JPH0477233A - ポリエステルフィルムの製造方法 - Google Patents
ポリエステルフィルムの製造方法Info
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリエステルフィルムの製造方法に関するも
のであり、より詳しくは、セラミックロールを用いたポ
リエステルフィルムの縦延伸方法に関するものである。
のであり、より詳しくは、セラミックロールを用いたポ
リエステルフィルムの縦延伸方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、延伸ロールに関しては、
(1)金属ロール表面に0.01〜5mm厚さでセラミ
ック層が被覆された加熱延伸ロールを用いて延伸する方
法(特公昭48−44666号公報)、(2)表面粗さ
のRMAxが1.5μm以上の高分子樹脂ロールで加熱
延伸を行う方法(特公昭4749827号公報)、 (3)加熱ロールにRMAXか1.0μm以上6μm以
下であり、凹部が10個/M以上で、かつ断面曲線の中
心線より1.5μm以上高い凸部がないように表面仕上
げされたロールを用いる方法。
ック層が被覆された加熱延伸ロールを用いて延伸する方
法(特公昭48−44666号公報)、(2)表面粗さ
のRMAxが1.5μm以上の高分子樹脂ロールで加熱
延伸を行う方法(特公昭4749827号公報)、 (3)加熱ロールにRMAXか1.0μm以上6μm以
下であり、凹部が10個/M以上で、かつ断面曲線の中
心線より1.5μm以上高い凸部がないように表面仕上
げされたロールを用いる方法。
(特開昭62−11.6127号公報)、(4)延伸ロ
ールとして、表面粗さの中心線平均粗さが0.5〜1.
5μm1最大深さが10μm以下0,5μm以上の凹部
の数(粗さ密度)が1mm長当り12〜22個であるセ
ラミックロールを用いることを特徴とするポリエステル
フィルムの製造方法(特開平2−102023)等が知
られている。
ールとして、表面粗さの中心線平均粗さが0.5〜1.
5μm1最大深さが10μm以下0,5μm以上の凹部
の数(粗さ密度)が1mm長当り12〜22個であるセ
ラミックロールを用いることを特徴とするポリエステル
フィルムの製造方法(特開平2−102023)等が知
られている。
[発明が解決しようとする課題J
しかし、上記(1)に開示された方法は、金属ロール表
面にセラミック層を被覆したロールであり、単なるセラ
ミック材料のみでは必ずしもセラミック表面転写欠点防
止効果が認められない。
面にセラミック層を被覆したロールであり、単なるセラ
ミック材料のみでは必ずしもセラミック表面転写欠点防
止効果が認められない。
また、上記(2)に示されるように表面粗さのRMAX
を大きくし、粗面化の程度を増大すれば粘着むらは少な
くなるが、セラミック表面転写欠点の発生を増大する。
を大きくし、粗面化の程度を増大すれば粘着むらは少な
くなるが、セラミック表面転写欠点の発生を増大する。
また、上記(3)に開示された方法については、RMA
Xと凹部の個数だけの規制では、セラミック表面転写欠
点防止効果としては十分でない。
Xと凹部の個数だけの規制では、セラミック表面転写欠
点防止効果としては十分でない。
また、上記(4)に示されるように、平均粗さ、最大深
さ0.5μ以上の凹部の個数、粗さ密度だけの管理では
セラミック表面転写欠点防止効果としては不十分である
。
さ0.5μ以上の凹部の個数、粗さ密度だけの管理では
セラミック表面転写欠点防止効果としては不十分である
。
[課題を解決するための手段J
本発明は、フィルムを長手方向(縦方向)に延伸するに
際し、延伸ロールとして、表面粗さの中心線平均粗さが
0. 9μm以下、断面曲線の表面線部を基準とする凹
部最大幅が80μm以下、かつ凹部幅20μ以上のもの
が5 mm長当り50個以下であるセラミックロールを
用いることを特徴とするポリエステルフィルムの製造方
法に関する。
際し、延伸ロールとして、表面粗さの中心線平均粗さが
0. 9μm以下、断面曲線の表面線部を基準とする凹
部最大幅が80μm以下、かつ凹部幅20μ以上のもの
が5 mm長当り50個以下であるセラミックロールを
用いることを特徴とするポリエステルフィルムの製造方
法に関する。
本発明に用いる延伸ロールの中心線平均粗さは、0.9
μm以下である。この範囲を超えるとセラミック表面転
写の発生原因となる。また、この値が低すぎるとフィル
ムと粘着しやすくなるため、好ましくは0.6〜0.8
μmである。表面線部を基準とする凹部最大幅は80μ
以下、好ましくは60μ以下である。この範囲を超える
とセラミック表面転写の発生原因となる。
μm以下である。この範囲を超えるとセラミック表面転
写の発生原因となる。また、この値が低すぎるとフィル
ムと粘着しやすくなるため、好ましくは0.6〜0.8
μmである。表面線部を基準とする凹部最大幅は80μ
以下、好ましくは60μ以下である。この範囲を超える
とセラミック表面転写の発生原因となる。
また、表面線部を基準とする凹部幅20μ以上のものは
、5mm長当り50個以下、好ましくは40個以下であ
る。
、5mm長当り50個以下、好ましくは40個以下であ
る。
本発明に用いるセラミックロールは、例えば金属ロール
表面に、焼結棒式又は、粉末式炎溶射法により、セラミ
ックを金属ロール表面に粉砕噴射させることにより加工
される。
表面に、焼結棒式又は、粉末式炎溶射法により、セラミ
ックを金属ロール表面に粉砕噴射させることにより加工
される。
セラミック原料としては、アルミナ、ジルコニア、ジル
コン等が使用できるが、より具体的には、例えは酸化ア
ルミニウム(A1203 : 90%以上)、酸化ケイ
素(SiO2・0.3%以上)、酸化ナトリウム(Na
20 : 0. 1%以上)、酸化カルシウム(CaO
:0,1%以上)、酸化鉄(Fe203: 0.05%
以上)、酸化チタン(TiO2:0.01%以上)など
で構成される。
コン等が使用できるが、より具体的には、例えは酸化ア
ルミニウム(A1203 : 90%以上)、酸化ケイ
素(SiO2・0.3%以上)、酸化ナトリウム(Na
20 : 0. 1%以上)、酸化カルシウム(CaO
:0,1%以上)、酸化鉄(Fe203: 0.05%
以上)、酸化チタン(TiO2:0.01%以上)など
で構成される。
なお、本発明のセラミックロールの表面は、表面線部を
基準とする凹部のところに、さらに0゜5〜1.0μの
凹凸が形成されていることがより好ましい。
基準とする凹部のところに、さらに0゜5〜1.0μの
凹凸が形成されていることがより好ましい。
本発明のセラミックロールの表面凹凸は、例えば予め金
属ロールの表面に、金属により凹凸を形成しておき、こ
の表面に上記の方法によってセラミック被覆するか、又
は凹凸のない金属ロールの表面にセラミック被覆と同時
にセラミックによる凹凸を形成させた後、凸部を適宜研
磨、除去をすることにより製造される。
属ロールの表面に、金属により凹凸を形成しておき、こ
の表面に上記の方法によってセラミック被覆するか、又
は凹凸のない金属ロールの表面にセラミック被覆と同時
にセラミックによる凹凸を形成させた後、凸部を適宜研
磨、除去をすることにより製造される。
第2図は、本発明に用いるセラミックロールの表面を、
表面粗さ計で測定して得られる粗さ曲線の一例を示す。
表面粗さ計で測定して得られる粗さ曲線の一例を示す。
図中、曲線7が該粗さ曲線である。破線8は、セラミッ
クロール製造過程において金属ロール表面にセラミック
を溶射した直後のロール表面の粗さ曲線を示し、本発明
のセラミックロールは、この破線8で示す凸部を研磨し
たものである。すなわち直線9は、研磨除去線である。
クロール製造過程において金属ロール表面にセラミック
を溶射した直後のロール表面の粗さ曲線を示し、本発明
のセラミックロールは、この破線8で示す凸部を研磨し
たものである。すなわち直線9は、研磨除去線である。
また直線10は、粗さ曲線の中心線を示す。
第3図は、上記方法で得られたセラミックロールの表面
を表面粗さ計で測定して得られる断面曲線の一例を示す
。図中、曲線11が該断面曲線である。
を表面粗さ計で測定して得られる断面曲線の一例を示す
。図中、曲線11が該断面曲線である。
直線12は、凸部を研磨した研磨除去線すなわち、表面
線である。本発明にいう凹部幅とは、断面曲線のうち表
面線部12を基準としての凹部の幅1−3である。
線である。本発明にいう凹部幅とは、断面曲線のうち表
面線部12を基準としての凹部の幅1−3である。
本発明において、ポリエステルは周知のポリエステルで
あり、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレート、ポリ1.4−シクロヘキシ
レンジメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートなど、及びこれらの又はこれらと他のポリマーと
の共重合体又は混合物を例示することかできる。
あり、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレート、ポリ1.4−シクロヘキシ
レンジメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートなど、及びこれらの又はこれらと他のポリマーと
の共重合体又は混合物を例示することかできる。
本発明は、表面粗さの中心線平均粗さが0.01〜0.
03μmで、最大粗さか0.1〜0.3μmのポリエス
テルフィルムを製造するのに特に適している。
03μmで、最大粗さか0.1〜0.3μmのポリエス
テルフィルムを製造するのに特に適している。
本発明において、延伸の対象となるフィルムは、上記の
ポリエステルの未延伸フィルム、又は少なくとも一軸方
向に延伸されたフィルムである。
ポリエステルの未延伸フィルム、又は少なくとも一軸方
向に延伸されたフィルムである。
セラミックロールは、強制駆動、遊動駆動及びその両者
の併用のいずれの態様で用いてもよい。
の併用のいずれの態様で用いてもよい。
また、加熱方法はロール加熱によるが、粘着が起こらな
い程度の軽度のラジエーション加熱とヒータ照射を併用
してもよい。
い程度の軽度のラジエーション加熱とヒータ照射を併用
してもよい。
ポリエステル未延伸フィルムを製造するに於いて、高温
(100〜130°C)での接触延伸を行う工程で発生
するセラミック表面転写欠点は、商品価値に大きな影響
を与えるため、加熱ロール材質や表面状態がしばしは問
題となっているか、本発明の方法を採用することにより
セラミック表面転写欠点が解消できる。
(100〜130°C)での接触延伸を行う工程で発生
するセラミック表面転写欠点は、商品価値に大きな影響
を与えるため、加熱ロール材質や表面状態がしばしは問
題となっているか、本発明の方法を採用することにより
セラミック表面転写欠点が解消できる。
なお、セラミック表面転写欠点とは、セラミックロール
の面そのものが転写されることにより発生するフィルム
表面上の凹凸をいう。
の面そのものが転写されることにより発生するフィルム
表面上の凹凸をいう。
なお、本発明の特性値の測定方法は、次のとおりである
。
。
(1)中心線平均粗さ及び最大深さ
JISB−0601による。
(2)四部の数
JISB−0601に準じて、小板式粗さ計を用いて断
面曲線より表面線を設け、この表面線と断面曲線が交差
する点2つ毎に1つとして数え、この凹部の幅と数を基
準長さ間に於いて求め、5肛当りに換算する。又、基準
長さにおける凹部の最大幅を凹部最大幅とする。
面曲線より表面線を設け、この表面線と断面曲線が交差
する点2つ毎に1つとして数え、この凹部の幅と数を基
準長さ間に於いて求め、5肛当りに換算する。又、基準
長さにおける凹部の最大幅を凹部最大幅とする。
[実施例コ
実施例1
第1図に示すような装置を用いてポリエステルフィルム
の製膜を行った。延伸用セラミックロールとして、表面
粗さの中心線平均粗さか0. 7μm、断面曲線の表面
線部よりの凹部最大幅か70μ、凹部20μ以上のもの
か5 mm長当り40個を有するセラミックロールを使
用し、ポリエステル未延伸フィルム(300μm)を予
熱し、延伸用セラミックロールを120℃に設定し、縦
方向に(3,0倍)延伸し、連続して横方向に(3,0
倍)延伸し、ワインダーで巻取り、中心線平均粗さ0.
02μm、最大粗さ120μmのポリエステルフィルム
を製膜した。得られたフィルムには粘着むら、セラミッ
ク表面転写欠点のいずれも認められなかった。
の製膜を行った。延伸用セラミックロールとして、表面
粗さの中心線平均粗さか0. 7μm、断面曲線の表面
線部よりの凹部最大幅か70μ、凹部20μ以上のもの
か5 mm長当り40個を有するセラミックロールを使
用し、ポリエステル未延伸フィルム(300μm)を予
熱し、延伸用セラミックロールを120℃に設定し、縦
方向に(3,0倍)延伸し、連続して横方向に(3,0
倍)延伸し、ワインダーで巻取り、中心線平均粗さ0.
02μm、最大粗さ120μmのポリエステルフィルム
を製膜した。得られたフィルムには粘着むら、セラミッ
ク表面転写欠点のいずれも認められなかった。
比較例1
延伸ロールとして、中心線平均粗さが、1.0μm、凹
部最大幅が80μ、四部20μ以上のものが5mm長当
り50個を有するセラミックロールを用い、他は実施例
1と同様にして中心線平均粗さ0.02μm1最犬粗さ
120μmのポリエステルフィルムを製造した。得られ
たフィルムには、粘着むらは認められなかったが、セラ
ミック表面転写欠点が全面に見られた。
部最大幅が80μ、四部20μ以上のものが5mm長当
り50個を有するセラミックロールを用い、他は実施例
1と同様にして中心線平均粗さ0.02μm1最犬粗さ
120μmのポリエステルフィルムを製造した。得られ
たフィルムには、粘着むらは認められなかったが、セラ
ミック表面転写欠点が全面に見られた。
比較例2
延伸ロールとして、中心線平均粗さが0. 8μm、凹
部最大幅が100μ、凹部20μ以上のものが5mm長
当り40個を有するセラミックロールを用い、他は実施
例1と同様にして中心線平均粗さ0.025μm1最大
粗さ250μmのポリエステルフィルムを製造した。得
られたフィルムには、粘着むらは認められなかったが、
セラミック表面転写欠点が全面に見られた。
部最大幅が100μ、凹部20μ以上のものが5mm長
当り40個を有するセラミックロールを用い、他は実施
例1と同様にして中心線平均粗さ0.025μm1最大
粗さ250μmのポリエステルフィルムを製造した。得
られたフィルムには、粘着むらは認められなかったが、
セラミック表面転写欠点が全面に見られた。
比較例3
延伸ロールとして、中心線平均粗さが0.9μm1凹部
最大幅が80μ、凹部20μ以上のものが5mm長当り
60個を有するセラミックロールを用い、他は実施例1
と同様にして中心線平均粗さ0.03μm1最犬粗さ3
00μmのポリエステルフィルムを製造した。得られた
フィルムには、粘着むらは認められなかったか、セラミ
ック表面転写欠点か全面に見られた。
最大幅が80μ、凹部20μ以上のものが5mm長当り
60個を有するセラミックロールを用い、他は実施例1
と同様にして中心線平均粗さ0.03μm1最犬粗さ3
00μmのポリエステルフィルムを製造した。得られた
フィルムには、粘着むらは認められなかったか、セラミ
ック表面転写欠点か全面に見られた。
[発明の効果]
本発明は、表面粗さと四部幅を適正化した、セラミック
ロールを用いて、ポリエステルフィルムを延伸すること
により、ロールとフィルムとの粘着やセラミック表面転
写欠点の発生を防止することができる。
ロールを用いて、ポリエステルフィルムを延伸すること
により、ロールとフィルムとの粘着やセラミック表面転
写欠点の発生を防止することができる。
第1図は、本発明の実施に用いる予熱、延伸工程の装置
の一例の概略図である。 第2図は、本発明の実施に用いるセラミックロールの表
面を、表面粗さ計で測定したときに得られる粗さ曲線図
の一例を示す。 第3図は、本発明の実施に用いるセラミックロールの表
面を、表面粗さ計で測定したときに得られる断面曲線図
の一例を示す。図中、 1:ポリエステルフィルム 2:予熱ロール 3、延伸セラミックロール 4、ラジエーションヒータ 5:冷却ロール 6:テンター 7、粗さ曲線 8:研磨除去前の粗さ曲線 9 研磨除去線(表面線) 粗さ曲線の中心線 、断面曲線 二表面線(研磨除去線) 凹部幅
の一例の概略図である。 第2図は、本発明の実施に用いるセラミックロールの表
面を、表面粗さ計で測定したときに得られる粗さ曲線図
の一例を示す。 第3図は、本発明の実施に用いるセラミックロールの表
面を、表面粗さ計で測定したときに得られる断面曲線図
の一例を示す。図中、 1:ポリエステルフィルム 2:予熱ロール 3、延伸セラミックロール 4、ラジエーションヒータ 5:冷却ロール 6:テンター 7、粗さ曲線 8:研磨除去前の粗さ曲線 9 研磨除去線(表面線) 粗さ曲線の中心線 、断面曲線 二表面線(研磨除去線) 凹部幅
Claims (1)
- フィルムを長手方向(縦方向)に延伸するに際し、延
伸ロールとして、表面粗さの中心線平均粗さが0.9μ
m以下、断面曲線の表面線部を基準とする凹部最大幅が
80μm以下、かつ凹部幅20μ以上のものが5mm長
当り50個以下であるセラミックロールを用いることを
特徴とするポリエステルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19274090A JPH0477233A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19274090A JPH0477233A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477233A true JPH0477233A (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=16296273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19274090A Pending JPH0477233A (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0477233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240143A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-28 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルムの製造方法 |
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1990
- 1990-07-19 JP JP19274090A patent/JPH0477233A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002240143A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-28 | Toray Ind Inc | ポリエステルフィルムの製造方法 |
JP4655381B2 (ja) * | 2001-02-22 | 2011-03-23 | 東レ株式会社 | ポリエステルフィルムの製造方法 |
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