JPH0479246B2 - - Google Patents

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JPH0479246B2
JPH0479246B2 JP61190924A JP19092486A JPH0479246B2 JP H0479246 B2 JPH0479246 B2 JP H0479246B2 JP 61190924 A JP61190924 A JP 61190924A JP 19092486 A JP19092486 A JP 19092486A JP H0479246 B2 JPH0479246 B2 JP H0479246B2
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JP
Japan
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valve
main body
suction
control device
piston
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JP61190924A
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JPS62148635A (ja
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Masaaki Nakazawa
Yosuke Yoshimoto
Hideki Shimonaka
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内視鏡内に設けられた通路を切換
え、その通路内を流れる流体を制御するための流
体制御装置に関する。
(従来技術の問題点) (a) 内視鏡の流体制御装置として、例えば、実公
昭56−9441号公報に開示されている吸引制御装
置が知られている。この吸引制御装置は、処置
具が挿入される開口部に組込まれている。即
ち、この吸引制御装置では、シリンダ状の本体
が鉗子等が挿入される鉗子チヤンネルに流体接
続され、吸引装置に連通する吸引口が本体の中
間部側壁に形成されている。そして、内部シリ
ンダがこの本体の内側に固定されている。更
に、内部シリンダ内には、吸引口を開閉する摺
動弁が設けられている。従つて、通常は弁が開
けられ、本体の開口部と吸引装置とが流体接続
し、吸引装置に於ける吸引ポンプの負担が軽減
される。また、鉗子チヤンネルを介して体腔内
の汚物等を吸引する際には、操作者が本体の開
口部を指で閉塞し、吸引操作が実施される。更
に、本体開口部から処置具用チヤンネルを介し
て体腔内に送液する際には、摺動弁が移動され
吸引口が閉塞される。
(b) また、実開昭60−23001号公報に開示されて
いる吸引制御装置では、弁座がシリンダ状本体
の底部に形成され、弾性弁部材が本体内に設け
られている。そして、体腔内に送液する際に
は、その弾性弁により吸引用の通路が閉塞され
る。
(c) 例えば、特開昭57−103621号公報に開示され
ているような一般的な流路切換手段は、側壁に
吸引口が形成されたシリンダとOリングが装着
されたピストンとを備えている。そして、ピス
トンがシリンダ内でスライドされることによ
り、流路が切換えられる。
上述の従来技術(a),(b)では、吸引操作の際に、
操作者が指で開口部(リリーフ口)を閉塞しなけ
ればならない。従つて、鉗子チヤンネルを介して
吸引された体腔内の汚物等がリリーフ口まで到達
し、操作者の指に付着する虞れが有り、衛生上の
問題が有る。
また、汚物等の吸引が行われないときには、本
体開口部が開放されているにもかかわらず、鉗子
チヤンネルからも僅かに吸引される。従つて、例
えば、気管支内に内視鏡が挿入されている場合に
は、患者の呼吸を妨げる虞れが有る。また、内視
鏡が胃などの臓器内に挿入され、その臓器を空気
の導入により脹らまして内部を観察する際には、
内部の空気が開口部を介して外部に流出し、良好
な観察が妨げられる虞れが有る。
(問題点を解決するための手段) この発明の目的は、体腔内の汚物等を吸引しな
いときには、鉗子チヤンネル内の吸引作用を完全
に停止し、体腔内に送液する際には、吸引ポンプ
に液が吸引されることのない内視鏡の流体制御装
置を提供することである。この発明の目的は、流
体制御装置の弁部材の耐久性を高めると共に、流
体制御装置の生産コストの低減を達成し、更に、
流体制御装置を小型にして内視鏡の操作部を小型
化することである。
この発明のこれらの目的は、次のような流体制
御装置によつて達成される。即ち、この内視鏡の
流体制御装置は、吸引源に連通する吸引口が側壁
に設けられた環状の本体と、この本体内の中央に
設けられ、一端が鉗子チヤンネルに連結し、他端
に開口を有するチヤンネル管と、前記本体と前記
チヤンネル管との間に設けられ、軸線方向に移動
可能なピストンと、このピストンの移動に応じて
前記吸引口を前記本体の外部に連通する逃し口又
は前記鉗子チヤンネルのいずれか一方に接続さ
せ、他方を閉塞する弁手段を備えた構造を有す
る。
以下図面を参照しながらこの発明の実施例を説
明する。
(実施例) 第1図には、この発明に係わる流体制御装置が
取付けられた内視鏡が開示されている。この内視
鏡2は、操作部4と挿入部6を有し、この操作部
4には、接眼部8、アングルノブ10、流体制御
装置16及び鉗子等が挿入される鉗子チヤンネル
12に接続された開口部14が設けられている。
第2図及び第3図には、この発明に係わる流体
制御装置の第1実施例が開示されている。流体制
御装置16は、第2図に開示されているように内
視鏡2の操作部4の鉗子チヤンネル12に接続さ
れた環状の本体18を有し、この本体18の他端
部には、内視鏡の外部に連通する逃し口20が設
けられている。本体18の中間部には、吸引口2
2が設けられている。そして、この吸引口22
は、第1図に示されているように内視鏡2の外部
に配置された吸引ポンプ24に接続されている。
上部にフランジ28を有するシリンダ26は、そ
のフランジ28の外周面に形成されたネジ部によ
り本体18の内周面に螺着されている。ピストン
30は、頭部31とこの頭部31に連結された足
部32とを有し、シリンダ内に摺動自在に挿通さ
れている。また頭部31は、本体18の逃し口2
0の外部に突出され、フランジ状の操作端部33
が形成されている。フランジ28には、複数の通
気孔36が形成されている。更に、ピストン30
の頭部31の下端面と、シリンダ26の中間部に
形成された肩部35との間には、スプリング38
が配置されている。従つて、ピストン30がスプ
リング38により上方向に押圧され、足部32が
上方向に引張られている。また、本体18内に
は、第2図に示されているように二つの弾性弁部
材41,43を備えた開閉バルブ40,42が設
けられている。第1バルブ40の弁部材41は、
リング状の板ゴムから形成され、ピストン30の
頭部下面に取付けられている。また、第2バルブ
42の弁部材43は、ゴムのOリングから成り、
ピストン30の足部32に形成されたテーパ面6
0とシリンダ26の下部の形成されたテーパ面6
2とで限定されたV溝内に配置されている。従つ
て、第2図に描かれているように、通常はスプリ
ング38によりピストン30が上部位置に位置し
ているために、第1バルブ40の弁部材41は上
昇し、逃し口20から吸引口22に通じる第1通
路が開放されている。また、第2バルブ42の弁
部材43は、放射方向に拡張されて、外周面が本
体18の内壁の弁座46に密接し、チヤンネル1
2から吸引口22に通じる第2通路が遮断され
る。そして、第3図に描かれているように操作端
部33が押圧され、ピストン30が押込まれれ
ば、第1バルブ40の弁部材41は、弁座44に
圧接されて、逃し口20から吸引口22に通じる
第1通路が遮断される。同時に第2バルブ42の
弁部材43は、元形状に復帰し、チヤンネル12
から吸引口22に通じる第2通路は開放される。
従つて、これらのバルブ40,42は、シリン
ダ26とピストン30から成るバルブ駆動手段に
連結されているので、ピストン30の位置に対応
して、一方のバルブが通路を閉塞するときには他
方のバルブが開放される。
ピストン30が押込まれていない時、即ち、体
腔内の物が吸引されない時には、第2図に示され
ているようにスプリング38の弾発力により、ピ
ストン30は、上部位置に位置している。従つ
て、第1バルブ40は開成され、第1流路が開放
される。他方、第2バルブ42は閉成され、第2
流路が閉塞される。よつて、吸引ポンプ24が運
転されている時に、吸引ポンプ24は、逃し口2
0及び通気孔36を介して外気を吸込むことがで
きる。第2流路は、第2バルブ42により完全に
遮断されているので、鉗子チヤンネル12からの
不要な吸引を防止することができる。また、開口
部14から液体を挿入しても、液体が吸引口22
に漏れ出ることがない。
吸引ポンプ24で体腔内の物を吸引させるとき
には、第3図に示されているようにピストン30
が押込まれる。その結果、第1バルブ40は閉成
され、第1流路が閉塞される。他方、第2バルブ
42は開成され、第2流路が開放される。この状
態で、体腔内から汚物などが吸引される際には、
逃し口20が第1バルブ40によつて完全に遮断
されているので、汚物などが逃し口20から外部
に漏れ出すことがなく衛生的である。
上述の各バルブの動作では、各弁部材41,4
3がシリンダ18の弁座44,46に対して摺動
せず、各弁座に対して実質的に垂直に当接するの
で、弁部材44,46の摩耗及び吸引口22のエ
ツジ部による損傷を防止できる。
また、流体制御装置16の本体18、シリンダ
26及びピストン30の中央には、これらの各部
材を貫通してチヤンネル管54が設けられてい
る。このチヤンネル管54の下端部は、本体18
に固定され、更に、鉗子チヤンネル12に接続さ
れている。チヤンネル管54の上端部は、例え
ば、注射筒52などが装着できる開口部14を備
えている。そして、チヤンネル管54の上端部
は、ピストン30の中央孔34から外部に突出
し、その突出部には、スリツト48を有する弾性
の栓部材56が取付けられている。また、チヤン
ネル管54の下部には、通口58が形成され、こ
の通口58により鉗子チヤンネル12とシリンダ
18内が流体接続されている。
この実施例では、チヤンネル管54がシリンダ
26及びピストン30と同軸上に設けられてい
る。従つて、流体切換装置16が小型化され、内
視鏡の操作部4が小型化できる。
第4図から第6図には、この発明に係わる流体
制御装置の第2実施例が開示されている。この第
2実施例では、先の流体制御装置のピストン30
に相当するスライド部材70がチヤンネル管54
の外側に摺動自在に設けられている。このスライ
ド部材70の上部外周面には、ネジ部が形成さ
れ、接続管72が螺着されている。この接続管7
2の上部には、フランジ部73が設けられてい
る。また、本体18の上面には、第6図に示され
ているように複数の連通孔74を有する円板76
が取付けられている。この円板76とスライド部
材70のフランジ部73との間には、コイルバネ
78が配置されている。従つて、スライド部材7
0及び接続管72は、上方に押圧され、接続管7
2の上端がチヤンネル管54の上部に形成された
上部フランジ80の下面に当接し、スライド部材
70の上部位置に設定されている。接続管72の
フランジ部73の上部には、このスライド部材7
0をコイルバネ78の弾力に抗して押し下げるた
めの操作レバー82が取付られている。
一方、スライド部材70の中間部には、三つの
突出部75を有する圧肉部71が形成されてい
る。そして、この突出部75は、先端が本体18
の上部内周面に接し、スライド部材70のガイド
手段として機能する。リング状の弾性弁部材84
は、圧肉部71の下部に装着されている。この弁
部材84は、第1の実施例の弁部材41に相当
し、スライド部材70の下降に伴つて下降し、本
体18の中間部内壁に形成された弁座86と密接
し、第1の流路を閉塞する。一方、弁部材84の
下部のチヤンネル管54には、対向する一対のボ
ア88,88が形成されている。また、スライド
部材70の下部にも対向する一対のボア90,9
0が形成されている。そして、これらのボアは、
第4図に示されているようにスライド部材70が
上部位置に位置している時には、それらの位置が
上下にずれていて、液体の通過が阻止されてい
る。そして、スライド部材70が下部位置に移動
された際には、これらのボア88,90は、それ
らの軸線が略一致し流体が通過できる。
上述のように、この第2実施例に係わる流体制
御装置も、弾性弁部材84と弁座86とから成る
第1バルブ40及び第1ボア88と第2ボア90
とから成る第2バルブ42とを具備し、第1実施
例と同様に第1の流路及び第2の流路を交互に開
又は閉する。
また、この実施例では、チヤンネル管54の下
端部外周面にネジ部が形成され、シール部材92
を有するガイド部材94が螺着されている。この
ガイド部材94は、本体18の下部に配置され、
シール部材92と本体18との摩擦抵抗により固
定されている。また、このガイド部材94の上部
は、第4図中に破線で描かれているように、環状
の本体の一部が切取られ、軸線に平行なガイド面
96が形成されている。一方、スライド部材70
の下部は、ガイド部材94と同様に第4図中に破
線で描かれているように、環状本体の一部が切取
られ、ガイド面96に対応する軸線に平行なガイ
ド面97が形成されている。そして、これらのガ
イド面96,97は互いに接している。従つて、
スライド部材70は、このガイド部材94により
回転運動が阻止され、上下運動は許容される。
上記の構造では、スライド部材70、チヤンネ
ル管54及び栓部材56は、本体18に対して水
平方向に回転可能である。よつて、操作部が望む
方向に操作レバー82を設定できる。
チヤンネル管54の上部の開口部14には、注
射筒が装着できるアダプタ98が取付られ、ま
た、第5図に示されているようにチヤンネル管5
4の上部を覆つている栓部材56には、操作レバ
ー82の基端部を収容するための切欠き100が
形成されている。この栓部材56の中央上部に
は、更に、注射筒などを取付けるためのスリツト
48が設けられている。
第7図には、この第2実施例に係わる流体制御
装置の逃し口の変形例が開示されている。この変
形例では、本体18の内側に内部シリンダ104
が挿入され、固定ネジ106で固定されている。
この内部シリンダ104の上部ボア105は、下
部よりも大きい内径を有している。そして、操作
レバー82のリング状の基端部83の下部には、
環状の凸部108が設けられている。また、この
環状凸部108の下部には、複数の通気孔110
が形成されている。更に、この環状凸部108
は、上部ボア105内に摺動可能に挿入されてい
る。従つて、この変形例では、通気孔が形成され
た環状凸部108は、操作レバー82のガイド手
段としての機能も有している。また、操作レバー
82は、上述の実施例と同様に操作位置を任意の
方向に設定できる。
第8図には、この内視鏡の流体制御装置の第3
実施例が開示されている。この実施例では、第1
及び第2バルブ40,42は、チヤンネル管54
の側壁に形成されたボア114と、スライド部材
70の側壁に形成された通路116とを有する一
つの弁装置から成る。即ち、チヤンネル管54の
中間部側壁にボア114が形成され、上端部側壁
には、切欠き118が形成されている。また、ス
ライド部材70の側壁には、スライド部材70が
上部位置に位置する際に吸引口22と切欠き11
8とを流体接続し、スライド部材70が下部位置
に位置する際には、吸引口22とボア114とを
流体接続できる大きさに形成された通路116が
形成されている。従つて、スライド部材70を上
下させることにより吸引を調整できる。また、栓
部材56は、ボア114の上部のチヤンネル管5
4内に取付られている。この実施例では、部品数
を削減できる。
第9図には、この内視鏡の流体制御装置に於け
る栓部材の変形例が開示されている。この変形例
では、栓部材56が、例えば樹脂から形成され、
本体18の上端部、スライド部材70の頭部12
0及びチヤンネル管54の上端部を囲繞し、本体
18の上端部及びチヤンネル管54の上端部に装
着されている。この栓部材56の一端部122
は、第9図に示されているように放射方向に延出
し、スライド部材70を駆動する操作レバーとし
て適用されている。この変形例でも部品数を削減
できる。
第10図には、この内視鏡の流体制御装置に於
ける第1バルブ及び操作レバーの変形例が開示さ
れている。この変形例では、放射方向に延出する
操作レバー82が、スライド部材70の上端部
に、スライド部材70と一体に形成され、その先
端部には、、凸部124が形成されている。また、
この凸部124と操作部本体4に形成された凸部
125との間には、スプリング126が配置され
ている。従つて、流体制御装置内部には、スプリ
ングが設けられていない。更に、凸部124の下
面には、スライド部材70を下降させた際に、操
作レバー82が操作部本体4の凸部125に衝突
する衝撃を緩和するための弾性部材128が付着
されている。第1及び第2バルブは、先の実施例
と同様の構造であるが、本体18の上端部には、
流体制御装置の内部と外部とを確実に遮断するた
めのOリング130が取付られている。
第11図には、この発明の第4実施例に係わる
流体制御装置が開示されている。この実施例で
は、本体18に設けられた吸引口22は分岐さ
れ、この第1の吸引孔22の下部に第2の吸引口
132が設けられている。また、チヤンネル管5
4には、第1の吸引孔22と第2の吸引孔132
に各々対向する二つの通孔134,136が形成
され、この第1及び第2通孔の間のチヤンネル管
54内には、栓部材56が取付られている。従つ
て、第1の通孔134は、流体制御装置の外部と
通じている。また、スライド部材70が上部位置
に位置する際に、第1吸引孔22と第1通孔13
4とを流体接続する第1ボア138がスライド部
材70の一側壁に形成されている。更に、スライ
ド部材70が下部位置に位置する際に、第2の吸
引孔132と第2通孔136とを流体接続する第
2ボア139が、第1ボア138より下部のスラ
イド部材70の一側壁に形成されている。従つ
て。スライド部材70が上下に移動されると、第
1及び第2ボアは、交互に対応する流路を開閉す
る。よつて、吸引の調整ができる。この実施例に
は、更に、第11図に示されているような弾性部
材から形成された、注射器テーパのガイド部材1
40がチヤンネル管54の上部に装着されてい
る。従つて、注射器を装着した際には、第1通孔
134がガイド部材140によつて完全に密閉さ
れ、注射液が吸引側に漏れることなく送液でき
る。
第12図及び第13図には、この発明の第5実
施例に係わる流体制御装置が開示されている。こ
の実施例では、鉗子チヤンネル12に流体接続さ
れた本体18が内視鏡の操作部4に取付けられて
いる。この鉗子チヤンネル12は、本体18を斜
めに貫通し、継手140を介して操作部2に取付
けられた入口部材142に接続されている。入口
部材142には、スリツト48を有する弾性の栓
部材56が装着され、開口部が閉塞されている。
本体18は、シリンダ状に形成され、中間部の
側壁には、吸引口22が設けられている。本体1
8の内部には、フランジ28を有するシリンダ2
6が装着されている。頭部31とロツド部37を
有するピストン30は、そのロツド部37がこの
シリンダ26内に挿通され、下端部には、止め具
155が固着されている。また、ピストン30の
頭部31の上部は、本体18の逃し口20から外
部に突出し、フランジ状の操作端部32が形成さ
れている。また、頭部31の下部には、下部フラ
ンジ146が形成され、この下部フランジ146
の外周面は、本体18の内周面と接触している。
この下部フランジ146とシリンダ26のフラン
ジ28には複数の通気孔148,36が形成され
ている。また、ピストン30の頭部31は、その
下端部に肩部150を有し、この肩部150とシ
リンダ26の肩部27との間には、スプリング3
8が配置されている。従つて、ピストン30は、
上方に押圧されている。
第1の短いチユーブ状の弾性弁部材151は、
スプリング38を囲繞し、ピストン30の下部と
シリンダ26の上部とを橋渡しするように取付ら
れている。第2の短いチユーブ状の弾性弁部材1
53は、シリンダ26の下部とピストン30に固
着された止め具155とを橋渡しするように取付
けられている。また、本体18上部の内周面に
は、第1の弁座152が形成され、本体18下部
の内周面には、第2の弁座154が形成されてい
る。従つて、第1の弁部材151と第1の弁座1
52とから成る第1バルブ40は、吸引孔22の
上部に、第2の弁部材153と第2の弁座154
とから成る第2バルブ42は、吸引口22の下部
に各々形成されている。
通常、スプリング38の弾力により弁部材15
1は伸長され、逃し口20から吸引口22に通じ
る第1の流路が開放されている。一方、第2の弁
部材153は、軸線方向に圧縮され、その中間部
が放射方向に延出し、外周面が弁座154に接し
て鉗子チヤンネル12から吸引口22に通じる第
2の流路が閉塞されている。第13図に開示され
ているように、体腔内の汚物等を吸引する際に
は、操作端部32が押圧され、ピストン30が押
し下げられる。それによつて、第2の弁部材15
3は、軸線方向に伸長され、第2の流路が開放さ
れる。一方、第1の弁部材151は、軸線方向に
圧縮され、その中間部が放射方向に延出し、外周
面が第1の弁座152に当接して第1の流路が閉
塞される。
第14図及び第15図には、第5実施例の弁部
の変形例が開示されている。この変形例では、本
体18の内部に設けられたシリンダ26は、カツ
プ状の上部及び下部シリンダ部材156,157
から構成されている。ピストン30のロツド部3
7は、上部シリンダ部材156の底部に形成され
たボア170に挿通されている。ボア170の内
周面には、シール部材172が装着され、ロツド
部37とボア170との間隙をシールしている。
また、ロツド部37の下部には、外周にシール部
材161を有する環状の摺動部材160が取付け
られている。第1の弁部材151及び第2の弁部
材153は、シリンダ26の外周に各々取付られ
ている。そして、第1の弁部材151とシリンダ
26の周面とで限定された空所157は、連通孔
159を介して下部シリンダ部材157と摺動部
材160とで限定された下部シリンダ室162に
流体接続されている。一方、第2の弁部材153
とシリンダ26の外周面とで限定された空所16
4は、連通孔168を介して、摺動部材160の
上部に限定された上部シリンダ室166と流体接
続されている。また、スプリング38は、上部シ
リンダ部材156の内部に配置され、ピストン3
0を上方に押圧している。
従つて、ピストン30を上下に移動させること
により、摺動部材160が下部シリンダ内を摺動
し、各空所158,164内には、下部シリンダ
部材157内に封入された流体が交互に供給され
る。そして、各弁部材151,153は、交互に
膨脹又は収縮する。その結果、ピストン30の動
作に対応して各バルブが開閉され、第1及び第2
の流路が開閉される。
この第5実施例及び変形例で、弁部材が弁座に
対して全く摺動せず、弁部材の耐久性が極めて向
上する。
上述の各実施例では、吸引ポンプによる吸引を
切換える装置についての実施例を説明したが、こ
の発明はこれに限定されず、例えば、送気送水、
送ガスなどの流体調整にも適用できる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明による内
視鏡の流体制御装置は、体腔内に於ける汚物等の
吸引の際に逃し口から汚物などが飛び散り、操作
者の指などが汚れる虞れがなく、操作者が衛生的
に操作できる。そして、非吸引時には、処置具用
チヤンネル内の吸引が完全に停止され、安全が確
保できる。また、送液の際には、吸引ポンプへの
液漏れがない。更に、弁部材及び弁座の摩耗や損
傷が少なく、それらの耐久性が向上する。また、
流体切換装置の生産コストの低減化も達成でき
る。加えて、チヤンネル管をシリンダ及びピスト
ンの中央に設けたので、流体制御装置が小型化さ
れ、よつて、内視鏡の操作部を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係わる流体制御装置が取
付られた内視鏡の斜視図;第2図及び第3図は、
各々この発明の一実施例に係わる内視鏡の流体制
御装置の縦断面図;第4図は、この発明の第2実
施例に係わる内視鏡の流体制御装置の縦断面図;
第5図は、第4図のA−A線に沿つた断面図;第
6図は、第4図のB−B線に沿つた断面図;第7
図は、この第2実施例に係わる流体制御装置の逃
し口の変形例を示す縦断面図;第8図は、この発
明の第3実施例に係わる流体制御装置の縦断面
図;第9図は、この第3実施例に係わる流体制御
装置の栓部材の変形例を示す縦断面図;第10図
は、この第3実施例に係わる流体制御装置の第1
弁手段及び操作レバーの変形例を示す縦断面図;
第11図は、この発明の第4実施例に係わる流体
制御装置の縦断面図;第12図及び第13図は、
各々この発明の第5実施例に係わる流体制御装置
の縦断面図;第14図及び第15図は、各々この
第5実施例の弁部の変形例を示す縦断面図であ
る。 2…内視鏡、12…鉗子チヤンネル、14…開
口部(開口)、18…本体、20…逃し口、22
…吸引口、30…ピストン、40…第1バルブ
(弁手段)、42…第2バルブ(弁手段)、70…
スライド部材(ピストン)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸引源に連通する吸引口が側壁に設けられた
    環状の本体と、この本体内の中央に設けられ、一
    端が鉗子チヤンネルに連結し、他端に開口を有す
    るチヤンネル管と、前記本体と前記チヤンネル管
    との間に設けられ、軸線方向に移動可能なピスト
    ンと、このピストンの移動に応じて前記吸引口を
    前記本体の外部に連通する逃し口又は前記鉗子チ
    ヤンネルのいずれか一方に接続させ、他方の閉塞
    する弁手段とを備えたことを特徴とする内視鏡の
    流体制御装置。
JP61190924A 1985-09-03 1986-08-14 内視鏡の流体制御装置 Granted JPS62148635A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/902,193 US4736732A (en) 1985-09-03 1986-08-29 Endoscopic fluid changing device
DE19863629857 DE3629857A1 (de) 1985-09-03 1986-09-02 Fluid-umschaltvorrichtung fuer endoskope

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-194361 1985-09-03
JP19436185 1985-09-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62148635A JPS62148635A (ja) 1987-07-02
JPH0479246B2 true JPH0479246B2 (ja) 1992-12-15

Family

ID=16323298

Family Applications (1)

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JP61190924A Granted JPS62148635A (ja) 1985-09-03 1986-08-14 内視鏡の流体制御装置

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JPS6426002U (ja) * 1987-12-24 1989-02-14
JP6579658B2 (ja) * 2016-01-19 2019-09-25 ニプロ株式会社 吸引ブラシ

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JPS62148635A (ja) 1987-07-02

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