JPH047880Y2 - - Google Patents

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JPH047880Y2
JPH047880Y2 JP1985152752U JP15275285U JPH047880Y2 JP H047880 Y2 JPH047880 Y2 JP H047880Y2 JP 1985152752 U JP1985152752 U JP 1985152752U JP 15275285 U JP15275285 U JP 15275285U JP H047880 Y2 JPH047880 Y2 JP H047880Y2
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sensor
plate
cutting tool
machine tool
mounting
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JP1985152752U
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の分野) 本考案は、多軸型工作機械に着脱自在に取付け
られて駆動回転される、ドリル、バイト、リーマ
などの切削工具の異常(折損、欠け、チツピン
グ、摩耗など)を検出するのに用いられるAEセ
ンサの取付用プレートに関する。
(従来技術とその問題点) 工作機械では、その切削工具が駆動回転時に上
述のような異常を生じたときに、周波数の高い
AE(アコーステイツクエミツシヨン)波を発生す
ることが知られている。そこで、切削工具の加工
中(インプロセス)における異常検出のために
AEセンサが用いられている。このAEセンサの使
用に際し、従来では、第5図に示すように構成さ
れていた。
先ず、工作機械Aの全体構成について説明すれ
ば、1は、コラム2に設けられた多軸ユニツトで
あり、前記多軸ユニツト1とコラム2に設けられ
た駆動モータ3とが、伝動プーリや伝動ギアなど
を介して連動連結されている。前記多軸ユニツト
1には複数本の主軸4……が回転自在に取付けら
れ、そして、主軸4……それぞれにはチヤツクを
介してドリルなどの切削工具5が着脱自在に取付
けられている。
コラム2には治具6が設けられ、この治具6
に、前記切削工具5によつて加工されるワーク7
が固定支持されている。
このような工作機械Aに対し、前記AEセンサ
8を次のように設置していた。
第1従来例 1個のAEセンサ8を治具6上に取付け、切削
工具5の異常に伴なうAE波を、ワーク7および
治具6を介してAEセンサ8に伝播させ、そのAE
波を検出するように構成していた。
第2従来例 この例は、第5図に示すように、切削工具5…
…それぞれの先端側のブレを防止するために、ガ
イドプレート9を取付けた場合に適用されるもの
である。即ち、多軸ユニツト1に支持ロツド1
0,10を介してガイドプレート9が取付けられ
ている。このガイドプレート9には、図示しない
が、挿通する切削工具5の軸径より少しだけ大き
い内径のブツシユが切削工具5の設置位置に対応
して取付けられ、切削工具5のブレをブツシユの
内周面との接当によつて防止するように構成され
ている。そして、前記ガイドプレート9にAEセ
ンサ8を取付け、切削工具5の異常に伴なうAE
波を、切削工具5、ガイドプレート9を介して1
個のAEセンサ8に伝播させ、そのAE波を検出す
るように構成していた。
なお、第5図では、第1および第2従来例の両
方を図示している。
しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、いずれにおいても、切削工具5が複
数本使用されるにもかかわらず、AEセンサ8が
1個であるために、切削工具5で異常が発生した
ときに、どの切削工具5において異常が発生した
のかを識別できない欠点があつた。
殊に、折損は外観から判別できるものの、欠け
やチツピング、摩耗などは外観からは判別しづら
く、異常検出時において、異常を発生した切削工
具5を識別するのに手間を要し、使い勝手が悪い
欠点があつた。
また、第1従来例の場合では、ワーク7の移動
音など、ワーク7や治具6からレベルの高い機械
的ノイズが発生し、それらのノイズに起因して、
異常検出精度自体が低下する欠点があつた。ま
た、ワーク7が大きくて長いものの場合に、切削
工具5が主軸4への取付箇所近くで折損すると、
AE波の減衰量が大きく、その折損すら検出でき
ないことがあり、ワーク7の形状に影響を受ける
欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、多軸型工作機械に適用するのに、切
削工具の異常に伴なつて発生するAE波を減衰少
なく検出するとともに、異常を発生した切削工具
を識別できるようにして、切削工具の異常を精度
良く検出できるようにAEセンサを取付けるAEセ
ンサ用取付プレートを提供することを目的とす
る。
(考案の構成と効果) 本考案は、このような目的を達成するために、
AE波を伝播可能なプレート部材に、AEセンサの
設置部と、工作機械に着脱自在に取付けられて駆
動回転される切削工具の軸部を、その軸部の外周
面との間に空気の侵入を阻止する液体または液状
体を滞留可能な状態で挿通するブツシユとを備
え、前記プレート部材どうしを、隣合うものの間
に周囲からのノイズ伝播を阻止する吸音部を介装
した状態で支持プレートの取り付け開口上に設
け、その支持プレートに前記工作機械に対して位
置固定する支持部材の取付部とを備えて構成す
る。
この構成によれば、本考案のAEセンサ取付用
プレートを用いることにより、外部ノイズの影響
を受けることの無い状態で、異常時に発生する
AE波を、切削工具自体から、液体または液状体、
および、ブツシユを介してプレート部材に伝播さ
せ、その伝播されたAE波を切削工具それぞれご
とにAEセンサによつて検出できることとなる。
したがつて、切削工具からほぼ直接的に伝播さ
れるAE波を検出できるから、折損はもちろんの
こと、欠けやチツピング、摩耗などをもS/E比
の高い状態で精度良く検出でき、切削工具の異常
を精確に検出できるようになつた。
そのうえ、複数本の切削工具それぞれにAEセ
ンサを付設し、しかも、プレート部材どうしを吸
音部によつて仕切るとともに、プレート部材それ
ぞれを支持プレート上に単に載置せずに取り付け
開口上に設け、支持プレートとプレート部材との
接続部分を小さくするから、隣合つた切削工具の
異常までをもAEセンサで検出するようなことが
確実に回避され、異常を発生した切削工具を精確
に識別でき、切削工具の交換とか使用限度の予知
を個別に正確かつ容易に行なえ、極めて便利に使
用できるようになつた。
これらの結果、欠けやチツピング、摩耗などが
発生したまま、継続して加工不良品を生産すると
いうことを効率良く回避でき、製品を歩留まり良
く生産できるようになつた。
(実施例の説明) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。第1図は、本考案の実施例に係る
AEセンサ取付用プレートの平面図、第2図は、
第1図の一部切欠側面図である。これらの図にお
いて、11……それぞれは、AE波を伝播可能な
矩形状のプレート部材である。12は、ベークラ
イトや硬質ゴム製の支持プレートであり、この支
持プレート12には、互いに所定間隔を隔てて段
付き取り付け開口12aが形成され、開口12a
それぞれに前記プレート部材11が嵌合されると
ともに、ネジ止めによつて一体連結されている。
前記プレート部材11それぞれの長手方向一端
側には、工作機械Aに着脱自在に取付けられて駆
動回転される切削工具の一例としてのドリル5の
軸部を挿通するブツシユ13が取付けられ、そし
て、長手方向他端側にはAEセンサ8の設置部1
4が設けられている。
前記ブツシユ13の内径は、ドリル5の外径よ
りも比較的大に設定され、ブツシユ13内にドリ
ル5を容易に挿通できるとともに、ドリル5の軸
部を挿通した状態で、ブツシユ13の内周面と軸
部の外周面との間に、油膜やグリスあるいは水な
どの、空気の侵入を阻止する液体または液状体を
滞留できるように構成されている。なお、油膜を
使用する場合、加工に先立つて予め注入しておい
ても良いが、加工に伴なつて冷却用の油が供給さ
れ、その油によつて油膜が自ずと形成されるもの
であり、加工開始時に注入していなくても良い。
前記支持プレート12の長手方向両端側それぞ
れには、前記工作機械に対して位置固定する支持
部材(前述従来例の支持ロツド10,10と同様
である)の取付部としてのロツド挿通孔15が形
成されている。
前記プレート部材11……それぞれは磁性材料
によつて成形され、他方、AEセンサ8は、第2
図に示すように、マグネツトケース16に収納さ
れるとともに、蓋17をねじ込むことにより、圧
縮コイルスプリング18を介してマグネツトケー
ス16内に固定保持されている。これにより、マ
グネツトケース16を前記設置部14に載置する
だけでマグネツトケース16がプレート部材11
に磁気吸着され、AEセンサ8をプレート部材1
1に容易に取付けることができるようになつてい
る。
以上の構成により、前記設置部14にAEセン
サ8を載置し、その配線19を周波数判定処理部
(図外)に導き、AE波を検出してドリル5の折
損、欠け、チツピング、摩耗などの各種異常を検
出できるようにするのである。
第3図は、他の実施例を示す平面図、第4図
は、第3図の−線断面図であり、前記支持プ
レート12において、プレート部材11……それ
ぞれの周囲に、両者11,12間の連結部のみを
残して空間Sが形成され、周囲からのノイズ伝播
を良好に阻止できるように構成されている。上記
の空間Sは支持プレート12に設けられる取り付
け開口上にプレート部材11が取り付けられるこ
とにより形成される。
プレート部材11……相互のAE波伝播や周囲
からのノイズ伝播を防止するための構成として
は、前述のような支持プレート12自体を吸音性
材料で形成することによつて支持プレート12自
体で吸音部に兼用構成したり、空間Sを付加した
りするものに限らず、例えば、プレート部材11
……それぞれの周囲のみ吸音材で囲むなど各種の
構成が採用でき、それらをして吸音部と総称す
る。
更に、多軸ユニツト1からのノイズ伝播をより
良好に阻止するために、支持ロツド10,10と
ロツド挿通孔15,15との連結箇所にゴム製の
ブツシユやワツシヤを介装するようにしても良
い。
上記実施例では、AEセンサ8をマグネツトケ
ース16により磁力でプレート部材11に取付
け、その取付けを極めて容易に行なえるようにし
ているが、本考案としては、AEセンサ8をビス
止めによつて取付けるなど各種の取付構造が採用
可能である。
また、プレート部材11を工作機械Aに対して
位置固定するのに、支持ロツド10をロツド挿通
孔15に挿通して固定するようにしているが、例
えば、板状の部材によりプレート部材11を挟み
付けて固定するようにしても良く、各種の支持部
材が採用でき、またその取付構造としても、挟み
付け用の凹部など各種の変形が可能であり、ロツ
ド挿通孔15,15や凹部などをして取付部15
と称する。
前記支持プレート12としては、ベークライト
や硬質ゴムなどのように電気的に絶縁性を有する
材料で構成すれば、工作機械AとAEセンサ9と
を電気的に絶縁でき、両者間の音響インピーダン
スを高くとることができて、コモンモードやノー
マリモードの電気的ノイズによる検出精度の低下
をも回避でき、切削工具5の異常をより一層精度
良く検出できる利点を有しているが、本考案とし
ては、吸音性に優れていれば良く、絶縁性の低い
材料で構成するものでもよい。
上記実施例では、4本のドリル5……に対する
場合を示したが、2本や3本あるいは5本以上の
場合に適用できるように構成するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るAEセンサ取
付用プレートの平面図、第2図は、第1図の一部
切欠側面図、第3図は、他の実施例を示す平面
図、第4図は、第3図の−線断面図、第5図
は、従来例を示す全体正面図である。 5……切削工具としてのドリル、8……AEセ
ンサ、10……支持部材としての支持ロツド、1
1……プレート部材、12……支持プレート、1
3……ブツシユ、14……AEセンサの設置部、
15……支持部材の取付部としてのロツド挿通
孔、A……工作機械、S……吸音部を構成する空
間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 AE波を伝播可能なプレート部材に、 AEセンサの設置部と、 工作機械に着脱自在に取付けられて駆動回転さ
    れる切削工具の軸部を、その軸部の外周面との間
    に空気の侵入を阻止する液体または液状体を滞留
    可能な状態で挿通するブツシユとを備え、 前記プレート部材どうしを、隣合うものの間に
    周囲からのノイズ伝播を阻止する吸音部を介装し
    た状態で支持プレートの取り付け開口上に設け、 その支持プレートに前記工作機械に対して位置
    固定する支持部材の取付部を備えたことを特徴と
    する多軸型工作機械におけるAEセンサ取付用プ
    レート。
JP1985152752U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH047880Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985152752U JPH047880Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP1985152752U JPH047880Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JPS6261444U JPS6261444U (ja) 1987-04-16
JPH047880Y2 true JPH047880Y2 (ja) 1992-02-28

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JP1985152752U Expired JPH047880Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248183A (en) * 1975-10-15 1977-04-16 Nippon Steel Corp Method for detecting worn out or broken blade tools

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248183A (en) * 1975-10-15 1977-04-16 Nippon Steel Corp Method for detecting worn out or broken blade tools

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JPS6261444U (ja) 1987-04-16

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