JPH0479583B2 - - Google Patents

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JPH0479583B2
JPH0479583B2 JP22504585A JP22504585A JPH0479583B2 JP H0479583 B2 JPH0479583 B2 JP H0479583B2 JP 22504585 A JP22504585 A JP 22504585A JP 22504585 A JP22504585 A JP 22504585A JP H0479583 B2 JPH0479583 B2 JP H0479583B2
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ultrasonic
ultrasonic transducer
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Yoshinari Yoshida
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Furuno Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 技術分野 この発明は、広範囲方向に超音波パルスを送受
信して水中の広範囲方向を探知する水中探知装置
に関し、特に、分割能を低下させることなく、よ
り広範囲を探知できるようにした水中探知装置に
関する。
(b) 従来技術とその欠点 水中の広範囲方向を探知する場合、一般には、
広範囲方向に超音波パルスを同時に送信して、各
方向から帰来する反射波を各方向毎に別個に抽出
する。各方向の反射波の抽出は、各方向から帰来
する反射波を複数個の超音波振動子で受信して、
得られた各振動子の受信信号を位相合成すること
により、特定の方向に受信感度を有する指向性受
信ビームを形成する。そして、この指向性受信ビ
ームによつて探知範囲を走査して、各方向毎に帰
来する反射波を受信する。
このようにして超音波振動子群の受信信号を位
相合成するとき、特定方向に最も強い受信感度が
形成されるが、不要方向にも極めて弱いながら受
信感度が形成される。この不要方向の受信感度は
通常副極ビームと呼ばれている。
従来の広範囲水中探知装置において副極ビーム
の指向方向から帰来する反射波の強度が比較的強
い場合、表示影像に種々の弊害を生じさせる。
たとえば、直下の海底を含む広範囲方向に超音
波パルスを送信してその反射波を受信する場合、
直下の海底方向から極めて強い反射波が帰来す
る。したがつて、上記位相合成によつて形成され
る受信ビームが、直下方向ではなく斜め方向を指
向しているときでも、直下の海底方向からの反射
波が上記副極ビームによつて受信される。この結
果、表示映像上には副ビームによる受信信号が虚
像として表示される。第5図において、Bは真の
海底線の表示映像を示し、B′は副極ビームによ
る海底の虚像を示す。
このような副極ビームによる弊害を除去する方
法として超音波パルスを送信する探知範囲を複数
の小区間に分割して、各小区間毎に異なる周波数
の超音波パルスを送受信する方法を、同出願人は
すでに出願しているが、たとえば第6図に示すよ
うに超音波振動子群からなる超音波振動子ユニツ
トによる走査範囲をθとし、その範囲をθ1〜θ4
小区間に分割し、それぞれf01〜f04まで異なつた
超音波パルスを用いて送受信を行う。この方法に
よれば、たとえば探知範囲角θ1を走査している途
中においてθ2から反射波が帰来しても超音波の周
波数が異なるためf01の超音波のみ抽出すること
ができ、影響を受けない。
このような水中探知装置は超音波振動子群たと
えばリニアアレイ型のものを用いることによつて
分解能を容易に高めることができる。しかし、リ
ニアアレイ型の探知範囲角は約120度が限界であ
り、それ以上の広範囲に亘つて探知することがで
きない。そこで、超音波振動子群からなる超音波
振動子ユニツトを複数個設け、探知範囲を分担す
るように用いることによつて全体として広範囲を
探知することができるが、ただ単に複数組設けた
だけでは幾つかの弊害が生じる。第7図Aに示す
ように超音波振動子ユニツトを2つ設け、それぞ
れ周波数f01→f02→f03→f04の順に走査を行う場
合、f04の超音波パルスが送信されるタイミング
はf01よりわずかながら遅れる。このため、超音
波振動子ユニツトZ11によるf04の反射波と超音波
振動子ユニツトZ12のf01の区間における反射波の
受信タイミングに相当なずれを生じる。したがつ
てこのようにして得られる海底像およびエコーが
不連続となる問題がある。一方、第7図Bに示す
ように走査の順次を左右対称にすることによつて
海底像およびエコーに連続性を持たせることがで
きるが、図に示した例の場合、超音波振動子ユニ
ツトZ11がf04の区間を走査しているとき、Z12によ
るf04の区間の反射波を副極ビームが受信するこ
とになり、この部分において虚像が生じるおそれ
がある。
(c) 発明の目的 この発明の目的は、副極ビームによる虚像を除
去するとともに海底像やエコー等に段差のない像
を得ることを可能とし、しかも分解能を低下させ
ることなく、広範囲の水中を探知できるようにし
た広範囲水中探知装置を提供することにある。
(d) 発明の構成および効果 この発明の広範囲水中探知装置は、電子的に一
方向に走査され、一定方向に指向性を有する超音
波を送信する複数個の超音波振動子が配列されて
構成される超音波振動子群からなる超音波振動子
ユニツトを備え、そのユニツトによる走査範囲を
複数の小区間に分割するとともに、各小区間での
超音波振動子の励振周波数を異ならせた水中探知
装置において、 広範囲の探知範囲を複数の角度範囲に区分し、
各角度範囲をそれぞれの走査範囲とする複数の超
音波振動子ユニツトを配置し、 前記走査範囲の境界で隣接する前記小区間の
各々に対する超音波送信タイミングを同一とし、
且つ、受信指向角が前記隣接する小区間にあると
きの超音波振動子ユニツトの励振周波数を前記隣
接する小区間で異ならせる超音波振動子ユニツト
制御手段を設けたことを特徴とする。
以下のように構成することによつて、各超音波
振動子ユニツトが走査する走査範囲の境界で隣接
する小区間の回転像およびエコーが連続性を失わ
ず、またその隣接する小区間が異なつた周波数の
超音波パルスによつて探知されるため、互いに干
渉することなく、海底像およびエコーに虚像が生
じない。
この発明に係る広範囲水中探知装置の作用例を
第1図に示す。図より明らかなように、この例で
は、広範囲の探知範囲を、超音波振動子ユニツト
Z11の走査範囲θ11と超音波振動子ユニツトZ12
走査範囲θ12とに区分し、この二つの走査範囲θ11
とθ12の境界で隣接する2つの小区間をf04とf01
異なる周波数に割り当てる。したがつて干渉の問
題は生じない。また超音波振動子ユニツトZ11
f01→f02→f03→f04の順に走査するのに対して、超
音波振動子ユニツトZ12はf04→f03→f02→f01の順に
走査する。したがつて、隣接する小区間間での海
底像およびエコーの時間差は極わずかであるため
像のずれはほとんど生じない。
なお、第1図の例では二つの超音波振動子ユニ
ツトを用いて、探知範囲を二つの角度範囲に区分
したが、二つ以上の超音波振動子ユニツトを用い
て、探知範囲をそれぞれの走査範囲で区分した場
合も同様である。
(e) 実施例 <探知範囲の分割> この発明の実施例では、第1図に示したよう
に、広範囲の探知範囲を、二つの超音波振動子ユ
ニツトZ11とZ12による走査範囲θ11とθ12に区分し、
各区分をそれぞれθ1,θ2、θ3,θ4の四つの小区分
に分割する。<全体のブロツク図> 第2図はこのような2つの超音波振動子ユニツ
トを用いた水中探知装置のブロツク図である。
Z11およびZ12は上述の通り、それぞれ超音波振動
子を直線上に配列してユニツト化した超音波振動
子ユニツトである。送受信回路()と送受信回
路()はそれぞれ超音波振動子ユニツトZ11
Z12を駆動して超音波パルスを送信し、またZ11
Z12が受信した信号を受信する。超音波振動子ユ
ニツトZ12と送受信回路()の端子T1〜T8との
接続はZ11の場合と対称関係にある。このため、
第1図においてZ11は探知範囲をS0→S1の方向に
走査するのに対して、Z12はS2→S1の方向に走査
することになる。13はキーイングパルス生成回
路であり、送受信回路()、()に対してトリ
ガ信号を与える。両送受信回路はこの信号に基づ
いて超音波パルスを第1図に示したように所定の
順に送信する。送受信回路()、()の出力信
号は加算され、増幅器16によつて増幅され、表
示装置14にその出力信号が与えれる。掃引回路
15はキーイングパルスに同期して表示装置14
の掃引を行う。なお、表示装置14はいわゆるラ
スタスキヤン方式の表示管を用い、表示すべき内
容を記憶するメモリを備え、さらに送受信回路
()、()から出力された信号を極座標系から
直交座標系に座標変換して表示用メモリに書き込
む機能を備えている。
<送受信回路> 第3図は第2図に示した送受信回路()、
()の具体的な回路図である。T1〜T8は超音波
振動子ユニツトZ11を接続する端子であり、振動
子ユニツトは8個の振動子より構成されている。
<送信部> 送信信号生成回路2は、出願人が特願昭57−
137745号(特公昭63−043033号)で示した多相周
波信号の生成装置が用いられる。すなわち、カウ
ンタ201によつてROM203の記憶データが
読み出されるとき、ラツチ回路204から出力さ
れる8相の周波信号が接続端子T1〜T8に導かれ
る。
なお、このとき切換器301〜308は増幅器
216の出力が端子T1〜T8と接続されるように
切り換えられている。
超音波振動子ユニツトから送信される超音波信
号の合成指向特性は各振動子を励振する励振信号
の位相関係によつて決定される。そして、励振信
号すなわち矩形波列の位相関係はROM203の
記憶データによつて適宜設定することができる。
ROM203はカウンタ201によつて記憶デ
ータが読み出されるが、その読み出し領域が数値
設定回路207によつて切り換えられる。読み出
し領域の切り換えは第1図に示した探知範囲角
θ11における4つの領域に切り換えられるように
設定されている。
数値設定回路207はカウンタ208の計数値
に対応してROM203の読み出し領域を順次切
り換え指定する。そして、第1領域が指定されて
いる間、カウンタ201の読み出しによつて生成
された矩形波が超音波振動子ユニツトに導かれる
とき、第1図に示した探知範囲角θ11におけるθ1
の範囲角方向に超音波信号が送信される。すなわ
ち、第1領域においては、超音波振動子ユニツト
から出力される超音波信号の合成指向特性がθ1
範囲角方向になるように、上記矩形波列の位相関
係が設定されている。次に第2領域に切り換えら
れると、超音波信号の送信方向が、第1図に示し
た探知角θ11におけるθ2の範囲角方向になるよう
に各矩形波列の位相関係が設定される。同様にし
て、第3領域、第4領域が設定されている。
ROM203の第1領域〜第4領域までの読み
出し領域の切り換えは、カウンタ208によつて
極めて短時間内に行なわれる。カウンタ208は
ゲート209を経て導かれるクロツクパルス源2
10のパルス列を計数する。ゲート209は端子
TPを介してキーイングパルス生成回路からキー
イングパルスが入力されたとき導通して、カウン
タ208が桁上げパルス(第4図中c)を出力す
るまでの間導通する。
第2図に示したキーイングパルス生成回路13
は、第4図においてaに示すように、周期Tp
パルス列を生成し、これによつて超音波パルスの
送信が開始される。
ゲートパルス生成回路214はゲート209の
導通時間Tsに第4図においてdに示すゲートパ
ルスP1,P2,P3,P4を生成する。このゲートパ
ルスはゲート215から出力される矩形波列をゲ
ートパルスの発生時間だけ通過させる。
カウンタ208は、上記のようにして数値設定
回路207を制御して超音波パルスの送信方向を
制御すると同時に、各方向に送信する超音波の周
波数をも制御する。すなわち、このカウンタの出
力はデコーダ212に導かれて、ゲート211を
制御することにより行われる。分周回路202は
クロツクパルス源206のパルス列を分周して周
波数が異なる4種類の分周波をそれぞれ生成す
る。したがつて、ゲート211が順に導通すると
きOR回路213を経て周波数の異なる分周波が
カウンタ201に導かれる。
このことによつて第1図に示した探知範囲角
θ11におけるθ1,θ2,θ3,θ4の各方向に周波数が
f01,f02,f03,f04のそれぞれ異なる超音波パルス
が送信される。
<受信部> 超音波振動子ユニツトは水中に超音波パルスを
送信した後、水中からの反射波を受信して各超音
波振動子の受信信号を送受切換器301〜308
を経て移相回路4,5,6および7の各々へ共通
に送出する。各々の移相回路4,5,6および7
は同様に構成され、移相回路4について見ると、
混合回路400、フイルタ410、混合回路42
0で構成される。混合回路400およびフイルタ
410は後述するように超音波振動子の受信信号
中から特定の周波数を抽出する。混合回路420
は抽出した周波信号を特定量ずつ移相させる。こ
の移相量は後述する移相制御回路8から出力され
る移相用周波信号によつて決定される。また、特
定の周波信号の抽出は抽出用混合信号生成回路9
から出力される混合信号に基づいて行われる。移
相制御回路8は後述するように、周波数が共通で
位相がそれぞれ異なる多相周波信号を生成する。
実施例においては8個の混合回路420が用いら
れているから、8相の周波信号が生成され、各相
の周波信号が混合回路420の各々へ導かれる。
他の移相回路5,6,7に対しても同じ多相周波
信号が導かれる。
混合信号生成回路9は、移相回路4,5,6,
7の各々に対応して複数の周波信号f11,f12,f13
f14を生成する。すなわち、移相回路4,5,6,
7における混合回路400,500,600,7
00の各々は、超音波振動子の受信信号に対し
て、混合信号生成回路9から出力される信号f11
f12,f13,f14をそれぞれ混合して、各フイルタ4
10,510,610,710が各々の混合信号
中から共通の周波信号f0を抽出できるようにす
る。ここでたとえば、移相回路4においては、探
知範囲θ1方向の受信信号f01に混合信号生成回路
9からの信号f11を混合して、その混合周波信号
生成回路9からの信号f11を混合して、その混合
周波信号の差周波成分あるいは和周波成分がf0
なるように、混合周波信号f11をf11±f01=f0とな
るように設定している。同様に、f12±f02=f0
f13±f03=f0、f14±f04=f0となるように他の混合
周波信号を設定している。
次に、移相制御回路8、移相回路4,5,6,
7、加算回路11およびフイルタ12による指向
性受波ビームの形成原理を説明する。
例えば移相回路4におけるフイルタ410の出
力信号を Si(t)=Ei sin(ωt+Ai) …(1) また、移相制御回路8のラツチ回路803の出
力信号を Ui(t)=Vi sin(ωc t+Bi) …(2) とする。ここでiは8つのフイルタ回路410の
序数およびラツチ回路803の序数である。この
ときの混合回路420の各出力は Ci(t)=Si(t)・Ui(t) =(1/2)EiVi{cos[(ω−ωc)t +(Ai−Bi)]−cos[(ω+ω)t +(Ai+Bi)]} …(3) となる。
(3)式から明らかなように、混合信号Ci(t)は
フイルタの出力信号Si(t)とラツチ回路の出力
信号Ui(t)との差周波と和周波の成分で構成さ
れている。マルチプレクサ10が混合回路420
を選択しているとき加算回路11は混合回路42
0の8つの出力を加算する。フイルタ12が、前
記混合出力の差周波成分を抽出するものとすれ
ば、フイルタ12の出力信号は CT(t)=8 〓 〓i=1 1/2EiVi cos{(ω−ωc)t+(Ai−Bi)}…(4
) となる。
(4)式においてAi=Biのとき、混合回路420
の各出力が同相になり、フイルタ12の出力が最
大となる。したがつて、このときのフイルタ12
の出力はi番目の振動子の受波信号が1番目の振
動子に対して移相差Aiを生じる方向(θ)に指
向性が形成されたことを示す。すなわち、(2)式に
示したラツチ回路の出力信号の移相差BiをAiに
設定することにより、θ方向に指向性受波ビーム
を形成することができ、かつ、移相差Biを変化
させることにより、指向方向θを変化させること
ができる。
さて、第3図の移相制御回路8において、カウ
ンタ801は分周回路804から入力されるパル
ス列を計数し、ROR802のアドレスを選択す
る。8個のラツチ回路はラツチパルス生成回路8
05から出力されるラツチパルスによつてROM
802の出力信号をラツチする。このようにカウ
ンタ801によつてROM802の記憶データが
順次読み出されて、読出データがラツチ回路80
3にラツチされることにより、8つのラツチ回路
803から8相の周波信号が出力される。この周
波信号は、実際には、ROM802の記憶データ
が二進値出力で送出されるから8相の矩形波列で
ある。
ROM802には、カウンタ801の計数動作
により、ラツチ回路803から出力される矩形波
列の位相関係が順次変化して、超音波振動子ユニ
ツトの受信指向方向が第1図に示した探知範囲角
θ11内でS0方向からS1方向に順次走査するための
データを予め書き込んでいる。この場合、ある時
点における受信指向方向は前述したようにラツチ
回路から出力される矩形波列の位相関係により決
まり、矩形波列の位相関係はカウンタ801の計
数値に対応するから、カウンタ801の計数値か
ら受信指向方向を知ることができる。
カウンタ801の計数値出力はマルチプレクサ
10に導かれて、マルチプレクサは受信指向方向
が特定角変化する毎に移相回路4,5,6,7の
出力周波信号を切り換えて加算器11に導く。す
なわち、第1図において、受信指向方向がS0方向
からS1方向まで探知範囲角θ11を走査するとき、
探知範囲θ1を走査している間は移相回路4の出力
信号を加算器11へ導く。そして、受信指向方向
が次の探知範囲θ2を走査している間は移相回路5
の出力信号を加算器11に導く。同様にして受信
指向方向が探知範囲θ3,θ4へと変化するとき、マ
ルチプレクサ10は移相回路6,7の出力信号を
順に切り換えて加算器11へ導く。
以上の結果、受信方向が第1図に示した探知範
囲角θ11内をS0からS1へ変化するとき、各方向の
受信信号がフイルタ12から順次出力される。
以上説明したように第2図の送受信回路()
が構成される。送受信回路()は第3図に示し
た回路とほとんど同一であるが、次の点で異な
る。第3図を用いて説明すれば、まずゲート21
1〜2114とデコーダ212との接続関係が対
称関係である。すなわち、デコーダ212の端子
1をゲート2114に接続し、デコーダ212の
端子2をゲート2113に接続し、デコーダ21
2の端子3をゲート2112に、またデコーダ2
12の端子4をゲート2111にそれぞれ接続す
る。このようにすることによつて超音波振動子ユ
ニツトはその周波数がf04→f03→f02→f01の順に駆
動する。(第4図においてd′は送受信回路()
におけるゲート215の導通タイミングを表して
いる。)また、混合信号生成回路9の出力と移相
回路4,5,6,7との接続関係が対称関係であ
る。すなわち、混合信号生成回路9の端子1を移
相回路7の混合回路700へ接続し、混合信号生
成回路9の端子2を移相回路6の混合回路600
へ接続し、混合信号生成回路9の端子3を移相回
路5の混合回路500へ接続し、さらに混合信号
生成回路9の端子4を移相回路4の混合回路40
0へそれぞれ接続する。このことによつて受信信
号から抽出すべき周波数がf04→f03→f02→f01の順
に変化する。
以上のようにして第1図に示したように探知範
囲角θ11とθ12を合わせてほぼ180度の広範囲に亘
つて探知を行うことができる。なお、実施例は4
つの移相回路を用いて、その出力をマルチプレク
サによつて切り換える例であつたが、混合信号生
成回路9の出力をマルチプレクサによつて切り換
えるように構成すれば、移相回路4,5,6,7
を一つにして、各周波数に共用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である水中探知装置
の作動状態を表す図、第2図は同水中探知装置の
ブロツク図、第3図は送受信回路の回路図、第4
図はその主要部分のタイミングチヤート、第5図
は従来の水中探知装置による影像を示す図、第6
図、第7図A,Bはそれぞれ従来の水中探知装置
による探知方法を説明する図である。 Z11,Z12……超音波振動子ユニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子的に一方向に走査され、一定方向に指向
    性を有する超音波を送信する複数個の超音波振動
    子が配列されて構成される超音波振動子群からな
    る超音波振動子ユニツトを備え、そのユニツトに
    よる走査範囲を複数の小区間に分割するととも
    に、各小区間での超音波振動子の励振周波数を異
    ならせた水中探知装置において、 広範囲の探知範囲を複数の角度範囲に区分し、
    各角度範囲をそれぞれの走査範囲とする複数の超
    音波振動子ユニツトを配置し、 前記走査範囲の境界で隣接する前記小区間の
    各々に対する超音波送信タイミングを同一とし、
    且つ、受信指向角が前記隣接する小区間にあると
    きの超音波振動子ユニツトの励振周波数を前記隣
    接する小区間で異ならせる超音波振動子ユニツト
    制御手段を設けたことを特徴とする広範囲水中探
    知装置。
JP22504585A 1985-10-08 1985-10-08 広範囲水中探知装置 Granted JPS6283682A (ja)

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JPS6283682A (ja) 1987-04-17

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