JPH0479209B2 - - Google Patents

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JPH0479209B2
JPH0479209B2 JP58155353A JP15535383A JPH0479209B2 JP H0479209 B2 JPH0479209 B2 JP H0479209B2 JP 58155353 A JP58155353 A JP 58155353A JP 15535383 A JP15535383 A JP 15535383A JP H0479209 B2 JPH0479209 B2 JP H0479209B2
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Masashi Sagara
Kenji Tanimoto
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は3相交流モータが欠相、反相によつて
損傷などの事故発生につながるのを未然に防止す
るための欠相・反相保護装置に関する。
(従来の技術) 3相交流電機回路に使用する保護装置として欠
相・反相保護装置があることは従来より周知であ
る。
例えば従来の3E継電器には、第9図に要部示
すように、欠相・反相検出回路にCR移相回路を
採用したものがあるが(昭和50年12月25日発行、
電気計算(臨時増刊)548号(第43巻第16号)の
第199頁乃至201頁参照)、この回路方式では周波
数によつて位相が変化するために、定まつた周波
数でないと適正に機能せず、50ヘルツ、60ヘルツ
各々に専用となる不便さがあり、これを両用形に
しようとすれば取扱いの厄介な切替装置を別途設
けなければならず、さもなければ保護装置として
の検出機能の低下を許容しなければならないとい
う問題を生ずるのである。
また3相回路において欠相が生じるパターンと
しては第5図に示す5通りがあり、そのうちのハ
に示すモータ巻線内での断線等の場合にあつて
は、3相配線中に流れる電流が不平衡となつて位
相ズレを生じるだけであるが、この場合も広義の
欠相状態としてこれを検出してモータ保護のため
の出力を発する必要がある。しかし従来の零電流
検出方式の欠相保護装置では、ある相の電流値が
零とみなせる場合にのみ欠相検出が可能であつた
ので、上記不平衡に伴う欠相状態の検出はでき
ず、欠相時のモータ保護の完全を図ることは不可
能であつた。
(発明が解決しようとする課題) かかる実状に対処して本発明は成されたもので
あつて、周波数の変動に左右されることなく、あ
らゆる種類の異常現象にもどつく欠相・反相に対
しその確実な検出と保護作動を可能となすことに
より、信頼性の高い欠相・反相保護装置を提供
し、これにより3相交流モータの長寿命化を果さ
しめることを本発明は目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために本発明は第1図に構成を概要示して
なる如く、3相交流電源回路と3相交流モータM
とを接続する3相(R、T、S各相)の配線に変
流器1−1,1−2,1−3の3個を夫々設けてR
相電流、T相電流、S相電流を個別に検出可能と
なす一方、それ等変流器1−1,1−2,1−3
対応させて、各2次側端子に入力端を夫々接続せ
しめたゼロクロスパルス発生回路2−1,2−2
2−3を設けて、R相電流、S相電流、T相電流
の各入力電流(正弦波電流)における瞬時値が変
化する過程で零値になるのに同期してパルスPT1
PT2……、PS1,PS2……,PR1,PR2…(第2図参
照)例えば方形波パルスを発信せしめる。
この各ゼロクロスパルス発生回路2−1,2−
,2−3の出力端子に入力端を関連させたインタ
フエースと、計時手段3例えば電子カウンタと、
演算手段4とからなる演算処理装置例えばマイク
ロコンピユータを設けると共に、前記インタフエ
ースの出力端を出力部5例えばリレー回路を介し
前記3相交流モータMに連結せしめている。
前記計時手段3はゼロクロスパルス発生回路2
1,2−2,2−3からのパルス受けるとパルス
に対応する相を判別して、パルスPR1、PR2……の
場合はR相、パルスPT1,PT2……の場合はT相、
パルスPS1,PS2……の場合はS相を夫々判別する
と共に、選定した基準相分例えばR相分のパルス
PR1が発信された時点から計時を行ない、基準相
以外の他の2相分(T相、S相)のパルスPT1
PS1が発信されたときの各経過時間(t01)、(t02
と、その後に交流電源の基準相の半サイクル経過
によつてパルスPR2が発信されたときの経過時間
(t1)を計時してこの時計結果を演算手段4に伝
える。
上記演算手段4は、前記経過時間(t01)、(t02
の長短関係が、正常な相回転すなわちR、S、T
の順のとき(第2図参照)に前記他の2相のゼロ
クロス点が前記基準相に対して有する位相角に相
当する時間の長短関係に一致しているかを計時手
段3が計時する毎に演算して、不一致であれば反
相信号を発信する一方、一致しているときにはさ
らに短い方の経過時間(t01)の2倍値と長い方
の経過時間(t02)との差及び同じく3倍値と前
記基準相(R相)との差が許容電流不平衡率例え
ば20%に対応する位相角例えば約20°に相当する
許容時間差(△t)以下であるかどうかを計時手
段3が計時する毎に演算して何れか一方でも許容
時間差(△t)を超えている場合には三相モータ
における巻線内での断線に起因する欠相信号を発
信して出力部5にこの信号を伝える。
なお、上記演算手段4の一致判断及び許容時間
差(△t)との比較判断においては、不一致ある
いは超過が設定した回数連続した場合にのみ次の
反相、欠相関係をみるようにしても、また一回の
不一致あるいは超過により直ちにみるようにして
もよい。
次に、上記出力部5は前記反相信号あるいは前
記欠相信号を受けると例えば前記モータM用の電
磁開閉器6を開放するための出力を発し、また、
それに加えて前記各相(R相、S相、T相)から
のパルスが全く発信されないか、あるいは、いず
れか一相の欠相、トランス一次側の欠相、マイコ
ンの故障等により2相からのパルスが同時に発信
した場合にも欠相状態として電磁開閉器6を開放
するための出力を発する。
(作用) 以上の構成により、本発明はあらゆる場合の欠
相・反相の検出及びモータ保護のための対応が可
能となり、所期の目的を十分達成し得るものとな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について添付図面を参照
しつつ詳細に説明する。
第4図は欠相・反相保護装置のブロツク示図で
あつて、3相交流モータMと3相交流電源回路と
を接続する3相配線すなわちR相、S相、T相の
各配線に設けた変流器1−1,1−2,1−3と、
それら変流器1−1,1−2,1−3に対応させた
ゼロクロスパルス発生回路2−1,2−2,2−3
と、3相交流モータM用の電磁開閉器6が投入さ
れるのに応じて発信する信号S1を受けるインタフ
エース7と、各ゼロクロスパルス発生回路2−1
〜2−3の各パルスPR,PS,PTの論理和をとる
OR回路8と、該OR回路8の「H」出力と、前
記信号S1との論理積をとるAND回路19と、該
AND回路19からの出力を受ける入力ポートI3
前記各ゼロクロスパルス発生回路2−1〜2−3
各出力を受ける入力ポートI2,I1,I0、後述する
出力部5に反相信号を送る出力ポートO0、同じ
く出力部5に欠相信号を送る出力ポートO1の各
ポートを備えたインタフエース9と、各部に直流
電圧を供給するための電源回路10と、前記計時
手段3及び演算手段4を構成するための要素であ
るクロツク回路11、CPU12、ROM13、
RAM14からなる中央演算処理部と、OR回路
15、ドライバ16−1〜16−3、欠相表示器1
7−1、反相表示器17−2、電磁開閉器6制御用
の出力リレー18からなる出力部5とを備えてい
る。
しかして、前記中央演算処理部に対する入力信
号としては、3相交流モータMを付勢するために
電磁開閉器6が投入されると発信する信号S1、各
ゼロクロスパルス発生回路2−1〜2−3の出力及
びAND回路19の出力の5つの信号があり、イ
ンタフエース7から信号S1が発せられることによ
り、図示しないがCPU12に既に行なつている
演算処理はリセツトされ、一方、信号S1が発信し
ていてゼロクロスパルス発生回路2−1〜2−3
どれか1つがパルスを発信することによつて、入
力ポートI2,I0のうちのどれか1つにパルス信号
が入力されると共に、入力ポートI3に計時を開始
するスタート信号が入力され、かくして中央演算
処理部に演算処理指令が送られるようになる。
そして、後述する作動説明によつて明らかにさ
れるが、中央演算処理部から欠相信号あるいは反
相信号が出力されると、欠相信号が出力された場
合はドライバー16−1,16−2が作動して欠相
表示器17−1の点灯により欠相を表示すると同
時に、出力リレー18を励磁して電磁開閉器6を
開放し3相交流モータMを電源から解放して停止
せしめ、一方、反相信号が出力された場合はドラ
イバー16−2,16−3が作動して反相表示器1
7−2の点灯により反相を表示すると同時に出力
リレー18を励磁して、3相交流モータMを電源
から解放して停止せしめるように作動する。
ところで、反相、欠相の状態を検出するために
上記保護装置がどのように作動するかを第2図に
よつて原理的に説明すると、R相、S相、T相に
設けた変流器1−1,1−2,1−3の出力からゼ
ロクロスパルス発生回路2−1,2−2,2−3
りゼロクロスパルスを発生させ中央演算処理部に
入力する。
基準相として選定したR相のゼロクロスパルス
PR1によつて計時手段3例えば電子カウンタを始
動させ、S相に設けた変流器1−2に関連するゼ
ロクロスパルス発生回路2−2及びT相に設けた
変流器1−3に関連するゼロクロスパルス発生回
路2−3からゼロクロスパルスPS1及びPT1が発生
したときにその経過時間を計時して演算手段4に
記憶せしめる。
さらに電子カウンタによつて次にR相でゼロク
ロスパルスPR2が発生したときの経過時間(t1
を計時して演算手段に記憶せしめる。
電源側あるいはモータM巻線側での欠相や異常
な不平衡状態が生じていない限り、R相、S相、
T相間の出力信号(ゼロクロスパルス)の位相は
一定の関係が成立するものであり、相回転が所定
の方向の正常な場合は電気角で180°に相当する半
周期相当時間(t1)と電気角で120°の差を有する
S相における信号発生時の経過時間(t02)との
間には、t02=2/3t1、の関係が成立すると共に、 電気角で60°の差を有するT相におけ信号発生時
の経過時間(t01)との間には、 t01=1/3t1の関係が成立する。
一方、相回転が反対方向の反相の場合は、当
然、 t01=2/3t1、t02=1/3t1となり、従つてゼロクロ
ス パルス発生時の経過時間(t0)と発生相との確認
によつて正相であるか逆相であるかの判断を容易
に行なえることは言うまでもない。
この条件は3相回転において平衡状態を保持し
ている場合であつて、例えば電圧不平衡率を2%
まで許容するとすれば(無負荷状態でも検出可能
とするため)、電流不衡率は約20%となり(第3
図参照)、かかる不平衡状態までの相間の位相角
のズレは許容できるものとして位相角の許容差を
計算したところ約20°が得られた。
そこでこの許容位相角に相当する時間(△t)
すなわち20/360×半周期相当時間を前記各時間
(t1)(t01)、(t02)の関係に加減した値の範囲内
が正相であるか、反相であるかの領域を決定した
ものであつて、それ以外の領域であれば当然欠相
(ある相が完全に電流零となる場合以外のものも
含めた広義の欠相)となるものである。
従つて、これをまとめると、経過時間(t01)、
(t02)の長短関係が、正常な相回転のときに前記
他の2相すなわちT相、S相のゼロクロス点が基
準相(R相)のゼロクロス点に対して有する位相
角に相当する時間の長短関係に一致しているかを
判断し、さらに短い方の経過時間(t01)と長い
方の経過時間(t02)との間に t02−△t≦2t01≦t02+△t の関係が設立するか、また、前記経過時間(t01
と基準相(R相)の経過時間(t1)との間に、 t1−△t≦3t01≦t1+△t の関係が設立するかの判断を行なうことにより、
正相、反相、欠相の種別を知ることが可能となる
ものである。
なお、基準相(R相)に欠相が生じた場合には
計時手段3に対して始動指令が出されないので、
これを欠相状態として処理するようにするもので
ある。
しかして欠相のパターンに関しては前述したよ
うに電源側での欠相側モータ悲での欠相の2通り
があるが、第5図にモータ側での欠相をイ,ロ,
ハで、電源側での欠相ニ,ホで夫々示している通
り5種に区別される。
これらの角パターンによる異常状態は前述の演
算手段によつてどれも確実に検出可能であつて、
これは次に述べる作動説明によつて明らかにされ
る。
以上説明した通りの検出、保護作動を行なう保
護装置において、計時手段3及び演算手段4を包
含する演算処理装置での作動を第6図に示してい
るが、まず入力ポートI0〜I3へのデータを読み込
むチエツクイを行なわせ、入力ポートI3にパルス
信号が入力されたかどうかを判断ロして、入力が
無ければ交流電源の1サイクルを周期とした繰り
返しのチエツク指示ハ,ニ,ホにもとづいて同様
の判断ロを行ない、設定回数N1すなわち0.5〜3
秒程度の時間に相当する数のチエツクを行なつて
もパルス信号の入力が無ければ2相以上の欠相が
生じているとして、出力ポートO1を読出してノ、
欠相信号を出力ポートO1から発する。
一方、パルス信号が入力ポートI3に入力された
ことを判断ロすると、計時手段3をスタートさせ
るヘと共に、このパルス信号がR相、S相、T相
のうちのいずれかであるかを判断トする。
この場合、パルス信号が1つの相からでなく2
つの相から同時に出たことを判断すると、これは
単純欠相で例えばR相が欠相したとすると、S
相、T相が相互に逆相関係になつている状態であ
るから、前記計数作動ハをリセツトチすると共
に、交流電源の半サイクルを周期とした繰り返し
のチエツク指示ハ′,ニ′,ホ′にもとづいて同様
の判断トを行ない、設定回数N1チエツクを行な
つても2つの相から同時にパルス信号が出る状態
が続くと、単純欠相であるとして出力ポートO1
を続出してノ、欠相信号を出力ポートO1から発
する。
これとは別にパルス信号が3つの相から同時に
出たことを判断すると、これは第5図ニ,ホで示
す変圧器1次欠相の状態であるから、矢張り同じ
ように欠相状態であるとして出力ポートO1を読
出してノ、欠相信号を出力ポートO1から発する。
一方、パルス信号が何れか1つの相からのみ出
されたことを判断トすると、どの相からのパルス
信号であるかを判断し、かつ、R相であればC=
1、S相であればC=2、T相であればC=3の
符号の書込みを行なうリ。
そして、計数作動ハをリセツトチした後、ゼロ
クロスパルス巾以上の時間を持つて同一入力を続
けて取り込ませないための待機をとりヌ、次いで
入力ポートI0〜I3へのデータを読み込むチエツク
イを行なわせ、入力ポートI3にパルス信号が入力
されたかどうかを判断ロし、つづけてパルス信号
の何の相から発信されたかを判断トする。
この判断結果が2つ以上の相から同時にパルス
信号の入力があつたとした場合には、前述のチ,
ハ′,ニ′,ホ′と同様な手順によつて欠相信号を
出力ポートO1から発する。
一方、パルス信号1つの相からのみ出されてい
ることを判断トすると、パルス信号発生時点の計
時手段3が示す経過時間(tR)、(tS)又は(tT
但し、これはR相を基準相とした場合の経過時間
に相当する)を読み取ると同時に、R相からの信
号であればD=1、S相であればD=2、T相で
あればD=3の符号を書込みを行なうル。
次いでこの書込んだ符号Dと既に書込んでいる
符号Cとの等・不等の判断を行なつてヲ、等しく
なければ最初のパルス信号に対応する相と現パル
ス信号に対応する相とが異なるものであるから、
前記経過時間の読取りルの回数Mをカウンタによ
つてカウントワし、カウント数Mが2となつた後
の判断ヲにおいては、通常はC=D、すなわち3
回目のパルス信号に対応する相と最初のパルス信
号に対応する相とは同相である筈なので、C=D
を判断ヲすると計時手段3をリセツトヨした後、
直ちに再スタートタせしめ、かつ前記回数が2回
に達していることを判断レした後前記カウンタを
リセツトソする。
ところで、前記カウント数Mが2となつた後の
判断ヲにおいてもC=Dとならず、カウント数M
が3となる場合は、ゼロクロスパルスによる信号
以外のノイズ等の誤入力に伴う信号があつたもの
として、M=3を判断カすると最初の手順イ,ロ
…からの作動を行なわせる。
一方、C=Dを判断ヲし、かつ、M=2を判断
レすると、上記各欠相状態は生じていないとして
次の正相か反相かのチエツクを行なう。
まず最初の第1回目のパルスが何の相からであ
るかを符号の種類で判断ツし、C=1すなわちR
相であれば他の2相S,Tからのパルス信号の経
過時間(tS)と(tT)の長短比較を行なつて、例
えば相回転がR→S→T→Sのときが正相である
とすると、tT<tSである筈であるのにtS<tTを判断
ネすると、これは反相であるからとしてこの状態
が設定回数N2継続することを判断ウ,ヰした後、
出力ポートO0を読出してオ、反相信号を出力ポ
ートO0から発する。
なお、第1回目のパルスがS相あるいはT相で
あることを判断ツしたときからの後の作動はR相
の場合についての説明と同要領であるので省略す
る。
前記判断ネの結果がtT<tS、即ちt01<t02の正常
な相回転のときの長短関係に一致しているときに
は短い方の経過時間(tT)の2倍値と長い方の経
過時間(tS)との差が許容電流不平衡例えば20%
に対応する位相角例えば約20°に相当する許容時
間差(△t)以下であるかどうか、即ち|t2
2tT|≦△tの演算ナを行なつて、該条件が満足
されないときには、モータにおける△巻線内の1
線断線(第5図ハ参照)か電圧の不平衡にもとづ
く異常状態であるとして出力ポートO1を読み出
してノ、欠相信号を出力ポートO1から発する。
前記演算ナの結果、 |tS−2tT|≦△tの条件が満足されるときに
は、次いで短い方の経過時間(tT)の3倍値と基
準相分についての経過時間(tR)すなわち(t1
との差が前記許容時間差(△t)以下であるかど
うか、即ち |tR−3tT|≦△tの演算ヲを行なつて、該条
件が満足されないときには、モータ△巻線内の1
線断線か電圧の不平衡にもとづく異常状態である
として出力ポートO1を読出してノ、欠相信号を
出力ポートO1から発する。
前記演算ラの結果、|tR−3tT|≦△tの条件が
満足されるときは正常な相回転であるから、前記
最初の手順イ,ロ……からの順序作動を繰り返さ
せる。
かくして、欠相信号、反相信号の発信にもとづ
いて出力部5は3相交流モータMを停止させるた
めの出力を発し、正相、反相、欠相の検出と保護
作動とが確実に成される。
(発明の効果) つづいて本発明の効果を挙げると次の通りであ
る。
(イ) 基準となる相の半サイクル相当経過時間
(t1)と他の相についてのゼロクロス点経過時
間(t01)、(t02)との相対的比較によつて正相、
反相、欠相を判別するようにしているので、電
源周波数に変動があつても正確な検出が可能で
あり、50、60Hz領域で兼用できる。
(ロ) どのような条件の反相、欠相に対しても、ま
た、電圧の不平衡及びモータ巻線の不平衡に起
因する異常に対しても、3種の経過時間
(t01)、(t02)、(t1)の計時によつて確実な検出
が可能であるから、異常に対する保護手段を万
全なものとすることができ信頼性の高い保護装
置を提供し得る。
(ハ) 許容時間差(△t)を外部から設定可能な方
式をとれば、許容電流不平衡率が容易に可変に
できて、電源事情にかなつた誤動作のない適切
な保護が得られる。
(ニ) びずみ波形(高調波を含む)の場合も影響さ
れず、確実な検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロツク図、第2
図は本発明装置の作動原理説明図、第3図は電圧
不平衡率−電流不平衡率関係線図、第4図は本発
明装置例に係る略示構造図、第5図イ〜ホは3相
回路における欠相パターン図、第6図は本発明装
置例に係る演算処理部の作動を示すフロー線図、
第7図は従来の欠相・反相保護装置における検出
回路である。 1−1,1−2,1−3……変流器、2−1,2−
,2−3……ゼロクロスパルス発生回路、3……
計時手段、4……演算手段、5……出力部、M…
…3相交流モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3相交流電源回路と3相交流モータMとを接
    続する3相配線に夫々介設する変流器1−1,1
    2,1−3と、各変流器1−1,1−2,1−3に対
    応させてそれ等2次側端子に入力端を夫々接続せ
    しめ、入力電源の瞬時値が変化の過程で零値にな
    るのに同期してパルスを発信するゼロクロスパル
    ス発生回路2−1,2−2,2−3と、それらゼロ
    クロスパルス発生回路2−1,2−2,2−3から
    のパルスを受けると該パルスに対応する相を判別
    して、基準となる最初のパルスが発信された時点
    から計時を行ない、基準相とは別の他の2相から
    順次パルスが発信されたときの各経過時間
    (t01)、(t02)及びその後に交流電源の半サイクル
    経過に伴つて前記基準相分のパルスが発信された
    ときの経過時間(t1)を計時する計時手段3と、
    前記他の2相についての経過時間(t01)、(t02
    の長短関係が、正常な相回転のときに前記他の2
    相のゼロクロス点が前記基準相のゼロクロス点に
    対して有する位相角に相当する時間の長短関係に
    一致しているかを前記計時手段3が計時する毎に
    演算して不一致であれば反相信号を発信する一
    方、一致しているときにはさらに短い方の経過時
    間(t01)の2倍値及び3倍値と、長い方の経過
    時間(t02)及び前記基準相についての経過時間
    (t1)との差が許容電流不平衡率に対応する位相
    角に相当する許容時間差(△t)以下であるかど
    うかを前記計時手段3が計時する毎に演算して何
    れか一方でも許容時間差(△t)を超えている場
    合には、前記三相交流モータにおける巻線内での
    断線に起因する欠相信号を発信する演算手段4
    と、この演算手段4が発信する前記反相信号ある
    いは前記欠相信号、または、前記各相からのパル
    ス不発信あるいは同時発信を検知した場合に発す
    る欠相信号により、前記3相交流モータMを保護
    するための出力を発信する出力部5とからなるこ
    とを特徴とする欠相・反相保護装置。
JP15535383A 1983-08-24 1983-08-24 欠相・反相保護装置 Granted JPS6046728A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62107632A (ja) * 1985-11-05 1987-05-19 三洋電機株式会社 三相電源の逆相検出方法

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US3825768A (en) * 1973-02-15 1974-07-23 Eaton Corp Phase sequence and power loss detector
JPS5138897A (ja) * 1974-09-28 1976-03-31 Tsuyama Mfg Co Ltd

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