JPH04806Y2 - - Google Patents

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JPH04806Y2
JPH04806Y2 JP988487U JP988487U JPH04806Y2 JP H04806 Y2 JPH04806 Y2 JP H04806Y2 JP 988487 U JP988487 U JP 988487U JP 988487 U JP988487 U JP 988487U JP H04806 Y2 JPH04806 Y2 JP H04806Y2
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【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る内視鏡洗浄消毒用ケースは、
胃、食道、直腸等の内面を検査する場合に使用す
る内視鏡を、使用後に洗浄、消毒し、更に再使用
する迄の間保管する場合に使用する。
(従来の技術) フアイバースコープを利用する事により、胃の
内壁面等、外部からは見にくい部分を観察し、胃
癌の早期発見等を図る為、内視鏡が広く利用され
ている。
この様な内視鏡を使用して例えば胃の内側を観
察する場合、ガラス繊維を束ねて成るフアイバー
スコープを納めたケーブル状の部分を、食道を通
して胃の内部に迄挿入する。この為、使用後の内
視鏡の表面には、被検者の食道、或は胃の内壁面
に付着していた雑菌が付着する。
従つて、使用済の内視鏡は、この内視鏡を介し
ての病気感染を防止する為、再使用するのに先立
つて消毒しなければならない。
この為従来から、使用済の内視鏡を洗浄、消毒
する為の各種方法が考えられ、使用されている
が、単一の方法で完全な洗浄、消毒効果を得る方
法はなく、被検者が感染性の細菌の保菌者の恐れ
がある様な場合、複数の方法を組み合わせて内視
鏡を完全に洗浄、消毒する様にしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来から知られている内視鏡用の洗
浄消毒装置は、単一の方法を実施する為に造られ
ていた為、複数の方法を組み合わせて内視鏡を洗
浄し、更に消毒する場合、複数の装置を使用しな
ければならず、洗浄、消毒作業が面倒になるだけ
でなく、装置から装置に内視鏡を移し替える際
に、内視鏡が再汚染する恐れがあつた。
又、単一の方法のみで洗浄、消毒が十分である
様な場合に於いても、作業が面倒であつた。
又、使用後洗浄、消毒を行なつた内視鏡は、そ
のまま剥き出しで保管する場合が多い為、保管中
に内視鏡の表面に雑菌が付着する場合も多く、再
使用する際に、この雑菌によつて被検者に感染症
を起す危険があつた。
本考案の内視鏡洗浄消毒用ケースは、上述の様
な不都合を解消するものである。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の内視鏡洗浄消毒用ケースは、カメラ、
照明器具等を装着する為の本体部とガラス繊維を
束ねたフアイバースコープを内蔵したケーブル部
とから成る内視鏡の、本体部を収納自在な頭部
と、この頭部の下方に連続し、上記ケーブル部を
挿入自在な管状部とから構成されている。
上記頭部には、洗浄消毒装置の上部マニホール
ドと気密且つ液密に接続自在な上部接続部を、管
状部の下端部には洗浄消毒装置の下部マニホール
ドと気密且つ液密に接続自在な下部接続部を、そ
れぞれ設けており、上記した上部、下部両接続部
以外の部分に於ける、内外の気密、液密保持を自
在としている。
なお、この明細書でマニホールドは、複数のケ
ースを接続して各ケースに流体を流入させ、又は
各ケースから流出する流体を集める箱状の多岐管
を称している。
(作用) 上述の様に構成される本考案の内視鏡洗浄消毒
用ケースにより、使用済の内視鏡を洗浄し、更に
消毒する場合、先ず使用済の内視鏡をケース内に
収納し、このケースを、上下両部に設けた接続部
を除いて、気密且つ液密な状態に閉じ、ケースの
上部接続部を洗浄消毒装置の上部マニホールドの
接続口に接続し、下部接続部を同装置の下部マニ
ホールドの接続口に接続して、上記の上部及び下
部マニホールドを複数のケースで連通させる。
この状態で洗浄消毒装置を起動し、先ず上部マ
ニホールドと下部マニホールドとの間で複数のケ
ースを通して水又は湯を流通させてケース内の内
視鏡を洗浄する。
次に同様にしてケース内に熱湯、滅菌ガス或は
滅菌用薬液を流通させて内視鏡の表面を消毒し、
終つたならば滅菌ガス等を洗い流す。
次に下部マニホールドを通じてケース内を真空
にし、ケース内に残留する水滴を蒸発させて除
き、ケースを上下のマニホールドから外し、ケー
ス内に収納したままで内視鏡を保管する。ケース
の上部、下部両接続部には必要に応じて蓋を被せ
ておく。
このようにケースは、内視鏡の洗浄消毒時に流
体の流路として使用されると共に、消毒済内視鏡
の保管容器としても使用される。
内視鏡を再使用する場合には、ケースを開いて
このケースから内視鏡を取り出す。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
第1図は本考案の内視鏡洗浄消毒用ケースの第
一実施例を示す斜視図、第2図はこのケース内に
内視鏡を収納した状態を示す略縦断面図である。
カメラ、照明器具等を装着する為の本体部1と
ガラス繊維を束ねたフアイバースコープを内蔵し
たケーブル部2とから成る内視鏡3を収納する為
のケース4は、上記本体部1を収納自在な頭部5
と、この頭部5の下方に連続し、上記ケーブル部
2を挿入自在な管状部6とから構成されている。
頭部5の根本部分には垂下部7が形成されてお
り、この垂下部7の後面(第1図の手前面、第2
図の左面)に横短円筒状の上部接続部8を設けて
いる。又、管状部6の下端には、外周面が下端に
向かう程径が細くなる様に、倒立円錐面状にテー
パした下部接続部15を設けている。
この様なケース4内に内視鏡を収納出来る様に
する為、第一実施例に於いては、一端に設けた蝶
番(図示省略)を中心として揺動し、頭部5の側
面を開閉する蓋板9の他端と、頭部5の本体部分
との間に、係止具10を設けている。ケース4内
に内視鏡を出し入れする場合には、係止具10を
外した状態で蓋板9を開き、内視鏡の出し入れ作
業を行なう。ケース4内に内視鏡を収納した状態
で滅菌作業等を行なう場合には、蓋板9を閉じて
係止具10によりこの蓋板9を頭部5の本体部分
に押し付け、蓋板9と本体部分との間の気密及び
液密を、図示しないパツキングによつて保持す
る。
次に、第3図は本考案の第二実施例を示してい
る。本実施例に於いては、ケース4の頭部5の軽
量化を図る為、上記頭部5を、多数の通孔11,
11を有する短筒状の本体部分12と、この本体
部分12の両端開口から内視鏡3の本体部1が抜
け出るのを防止する針金状の抑え枠13とから構
成している。この第3図に示した第二実施例に於
いては、洗浄、消毒作業を行なう場合には、ケー
ス4の頭部5にビニル袋14を被せ、袋の口を絞
り、バンドにより頭部の下方部分に密着させて、
頭部5内に送り込まれた流体の漏洩を防止する。
次に、上述の様に構成される本考案の内視鏡洗
浄消毒用ケース4を装着して内視鏡3の洗浄、消
毒を行なう内視鏡用洗浄消毒装置に就いて説明す
る。第4〜8図は上記洗浄消毒装置を示してお
り、第4図は回路図、第5図は正面図、第6図は
左側面図、第7図はケースの上部を上部マニホー
ルドに接続する部分の斜視図、第8図は第7図の
拡大A−A断面図である。
この内視鏡用洗浄消毒装置は、ケース4の上部
に設けた頭部5に付属の上部接続部8を気密に接
合自在な上部マニホールド16と、上記ケース4
の管状部6の下端部に設けた下部接続部15を気
密に接合自在な下部マニホールド17とを有して
いる。
この内、上部マニホールド16の前側面には、
第7図に示す様に、洗浄消毒装置に装着する複数
のケース4と同数の接続口18,18を設けてい
る。各接続口18,18の内側には、ゴム等の弾
性材製のシールリング19,19を設けており、
各シールリング19,19の中心部には、前端開
口部に向かう程内径が大きくなる断面円形の通孔
20,20が形成されている。各接続口18,1
8の両側には1対の螺子孔21,21を形成して
おり、ケース4の上部接続部8の両側に回転自在
に装着した止螺子22,22を、各螺子孔21,
21に螺合自在としている。
又、図示は省略したが、下部マニホールド17
の上面には、洗浄消毒装置に装置するケース4と
同数で、このケース4の下端部に設けた下部接続
部15を密に嵌合させる事の出来る、複数の接続
口を上部の接続口18の直下位置に設けている。
54は、上部マニホールド16に酸化エチレ
ン、ホルムアルデヒド等の滅菌ガスを供給する滅
菌ガス供給装置で、液化酸化エチレン、ホルマリ
ン等を加熱する事で滅菌ガスを発生させ、この滅
菌ガスを、上記した上部マニホールド16を通じ
てケース4内に送り込める様にしている。
又、上部マニホールド16には、この上部マニ
ホールド16内に水、湯、乃至は水蒸気を送り込
む送り込み管23を設けている。この送り込み管
23の途中には、上部マニホールド16の側から
順に、逆止弁24、電動式三方弁25、電気ヒー
タ等によつて水を加熱し蒸発させる蒸気発生装置
26、電磁開閉弁27、逆止弁28、湯と水とを
混合する混合器29を、互いに直列に設けてい
る。更に上記混合器29内には、給湯手段30か
ら湯を、給水手段31から水を、それぞれストレ
ーナ32、逆止弁33を介して送り込む様にして
いる。
34は、前記上部マニホールド16内にグルタ
ールアルデヒド、クロルヘキシジン、エチルアル
コール等の滅菌用薬液を供給する為の薬液供給手
段である。この薬液供給手段34に一端を通じさ
せ、途中に電動式三方弁35、ストレーナ36、
循環ポンプ37、逆止弁38を互いに直列に接続
した管39の他端は、前記送り込み管23の途中
で、蒸気発生装置26と電磁開閉弁27との間部
分に接続している。又、この管39の途中で、循
環ポンプ37と逆止弁38との間部分に一端を接
続し、途中に逆止弁40を設けた分岐管41の他
端は、前記送り込み管23の途中に設けた三方弁
25に接続している。
管39の途中に設けた三方弁35には、下部マ
ニホールド17に一端を接続した戻し管42の他
端を接続して、管39の途中に設けた循環ポンプ
37の運転に伴なつて、下部マニホールド17内
に存在する液体を、上部マニホールド16に戻せ
る様にしている。
更に、上記下部マニホールド17に一端を接続
した排気管43の途中には、下部マニホールド1
7の側から順に、電動式三方弁44、逆止弁4
5、水封式の真空ポンプ46を互いに直列に設
け、下部マニホールド17を通じて前記ケース
4,4内の気体を排出自在としている。上記真空
ポンプ46には、この真空ポンプ46の側から順
に、逆止弁47、定流量弁48、電磁開閉弁49
を互いに直列に設けた給水管50により給水自在
としている。
又、上記排気管43の途中に設けた三方弁44
には、排水施設に通じる排水管51を接続し、上
記三方弁44の切り換えに伴なつて、ケース4,
4内に存在する液体を、下部マニホールド17を
通じて排出出来る様にしている。
52は、上部マニホールド16に一端を接続
し、他端を排水施設に通じさせたオーバフロー管
で、上部マニホールド16の側から順に、電動式
の開閉弁55、有害ガスを吸着する為のフイルタ
53を、互いに直列に設けている。
上述の様に構成される内視鏡用洗浄消毒装置に
より、使用済の内視鏡を洗浄し、更に消毒する場
合、先ず使用済の内視鏡3を第2図に示す様にケ
ース4内に収納し、このケース4を、上下両部に
設けた接続部8,15を除いて、気密且つ液密な
状態に閉じ、各ケース4,4の上部接続部8,8
を上部マニホールド16の前面に設けた接続口1
8,18に、下部接続部15を下部マニホールド
17の上面に設けた接続口に、それぞれ接続す
る。
各接続部8,15と接続口との接続を行なつた
ならば、各ケース4,4の上部接続部8,8の両
側に設けた止螺子22,22を各接続口18,1
8の両側に設けた螺子孔21,21に螺合させ、
上部接続口8,8と接続口18,18との接合が
不用意に外れない様にする。
この状態から、送り込み管23の途中の電磁開
閉弁27を開き、三方弁25を第4図の矢印a方
向に切り換え、この送り込み管23を通じて上部
マニホールド16内に、水、又は湯を送り込む。
この様にして上部マニホールド16内に送り込ま
れた水、又は湯は、更にケース4,4内に送り込
まれる。
ケース4,4内に迄水、又は湯が送り込まれた
ならば、管39の途中に設けた三方弁35を矢印
b方向に切り換えると共に循環ポンプ37を駆動
し、ケース4,4内の水、又は湯を下部マニホー
ルド17、戻し管42、管39、送り込み管23
を通じて上部マニホールド16内に戻し、この上
部マニホールド16から再び各ケース4,4内に
送り込む。この結果循環ポンプ37の運転に伴な
つて、水、又は湯は、内視鏡3を収納した各ケー
ス4,4内を流れ、この内視鏡3の表面に付着し
た汚れを落とす。
上述の様な循環ポンプ37の運転に伴なう水、
又は湯の循環により、ケース4,4内に収納され
た内視鏡3の表面の汚れを落としたならば、下部
マニホールド17を戻し管42と遮断し、排気管
43、排水管51と連通させて、汚れた水を排棄
する。次いで上部マニホールド16を通じて各ケ
ース4,4内に、熱湯、高温の水蒸気、滅菌ガ
ス、或は滅菌用薬液を送り込み、各ケース4,4
内に収納された内視鏡3の表面を消毒する。
この様にケース4,4内の内視鏡3を消毒する
場合に於いて、熱湯、或は水蒸気により消毒作業
を行なうには、送り込み管23の途中の三方弁2
5と、管39の途中の三方弁35とを、それぞれ
矢印a,b方向に切り換え、循環ポンプ37を運
転して、各ケース4,4内に熱湯、或は高温の水
蒸気を流通させる。熱湯、或は水蒸気の温度は、
送り込み管23の途中に設けた蒸気発生装置26
の電気ヒータへの通電量を制御する事で調節す
る。
又、滅菌ガスによつてケース4,4内の内視鏡
3を消毒する場合は、滅菌ガス供給手段54から
上部マニホールド16を通じて、各ケース4,4
内に酸化エチレン等の滅菌ガスを送り込むが、滅
菌ガスの送り込みに先立つて各ケース4,4内を
真空にする事により、上記内視鏡3の表面を乾燥
させて、ケース4,4内に送り込まれた滅菌ガス
が、内視鏡表面の水分に吸収されない様にしてお
く。
各ケース4,4内を真空にする場合、管39と
送り込み管23との途中の三方弁25,35を矢
印a〜dの何れの方向にも連通させない状態に切
り換えると共に、排気管43の途中の三方弁44
を矢印e方向に切り換え、給水管50の途中の電
磁開閉弁49を開いて、真空ポンプ46を運転す
る。この作業によつて、上部、下部両マニホール
ド16,17内と各ケース4,4内とに存在する
水分が蒸発し、各ケース4,4内に収納された内
視鏡3の表面が乾燥して、滅菌ガス供給手段54
から上部マニホールド16を介して各ケース4,
4内に送り込まれた滅菌ガスが、水分に吸収され
る事がなくなる。
水分の蒸発、乾燥が完了したならば、排気管4
3の途中の三方弁44を、矢印e,fの何れの方
向にも連通させない状態に切り換え、滅菌ガス供
給手段54から上部マニホールド16を通じて各
ケース4,4内に滅菌ガスを送り込み、各ケース
4,4内に収納された内視鏡を消毒する。
各ケース4,4内に一定時間滅菌ガスを滞留さ
せる消毒作業を終了したならば、各弁を前記した
各ケース4,4内を真空にする場合と同様に切り
換え、真空ポンプ46を運転する。この作業によ
つて、上部、下部各両マニホールド16,17内
と各ケース4,4内とに滞留している滅菌ガスが
排出されるが、排出された滅菌ガスは、水封式の
真空ポンプ46を通過する際に、給水管50から
この真空ポンプ46内に送り込まれる水に吸収さ
れ排出される。
又、各ケース4,4内の内視鏡3をグルタルア
ルデヒド等の滅菌用薬液により消毒する場合、送
り込み管23の途中の三方弁25を矢印d方向
に、管39の途中の三方弁35を矢印c方向にそ
れぞれ切り換えて循環ポンプ37を運転し、薬液
供給手段34内の滅菌用薬液を、上部マニホール
ド16を通じて各ケース4,4内に送り込む。上
部、下部両マニホールド16,17内と各ケース
4,4内とに十分量の薬液を送り込んだならば、
循環ポンプ37の運転を継続したまま、管39の
途中の三方弁35を矢印b方向に切り換えて、各
ケース4,4内に滅菌用薬液の流れを惹起し、内
視鏡全体を良好に消毒出来る様にする。
以上に述べた様に、滅菌ガス、或は薬液を使用
して各ケース4,4内に収納した内視鏡3の消毒
を行なつた場合には、消毒作業終了後、前記洗浄
作業の場合と同様にして、各ケース4,4内に
水、又は湯を送り込み、循環ポンプ37の運転に
より各ケース4,4内にこの水、又は湯を流し、
内視鏡3の表面に付着した滅菌ガス、或は薬液を
洗い流す。
この洗い流し作業が終了したならば、各弁を前
記真空、乾燥作業の場合と同様に切り換えて、真
空ポンプ46を運転し、下部マニホールド17を
通じて各ケース4,4内を真空にして、内視鏡3
の表面に付着した水滴を蒸発させ、この内視鏡3
の表面を乾燥させる。内視鏡3の表面の消毒を熱
湯、或は水蒸気により行なつた場合は、上記洗い
流し作業を省略して、直接この乾燥作業を行な
う。
尚、一端を上部マニホールド16に接続したオ
ーバフロー管52の途中に設けた開閉弁55は、
各ケース4,4内を真空にしたり、或は各ケース
4,4内に滅菌ガスを送り込む場合以外開いてお
く。
上述の様に構成され作用する内視鏡用洗浄消毒
装置により、使用済の内視鏡を洗浄し更に消毒す
る場合、内視鏡の表面に付着していると考えられ
る細菌の種類に応じて適当な消毒方法を採用する
が、1種の消毒方法では完全な消毒を行なえない
様な場合、2種以上の消毒方法を組み合わせて、
消毒を行なう。
c 考案の効果 本考案の内視鏡洗浄消毒用ケースは、以上に述
べた通り上下の接続部の他は密閉状態にして内視
鏡を収容でき、これらの接続部を接続する上部マ
ニホールド、下部マニホールドを持つ洗浄消毒装
置と共に使用して洗浄消毒し、又消毒済の内視鏡
を次に使用するまで保管することができるから、
従来面倒であつた使用済内視鏡の洗浄消毒を容易
且つ確実に行なう事が出来、洗浄消毒後、再使用
する迄の間に内視鏡表面に細菌が付着する事の防
止を図れる為、内視鏡を介しての感染を防止する
効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内視鏡洗浄消毒用ケースの第
一実施例を示す斜視図、第2図はこのケース内に
内視鏡を収納した状態を示す略縦断面図、第3図
は本考案の第二実施例を示す斜視図、第4〜8図
は本考案のケースを組み付けて内視鏡の洗浄消毒
を行なう洗浄消毒装置を示しており、第4図は回
路図、第5図は正面図、第6図は左側面図、第7
図はケースの上部を上部マニホールドに接続する
部分の斜視図、第8図は第7図の拡大A−A断面
図である。 1……本体部、2……ケーブル部、3……内視
鏡、4……ケース、5……頭部、6……管状部、
7……垂下部、8……上部接続部、9……蓋板、
10……係止具、11……通孔、12……本体部
分、13……抑え枠、14……ビニル袋、15…
…下部接続部、16……上部マニホールド、17
……下部マニホールド、18……接続口、19…
…シールリング、20……通孔、21……螺子
孔、22……止螺子、23……送り込み管、24
……逆止弁、25……三方弁、26……蒸気発生
装置、27……電磁開閉弁、28……逆止弁、2
9……混合器、30……給湯手段、31……給水
手段、32……ストレーナ、33……逆止弁、3
4……薬液供給手段、35……三方弁、36……
ストレーナ、37……循環ポンプ、38……逆止
弁、39……管、40……逆止弁、41……分岐
管、42……戻し管、43……排気管、44……
三方弁、45……逆止弁、46……真空ポンプ、
47……逆止弁、48……定流量弁、49……電
磁開閉弁、50……給水管、51……排水管、5
2……オーバフロー管、53……フイルタ、54
……滅菌ガス供給手段、56……開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カメラ、照明器具等を装着する為の本体部とガ
    ラス繊維を束ねたフアイバースコープを内蔵した
    ケーブル部とから成る内視鏡を収納して洗浄消毒
    装置に取付けられ洗浄消毒用流体を流通させるケ
    ースであつて、上部接続部8を突出させその他の
    部分は気密水密にして内視鏡の本体部を収納する
    頭部5と、この頭部の下方に密に連通し、下端の
    下部接続部15のみを開口させて内視鏡のケーブ
    ル部を収納する管状部とから成り、上部接続部8
    を液密、気密に接続できる上部マニホールドと、
    下部接続部15を液密、気密に接続できる下部マ
    ニホールドとを持ち、ケースを介して上部マニホ
    ールドと下部マニホールドとの間で洗浄、消毒用
    流体を流通させる洗浄消毒装置に取付け自在とし
    た内視鏡洗浄消毒用ケース。
JP988487U 1987-01-28 1987-01-28 Expired JPH04806Y2 (ja)

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