1〜22のアルコキシ基または
炭素数1〜4のシアノアルキル基を示し、l,
m,nは合計で5〜1000の整数を示す。l,m,
nはそれぞれの構成単位が規則的または不規則的
に結合していてもよく、それぞれの構成単位が何
個か集まつたものが規則的または不規則的に結合
していてもよい。) SiH当量はオルガノ水素ポリシロキサンの架橋
重合度を決定する重要な要因で、SiH当量が小さ
ければ硬い被膜、即ち架橋度の高い重合体を、又
SiH当量が大きければ粘稠な被膜、即ち架橋度の
低い重合体を形成する。
SiH当量が30以下の場合、極めて硬い被膜形成
がおこり、疎水化は進行するも、出発粉体の有す
る使用特性と異りやすく、又シリコーン単独樹脂
塊の防止は重合中間体(オリゴ体)をつくらぬ限
り困難である。SiH当量が550を超えた場合、軟
質被膜形成がおこり、比較的疎水化は進行しにく
い。
オルガノ水素ポリシロキサンの添加量はその出
発粉体に対して0.1〜20%(wt/wt)でよく、好
ましくは出発粉体の比表面積にて決定する。粉体
表面特性が各々の粉体によつて異なる為画一的な
ことは言えないが、一般に1m2当り10mgのオルガ
ノ水素ポリシロキサンで充分である。
本発明で用いられる酸性物質としては、脂肪
酸、多塩基酸、乳酸、リンゴ酸、タルトロン酸、
クエン酸、イソクエン酸、酒石酸、アスコルビン
酸、ビタミンA酸、芳香族酸、ウロカニン酸、ピ
ロリドンカルボン酸、酸性アミノ酸、中性アミノ
酸、アシルアミノ酸、グルコノ−δ−ラクトン、
硫酸、塩酸、リン酸、ホウ酸、アミノ酸の無機酸
塩、アミノ酸の有機酸塩、アシルアミノ酸の無機
酸塩、アシルアミノ酸の有機酸塩、無機酸の金属
塩等を挙げることができ、これらのうちから1種
又は2種以上が選ばれる。
従来、オルガノ水素ポリシロキサンの反応促進
剤としては、アルカリ性物質および各種の金属の
有機酸塩が用いられている。特に金属水酸化物を
反応促進剤として使用した疎水性粉体は、前述の
如く、変色もなく、疎水性に優れ、化粧品用粉体
として理想に近いものであつた(特公昭56−
43264)。しかしながら使用したオルガノ水素ポリ
シロキサンの反応率の点で改良すべき余地が残さ
れていた。この唯一の問題点も本発明の酸性物質
の添加によつて解決されたが、これらの酸性物質
の添加量は出発粉体に対して0.01〜10%(Wt/
Wt)でよく、疎水性の観点から考えると0.01〜
5%(Wt/Wt)が好ましい。
疎水性粉体製造の際の工程としては種々の工程
が採用できる。オルガノ水素ポリシロキサンを原
料粉体に添加するにあたつては、溶媒に希釈して
添加してもよいし、直接添加してもよいし、ガス
状にして噴霧してもよい。これらの操作は混合攪
拌しながら行つてもよく、添加してしかる後に混
合攪拌を行つてもよい。混合攪拌の方法は一般的
に用いられる方法でよく、特別な装置は必要な
い。混合攪拌にメカノケミカル法、具体的にはボ
ールミル、ホジヤーサイトボールミル、振動ボー
ルミル、振動ロツドミル、振動ミル、アトライタ
ー、ポツトミル、ロツドミル、パンミル、擂潰機
等を用いることもできる。メカノケミカル法は粉
体、酸性物質およびオルガノ水素ポリシロキサン
を均一に混合する方法としては特に優れた方法で
ある。原料粉体、酸性物質およびオルガノ水素ポ
リシロキサンの添加順序は特に限定されない。原
料粉体と酸性物質を混合した後にオルガノ水素ポ
リシロキサンを添加してもよいし、原料粉体に酸
性物質とオルガノ水素ポリシロキサンの混合物を
添加してもよい。又、原料粉体とオルガノ水素ポ
リシロキサンの混合物に酸性物質を添加しても構
わない。
以上の製造方法を加熱下で実施すれば反応はよ
り速やかに進行する。
以下に、参考例、実施例を挙げて、本発明をさ
らに詳細に説明する。
参考例 1 雲母98重量部、クエン酸1重量部、SiH当量65
のメチル水素ポリシロキサン1重量部、ジクロル
メタン200重量部の混合物を50℃で攪拌下に30分
加熱還流した後、100℃で2時間加熱攪拌しジク
ロルメタンを留去した。この時のメチル水素ポリ
シロキサンの反応率は62%であつた。
参考例 2 クエン酸を添加せずに、参考例1と全く同様に
処理したところ、メチル水素ポリシロキサンの反
応率は10%であつた。
参考例 3 二酸化チタン50重量部、タルク46.8重量部の混
合粉体を、リン酸0.2重量部と共に振動ボールミ
ル(中央化工機1型、1.5)中にて10分間混合
摩砕後、SiH当量145のメチル水素ポリシロキサ
ン3重量部を添加し、上記振動ボールミルにて70
分混合摩砕した。この時のメチル水素ポリシロキ
サンの反応率は58%であつた。
参考例 4 リン酸の代りに水酸化カルシウムを用いた点以
外は参考例3と全く同様にして処理した時のメチ
ル水素ポリシロキサンの反応率は19%であつた。
参考例 5 二酸化チタン、カオリン、酸化マグネシウム、
ケイ酸、チタン被覆雲母の等量混合粉体85重量
部、グルタミン酸5重量部およびSiH当量550の
メチル水素ポリシロキサン10重量部をポツトミル
中にて5時間混合摩砕した。この時のメチル水素
ポリシロキサンの反応率は67%であつた。
参考例 6 グルタミン酸を添加せずに、参考例5と同様に
処理した時のメチル水素ポリシロキサンの反応率
は12%であつた。
参考例 7 黒色酸化鉄89.5重量部、ナイロンパウダー5重
量部、硫酸亜鉛0.5重量部およびSiH当量252のメ
チル水素ポリシロキサン5重量部をポツトミル中
にて5時間混合摩砕した。この時のメチル水素ポ
リシロキサンの反応率は49%であつた。
参考例 8 硫酸亜鉛の代りに水酸化アルミニウムを用い、
参考例7と全く同様に処理した時のメチル水素ポ
リシロキサンの反応率は16%であつた。
参考例 9 赤色酸化鉄50重量部、タルク48.9重量部、乳酸
0.1重量部およびSiH当量35のエチル水素ポリシ
ロキサン1重量部をポツトミル中にて5時間混合
摩砕した。この時のエチル水素ポリシロキサンの
反応率は42%であつた。
参考例 10 乳酸の代りに水酸化マグネシウムを用い、参考
例9と全く同様に処理した時のエチル水素ポリシ
ロキサンの反応率は18%であつた。
参考例 11 黄色酸化鉄92.5重量部、カオリン5重量部、酒
石酸0.5重量部、SiH当量79のメチルエチル水素
ポリシロキサン2重量部をポツトミル中にて5時
間混合摩砕した。この時のメチルエチル水素ポリ
シロキサンの反応率は51%であつた。
参考例 12 酒石酸の代りに水酸化アルミニウムを用い、参
考例11と全く同様に処理した時のメチルエチル水
素ポリシロキサンの反応率は9%であつた。
参考例 13 黄色酸化鉄91.3重量部、カオリン5重量部、ア
ジピン酸0.2重量部、リンゴ酸0.5重量部、SiH当
量145のメチル水素ポリシロキサン2重量部およ
びSiH当量127のメチルフエニル水素ポリシロキ
サン1重量部をポツトミル中にて5時間混合摩砕
した。この時のオルガノ水素ポリシロキサンの反
応率は57%であつた。
参考例 14 アジピン酸およびリンゴ酸を添加せずに、参考
例13と全く同様に処理した時オルガノ水素ポリシ
ロキサンの反応率は6%であつた。
参考例1〜14におけるオルガノ水素ポリシロキ
サンの反応率は以下の方法で算出した。
反応率(%)=上記処理を行つた時発生した水素量(ml)
/使用したオルガノ水素ポリシロキサンが全て反応した
時の水素発生量(ml)×100 実施例 1 粉 白 粉 重量% 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られ
たもの) 76.3 参考例5の粉体 20.0 参考例11の粉体 0.2 参考例9の粉体 0.5 スクワラン 2.0 プロピレングリコール 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 参考例1と同様に得られた疎水化処理タルク、
参考例5,11,9の粉体をブレンダーにてよく混
合する。これにスクワラン、プロピレングリコー
ル、防腐剤を均一に溶解させたオイル部を噴霧
し、さらに香料を噴霧し粉砕機にかけ、容器に充
填する。
得られた粉白粉は化粧もちが非常に良かつた。
比較例 1 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られた
もの)の代りに疎水化処理タルク(参考例2と同
様に得られたもの)、参考例5の粉体の代りに参
考例6の粉体、参考例11の粉体の代りに参考例12
の粉体、参考例9の粉体の代りに参考例10の粉体
を用いて実施例1と同様にして得られた粉白粉の
化粧もちは実施例1の粉白粉に比べて劣つてい
た。
実施例 2 夏用固形フアンデーシヨン 参考例1の粉体 50.0重量% 参考例7の粉体 0.1 参考例13の粉体 4.0 参考例9の粉体 1.3 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られた
もの) 30.1 ステアリン酸 1.5 ラノリン 5.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレエート 2.0 トリエタノールアミン 1.0 香料 適量 防腐剤 適量 参考例1,7,13,9の粉体および疎水化処理タ
ルクをニーダーでよくかきまぜる(粉体部)。ト
リエタノールアミンを50%相当量の精製水に加え
70℃に保つ(水相)。香料を除く他の成分を混合
し、加熱溶解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加えホモミキサーで均一に乳化し、これを粉
体部にニーダーで練り合わせた後水分を蒸発さ
せ、粉砕機で処理する。さらにこれをよくかきま
ぜながら香料を均一に噴霧し圧縮成型する。
得られたフアンデーシヨンは化粧もちが非常に
良く、成型性も優れていた。
比較例 2 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られた
もの)の代りに疎水化処理タルク(参考例2と同
様に得られたもの)、参考例1の粉体の代りに参
考例2の粉体、参考例7の粉体の代りに参考例8
の粉体、参考例9の粉体の代りに参考例10の粉
体、参考例13の粉体の代りに参考例14の粉体を用
いて実施例2と同様にして得られたフアンデーシ
ヨンの化粧もちおよび成型性は実施例2のフアン
デーシヨンに比べて劣つていた。
実施例 3 ほお紅 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られた
もの) 55.0重量% 参考例1の粉体 30.0 参考例11の粉体 3.0 参考例9の粉体 2.0 スクワラン 5.0 ラノリン 3.0 ソルビタントリオレエート 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 疎水化処理タルク、参考例1,11,9の粉体を
ブレンダーでよく混合する。ラノリン、スクワラ
ン、防腐剤、ソルビタントリオレエートを加熱し
防腐剤を完全に溶解させた後粉体部にふきつけ、
ついで香料をふきつけ混合する。粉砕機で処理し
た後成型する。
得られたほお紅は化粧もちが非常に良く、成型
性も優れていた。
比較例 3 疎水化処理タルク(参考例1と同様に得られた
もの)の代りに疎水化処理タルク(参考例2と同
様に得られたもの)、参考例1の粉体の代りに参
考例2の粉体、参考例11の粉体の代りに参考例12
の粉体、参考例9の粉体の代りに参考例10の粉体
を用いて実施例3と同様にして得られたほお紅の
化粧もち及び成型性は実施例3のフアンデーシヨ
ンに比べて劣つていた。
実施例 4 油性フアンデーシヨンスチツク 参考例5の粉体 44.5重量% 参考例7の粉体 0.1 参考例11の粉体 4.0 参考例9の粉体 1.4 スクワラン 34.0 ソルビタンセスキオレエート 3.0 固形パラフイン 5.0 カルナバロウ 3.0 イソプロピルミリステート 5.0 香料 適量 防腐剤 適量 参考例5,7,11,9の各粉体をブレンダーで
よく混合する(粉体部)。粉体部にスクワラン15
部とソルビタンセスキオレエートを加え、ホモミ
キサーで均一に分散し、さらに固型パラフイン、
カルナバロウ、スクワラン19部、イソプロピルミ
リステートおよび防腐剤を加熱溶解してこれに加
え、香料を加えてよくかきまぜる。これを容器に
流し込み冷却する。
得られた油性フアンデーシヨンスチツクの化粧
もちは非常に優れていた。
比較例 4 参考例5の粉体の代りに参考例6の粉体、参考
例7の粉体の代りに参考例8の粉体、参考例11の
粉体の代りに参考例12の粉体、参考例9の粉体の
代りに参考例10の粉体を用いて実施例4と同様に
して得られた油性フアンデーシヨンスチツクの化
粧もちは実施例4の油性フアンデーシヨンスチツ
クに比べて劣つていた。
実施例 5 固形アイシャドー 参考例5の粉体 68.0重量% 群青 10.0 紺青 15.0 スクワラン 3.0 ワセリン 2.0 ソルビタントリオレエート 2.0 香料 適量 防腐剤 適量 参考5の粉体、紺青、群青をブレンダーにてよ
く混合する。
これにスクワラン、ワセリン、ソルビタントリ
オレエート、防腐剤を均一に溶解させてオイル部
を噴霧し、さらに香料を噴霧した後粉砕機で粉砕
し、充填成型する。
得られた固形アイシヤドーの化粧もちは非常に
良く、成型性も優れていた。
比較例 5 参考例5の粉体の代りに参考例6の粉体を用い
て実施例5と同様にして得られた固形アイシヤド
ーの化粧もち及び成型性は実施例5の固形アイシ
ヤドーに比べて劣つていた。
実施例 6 両用固形フアンデーシヨン 参考例1の粉体 48.5重量% 参考例5の粉体 35.0 参考例9の粉体 1.3 参考例11の粉体 3.7 参考例7の粉体 0.2 ケイ酸アルミニウムマグネシウム 0.3 スクワラン 4.0 ラノリン 5.0 ソルビタントリオレエート 2.0 防腐剤 適量 香料 適量 参考例1,5,9,11,7の粉体、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウムをブレンダーでよく混合す
る(粉体部)。
次にスクワラン、ラノリン、ソルビタントリオ
レエート、防腐剤を均一に溶解させたオイル部を
粉体部に加え、さらに香料を加えた後均一に混合
し、粉砕機で処理し圧縮成型する。
得られた両用固形フアンデーシヨンの化粧もち
は非常に良く、成型性も優れていた。
なお、両用固形フアンデーシヨンとはスポンジ
に水を用い或いは水を用いなくても使用できるフ
アンデーシヨンを言う。
比較例 6 参考例1の粉体の代りに参考例2の粉体、参考
例5の粉体の代りに参考例6の粉体、参考例9の
粉体の代りに参考例10の粉体、参考例11の粉体の
代りに参考例12の粉体、参考例7の粉体の代りに
参考例8の粉体を用いて実施例6と同様にして得
られた両用固形フアンデーシヨンの化粧もち及び
成型性は実施例6の両用固形フアンデーシヨンに
比べて劣つていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸性物質の1種又は2種以上の存在下、無機
    粉体及び有機粉体より選ばれる粉体の1種又は2
    種以上の表面上でオルガノ水素ポリシロキサンの
    1種又は2種以上を反応させて得られる疎水性粉
    体の1種又は2種以上を含有することを特徴とす
    る化粧料。 2 無機粉体がケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグ
    ネシウム、タルク、カオリン、雲母、ベントナイ
    ト、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化
    ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二
    酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
    ム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化ク
    ロム、カラミン及びカーボンブラツクのいずれか
    である特許請求の範囲第1項記載の化粧料。 3 有機粉体がポリアミド、ポリエステル、ポリ
    エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
    ウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フエノール樹
    脂、フツ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、
    メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート
    樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、上
    記化合物の単量体の2種以上から成る共重合体、
    セルロイド、アセチルセルロース、多糖類、タン
    パク質、硬タンパク質、CIピグメントイエロー、
    CIピグメントオレンジ、CIピグメントレツド、
    CIピグメントバイオレツト、CIピグメントブル
    ー、CIピグメントグリーン及びCIピグメントブ
    ラウンのいずれかである特許請求の範囲第1項記
    載の化粧料。 4 オルガノ水素ポリシロキサンが下記一般式で
    表わされる化合物のいずれかである特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の化粧
    料。 (式中、R1は互いに同一でも異なつてもよく、
    水素原子、水酸基、メチル基、エチル基またはフ
    エニル基を、R2は水素原子、水酸基、メチル基、
    エチル基またはフエニル基を、R3は互いに同一
    でも異なつてもよく、水素原子、水酸基、炭素数
    1〜22のアルキル基、フエニル基、炭素数1〜22
    のアルコキシ基または炭素数1〜4のシアノアル
    キル基を、R4は互いに同一でも異なつてもよく、
    水素原子、水酸基、炭素数1〜22のアルキル基、
    フエニル基、炭素数1〜22のアルコキシ基または
    炭素数1〜4のシアノアルキル基を示し、l,
    m,nは合計で5〜1000の整数を示す。l,m,
    nはそれぞれの構成単位が規則的又は不規則的に
    結合していてもよく、それぞれの構成単位が何個
    か集まつたものが規則的又は不規則的に結合して
    いてもよい。) 5 オルガノ水素ポリシロキサンのSiH当量
    (0.01N NaOH 水溶液100℃下にて水素ガス1
    モルを発生するに必要なオルガノ水素ポリシロキ
    サンのグラム数)が30〜550である特許請求の範
    囲第4項記載の化粧料。 6 オルガノ水素ポリシロキサンの添加量が粉体
    に対して0.1〜20重量%である特許請求の範囲第
    1項ないし第5項のいずれかに記載の化粧料。 7 酸性物質が脂肪酸、多塩基酸、乳酸、リンゴ
    酸、タルトロン酸、クエン酸、イソクエン酸、酒
    石酸、アスコルビン酸、ビタミンA酸、芳香族
    酸、ウロカニン酸、ポロリドンカルボン酸、酸性
    アミノ酸、中性アミノ酸、アシルアミノ酸、グリ
    コノ−δ−ラクトン、硫酸、塩酸、リン酸、ホウ
    酸、アミノ酸の無機酸塩、アミノ酸の有機酸塩、
    アシルアミノ酸の無機酸塩、アシルアミノ酸の有
    機酸塩及び無機酸の金属塩のいずれかである特許
    請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載
    の化粧料。 8 酸性物質の添加量が粉体に対して0.01〜10重
    量%である特許請求の範囲第1項ないし第7項の
    いずれかに記載の化粧料。 9 メカノケミカル的にオルガノ水素ポリシロキ
    サンを反応させることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第8項のいずれかに記載の化粧
    料。 10 加熱下で反応を行うことを特徴とする特許
    請求の範囲第9項記載の化粧料。 11 化粧料がメーキヤツプ化粧料である特許請
    求の範囲第1項ないし第10項のいずれかに記載
    の化粧料。 12 化粧料が固形フアンデーシヨンである特許
    請求の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記
    載の化粧料。 13 疎水性粉体の配合量が全量中の1〜99重量
    %である特許請求の範囲第1項ないし第12項の
    いずれかに記載の化粧料。
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