JPH0475166A - ベクトル計算機のアクセス命令制御方式 - Google Patents

ベクトル計算機のアクセス命令制御方式

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JPH0475166A
JPH0475166A JP18898190A JP18898190A JPH0475166A JP H0475166 A JPH0475166 A JP H0475166A JP 18898190 A JP18898190 A JP 18898190A JP 18898190 A JP18898190 A JP 18898190A JP H0475166 A JPH0475166 A JP H0475166A
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JP
Japan
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instruction
register
mask
vlm
vector
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Application number
JP18898190A
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Inventor
Nobuyuki Sugiura
杉浦 信行
Tsuyoshi Seki
堅 関
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、産業上の利用分野 [概要] ベクトルデータを保持するベクトルレジスタと、ベクト
ルレジスタに保持したベクトルデータのエレメント演算
を実行する際に使用するマスクデータを保持するマスク
レジスタを備えたベクトル計算機のアクセス命令制御方
式に関し、 マスクレジスタロード命令(VLM)  と参照マスク
付アクセス命令(VML)が連続した時の空き時間をな
くして高速処理することを目的とし、アドレス発生部に
ロード命令(VLM)が実行中であることを示すレジス
タを設け、このレジスタがオンの間に後続する参照マス
ク付アクセス命令(VML)が発信された場合には発生
アドレスの送出を禁止して置き、パイプライン制御によ
り一連のロード命令(VLM)によりマスクレジスタ書
込が終了した時点でレジスタをオフして後続する参照マ
スク付アクセス命令(VML)のアドレス送出を許容し
て直ちにマスクレジスタの読出しを行うように構成する
[産業上の利用分野コ 本発明は、ベクトルレジスタとマスクレジスタを備えた
ベクトル計算機のアクセス命令制御方式ベクトルデータ
を保持するベクトルレジスタと、ベクトルデータに対応
したエレメント演算の実行をマスクするためのマスクデ
ータを保持するマスクレジスタを備えたパイプライン制
御方式のベクトル計算機にあっては、主記憶からマスク
レジスタにマスクデータをロードするマスクロード命令
VLMに続いて、マスクレジスタを参照してアクセスの
可否を制御する参照マスク付きアクセス命令VMLが連
続する場合が多い。この場合、マスクレジスタの書込と
続出が連続して行われるため、先行するマスクロード命
令VLMが終了しなければ、後続する参照マスク付アク
セス命令VMLを実行することができない。このため通
常のパイプライン制御では先行命令によるマスクレジス
タ書込終了から後続命令によるマクスレジスタ続出開始
までに空き時間を生じ、高速化のため空き時間をなくす
アクセス制御が望まれる。
[従来の技術] 第6図は従来のベクトル計算機の構成図である。
第6図において、主記憶装置(MSU)20内のベクト
ルデータはベクトルレジスタ(VR)10またはマスク
レジスタ(MR)12との間でアクセス、即ちロード又
はストアされる。演算ユニット25はベクトルレジスタ
10内のベクトルデータとマスクレジスタ12内のマス
クデータを用いてベクトルデータの演算を行なう。
アクセス命令はベクトル命令部(Vl)14から発信さ
れ、アドレス発生部(ADR8)16とパイプライン制
御部(PIPE)22に同時に送られる。
アドレス発生部16ではベクトルレジスタ10とマスク
レジスタ12の各エレメントのリクエストアドレスを順
次発生し、記憶制御部20を介して主記憶装置20ヘリ
クエストを発行する。
これと平行してパイプライン制御部22では、主記憶装
置20からのデータをベクトルレジスタ10又はマスク
レジスタ12に書込む制御(ロード)、及びベクトルレ
ジスタ10又はマスクレジスタ12からデータを読出し
て主記憶装置20に送出する制御(ストア)を行なう。
更にベクトル化率を向上のために、近年にあっては参照
マスク付アクセス、つまりベクトルレジスタ10と主記
憶装置20との間でデータをロード又はストアする際に
、マスクレジスタ12をまず参照し、マスクレジスタ1
2からの参照マスクデータによって各エレメントのアク
セスの可否を制御するアクセス方法が取られるようにな
っている。
従来のアクセス命令の制御は第7図に示す回路構成のア
ドレス発生部16及びパイプライン制御部22で行なっ
ている。
第7図において、まずアドレス発生部16は、STサイ
クル32でベクトル命令部14からの命令を受取り、A
Gサイクル34で命令コード(OPコード)、先頭論理
アドレス(LOGICAL ADDRES)等の値から
ベクトル長の分だけリクエストアドレスをアドレス発生
回路36から順次発生し、RQサイクル38て記憶制御
部18へ送出して一連の制御を終了する。
一方、パイプライン制御部22は、命令の並列実行を行
なうために複数の命令管理ステート40゜42.44.
46,48.50が有り、命令情報はAステート42、
Bステート44、Cステート46の順に遷移していく。
ここでA−Cステート42〜46は次の処理を行う。
[Aステート] ベクトルレジスタ10又はマスクレジスタ12の続出制
御を行なう。
[Bステート] Aステートの開始からベクトルレジスタ10又はマスク
レジスタ12の書込みが始まるまでの間、命令を待機さ
せておく。
[Cステートコ ベクトルレジスタ10又はマスクレジスタ12の書込制
御を行なう。
A−Cステート42〜46による命令動作が終了すると
、ステート48,50で例外情報などを集計し、最後に
終了信号(PIPE、−END)をベクトル命令部14
に通知する。
このような構成によれば、アクセス命令をアドレス発生
部16及びパイプライン制御部22に次々に投入するこ
とによ、す、複数の命令を並行して実行することができ
る。
ところで、この種のベクトル計算機にあっては、マスク
レジスタ12の続出・書込バスが複数のパイプラインで
共用されるのが一般的な構成方法であり、この場合、一
つのパイプラインでマスクレジスタ12の読出しと書込
みを並列に行なうことはコスト的に無理である。
従って、マスクデータを主記憶装置20からマスクレジ
スタ12ヘロードする命令VLMを実行中に、参照マス
ク付アクセス命令VMLを発信して実行しようとすると
、マスクロード命令VLMによる書込みと参照マスク付
アクセス命令VMLによるマスク参照のための読出しが
衝突してしまい、何等かの方法で後続する参照マスク付
アクセス命令VMLを待たせる必要がある。
この場合、従来のアクセス制御方式にあっては、パイプ
ライン制御部22からでマスクロード命令の実行終了信
号(PIPE END)が得られるまでベクトル命令部
14内で次の参照マスク付アクセス命令VMLのスター
トを遅らせるよう制御している。
第8図は従来のアクセス制御方式において、マスクロー
ド命令VLMと参照マスク付アクセス命令VMLが連続
した時の命令動作タイムチャートを示す。
まずベクトル命令部14はマスクロード命令VLMを発
信し、アドレス発生部16及びパイプライン制御部22
に同時に送る。アドレス発生部16はST、AG、RQ
の各サイクルを経て主記憶装置20に対しマスクデータ
のリクエストアドレスとしてVLMリクエストを送出す
る。
一方、パイプライン制御部22は、A、Bステージを得
てCステージでマスクレジスタ12への書込指示(VL
M MR−White)を発行し、マスクロード命令V
LMの実行終了で終了信号(PIPE−END)をベク
トル命令部14に通知する。
この終了信号(PIPE−END)を受けたベクトル命
令部14は、待ち状態にあった次の参照マスク付アクセ
ス命令VMLを発生し、アドレス発生部16はVMLリ
クエストを送出し、同時に並行してパイプライン制御部
22のAステージでのマスクレジスタ12の続出制御(
VML MR−Read)を実行し、このマスク参照結
果に基づくアクセスの可否の基づき、例えばCステージ
でベクトルレジスタ10に対する主記憶装置20からの
データ書込み(VRWrite)を実行するようにして
いる。
「発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のベクトル計算機のアク
セス制御方式にあっては、第8図に示したようにマスク
ロード命令VLMによるマスクレジスタの書込み終了(
時刻tl)から参照マスク付きアクセス命令VMLによ
るアドレス発生及びマスクレジスタ続出し開始(時刻t
2)までの間に、例えば5τマシンサイクルの空き時間
ができてしまい、性能低下の原因となっている。
この空き時間を無くすためには、マスクロード命令VL
Mによるマスクレジスタ書込み終了直後に参照マスク付
アクセス命令VLMによるマスクレジスタ読出しを開始
するのが性能的にいって理想的なやり方である。
しかし、単にベクトル命令部でマスクロード■LM命令
の実行終了を待たずに次の参照マスク付アクセス命令V
MLを発信するように制御したのでは、アドレス発生だ
けが先走り、参照マスク付アクセス命令VMLのマスク
レジスタ読出し、即ち参照マスクの読出しが待たされて
いる間に主記憶装置からベクトルレジスタに対するロー
ドブタが来てしまい、このときに参照マスクが得られて
いないためにベクトルレジスタ書込みが滞り、制御不可
能となる。
従って、マスクロード命令VLMによるマスクレジスタ
書込終了から次の参照マスク付アクセス命令VMLによ
るマスクレジスタ続出開始までの空き時間を無くすため
には、何等かの方法で後続する参照マスク付アクセス命
令VMLのアドレス発生とマスクレジスタ読出しとを同
期させなければならない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、マスクレジスタロード命令(VLM)と参照マス
ク付アクセス命令(VML)が連続した時の空き時間を
なくして高速処理できるようにしたベクトル計算機のア
クセス制御方式を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
まず本発明は、第1図(a)に示すように、ベクトルデ
ータを保持するベクトルレジスタ10と、ベクトルレジ
スタ10によるエレメント演算の実行をマスクするため
のマスクデータを保持するマスクレジスタ12と、ベク
トル命令を発信するベクトル命令部14と、ベクトル命
令部14からの発信命令に基づいて主記憶20における
ベクトルデータ又はマスクデータの要求アドレスを発生
するアドレス発生部16と、アドレス発生部16の要求
アドレスに基づいて主記憶20にアクセスアドレスを送
出する記憶制御部18と、ベクトル命令部14の発信命
令に基づいて主記憶20とベクトルレジスタ10又はマ
スクレジスタ12との間でベクトルデータ又はマスクデ
ータの書込読出制御を行うパイプライン制御部22とを
備えたベクトル計算機を対象とする。
このようなベクトル計算機のアクセス制御方式として本
発明にあっては、第1図(b)に示すように、アドレス
発生部16に、 マスクデータを主記憶20からマスクレジスタ12に書
込む第1命令(「マスクロード命令VLMl)の発信時
にオンされ、このマスクロード命令VMLによりマスク
レジスタ12の書込みが終了した時点でパイプライン制
御部22から得られる第1命令終了信号(VLM−EN
D )によりオフされ、オン状態で第1命令(VLM)
が実行中にあることを示すフラグを備えたレジスタ24
と; 第1命令(VLM)に続いて、マスクレジスタ(12)
を参照してアクセスの可否を決定する第2命令(参照マ
スク付アクセス命令VML)が発信された場合に、レジ
スタ24のフラグオンに基づきアドレス発生部16から
の第2命令(VML)の要求アドレスの送出を禁止し、
この禁止後にレジスタ24のフラグががオフされた時に
アドレス発生部16からの第2命令(VML)による要
求アドレスの送出を許容する要求アドレス発信制御部2
6と;を設け、第1命令(VLM)によるマスクレジス
タ12の書込終了直後に第2命令(VML)によるマス
クレジスタ12の読出しを開始するように構成する。
ここでパイプライン制御部22は、第1命令(VLM)
によるマスクレジスタ12の書込みが終了した時点で第
1命令終了信号(VLM−END )を出力する命令終
了発生回路28を有し、この命令終了発生回路28は第
1命令(VLM)の最終ステートの処理終了を認識した
際に、1つ前のステートの状態を確認して同じ第1命令
(VLM)の処理が後続していない場合に第1命令終了
信号(VLM−END)を出力するように構成する。
[作用] このような構成を備えた本発明のアクセス制御方式ニよ
れば、一連のマスクロードVLMが実行中であることを
示すレジスタをアドレス発生部に設け、これによって後
続する参照マスク付アクセス命令VMLにより発生され
たアドレス送出のインタロック制御を行い、ベクトル命
令部の開始制御を介さずに行なうことができるので、マ
スクロード命令VLMによるマスクレジスタ書込み直後
に参照マスク付アクセス命令VMLによるマスクレジス
タ続出し及びアドレス発生を実行でき、命令連続実行の
高速化を図ることができる。
[実施例] 第2図は本発明の一実施例を示した実施例構成図である
第2図において、10はベクトルデータを保持するベク
トルレジスタであり、ベクトルレジスタ10に保持され
たベクトルデータは演算器25に与えられ、命令に従っ
たベクトル演算を行なった後に再びベクトルレジスタ1
0に格納される。12はマスクデータを保持するマスク
レジスタであり、演算器25によるベクトルデータの演
算の際にマスクデータを同時に与えてベクトルデータの
エレメント演算の実行をマスクする。
このベクトルレジスタ10及びマスクレジスタ12は主
記憶装置20にロード専用のデータバス、及びストア専
用のデータバスを介して接続され、命令に基づく並列的
なアドレス発生及びアクセス制御によりベクトルデータ
またはマスクデータのロード(書込)またはストア(続
出)を受ける。
14はベクトル命令を発信するベクトル命令部であり、
本発明にあってはベクトル命令部14よリマスクレジス
タ12にデータをロードするマスクロード命令VLMと
マスクレジスタ12を参照してアクセスの可否を制御す
る参照マスク付きアクセス命令VMLが連続して送出さ
れた場合の高速アクセスを実現する。
ベクトル命令部14から送出された命令はアドレス発生
部16及びパイプライン制御部22に並列的に与えられ
る。
アドレス発生部16はベクトルレジスタ10またはマス
クレジスタ12の各エレメントのリクエストアドレスを
順次発生し、記憶制御部18を介して主記憶装置20に
アクセスアドレス(リクエストアドレス)を送出する。
このアドレス発生部16はSTサイクル32゜AGサイ
クル34.アドレス発生回路36.RQプサイル38を
備え、本発明にあっては新たにベンディングレジスタ2
4とリクエスト発信回路26を設けている。STサイク
ル32にあってはベクトル命令部14からの命令を受は
取り、次のAGサイクル34にあっては命令コード(O
Pコード)、先頭論理アドレス等の値から、アドレス発
生回路36においてベクトル長の分だけリクエストアド
レスを順次発生し、RQプサイル38から記憶制御部1
8を介して主記憶装置20に送出する。
このようなアドレス発生部16に対し新たにぺンディン
グレジスタ24は1ビツトのセットリセットラッチで構
成され、ベクトル命令部14よりマスクロード命令VL
Mが発信されたときのSTサイクル32の出力でオンし
てフラグをセットし、このフラグセット状態は後の説明
で明らかにするパイプライン制御部22からマスクロー
ド命令の実行終了信号VLM−ENDがくるまでホール
ドされる。
次にパイプライン制御部22はベクトル命令部14から
の命令を受けてアドレス発生部16と並行して主記憶装
置20からベクトルレジスタ1゜またはマスクレジスタ
12にデータを書込む制御(ロード制御)、あるいはベ
クトルレジスタ1゜またはマスクレジスタ12から読出
したデータを主記憶装置20に送出する制御(ストア制
御)を行なう。
パイプライン制御部22は命令の並列実行を行なうため
に複数の管理ステー)40.42.44゜46を有し、
命令情報はステート4oがらAステート42.Bステー
ト44及びCステート46の順に遷移する。Aステート
42はベクトルレジスタ10またはマスクレジスタ12
の続出制御を行なう。Bステート44はAステート42
の開始から次のCステート46で書込が始まるまでの間
、命令を待機させる。更にCステート46はベクトルレ
ジスタ10またはマスクレジスタ12の書込制御を行な
う。従ってAステート42からはベクトルレジスタ10
、マスクレジスタ12に対し読出指示信号が与えられ、
またCステート46からベクトルレジスタ10及びマス
クレジスタ12に対しては書込指示信号が与えられる。
尚、Cステート46に続いては第6図の従来装置に示し
たように例外情報等を集計するステートが設けられてお
り、最終ステートの終了でベクトル命令部14に対しパ
イプライン制御実行終了信号P I PE−ENDを送
出するようにしているが、この部分は第2図にあっては
省略している。
このようなパイプライン制御部22において本発明にあ
っては、新たにマスクロード命令VLMによるCステー
ト46における書込終了を認識して命令実行信号をアド
レス発生部16に設けたベンディングレジスタ24にリ
セット信号として送出するVLM−END送出回路28
を設けている。
従って、パイプライン制御部22でマスクロード命令V
LMによるCステート46のマスクレジスタ12に対す
る書込制御が終了すると、この書込制御の終了をVLM
−END送出回路28で認識して終了信号をベンディン
グレジスタ24に出力し、フラグセット状態にあるベン
ディングレジスタ24をオフしてリセットする。
その結果、アドレス発生部16に設けられたベンディン
グレジスタ24はベクトル命令部14からのマスクロー
ド命令VLMが発信によるセットでフラグをオンし、そ
の後にパイプライン制御部22でマスクロード命令VL
Mによるマスクレジスタ12の書込制御終了でフラグオ
フによりリセットされ、従ってベンディングレジスタ2
4はマスクロード命令VLMの発信から書込終了までの
間、レジスタフラグのオン状態を保持する。
ベンディングレジスタ24の出力はアドレス発生回路3
6に続いて設けられたリクエスト発信回路26に与えら
れており、リクエスト発信回路26はベンディングレジ
スタ24のフラグがオン状態にある間、アドレス発生回
路36で発生したリクエストアドレスのRQサイクル3
8への送出を禁止する。
更にパイプライン制御部22に設けられたVLM−EN
D送出回路28に対しては、Cステート46の終了出力
に加えて前段に位置するBステトイ4が与えられており
、Bステート44に後続する同じマスクロード命令VL
Mが無いことを条件にベンディングレジスタ24に対し
終了信号VLM−ENDを送出するようにしている。即
ち、マスクロード命令VLMが2命令並行して動作した
際に、最初の命令の実行の終了でベンディングレジスタ
24がリセットされてしまうのを禁止している。
第3図は第2図のパイプライン制御部22に設けたVL
M−END送出回路28の実施例構成図である。
第3図においてVLM−END送出回路28はANDゲ
ート52、反転入力のORゲート54、ANDゲート5
6及びラッチ58で構成されている。
ANDゲート52にはCステート46の有効ビット信号
、VLM命令信号及び最終エレメント(を示す)信号の
3つが入力され、Cステート46におけるマスクレジス
タ12に対する最終エレメントの書込制御を行う時、こ
の3つの信号は全て1となり、従ってANDゲート52
は出力1を生ずる。一方、ORゲート54に対してはB
ステート44の状態を示す有効ビット信号及びVLM命
令信号が反転されて入力されており、Bステート44に
マスクロード命令VLMが待機している際には、Bステ
ートの有効ビット信号とVLM信号との反転論理は共に
OとなってORゲート54は出力0を生ずる。Bステー
ト44に次のマスクロード命令VLMが無い時には、有
効ビット信号及びVLM命令信号の少なくともいずれか
一方が0(つまり反転論理は1)となってORゲート5
4は出力1を生ずる。このためANDゲート56はBス
テート44に連続する次の同じマスクロード命令が待機
していない状態てCステート46におけるマスクロード
命令VLMによるマスクレジスタ12の書込制御が終了
すると、出力1を生じてラッチ58にラッチさせ、終了
信号VLM−ENDを第2図に示したアドレス発生部1
6のベンディングレジスタ24に出力してフラグオンに
よりセット状態にあるベンディングレジスタ24をリセ
ットしてフラグをオフさせる。
第4図は第2図のアドレス発生部16に設けたリクエス
ト発信回路26の実施例構成図である。
リクエスト発信回路26はNANDゲート60゜ORゲ
ート62で構成される。NANDゲート60には参照マ
スク付アクセス命令VMLが発信されたことを示すVM
L命令信号とベンディングレジスタ24からのVLMベ
ンディング信号が入力され、マスクロード命令VLMに
続いて参照マスク付アクセス命令VMLが発信された場
合にはNANDゲート60に対するVML信号は0、V
LMベンディング信号はベンディングレジスタ24のフ
ラグセットで1となり、従ってNANDゲー)60の出
力は0となり、ANDゲート62を禁止状態としている
。即ち、NANDゲート60の他方の入力にはリクエス
ト有効ビット信号が有効ビットセットで1として与えら
れており、ベンディングレジスタ24のフラグセット状
態にあってはANDゲート62が禁止状態におかれるた
め、リクエスト有効ビット信号のRQサイクル38への
送出が禁止されている。ベンディングレジスタ24がパ
イプライン制御部22におけるマスクロード命令VLM
による書込終了でフラグオフにリセットされると、NA
NDゲート60の入力が共に0となって出力1を生じ、
ANDゲート62を許容状態としてリクエスト有効ビッ
ト信号をRQサイクル38に送出し、このリクエスト有
効ビット信号を受けてRQサイクル38より既にアドレ
ス発生回路36で発生されている参照マスク付アクセス
命令VMLで最初に行なうマスク参照のためのマスクレ
ジスタ12のリクエストアドレス及びマスク参照に続い
て行なわれるベクトルレジスタ10の書込制御のための
リクエストアドレスの送出が起動される。
次に第5図の命令動作タイムチャートを参照して第2図
の実施例の動作を説明する。
第5図において、まずベクトル命令部14はマスクロー
ド命令VLMを発信し、この命令は同時にアドレス発生
部16及びパイプライン制御部22に与えられる。アド
レス発生部16に与えられたマスクロード命令VLMは
STサイクルで受領された後、アドレス発生回路36で
マスクレジスタ12に主記憶20からデータを書込むた
めのアドレスを求め、RQサイクルにより記憶制御部1
8を介して主記憶20に対しVLMリクエストによりリ
クエストアドレスを送出する。
一方、STサイクルにおけるマスクロード命令VLM受
領によりベンディングレジスタ24がセットされてフラ
グオンの状態におかれる。尚、ベンディングレジスタ2
4のフラグがオン状態にあってもリクエスト発信回路2
6はアドレス発生回路36からRQサイクル38に対す
るリクエストアドレスの送出は何ら妨げない。
一方、パイプライン制御部22にあっては、マスクロー
ド命令VLMを受領すると、Aステート42からBステ
ート44の処理を経た後Cステート46に命令が移行し
た段階でマスクレジスタ12に対し書込指示信号を出力
し、このときアドレス発生部16より与えられているリ
クエストアドレスの指定で主記憶装置20が読出された
マスクデータをマスクレジスタ12に書込む書込処理(
VLM  MR−Wr i t e)を実行する。この
Cステート46、によるマスクレジスタ12に対するデ
ータ書込が終了すると、パイプライン制御部22に設け
られたVLM−END送出回路28は1つ前のBステー
ト44に同じマスクロード命令VLMが待機していない
ことを条件にマスクロード命令VLMによる書込終了を
示す終了信号VLM−ENDをベンディングレジスタ2
4に出力する。
一方、ベクトル命令部14はアドレス発生部16のAG
サイクル34の終了時点で得られた信号に基づき次の参
照マスク付アクセス命令VMLを発信し、パイプライン
制御部22側におけるCステート46のマスクレジスタ
12の書込制御と平行して後続する参照マスク付アクセ
ス命令VMLをSTプサイル32で受領し、AGサイク
ル34においてアドレス発生回路36により参照マスク
付アクセス命令VMLで行なうマスク参照のためのリク
エストアドレス及びマスク参照に基づいてベクトルレジ
スタ10にデータを書込むためのリクエストアドレスの
それぞれを発生する。しかしながら、このときベンディ
ングレジスタ24はフラグオン状態にセットされている
ためリクエスト発信回路26からRQサイクル38に対
するリクエスト有効ビット信号の送出が禁止され、従っ
てアドレス発生部16は後続する参照マスク付アクセス
命令VMLの最初のリクエストアドレスの演算が終了し
た段階待機状態におかれる。
このアドレス発生部16の待機状態でパイプライン制御
部22より先行するマスクロード命令VLMによりマス
クレジスタ12の書込終了で終了信号VLM−ENDが
得られてベンディングレジスタ24がリセットされてフ
ラグオフとなると、リクエスト発信回路26の禁止状態
が解除され、RQサイクル38に対しリクエスト有効ビ
ット信号が与えられ、記憶制御部18を介して主記憶2
0にVMLリクエストアドレスを送出する。一方、パイ
プライン制御部22は後続する参照マスク付アクセス命
令VMLを並列的に実行してBステト44で待ち状態と
しており、先行するマスクロード命令VLMによりマス
クレジスタ12の書込。
が終了するとBステート44に待機状態にあった参照マ
スク付アクセス命令VMLはCステート46に移される
。このとき、同時に主記憶20にはベンディングレジス
タ24のフラグオフによりリクエストアドレスが与えら
れるため、Cステート46において次の参照マスク付ア
クセス命令VMLによるマスクレジスタ12の読出制御
(VLMMR−Read)が実行される。
従って、先行するマスクロード命令VLMによるマスク
レジスタ12の書込終了から後続する参照マスク付アク
セス命令VMLによるマスクレジスタ12の読出動作の
間に空き時間を生ずることがなく、高速アクセスを実現
することができる。
尚、後続する参照マスク付アクセス命令VMLによりマ
スクレジスタ12の続出によりマスク参照が行なわれる
と、この参照結果に基づき、例えば次のCステート46
でベクトルレジスタ10に対する主記憶20からのデー
タ書込(VR−Write)が実行され、最終的にパイ
プライン制御終了信号(P I PE−END)をベク
トル命令部14に通知するようになる。
また、第5図の命令動作タイムチャートは1つのマスク
ロード命令VLMに続いて参照マスク付アクセス命令V
MLを実行した場合を例にとるものであったが、マクロ
ード命令VLMが2命令連続した後に参照マスク付アク
セス命令VMLが送出される場合についても、同様に空
き時間を生ずることな(マスクレジスタ12の書込終了
が読出開始に移行することができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、ベクトル計算
機におけるプログラムの作成の都合上、マスクロード命
令VLMにより参照マスクデータをマスクレジスタにロ
ードしておき、次にこのロードした参照マスクデータを
使用して参照マスク付アクセス命令VMLを行なう場合
が多いため、マスクロード命令VLMから参照マスク付
アクセス命令VMLに続くパターンがプログラム中に頻
繁に表われ、この命令遷移において本発明にあって(よ
マスクレジスタの書込終了から読出開始までに空き時間
を必要としないことから、命令実行の高速化をより一層
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図; 第2図は本発明の実施例構成図; 第3図は本発明のVLM−END発生回路の実施例構成
図; 第4図は本発明のリクエスト発信回路の実施例構成図; 第5図は本発明の命令動作タイムチャート;第6図は従
来方式の構成図: 第7図は従来方式のアドレス発生部及びパイプライン制
御部の構成図; 第8図は従来方式の命令動作タイムチャートである。 図中、 10: 12= 14= 18= 20: 22: 24: 25: 26= ベクトルレジスタ(VR) マスクレジスタ(MR) ベクトル命令部(VI) アドレス発生部(ADR3) 記憶制御部(MCU) 主記憶(主記憶装置、MSU) パイプライン制御部(PIPE) レジスタ(ベンディングレジスタ) 演算ユニット リクエスト発信回路 28 : 32 : 34 ; 36 = 38 = 42 = 44 = 46 = 52゜ 54 : 58 二 60 : 命令終了発生回路(VLM−END発生回路)STサイ
クル AGサイクル アドレス発生回路 RQサイクル Aステート Bステート Cステート 56.62:ANDゲート ORゲート ラッチ NANDゲート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベクトルデータを保持するベクトルレジスタ(1
    0)と、該ベクトルレジスタ(10)によるエレメント
    演算の実行をマスクするためのマスクデータを保持する
    マスクレジスタ(12)と、ベクトル命令を発信するベ
    クトル命令部(14)と、該ベクトル命令部(14)か
    らの発信命令に基づいて主記憶(20)におけるベクト
    ルデータ又はマスクデータの要求アドレスを発生するア
    ドレス発生部(16)と、該アドレス発生部(16)の
    要求アドレスに基づいて主記憶(20)にアクセスアド
    レスを送出する記憶制御部(16)と、前記ベクトル命
    令部(14)の発信命令に基づいて主記憶(20)と前
    記ベクトルレジスタ(10)及び又はマスクレジスタ(
    12)との間でベクトルデータ及び又はマスクデータの
    書込読出制御を行うパイプライン制御部(22)とを備
    えたベクトル計算機に於いて、 前記アドレス発生部(16)に、 マスクデータを主記憶(20)からマスクレジスタ(1
    2)に書込む第1命令(VLM)の発信時にオンされ、
    該第1命令(VLM)によりマスクレジスタ(12)の
    書込みが終了した時点でパイプライン制御部(22)か
    ら得られる第1命令終了信号(VLM−END)により
    オフされ、オン状態で前記第1命令(VLM)が実行中
    にあることを示すフラグを備えたレジスタ(24)と; 前記第1命令(VLM)に続いて、前記マスクレジスタ
    (12)を参照してアクセスの可否を決定する第2命令
    (VML)が発信された場合に、前記レジスタ(24)
    のフラグオンに基づき前記アドレス発生部(16)から
    の第2命令(VML)の要求アドレスの発生を禁止し、
    該禁止後に前記レジスタ(24)のフラグががオフされ
    た時に前記アドレス発生部(16)からの第2命令(V
    ML)による要求アドレスの発生を許容するリクエスト
    発信回路部(26)と; を設け、第1命令(VLM)によるマスクレジスタ(1
    2)の書込終了直後に第2命令(VML)によるマスク
    レジスタ(12)の読出しを開始することを特徴とする
    ベクトル計算機のアクセス命令制御方式。
  2. (2)請求項1記載のベクトル計算機のアクセス命令制
    御方式に於いて、 前記パイプライン制御部(22)は、第1命令(VLM
    )によるマスクレジスタ(12)の書込みが終了した時
    点で第1命令終了信号(VLM−END)を出力する命
    令終了発生回路(28)を有し、該命令終了発生回路(
    28)は第1命令(VLM)の最終ステートの処理終了
    を認識した際に、1つ前のステートの状態を確認して同
    じ第1命令(VLM)の処理が後続していない場合に第
    1命令終了信号(VLM−END)を出力することを特
    徴とするベクトル計算機のアクセス命令制御方式。
JP18898190A 1990-07-17 1990-07-17 ベクトル計算機のアクセス命令制御方式 Pending JPH0475166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280942A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Kayaba Ind Co Ltd 油圧回路
JP2008291732A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Kayaba Ind Co Ltd 斜板式2連ピストンポンプの油圧回路

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