JPH0475517B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0475517B2
JPH0475517B2 JP58111072A JP11107283A JPH0475517B2 JP H0475517 B2 JPH0475517 B2 JP H0475517B2 JP 58111072 A JP58111072 A JP 58111072A JP 11107283 A JP11107283 A JP 11107283A JP H0475517 B2 JPH0475517 B2 JP H0475517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
photoconductive
light
cleaning
photosensitive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58111072A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS603690A (ja
Inventor
Nobuhiro Myagawa
Teruaki Azumaguchi
Kaname Nakatani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP58111072A priority Critical patent/JPS603690A/ja
Publication of JPS603690A publication Critical patent/JPS603690A/ja
Publication of JPH0475517B2 publication Critical patent/JPH0475517B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/0005Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、感光層を傷つけることなく、感光層
残留トナーの除去が容易に行い得る静電像方法に
関する。 電子写真方法においては、光導電性感光体の表
面をチヤージヤーで帯電させ且つ光学系を介して
画像露光することにより静電潜像を形成させ、こ
の静電潜像を現像機構によりトナーで現像し、ト
ナー像を複写紙にチヤージヤーからのチヤージに
より静電的に転写、分離し、転写後感光体表面に
残留するトナーを必要によりチヤージヤーで除電
後クリーニング機構により除去する一連の工程を
反復して複写を行つている。転写行程後におい
て、感光体表面に残留するトナーはそれ自体帯電
して感光体表面に静電的に吸引されているものも
あり、クリーニングによる除去は必ずしも容易で
ない。 従来、トナーのクリーニング方式には、フアブ
ラシを用いる方法、弾性ブレードを用いる方法、
磁気ブラシを用いる方法等各種の方式があるが、
それぞれ一長一短がある。フアブラシ法では、感
光体表面が柔かい毛と接触するのみであり、表面
を傷つける恐れが最も少ないが、強く帯電してい
るトナー粒子をも感光体表面から完全に剥離する
ことは困難であり、特に画像のベタ黒部では残留
トナーによる悪影響が最も出やすい、弾性ブレー
ドを用いる方法は、トナーの除去効率という点で
は最も満足し得るものであるが、ブレードと感光
体表面との摩擦により感光層表面に傷が発生し易
く、特に表面が樹脂質の有機感光体ではブレード
との摩擦によつて可使寿命が著しく短かいものと
なる。また磁気ブラシをクリーニングに用いる方
式では、除電用のコロナチヤージヤーの併用と高
価なマグネツト収容クリーニングスリーブを別個
に必要とし、また現像用の磁気ブラシをクリーニ
ングにも兼用する時には、ドラムの2回転が一複
写サイクルとなつて、複写時間が長くなるという
欠点がある。 従つて、本発明の目的は、トナー転写後の感光
体表面に残留するトナー粒子が有する電荷を有効
に除電し、フアブラシとの摺擦や、エア吹付等の
小さな力で感光体表面からのトナー粒子の除去を
可能にする電子写真方法を提供するにある。 本発明の他の目的は、残留トナーによる次回の
複写サイクルへの悪影響を防止し、且つクリーニ
ングによる感光体寿命の低下をも有効に解消した
電子写真方法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、残留トナーのクリー
ニングが簡単な機構で可能となる電子写真方法を
提供するにある。 本発明によれば、電子写真感光層の静電像を、
黒色乃至濃紺で600mμ以上の波長に感度を有す
る光導電性ポリアゾ顔料を含有するトナーで現像
し、形成されるトナー像を複写紙に転写し、転写
後の感光層を600mμ以上の波長の光を主体とす
る光線で露光し、感光層上のトナーを除電するこ
とを特徴とする電子写真方法が提供される。 本発明を添付図面に示す具体例に基づき以下に
詳細に説明する。 本発明の電子写真法を説明するための第1図に
おいて、導電性基質1の表面に光導電性感光層2
が設けられた感光体3を使用し、この感光体3の
表面をチヤージヤ4で帯電し、次いで光学系5を
介して画像露光することにより静電潜像を形成さ
せる。この静電潜像を、現像機構7のスリーブ6
上に形成される磁気ブラシ6aと接触させる。こ
の磁気ブラシ6aは、後に詳述する光導電性トナ
ーと磁気キヤリヤとの混合物から形成されてお
り、静電潜像に対応して光導電性トナーの像が形
成される。転写紙8を感光層と接触させ、その背
面から転写用チヤージヤ9によりチヤージを行う
ことでトナー像を転写紙8に転写させ、次いで分
離用チヤージヤ10からチヤージを与えることに
より転写紙を感光ドラムから剥離し、この転写紙
を定着域(図示せず)に送つてトナーの定着され
た複写物とする。転写後感光体表面に残留するト
ナーは、除電用光源11で露光することにより、
その電荷を除電し、次いで感光体3表面をフアブ
ラシ12のようなクリーニング機構と接触させ、
完全に除去する。 本発明は、この際光導電性トナーとして、黒色
乃至濃紺で600mμ以上の波長の光に感度を有す
る光導電性有機顔料を含有するトナーを用いるこ
と、及び残留トナーの除電露光に600mμ以上の
波長の光を主体とする光線を用いることに特徴を
有するものである。 本発明に用いるポリアゾ顔料は、トナーに光導
電性を付与する光導電体としての作用と、トナー
自体を鮮明な黒色乃至濃紺に着色する着色顔料と
しての作用とを併せて有することが顕著な特徴で
あり、これら2つの特性を有する顔料を光導電性
トナーに用いた例で未だ知られていない。 従来、光導電性トナーとしては、樹脂等の定着
媒質中に、酸化亜鉛、硫化カドミウム等の無機光
導電体や、フタロシアニン、ペリレン、ポリビニ
ルカルバゾールの電荷移動錯体等の有機光導電体
を分散せしめたもの等が知られているが、公知の
光導電性トナーは何れも黒色トナーからは程遠い
色相のものであつた。 本発明は、それ自体黒色乃至濃紺で、光導電性
を有するポリアゾ顔料を、定着媒質中に分散さ
せ、これを光導電性感光体の静電潜像用トナーと
して用いることにより、黒色乃至濃紺の鮮明な画
像を備えた複写物の調製を可能にすると共に、感
光層上に残留する帯電トナーの除電をも露光によ
つて完全に行い、トナーの感光層からの完全な除
去を可能にしたものである。 本発明においては、トナー中の光導電性有機顔
料は、波長600mμ以上の光に対して感度を示す
こと、及びトナー残留感光層を波長600mμ以上
の光を主体とする光線で除電露光することも極め
て重要である。波長600mμ以上の光とは、赤色
光線から赤外線に至る範囲の光であり、このよう
な光線は、残留トナー層がかなり厚い場合にもそ
の表面層で全て吸収されることなく、その最下層
に迄良く浸透するという特性を有している。この
ように、除電露光用の光線が残留トナー層に良く
浸透し、しかも用いる光導電性トナーがこの光線
に対して優れた感度を示すため、残留トナー層の
除電が極めて有効にしかも完全に行われるのであ
る。 即ち、前述した電子写真法では、トナー自体帯
電したものが使用され、しかも転写用チヤージ或
いは分離用チヤージ等のチヤージが行われている
こともあつて、残留トナーの帯電の程度は極めて
複雑なものとなつている。またこのトナーの除電
を交流コロナチヤージ等の手段で行うとしても、
深層のトナー部分ではこのような除電効果は極め
て低い。これは、通常の光導電性トナーを用い
て、通常の露光除電を行う場合にも同様に当ては
まる。これに対して、本発明によれば、前述した
光導電性トナーと露光除電との組合せにより除電
が極めて有効に行われるものである。 ポリアゾ顔料としては、前述した要件を満足す
るものであれば全て使用されるが、本発明の目的
に特に適したものとして、少なくとも2個のアゾ
基とアニリド乃至フタリド置換基とを有するポリ
アゾ顔料を挙げることができる。 この種のポリアゾ顔料は、下記の一般式で表わ
すことができる。 下記式 式中、R1は低級(炭素数4以下)アルキル基
または低級アルコキシ基を表わし、nはゼロ、1
または2の数であり、R2は低級アルキル基、低
級アルコキシ基、ジ低級アルキルアミノ基、ニト
ロ基またはハロゲン原子を表わし、mはゼロ、
1、2または3の数であり、Zはベンゼン環また
はナフタレン環を表わし、 Yは 又は (ここで、Bはベンゼン環と縮合したベンゼン
環、ナフタレン環、インドール環、カルバゾール
環、ベンゾフラン環、或いはこれらの置換体を示
し、Ar1及びAr2はベンゼン環、ナフタレン環、
ジベンゾフラン環或いはこれらの置換体を示し、
R3は低級アルキル基、カルボキシル基或いはそ
のエステル基を示し、R4は水素、低級アルキル
基、フエニル基或いはその置換体を示す) で表わされるジスアゾ顔料。 下記式 式中、Aはハロゲン原子、アルキル基またはア
ルコキシ基を表わし、nはゼロを含めて3迄の整
数である、 で表わされるジスアゾ顔料。 下記式、 式中、環A1及びA2は各々アゾ基に対してオル
ト位にハロゲン原子、アルキル基またはアルコキ
シ基を置換基として有することができ、Zはベン
ゼン環Bと縮合したベンゼン環、ナフタレン環、
インドール環、カルバゾール環またはベンゾフラ
ン環を表わし、Rは未置換または置換のフエニル
基、ナフチル基または複素環基を表わす、 で表わされるトリスアゾ顔料。 下記式、 式中、X1は低級アルキル基、低級アルコキシ
基又はハロゲン基を示し、 X2及びX3は低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン基又は水素を示し、 Yは、
【式】
【式】
【式】又は
【式】 (式中、Zはベンゼン環、ナフタレン環等の芳
香環、インドール環、カルバゾール環、ベンゾフ
ラン環等のヘテロ環又はこれらの置換体、Ar1
ベンゼン環、ナフタレン環等の芳香環、ジベンゾ
フラン等のヘテロ環又はこれらの置換体、Ar2
びAr3はベンゼン環、ナフタレン環等の芳香環又
はこれらの置換体、R1は低級アルキル基、カル
ボキシル基又はそのエステル、R2及びR3は水素、
低級アルキル基、フエニル基又はその置換体を示
す。)を示す、 で表わされるテトラキスアゾ顔料。 これらのポリアゾ顔料の内でも、一般式()
のものは色相が黒色乃至帯青黒色であり、色相の
点で好適なものである。また、一般式()乃至
()のものは感度が大きく、この点からは好適
なものである。更に一般式()のものは色相が
黒色で、感度も大であり、本発明の目的に特に適
したものである。 具体的な顔料の例は次の通りである。 第2図は、上述したポリアゾ顔料の代表例(No.
1及びNo.11)について、波長と相対光感度との関
係をプロツトしたものであり、上記ポリアゾ顔料
が波長600mμ以上の光に対して優れた感度を示
すことがわかる。 これらの光導電性ポリアゾ顔料は、定着媒質中
に分散させ、公知の手段でトナー粒子の形に成形
して乾式光導電性トナーとする。ポリアゾ顔料
は、定着媒質100重量部当り3乃至50重量部、特
に5乃至30重量部の量で用いるのがよい。ポリア
ゾ顔料の量が上記範囲よりも少ないときには、画
像の濃度やトナー感度が低下する傾向があり、ま
た上記範囲よりも多いときには、摩擦帯電の際の
電荷保持性が低下する傾向がある。 定着媒質としては、それ自体公知の電気絶縁性
の定着用樹脂、例えばポリスチレン、ポリビニル
トルエン、スチレン−アクリル共重合体、アクリ
ル樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレート(ビ
スフエノールAとインまたはテレフタレール酸と
のポリエステル)、ポリビニルブチラール、ポリ
スルホンを用いることができ、またポリビニルカ
ルバゾール等の光導電性樹脂も、単独で或いは電
気絶縁性樹脂との組合せで本発明の目的に使用さ
れる。 本発明の一つの態様においては、定着媒質とし
て電荷輸送媒質を用い、この電荷輸送媒質中に前
述したポリアゾ顔料を電荷発生顔料として分散さ
せ、この分散系を光導電性トナーとする。電荷輸
送媒質としては、前述した電気絶縁性樹脂と電荷
輸送媒質、例えば、ポリビニルカルバゾール、フ
エナントレン、N−エチルカルバゾール、2,5
−ジフエニル−1,3,4−オキサジアゾール、
2,5−ビス−(4−ジエチルアミノフエニル)−
1,3,4−オキサジアゾール、ビス−ジエチル
アミノフエニル−1,3,6−オキサジアゾー
ル、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)−2,2′−
ジメチルトリフエニルメタン、2,4,5−トリ
アミノフエニルイミダゾール、2,5−ビス(4
−ジエチルアミノフエニル)−1,3,4−トリ
アゾール、1−フエニル−3−(4−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフエニ
ル)−2−ピラゾリン、p−ジエチルアミノベン
ツアルデヒド−(ジフエニルヒドラゾン)などの
正孔輸送物質や、2−ニトロ−9−フラオレノ
ン、2,7−ジニトロ−9−フルオレノン、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、
2−ニトロベンゾチオフエン、2,4,8−トリ
ニトロチオキサントン、ジニトロアントラセン、
ジニトロアクリジン、ジニトロアントラキノンな
どの電子輸送物質の少なくとも1種との組合せが
使用される。電荷輸送物質は、一般的に言つて、
樹脂100重量部当り10乃至200重量部、特に30乃至
120重量部の量で用いるのがよい。 本発明の光導電性トナーには、上述した必須成
分に加えて、そね自体公知の助剤を公知の処方に
従つて配合することができる。このような助剤と
しては、ワツクス類等のオフセツト防止剤や圧力
定着性付与剤やカーボンブラツク等の顔料を挙げ
ることができる。 トナーへの成形は、混練、粉砕、篩分けによる
乾式法や、分散液の形で噴露造粒する湿式法によ
り行うことができ、トナー粒子の粒度は、一般に
5乃至30ミクロンの範囲とすることが望ましい。 本発明において、除電露光用光源としては、波
長600mμ以上の光を主体とする任意の光源が使
用され、例えばレーザ光線、赤外線ランプ、発光
ダイオード光線、ネオンランプ、ハロゲンラン
プ、赤色冷陰極放電管等の任意の光源が使用され
る。 クリーニング機構としては、感光体との接触が
軽度のものでよく、フアブラシ、エア吹付、磁気
ブラシ等の任意のものを用い得る。 感光体としては、セレン、CdS、酸化亜鉛、
PVK等の各種感光体を用いることができ、本発
明は特に傷の入り易い有機感光体に対して優れた
効果を示す。 本発明を次の例で説明する。 光導電性トナーの製造 前述したポリアゾ顔料No.1を用いて光導電性
トナーを製造した。 処 方 No.1のポリアゾ顔料 15部 下記構造式のヒドラゾン化合物 50部 低分子量ポリプロピレン樹脂 5.5部 油溶性含金属アゾ染料 1.5部 スチレン−アクリル系樹脂 100部 トルエン 1000部 製 造 上記処方から成る混合物を、ボールミルにて5
時間分散混合し、次いでこの分散液をdry
powder法にて粉粒体とし、これを分級して粒径
10〜20μmの黒色トナー142gを得た。 現像剤の調製 上記で製造した光導電性黒色トナー 100g 鉄粉系キヤリア 1000g アエロジールR972(日本アエロジール社製)
1.0g 上記の各成分をボールミルにて数時間分散混合
し現像剤とした。この時、鉄粉系キヤリアが正、
光導電性黒色トナーが負に帯電していた。 実施例 1 前記調製により得られた現像剤と比較のために
市販の正帯電用負トナーの現像剤を用い、第1図
に基づく複写装置にて1000枚の連続複写テストを
行う。 尚、第1図に基づくこの複写装置では矢符a方
向に回転し得る光導電性基体1の表面に感光層2
としてはセレンを蒸着した感光ドラム3を、除電
光源11としては300erg/cm2の光量を有する別記
光源を使用し、クリーニング装置12としてはフ
アーブラシクリーニング装置を図示している。 今、除電光源11とクリーニング装置12とを
下記第1表の組合せから成る各場合として連続複
写テストを行つた。
【表】 上記テストの結果を第2表に示す。 また、No.1及びNo.11のポリアゾ顔料の相対光感
度を第2図に示した。更に、赤色冷陰極放電管、
青色冷陰極放電管、ハロゲン光の相対発光スペク
トルを第3図に示した。
【表】 度は測定値より紙のベース濃度を差し引いた値であ
る。
テスト結果によれば、除電光に短波長光を用い
た場合光導電性トナーの分光感度の有効域からは
ずれる為に、この程度の光量では不足しクリーニ
ング不良が目立ち、その結果画像にカブリ状態を
与える傾向があつた。ブレードクリーニングであ
ればクリーニングに問題は無かつたが、セレン表
面をこする為にキズが生じており、特に中間調の
コピー時にはそのキズ跡をコピー物中に見い出
し、画質の低下となつた。ちなみにセレンドラム
の代りに有機光導電体を使用した別の実験例で
は、キズ跡がひどく1000枚のコピーで中止せざる
を得なかつた。 光導電性トナーの代りに市販の普通トナーを用
いた場合は、コピーする毎にクリーニング不良に
伴う残留トナーの影響を受け、線画原稿よりもベ
タ黒原稿では100枚の連続コピーでセレンドラム
表面はトナーで覆われコピーを中止せざるを得な
かつた。第2表には若干のベタ黒を有する原稿で
の結果を示したものであるが、それでもクリーニ
ング不良を伴う残留トナーの影響を受けカブリも
ひどく、画像コントラストの低下をもたらした。 しかしながら、本発明の光導電性トナーの分光
感度域を含む光源にて除電を行つた場合には、カ
ブリ発生やドラム表面のキズも生じることなく、
クリーニングに対し有効な方法であることを示し
た。 実施例 2 実施例1の赤色冷陰極放電管を用いた連続複写
テストにおいて、除電光光量を変えて複写テスト
を行い、クリーニング不良との関係を調べた結
果、150erg/cm2以上でクリーニング特性が良好な
複写画像が得られた。 実施例 3 No.1のポリアゾ顔料の代わりにNo.6、No.11のポ
リアゾ顔料を用いて現像剤を作成し、実施例1と
同様にテストした結果、それぞれ濃度低下なくフ
アーブラシクリーニングを行つた場合においても
クリーニング特性が良好な複写画像が得られ、し
かもセレンドラムにはキズは発生していなかつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真方法を示す概略図で
あり、3は感光ドラム、7は現像機構、11は除
電光源、12はクリーニング装置を夫々表わす。
第2図はポリアゾ顔料No.1及びNo.11の相対光感度
を示す。第3図は赤色冷陰極放電管(図中R)、
青色冷陰極放電管(図中B)及びハロゲン光(図
中X)の相対発光スペクトルを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電子写真感光層の静電像を、黒色乃至濃紺で
    600mμ以上の波長の光に感度を有する光導電性
    ポリアゾ顔料を含有するトナーで現像し、形成さ
    れるトナー像を複写紙に転写し、転写後の感光層
    を600mμ以上の波長の光を主体とする光線で露
    光し、感光層上のトナーを除電することを特徴と
    する電子写真方法。
JP58111072A 1983-06-22 1983-06-22 電子写真方法 Granted JPS603690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58111072A JPS603690A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 電子写真方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58111072A JPS603690A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 電子写真方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603690A JPS603690A (ja) 1985-01-10
JPH0475517B2 true JPH0475517B2 (ja) 1992-12-01

Family

ID=14551666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58111072A Granted JPS603690A (ja) 1983-06-22 1983-06-22 電子写真方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS603690A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661006B2 (ja) * 1985-07-11 1994-08-10 三田工業株式会社 光導電性トナーを用いた画像形成方法
JPS6397986A (ja) * 1986-10-14 1988-04-28 Ricoh Co Ltd 電子写真記録装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550247A (en) * 1978-10-06 1980-04-11 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Electrostatic recording material
JPS5555381A (en) * 1978-10-20 1980-04-23 Hitachi Ltd Method for forming and erasing latent image
JPS578550A (en) * 1980-06-17 1982-01-16 Ricoh Co Ltd Electrophotographic method
JPS57212458A (en) * 1981-06-24 1982-12-27 Ricoh Co Ltd Electrophotographic copying method

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550247A (en) * 1978-10-06 1980-04-11 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Electrostatic recording material
JPS5555381A (en) * 1978-10-20 1980-04-23 Hitachi Ltd Method for forming and erasing latent image
JPS578550A (en) * 1980-06-17 1982-01-16 Ricoh Co Ltd Electrophotographic method
JPS57212458A (en) * 1981-06-24 1982-12-27 Ricoh Co Ltd Electrophotographic copying method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS603690A (ja) 1985-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4869982A (en) Electrophotographic photoreceptor containing a toner release material
US5642188A (en) Wet-type electrophotographic image formation method
JP5910920B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
WO1988000726A1 (en) Image forming process
EP0707245B1 (en) Electrophotographic method
US5576810A (en) Image forming method
JPH0475517B2 (ja)
JP6291945B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US4877699A (en) Electrophotographic luminescent amplification process
EP0345779B1 (en) Electrophotographic apparatus and method
US5614343A (en) Electrophotographic copying process for reversal development
JPH01170951A (ja) 感光体
JP7206937B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置
JP4871197B2 (ja) 画像形成装置
JPS603670A (ja) 電子写真法
JP2705278B2 (ja) 電子写真用感光体
JP2692153B2 (ja) 現像方法
JP2004287045A (ja) 画像形成方法及びプロセスカートリッジ
JP3740176B2 (ja) 画像形成方法
JP2704658B2 (ja) 画像形成方法
JPS603643A (ja) 光導電性トナ−
JPH03259155A (ja) 電子写真感光体
JPS6255786B2 (ja)
JPH07160013A (ja) 画像形成方法
JPH07104496A (ja) 画像形成方法