JPH0475679B2 - - Google Patents

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JPH0475679B2
JPH0475679B2 JP59119085A JP11908584A JPH0475679B2 JP H0475679 B2 JPH0475679 B2 JP H0475679B2 JP 59119085 A JP59119085 A JP 59119085A JP 11908584 A JP11908584 A JP 11908584A JP H0475679 B2 JPH0475679 B2 JP H0475679B2
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indicator
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parts
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Seiji Horii
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TOKYO ASENBURINGU SHISUTEMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリント回路のような回路基板に
電気部品をハンダ付け等によつて取付ける技術分
野に関わるものであり、特に、その前段階処理と
して、回路基板の所定の位置に多数の電気部品を
挿入する際に使用する部品挿入指示機に関する。
〔従来の技術〕
プリント基板に対する電気部品の挿入作業のた
めの補助具として、部品挿入指示機を使用するこ
とが従来から行われている。この部品挿入指示機
は、1つのプリント基板に挿入すべき電気部品と
その挿入位置を、挿入手順に従つて予めプログラ
ムしておき、作業時に、プログラムした位置を順
次読み出して基板上の当該位置に光ビームを照射
することにより、部品挿入位置を具体的に指示す
るものである。また、指示位置に挿入すべき部品
を自動的に指示できるようにするために、従来の
指示機では、回路基板設置テーブルの下方に、多
数の区画された部品収納箱を具備し、部品切換え
タイミングに従つてこの部品収納箱を順次移送す
ることにより、次に挿入すべき部品がテーブルに
設けた部品取り出し窓に自動的に臨むようにして
いる。
この種の部品挿入指示機は従来から種々知られ
ているが、従来のものはいずれも、挿入位置を指
示するための光源が回路基板の上又は下の一方向
のみから発せられるようになつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
そのため、作業目的に合つた指示光照射方向の
自由な使い分けができなかつた。例えば、マザー
プログラムを作成する場合は上からスポツト光を
発するようにしてスポツト光を見易くし、挿入作
業時は下からスポツト光を発するようにして作業
をし易くする、若しくは挿入する部品や基板の種
類によつては上からスポツト光を発するようにす
る、など様々な使い分けを行えるようにすれば、
作業がしやすくなり、効率を上げることがきる
が、従来の装置ではそのような使い分けはできな
かつた。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、
作業目的に合つた指示光照射方向の自由な使い分
けができるようにした部品挿入指示機を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る部品挿入指示機は、上向きと下
向きのどちらにでもスポツト光を発することので
きる指示ヘツドと、回路基板設置面に対して前記
指示ヘツドをX−Y駆動し、所望の部品挿入位置
に対応して該指示ヘツドを位置決めするためのX
−Y駆動手段と、前記X−Y駆動手段の上側に第
1の回路基板設置面を設定する手段と、前記X−
Y駆動手段の下側に第2の回路基板設置面を設定
する手段とを具備し、前記第1の回路基板設置面
に回路基板を設置する場合は前記指示ヘツドより
前記スポツト光を上向きに発し、前記第2の回路
基板設置面に回路基板を設置する場合は前記指示
ヘツドより前記スポツト光を下向きに発するよう
にしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明によれば、X−Y駆動手段により駆動
される指示ヘツドは1個であり、この指示ヘツド
において上向きと下向きのどちらにでもスポツト
光を発することができるようにしている。そし
て、X−Y駆動手段の上側に第1の回路基板設置
面を設定する手段と、X−Y駆動手段の下側に第
2の回路基板設置面を設定する手段とを設けるこ
とにより、1つの指示ヘツドX−Y駆動手段の上
側と下側にそれぞれ回路基板設置面を設定するよ
うにしている。この構成により、第1の回路基板
設置面に回路基板を設置する場合は指示ヘツドよ
りスポツト光を上向きに発し、第2の回路基板設
置面に回路基板を設置する場合は指示ヘツドより
スポツト光を下向きに発することができるように
したことを特徴とするものである。
従つて、作業状況や作業目的に応じて、回路基
板を上下どちらか適切な方の設置面に設置し、そ
れに見合つた向きに(上又は下に)スポツト光を
発するようにすることができ、作業状況や作業目
的に合つた使いわけができる、という優れた効果
を奏する。例えば、マザープログラムを作成する
場合は上からスポツト光を発するようにしてスポ
ツト光を見易くし、挿入作業時は下からスポツト
光を発するようにして作業をし易くする、若しく
は挿入する部品や基板の種類によつては上からス
ポツト光を発するようにする、など様々な使い分
けができるようになる。
しかも、指示ヘツドX−Y駆動手段の上側と下
側にそれぞれ回路基板設置面を設定するようにし
たため、指示ヘツドX−Y駆動手段は1つだけで
よく、上向きと下向きの2方向の指示が可能であ
るにもかかわらず、構成が簡単である。
〔実施例〕
以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明しよう。
第1図はこの発明に係る部品挿入指示機の一実
施例を略示する斜視図である。1は部品挿入指示
機であり、大別して、ほぼ四角形の枠から成る回
路基板設置用フレーム1aと、このフレーム1a
の枠内の空間でX−Y駆動される指示ヘツド1b
と、この指示ヘツド1bをX−Y駆動するための
機構(X軸駆動用モータ1xとY軸駆動用モータ
1y及びY方向駆動軸1cが図示されているが、
残部は図には現われていない)と、制御ボツクス
1dと、フレーム1aの手前に配された部品収納
箱1eとを含んでいる。このような部品挿入指示
機1が適当な間隔をおいて複数設けられており、
各指示機1の回路基板設置面に相当する空間1f
がガイドレール2a,2bによつて連結され、こ
れらのガイドレール2a,2bは各指示機1のフ
レーム1aの適宜箇所で固定されている。
部品挿入指示機1において、回路基板設置用フ
レーム1aによつて囲まれた空間の少し上方の空
間1fが第1の回路基板設置面に相当し、該フレ
ーム1aによつて囲まれた空間の下側が第2の回
路基板設置面に相当する。
第5図に拡大して示すように、指示ヘツド1b
は上向き光源15aを具備しており、これにアタ
ツチメントとして下向き光源15bを取付けるこ
とができるものである。従つて、指示ヘツド1b
は、第1の回路基板設置面の下側及び第2の回路
基板設置面の上側でX−Y駆動可能であり、上向
き光源15aにより上方に向けて(つまり第1の
回路基板設置面に向けて)小さな光のスポツトを
照射することができるのみならず、下向き光源1
5bにより下方に向けて(つまり第2の回路基板
設置面に向けて)小さな光のスポツトを照射する
こともできる。
第1の回路基板設置面は、フレーム1aの上部
に設けられたガイドレール2a,2bに沿つてフ
レーム1aの上方で移動できるキヤリツジ3によ
つて設定されるようになつている。第2の回路基
板設置面は、第5図に示すように、フレーム1a
の下部に設けられたガイド16,16とホルダ1
7,17によつて設定されるようになつている。
まず、第1の回路基板設置面について説明する
と、キヤリツジ3は、回路基板4を搭載し、ガイ
ドレール2a,2bに沿つて滑動し得るものであ
り、回路設置用フレーム1aの大きさすなわち回
路基板設置面の大きさにほぼ対応する大きさを持
つ。その構造の一例を拡大して示すと第2図のよ
うであり、レール2a,2bの上面に滑動自在に
嵌合する断面コの字型の底面を有する2本の横桟
3a,3bと、この横桟3a,3bの両端を夫々
連結した2本の連結棒3c,3dと、この連結棒
3c,3d間に横桟3a,3bに平行に取付られ
た2本の回路基板取付桟3e,3fとを含んでい
る。取付桟3e,3fの上辺に沿つて回路基板4
の側縁部を嵌合するための溝3gが夫々設けられ
ており、回路基板4の両側縁部が両取付桟3e,
3fの上部溝3gに嵌合した状態で該回路基板4
がキヤリツジ3で保持される。溝3gに沿つて基
板4をスライドさせることにより該基板4を容易
に着脱することができる。取付桟3e,3fは連
結棒3c,3dに沿つて滑動自在となつており、
任意の位置でねじ3hを締めることにより固定す
るようになつている。従つて回路基板4の大きさ
に合わせて取付桟3e,3fの間隔を調整するこ
とができる。横桟3a,3b、取付桟3e,3f
を共通の部材を用いることができる。
第1図に戻り、各指示機1のフレーム1aの所
定箇所には規定以上の力が加わつたとき回動して
該荷重から回避し得るようにしたストツパ1fが
設けられている。ガイドレール2a,2b上を移
動するキヤリツジ3の所定部分が該ストツパ1f
に当接し得るようになつており、該ストツパ1f
によつて停止されてキヤリツジ3がフレーム1a
上の所定の位置に(つまり第1の回路基板設置面
に)設置される。これにより、指示ヘツドX−Y
駆動機構とキヤリツジ3上の回路基板4との原点
合わせが実現される。この状態で上向き光源15
aが回路基板4の下方に位置し、下方から光を照
射することにより回路基板4に対して部品挿入位
置を指示することができる。キヤリツジ3を指示
機1の回路基板設置面から移動させる場合は、規
定以上の力でキヤリツジ3を動かしてストツパ1
fを退かせることにより容易に移動させることが
できる。このようなストツパ機構は通常知られた
技術で容易に実現できるので詳細は特に示さな
い。
次に、第2の回路基板設置面について説明する
と、第5図において、フレーム1aのたて方向両
側の下面にガイド16,16が設けられており、
このガイド16,16に直角に2本のホルダ1
7,17が取付けられている。ホルダ17はガイ
ド16に沿つてスライド可能であり、ねじ18に
よつて所望の位置で固定するようになつている。
ホルダ17の角には直角の溝17aが加工されて
おり、この溝17aに基板4′の縁部をのせて該
基板4を支持するようになつている。この構造に
より、下向き光源15bが基板4′の上方に位置
し、上方から光を照射することにより回路基板
4′に対して部品挿入位置を指示することができ
る。
次に上述の装置を用いて実行される挿入方法の
一実施例について説明する。
まず、各電気部品の挿入手順をプログラムする
場合について説明する。
挿入手順のプログラムは一台の指示機1を用い
て、従来から知られているようにテイーチング方
式によつて行う。第1の回路基板設置面を使用す
る場合、その手順の概略は次の通りである。
(1) 回路基板4を所定の配置で搭載した1台のキ
ヤリツジ3をプログラム用の指示機1の回路基
板設置面上に(フレーム1a上に)設置する。
(2) テイーチング用操作盤(図示せず)を制御ボ
ツクス1dに電気的に接続し、この操作盤に含
まれるX−Y位置入力器(例えば商品名「ジヨ
イ・ステイツク」)を操作してX−Y駆動機構
1c,1x,1yを駆動し、指示ヘツド1bを
キヤリツジ3上の回路基板4における所望の位
置に位置させる。指示ヘツド1bが所望の位置
に位置したとき前記操作盤に含まれる書込みキ
ーを押圧して、そのときの指示ヘツド1bのX
−Y位置データをメモリに書込む。その際、ダ
イオードのように極性が有る部品に関しては極
性データをキー入力し、同時にメモリに書込
む。
(3) 上記(2)の操作を各部品の挿入ステツプ毎に繰
返し、各ステツプ毎に上述のようにテイーチン
グしたX−Y位置データと必要に応じて極性デ
ータをメモリに記憶する。一般に、同一部品は
連続するステツプで挿入するものとし、部品を
別の種類のものに交換すべきステツプの直前の
ステツプで部品交換データを同時に書込むもの
とする。
(4) 以上のようにして、回路基板上の全部品の挿
入位置を任意の順序でテイーチングプログラム
し、挿入シーケンスのマザープログラムを作成
する。
次に、上述のようにして作成したマザープログ
ラムの所定シーケンスステツプ毎にプログラムを
分割し、各指示機1に分担記憶させる。例えば、
マザープログラムの第1ステツプから第nステツ
プまでの部品挿入シーケンスのプログラムデータ
を第1に指示機に分担記憶させ、第n+1ステツ
プから第mステツプまでのシーケンスのプログラ
ムデータを第2の指示機に分担記憶させる、とい
うようにする。
マザープログラムを分担して利用するために各
指示機1に含まれる制御装置の一例を第3図に示
す。破線で示した操作盤5及びマザープログラム
記憶装置6(例えばカセツトテープ)は、各指示
機1に常設されている必要はなく、マザープログ
ラムの一部を転送記憶させるときたけ装備されれ
ばよい。最初に、操作盤5のキー操作によつてマ
ザープログラム記憶装置6から、当該指示機が分
担すべき所望の部品挿入シーケンスステツプ範囲
のプログラムデータを読出し、ランダムアクセス
メモリ(以下RAMという)7に書込む。例え
ば、一回路基板の全部品挿入に要するシーケンス
ステツプのうち、何ステツプから何ステツプまで
をマザープログラムから読出してRAM7に転送
記憶せよ、というように指示する。こうして、各
指示機1の制御ボツクス1d内に含まれるRAM
7には、当該指示機1が分担すべき部品挿入ステ
ツプグループの各ステツプ毎のプログラムされた
データ(X−Y位置データ及び必要に応じて極性
データ、部品交換データなど)が夫々記憶され
る。
RAM7に記憶されたプログラムを1ステツプ
ずつ読出すための手段として、例えばフツトスイ
ツチ8とプログラマブルカウンタ9が用いられ
る。プログラマブルカウンタ9は、RAM7に記
憶されたステツプ数をモジユロ数としてプログラ
ムすることが可能なものであり、フツトスイツチ
8の操作に応じてカウントアツプされる。このプ
ログラマブルカウンタ9の出力がRAM7の読出
しアドレス信号となり、各ステツプに対応してプ
ログラムされたX−Y位置データ等をフツトスイ
ツチ8の操作に応じて順次読出す。そして、当該
指示機に分担されたステツプ数分の読出しが終了
すると、カウンタ9のカウント値が0に戻り、再
び最初のステツプからの読出しが繰返される。
RAM7から読出されたデータのうち、X−Y
位置データはX−Y位置決め装置10に与えら
れ、指示ヘツド1bを位置決めする。極性データ
は極性指示装置11に与えられ、極性の指示を行
う。このとき、極性が問題となる部品に関しては
指示ヘツド1bの光源ランプを点滅させて作業者
の注意を促し、極性指示ランプの表示を見るよう
にさせるとよい。極性指示装置11は例えば、第
1図に示すように上下左右及び中央に位置する極
性指示ランプ11a〜11fを含み、正極又は負
極等の位置に応じてランプを点灯する。部品交換
データは部品交換ブザー装置12に与えられ、部
品交換すべきステツプの直前で該ブザーを鳴ら
し、作業者に部品交換すべきことを警報する。更
に部品指示ランプ装置13が設けられていてもよ
く、部品交換データが与えられたとき、その次の
ステツプから部品指示ランプの点灯を切換えるよ
うにするとよい。部品指示ランプ装置13は、例
えば第1図の部品収納箱1eの各部品収納区画に
対応して設けられた部品指示ランプ13a,13
b…から成り、挿入すべき部品が収納されている
区画を該ランプ13a,13b…の点灯によつて
指示する。
以上の構成により、指示機1の前にすわつた作
業者はフツトスイツチ8を操作するだけで、挿入
すべき部品が指示ランプ13a,13b…によつ
て指示され、その挿入位置が指示ヘツド1dによ
つて指示され、かつその極性位置が必要に応じて
ランプ11a〜11fで指示され、これらの指示
に従つて部品を回路基板4に挿入すればよい。
この実施例による部品挿入方法によれば、複数
の各指示機毎に、一回路基板上に挿入すべき部品
が挿入シーケンスステツプ単位でグループ分けさ
れる。そして、ガイドレール2a,2b上に複数
のキヤリツジ3(回路基板4を搭載したもの)を
順次送り込み、各指示機1において当該指示機が
分担するグループ内の部品挿入作業を上述の要領
で夫々順送りに実行し、分業と流れ作業形式で部
品挿入作業を実行する。例えば、第1の指示機1
で、該指示機が分担する所定のステツプ(例えば
第1のステツプから第nのステツプ)の部品挿入
作業を上述の要領で実行し、それが終了したとき
キヤリツジ3を第2の指示機1の方に移動させ、
代わりに新たなキヤリツジ3を第1の指示機の回
路基板設置面上に導入する。第2の指示機1で
は、第1の指示機1で挿入済みのキヤリツジ3を
回路基板設置面上に導入して、該指示機が分担す
る所定のステツプ(例えば第n+1から第mのス
テツプまで)の部品挿入作業を上述の要領で実行
し、それが終了したとき該キヤリツジ3を第3の
指示機1の方へ移動させ、代わりに別のキヤリツ
ジ3を導入する。こうして、各指示機1におい
て、各々が分担する部品挿入ステツプの挿入作業
が流れ作業式に実行される。
各指示機1が分担する部品の挿入ステツプシー
ケンスは、一回路基板の全部品挿入に要する全ス
テツプに比べて少数のステツプから成るため、そ
れが分担する部品点数も比較的少数で済む。従つ
て、図示したような指示機1の手前に設けた比較
的少数の(例えば10程度の)区画から成る部品収
納箱1eを設ければ済み、従来の指示機のように
テーブル下方に多数の部品収納箱を移動可能な状
態で設ける必要がなくなり、極めて簡単かつ低コ
ストなものとなつている。しかし、図示した部品
収納箱1eはあくまでも一例にすぎず、従来と同
様のもの、あるいはその他のもの、を用いてもよ
い。
また、各指示機1が共通のマザープログラムを
使用し、夫々がその一部を利用するので、各指示
機毎にテイーチングプログラムミスが起ることが
なくなり、プログラムミスによる挿入エラーが防
げる。
なお、極性指示ランプ11a〜11fは、中央
のランプ11fを除去して上下左右のランプ11
a〜11eだけとしてもよいが、そうすると指示
ヘツド1bによつて指示された挿入位置と極性指
示ランプ11a〜11eによつて指示された極性
方向との関係が不明瞭になることがある。そこで
実施例のように中央にもランプ11fを設け、こ
のランプ11fと極性方向を示すランプ(11a
〜11eのいずれか1つ)を同時に点灯するよう
にすれば、中央ランプ11fが指示ヘツド1bの
指示位置に対応し、極性方向を示すランプ11a
〜11eがその指示位置を基準にした極性方向を
示していることが容易に判かる。
第1図に示したような部品収納箱1eに代え
て、第4図に示すような部品供給装置14を用い
てもよい。この部品供給装置14は、本体14a
において、中央のしきり部14bを挟んで両側に
多数の部品箱14cを収納したものであり、カバ
ー14dの上面には2箇所に部品取出口14e,
14fが設けられており、更にガラスその他透明
板がはめ込まれた比較的大きなチエツク窓14g
が設けられている。中央しきり部14bの両側の
部品箱14cは、該しきり部14b内に装備され
たチエーン等の駆動手段によつて順次自動送りさ
れるようになつている。例えば、両側に夫々25個
づつの部品箱14cがあるとすると、最初は、第
1の部品取出口14fの窓が開き、第2の部品取
出口14eの窓が閉じられ、1番目の部品箱14
cが部品取出口14fに対応する位置に位置す
る。以後、部品交換データがRAM7から読み出
された直後のフツトスイツチ8の操作に連動し
て、2番目以降の部品箱14cが取出口14fに
対応する位置まで順次動かされる。そして、25番
目の部品箱14cの使用が終了すると、第1の部
品取出口14fの窓が閉じられ、第2の部品取出
口14eの窓が開かれる。以後は反対側の26番目
から50番目の部品箱14cが順送りに取出口14
eに対応する位置に送られる。
このように多数の部品箱14cをしきり14b
の両側でたて方向に収納したため、全体としてコ
ンパクトでありながら、多数の部品箱14cを収
納することができる。また、一方の側の部品箱を
使用しているときは、他方の側の部品取出口14
e,14fは自動的に閉じられるので取り違えも
起らない。この部品供給装置14の高さは床から
ガイドレール2a,2bまでの高さよりも低く、
指示機1と指示機1との間のガイドレール2a,
2bの下方に置くことができる。そうすると、指
示機1に対面した作業者のすぐ傍隣に部品供給装
置14が位置することになり、部品の取出しを素
速く、スムーズに行うことができるようになるの
で、効率的である。また、前面の部品収納箱1e
が無くなるので、作業者は指示機1に一層近づく
ことができ、これにより挿入作業がし易くなり、
作業速度が上がる。
ところで、回路基板4が紙エポキシ基板、多層
基板、などから成る場合は、基板それ自体は光を
通さず、下方からの指示ヘツド1bの光は小さな
部品挿入穴を通して上方に抜け出るだけである。
従つて、光源(指示ヘツド1b)と部品挿入穴の
位置が丁度合つている場合は問題ないが、合つて
いない場合は、光が回路基板4に遮られて指示ヘ
ツド1bの位置が判らなくなつてしまう。これ
は、マザープログラムを作成する場合に特に問題
となる。このような場合、第5図に示すような第
2の回路基板設置面を使用するとよい。すなわ
ち、指示ヘツド1bの下側において、ガイド1
6,16とホルダ17,17によつて設定される
第2の回路基板設置面に回路基板4′を設置し、
下向き光源15bにより回路基板4′に対して上
から光ビームを照射するようにする。
なお、プログラム時と通常運転時の位置ずれを
なくすために、指示ヘツド1bの光の上方基板4
上での結像点と光源15の光の下方基板4′上で
の結像点が同じX−Y座標位置となるように、光
源15の角度調整及び作業時の原点位置合わせを
行うものとする。なお、小さな挿入穴を通して指
示ヘツド1bの光が明瞭に認識できるようにする
ために、指示ヘツド1bのランプを赤色ランプ等
目立つ色のものに変更したり、光強度を調整した
りできるようにするとよい。
なお、回路基板をキヤリツジに搭載せずに直接
ガイイドレールに載せて搬送するようにしてもよ
いのは勿論である。
また、上記実施例ではキヤリツジすなわち回路
基板を手動送りしているが、ガイドレールに関連
して適宜の自動送り機構を設けてキヤリツジまた
は回路基板そのものを自動送りするようにしても
よく、その場合の実施例は特に説明するまでもな
く設計上容易である。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、この発明によれば、1つの
指示ヘツドX−Y駆動手段の上側と下側にそれぞ
れ回路基板設置面を設定するようにし、該X−Y
駆動手段によりX−Y駆動される指示ヘツドにお
いて上向きまたは下向きのどちらにでもスポツト
光を発することができるようにしたので、作業状
況や作業目的に応じて、回路基板を上下どちらか
適切な方の設置面に設置し、それに見合つた向き
に(上又は下に)スポツト光を発するようにする
ことができ、作業状況や作業目的に合つた使いわ
けができるようになる、という優れた効果を奏す
る。しかも、指示ヘツドX−Y駆動手段の上側と
下側にそれぞれ回路基板設置面を設定するように
したため、指示ヘツドX−Y駆動手段は1つだけ
でよく、上向きと下向きの2方向の指示が可能で
あるにもかかわらず、構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る部品挿入指示機の一実
施例を略示する斜視図、第2図は第1図における
キヤリツジの拡大図、第3図は第1図における各
指示機に含まれる制御装置の一例を示すブロツク
図、第4図は部品供給装置の一例を示す斜視図、
第5図は第1図に示された部品挿入指示機の指示
ヘツド及びフレームの下側における第2の回路基
板設置面の一例を拡大して示す斜視図、である。 1…部品挿入指示機、1a…回路基板設置用フ
レーム、1b…指示ヘツド、1c…Y方向駆動
軸、1x…X軸駆動用モータ、1y…Y軸駆動用
モータ、1d…制御ボツクス、1e…部品収納
箱、2a,2b…ガイドレール、3…キヤリツ
ジ、4,4′…回路基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上向きと下向きのどちらにでもスポツト光を
    発することのできる指示ヘツドと、 回路基板設置面に対して前記指示ヘツドをX−
    Y駆動し、所望の部品挿入位置に対応して該指示
    ヘツドを位置決めするためのX−Y駆動手段と、 前記X−Y駆動手段の上側に第1の回路基板設
    置面を設定する手段と、 前記X−Y駆動手段の下側に第2の回路基板設
    置面を設定する手段と を具備し、前記第1の回路基板設置面に回路基板
    を設置する場合は前記指示ヘツドより前記スポツ
    ト光を上向きに発し、前記第2の回路基板設置面
    に回路基板を設置する場合は前記指示ヘツドより
    前記スポツト光を下向きに発するようにしたこと
    を特徴とする回路基板に対する部品挿入指示機。
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