JPH047751B2 - - Google Patents
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- JPH047751B2 JPH047751B2 JP60089508A JP8950885A JPH047751B2 JP H047751 B2 JPH047751 B2 JP H047751B2 JP 60089508 A JP60089508 A JP 60089508A JP 8950885 A JP8950885 A JP 8950885A JP H047751 B2 JPH047751 B2 JP H047751B2
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- Japan
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な次の式()
で表わされる5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1
−b〕チアゾール誘導体及びその塩並びにこれを
有効成分として含有する免疫調節剤に関する。 〔従来の技術〕 従来、イミダゾチアゾール骨格を有する多くの
化合物が合成されており、例えば次式 で表わされるイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体(レバミゾール)が免疫調節作用を有する
ことが報告されている(西独公開特許第2340632
号)。 また、式 (式中、R9はC1〜C3のアルキルスルホニル又
は
−b〕チアゾール誘導体及びその塩並びにこれを
有効成分として含有する免疫調節剤に関する。 〔従来の技術〕 従来、イミダゾチアゾール骨格を有する多くの
化合物が合成されており、例えば次式 で表わされるイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体(レバミゾール)が免疫調節作用を有する
ことが報告されている(西独公開特許第2340632
号)。 また、式 (式中、R9はC1〜C3のアルキルスルホニル又
は
【式】基、R13およびR14は独立に水
素、モノフルオロフエニル、トリフルオロメチル
フエニル又はトリメチルフエニルを示すが、同時
に水素ではない、あるいはR13およびR14はそれ
らが結合する窒素原子と一緒になつてシス−ジメ
チルピロリジンを形成する。R10はC1〜C3のアル
キル又はフエニル、R11およびR12は独立に水素
又はC1〜C4のアルキル基を示す) で表わされるイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体〔米国特許第4224334号、ジヤーナル・オ
ブ・メデイシナル・ケミストリー(J.Med.
Chem)24,604〜609(1981)〕及び式 (式中、R15は置換された又は無置換のフエニ
ル基又はナフタリル基を示す) で表わされる5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1
−b〕チアゾール誘導体(特開昭57−169490号)
が抗炎症作用を有することが報告されている。 〔問題点を解決するための手段〕 斯かる実状において、本発明者らは、種々のイ
ミダゾ〔2,1−b〕チアゾール誘導体を合成
し、その生理活性を検討した結果、特定の置換基
を有する上記()式でで表わされる新規な5,
6−ジヒドロ−イミダゾ〔2,1−b〕チアゾー
ル誘導体が優れた免疫調節作用を有することを見
出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、()式で表わされる5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体及びその塩を提供するものである。 更にまた、本発明、()式で表わされる5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体又はその塩を有効成分として含有する免疫
調節剤を提供するものである。 本発明において、5,6−ジヒドロイミダゾ
〔2,1−b〕チアゾール誘導体の塩類としては、
薬学的に許容される塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、
炭酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、スル
ホン酸塩、酢酸塩、シユウ酸塩、酒石酸塩、クエ
ン酸塩、リンゴ酸塩、グルタミン酸塩、アスパラ
ギン酸塩等の無機酸塩又は有機酸塩が挙げられ
る。 また、本発明の()式の化合物及びその塩は
結晶水をもつてもよく、これらの水和物は何れも
本発明の範囲に含まれるものである。 本発明化合物()は、例えば次の反応式に従
つて、()式で表わされるアミドに()式で
表わされるイミダゾリジン−2−チオンを反応さ
せることにより製造される。 本反応は適当な不活性溶媒中行うのが好まし
く、溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、アセトニトリル、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホル
ム、水などが用いられる。 反応温度は、−5℃〜100℃、好ましくは20〜80
℃であり、1〜6時間の反応により高収率、高純
度で本発明の化合物を得ることができる。 このようにして得られる塩酸塩から遊離の一般
式()の化合物を得るためには、塩基、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アン
モニアなどの無機塩基、ピリジン、トリエチルア
ミンなどの有機塩基で処理すればよい。また他の
塩類に導びくためには、相当する酸、例えば硫
酸、炭酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸、スルホン
酸、酢酸、シユウ酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ
酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などで上記塩
酸塩あるいは遊離の化合物を処理すればよい。 本方法の原料として使用される()式の化合
物は、例えば、次の反応式に従つて、ジケテン
()にアミン類()を反応させて()式の
化合物となし、次いでこれをスルフリルクロリド
〔ケミカル・アブストラクツ(Chemical
Abstracts)19,43(1925)〕又はN−クロロコハ
ク酸イミド等でクロル化することにより製造され
る。 また、もう一つの原料化合物()は、例えば
オーガニツク・シンセシス(Org.Synth.)、
Coll.3394頁に記載の方法に従つて、次の方法で
製造される。 次に、本発明化合物()の塩酸塩の薬理効果
及び毒性について説明する。 試験例 1 マウス脾細胞を用いた試験管内プラーク形成細
胞応答に対する作用: BALB/cマウスの脾細胞1×107個を羊赤血
球(1×106)及び供試化合物(0.2または1μg/
ml)と共に、10%牛胎児血清を含むRPMI−1640
培地にてCO2インキユベーター(37℃)中5日間
培養し〔ミシエル、アール・アイ(Mischell,R.
I)ら; (J.Exp.Med.)126:423(1967)の変法〕、出
現するプラーク形成細胞数をイエルネ・アンド・
ノルデイン(Jerne and Nordin)の方法〔サイ
エンス(Science)140:405(1963)〕で測定した。
その結果を表1に示す。
フエニル又はトリメチルフエニルを示すが、同時
に水素ではない、あるいはR13およびR14はそれ
らが結合する窒素原子と一緒になつてシス−ジメ
チルピロリジンを形成する。R10はC1〜C3のアル
キル又はフエニル、R11およびR12は独立に水素
又はC1〜C4のアルキル基を示す) で表わされるイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体〔米国特許第4224334号、ジヤーナル・オ
ブ・メデイシナル・ケミストリー(J.Med.
Chem)24,604〜609(1981)〕及び式 (式中、R15は置換された又は無置換のフエニ
ル基又はナフタリル基を示す) で表わされる5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1
−b〕チアゾール誘導体(特開昭57−169490号)
が抗炎症作用を有することが報告されている。 〔問題点を解決するための手段〕 斯かる実状において、本発明者らは、種々のイ
ミダゾ〔2,1−b〕チアゾール誘導体を合成
し、その生理活性を検討した結果、特定の置換基
を有する上記()式でで表わされる新規な5,
6−ジヒドロ−イミダゾ〔2,1−b〕チアゾー
ル誘導体が優れた免疫調節作用を有することを見
出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、()式で表わされる5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体及びその塩を提供するものである。 更にまた、本発明、()式で表わされる5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
誘導体又はその塩を有効成分として含有する免疫
調節剤を提供するものである。 本発明において、5,6−ジヒドロイミダゾ
〔2,1−b〕チアゾール誘導体の塩類としては、
薬学的に許容される塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、
炭酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、スル
ホン酸塩、酢酸塩、シユウ酸塩、酒石酸塩、クエ
ン酸塩、リンゴ酸塩、グルタミン酸塩、アスパラ
ギン酸塩等の無機酸塩又は有機酸塩が挙げられ
る。 また、本発明の()式の化合物及びその塩は
結晶水をもつてもよく、これらの水和物は何れも
本発明の範囲に含まれるものである。 本発明化合物()は、例えば次の反応式に従
つて、()式で表わされるアミドに()式で
表わされるイミダゾリジン−2−チオンを反応さ
せることにより製造される。 本反応は適当な不活性溶媒中行うのが好まし
く、溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、アセトニトリル、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホル
ム、水などが用いられる。 反応温度は、−5℃〜100℃、好ましくは20〜80
℃であり、1〜6時間の反応により高収率、高純
度で本発明の化合物を得ることができる。 このようにして得られる塩酸塩から遊離の一般
式()の化合物を得るためには、塩基、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アン
モニアなどの無機塩基、ピリジン、トリエチルア
ミンなどの有機塩基で処理すればよい。また他の
塩類に導びくためには、相当する酸、例えば硫
酸、炭酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸、スルホン
酸、酢酸、シユウ酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ
酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などで上記塩
酸塩あるいは遊離の化合物を処理すればよい。 本方法の原料として使用される()式の化合
物は、例えば、次の反応式に従つて、ジケテン
()にアミン類()を反応させて()式の
化合物となし、次いでこれをスルフリルクロリド
〔ケミカル・アブストラクツ(Chemical
Abstracts)19,43(1925)〕又はN−クロロコハ
ク酸イミド等でクロル化することにより製造され
る。 また、もう一つの原料化合物()は、例えば
オーガニツク・シンセシス(Org.Synth.)、
Coll.3394頁に記載の方法に従つて、次の方法で
製造される。 次に、本発明化合物()の塩酸塩の薬理効果
及び毒性について説明する。 試験例 1 マウス脾細胞を用いた試験管内プラーク形成細
胞応答に対する作用: BALB/cマウスの脾細胞1×107個を羊赤血
球(1×106)及び供試化合物(0.2または1μg/
ml)と共に、10%牛胎児血清を含むRPMI−1640
培地にてCO2インキユベーター(37℃)中5日間
培養し〔ミシエル、アール・アイ(Mischell,R.
I)ら; (J.Exp.Med.)126:423(1967)の変法〕、出
現するプラーク形成細胞数をイエルネ・アンド・
ノルデイン(Jerne and Nordin)の方法〔サイ
エンス(Science)140:405(1963)〕で測定した。
その結果を表1に示す。
【表】
レバミゾールが増強活性を示すには20μg/ml
前後の濃度を要する本試験において、本発明化合
物は0.2μg/mlの低濃度で強力な免疫応答増強作
用を示した。一方、比較化合物は殆んど活性を示
さなかつた。 試験例 2 マウス脾細胞または胸腺細胞を用いた試験管内
リンパ球幼若化反応に対する作用: BALB/cマウスの脾細胞(1×105個)また
は胸腺細胞(2×105個)をマイトジエン(Con
A:2.5μg/mlまたはLPS:10μg/ml)及び被
検化合物(1μg/ml)と共に5%牛胎児血清を
含むRPMI−1640培地(0.2ml)にてCO2インキユ
ベーター(37℃)中48時間培養した。次いで
0.5μCiの3H−チミジンを添加して更に18時間培
養し、細胞内に取り込まれた3H−チミジンの放
射活性を測定した。結果を表2に示す。
前後の濃度を要する本試験において、本発明化合
物は0.2μg/mlの低濃度で強力な免疫応答増強作
用を示した。一方、比較化合物は殆んど活性を示
さなかつた。 試験例 2 マウス脾細胞または胸腺細胞を用いた試験管内
リンパ球幼若化反応に対する作用: BALB/cマウスの脾細胞(1×105個)また
は胸腺細胞(2×105個)をマイトジエン(Con
A:2.5μg/mlまたはLPS:10μg/ml)及び被
検化合物(1μg/ml)と共に5%牛胎児血清を
含むRPMI−1640培地(0.2ml)にてCO2インキユ
ベーター(37℃)中48時間培養した。次いで
0.5μCiの3H−チミジンを添加して更に18時間培
養し、細胞内に取り込まれた3H−チミジンの放
射活性を測定した。結果を表2に示す。
【表】
表2から明らかな如く、本発明化合物は3H−
チミジンの取込みを増加させた。すなわち、リン
パ球幼若化反応促進作用を示した。 試験例 3 被検化合物を経口投与した時のリンパ球幼若化
反応に対する作用: BALB/c系雌性マウスを1群6匹用いた。
被検化合物0.25mg/Kgを1日1回、5日間経口投
与し、6日目に脾臓を取り出して脾細胞(2×
105個)をマイトジエン(Con A:2.5μg/ml)
と共に培養し、リンパ球幼若化反応を調べた。培
養条件及びリンパ球幼若化反応の測定は試験例2
の方法に従つた。結果を表3に示す。
チミジンの取込みを増加させた。すなわち、リン
パ球幼若化反応促進作用を示した。 試験例 3 被検化合物を経口投与した時のリンパ球幼若化
反応に対する作用: BALB/c系雌性マウスを1群6匹用いた。
被検化合物0.25mg/Kgを1日1回、5日間経口投
与し、6日目に脾臓を取り出して脾細胞(2×
105個)をマイトジエン(Con A:2.5μg/ml)
と共に培養し、リンパ球幼若化反応を調べた。培
養条件及びリンパ球幼若化反応の測定は試験例2
の方法に従つた。結果を表3に示す。
【表】
本発明化合物はレバミゾールの1/10量、0.25
mg/Kg/日経口投与でレバミゾールと同等のリン
パ球幼若化反応促進活性を示した。 試験例 4 遅延型アレルギー反応に対する作用 ddY系雄性マウス1群8匹の背部皮下に羊赤血
球2×108個を注射して感作した。感作4日後、
一側後肢足蹠皮下に羊赤血球5×107個を、他側
足蹠には生理食塩液を注射して24時間後の両足蹠
の厚みをマイクロメーターで測定し、浮腫率を求
めた。被検化合物は感作2時間後より1日1回、
5日間経口投与した。結果を表4に示す。
mg/Kg/日経口投与でレバミゾールと同等のリン
パ球幼若化反応促進活性を示した。 試験例 4 遅延型アレルギー反応に対する作用 ddY系雄性マウス1群8匹の背部皮下に羊赤血
球2×108個を注射して感作した。感作4日後、
一側後肢足蹠皮下に羊赤血球5×107個を、他側
足蹠には生理食塩液を注射して24時間後の両足蹠
の厚みをマイクロメーターで測定し、浮腫率を求
めた。被検化合物は感作2時間後より1日1回、
5日間経口投与した。結果を表4に示す。
【表】
本発明化合物は0.5g/Kg/日経口投与で遅延
型アレルギー反応を有意に抑制した。 試験例 5 アジユバンド関節炎に対する作用: Lewis系雄性ラツト1群10匹を用いた。一側後
肢足蹠皮下に、アジユバントとして流動パラフイ
ンに懸濁した結核菌死菌0.6mg/0.1mlを注射して
アジユバント関節炎を誘起すると共に、被検化合
物を1日1回、27日間経口投与して28日後の両側
後肢足蹠の容積を測定し、それぞれの浮腫率を求
めた。結果を表5に示す。
型アレルギー反応を有意に抑制した。 試験例 5 アジユバンド関節炎に対する作用: Lewis系雄性ラツト1群10匹を用いた。一側後
肢足蹠皮下に、アジユバントとして流動パラフイ
ンに懸濁した結核菌死菌0.6mg/0.1mlを注射して
アジユバント関節炎を誘起すると共に、被検化合
物を1日1回、27日間経口投与して28日後の両側
後肢足蹠の容積を測定し、それぞれの浮腫率を求
めた。結果を表5に示す。
【表】
本発明化合物は1mg/Kg/日経口投与でアジユ
バント非注射足の浮腫及びアジユバンド注射足の
浮腫を有意に抑制した。 試験例 6 副作用及び血中濃度 Wistar系雄性ラツト1群4匹に被検化合物300
mg/Kgを1日1回、4日間経口投与して一般症状
を観察すると共に、体重、肝臓重量、血清コレス
テロール値に対する影響を検討した。血清コレス
テロールはベーカー社のコレステロール測定用キ
ツトを用い、セントリフイケム・オートアナライ
ザーで測定した。比較化合物としては、()式
中、R1=R2=H、()n=3,4−Cl2の化合
物(比較化合物6)、R1=R2=H、()n=3
−CF3の化合物(比較化合物7)及びレバミゾー
ルを使用した。 また、1回投与後及び4日間投与後の被検化合
物の血中濃度比較も行なつた。血中濃度測定には
高速液体クロマトグラフイーを使用した。 (1) 一般症状に及ぼす影響 本発明化合物及び比較化合物6投与群では一
般症状に変化がみられなかつた。比較化合物7
投与群では流涙、目からの出血、鎮静、平衡感
覚異常、振戦がみられたた。レバミゾール投与
群では半数例が死亡した。 (2) 体重に及ぼす影響 被検化合物投与前及び4日間投与後の体重を
表6に示す。
バント非注射足の浮腫及びアジユバンド注射足の
浮腫を有意に抑制した。 試験例 6 副作用及び血中濃度 Wistar系雄性ラツト1群4匹に被検化合物300
mg/Kgを1日1回、4日間経口投与して一般症状
を観察すると共に、体重、肝臓重量、血清コレス
テロール値に対する影響を検討した。血清コレス
テロールはベーカー社のコレステロール測定用キ
ツトを用い、セントリフイケム・オートアナライ
ザーで測定した。比較化合物としては、()式
中、R1=R2=H、()n=3,4−Cl2の化合
物(比較化合物6)、R1=R2=H、()n=3
−CF3の化合物(比較化合物7)及びレバミゾー
ルを使用した。 また、1回投与後及び4日間投与後の被検化合
物の血中濃度比較も行なつた。血中濃度測定には
高速液体クロマトグラフイーを使用した。 (1) 一般症状に及ぼす影響 本発明化合物及び比較化合物6投与群では一
般症状に変化がみられなかつた。比較化合物7
投与群では流涙、目からの出血、鎮静、平衡感
覚異常、振戦がみられたた。レバミゾール投与
群では半数例が死亡した。 (2) 体重に及ぼす影響 被検化合物投与前及び4日間投与後の体重を
表6に示す。
【表】
本発明化合物は体重に影響を及ぼさなかつた
が、比較化合物6は体重増加を抑制した。レバ
ミゾールは100mg/Kg/日投与でも体重増加を
抑制した。 (3) 肝臓重量に及ぼす影響 得られた成績を表7に示す。本発明化合物は
肝臓重量に影響を及ぼさなかつた。比較化合物
6は著しく肝臓重量を増加させた。
が、比較化合物6は体重増加を抑制した。レバ
ミゾールは100mg/Kg/日投与でも体重増加を
抑制した。 (3) 肝臓重量に及ぼす影響 得られた成績を表7に示す。本発明化合物は
肝臓重量に影響を及ぼさなかつた。比較化合物
6は著しく肝臓重量を増加させた。
【表】
肝臓重量は平均値±標準偏差を示す。
*:対照群との間に有意差(P<0.05)あり。
(4) 血清コレステロール値に及ぼす影響 試験成績を表8に示す。比較化合物6及び7
並びにレバミゾールは血清コレステロール値を
有意に上昇させたが、本発明化合物は有意な影
響を及ぼさなかつた。 (5) 連続投与による血中濃度の変化 1回投与後及び1日1回、4日間投与後のそ
れぞれ1時間目及び2時間目に動物を採血致死
せしめて測定した血中濃度を表9に示す。比較
化合物6及び7を連続投与した後の血中濃度
は、1回投与後の血中濃度よりも著しく低値を
示したが、本発明化合物では大した差が認めら
れなかつた。
*:対照群との間に有意差(P<0.05)あり。
(4) 血清コレステロール値に及ぼす影響 試験成績を表8に示す。比較化合物6及び7
並びにレバミゾールは血清コレステロール値を
有意に上昇させたが、本発明化合物は有意な影
響を及ぼさなかつた。 (5) 連続投与による血中濃度の変化 1回投与後及び1日1回、4日間投与後のそ
れぞれ1時間目及び2時間目に動物を採血致死
せしめて測定した血中濃度を表9に示す。比較
化合物6及び7を連続投与した後の血中濃度
は、1回投与後の血中濃度よりも著しく低値を
示したが、本発明化合物では大した差が認めら
れなかつた。
【表】
【表】
コレステロール値は平均値±標準偏
差を示す。
*:対照群との間に有意差(P<0.05
)あり。
差を示す。
*:対照群との間に有意差(P<0.05
)あり。
叙上の如く、本発明は、優れた免疫調節作用を
有する新規な化合物及びこれを含有する免疫調節
剤を提供する優れた発明である。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 m−トリフルオロメチルアニリン(16.1g、
0.1M)をトルエンに溶解し、触媒量のピリジン
を加え、室温下ジケテン(9.2g、0.11M)を滴
下した。反応液を3時間加熱還流した。冷却後生
じた析出物を集し、エタノールにて再結晶を行
ない3′−トリフルオロメチルアセトアセタニリド
を得た。 実施例 2 実施例1で得られた3′−トリフルオロメチルア
セトアセタニリド9.8g(0.04M)をエーテルに
溶解させ、塩化スルフリル5.9g(0.044M)を−
5℃にて滴下し、−10〜−5℃で30分間撹拌した
後氷水中へ注ぎ入れ、炭酸水素ナトリウムにて中
和し、トルエンにて抽出を行つた。トルエン抽出
液を乾燥し、濃縮後得られたオイル状物質をn−
ヘキサンにて結晶化させ3′−トリフルオロメチル
−2−クロロアセトアセタニリド(融点61−63
℃)を得た。この物をメチルエチルケトンに溶解
し、4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−チオ
ン5.2g(0.04M)を加え、3時間加熱還流した。
冷却後析出物を集し、イソプロパノールより再
結晶し、減圧下120℃にて3時間乾燥した。これ
をメチルエチルケトンに懸濁させ、20時間加熱還
流し、冷却後集し、減圧下乾燥を行い3′−トリ
フルオロメチル−3,6,6−トリメチル−5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
−2−カルボキシアニリド塩酸塩11.8gを得た。 この塩酸塩7.8g(0.02M)を水に溶解させ、
室温にて20%炭酸カリウム水を滴下する。生じた
結晶を集し、水洗を行い精製した。この物を減
圧下120℃にて3時間乾燥を行い、3′−トリフル
オロメチル−3,6,6−トリメチル−5,6−
ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール−2
−カルボキシアニリド7.1gを得た。 PMRデーターδ値(ppm)(m,d6−DMSO) −CH3 2.36(s,3H)
有する新規な化合物及びこれを含有する免疫調節
剤を提供する優れた発明である。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。 実施例 1 m−トリフルオロメチルアニリン(16.1g、
0.1M)をトルエンに溶解し、触媒量のピリジン
を加え、室温下ジケテン(9.2g、0.11M)を滴
下した。反応液を3時間加熱還流した。冷却後生
じた析出物を集し、エタノールにて再結晶を行
ない3′−トリフルオロメチルアセトアセタニリド
を得た。 実施例 2 実施例1で得られた3′−トリフルオロメチルア
セトアセタニリド9.8g(0.04M)をエーテルに
溶解させ、塩化スルフリル5.9g(0.044M)を−
5℃にて滴下し、−10〜−5℃で30分間撹拌した
後氷水中へ注ぎ入れ、炭酸水素ナトリウムにて中
和し、トルエンにて抽出を行つた。トルエン抽出
液を乾燥し、濃縮後得られたオイル状物質をn−
ヘキサンにて結晶化させ3′−トリフルオロメチル
−2−クロロアセトアセタニリド(融点61−63
℃)を得た。この物をメチルエチルケトンに溶解
し、4,4−ジメチルイミダゾリジン−2−チオ
ン5.2g(0.04M)を加え、3時間加熱還流した。
冷却後析出物を集し、イソプロパノールより再
結晶し、減圧下120℃にて3時間乾燥した。これ
をメチルエチルケトンに懸濁させ、20時間加熱還
流し、冷却後集し、減圧下乾燥を行い3′−トリ
フルオロメチル−3,6,6−トリメチル−5,
6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール
−2−カルボキシアニリド塩酸塩11.8gを得た。 この塩酸塩7.8g(0.02M)を水に溶解させ、
室温にて20%炭酸カリウム水を滴下する。生じた
結晶を集し、水洗を行い精製した。この物を減
圧下120℃にて3時間乾燥を行い、3′−トリフル
オロメチル−3,6,6−トリメチル−5,6−
ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾール−2
−カルボキシアニリド7.1gを得た。 PMRデーターδ値(ppm)(m,d6−DMSO) −CH3 2.36(s,3H)
【式】 1.26(s,6H)
−CH2− 3.62(s,2H)
【式】 7.33〜8.10(m,4H)
実施例 3
カプセル剤:
成分(10000カプセル)
本発明化合物 2500g
じやがいも澱粉 400
ステアリン酸マグネシウム 90
上記の成分分量を計り、V型混合機に入れ、均
一に混合する。この混合粉末を1号の硬化カプセ
ルに充填する。1カプセル当りの内容物量は300
mgである。 実施例 4 成分(10000錠) 本発明化合物 500g 結晶セルロース 1362 ステアリン酸マグネシウム 19 タルク 19 上記の成分分量を計り、V型混合機に入れ、均
一に混合する。この混合粉末を直接打錠法で直径
8.0mmの隅丸平面の杵を用いて打錠し、直径8.0
mm、厚さ3.0mm、重量190mgの錠剤とする。 実施例 5 散剤: 成分 本発明化合物 200g 乳 糖 800 上記成分分量を計り、V型混合機に入れ、均一
に混合する。
一に混合する。この混合粉末を1号の硬化カプセ
ルに充填する。1カプセル当りの内容物量は300
mgである。 実施例 4 成分(10000錠) 本発明化合物 500g 結晶セルロース 1362 ステアリン酸マグネシウム 19 タルク 19 上記の成分分量を計り、V型混合機に入れ、均
一に混合する。この混合粉末を直接打錠法で直径
8.0mmの隅丸平面の杵を用いて打錠し、直径8.0
mm、厚さ3.0mm、重量190mgの錠剤とする。 実施例 5 散剤: 成分 本発明化合物 200g 乳 糖 800 上記成分分量を計り、V型混合機に入れ、均一
に混合する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の式() で表わされる5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1
−b〕チアゾール誘導体又はその塩。 2 次の式() で表わされる5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1
−b〕チアゾール誘導体又はその塩を有効成分と
して含有することを特徴とする免疫調節剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60089508A JPS61249990A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾ−ル誘導体およびその塩ならびにこれを含有する免疫調節剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60089508A JPS61249990A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾ−ル誘導体およびその塩ならびにこれを含有する免疫調節剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61249990A JPS61249990A (ja) | 1986-11-07 |
| JPH047751B2 true JPH047751B2 (ja) | 1992-02-12 |
Family
ID=13972724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60089508A Granted JPS61249990A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 5,6−ジヒドロイミダゾ〔2,1−b〕チアゾ−ル誘導体およびその塩ならびにこれを含有する免疫調節剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61249990A (ja) |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP60089508A patent/JPS61249990A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61249990A (ja) | 1986-11-07 |
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