JPH0477564A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JPH0477564A
JPH0477564A JP18770190A JP18770190A JPH0477564A JP H0477564 A JPH0477564 A JP H0477564A JP 18770190 A JP18770190 A JP 18770190A JP 18770190 A JP18770190 A JP 18770190A JP H0477564 A JPH0477564 A JP H0477564A
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JP
Japan
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emulsion
polysiloxane
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polymer
ethylenically unsaturated
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JP18770190A
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Yoshiki Hasegawa
長谷川 義起
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリシロキサンを粒子内部に含む重合体エマ
ルジョンをビヒクルとする水性塗料組成物に関し、交番
こ詳しくいえば、塗料の貯蔵安定性が良好で防水性に優
れ且つ、高透湿性を有する塗膜をもつ水性−塗料組成物
に関する。
(従来の技術) 従来から重合体エマルジョンをビヒクルとする水性塗料
はコンクリート建造物の美観と保護の観点から、数多く
のタイプのものが用いられてきた。
その1つに砂壁状吹付機がある。この塗料を用いた塗膜
は一般に顔料、濃度が高いため、塗膜中に微細な孔が数
多く生じるため、防水性に乏しい。さらに、種々の要因
によって生じるコンクリートのクラックに対する追随性
にも乏しいため、コンクリート面に対する保護機能が十
分あるとはいえなかった。
最近、コンクリートのクラックに追随し、かつ防水性に
も優れた塗料として弾性塗料と称するものが上布されて
いる。
また、特開昭62−127364号公報にはシリコン樹
脂とアクリル樹脂とを乳化したエマルジョンを用いた組
成物が、特開昭62−127365号公報には、コロイ
ダルシリカとアクリル樹脂を用いた組成物が開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記弾性塗料は、塗料中に重合体エマルジョン
の占める割合が多いため、確かに防水性に優れ、且つ基
材に対する追随性は良いが、透湿性に乏しいために、コ
ンクリート内部に生じた結露を揮散することが困難とな
り、塗装した塗膜にブリスタを発生させたり、内壁面に
結露を生しさせる等の欠点があった。
この欠点を補なうため、上記公報に係る組成物が提案さ
れたが、前者(特開昭62−127364号公報)は、
シリコン樹脂とアクリル樹脂との相溶性の不足から、塗
料の貯蔵安定性が十分満足されているとはいえないし、
後者(特開昭62−127365号公報)は、コロイダ
ルシリカがアルカリ基材に対する耐久性に乏しいため、
透湿性は優れているが、十分な防水性能を満足している
ものとはいえなかった。
本発明の目的は、貯蔵安定性に優れ、塗膜の防水性能を
損なうことなく、透湿性能の改善された水性塗料組成物
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明はポリシロキサンの存在下にαβ−エチレ
ン性不飽和単量体(A)を乳化重合させて得られる乳化
重合体の存在下、α、β−エチレン性不飽和単量体(B
)を乳化重合させて得られる重合体エマルジョンをビヒ
クルとする水性塗料組成物である。
本発明に用いられるポリシロキサンは、ジメチルポリシ
ロキサンが一般に用いられるが、アクリルポリマーとの
相溶性を向上するため該ポリシロキサンのメチル基を一
部又は全部エチル基、プロピル基、ブチル基、フェニル
基等に置換したものも有効に用いることができる。また
ポリシロキサンに反応性のある極性基を含有させたもの
も利用できる。反応性極性基としては、エポキシ基、カ
ルボキシル基、アミノ基、水酸基、メチロール基。
ビニル基等を挙げることができる。これら極性基は乳化
重合中に、α、β−エチレン性不飽和単量体とのイオン
結合、共有結合等の親和性の向上がXll 待テき重合
体エマルジョン及びこの重合体エマルジョンをビヒクル
とする水性塗料の貯蔵安定性を著しく向上させる。  
   − 本発明において用いられるα、β−エチレン性不飽和単
量体(A)及び(B)としては、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のア
クリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸エステ
ル類;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸の各エステル
類;酢酸ビニル、第3級カルボン酸ビニル等のビニルエ
ステル類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エンの如き芳香族化合物、ビニルピロリドンの如き複素
環式ビニル化合物;塩化ビニル、アクリロニトリル、ビ
ニルエーテル、ビニルケトン。
ビニルアミド等;塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等
ハロゲン化ビニリデン化合物;エチレン。
プロピレン等のα−オレフィン類;ブタジェンの如きジ
エン類などがあり、又、所望により、ジアリルフタレー
ト ジビニルベンゼン、アリルアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートの如き1分子中に2個
以上の不飽和結合を有する単量体なども用いることがで
きる。
また反応性極性基を有するα、β−エチレン性不飽和単
量体も用いることができる。反応性極性基を有するα、
β−エチレン性不飽和単量体としては、種々の構造のも
のを含み得るがアミノ基を含有する単量体としては、N
−メチルアミノエチルアクリレートまたはメタクリレー
ト、ジメチルアミノエチルアクリレートまたはメタクリ
レートなどのアクリル酸またはメタクリル酸のアルキル
アミノエステル類、ビニルピリジンの如きモノビニルピ
リジン類、ジメチルアミノエチルビニルエーテルの如き
ビニルエーテル類、N−(2−ジメチルアミノエチル)
アクリルアミドまたはメタクリルアミドの如きアルキル
アミノ基を有する不飽和アミド類が挙げられる。カルボ
キシル基を含有する単量体としては、アクリル酸、メタ
クリル酸。
クロトン酸の如きエチレン性不飽和−塩基性カルボン酸
、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸の如きエチレン
性不飽和二塩基性カルボン酸、エチレン性不飽和二塩基
性カルボン酸のモノアルキルエステル等が挙げられる。
エポキシ基を含有する単量体としては、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート。
アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。水酸基を含
有する単量体としては、β−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート等が挙げら
れる。メチロール基を含有する単量体としては、N−メ
千ロールアクリルアミド N−メチロールメタクリルア
ミド、  N、  Nジメチロールアクリルアミド、ジ
メチロールイタコンアミド等が挙げられる。
アルコキシシラン基を含有する単量体としては、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキ
シ)シラン、T−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン等が挙げられる。
更にビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸アリルアル
キルイタコネート硫酸エステルなどの不飽和基とスルホ
ン酸基、サルフェート基を有するもの及びこれらのアル
カリ塩も使用することができる。
次に本発明に用いられる重合体エマルジョンの乳化重合
方法について述べる。
重合体エマルジョンの製造において種粒子として用いら
れるポリシロキサンを含有する乳化重合体は、該ポリシ
ロキサンをα、β−エチレン性不飽和単量体に溶解した
後、公知の方法で乳化重合する二とるこより容易に得ら
れる。
他の方法としては、乳化剤を含む水相中に、該ポリシロ
キサンを加えて分散した後α、β−エチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて公知の方
法で乳化重合してもよい。
次いで、乳化重合体を水相に加え、同様にα。
β−エチレン性不飽和単量体混合物およびラジカル生成
開始剤を加えて公知の方法で乳化重合することにより重
合体エマルジョンが製造される。この場合、乳化重合中
の凝集物の生成防止など、重合系の安定化のため種粒子
の乳化重合体に加えて、乳化剤をさらに加えても良い。
上記の方法は種粒子をまず製造し、それを用いて次段階
にて乳化重合するものであるが、この他、同一反応装置
内で種粒子に相当する乳化重合体を製造し、続けて、そ
の系内に次段階の乳化重合で用いるエチレン性不飽和単
量体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合
することにより製造することもできる。即ち、乳化剤を
溶解した水相中で種粒子となるエチレン性不飽和単量体
混合物を該ポリシロキサンの存在下、ラジカル開始剤を
用いて乳化重合した後、次段階のエチレン性不飽和単量
体混合物およびラジカル生成開始剤を加えて乳化重合す
ることにより本発明に用いられる重合体エマルジョンが
得られる。
本発明では、上記のように、ポリシロキサンの存在下に
α、β−エチレン性不飽和単量体を乳化重合させて種粒
子を形成し、この種粒子の存在下で、α、β−エチレン
性不飽和単量体を乳化重合させるという二段階乳化重合
方法を用いるが、この方法を用いることにより初めて得
られた共重合体エマルジョン及びこれをビヒクルとする
水性塗料組成物の貯蔵安定性が著しく向上することを発
見した。
一般にポリシロキサンとビニル、アクリル系などの炭化
水素系ポリマーとの相溶性は良くないため、これらのポ
リマーを混合したものは乳化剤等の補助手段を用いて混
合しても、またはポリシロキサンをα、β−エチレン性
不飽和単量体に溶解したものを通常の乳化重合方法を用
いて重合体エマルジョンを合成しても、出来上がった重
合体工マルジョンよりポリシロキサンが水中体々に拡散
するので貯蔵安定性の良いエマルジョンを得ることが困
難であった。
本発明は、ポリシロキサンを含有する共重合体エマルジ
ョンを、種粒子として、さらにα、βエチレン性不飽和
単量体を乳化重合させることにより、共重合体エマルジ
ョン及びそれをビヒクルとする水性塗料組成物の貯蔵安
定性が格段に向上することを発見したことにある。
本発明で使用されるポリシロキサンは、共重合体エマル
ジョンの貯蔵安定性及び透湿性能とのバランスにより、
使用量が決定される。即ちα、βエチレン性不飽和単量
体(A)とポリシロキサンの重量比が100=200〜
100:10が好ましい範囲である。ポリシロキサンの
重量比が200を超えると、乳化重合が困難となり、安
定なエマルジョンを得ることが難しい。一方、10重量
部に達しない場合は、共重合体エマルジョン中に占める
ポリシロキサンの割合が少なくなるーため、透湿性向上
に著しい効果が得られない。
またα、β−エチレン性不飽和単量体(A、)とα、β
−エチレン性不飽和単量体(B)の重量比は100:5
00−100:10であることが、貯蔵安定性の良好な
エマルジョンを得る上で望ましい。また、本発明では、
ポリシロキサンを含有する共重合体エマルジョンを種粒
子として、次工程でα、βエチレン性不飽和単量体を乳
化重合させる二段重合方法について特に述べているが、
ポリシロキサンを含有する共重合体エマルジョンを種粒
子、として、次工程でα、β−エチレン性不飽和単量体
を乳化重合させ、さらにその次の工程でα、β−エチレ
ン性不飽和単量体を乳化重合させるという三段重合法や
、さらにそれを進めた多段重合法を用いることも可能で
ある。重要なことは、ポリシロキサンを含有する共重合
体エマルジョンC二対して追加のα、β−エチレン性不
飽和単量体を乳化重合させポリシロキサンを安定に共重
合体エマルジョンの粒子内ムこ留めることにある。
本発明で良好な透湿性を得るためには、共重合体エマル
ジョン中で、α、β−エチレン性不飽和単量体総量((
A)および(B))100重量部に対し−て5〜100
重量部が望ましい。ポリシロキサンが透湿性に優れるの
は、ポリシロキサンのポリマー骨格がラセン状となるた
め、会合した水分子は通過させないが、水蒸気のような
単独水分子は通過出来るポリマー構造になっているため
と考えられる。
本発明の水性塗料組成物は、乳化重合によって得られた
乳化重合体組成物をビヒクルとすることを特徴とするが
その乳化重合体組成物の製造の際に用いられる乳化剤と
しては、公知のもので差しつかえない。
例えば、ラウリル硫酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサクシネート
、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩
のような陰イオン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンーポリオキシプロピレンブロ
ノク共重合体等のような非イオン性乳化剤を適宜、選択
して使用できる。
また、水溶性オリゴマーや、α、β−エチレン性不飽和
二重結合を有する乳化剤、いわゆる反応性乳化剤も単独
、または、上記の乳化剤と併用して使用することも可能
である。
更ニ、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロ
ース等のような水溶性高分子物質を上記乳化剤と併用し
たり、重合後孔化液に添加したりすることも有効である
乳化重合の際に用いられる重合開始剤としては、水溶性
及び油溶性重合開始剤が用いられるが、単独で用いても
複合化して用いても差し支えない。
水溶性の重合開始剤としては過酸化水素、過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどが挙げ
られる。油溶性の重合開始剤としては、2,2′ −ア
ゾビスイソブチロニトリル、2.2′−アゾビス−9(
4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2
.2’ −アゾビス−2−14ニジメ、チルバレロニト
リル、1.1′ −ア′ゾヒスシクロヘキサン〜シクロ
ヘキサン−1−カルボニトリル、過酸化ヘンジイル、過
酸化ラウロイル、過酸化ジブチリル、過酸化ジアセチル
、過酸化ジプロピオニル、クメンヒドロ過酸化物等が挙
げられる。
これらの水溶性及び油溶性重合開始剤と適当な還元剤、
例えば、アスコルビン酸、亜硫酸塩類マたはスルホキシ
レート類との組合せよりなる、いわゆるレドックス開始
剤を用いてもよい。
乳化重合に際しては、分子量調整のため連鎖移動剤を用
いてもよい。好適な連鎖移動剤としては、メチル−、エ
チル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、ペン
チル−、ヘキシル−、オクチル−、デシル−、ウンデシ
ル−ドデシル−、ステアリル−1等のメルカプタン類、
0−メルカプト安息香酸、メルカプト酢酸、メタノール
、エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタ
ノール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノー
ル類、ヘキサノール類を挙げることができる。
乳化重合時の温度も、公知の乳化重合で行なわれている
範囲でよく、また乳化重合は常圧下、またはカス状のα
、β−エチレン性不飽和単量体を使用するときは加圧下
で行なわれる。
本発明の水性塗料組成物は、上記に特定した、乳化重合
体組成物をビヒクルとして通常のエマルジョン塗料の製
造とまったく同様C二して製造される。即ち、顔料、充
填剤、膏剤、分散剤、湿潤剤、増粘側及び/またはレオ
ロジーコントロール剖、消泡剤、可塑剤、造膜助剤、有
機溶剤、防腐剤、防パイ剤、pH調節剤、防錆剤など、
それぞれの目的に応じて選択、組合され、通常の方法で
塗料とされる。
以下に実施例を挙げ本発明をより詳細に説明するが、本
発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
なお、以下の部及び%は、いずれも重量に基づく値であ
る。
実施例1 攪拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温度計を
取りつけた1、51の反応容器に下記の原料を仕込み溶
解した。
脱イオン水           324.0部ノイゲ
ンEA−170S 、1工□□□7.オフ、イIJ)16°0“ネオゲンR
4,0部 (第1工業製薬■製品アニオン乳化剤)次いで下記の混
合物を滴下ロートに入れた。
アクリル酸ブチル         200.0部メタ
クリル酸メチル        200.0部次に、窒
素ガスを送入しつつ、攪拌下に反応装置の内温を60°
Cに昇温し、脱イオン水に溶解した濃度2%の過硫酸カ
リウム水溶液を40部添加し、次いで滴下ロートに入れ
た該ポリシロキサンと単量体との混合物の20%を加え
た。重合熱による温度上昇をウォーター、ハスにより制
御し、内温を80°Cに保ちつつ、続いて、該ポリシロ
キサンと単量体との混合物の残りと2%過硫酸カリウム
水溶液80部を2時間かけて滴下し、重合した。さらに
80°Cで2時間保持した後、室温まで冷却して200
メツシユ濾布で濾過し、取出して種粒子なる乳化重合体
を得た。このものは不揮発濃度50.1%、 PH1,
8であった。
同様の1.572の反応装置に上記で得た乳化重合体4
52部および水125部を仕込んだ。次に下記のエチレ
ン性不飽和単量体混合液を調整し、滴下ロートに入れた
アクリル酸ブチル          97.o部メタ
クリ酸メチル         101.0部アクリル
酸              2.0部窒素ガスを送
入しつつ、攪拌しながら反応装置内温を70°Cに昇温
し、別の滴下ワードに準備した2%過硫酸カリウム水溶
液60部および上記単量体混合物を滴下して重合した。
これらの滴下は内温を70°Cに保ちつつ2時間行った
。さらに同温度で2時間保持した後、室温に冷却して2
00メツシユ濾布で濾過し、本発明に用いるエマルショ
ア(E−1)を得た。得られた重合体エマルジョン(E
−1)は、不揮発分濃度50.3%、PH1,8、粘度
240 cpsであった。次に、このエマルジョンをそ
のままおよびPHをアンモニア水で9.5に調整したも
のを、それぞれ50 ’CT lケ月間保存したところ
、いずれも凝集などの変化がなく、安定であった。
比較例1 一方、該ポリシロキサン40.0部、初期の脱イオン水
40.0部を除いた以外は実施例1と全く同し方法で乳
化重合して重合体エマルジョン(RE−1)を得た。得
られた重合体エマルジョン(RE−1)は不揮発分濃度
50.1%PH1,9、粘度220 cpsであった。
次に、このエマルジョンをそのままおよびPHをアンモ
ニア水で9.5に調整したものを、それぞれ50″Cで
、1ケ月保存したところいずれも凝集などの変化がなく
安定であった。
上記で得た各重合体エマルジョンを用いて、下記配合に
より、水性塗料組成物を製造した。
(塗料配合) 水                       1
0.0 部JR−60OA (酸化チタン;帝国化工KK製品) 36.0部 SNデフォ−マー121 (消泡剤;サンノプコKK製品) 0.4部 アンモニア水(28%) エマルジョン (50%) 0.15部 100.0部 七ロサイズQP−4400(3%)9.2部(tl粘剤
;ユニオンカーハイF社製品)N、V、       
             51.0 %顔料容積濃度
(P〜!(:)          20  %それぞ
れの塗料、塗膜物性試験結果は、表1の如くであったり (分散庁j;日本セオンKK製晶ン 表 〔試験方法〕 塗料粘度;ストマー型粘度計による。測定温度25°C 塗膜透湿度; JIS−Z−0208の試験方法に準拠
透 水 性;JIS伸長型試験方法に準拠耐 水 性;
20°Cの水に試片を7日間浸漬し、塗面のツヤ引け、
白化フクレ等を 観察 耐アルカリ性;20°C15%苛性ソーダ液中に7日間
浸漬し塗面の状態変化を観 察 実施例2 原料として下記のものを用意した。
(1)ポリシロキサン (2)重合体単量体 (第1段日干ツマー) アクリル酸2−エチルへキシル スチレン メタクリル酸メチル 75.0部 100.0部 50.0部 アクリル酸           2.0部(第2段目
モノマー) アクリル酸2−エチルヘキシル 100.0部スチレン
           100.0部メタクリル酸メチ
ル      65.0部メタクリル酸       
   8.0部(3)乳化剤 フィテンEA−1705(固形分80%)  15.0
部しヘノールーZ(固形分25%) ’120.0部(
4)イオン交換水          551.0部(
5)重合開始剤 過硫酸アンモニウム       2.5部1)花王■
製 アニオン乳化剤 攪拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温度計を
取りつけた1、5Cの反応容器に脱イオン水501部、
と乳化剤を仕込み熔解した。次C二窒素ガスを送入しつ
つ、攪拌下に反応装置内温を80°Cに昇温しで、50
部の脱イオン水に溶解した過硫酸アンモニウム水溶液の
25部を添加し、次し)で該ポリシロキサンを溶解し、
第1段目のモノマーを1時間にわたって滴下した。内温
を80’C4こ保ちつつ、さらに1時間保持した後、残
りの過硫酸アンモニウム水溶液を添加し、次いて第2段
目の七ツマ−を1時間にわたって滴下し、重合した。
さらに80゛Cで2時間保持したのち室温まで冷却して
200メツシユ濾布で濾過し、乳化重合体エマルション
(E−2)を得た。このものは不揮発分濃度50.3%
、PH1,8、粘度300Cpsであった。このエマル
ジョンをアンモニア水で9.5に調整ゝ−こ後実施例1
と同し塗料配合により水性塗料組成物を製造した。
比較例2 また実施例2の重合性単量体の第1段目と第2段目の千
ツマ−を総計したものを、2段重合法を用いずに、通常
の乳化重合法を用いて行なったものを比較例2とした。
即ち、攪拌機、還流コンデンサー、滴下ロートおよび温
度計を取りつけた1、51の反応容器ζ二股イオン水5
01部と下記の乳化剤を仕込み熔解した。次に窒素ガス
を送入しつつ、撹拌下C二反応装置の内温を80°Cに
昇温しで、50部の脱イオン水に溶解した過硫酸アンモ
ニウム水溶液の25部を添加し、次いで該ポリシロキサ
ンを熔解した下記のモノマーを3時間にわたって滴下し
た。この時残りの過硫酸アンモニウム水溶液も併行して
滴下した。内温を80’Cに保ちつつ、さらに2時間保
持した後、室温まで冷却して、200メソシユ濾布で濾
過し、乳化重合体(RE−2)を得た。
このものは、不揮発分濃度50.1%、 PH1,8、
粘度280 cpsであった。このエマルジョンをアン
モニア水でPH9,5に調整した後実施例1と同し塗料
配合により水性塗料組成物を製造した。
比較例2の原料として下記のものを用意した。
(1)ポリシロキサン (2)重合体単量体 アクリル酸2 スチレン メタクリル酸メ アクリル酸 エチルヘキシル 175.0部 20CLO部 チル     115.0部 2.0部 メタクリル酸          8.0部(3)乳化
剤 フィテンEA−1705(固形分80%)  15.0
部しヘノール訂(固形分25%) ’+ 20.0部(
4)イオン交換水          551.0自仏
(5)重合開始剤 過硫酸アンモニウム       2.5部1)花王■
製 アニオン乳化剤 実施例3〜10 さらに実施例2と同様の方法で表2G=示した原料を使
用して重合体エマルジョン(E−3〜10)を合成し、
実施例1と同様の塗料配合C二より水性塗料組成物(実
施例3〜10)を得た。
比較例3〜5 (比較例3) 一方、実施例2と同様の方法で表2に示u lコ原料を
使用して重合体エマルジョン(RE−3)を合成し、実
施例1と同様の塗料配合により、水性塗料組成物(比較
例3)を得た。
(比較例4) ポリシロキサンとして、トーレ・シリコンS)+200
(IOC5)を50部;アニオン乳化剤、レヘノール間
(固形分25%)を20部用いて乳濁液の状態にしだ後
RE−1の共重合体エマルジョン200部に添加し、十
分攪拌してシリコン−アクリル−フレンドエマルジョン
を得た。
このエマルジョンを実施例1と同様の塗料配合により水
性塗料組成物を得た。
(比較例5) RE−1の共重合体エマルジョン100部に対して、ス
ノーテツクスC(コロイダルシリカ、固形分20%、日
産化学■製)50部添加し、十分攪拌した後、実施例1
と同様の塗料配合により水性塗料組成物を得た。
7/ ・くン′ 実施例及び比較例の水性塗料組成物の塗料及び塗膜性能
のテスト結果は表3の如くであった。
ン 6グ / (発明の効果) 本発明の水性塗料組成物は、塗料の貯蔵安定性が良好で
耐溶剤性防水性に優れ、且つ高透湿性を有する塗膜特性
を発揮する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリシロキサンの存在下にα,β−エチレン性不飽
    和単量体(A)を乳化重合させて得られる乳化重合体の
    存在下、α,β−エチレン性不飽和単量体(B)を乳化
    重合させて得られる重合体エマルジョンをビヒクルとす
    る水性塗料組成物。 2、α,β−エチレン性不飽和単量体(A)とポリシロ
    キサンとの割合が、重量比で100:200〜100:
    10であり、α,β−エチレン性不飽和単量体(A)お
    よび(B)とポリシロキサンとの割合が、重量比で10
    0:100〜100:5であることを特徴とする請求項
    1記載の水性塗料組成物。 3、α,β−エチレン性不飽和単量体(A)とα,β−
    エチレン性不飽和単量体(B)との割合が、重量比で1
    00:500〜100:10であることを特徴とする請
    求項1または2記載の水性塗料組成物。 4、ポリシロキサンが極性基を有し、かつその極性基が
    エポキシ基、カルボキシル基、アミノ基、水酸基、メチ
    ロール基、ビニル基の中から選ばれる1又は2以上であ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記
    載の水性塗料組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249719A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Toray Ind Inc エマルジョン塗料組成物
WO2007077879A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Sk Kaken Co., Ltd. コーティング剤

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