JPH047501Y2 - - Google Patents
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- JPH047501Y2 JPH047501Y2 JP1985007685U JP768585U JPH047501Y2 JP H047501 Y2 JPH047501 Y2 JP H047501Y2 JP 1985007685 U JP1985007685 U JP 1985007685U JP 768585 U JP768585 U JP 768585U JP H047501 Y2 JPH047501 Y2 JP H047501Y2
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Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、機内の吸収液を用いて蒸発器およ
び/または吸収器内の不凝縮ガスを抽気するガス
抽気室と抽気された不凝縮ガスを貯えるガス貯室
とが備えられた吸収冷凍機や吸収ヒートポンプな
どの抽気装置(以下、この種の抽気装置という)
の改良に関する。
び/または吸収器内の不凝縮ガスを抽気するガス
抽気室と抽気された不凝縮ガスを貯えるガス貯室
とが備えられた吸収冷凍機や吸収ヒートポンプな
どの抽気装置(以下、この種の抽気装置という)
の改良に関する。
(ロ) 従来の技術
この種の抽気装置の従来の技術として、ガス抽
気室およびガス貯室と吸収器とを結ぶ管路の途中
にU字状部を形成することにより、ガス貯室内の
不凝縮ガスが吸収器側へ逆流するのを防ぐように
したもの(例えば特公昭51−30303号公報)が知
られている。
気室およびガス貯室と吸収器とを結ぶ管路の途中
にU字状部を形成することにより、ガス貯室内の
不凝縮ガスが吸収器側へ逆流するのを防ぐように
したもの(例えば特公昭51−30303号公報)が知
られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
従来のこの種の抽気装置においては、ガス貯室
と吸収器間の圧力差が大きくなり過ぎたとき、ガ
ス貯室と吸収器とを結ぶ管路のU字状部における
液シールが破れて不凝縮ガスが吸収器側へ逆流す
る問題点があつた。また、液シールが破れるのを
防ぐためにU字状部の高さを大きくした場合に
は、ガス抽気室から吸収器側への吸収液の戻りが
悪くなり、ガス抽気室内に吸収液が充満して抽気
できなくなるおそれもあつた。また、吸収液ポン
プの吐出圧が変化した場合には、ガス抽気室に送
られる吸収液の量も変化して不凝縮ガスの抽気能
力が低下するおそれもあつた。
と吸収器間の圧力差が大きくなり過ぎたとき、ガ
ス貯室と吸収器とを結ぶ管路のU字状部における
液シールが破れて不凝縮ガスが吸収器側へ逆流す
る問題点があつた。また、液シールが破れるのを
防ぐためにU字状部の高さを大きくした場合に
は、ガス抽気室から吸収器側への吸収液の戻りが
悪くなり、ガス抽気室内に吸収液が充満して抽気
できなくなるおそれもあつた。また、吸収液ポン
プの吐出圧が変化した場合には、ガス抽気室に送
られる吸収液の量も変化して不凝縮ガスの抽気能
力が低下するおそれもあつた。
本考案は、このような問題点に鑑み、不凝縮ガ
スの抽気能力を安定し、かつ、吸収器側への吸収
液の戻りを良好に保ち得ると共にガス貯室から吸
収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得るこの種の
装置の提供を目的としたものである。
スの抽気能力を安定し、かつ、吸収器側への吸収
液の戻りを良好に保ち得ると共にガス貯室から吸
収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得るこの種の
装置の提供を目的としたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は、上記の問題点を解決する手段とし
て、ガス抽気室およびガス貯室を備えた吸収冷凍
機の抽気装置において、吸収液用のポンプからガ
ス抽気室へ至る配管の途中に設けられた流量調節
用の容器と、この容器から吸収器へ至るオーバー
フロー管と、ガス抽気室からガス貯室に至る配管
から分岐して吸収器に至る戻し管と、この戻し管
の途中に設けられたU字状部と、このU字状部の
下流側の戻し管の途中に設けられたガストラツプ
とを備えた構成としたものである。
て、ガス抽気室およびガス貯室を備えた吸収冷凍
機の抽気装置において、吸収液用のポンプからガ
ス抽気室へ至る配管の途中に設けられた流量調節
用の容器と、この容器から吸収器へ至るオーバー
フロー管と、ガス抽気室からガス貯室に至る配管
から分岐して吸収器に至る戻し管と、この戻し管
の途中に設けられたU字状部と、このU字状部の
下流側の戻し管の途中に設けられたガストラツプ
とを備えた構成としたものである。
(ホ) 作用
本考案によれば、吸収冷凍機の起動時或るいは
負荷が変化し、機器内の圧力が変化して吸収液ポ
ンプの吐出圧が変動した場合にも、流量調節用の
容器の吸収液をオーバーフロー管から溢流させつ
つ吸収液を流量調節用の容器からガス抽気室へ安
定して送ることができるので、抽気能力を安定す
ることができると共に、ガストラツプにおいて不
凝縮ガスをせき止める一方で吸収液のみを流す機
能をもたせることができるので、ガス貯室から吸
収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得ると共にガ
ス抽気室から吸収器側への吸収液の戻りを良好に
保ち得る。
負荷が変化し、機器内の圧力が変化して吸収液ポ
ンプの吐出圧が変動した場合にも、流量調節用の
容器の吸収液をオーバーフロー管から溢流させつ
つ吸収液を流量調節用の容器からガス抽気室へ安
定して送ることができるので、抽気能力を安定す
ることができると共に、ガストラツプにおいて不
凝縮ガスをせき止める一方で吸収液のみを流す機
能をもたせることができるので、ガス貯室から吸
収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得ると共にガ
ス抽気室から吸収器側への吸収液の戻りを良好に
保ち得る。
(ハ) 実施例
第1図は本考案によるこの種の抽気装置の一実
施例を示した概略構成説明図であり、1は高温発
生器、2は低温発生器3および凝縮器4より成る
発生凝縮器、5は蒸発器6および吸収器7より成
る蒸発吸収器、8,9はそれぞれ高温、低温溶液
熱交換器、10,11はそれぞれ冷媒液用、吸収
液用のポンプで、これら機器は冷媒の流れる管1
2,13、冷媒液の流下する管14、冷媒液の還
流する管15,16、吸収液の送られる管17,
18、吸収液の流れる管19,20、吸収液の流
下する管21,22および冷暖切換弁V1付きの
冷媒蒸気の流れる管23ならびに冷暖切換弁V2
付きの吸収液の流下する管24により接続されて
従来の冷暖切換型の吸収冷凍機と同様の冷媒
(水)および吸収液(臭化リチウム水溶液)の循
環路が構成されている。
施例を示した概略構成説明図であり、1は高温発
生器、2は低温発生器3および凝縮器4より成る
発生凝縮器、5は蒸発器6および吸収器7より成
る蒸発吸収器、8,9はそれぞれ高温、低温溶液
熱交換器、10,11はそれぞれ冷媒液用、吸収
液用のポンプで、これら機器は冷媒の流れる管1
2,13、冷媒液の流下する管14、冷媒液の還
流する管15,16、吸収液の送られる管17,
18、吸収液の流れる管19,20、吸収液の流
下する管21,22および冷暖切換弁V1付きの
冷媒蒸気の流れる管23ならびに冷暖切換弁V2
付きの吸収液の流下する管24により接続されて
従来の冷暖切換型の吸収冷凍機と同様の冷媒
(水)および吸収液(臭化リチウム水溶液)の循
環路が構成されている。
25は高温発生器1の燃焼加熱室、26,26…
…は燃焼ガスの流れる管、27は低温発生器3の
加熱器、28は蒸発器6の熱交換器、29,30
はそれぞれ凝縮器4、吸収器7の冷却器、31,
32は凝縮器4、蒸発器6の冷媒液溜め、33,
34は低温発生器3、吸収器7の吸収液溜め、3
5,36,37はエリミネーターであり、38,
39は空調側の熱交換ユニツト(図示せず)と熱
交換器28とを接続した水の流れる管、40,4
1,42は冷却器30,29と直列に接続した冷
却水の流れる管である。
…は燃焼ガスの流れる管、27は低温発生器3の
加熱器、28は蒸発器6の熱交換器、29,30
はそれぞれ凝縮器4、吸収器7の冷却器、31,
32は凝縮器4、蒸発器6の冷媒液溜め、33,
34は低温発生器3、吸収器7の吸収液溜め、3
5,36,37はエリミネーターであり、38,
39は空調側の熱交換ユニツト(図示せず)と熱
交換器28とを接続した水の流れる管、40,4
1,42は冷却器30,29と直列に接続した冷
却水の流れる管である。
43は抽気管aにより蒸発吸収器5の気相部と
接続されているガス抽気室で、このガス抽気室に
は吸収液の散布器44が備えてある。45は器内
の吸収液の温度を下げる降温器で、この降温器に
は水の流れる降温用コイル46が内蔵されてい
る。なお、降温用コイル46には水の側路管3
8′,39′が接続されている。47は不凝縮ガス
を貯えるガス貯室である。また、48は吸収液溜
め34から管b経由でポンプ11により送られて
くる吸収液をオーバーフロー管cにより溢流させ
つつ器内の液面レベルをほぼ一定に保つようにし
た流量調節用の容器で、この容器からほぼ一定量
の吸収液を降温器45へ流下させるようにしてい
る。そして、ガス抽気室43、降温器45、ガス
貯室47および容器48ならびに蒸発吸収器5が
管b,d,e,f,g,U字状部を有する吸収液
の戻し管uおよび抽気管aならびにU字状部を有
するオーバーフロー管cにより接続されて従来の
抽気装置と同様の不凝縮ガスの抽気装置が構成さ
れている。
接続されているガス抽気室で、このガス抽気室に
は吸収液の散布器44が備えてある。45は器内
の吸収液の温度を下げる降温器で、この降温器に
は水の流れる降温用コイル46が内蔵されてい
る。なお、降温用コイル46には水の側路管3
8′,39′が接続されている。47は不凝縮ガス
を貯えるガス貯室である。また、48は吸収液溜
め34から管b経由でポンプ11により送られて
くる吸収液をオーバーフロー管cにより溢流させ
つつ器内の液面レベルをほぼ一定に保つようにし
た流量調節用の容器で、この容器からほぼ一定量
の吸収液を降温器45へ流下させるようにしてい
る。そして、ガス抽気室43、降温器45、ガス
貯室47および容器48ならびに蒸発吸収器5が
管b,d,e,f,g,U字状部を有する吸収液
の戻し管uおよび抽気管aならびにU字状部を有
するオーバーフロー管cにより接続されて従来の
抽気装置と同様の不凝縮ガスの抽気装置が構成さ
れている。
そして、Tは吸収液の戻し管uの途中に備えた
ガストラツプであり、このガストラツプには浮子
Fとこの浮子に連動する弁機構VMが設けてある。
ガストラツプであり、このガストラツプには浮子
Fとこの浮子に連動する弁機構VMが設けてある。
第2図および第3図はガストラツプTの構造の
概略を示す断面図で、第2図においては弁が開い
ている状態を示しており、第3図においては弁が
閉じている状態を示している。
概略を示す断面図で、第2図においては弁が開い
ている状態を示しており、第3図においては弁が
閉じている状態を示している。
第2図および第3図において、TCはトラツプ
ケース、TE1は吸収液の入口、TE2は吸収液の出
口、Fは浮子であり、また、VMは浮子Eと連動
する弁機構である。そして、弁機構VMは弁体
V1,V2、弁座V3,V4を有する弁箱VB、弁体V1,
V2と連結したロツドR、浮子Fと連結した回転
用のアームAおよびこのアームとロツドRとをつ
なぐ軸MならびにアームAの回転運動をてこの原
理でロツドRの上下運動に変えるための支点であ
る軸Oにより構成されている。
ケース、TE1は吸収液の入口、TE2は吸収液の出
口、Fは浮子であり、また、VMは浮子Eと連動
する弁機構である。そして、弁機構VMは弁体
V1,V2、弁座V3,V4を有する弁箱VB、弁体V1,
V2と連結したロツドR、浮子Fと連結した回転
用のアームAおよびこのアームとロツドRとをつ
なぐ軸MならびにアームAの回転運動をてこの原
理でロツドRの上下運動に変えるための支点であ
る軸Oにより構成されている。
このように構成した抽気装置(以下、本装置と
いう)の抽気動作は従来のこの種の抽気装置(以
下、従来装置という)のそれとほぼ同様に行なわ
れる。そこで、本装置の抽気動作例を簡単に説明
する。
いう)の抽気動作は従来のこの種の抽気装置(以
下、従来装置という)のそれとほぼ同様に行なわ
れる。そこで、本装置の抽気動作例を簡単に説明
する。
吸収器7において冷却水により降温されつつ冷
媒を吸収して濃度の低下した吸収液(稀吸収液)
は、例えば約35℃となつて吸収液溜め34に溜
り、ポンプ11によつて管b経由で容器48へ送
られる。容器48に流入した稀吸収液は管d経由
で降温器45へ流下すると共にオーバーフロー管
c経由で吸収液溜め34へ戻される。降温器45
に流入した稀吸収液は、降温用コイル46内に例
えば12℃で流入する水によつて約20℃に降温さ
れ、管e経由でガス抽気室43の散布器44へ流
下する。そして、ガス抽気室43内には約20℃の
稀吸収液が散布される。なお、稀吸収液と熱交換
した水は例えば約15℃に昇温して管39に戻され
る。ガス抽気室43内に散布される吸収液の温度
は吸収液溜め34の稀吸収液の温度よりも約15℃
低く、その飽和蒸気圧も低いので、ガス抽気室4
3内圧は蒸発吸収器5内圧よりも低く保たれる。
それ故、蒸発吸収器5内の水素ガスを含む不凝縮
ガスは冷媒蒸気と共に抽気管a経由でガス抽気室
43内に抽気される。抽気された冷媒蒸気はガス
抽気室43内に散布された稀吸収液に吸収され、
また、不凝縮ガスは、冷媒を吸収してさらに濃度
の低下した吸収液(以下、稀薄溶液という)と共
に管fを流下しつつ、管gと管uとの接続部に至
る。そして、不凝縮ガスは管gを浮上してガス貯
室47に貯留される。一方、稀薄溶液は、戻し管
u経由でガストラツプTに流入し、このガストラ
ツプの弁箱VBを通過しつつガストラツプTから
流出(第2図参照)し、戻し管u経由で吸収器7
の吸収液溜め34へ戻る。
媒を吸収して濃度の低下した吸収液(稀吸収液)
は、例えば約35℃となつて吸収液溜め34に溜
り、ポンプ11によつて管b経由で容器48へ送
られる。容器48に流入した稀吸収液は管d経由
で降温器45へ流下すると共にオーバーフロー管
c経由で吸収液溜め34へ戻される。降温器45
に流入した稀吸収液は、降温用コイル46内に例
えば12℃で流入する水によつて約20℃に降温さ
れ、管e経由でガス抽気室43の散布器44へ流
下する。そして、ガス抽気室43内には約20℃の
稀吸収液が散布される。なお、稀吸収液と熱交換
した水は例えば約15℃に昇温して管39に戻され
る。ガス抽気室43内に散布される吸収液の温度
は吸収液溜め34の稀吸収液の温度よりも約15℃
低く、その飽和蒸気圧も低いので、ガス抽気室4
3内圧は蒸発吸収器5内圧よりも低く保たれる。
それ故、蒸発吸収器5内の水素ガスを含む不凝縮
ガスは冷媒蒸気と共に抽気管a経由でガス抽気室
43内に抽気される。抽気された冷媒蒸気はガス
抽気室43内に散布された稀吸収液に吸収され、
また、不凝縮ガスは、冷媒を吸収してさらに濃度
の低下した吸収液(以下、稀薄溶液という)と共
に管fを流下しつつ、管gと管uとの接続部に至
る。そして、不凝縮ガスは管gを浮上してガス貯
室47に貯留される。一方、稀薄溶液は、戻し管
u経由でガストラツプTに流入し、このガストラ
ツプの弁箱VBを通過しつつガストラツプTから
流出(第2図参照)し、戻し管u経由で吸収器7
の吸収液溜め34へ戻る。
次に、本装置において、ガス貯室47の内圧が
高くなつて管uの液シールが破れた場合における
ガストラツプTの弁機構VMの動作について第2
図および第3図を参照しつつ説明する。
高くなつて管uの液シールが破れた場合における
ガストラツプTの弁機構VMの動作について第2
図および第3図を参照しつつ説明する。
戻し管uの液シールが破れてガストラツプTの
入口TE1へ不凝縮ガスが流入し始めるとガストラ
ツプTの液面が降下し、浮子Fが降下する。これ
に伴ないアームAが時計回りに回転するため、ロ
ツドRが上方に動き、弁体V1,V2と弁座V3,V4
との〓間が小さくなる。そして、浮子Fが所定の
レベルまで降下すると弁機構VMは全閉の状態
(第3図参照)になる。その結果、不凝縮ガスは、
ガストラツプT内に閉じ込められた状態となり、
ガストラツプTの出口TE2から流出しない。
入口TE1へ不凝縮ガスが流入し始めるとガストラ
ツプTの液面が降下し、浮子Fが降下する。これ
に伴ないアームAが時計回りに回転するため、ロ
ツドRが上方に動き、弁体V1,V2と弁座V3,V4
との〓間が小さくなる。そして、浮子Fが所定の
レベルまで降下すると弁機構VMは全閉の状態
(第3図参照)になる。その結果、不凝縮ガスは、
ガストラツプT内に閉じ込められた状態となり、
ガストラツプTの出口TE2から流出しない。
それ故、本装置においては、ガス貯室47から
吸収器7への不凝縮ガスの逆流が防止される。
吸収器7への不凝縮ガスの逆流が防止される。
また、本装置においては、吸収液用のポンプ1
1を停止して抽気動作を止めた場合にも、ガスト
ラツプT内の液面が降下するので、弁機構VMは
閉方向に動作する。そして、再びポンプ11が稼
働され抽気動作が開始されるとガストラツプT内
の液面が上昇し、弁機構VMが開方向に動作する。
1を停止して抽気動作を止めた場合にも、ガスト
ラツプT内の液面が降下するので、弁機構VMは
閉方向に動作する。そして、再びポンプ11が稼
働され抽気動作が開始されるとガストラツプT内
の液面が上昇し、弁機構VMが開方向に動作する。
このように、本装置においては、吸収液用のポ
ンプからガス抽気室へ至る配管の途中に流量調節
用の容器を設けると共にこの容器にオーバーフロ
ー管を接続しているので、吸収液用のポンプの吐
出圧が変化した場合にも、ほぼ一定量の吸収液を
流量調節用の容器からガス抽気室へ送ることがで
き、抽気能力を安定することができ、また、ガス
トラツプTを設けているので、従来装置のように
戻し管uのU字状部を高くする必要がない。そし
て、冷暖切換型の吸収冷凍機のように吸収器7内
圧が冷房運転時と暖房運転時とで異なるものにお
いて、戻し管uにガストラツプTを備えることに
より吸収液の戻りをいずれの運転時にも良好に維
持することもできる。すなわち、本装置において
は、ガス抽気室43と吸収器7の吸収液溜め34
との液柱差が変化してもガストラツプTの弁機構
VMの弁開度が調節されて吸収液の戻り量がほぼ
一定に保たれるので、ガストラツプTを有しない
従来装置のように吸収液の戻り量が大きく変わる
こともない。
ンプからガス抽気室へ至る配管の途中に流量調節
用の容器を設けると共にこの容器にオーバーフロ
ー管を接続しているので、吸収液用のポンプの吐
出圧が変化した場合にも、ほぼ一定量の吸収液を
流量調節用の容器からガス抽気室へ送ることがで
き、抽気能力を安定することができ、また、ガス
トラツプTを設けているので、従来装置のように
戻し管uのU字状部を高くする必要がない。そし
て、冷暖切換型の吸収冷凍機のように吸収器7内
圧が冷房運転時と暖房運転時とで異なるものにお
いて、戻し管uにガストラツプTを備えることに
より吸収液の戻りをいずれの運転時にも良好に維
持することもできる。すなわち、本装置において
は、ガス抽気室43と吸収器7の吸収液溜め34
との液柱差が変化してもガストラツプTの弁機構
VMの弁開度が調節されて吸収液の戻り量がほぼ
一定に保たれるので、ガストラツプTを有しない
従来装置のように吸収液の戻り量が大きく変わる
こともない。
なお、本装置において、図示していないが、ガ
ス貯室47内の不凝縮ガスをパラジウムセルや真
空ポンプなどにより適宜排出することは勿論であ
る。
ス貯室47内の不凝縮ガスをパラジウムセルや真
空ポンプなどにより適宜排出することは勿論であ
る。
(ト) 考案の効果
以上のとおり、本考案の抽気装置は、ほぼ一定
量の吸収液を流量調節用の容器からガス抽気室へ
送ることができ、この結果、抽気能力を安定する
ことができ、かつ、ガストラツプによりガス貯室
側から吸収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得る
と共にガス抽気室と吸収器とを結んだ吸収液の戻
し管の液シール部を短かくして吸収液の戻りを良
好に保ち得るものとして、実用的価値の高いもの
である。
量の吸収液を流量調節用の容器からガス抽気室へ
送ることができ、この結果、抽気能力を安定する
ことができ、かつ、ガストラツプによりガス貯室
側から吸収器側への不凝縮ガスの逆流を防ぎ得る
と共にガス抽気室と吸収器とを結んだ吸収液の戻
し管の液シール部を短かくして吸収液の戻りを良
好に保ち得るものとして、実用的価値の高いもの
である。
第1図は本考案によるこの種の抽気装置の一実
施例を示した概略構成説明図、第2図および第3
図は本考案の抽気装置に用いたガストラツプの構
造の概略を示した断面図である。 6……蒸発器、7……吸収器、43……ガス抽
気室、47……ガス貯室、48……流量調節用の
容器、a……抽気管、c……オーバーフロー管、
b,d,f,g……管、u……戻し管、T……ガ
ストラツプ、F……浮子、VM……弁機構。
施例を示した概略構成説明図、第2図および第3
図は本考案の抽気装置に用いたガストラツプの構
造の概略を示した断面図である。 6……蒸発器、7……吸収器、43……ガス抽
気室、47……ガス貯室、48……流量調節用の
容器、a……抽気管、c……オーバーフロー管、
b,d,f,g……管、u……戻し管、T……ガ
ストラツプ、F……浮子、VM……弁機構。
Claims (1)
- 吸収液用のポンプから吐出した吸収液を用いて
蒸発器および/または吸収器内の不凝縮ガスを抽
気するガス抽気室と、このガス抽気室に配管接続
されて抽気された不凝縮ガスを貯えるガス貯室と
を備えた吸収冷凍機の抽気装置において、吸収液
用のポンプからガス抽気室へ至る配管の途中に設
けられた流量調節用の容器と、この容器から吸収
器へ至るオーバーフロー管と、ガス抽気室からガ
ス貯室に至る配管から分岐して吸収器に至る戻し
管と、この戻し管の途中に設けられたU字状部
と、このU字状部の下流側の戻し管の途中に設け
られたガストラツプとを備えたことを特徴とした
吸収冷凍機の抽気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985007685U JPH047501Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985007685U JPH047501Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124861U JPS61124861U (ja) | 1986-08-06 |
JPH047501Y2 true JPH047501Y2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=30486267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985007685U Expired JPH047501Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047501Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240083799A (ko) | 2022-12-05 | 2024-06-12 | 엘라보메디 주식회사 | 회동 조작이 가능한 바이폴라 스네어 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5317003U (ja) * | 1976-07-23 | 1978-02-14 |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP1985007685U patent/JPH047501Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5317003U (ja) * | 1976-07-23 | 1978-02-14 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240083799A (ko) | 2022-12-05 | 2024-06-12 | 엘라보메디 주식회사 | 회동 조작이 가능한 바이폴라 스네어 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124861U (ja) | 1986-08-06 |
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