JPH0478816A - 偏光照明装置及び該偏光照明装置を備える投写型表示装置 - Google Patents

偏光照明装置及び該偏光照明装置を備える投写型表示装置

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JPH0478816A
JPH0478816A JP2192677A JP19267790A JPH0478816A JP H0478816 A JPH0478816 A JP H0478816A JP 2192677 A JP2192677 A JP 2192677A JP 19267790 A JP19267790 A JP 19267790A JP H0478816 A JPH0478816 A JP H0478816A
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polarized light
light
light component
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JP2192677A
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Kazumi Kimura
一己 木村
Katsumi Kurematsu
克巳 榑松
Hideaki Mitsutake
英明 光武
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は偏光照明装置および該偏光照明装置を有する投
写型表示装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第13図は、投写型表示装置の従来例を示す構成図であ
る。
この投写型表示装置は、ハロゲンランプ、メタルハライ
ドランプなどからなる光源1と、光源1から発せられる
光束の一部を反射する反射ミラー2と、光源1から直接
または反射ミラー2を介して入射される光束の熱線を吸
収または反射する熱線カットフィルタ3と、該熱線が除
去された光束を平行光束に変換するコンデンサレンズ4
と、該平行光束を直線偏光光に変換する偏光板5と、該
直線偏光光を画像信号に応じて変調する液晶ライトバル
ブ7と、該変調された直線偏光光のうちその透過軸方向
の成分のみを透過する偏光板8と、該透過する直線偏光
光を不図示のスクリーンに拡大投射する投写レンズ10
とを有する。
第14図は、投写型表示装置の他の従来例を示す構成図
である。
この投写型表示装置は、第13図に示した投写型表示装
置の2つの偏光板5.8の代わりに、2つの偏光ビーム
スプリッタ−6,9を液晶ライトバルブ7の前後にそれ
ぞれ配置したものである。
第13図、第14図に示す投写型表示装置は、光源lか
ら発せられる光束のうち偏光板5、偏光ビームスプリッ
タ−6を透過する直線偏光成分のみが液晶ライトバルブ
7の照明光として利用され、該直線偏光成分と直交する
直線偏光成分が損失となるため、光の利用効率が50%
以下になるという欠点がある。
この欠点を改善した投写型表示装置として、第15図に
示す、特開昭61−90584号公報に記載されている
ものがある。
この投写型表示装置では、コンデンサレンズ4から出射
される平行光束は偏光ビームスプリッタ−11に入射し
、偏光ビームスプリッタ−11の作用面(2つの直角プ
リズムが互いに接着される斜面に形成される蒸着膜)1
1aでそのP偏光成分LPはそのまま透過し、そのS偏
光成分Lsは直角に反射して全反射プリズム12に入射
する。該S偏光成分L8は全反射プリズム12に再度直
角に反射されることにより、偏光ビームスプリッタ−1
1を透過してくる前記P偏光成分LPと同一方向に全反
射プリズム12から出射される。ここで、S偏光成分L
5とは偏光ビームスプリッタ−11の作用面11aに平
行な偏光成分のことであり、P偏光成分LPとは該S偏
光成分と直交する偏光成分のことである。
全反射プリズム12の出射側にはλ/2光学位相板13
が配置され、全反射プリズム12より出射される前記S
偏光成分L5は、λ/2光学位相板13によりその偏光
方向が90°回転され、P偏光成分LP*に変換される
。また、偏光ビームスプリッタ−11およびλ/2光学
位相板13の出射側にはそれぞれ光路変更用のクサビ型
レンズ14.15が配置され、偏光ビームスプリッタ−
11を透過してくる前記P偏光成分LPおよびλ/2光
学位相板13て変換された前記P偏光成分LP木は光路
が変更され、液晶ライトバルブ7の入射側の面上の点P
。で交差して合成光となる。
従って、この投写型表示装置では、偏光ビームスプリッ
タ−11で分離される前記S偏光成分L5および前記P
偏光成分LPの両方で液晶ライトバルブ7を照明するこ
とができるため、第13図、第14図に示す投写型表示
装置よりも光の利用効率を倍にすることができる。
上述した特開昭61−90584号公報記載の投写型表
示装置は、前記P偏光成分LPとλ/2光学位相板13
で変換された前記P偏光成分LP*を第10図に示す角
度θをもって液晶ライトバルブ7にそれぞれ入射させる
ため、入射角による特性劣化が大きい液晶ライトバルブ
7を使用する際には、クサビ型レンズ14.15から液
晶ライトバルブ7までの距離をかなり大きくとり、該入
射角を小さくする必要がある。
一方、第15図のクサビ型レンズ14.15を取り除き
、前記P偏光成分LPと前記変換されたP偏光成分LP
*を互いに平行のまま照明光として液晶ライトバルブ7
に入射させる並列照明方式を採用することが考えられる
。しかし、この並列照明方式を特開昭61−90584
号公報記載の投写型表示装置に適用しても、光源1が完
全な点光源あるいは線光源でない限り、コンデンサレン
ズ4から出射される平行光束は完全なものでないため、
前記P偏光成分LPと前記変換されたP偏光成分LP*
も完全なものとはならず、問題が生じる。このことを第
16図を用いて説明する。
有限な径φをもつ光源lから発せられる光束は距離lを
隔てて配置されるコンデンサレンズ4により集束される
が、コンデンサレンズ4の出射光は完全な平行光束とは
ならず、角度2ω(ω−tan((φ/2)#))の範
囲に拡がりをもつ非平行光束となる。この拡がりをもつ
非平行光束による画質劣化の原因は以下の2つに大別さ
れる。
まず、第1の原因について説明する。
該非平行光束のうち光線αは、偏光ビームスプリッタ−
11の作用を受けずにλ/2光学位相板13に入射する
ため、λ/2光学位相板13からS偏光成分、P偏光成
分をともに含んだまま出射される。
また、光線βは、偏光ビームスプリッタ−11でS偏光
成分Lsとなるが、全反射プリズム12で反射された後
、再び偏光ビームスプリッタ−11で反射され、光源β
1で示すように全く別の位置からP偏光成分LP*とし
てλ/2光学位相板13から出射されるか、第11図に
光線β2で示すようにλ/2光学位相板13の界面で吸
収されたりそのまま透過するため損失光となる。従って
、P偏光成分LPとP偏光成分LP*の光量にアンバラ
ンスが生じる。
次に第2の原因について説明する。
偏光ビームスプリッタ−11はその作用面11aへの光
線入射角が45度の時に反射されるS偏光、透過される
P偏光の分離度が最も高くなるように設計される。この
うち、透過されるP偏光光については、作用面11aを
構成する多層膜の屈折率をブリュースター角の条件に合
うように選択することによって高い透過率を得ている。
しかしながら、ブリュースター角の条件から少しでもず
れた入射角の光線に対しては、急激な透過率低下を起こ
す。
従って、入射角に拡がりをもつ光束が入射した場合、偏
光ビームスプリッタ−の作用面11aで反射される光束
にはかなりのP偏光成分が含まれることになる為、λ/
2光学位相板13から出射する光束にS偏光成分が含ま
れて出射光の偏光消光比が低下してしまう。
また、λ/2光学位相板は使用する全ての波長域に対し
てλ/2の位相差を与えることはできないので、出射光
LP*の中にはやはりS偏光成分が含まれてしまう。ま
た、全反射プリズム12の反射面に全反射角以下で入射
する光束の一部はもれてしまう。従って、P偏光成分L
PとP偏光成分LP*の光量にアンバランスが生じる。
以上説明した従来例に限らず、従来の偏光照明装置にお
いては、装置の構造上、そこから射出する互いに偏光面
が等しい一対の光束の光量(強度)にアンバランスが生
じ、照明光の強度分布が不均一になるという欠点を有し
ていた。更に、光量のアンバランスに加えて、一対の光
束のスペクトル分布にもアンバランスが生じ、照明光の
色が場所によって異なってしまうという欠点もあった。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、照明光の強度分布や色分布の不均一性
を比較的抑制することが可能な偏光照明装置と、この偏
光照明装置を有する投写型表示装置とを提供することに
ある。
この目的を達成する為に、本発明の偏光照明装置は、入
射光束をP偏光成分とS偏光成分とに分離するビームス
プリッタ−と、該P、S偏光成分の一方の偏光面を回転
させて他方の偏光面とほぼ一致せしめる位相板とを備え
、互いに偏光面が等しい一対の光束で被照明面を照明す
る装置であって、前記位相板の分散で生じる前記一対の
光束間の強度の不均一性を補正せしめるよう構成してい
る。
前記一対の光束間の強度の不均一性を補正する為に、本
発明の好ましい形態では、光学フィルターが使用される
。この光学フィルターは、前記P、S偏光成分の光路の
一方、若しくは両方に配置され、そこに入射する光の強
度を減衰させる。
この光学フィルターには、そこに入射する光を反射しつ
つ、その強度を減衰させる反射型のフィルター、そこに
入射する光を透過させつつ、その強度を減衰させる透過
型のフィルター、そこに入射する光を吸収するフィルタ
ーなどの、各種フィルターが使用される。
また、この光学フィルターの波長特性を調整することに
より、前記一対の光束のスペクトル分布を互いにほぼ等
しくすることができる。
本発明で使用される光学フィルターは、例えば多層構造
の光学薄膜や通常の光吸収タイプの色フィルターで構成
され、多層構造の光学薄膜より構成するときには、これ
らの薄膜の材質、膜厚などを調整することにより、所望
の特性のフィルターが得られる。
また、前記一対の光束間の強度の不均一性を補正する為
に、前記偏光ビームスプリッタ−が適宜設計される。偏
光ビームスプリッタ−の作用面(光分割面)を構成する
光学薄膜構造体を調整することにより、前記PSS偏光
成分の強度比を変えることができるから、これにより、
位相板の分散で生じる前記一対の光束の強度の不均一性
を補正することが可能である。
また、前記一対の光束間の強度の不均一性を補正する為
に、前記P、S偏光成分の光路を定める反射鏡やプリズ
ム等の光学部品に、前述の光学フィルターとしての機能
を与えることができる。反射鏡に光学フィルターとして
の機能を与える時には、反射鏡は、多層構造の光学薄膜
の反射型フィルターとして形成される。また、プリズム
などの透明な各種部品に光学フィルターとしての機能を
与える時には、これらの部品の材料に光吸収材を混ぜて
、これらの部品を製造する。
また、本発明で使用される位相板には、λ/2光学位相
板、λ/4光学位相板がある。位相板を使用することは
、装置を小型化するのに有効であり、また、位相板とし
ては、複屈性を有する光学結晶、液晶セルなどが使用さ
れる。
本発明の偏光照明装置の好ましい形態の1つは、入射光
束を第1のP偏光成分および第1のS偏光成分とに分離
する偏光ビームスプリッタ−と、第1のP偏光成分また
は第1のS偏光成分が入射される、前記偏光ビームスプ
リッタ−の作用面の一端と接するλ/4光学位相板と、
該λ/4光学位相板を透過して(る第1のP偏光成分ま
たは第1のS偏光成分を該λ/4光学位相板の方向に反
射させる反射部材とを有し、第1のP偏光成分または第
1のS偏光成分を前記λ/4光学位相板、前記反射部材
により第2の偏光成分または第2のP偏光成分に変換し
、第1のP偏光成分、第2のP偏光成分または第1のS
偏光成分、第2のS偏光成分を出射する装置であって、
前記偏光ビームスプリッタ−の作用面の一端と接する単
一、少なくとも1つの光学フィルターを有し、該光学フ
ィルターは、前記偏光ビームスプリッタ−で分離された
第1のP偏光成分および第1のS偏光成分の2つの偏光
成分が第1のP偏光成分、第2のP偏光成分または第1
のS偏光成分、第2のS偏光成分として出射されるまで
の間に、相異なる2つの偏光成分のいづれか一方に対し
てのみ、その偏光成分の一部を透過、反射、或いは吸収
する作用を有している。
また、本発明の偏光照明装置の他の好ましい形態は、入
射光束のP偏光成分を透過させ、該入射光束のS偏光成
分を直角に反射させる作用面を有する偏光ビームスプリ
ッタ−と、一端が該偏光ビームスプリッタ−の作用面の
一端と互いに直角に接する、前記透過されるP偏光成分
を直角に反射する反射部材と、一端が前記偏光ビームス
プリッタ−の作用面の一端と互いに45° の角度で接
しかつ前記反射部材の反射面の一端と接する、前記反射
されるS偏光成分が入射されるλ/4光学位相板と、該
λ/4光学位相板に近接された反射面を有する反射板と
を有し、前記反射されるS偏光成分を前記λ/4光学位
相板、前記反射板によりP偏光成分に変換し、該変換さ
れたP偏光成分および前記透過されるP偏光成分を出射
する装置であって、前記偏光ビームスプリッタ−の作用
面と前記λ/4光学位相板とが接する一端と接する少な
くとも一つの光学フィルターを有し、該光学フィルター
は、前記反射部材を兼ねるか或いは前記反射部材に接す
るか或いは前記反射部材の近傍に配された第1の光学フ
ィルター、前記λ/4光学位相板の入射される側に配さ
れた第2の光学フィルター、前記λ/4光学位相板に近
接された反射板を兼ねるか或いは前記反射板に接するか
或いは前記反射板の近傍に配された第3の光学フィルタ
ーの少なくとも一つを備え、該光学フィルターは入射光
束の一部を透過、反射、或いは吸収する作用を有してい
る。
この好ましい2つの形態の装置では、偏光ビームスプリ
ッタ−で分離される入射光束のP偏光成分およびS偏光
成分のいずれか一方をλ/4光学位相板、反射部材に入
射すると、その偏光面が90°回転され他方のそれと一
致する為、この両者を出射することにより入射光束を1
00%利用することができる。
また、前記偏光ビームスプリッタ−の作用面と前記λ/
4光学位相板の一端が接するように構成されるので、偏
光ビームスプリッタ−の作用面を透過せずにλ/4光学
位相板に入射する光束やλ/4光学位相板を通過せずに
偏光ビームスプリッタ−の作用面に再入射する光束は生
じない。
また、前記偏光ビームスプリッタ−の作用面で反射され
るS偏光成分には非垂直入射光のP偏光成分がかなり含
まれ、更に前記λ/4光学位相板が全ての波長域でλ/
4の位相差を与えることができない為に、前記λ/4光
学位相板、前記反射板で変換されるP偏光成分にはかな
りS偏光成分が含まれるが、前記偏光ビームスプリッタ
−のS偏光反射率は垂直入射光、非垂直入射光どちらに
ついても100%近いものが得られるので、出射される
P偏光光の偏光消光比は十分得られる。
また、偏光ビームスプリッタ−の特性、特にP偏光透過
率の入射角依存性λ/4光学位相板の波長分散、λ/4
光学位相板に接する反射面の反射損失、前記偏光ビーム
スプリッタ−を透過するP偏光成分を直角に反射させる
反射面の反射損失等に起因して2つのP偏光出射光に明
るさや色のアンバランスを生じるが、前記偏光ビームス
プリッタ−の作用面の一端と接する光学フィルターの作
用により、前記2つのP偏光出射光に対して各々独立に
かつもれ光を生じることなく明るさ、色の一方若しくは
両方の補正を行なうことができるので、並列照明方式に
おいても全体的な明るさや色のア′ンバランス局所的に
は画面中心部での明るさ・色の変動を生じない。
以上述べた様な偏光照明装置を有する、本発明の投写型
表示装置の代表的なものは、入射光束をP偏光成分とS
偏光成分に分離する偏光ビームスプリッタ−と該P、S
偏光成分の一方の偏光面を回転させて他方の偏光面とほ
ぼ一致せしめる位相板とを有する偏光照明器と、該偏光
照明器からの互いに偏光面が等しい一対の光束で照明さ
れる液晶ライトバルブと、該液晶ライトバルブで形成し
た画像を投写する投影光学系とを有し、前記偏光照明器
を前記位相板の分散で生じる前記一対の光束間の強度の
不均一性を補正するよう構成している。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明の偏光照明装置のいくつかの実施例の基
本構成を示す構成図、第2図は第1図の偏光照明装置に
おける光路の説明図である。
この偏光照明装置111は、コンデンサレンズ24から
出射される平行光束のP偏光成分LPを透過させ、S偏
光成分L5を直角に反射させる作用面(2つの直角プリ
ズムが互いに接着される斜面に形成される蒸着膜)26
aを有する偏光ビームスプリッタ−26と、一端が偏光
ビームスプリッタ−26の作用面(光分割面)26aの
一端と互いに直角に接する、前記透過されるP偏光成分
LPを直角に反射する光学フィルターを備えた反射面3
0を有するプリズム29と、一端が偏光ビームスプリッ
タ−26の作用面26aの一端と互いに45°の角度で
接しかつプリズム29の反射面30の一端と接する、前
記反射されるS偏光成分L5が入射されるλ/4光学位
相板27と、λ/4光学位相板27に接着された反射面
を有する反射板28とから構成される。
偏光ビームスプリッタ−26は可視光波長域全域につい
て偏光分離作用を有するもの、特にS偏光の反射率の高
いものを用い、λ/4光学位相板27は使用波長域のほ
ぼ中間波長においてλ/4の位相差を有する光学結晶を
用いる。
反射板28はアルミニウム蒸着膜よりなる反射面を有し
、反射面30は後で詳しく説明するが、プリズム29側
から順次入射光の一部特に青・青に弱い吸収を示す光吸
収フィルター、アルミニウム蒸着膜を備えている。
この偏光照明袋0置111では、コンデンサレンズ24
から出射される平行光束は、偏光ビームスプリッタ−2
6の作用面26aでそのP偏光成分LPが透過され、そ
のS偏光成分Lsが直角に反射されることにより、P偏
光成分とS偏光成分に分離される。
該反射されるS偏光成分Lsは、λ/4光学位相板27
に入射し、反射板28の反射面で反射され再びλ/4光
学位相板27を透過することにより、その偏光面が90
°回転しP偏光成分LP*に変換される。該変換された
P偏光成分LP木は作用面26aをそのまま透過し偏光
ビームスプリッタ−26から出射される。一方、前記透
過されるP偏光成分LPはプリズム29の反射面29a
で直角に反射され、前記変換されたP偏光成分LP木と
平行に、相異なる光路に沿ってプリズム29から出射さ
れる。
従って、この偏光照明装置111では、第2図に光線α
1、α2、α3で示すように、偏光ビームスプリッタ−
26に入射した光束は必ず偏光ビームスプリッタ−26
の作用面26aに入射するため、すべての光束はP偏光
成分LPとS偏光成分Lsに分離される。しかも該S偏
光成分Lsは必ずλ/4光学位相板27に入射するため
、その偏光面も必ず回転する。逆に前記P偏光成分LP
がλ/4光学位相板27に入射することはない。また一
つの光線に関してはプリズム29から出射される前記P
偏光成分LPと偏光ビームスプリッタ−26から出射さ
れる前記変換されたP偏光成分LP*とが上下対称とな
る。そのため、光源21の配置のずれなどにより偏光ビ
ームスプリッタ−26への入射光束にアンバランスが生
じても出射される前記P偏光成分LPと前記変換された
P偏光成分LP本との接合部において照度が急激に変化
することが防げる。
第2図に示した光線α1、α3の如(、コンデンサレン
ズ24から出射される非平行光(光軸と平行でない光)
は偏光ビームスプリッタ−26に対して非垂直入射光と
なる為、作用面26aに対する入射角も45度からずれ
てくる。従って、偏光ビームスプリッタ−26の作用面
26aで反射されるS偏光成分には非平行光のP偏光成
分が含まれ、更にλ/4光学位相板27の位相差には波
長分散が伴う為に、λ/4光学位相板27、反射板28
で変換されるP偏光成分にはS偏光成分が含まれること
になる。
しかし、前記偏光ビームスプリッタ−26のS偏光反射
率は平行、非平行入射光いずれに対しても高くとること
が可能なので、本実施例の構成においては出射されるP
偏光光LP本の偏光消光比は十分得られる。
ところで、第1図においてS偏光成分Lsが偏光ビーム
スプリッタ−26で反射され、λ/4板2板瓦7反射板
28でP偏光成分LP*に変換される場合、λ/4板2
板瓦7復する際の偏光面回転度をT1反射板28の反射
率をRと示せば、P偏光成分LP*の光量(強度)がS
偏光成分L5の光量(強度)のT−R倍に減少するので
、各々P偏光成分を含む出射光LPSLP*に明るさや
色のアンノ(ランスが発生する。これを防止するために
は、反射面30に減光作用を施せばよい。反斜面30の
構成例を第3図乃至第7図に示す。図中の記号は第1図
と共通である。
第3図において29b、29cが光学フィルターで、2
9cはアルミニウム蒸着膜のプリズム29側の表面であ
る反射面となる。一方29bは光吸収フィルターである
。偏光ビームスプリッタ−26を通過したLPは光吸収
フィルター29bによって一部を吸収され、反射面29
cによって反射されて90度方向を変えられ、再び光吸
収フィルター29bによって一部を吸収され、所定強度
・スペクトル分布を有するP偏光成分LP となって射
出される。このときの両P偏光成分LP とLP*の明
るさ・色(スペクトル分布)が等しくなるように光学吸
収フィルター29bの各波長成分に対する吸収率を調整
することが必要である。
第4図において、29d、29eが光学フィルターで、
29dおよび29eは多層膜等を利用した半反射面(ハ
ーフミラ−)であり、プリズム29の斜面に階段状に複
数個設置されている。偏光ビームスプリッタ−26を通
過したP偏光成分り、は、まず半反射面29dで一部が
反射され残りは透過し、アルミニウム蒸着膜により形成
した反射面29cで反射して90度方向を変えられ、半
反射面29eに達する。
半反射面29dで反射される一部の光は、P偏光成分L
P″′とじて偏光ビームスプリッタ−26を通過してL
P″′となる。一方、半反射面29eに達したP偏光成
分は、そこで一部が反射され、この一部の光が反射面2
9cを介して半反射面29dにもどり、残りは半反射面
29eを透過し、P偏光成分LP として射出される。
半反射面29eで反射されて半反射面29dにもどった
光は、今度は、そこを一部が透過しP偏光成分L P/
 / /となり、残りがそこで反射されて再び反射面2
9cに向う。以上の作用を繰り返し、P偏光成分LPは
L 、 /とL 、/ / /に分解される。このとき
両P偏光成分LP とLP*の明るさ・色が等しくなる
ように半反射面29d129eの反射率および透過率を
設計すればよい。また、半反射面29dもしくは29e
のいずれかのみにより構成した場合でも、その反射率お
よび透過率を適宜設計することによって同様の効果が期
待できる。また図中29fは、各半反射面29C1およ
び29d、 29eに囲まれた部分であるが、ここを所
定の屈折率のガラス材で鵬たす(構成する)ことにより
、空気との界面での全反射作用を利用できるので、アル
ミニウム蒸着より形成した反射面29cを省(ことがで
きる。
第5図において、29g、29hが光学フィルターで2
9gは多層膜、29hは膜29gを透過した光を吸収す
る吸収膜である。膜29gと膜29hは光学的に密着す
るように構成される。このように両者に密着性をもたせ
ることにより、膜29gは、そのP偏光成分LPに対す
る反射率を、P偏光成分LP成分がP偏光成分LP*成
分と等しくなるように膜構成を調整することが可能とな
る。
第6図において、291が光学フィルターで、29iは
反射面30に形成された光学多層膜、29jは膜29i
と光学的に密着したプリズムである。膜29iは両P偏
光成分LP とLP*成分の明るさ・色がほぼ等しくな
るように設計される。
以上第1図乃至第6図に示した偏光照明装置111では
、第2図に示す光線γのように、偏光ビームスプリッタ
−26への入射光束λ/4光学位相板27に対して斜め
に入射した場合、λ/4光学位相板27で透過あるいは
吸収されて光量損失となる可能性がある。しかしながら
、偏光ビームスプリッタ−26とλ/4光学位相板27
の接合面に、更に光線γのように入射角が大きい光線は
反射し入射角の小さい正常な光は透過する光学多層膜を
形成することにより、このような光量損失を防止するこ
とができる。
以上のように、この偏光照明装置111では、偏光ビー
ムスプリッタ−26により分離されるP偏光成分LPお
よびS偏光成分Lsの両方とも、液晶ライトバルブ(図
示せず)の照明光として利用することができるので、光
の利用効率が改善される。
また、前記P偏光成分LPと前記変換されたP偏光成分
LP*を並列照明する際に問題となる照度分布のアンバ
ランスも飛躍的に改善されるとともに、第15図に示し
た合成光によりライトバルブを照明する方式では解決が
困難だった偏光照明装置とライトバルブ間の距離の短縮
も行え、本発明の偏光照明装置111を有する投写型表
示装置の小型化も可能となる。
なお、プリズム29は、偏光ビームスプリッタ−26の
プリズム29側の直角プリズムと一体に形成されてもよ
い。
以上述べた実施例においては、各種光学フィルターを、
プリズム29若しくは偏光ビームスプリッタ−26上に
形成して、これらの部材と一体化しているが、もちろん
、光学フィルターを、別個に配置してよい。また、この
ような場合の配置としては、プリズム29からP偏光成
分LPが出射した後の光路中や、ビームスプリッタ−2
6からP偏光成分LP*が出射した後の光路中に、各種
光学フィルターを設けることがある。
本発明では、上記実施例で示したような、光量(強度)
と色(スペクトル分布)の双方を調整できるフィルター
以外に、強度のみを調整するNDフィルター等のフィル
ターを使用する場合もある。また、NDフィルターで強
度を調整し、色フィルターでスペクトル分布(色)を調
整するよう、これらのフィルターをP偏光成分LP、L
P*の光路の少なくとも一方に配置することもできる。
また、プリズム29や、ビームスプリッタ−26を構成
するプリズムに光吸収材を混入して、フィルターとして
の機能を与えることもできる。
第7図は本発明の他の実施例を示すものである。
反射面28および30の構造以外の構成については、第
1図乃至第6図で示した各実施例と同じなので説明を省
(。
λ/4光学位相板27は緑の波長域においてλ/4の位
相差を持つように構成されている。このλ/4光学位相
板27は、緑の波長域においては光線が往復する間にほ
ぼ90度の偏光面を回転させる作用を成すが、中心波長
が1100n程度異なる赤、青の波長域においては、そ
れに入射する前の偏光面と直交する偏光成分に変換され
る割合は約90%に低下する。従って、もし反射面28
.30の反射率が等しい場合、反射面28で反射された
P偏光成分LP*は反射面29aで反射されたP偏光成
分LP より赤、青の波長域で10%程度光量が少な(
なる。
本実施例においては以下の方法を用いて、このような両
偏光成分LP*、LP 間の光量および色のアンバラン
スを除去することができる。
第7図において、反射面28は、ビームスブリッター2
6側から順次アルミニウム蒸着膜28aおよび多層膜2
8bを備える。また、反射面30は、プリズム29側か
ら順次多層膜29に1アルミニウム蒸着膜29cを備え
る。
アルミニウムの可視波長域における反射率は高々90%
である。一方、多層膜28b、29にの反射率はその層
構成によって0〜100%の範囲で、かなりの自由度を
もって、選択することができる。また、アルミニウムは
膜厚に関係なく安定した反射率を得ることが容易である
。一方、多層膜の場合は反射率特性の膜厚依存性が大き
いので、安定した反射特性を得る為には精密に制御され
た膜作成技術が必要となる。
本実施例における反射面28.30は、各々安定した反
射率が得易く一定の反射損失を有する金属膜特にアルミ
ニウム膜と、反射率の選択自由度の大きい多層膜の組合
せを用いており、λ/4光学位相板の固有の分散特性に
よって生じる、P偏光成分LP SLP*間の約10%
の明るさと色のアンバランスを安定かつ微妙に制御する
ことを可能とする。以下具体的に説明する。
第8図はアルミニウム膜および多層膜で反射される光線
間に干渉がない場合について、第8図(A)にアルミニ
ウム膜の反射率、第8図(B)に多層膜の反射率、第8
図(C)に両者間の多重反射も考慮した全体としての反
射率を示したものである。ここでアルミニウム膜で反射
されない成分は損失光となる。全反射率Rtotは次式
で求めた。
C=r+ (1−r) R(1−r) + (1−r)
 RHR(1−r) +−)r:光学的層膜反射率 Rニアルミニウム反射率 第8図(C)で示されるように、多層膜の反射率の変動
量に対して全反射率Rtotの変動は、数十分の1から
数分の1となっており、多層膜の反射率が幾分ゆらいだ
としても全反射率Rtotの変動は小さい。
従って、多層膜28b、29にの反射率制御によっても
、全反射率を1%より細かい精度で制御することが割と
容易である。
アルミニウム膜と多層膜が密着あるいは波長程度に近接
している場合には、両者からの反射光の干渉を考慮した
多層膜設計が必要で、基本的にアルミニウムの反射率9
0%を超える反射率を多層膜で制御することは変わらな
いので、多層膜のみによる反射率制御に比べその反射率
制御は容易である。
以下、第7図の装置における反射面28.30bの組み
合せを2つ示す。
第1に、反斜面28は多層膜28bにより、アルミニウ
ム膜28aに対して可視域での波長特性の少ない増反対
作用を施すことにより、反射面28での反射損失を極力
少なくする。一方反射面30は、多層膜29kによりア
ルミニウム膜29cに対して緑波長域では強く赤・青波
長域では弱い増反対を施すことにより、λ/4光学位相
板27の影響を受けたP偏光成分LP 、LP*の明る
さ、色のアンバランスを改善する。本構成は光利用率の
最も高い構成となる。
第2に、反射面28は光学多層膜28bによりアルミニ
ウム膜28aに緑波長域では弱く赤・青波長域では強い
増反対作用を施すことにより、λ/4光学位相板27の
特性をキャンセルして、赤、緑、青の光量バランスのと
れたP偏光成分LP本を得る。
方、反射面30は両P偏光成分LP とLP*の明るさ
、色のバランスがとれるように多層膜29kによりアル
ミニウム膜29cに対して可視域での波長特性の少ない
増反対作用を施す。
第9図は本発明の更なる実施例を示す図であり、31は
吸収型又は反射型の色フイルタ−,30はプリズムの全
反射面である。入射光(不定偏光)は図中右側よりプリ
ズム26に入射し、作用面26aにてP偏光成分(透過
光)LPとS偏光成分(反射光)Lsに分離され、P偏
光成分はプリズム29のエアー界面である反射面30で
反射されて上方に出射するが、S偏光光は色フイルタ−
30を通過後、λ/4光学位相板27と反射板28によ
り偏光面を90°回転され、P偏光成分に変換されて戻
って(ると、再び色フイルタ−31を通過し、さらに作
用26aを経て、上方に出射する。ここで、色フイルタ
−30はλ/4光学位相板27と反射ミラー28を介し
て作用面26aに戻る偏光成分のスペクトル分布を、P
偏光成分LPと同じスペクトル分布に補正する波長特性
を有したものを用いている。従って、P偏光成分LPS
LP*のスペクトル分布が互いに等しくなり、P偏光成
分LP、LP*の色が一致する。
第10図は本発明の更なる実施例を示す図であり、λ/
4光学位相板27に密接して多層膜構造の反射型色フイ
ルタ−28が設けられている。
ここでは、面26aからのS偏光成分が、λ/4光学位
相板27を通過して反射型色フイルタ−28で反射する
際に、色の補正(スペクトル分布の補正)が行われる。
この反射型色フイルタ−28の波長特性はP偏光成分L
 P N L P *のスペクトル分布が互いに等しく
なるように設定されて居り、これによりP偏光成分り、
、L、*の色が一致する。
第11図は本発明の更なる実施例を示す図である。
この偏光照明装置111が第1図に示したものと異なる
点は、偏光ビームスプリッタ−36の作用面36aで透
過されるP偏光成分LPがそのまま偏光ビームスプリッ
タ−36より出射され、該作用面36aで反射されるS
偏光成分Lsがλ/4光学位相板37、反射板38でP
偏光成分LP*に変換された後、全反射プリズム39の
全反射面39aで直角に反射され、全反射プリズム39
から前記P偏光成分LPと平行に出射されることである
。ここで、反射板38や反射面39aに、前述した所望
の吸収型或いは反射型の光学フィルターを付加すること
により、P偏光成分り、、LP本の色を一致させること
ができる。
また、この偏光照明装置111では、他の光学部品を付
加することな(入射光束と出射光束の進行方向を一致さ
せることができる。また出射される前記P偏光成分と前
記変換されたP偏光成分LP*とではその光路長が異な
るため、非コリメート光への使用には問題があるが、そ
れ以外に関しては第1図に示した偏光照明装置と同じ効
果をもつ。
なお、全反射プリズム39は、偏光ビームスプリッタ−
36の全反射プリズム39側の直角プリズムと一体に形
成されてもよい。
第9図乃至第11図で例示した実施例において、NDフ
ィルター等の光吸収性のフィルターを、P偏光成分LP
SLP*の少なくとも一方の光路中に設けることにより
、双方の光量のアンバランスも補正できる。
また、今までに示した形態の如く光学フィルターを用い
る代りに、偏光ビームスプリッタ−の特性を制御して、
位相板の分散に伴なう強度の不均一性を補正してもいい
次に、本発明による偏光照明装置を他の光学部品と組み
合せて構成した投写型表示装置の実施例について説明す
る。
第12図(A)、(B)はこの投写型表示装置の一実施
例の要部を示す側面図および上面図である。
この投写型表示装置は、光源部110と、第1図乃至第
10図に示したいずれかの偏光照明装置111と、偏光
照明装置111から出射される光束を下方直角に反射さ
せるミラー77と、ミラー77で反射された光束のS偏
光成分を偏光照明装置111側に直角に反射させ、該光
束のP偏光成分を透過させる偏光ビームスプリッタ−7
8と、−側面が偏光ビームスプリッタ−78の前記S偏
光成分の出射面に接着され、他の3つの側面にそれぞれ
赤、緑、青用の反射型液晶ライトバルブ75R,75G
、75Bが接着されているクロスダイクロイックプリズ
ム112と、前記偏光ビームスプリッタ−78の反クロ
スダイクロイックプリズム112側に設けられている投
写レンズ113を有する。
光源部100から発せられる白色平行光束は偏光照明装
置111に入射し、第1図乃至第10に示すように、互
いに強度が等しい、該白色平行光束のP偏光成分および
λ/4光学位相板27、反射板28によって変換された
P偏光成分が、偏光照明装置111からミラー77に出
射される(以下、該P偏光成分および該変換されたP偏
光成分をあわせてP偏光光束と称する)。該P偏光光束
はミラー77で全反射し、偏光ビームスプリッタ−78
に入射する。偏光ビームスプリッタ78の作用面に対し
て、前記P偏光光束の偏光面はS偏光面となるので、該
P偏光光束は該作用面で反射され、クロスダイクロイッ
クプリズム112に入射する。クロスダイクロイックプ
リズム112に入射した前記P偏光光束は、各反射型液
晶ライトバルブ75R,75G、75Bで画像信号によ
って変調された反射光として偏光ビームスプリッタ−7
8に入射される。このとき、偏光ビームスプリッタ−7
8は第6図の偏光照明装置101と同様に検光子として
動作し、該偏光ビームスプリッタ−78を透過してくる
前記反射光の成分が投写レンズ113を介して不図示の
スクリーンに投射され、該スクリーン上に画像が結ばれ
る。
以上説明した実施例では、位相板としてλ/4光学位相
板を用いる形態を示したが、位相板としてλ/2光学位
相板を用いる、第15図で示したような装置にも、本発
明は適用される。
また、以上示した各実施例では、もっばら位相板の分散
に伴なう照明光(一対の光束)の強度の不均一性を補正
していたが、これに加えて、偏光ビームスプリッタ−の
分散を考慮してこれによる不均一性も補正されるように
装置を構成してもいい。
〔発明の効果〕
以上、本発明では偏光ビームスプリッタ−及び位相板の
分散で生じる照明光(一対の光束)の強度の不均一性を
補正した装置を提供するので、被照明面を均一に照明す
ることが可能になる。従って、性能の良い投写型表示装
置も提供できるようになる。更に、照明光(一対の光束
)の色を均一にすることも可能であるので、照明装置及
び投写型表示装置の更なる性能向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の偏光照明装置の一実施例の基本構成を
示す構成図、 第2図は第1図の偏光照明装置における光路の説明図、 第3図〜第6図は本発明の偏光照明装置の他の実施例の
詳細を示す構成図、 第7図及び第8図は本発明の偏光照明装置の別の実施例
を示す構成図、 第9図〜第12図は本発明の偏光照明装置の更なる実施
例を示す構成図、 第13図はこの種の投写型表示装置の従来例の一つを示
す要部構成図、 第14図はこの種の投写型表示装置の他の従来例を示す
要部構成図、 第15図は特開昭61−90584号公報に記載されて
いる投写型表示装置を示す要部構成図、第16図は第1
0図の投写型表示装置において並列照明方式を適用した
ときの問題点を説明する図である。 21・・・光源 22・・・反射ミラー 23・・・熱線カットフィルタ 24・・・コンデンサレンズ 26.78・・・偏光ビームスプリッタ−26a・・・
作用面 27・・・λ/4光学位相板 28・・・反射板 29・・・反射プリズム 28b、29b、29d、29e、29h、29g、2
9i。 29に、31・・・光学フィルター 30・・・反射面 75R,75G、75B・・・反射型液晶ライトバルブ
77・・・ミラー 110・・・光源部 111・・・偏光照明装置 112・・・クロスダイクロイックプリズム113・・
・投写レンズ L5、L5*・・・S偏光成分 LP、LP*・・・P偏光成分 R,GSB・・・色光束 、30及射而 毛2図 ?qブリズ/へ 尾S図 翳(=履 (C) 不反舷卑 (A) (B) 第6図 光1庁戸の及制昌ふ 尾/?図 711偏光暎明各置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入射光束をP偏光成分とS偏光成分に分離する偏
    光ビームスプリッターと、該P、S偏光成分の一方の偏
    光面を回転させて他方の偏光面とほぼ一致せしめる位相
    板とを備え、互いに偏光面が等しい一対の光束で被照明
    面を照明する装置において、前記位相板の分散で生じる
    、前記一対の光束間の強度の不均一性を補正することを
    特徴とする偏光照明装置。
  2. (2)前記P、S偏光成分の少なくとも一方の光路中に
    光学フィルターを設け、該光学フィルターにより前記P
    、S偏光成分の少なくとも一方の強度を減衰せしめて前
    記一対の光束間の強度の不均一性を補正することを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の偏光照明装置。
  3. (3)入射光束を第1のP偏光成分および第1のS偏光
    成分とに分離する偏光ビームスプリッターと、 第1のP偏光成分または第1のS偏光成分が入射される
    、前記偏光ビームスプリッターの作用面の一端と接する
    λ/4光学位相板と、 該λ/4光学位相板を透過してくる第1のP偏光成分ま
    たは第1のS偏光成分を該λ/4光学位相板の方向に反
    射させる反射部材とを有し、第1のP偏光成分または第
    1のS偏光成分を前記λ/4光学位相板、前記反射部材
    により第2のS偏光成分または第2のP偏光成分に変換
    し、第1のP偏光成分、第2のP偏光成分または第1の
    S偏光成分、第2のS偏光成分を出射する装置において
    、 前記偏光ビームスプリッターの作用面の一端と接する少
    なくとも1つの光学フィルターを有し、該光学フィルタ
    ーは、前記偏光ビームスプリッターで分離された第1の
    P偏光成分及び第1のS偏光成分の2つの偏光成分が第
    1のP偏光成分、第2のP偏光成分または第1のS偏光
    成分、第2のS偏光成分として出射されるまでの間に、
    相異なる2つの偏光成分のいづれか一方に対してのみ、
    その偏光成分の一部を透過、反射或いは吸収する作用を
    有することを特徴とする偏光照明装置。
  4. (4)入射光束のP偏光成分を透過させ、該入射光束の
    S偏光成分を直角に反射させる作用面を有する偏光ビー
    ムスプリッターと、 一端が該偏光ビームスプリッターの作用面の一端と互い
    に直角に接する、前記透過されるP偏光成分を直角に反
    射する反射部材と、 一端が前記偏光ビームスプリッターの作用面の一端と互
    いに45゜の角度で接しかつ前記反射部材の反射面の一
    端と接する、前記反射されるS偏光成分が入射されるλ
    /4光学位相板と、該λ/4光学位相板に近接された反
    射面を有する反射板とを有し、 前記反射されるS偏光成分を前記λ/4光学位相板、前
    記反射板によりP偏光成分に変換し、該変換されたP偏
    光成分および前記透過されるP偏光成分を出射する装置
    において、前記偏光ビームスプリッターの作用面と前記
    λ/4光学位相板とが接する一端と接する少なくとも1
    つの光学フィルターを有し、該光学フィルターは、前記
    反射部材を兼ねるか或いは前記反射部材に接するか或い
    は前記反射部材の近傍に配された第1の光学フィルター
    、前記λ/4光学位相板の入射される側に配された第2
    の光学フィルター、前記反射板を兼ねるか或いは前記反
    射板に接するか或いは前記反射板の近傍に配された第3
    の光学フィルターの、少なくとも1つを備え、該光学フ
    ィルターは、入射光束の一部を透過、反射、或いは吸収
    する作用を有することを特徴とする偏光照明装置。
  5. (5)入射光束をP偏光成分とS偏光成分に分離する偏
    光ビームスプリッターとP、S偏光成分の一方の偏光面
    を回転させて他方の偏光面とほぼ一致せしめる位相板と
    を有する偏光照明器と、該偏光照明器からの互いに偏光
    面が等しい一対の光束で照明される液晶ライトバルブと
    、該液晶ライトバルブで形成した画像を投写する投影光
    学系と、を有する装置において、前記偏光照明器を、前
    記位相板の分散で生じる前記一対の光束間の強度の不均
    一性を補正するよう構成したことを特徴とする投写型表
    示装置。
  6. (6)前記偏光照明器が、前記P、S偏光成分の少なく
    とも一方の光路中に設けた光学フィルターを有し、該光
    学フィルターにより前記P、S偏光成分の少なくとも一
    方の強度を減衰せしめて前記一対の光束間の強度の不均
    一性を補正することを特徴とする特許請求の範囲第(5
    )記載の投写型表示装置。
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