JPH0476698B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0476698B2 JPH0476698B2 JP61267146A JP26714686A JPH0476698B2 JP H0476698 B2 JPH0476698 B2 JP H0476698B2 JP 61267146 A JP61267146 A JP 61267146A JP 26714686 A JP26714686 A JP 26714686A JP H0476698 B2 JPH0476698 B2 JP H0476698B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- toilet seat
- closing
- spring
- toilet lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K13/00—Seats or covers for all kinds of closets
- A47K13/10—Devices for raising and lowering, e.g. tilting or lifting mechanisms; Collapsible or rotating seats or covers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20207—Multiple controlling elements for single controlled element
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20528—Foot operated
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
Description
本発明は着座式便器、つまりは洋式便器におけ
る便座開閉装置に関するものである。
る便座開閉装置に関するものである。
【背景技術】
着座式の便器はいわゆる和式の便器と比較し
て、格段に疲労が少なく且つ快適であることか
ら、急速に普及してきているが、その便座や便蓋
の開閉操作に対して、不快感を持つ人や、身体的
事情により困難を感じる人がいる。また、実際便
座を手でつかんで開閉するのは非衛生的である。 このために、便座の開閉や便蓋の開閉を電動で
行なつたり、ペダル操作で行なえるようにしたも
のが種々提案されているが、電動で開閉するもの
ではそのコストやメンテナンスの点で問題がある
上に、停電時には役に立たないという欠点を有し
ている。後者においてはペダル操作と便座あるい
は便蓋の開閉とを機械的に連動させるために、電
動式の場合のような問題はないが、従来から提案
されているものでは、便座や便蓋を角度にして
90°以上回動させなくてはならないために、その
ペダル操作のストロークがどうしても大きくなつ
てしまつており、あまり使い勝手が良くなく、ま
たペダルを少し踏み込むだけで、便座あるいは便
蓋を90°回動させるようにすることもできたが、
この場合にはペダルに加えなくてはならない力が
かなり大きくなつてしまつており、やはり使い勝
手が悪かつた。
て、格段に疲労が少なく且つ快適であることか
ら、急速に普及してきているが、その便座や便蓋
の開閉操作に対して、不快感を持つ人や、身体的
事情により困難を感じる人がいる。また、実際便
座を手でつかんで開閉するのは非衛生的である。 このために、便座の開閉や便蓋の開閉を電動で
行なつたり、ペダル操作で行なえるようにしたも
のが種々提案されているが、電動で開閉するもの
ではそのコストやメンテナンスの点で問題がある
上に、停電時には役に立たないという欠点を有し
ている。後者においてはペダル操作と便座あるい
は便蓋の開閉とを機械的に連動させるために、電
動式の場合のような問題はないが、従来から提案
されているものでは、便座や便蓋を角度にして
90°以上回動させなくてはならないために、その
ペダル操作のストロークがどうしても大きくなつ
てしまつており、あまり使い勝手が良くなく、ま
たペダルを少し踏み込むだけで、便座あるいは便
蓋を90°回動させるようにすることもできたが、
この場合にはペダルに加えなくてはならない力が
かなり大きくなつてしまつており、やはり使い勝
手が悪かつた。
本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはわずかな力を少し加
えるだけで、便座を開閉することができるととも
に開状態が確実に保持される着座式便器の便座開
閉装置を提供するにある。
り、その目的とするところはわずかな力を少し加
えるだけで、便座を開閉することができるととも
に開状態が確実に保持される着座式便器の便座開
閉装置を提供するにある。
しかして本発明着脱式便器の便座開閉装置は、
便器本体にて一端が回動自在に枢支されて開閉自
在となつている便座と、便器本体に移動自在に取
り付けられた可動体と、この可動体と上記便座と
を連結するばねとを備えるとともに、上記可動体
を移動させることにより上記ばねの便座に対する
引張付勢方向を閉方向から開方向に反転させる開
放操作手段と、便座を閉方向に駆動する別途閉鎖
手段とを備えていることを特徴とするものであつ
て、開放操作手段に対して操作を加えれば、ばね
におけるばねの付勢方向が反転して便座がばね付
勢により開かれるようにしたものである。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する
と、図示例は便蓋3を備えた着座式便器を示して
おり、便器本体1の上面後端部に立設されている
軸受台10に通された軸11によつて、便座2の
後端部と、便蓋3の後端部とが共に軸支されて、
夫々回動自在とされている。ここで、便座2及び
便蓋3には、軸11が挿通される軸受片20,3
0が共に一対ずつ設けられているのであるが、便
器本体1の軸受台10の一方には便座2の軸受片
20を介して便蓋3の軸受片30が位置し、軸受
台10の他方には便蓋3の軸受片30を介して便
座2の軸受片20が位置するように、つまりは各
一対の軸受片20,30が途中に軸受台10をは
さんで交互に位置するようにされている。 そして軸11の軸方向一端に位置する軸受片2
0が設けられている便座2の後端部一側縁には、
切欠22が形成されているとともに、この切欠2
2の近傍に、ばね受片23が設けられている。ま
た便蓋3における同じ側縁の後端部にも同様に切
欠32とばね受け片33とが設けられているとと
もに、便座2上に便蓋3が重ねられた時に便座2
のばね受け片23が納まる切欠34が設けられて
いる。更に便蓋3の他方の側に位置している軸受
片30からは、小径の軸部35が第6図に示すよ
うに軸方向に一体に延出されて、カラー70が嵌
められている。このカラー70はその周面に、周
方向において略90°の中心角をなす長孔76を備
えて、軸部35から突設されている連動ピン36
が通されている。 次に便座2及び便蓋3を開放させる手段につい
て説明する。まず便座2用のものについて説明す
ると、これは便器本体1の一側面に軸16によつ
て一端が枢支されているとともに、他端のペダル
部55を便器本体1の前部に位置させているレバ
ー51と、便器本体1に軸17によつて一端が枢
支された可動体53と、レバー51と可動体53
とを連結するリンク52、そして可動体53の他
端と便座2における上記ばね受け片23との間に
張り渡された引張コイルばねとしてのばね5とか
ら構成されている。便蓋3用は、レバー61、リ
ンク62、可動体63、そしてばね6とからなる
便座2用と同じ構成となつており、レバー61は
軸16で、可動体63は軸17で支持されてい
る。もつとも、両レバー51,61においては、
そのペダル部55,65の形状が異なつている。
つまり、左右に並ぶ両レバー51,61のペダル
部55,65のうち、レバー51のペダル部55
はレバー61のペダル部66の一部にオーバーラ
ツプする連動片56を具備しており、ペダル部5
5を踏んでレバー51を回動させる時、ペダル部
65も押されてレバー61が同時に回動するよう
になつている。 便器本体1の他方の側面には、レバー71が配
設されている。後端が第5図に示すように軸19
によつて支持されたこのレバー71は、その前端
に上記ペダル部55,65と並ぶペダル部75が
形成されているもので、前記カラー70から突設
されている突片73とリンク74によつて連結さ
れている。尚、各レバー51,61,71はいず
れもそのペダル部55,65,75が押された
時、夫々自動的に復帰するようにばね付勢されて
いるのであるが、これらのばねについては図示し
ていない。また、これらのばねは別になくとも後
述する動作に支障が生じることはない。尚、実施
にあたつては、上記の開放操作手段及び閉鎖手段
は、いずれもペダル部55,65,75を残して
別途カバーで覆つたり、便器本体1内に収納して
しまうことが好ましい。 しかして、便蓋3が閉じられている時、第4図
及び第7図に示すように、便蓋3と可動体63と
を連結しているばね6は、便蓋3を支持している
軸11よりも図中下方にあつて、便蓋3を閉じる
方向に付勢している。便座2に一端を連結してい
るばね5も同様である。しかし、ペダル部65を
踏むことによつてレバー61を回動させたなら
ば、第8図に示すように、レバー61はリンク6
2を介して可動体63を回動させるために、一端
が可動体63に連結されているばね6は軸11よ
りも図中上方に移動することから、便蓋3に対す
る付勢方向を反転させて、便蓋3を開く方向に付
勢する。このために、便蓋3は第9図に示すよう
に、ばね6の力によつて回動して開くものであ
り、またこの後ペダル部65から足を離してレバ
ー61をそのばね付勢により復帰させたとして
も、第10図に示すように、復帰状態にある可動
体63と開いた状態にある便蓋3とを連結してい
るばね6は、依然として便蓋3を開く方向に付勢
しているために、便蓋3は便器本体1に設けられ
ている緩衝材にて形成されたストツパ(図示せ
ず)に当接した状態にあつて、開いた状態を維持
する。尚、第1図は第9図と同じ状態を示してい
る。また、ペダル部65の踏み込み量は、ばね6
の付勢方向が反転する位置まで可動体63を動か
すだけでよいために、わずかで良く、またこれに
要する力も、ばね6に抗する力はわずかでよいこ
とから、レバー61を復帰させるためのばねに対
する力だけでよいものである。 便蓋3が開いた状態において、便座2も開きた
い時には、ペダル部55を踏んでレバー51を回
動させればよい。便蓋3の時と同じ作用を可動体
53及びばね5が行なつて、便座2を開くととも
に、開いた状態を維持する。 便座2と便蓋3とが共に閉じられている状態か
ら、この両者を共に開きたい時には、便座2用の
ペダル部55を踏めばよい。この操作に伴なつ
て、レバー51が回動するとともに、ペダル部5
5の連動片56がペダル部65を押圧してレバー
61も回動させることから、ばね6による便蓋3
の開放動作とばね5による便座2の開放動作とが
同時になされる。 開かれた状態にある便蓋3を閉じるには、ペダ
ル部75を踏むことで、レバー71を回動させれ
ばよい。すなわち、便蓋3が閉じられた状態にあ
る時、第11図に示すように、便蓋3の軸受け片
30から延設された軸部35に設けられている連
動ピン36は、第11図に示すように、カラー7
0における長孔76の一端に位置しており、上記
開放動作にあたつては、連動ピン36がこの長孔
76内を移動して第12図に示す状態となるだけ
であり、両者の係合の遊びの範囲内でしか連動ピ
ン36が動かないために、便蓋3とカラー70と
の間には何等の作用も生じないが、この便蓋3が
開かれている状態からペダル部75を踏んでレバ
ー71を回動させたならば、第13図に示すよう
に、リンク74を介してカラー70が回動するた
めに、長孔76の孔縁で連動ピン36が押され、
便蓋3が閉じるものである。便座2も開かれてい
た時には、便蓋3に押されて便座2も閉じる。 尚、この閉じる機構は便蓋3に対してではな
く、便座2に設けて、便蓋3を閉じる動作は手で
直接行なうようにしてもよい。また便蓋3を備え
ていないものにおいては、この便蓋3と便蓋3に
かかる開放機構とを除くととともに、第6図及び
第11図以下に示した閉鎖機構を便蓋3にではな
く、便座2に対して設ければよいものである。ま
た、ばね5,6としては、可動体53,63の回
動あるいは直線移動といつた移動に伴なつて、便
座2乃至便蓋3に対する作用方向が反転するもの
であればよく、図示例としてあげた引張コイルば
ねに限るものではない。 更に、可動体53,63を移動させてばね5,
6の付勢方向を反転させるための機構として、ペ
ダル部55,65を備えたレバー51,61を示
したが、このような構造に限るものではなく、た
とえば使用者が立つている状態で手で操作するこ
とができるようにしたもの、あるいはモータやソ
レノイド等を利用して可動体53,63を動かす
ようにしたものであつてもよい。カラー70を回
動させて便蓋3あるいは便座2を閉じる機構につ
いても同様である。このように電動で駆動するよ
うにしたとしても、便座2及び便蓋3の開放はば
ね5,6の力のみによつてなされる上に、この開
放時にはカラー70と便蓋3との間に何等の相互
作用も生じないものであるために、手で直接便蓋
3や便座2を開閉することが可能となつており、
従つて、停電時に使用不能となるようなことはな
い。 更には、レバー71を作動させて便蓋3や便座
2を閉じる時、洗浄水の放出用操作部を例えばレ
バー71やリンク74の動きを利用して駆動すれ
ば、洗浄水の放出のための別途操作が不要とな
る。用便後の後処理に要する手間が減る上に、便
蓋3あるいは便座2を閉じ忘れることもなくな
る。 尚、便座2に関してのみ言えば、これの開閉は
男性の小便用であることから、一端を便座2に係
止しているばね5の他端を、可動体53の先端だ
けでなく、便座2を開いた時にもばね5の付勢方
向が便座2を閉じる方向となる所にも係止できる
ようにしておき、ばね5の係止位置を変更すれ
ば、ペダル部55を踏んでいる間だけ、便座2が
開いており、ペダル部55から足を離せば便座2
が閉じるようにしてもよい。利用者が選択できる
ようにしておくわけである。この場合、ペダル部
55を踏んだままで排尿を支障なく行なえる位置
にペダル部55を配置しておくのはもちろんであ
る。洗浄水の放水も、ペダル部55から足を離す
ことで便座2を閉じる際に同時になされるように
してもよい。
便器本体にて一端が回動自在に枢支されて開閉自
在となつている便座と、便器本体に移動自在に取
り付けられた可動体と、この可動体と上記便座と
を連結するばねとを備えるとともに、上記可動体
を移動させることにより上記ばねの便座に対する
引張付勢方向を閉方向から開方向に反転させる開
放操作手段と、便座を閉方向に駆動する別途閉鎖
手段とを備えていることを特徴とするものであつ
て、開放操作手段に対して操作を加えれば、ばね
におけるばねの付勢方向が反転して便座がばね付
勢により開かれるようにしたものである。 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する
と、図示例は便蓋3を備えた着座式便器を示して
おり、便器本体1の上面後端部に立設されている
軸受台10に通された軸11によつて、便座2の
後端部と、便蓋3の後端部とが共に軸支されて、
夫々回動自在とされている。ここで、便座2及び
便蓋3には、軸11が挿通される軸受片20,3
0が共に一対ずつ設けられているのであるが、便
器本体1の軸受台10の一方には便座2の軸受片
20を介して便蓋3の軸受片30が位置し、軸受
台10の他方には便蓋3の軸受片30を介して便
座2の軸受片20が位置するように、つまりは各
一対の軸受片20,30が途中に軸受台10をは
さんで交互に位置するようにされている。 そして軸11の軸方向一端に位置する軸受片2
0が設けられている便座2の後端部一側縁には、
切欠22が形成されているとともに、この切欠2
2の近傍に、ばね受片23が設けられている。ま
た便蓋3における同じ側縁の後端部にも同様に切
欠32とばね受け片33とが設けられているとと
もに、便座2上に便蓋3が重ねられた時に便座2
のばね受け片23が納まる切欠34が設けられて
いる。更に便蓋3の他方の側に位置している軸受
片30からは、小径の軸部35が第6図に示すよ
うに軸方向に一体に延出されて、カラー70が嵌
められている。このカラー70はその周面に、周
方向において略90°の中心角をなす長孔76を備
えて、軸部35から突設されている連動ピン36
が通されている。 次に便座2及び便蓋3を開放させる手段につい
て説明する。まず便座2用のものについて説明す
ると、これは便器本体1の一側面に軸16によつ
て一端が枢支されているとともに、他端のペダル
部55を便器本体1の前部に位置させているレバ
ー51と、便器本体1に軸17によつて一端が枢
支された可動体53と、レバー51と可動体53
とを連結するリンク52、そして可動体53の他
端と便座2における上記ばね受け片23との間に
張り渡された引張コイルばねとしてのばね5とか
ら構成されている。便蓋3用は、レバー61、リ
ンク62、可動体63、そしてばね6とからなる
便座2用と同じ構成となつており、レバー61は
軸16で、可動体63は軸17で支持されてい
る。もつとも、両レバー51,61においては、
そのペダル部55,65の形状が異なつている。
つまり、左右に並ぶ両レバー51,61のペダル
部55,65のうち、レバー51のペダル部55
はレバー61のペダル部66の一部にオーバーラ
ツプする連動片56を具備しており、ペダル部5
5を踏んでレバー51を回動させる時、ペダル部
65も押されてレバー61が同時に回動するよう
になつている。 便器本体1の他方の側面には、レバー71が配
設されている。後端が第5図に示すように軸19
によつて支持されたこのレバー71は、その前端
に上記ペダル部55,65と並ぶペダル部75が
形成されているもので、前記カラー70から突設
されている突片73とリンク74によつて連結さ
れている。尚、各レバー51,61,71はいず
れもそのペダル部55,65,75が押された
時、夫々自動的に復帰するようにばね付勢されて
いるのであるが、これらのばねについては図示し
ていない。また、これらのばねは別になくとも後
述する動作に支障が生じることはない。尚、実施
にあたつては、上記の開放操作手段及び閉鎖手段
は、いずれもペダル部55,65,75を残して
別途カバーで覆つたり、便器本体1内に収納して
しまうことが好ましい。 しかして、便蓋3が閉じられている時、第4図
及び第7図に示すように、便蓋3と可動体63と
を連結しているばね6は、便蓋3を支持している
軸11よりも図中下方にあつて、便蓋3を閉じる
方向に付勢している。便座2に一端を連結してい
るばね5も同様である。しかし、ペダル部65を
踏むことによつてレバー61を回動させたなら
ば、第8図に示すように、レバー61はリンク6
2を介して可動体63を回動させるために、一端
が可動体63に連結されているばね6は軸11よ
りも図中上方に移動することから、便蓋3に対す
る付勢方向を反転させて、便蓋3を開く方向に付
勢する。このために、便蓋3は第9図に示すよう
に、ばね6の力によつて回動して開くものであ
り、またこの後ペダル部65から足を離してレバ
ー61をそのばね付勢により復帰させたとして
も、第10図に示すように、復帰状態にある可動
体63と開いた状態にある便蓋3とを連結してい
るばね6は、依然として便蓋3を開く方向に付勢
しているために、便蓋3は便器本体1に設けられ
ている緩衝材にて形成されたストツパ(図示せ
ず)に当接した状態にあつて、開いた状態を維持
する。尚、第1図は第9図と同じ状態を示してい
る。また、ペダル部65の踏み込み量は、ばね6
の付勢方向が反転する位置まで可動体63を動か
すだけでよいために、わずかで良く、またこれに
要する力も、ばね6に抗する力はわずかでよいこ
とから、レバー61を復帰させるためのばねに対
する力だけでよいものである。 便蓋3が開いた状態において、便座2も開きた
い時には、ペダル部55を踏んでレバー51を回
動させればよい。便蓋3の時と同じ作用を可動体
53及びばね5が行なつて、便座2を開くととも
に、開いた状態を維持する。 便座2と便蓋3とが共に閉じられている状態か
ら、この両者を共に開きたい時には、便座2用の
ペダル部55を踏めばよい。この操作に伴なつ
て、レバー51が回動するとともに、ペダル部5
5の連動片56がペダル部65を押圧してレバー
61も回動させることから、ばね6による便蓋3
の開放動作とばね5による便座2の開放動作とが
同時になされる。 開かれた状態にある便蓋3を閉じるには、ペダ
ル部75を踏むことで、レバー71を回動させれ
ばよい。すなわち、便蓋3が閉じられた状態にあ
る時、第11図に示すように、便蓋3の軸受け片
30から延設された軸部35に設けられている連
動ピン36は、第11図に示すように、カラー7
0における長孔76の一端に位置しており、上記
開放動作にあたつては、連動ピン36がこの長孔
76内を移動して第12図に示す状態となるだけ
であり、両者の係合の遊びの範囲内でしか連動ピ
ン36が動かないために、便蓋3とカラー70と
の間には何等の作用も生じないが、この便蓋3が
開かれている状態からペダル部75を踏んでレバ
ー71を回動させたならば、第13図に示すよう
に、リンク74を介してカラー70が回動するた
めに、長孔76の孔縁で連動ピン36が押され、
便蓋3が閉じるものである。便座2も開かれてい
た時には、便蓋3に押されて便座2も閉じる。 尚、この閉じる機構は便蓋3に対してではな
く、便座2に設けて、便蓋3を閉じる動作は手で
直接行なうようにしてもよい。また便蓋3を備え
ていないものにおいては、この便蓋3と便蓋3に
かかる開放機構とを除くととともに、第6図及び
第11図以下に示した閉鎖機構を便蓋3にではな
く、便座2に対して設ければよいものである。ま
た、ばね5,6としては、可動体53,63の回
動あるいは直線移動といつた移動に伴なつて、便
座2乃至便蓋3に対する作用方向が反転するもの
であればよく、図示例としてあげた引張コイルば
ねに限るものではない。 更に、可動体53,63を移動させてばね5,
6の付勢方向を反転させるための機構として、ペ
ダル部55,65を備えたレバー51,61を示
したが、このような構造に限るものではなく、た
とえば使用者が立つている状態で手で操作するこ
とができるようにしたもの、あるいはモータやソ
レノイド等を利用して可動体53,63を動かす
ようにしたものであつてもよい。カラー70を回
動させて便蓋3あるいは便座2を閉じる機構につ
いても同様である。このように電動で駆動するよ
うにしたとしても、便座2及び便蓋3の開放はば
ね5,6の力のみによつてなされる上に、この開
放時にはカラー70と便蓋3との間に何等の相互
作用も生じないものであるために、手で直接便蓋
3や便座2を開閉することが可能となつており、
従つて、停電時に使用不能となるようなことはな
い。 更には、レバー71を作動させて便蓋3や便座
2を閉じる時、洗浄水の放出用操作部を例えばレ
バー71やリンク74の動きを利用して駆動すれ
ば、洗浄水の放出のための別途操作が不要とな
る。用便後の後処理に要する手間が減る上に、便
蓋3あるいは便座2を閉じ忘れることもなくな
る。 尚、便座2に関してのみ言えば、これの開閉は
男性の小便用であることから、一端を便座2に係
止しているばね5の他端を、可動体53の先端だ
けでなく、便座2を開いた時にもばね5の付勢方
向が便座2を閉じる方向となる所にも係止できる
ようにしておき、ばね5の係止位置を変更すれ
ば、ペダル部55を踏んでいる間だけ、便座2が
開いており、ペダル部55から足を離せば便座2
が閉じるようにしてもよい。利用者が選択できる
ようにしておくわけである。この場合、ペダル部
55を踏んだままで排尿を支障なく行なえる位置
にペダル部55を配置しておくのはもちろんであ
る。洗浄水の放水も、ペダル部55から足を離す
ことで便座2を閉じる際に同時になされるように
してもよい。
以上のように本発明においては開放操作手段か
らの入力によつて直接便座を動かすのではなく、
ばねの付勢方向を反転させることによつて、ばね
の力で便座が開かれるようにしているものであ
り、このために、操作に要する力及びストローク
は共に少なくてすむものであつて、操作性に優れ
ているものであり、また便座が閉じた状態及び便
座が開いた状態が夫々ばね付勢によつて保持され
ることになるために、不用意に便座が閉じてしま
つたりすることがないものである。
らの入力によつて直接便座を動かすのではなく、
ばねの付勢方向を反転させることによつて、ばね
の力で便座が開かれるようにしているものであ
り、このために、操作に要する力及びストローク
は共に少なくてすむものであつて、操作性に優れ
ているものであり、また便座が閉じた状態及び便
座が開いた状態が夫々ばね付勢によつて保持され
ることになるために、不用意に便座が閉じてしま
つたりすることがないものである。
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同
上の正面図、第3図は同上の平面図、第4図は同
上の右側面図、第5図は同上の左側面図、第6図
は同上の一部拡大斜視図、第7図から第10図ま
では開放動作を示す概略図、第11図から第13
図は閉鎖動作を示す概略図であつて、1は便器本
体、2は便座、3は便蓋、5,6はばね、36は
連動ピン、51,61はレバー、52,62はリ
ンク、53,63は可動体、55,65はペダル
部、56は連動片、70はカラー70、76は長
孔を示す。
上の正面図、第3図は同上の平面図、第4図は同
上の右側面図、第5図は同上の左側面図、第6図
は同上の一部拡大斜視図、第7図から第10図ま
では開放動作を示す概略図、第11図から第13
図は閉鎖動作を示す概略図であつて、1は便器本
体、2は便座、3は便蓋、5,6はばね、36は
連動ピン、51,61はレバー、52,62はリ
ンク、53,63は可動体、55,65はペダル
部、56は連動片、70はカラー70、76は長
孔を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 便器本体にて一端が回動自在に枢支されて開
閉自在となつている便座と、便器本体に移動自在
に取り付けられた可動体と、この可動体と上記便
座とを連結するばねとを備えるとともに、上記可
動体を移動させることにより上記ばねの便座に対
する引張付勢方向を閉方向から開方向に反転させ
る開放操作手段と、便座を閉方向に駆動する別途
閉鎖手段とを備えていることを特徴とする着座式
便器の便座開閉装置。 2 可動体はその一端が便器本体に枢支されて回
動自在とされたものであつて、他端にばねが連結
されており、開放操作手段は一端が便器本体に枢
支されて回動自在とされているとともに他端にペ
ダル部が設けられているレバーと、このレバーと
可動体とを連結するリンクとからなり、閉鎖手段
は、便座との間に遊びを有して開放された状態に
ある便座に対してのみ、閉鎖力を便座に伝達する
ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の着座式便器の便座開閉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61267146A JPS63186615A (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 着座式便器の便座開閉装置 |
US07/118,014 US4807307A (en) | 1986-11-10 | 1987-11-09 | Device for opening and closing the seating plate of the lavatory unit of the seat type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61267146A JPS63186615A (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 着座式便器の便座開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186615A JPS63186615A (ja) | 1988-08-02 |
JPH0476698B2 true JPH0476698B2 (ja) | 1992-12-04 |
Family
ID=17440723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61267146A Granted JPS63186615A (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | 着座式便器の便座開閉装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4807307A (ja) |
JP (1) | JPS63186615A (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4965890A (en) * | 1989-06-05 | 1990-10-30 | Fischer Morgan F | Spring hinge assembly for toilet seats |
JPH0425593U (ja) * | 1990-06-26 | 1992-02-28 | ||
US5056165A (en) * | 1990-07-09 | 1991-10-15 | Wescott Sr Reginald E | Commode flush and seat lift apparatus |
US5311619A (en) * | 1991-12-17 | 1994-05-17 | Ward Keith J | Device for opening and closing toilet seat |
US5327589A (en) * | 1993-03-03 | 1994-07-12 | George Rice | Toilet seat raising mechanism |
US5488743A (en) * | 1995-02-15 | 1996-02-06 | Alfonso; Pedro J. | Toilet seat pedal lifter |
US5857223A (en) * | 1997-12-18 | 1999-01-12 | Donald A. Ferdinand | Bathroom flipper |
CA2242475A1 (en) * | 1998-07-08 | 2000-01-08 | Evan Markle | Hinged cover lifting and lowering device |
US6615412B1 (en) * | 2002-01-25 | 2003-09-09 | Stephen J. Hammond | Flip your lid and toilet seat opener |
US20040045081A1 (en) * | 2002-09-09 | 2004-03-11 | Marras Leonardo Salvador | Toilet seat and cover system |
ITVR20050047A1 (it) * | 2005-04-19 | 2006-10-20 | Stefano Bianchi | Dispositivo per l'apertura e la chiusura di tavolette e coperchi di wc |
WO2006118478A1 (en) * | 2005-05-03 | 2006-11-09 | Matthew James Isaac | Toilet seat lifter and dropper |
US7644451B1 (en) | 2005-05-31 | 2010-01-12 | Michael Ross | Pedal operated toilet seat lifter and return |
US7832026B1 (en) * | 2007-09-25 | 2010-11-16 | Bryant Rose N | Toilet actuation apparatus |
US8495768B2 (en) | 2010-05-26 | 2013-07-30 | James Leon Owen, JR. | Foot actuated toilet seat lifting and self-lowering mechanism |
DE102012016821A1 (de) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | Paul Brunner | Die vorliegende Erfindung betrifft eine neuartige Vorrichtung zum Öffnen und Schließen eines Toilettendeckels und einer Toilettensitzbrille mit dem Fuß, welche erhöht werden können, sowie das Einleiten des Spülvorganges mit dem Fuß, und dass die Toilettenschüssel so umbaut wird, dass diese von außen nicht mehr sichtbar ist. |
USD782633S1 (en) * | 2015-09-08 | 2017-03-28 | Michael Reisinger | Touchless toilet system |
US10098513B1 (en) | 2017-08-22 | 2018-10-16 | Barrion Robinson | Toilet seat and lid lifter |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017774U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-26 | ||
JPS5347142A (en) * | 1976-10-12 | 1978-04-27 | Sato Kouichi | Device for opening or closing cover and seat of western style chamber pot |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1276472A (en) * | 1918-02-13 | 1918-08-20 | John Zeen | Device for raising and lowering water-closet seats and lids. |
US2136684A (en) * | 1938-06-27 | 1938-11-15 | Greavu Tanase | Toilet seat |
FR1174684A (fr) * | 1957-05-09 | 1959-03-13 | Cie Ind Du Confort S A | Dispositif de commande non-manuelle d'abattants doubles |
-
1986
- 1986-11-10 JP JP61267146A patent/JPS63186615A/ja active Granted
-
1987
- 1987-11-09 US US07/118,014 patent/US4807307A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017774U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-26 | ||
JPS5347142A (en) * | 1976-10-12 | 1978-04-27 | Sato Kouichi | Device for opening or closing cover and seat of western style chamber pot |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63186615A (ja) | 1988-08-02 |
US4807307A (en) | 1989-02-28 |
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