JPH0478329B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0478329B2 JPH0478329B2 JP21464988A JP21464988A JPH0478329B2 JP H0478329 B2 JPH0478329 B2 JP H0478329B2 JP 21464988 A JP21464988 A JP 21464988A JP 21464988 A JP21464988 A JP 21464988A JP H0478329 B2 JPH0478329 B2 JP H0478329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zirconium oxychloride
- porous support
- film
- membrane
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- CMOAHYOGLLEOGO-UHFFFAOYSA-N oxozirconium;dihydrochloride Chemical compound Cl.Cl.[Zr]=O CMOAHYOGLLEOGO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 11
- FZWBNHMXJMCXLU-UHFFFAOYSA-N 2,3,4,5-tetrahydroxy-6-[3,4,5-trihydroxy-6-[[3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-2-yl]oxymethyl]oxan-2-yl]oxyhexanal Chemical compound OC1C(O)C(O)C(CO)OC1OCC1C(O)C(O)C(O)C(OCC(O)C(O)C(O)C(O)C=O)O1 FZWBNHMXJMCXLU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005194 fractionation Methods 0.000 description 2
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 2
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 1
- 238000001223 reverse osmosis Methods 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
- 238000000108 ultra-filtration Methods 0.000 description 1
- DUNKXUFBGCUVQW-UHFFFAOYSA-J zirconium tetrachloride Chemical compound Cl[Zr](Cl)(Cl)Cl DUNKXUFBGCUVQW-UHFFFAOYSA-J 0.000 description 1
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は限外濾過膜或いは逆浸透膜として使用
するダイナミツク膜の形成方法に関する。
するダイナミツク膜の形成方法に関する。
(従来の技術)
ダイナミツク膜の一般的な形成方法として、セ
ラミツクなどの多孔質支持体に対して、オキシ塩
化ジルコニウム(ZrOCl2)の溶液を加圧下で還
流(接触)せしめ、支持体表面にオキシ塩化ジル
コニウムをコロイド状或いは微粒子の層として付
着させる方法が知られている。
ラミツクなどの多孔質支持体に対して、オキシ塩
化ジルコニウム(ZrOCl2)の溶液を加圧下で還
流(接触)せしめ、支持体表面にオキシ塩化ジル
コニウムをコロイド状或いは微粒子の層として付
着させる方法が知られている。
また、特公昭56−35491号に開示されるように、
多孔質支持体の表面にFe3O4とガラス粉末とを混
合したスラリーを付着させ、これを焼成する方法
も知られている。
多孔質支持体の表面にFe3O4とガラス粉末とを混
合したスラリーを付着させ、これを焼成する方法
も知られている。
(発明が解決しようとする課題)
上述した従来方法によつて得たダイナミツク膜
は阻止率に経時変化があり、定常値のばらつきが
大きい。
は阻止率に経時変化があり、定常値のばらつきが
大きい。
第5図は従来法によつてオキシ塩化ジルコニウ
ムのダイナミツク膜を形成した場合の、運転時間
と阻止率との関係を示すグラフであり、阻止率の
経時変化は膜aについて見れば100%から20%へ
と変化し、また阻止率の定常値のばらつきは膜a
と膜bについて見れば70%と20%となつており、
その差が大きい。
ムのダイナミツク膜を形成した場合の、運転時間
と阻止率との関係を示すグラフであり、阻止率の
経時変化は膜aについて見れば100%から20%へ
と変化し、また阻止率の定常値のばらつきは膜a
と膜bについて見れば70%と20%となつており、
その差が大きい。
(課題を解決するための手段)
上記課題を解決すべく本発明は、多孔質支持体
表面にオキシ塩化ジルコニウムの膜を形成した
後、所定時間水中で放置するようにした。
表面にオキシ塩化ジルコニウムの膜を形成した
後、所定時間水中で放置するようにした。
(作用)
コロイド状オキシ塩化ジルコニウムを水中で放
置することで熟成し、安定化するので、阻止率の
経時変化及び定常値のばらつきが小さくなり、分
画性能が向上する。
置することで熟成し、安定化するので、阻止率の
経時変化及び定常値のばらつきが小さくなり、分
画性能が向上する。
(実施例)
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本発明方法の実施に用いる膜形成装置
の概略図であり、膜形成装置はポンプ1、タンク
2、流量計3、圧力計4、多孔質支持体5及びこ
れらをつなぐ配管6によつて構成されている。
の概略図であり、膜形成装置はポンプ1、タンク
2、流量計3、圧力計4、多孔質支持体5及びこ
れらをつなぐ配管6によつて構成されている。
多孔質支持体5は第2図に示すように、Al2O3
質のセラミツクス製筒体とし、その寸法は外径
(D1)10mm、内径(D2)8mm、長さ(L)500mmで、
孔径が約0.2μmの均質なものを用いる。そして、
多孔質支持体5表面にダイナミツク膜を形成する
には、タンク2内にオキシ塩化ジルコニウム
(ZrOCl2)の溶液を入れ、ポンプ1によつて多孔
質支持体5を通して該溶液を還流せしめる。この
とき条件は以下の通りである。
質のセラミツクス製筒体とし、その寸法は外径
(D1)10mm、内径(D2)8mm、長さ(L)500mmで、
孔径が約0.2μmの均質なものを用いる。そして、
多孔質支持体5表面にダイナミツク膜を形成する
には、タンク2内にオキシ塩化ジルコニウム
(ZrOCl2)の溶液を入れ、ポンプ1によつて多孔
質支持体5を通して該溶液を還流せしめる。この
とき条件は以下の通りである。
オキシ塩化ジルコニウム:500ppm
圧力:0.5MPa
温度:25℃
PH:4.0
以上の処理により第3図に示すように、支持体
5の表面にダイナミツク膜としてのコロイド状
(ゲル状)のオキシ塩化ジルコニウム膜7が形成
される。
5の表面にダイナミツク膜としてのコロイド状
(ゲル状)のオキシ塩化ジルコニウム膜7が形成
される。
次いで上記のオキシ塩化ジルコニウム膜7を水
中にて放置する。放置する時間は水温が15℃の場
合は約24時間以上、水温が60℃の場合だと約2時
間以上とするものが好ましい。これは以下の理由
による。
中にて放置する。放置する時間は水温が15℃の場
合は約24時間以上、水温が60℃の場合だと約2時
間以上とするものが好ましい。これは以下の理由
による。
即ち、第4図は水中(15℃)での放置時間を阻
止率の定常値との関係を示すグラフであり、この
グラフから明らかなように、放置時間を24時間と
すると定常値のばらつきを95%〜75%の範囲に収
めることができ、且つ阻止率の経時変化も70%以
上とすることができた。また水温60℃とした場合
は上記の同じ結果が、2時間放置することで得ら
れた。尚、阻止率の測定実験には分子量40000の
デキストランT40を使用するとともに以下の条件
によつて行つた。
止率の定常値との関係を示すグラフであり、この
グラフから明らかなように、放置時間を24時間と
すると定常値のばらつきを95%〜75%の範囲に収
めることができ、且つ阻止率の経時変化も70%以
上とすることができた。また水温60℃とした場合
は上記の同じ結果が、2時間放置することで得ら
れた。尚、阻止率の測定実験には分子量40000の
デキストランT40を使用するとともに以下の条件
によつて行つた。
デキストランT40溶液濃度:200ppm
圧力:0.2MPa
温度:25℃
膜面流速:1.0m/s
(発明の効果)
以上に説明したように本発明によれば、多孔質
支持体に対してオキシ塩化ジルコニウム溶液を加
圧下で還流せしめて、コロイド状のオキシ塩化ジ
ルコニウム膜を形成した後、このオキシ塩化ジル
コニウム膜を水中に放置することで熟成せしめる
ようにしたので、膜が安定し、阻止率の経時変化
及び定常値にばらつきが少ない分画性能に優れた
ダイナミツク膜を得ることができる。
支持体に対してオキシ塩化ジルコニウム溶液を加
圧下で還流せしめて、コロイド状のオキシ塩化ジ
ルコニウム膜を形成した後、このオキシ塩化ジル
コニウム膜を水中に放置することで熟成せしめる
ようにしたので、膜が安定し、阻止率の経時変化
及び定常値にばらつきが少ない分画性能に優れた
ダイナミツク膜を得ることができる。
更にオキシ塩化ジルコニウム膜を形成した後の
純水の透過流束も0.1MPa当り15cm3/(m2・S)
程度であるのでダイナミツク膜として優れてい
る。
純水の透過流束も0.1MPa当り15cm3/(m2・S)
程度であるのでダイナミツク膜として優れてい
る。
第1図は本発明方法の実施に用いる膜形成装置
の概略図、第2図は多孔質支持体の斜視図、第3
図は多孔質支持体の拡大断面図、第4図は放置時
間と阻止率の定常値との関係を示すグラフ、第5
図は従来のダイナミツク膜の運転時間と阻止率と
の関係を示すグラフである。 尚、図面中、1はポンプ、2はタンク、5は多
孔質支持体、7はオキシ塩化ジルコニウム膜であ
る。
の概略図、第2図は多孔質支持体の斜視図、第3
図は多孔質支持体の拡大断面図、第4図は放置時
間と阻止率の定常値との関係を示すグラフ、第5
図は従来のダイナミツク膜の運転時間と阻止率と
の関係を示すグラフである。 尚、図面中、1はポンプ、2はタンク、5は多
孔質支持体、7はオキシ塩化ジルコニウム膜であ
る。
Claims (1)
- 1 多孔質支持体を通してオキシ塩化ジルコニウ
ム(ZrOCl2)の溶液を加圧下で還流させ、該多
孔質支持体表面にオキシ塩化ジルコニウムの粒子
を層状に沈着せしめ、次いで沈着したオキシ塩化
ジルコニウムを水中で放置して熟成させるように
したことを特徴とするダイナミツク膜の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21464988A JPH0263532A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ダイナミック膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21464988A JPH0263532A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ダイナミック膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0263532A JPH0263532A (ja) | 1990-03-02 |
JPH0478329B2 true JPH0478329B2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=16659260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21464988A Granted JPH0263532A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ダイナミック膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0263532A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104709969B (zh) * | 2015-03-12 | 2016-08-31 | 辽宁洁辰环保设备有限公司 | 一种用于废水处理的自生膜过滤方法及其过滤装置 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP21464988A patent/JPH0263532A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0263532A (ja) | 1990-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5269926A (en) | Supported microporous ceramic membranes | |
Visvanathan | Studies on colloidal membrane fouling mechanisms in crossflow microfiltration | |
US3926799A (en) | Support for dynamic membrane | |
JPS61238304A (ja) | セラミックフィルタの製造方法 | |
EP0537943B1 (en) | Composite membranes and their fabrication | |
JPH0534043B2 (ja) | ||
Lonsdale | The evolution of ultrathin synthetic membranes | |
JP4177813B2 (ja) | 接線濾過膜およびその製造方法 | |
KR100946821B1 (ko) | 신규한 무기나노 여과막 | |
CN115990411A (zh) | 一种不对称双层结构聚酰胺复合膜及其制备方法和应用 | |
JPH0478329B2 (ja) | ||
JPH03284329A (ja) | セラミック膜フイルタおよびその製造方法 | |
EP0428083A2 (en) | Supported filtration membrane and method of manufacturing same | |
JP2002136969A (ja) | 水性懸濁液から微粒子物質を除く方法 | |
Guizard et al. | Transport and fouling phenomena in liquid phase separation with inorganic and hybrid membranes | |
JPH0243928A (ja) | 無機多孔質膜 | |
Baker | Membrane and module preparation | |
JPH0478330B2 (ja) | ||
JPH06198148A (ja) | 無機多孔質膜の製造方法 | |
JP2003220319A (ja) | 分離膜モジュール及びその製造方法 | |
JPH03284328A (ja) | セラミック膜フイルタおよびその製造方法 | |
JPS59230605A (ja) | ダイナミツク膜の製造方法 | |
Petrov et al. | Preparation of polyacrylonitrile ultrafiltration membranes from polymer solutions containing glycerol | |
EP0855932B1 (en) | Tubular membrane, method for manufacturing same, and membrane separation process | |
JPH01245818A (ja) | セラミック濾材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |