JPH0479604A - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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JPH0479604A
JPH0479604A JP19328990A JP19328990A JPH0479604A JP H0479604 A JPH0479604 A JP H0479604A JP 19328990 A JP19328990 A JP 19328990A JP 19328990 A JP19328990 A JP 19328990A JP H0479604 A JPH0479604 A JP H0479604A
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vibrating
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piezoelectric
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Yasuhiro Tanaka
田中 康廣
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トラップ回路、ディスクリミネータ回路等に
使用される圧電共振子に関する。
従来の技術と課題 従来、この種の圧電共振子としては、第6図に示すエネ
ルギー閉じ込め型厚み縦振動の共振子が知られている。
この共振子は1枚の圧電体基板30と2枚の封止基板3
4.35とを備えている。圧電体基板30はその中央上
下面に振動電極31a、 31bが設けられている。封
止基板34.35はそれぞれ下面及び上面の中央部に同
径の円形状をした振動空間形成用凹部34a、 35a
が設けられている。基板30.34゜35は、凹部34
a、 35a相互の位置が一致するように積層されてい
る。この積層体の両端部に、外部電極(A)、(B)が
それぞれ振動電極31a、 31bに接続した引出し電
極32a、 32bに接した状態で設けられている。
ところで、この共振子は、共振周波数特性に発生するス
プリアスを使用目的に合わせて所定の量だけ減衰きせる
、即ち、ダンピングする必要がある。このため、必要な
ダンピング量に合わせて凹部34a、 35aの径を変
えた封止基板34.35を多種類準備しなければならな
いという問題点があった。
そこで、本発明の課題は、凹部の径を変えた封止基板を
多種類準備しなくても所望のダンピング量を容易に得ら
れる圧電共振子を提供することにある。
課題を解決するための手段 以上の課題を解決するため、本発明に係る圧電共振子は
、振動電極を表裏面に設けた圧電体基板と、該圧電体基
板を挾んで圧電体基板の表裏面に振動空間を形成する封
止基板とを備え、前記封止基板が形成する振動空間相互
の位置が圧電体基板を挾んでずれていることを特徴とす
る。
作用 以上の構成において、振動空間相互の位置ずれの量が大
きくなるに従って、実際に振動空間として有効に機能す
る空間が小さくなると共に、スプリアスのダンピング量
も大きくなる。
実施例 以下、本発明に係る圧電共振子の実施例を添付図面を参
照して説明する。
[第1実施例、第1図〜第3図] 第1図〜第3図に示す圧電共振子は、1枚の圧電体基板
1と2枚の封止基板4,5を備えている。
第1図に示すように圧電体基板1はその中央上下面に振
動電極2a、2bが設けられている。この振動電極2a
、2bはそれぞれ圧電体基板1の左辺及び右辺に設けら
れた引出し電極3a、 3bに接続きれている。圧電体
基板1には、Pb(ZrIi)Oa 、 BaTi0m
のセラミックス基板等が使用きれる。
封止基板4,5のそれぞれ下面及び上面には振動空間形
成用凹部4a、5aが設けられている。凹部4a、 5
aは同径の円形状をしており、特に凹部48は基板4の
中央位置から左寄りにずれた位置に設けられ、凹部5a
は基板5の右寄りの位置に設けられている。封止基板4
,5には、セラミックス基板や耐熱性樹脂基板等が使用
される。
こうして準備された封止基板4,5は、圧電体基板1を
間に挾んで積層きれる。なお、基板1゜4.5は実際の
量産工程では広面積のものを用い、積層後に所定寸法に
カットする。積層方法としては、本実施例のように、予
め凹部4a、 5aの中心を封止基板4,5の中心から
ずらした位置に設けておいたものを積層する方法に限定
きれるものではない。例えば、封止基板4,5の中心に
凹部4a。
5aの中心を一致させて設けておき、積層時に封止基板
4.5の中心を圧電体基板1の中心からずらす方法等が
ある。
第2図に圧電共振子の外観を示す。共振子の左右の端部
にそれぞれ外部を極(A)、(B)が設けられている。
こうして得られた共振子は、第3図に示すように、振動
電極2a、2bがそれぞれ引出し電極3a、 3bを介
して外部電極(A)、(B)に電気的に接続きれている
。圧電体基板1の上下面には振動空間7゜8が形成され
ている。振動空間7,8の中心軸Ll。
L2は距離dだけずれている。従って、有効振動空間は
径寸法がDの略円形状をしており、凹部4a。
5aにずれがない場合の振動空間より小さくなる。
有効振動空間とは実質的に振動空間として機能すること
ができる空間をいい、この有効振動空間が小きくなるに
つれてスプリアスのダンピング量が大きくなる。従って
、振動空間7,8のずれ量dを大きくするにつれて、こ
の有効振動空間は小さくなるので、スプリアスのダンピ
ング量を無段階的にフントロールできることになる。
こうして、製作された圧電共振子について、有効振動空
間とスプリアス減衰量との関係を実験した。その結果を
第4図のグラフに示す。実験に使用した共振子は中心周
波数が10MHzのエルネギ−閉じ込め型2端子共振子
で、封止基板4,5に設けられた円形状の振動空間形成
用凹部4a、 5aの直径が2.8mm、振動電極は直
径1.0mmの円形状のものであった。グラフの横軸は
、有効振動空間の直径を振動電極の直径で除した数値、
即ち、空洞比をとり、縦軸はスプリアス減衰量をとって
いる。
グラフにおいて、振動空間7,8がずれていないとき(
即ち、空洞比が2.8のとき)はスプリアス減衰量が1
0dBであるのに対し、振動空間7,8がそれぞれ左右
に0.15mmずれて、ずれ量dが0.3mmとなった
とき(即ち、空洞比が2.5のとき)はスプリアス減衰
量が14dBに変化しており、ダンピングされているこ
とが示きれている。
[第2実施例、第5図] 第5図に示す圧電共振子は、圧電体基板と封止基板とを
固着する接着剤の厚みによって振動空間を形成するもの
である。この共振子は圧電体基板20と封止基板27.
28とを備えている。圧電体基板20は、その上下面に
振動電極21a、21b及び引出し電極22a、 22
bが一体的に設けられている。封止基板27.28は、
接着剤23.24を介して圧電体基板20に固着される
。接着剤23.24は振動N極21a、 21b及びそ
の周辺部を残して塗布きれる。このとき、接着剤23の
非塗布部は圧電体基板20の左寄りにすれており、接着
剤24の非塗布部は右寄りにずれている。得られる振動
空間25.26の中心軸L3.L4はずれ量dを有し、
有効振動空間径りは接着剤23゜24の非塗布部にずれ
がない場合の振動空間よりノ卦さくなる。こうして、第
1実施例の圧電共振子と同様に、振動空間25.26の
ずれ量dを調整することにより、スプリアスのダンピン
グ量が容易に調整できる。
[他の実施例] なお、本発明に係る圧電共振子は、前記実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更する
ことができる。
封止基板に設けた凹部や接着剤の非塗布部の形状は円形
である必要はなく、矩形等であってもよい。
また、振動空間は圧電体基板と封止基板との間に絶縁シ
ート等を挾んで形成してもよい。
さらに、凹部相互のサイズが若干具なる2枚の封止基板
を使用し、この封止基板が形成する振動空間相互の位置
がずれるように圧電体基板と積層してもよい。
また、封止基板のうち、−吏の封止基板のみを圧電体基
板の中心からずらした場合にも同様にスプリアスのダン
ピングが得られる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、振動空間相互の位置の
ずれ量を調整するだけで、スプリアスのダンピング量を
容易に調整することができるので、従来のように、凹部
の径を変えた封止基板を多種類準備する必要がなくなり
、圧電共振子の製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4VgJは本発明に係る圧電共振子の第
1実施例を示すもので、第1図は圧電共振子の分解斜視
図、第2図は外観を示す斜視図、第3図は第2図のx−
x’の垂直断面図、第4図は有効振動空間とスプリアス
減衰量との関係を示すグラフである。第5図は本発明に
係る圧電共振子の第2実施例を示す垂直断面図である。 第6図は従来の圧電共振子を示す垂直断面図である。 1・・・圧電体基板、2a、2b・・・振動電極、4,
5・・・封止基板、4a、 5a・・・振動空間形成用
凹部、7,8・・・振動空間、20・・・圧電共振子、
21a、 21b・・・振動電極、23.24・・・接
着剤、25.26・・・振動空間、27.28・・・封
止基板、d・・・ずれ量、D・・・有効振動空間径。 特許出願人  株式会社村田製作所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.振動電極を表裏面に設けた圧電体基板と、該圧電体
    基板を挾んで、圧電体基板の表裏面に振動空間を形成す
    る封止基板とを備え、 前記封止基板が形成する振動空間相互の位置が圧電体基
    板を挾んでずれていることを特徴とする圧電共振子。
JP2193289A 1990-07-20 1990-07-20 圧電共振子 Expired - Lifetime JPH0770941B2 (ja)

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