JPH0474747A - 導電性弾性モルタル組成物 - Google Patents

導電性弾性モルタル組成物

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JPH0474747A
JPH0474747A JP2182725A JP18272590A JPH0474747A JP H0474747 A JPH0474747 A JP H0474747A JP 2182725 A JP2182725 A JP 2182725A JP 18272590 A JP18272590 A JP 18272590A JP H0474747 A JPH0474747 A JP H0474747A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性弾性モルタル組成物に関し、詳しくは、
電磁波遮蔽性を有する急硬性、接着性及び弾性等に優れ
た導電性弾性モルタル組成物に関する。
そして、本発明の導電性弾性モルタル組成物は、従来、
建築構造物に使用されていた炭素繊維補強セメント複合
材料(CFRC)や銅やアルミニウムなどの金属板に比
べ、特許こ、弾性に優れ、インチ°、1ジェントビルの
外壁や床材とじて、あるいは、タイル張り等の接着材や
目地材、各所の防水材、補修材及び耐食材等として、建
築、土木分野を初めとし広く流用できるものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来、この種のモルタル組成物として、ポルトランドセ
メント、骨材及び合成樹脂エマルジョンからなるポリマ
ーセメントに微粉状炭素粒子を添加することを特徴とす
る特開昭61−188472号公報や特定長さの炭素繊
維間に水和された特定粒径の水硬性微粉体水和物を介在
させることを特徴とする特開昭62−226846号公
報、特定のエマルジョン、アルミナセメント、磁性酸化
鉄及び炭素繊維誘導体等からなることを特徴とする特開
昭62−290786号公報及びセメントスラリーと炭
素繊維束からなるシート状物と不透湿性材から得られる
ことを特徴とする特開昭63−308140号公報等が
提案されている。
ま1こ、炭素繊維ペーパーとセメント複合材料に関する
研究もある(群馬工専・小島昭教授ろ、第43回セメン
ト技術大会講演集No、132 ’電磁波遮蔽性をもつ
高強度・高導電性の炭素繊維ペーパー/セメント複合材
料の作製j等)。
ソかじながち、特開昭61−188472号公報におい
ては、微粒子炭素繊維を添加しているため電磁波遮蔽性
が不十分で、しかも、急硬性や強度発現性が無いため施
工性が悪く、実用化は難しかった。
また、特開昭62−226846号公報や特開昭63−
308140号公報:よ、セメント硬化体の高強度化の
ため炭素繊維を複合化させたもので、本発明の目的とす
る高弾性や接着性は得られなかった。
そして、特開昭62−290786号公報は、コンクリ
ート亀裂防止を目的としたもので本発明の目的とする高
弾性、電磁波遮蔽性、急硬性及び強度発現性が得られな
かった。
さらに、小島教授らの研究は、いずれも炭素繊維改質を
主体としたものであって、急硬性、弾性及び接着性等が
著しく劣っており、実用化に耐え得るものではなかった
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、特定の組成物を使用することS:より、弾性、
接着性、急硬性及び電磁波遮蔽性等に優れたモルタル組
成物となる知見を得て本発明を完成するに至った。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は、セメント、セノコウ、アルミナセメン
ト、炭素繊維及びポリマー混和材を主成分とする導電性
弾性モルタル組成物であり、ポルトランドセメント10
0重量部に対して、セ、・コラ/アルミナセメント重量
比が0.1〜5である急硬材20〜300重量部、炭素
繊維及びポリマー混和材を主成分とする導電性弾性モル
タル組成物である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に係るポルトランドセメントとは、水硬性カルシ
ウムシリケート鉱物を主体とするセメントであって、具
体的には、普通・早強などの各種ポルトランドセメント
や、高炉セメント、シリカセメント及びフライアノンユ
セメントの各種混合セメント、及び、白色ポルトランド
セメント等が挙げられる。特に、普通、早強及び白色の
ポルトランドセメントが急硬性や強度発現性の面で好ま
しい。中でも着色した際、2硬性と、顔料による着色性
とを兼ね備えた白色ポルトランドセメントが!I9二二
ユニしい。
本発明に係るセノコウとしては、半水、三水、さらには
、I型、■型及び■型の無水セノコウが挙げられるが、
これらのうち、無水セノコウが、他の材料との組み合せ
による急硬性や強度発現性の面かみ好ましく、■型無水
セノコウがより好ましい。
また、他の材料との組み合せによる相乗効果を引き出す
ためには、セノコウの粒度が重要である。
一般に市販されているセノコウの粒度は、ブレーン値で
2.000−3.000cffl/gのものがほとんど
テするが、本発明においては3.0OOcffl/g以
上が好ましく、4,0OOcnT/g以上がより好まし
く 、6,000cffl/g以上の微粉砕品が最も好
ましい。
本発明に係るアルミナセメントは、鉱物組成的二こは、
CaOをC,、Al2O3をAXSiOzをS、 Ti
0zをT及びFe2O3をFとすると、CA、 C,□
A、、CA2、CffAS及びC1A3等の水硬性カル
シウムアルミネートを主体とじ、その他、α−A1□0
3や、C2AS、 CT及びCdAF等を含有したもの
である。
本発明では、前記水硬性カルシウムアルミネートの中で
、 CIAのモル比が1より大きいカルシウムアルミネ
ートを含有すると2、硬性を示し、可使時間が短くなり
、CIAのモル比が1未満のカルシウムアルミネートを
含有すると急硬性が劣るため好ましくない。
そのため、通常、使いやすさからCaO・Al2O3を
主体とするアルミナセメントが市販されており、JIS
 R2511によって第1種から第5種のアルミナセメ
ントに区分されている。
第1種相当アルミナセメントとしては、電気化学社製商
品名[デンカハイアルミナセメントスーパーJ、 )デ
ンカハイアルミナセメントスーパー2」、「デンカハイ
アルミナセメントスーパー90シ及び:゛デンカハイア
ルミナセメントスーパーG]等や、アルコア社製商品名
r CA 25 、’、rcA25タイプC二及び(C
A25タイプG、の他、ラファージュ社製商品名「セカ
ール80]等が挙げられる。
第2種相当アルミナセメントとしては、電気化学社製商
品名、′デンカハイアルミナセメンドラ、″デンカハイ
アルミナセメントNEOj、「デンカハイアルミナセメ
ントD:及び「デンカハイアルミナセメント#80;等
や、アルコア社製商品名’CA1tfや’CA15:な
ど、さらには、ラファージュ社調高品名′セカール70
.や2セカール71(などが挙げられる。
第3種相当アルミナセメントとじては、電気化学社製商
品名=デンカアルミナセメント1号;、7デン力アルミ
ナセメント1号NEO:及びFデンカアルミナセメン1
−Di等や、旭ゆ子社製商品名7アサヒアルミナセメン
ト1号J、日本セメント社製商品名:アサノアルミナセ
メント1号シ、及び、ラファージュ社製商品名「セカー
ル50,1や゛セカール51j等が挙げられる。
第4種相当アルミナセメントとしては、電気化学社製商
品名゛デンカアルミナセメント2号7や−デンカアルミ
ナセメント工事用、及び日本七メ〉′ト社調高品名゛ア
サノアルミナセメント2号、等が挙げられる。
第5種相当アルミナセメントとしては、旭硝子社調高品
名′アサヒフオンシュ、やラファージュ社製商品名「セ
カール41:及び[シマンフォンジュー:等が挙げられ
る。
本発明では前記の第1〜5種に相当するいずれのアルミ
ナセメントも使用可能であるが、急硬性の面で第3種相
当品が好ましい。
特に、急硬性を必要とするアルミナセメントとしては、
アルミナ源としてボーキサイトやバイヤー法アルミナな
どを、カルシア源として生石灰や石灰石などを、所定の
成分になるように配合し、電気炉、平炉及び反射炉等の
溶融法によって製造した、Ca0−AlzO:+を主体
とするものが、可使時間が取れ、急硬性に優れるためよ
り好ましい。
特に、CAを主鉱物組成とし、化学成分的Q+。
Ca037.5〜43%、SiO,z3.5〜5.5%
の範囲のものがより好ましい。CaOが37.5%未満
では、急硬性に乏しく、43%を越えるとCl2A7の
生成が多くなり、可使時間が不足する傾向にある。
また、−gに市販されているアルミナセメントは、粒度
がブレーン値で3. OOO〜5.000cTll/g
のも・つが主体であるが、本発明では、5,000c+
fl/g以上、特に、6,000cIIl/g以上にな
るように微粉砕したものが好まじい。
さらに、本発明では、アルミナセメントの結晶質と非結
晶質の割合によって、可使時間とゑ硬性が影響を受けや
すい。結晶質が多いと可使時間が確保しやすく、非結晶
質が多いと可使時間が短くなる傾向がある。そのため、
急、硬性や強度発現性の面から、アルミナセメントの結
晶化率は、70〜100%が好ましい。結晶化率が70
%未満では施工時の可使時間不足が生じやすい傾向があ
る。
なお、結晶化率(%)は、粉末χ線回折による回折線の
ピーク面積比により、次式で算出することができる。
結晶化率=(回折線のピーク面積/全ピーク面積) X
 100CaO・Al2O3の結晶の含有量が少ないと
、2砂セメント組成物としての、強度発現性に欠2する
傾向がある。
また、白色ポルトランドセメントと配合し、着色導電性
弾性モルタル組成物を製造する際のアルミナセメントは
、白色及び/又は白色系のアルミナセメントであること
が好ましい。
通常、アルミナセメントの色は、使用するボーキサイト
、バイナーアルミナ、生石灰及び石灰石といった原料中
のCaOやAl2O,以外のF、=203、Tio2、
MgO,5102、K2O及びNazO等といった不純
物の量、アルミナセメントの形態、焼成法や溶融法とい
った製造方法及びクリンカー粉砕時の粒度等シこよって
左右されるが、Al2O3の含有量の多少によっても白
色度が左右される。
本発明では、急硬性、強度発現性及び硬化体の色彩の艶
やかさから、Al2O3は70%以上が好ましく、72
〜89%がより好ましい。
アルミナセメントの白変は、粉末法ハンター白度計によ
る白変値で60以上が好ましく、70以上の指数である
二とがより好ましい。
特に好ま巳いアルミナセメントとしては、アルミナ源と
して水酸化アルミニウム及び/又はバイヤー法ユニより
得られる酸化アルミニウムを用い、カルシア源とじてC
a090%以上の生石灰、及び/又はCaC0z95%
以上の石灰石を原料とし、鉱物組成CaO・Al2O,
が50%以上となるように配合後′、ロータリーキルン
やシャフトキルンなどによる焼成法や、電気炉、平炉及
び反射炉等による溶融法によって製造したタリン力−に
、必要によってアルミナセメント中のAl2O3が70
%以上、好ましくは72〜89%になるように、α−ア
ルミナを加え、成分調整したアルミナセメントであって
、CaO・AIz03の他、12Ca0・7A1203
やCa0・2AlzO+を水硬性鉱物として含有するこ
とも可能である。
本発明に係る急硬材とは、セノコウとアルミナセメント
の混合物である。
急硬材中のセノコウ/アルミナセメントの重量比は0.
1〜5になるように調整したものが好ましく、0.2〜
2がより好ましい。
象、硬材中のセソコウ/アルミナセメントの重量比が0
.1未満ては、水和反応時のエトリンガイト永和物の生
成量が少なく、急硬性や強度不足の面で好ましくない。
また、5を越えると、水和反応後、余剰のCa5Oaが
存在し、急硬性の低下、強度不足及び白華の発生等を生
し、Ca5Oaの溶解によって組織が劣化し、耐久性が
低下するため好ましくない。
本発明では、さらに、セメントと急硬材を混合し、急硬
セメント組成物を調整する。
急硬材の使用量は、セメント100重量部に対しで2.
硬材20〜300重量部が好ましく、可使時間、象、硬
性及び強度のバランスから、25〜10゛0重量部がよ
り好ましい。20重量部未満では、急硬性や強度発現が
不十分であり、300重量部を越えると施工時の可使時
間が不足する傾向がある。
本発明に係る炭素繊維は、導電性炭素繊維であることが
必須であり、炭素繊維用原料繊維としては、レーヨン、
アクリロニトリル及びリグニンポバール系等が使用され
る。その他ポリアクリロニドノル系やピッチ系の炭素繊
維も使用可能である。
また、炭素繊維は一般一二、焼成又二ま炭化温度によっ
て耐炎繊維、カーボンファイバーである炭素質繊維及び
グラファイトファイバーである黒鉛質繊維S:大別でき
る。
本発明で:よ、電気比抵抗10−1Ω・cm以下のカー
ボン・ファイバーやグラファイトファイバーが好ま−い
炭素繊維の原料種類には、特に制限されるものでニオな
いが、材料を混練りする際、分散が良好なチョップ状の
ものが好ましい。
炭素繊維の繊維長は、100mm以下が好ましく、1〜
25mmがより好ましい。繊維長が長ずざると、材料の
混練りが不充分となり、短すぎると、硬化体の導電性や
弾性が低下(順向−二なる。
また、チョップ状の炭素繊維の炭素系径は、100μm
以下が好ましく、3〜20μmがより好ましい。
炭素繊維の使用量ユよ、2硬セメント組成物100重量
部に対して、0.01〜100重量部が導電性の面で好
ましく、ポリマーセメントモルタル中への分散状態を加
味すると、0.05〜50重量部がより好ましい。
本発明に係るポリマー混和材は、配合することで、弾性
に優れ、クラ、・りの発生が防止でき、施工部への優れ
た接着性を発揮できるもので、具体的には、水性ポリマ
ーディスバージョン、粉末エマルジョン、水溶性ポリマ
ー及び液状ポリマー等が挙げらる。
水性ポリマーディスバージョンとじて、ゴムラテックス
、樹脂エマルジョン及び混合ディスバージョン等が挙げ
られる。
具体的には、水性ポリマーディスバージョンとして、ポ
リアクリル酸エステル(PAE)、ポリ酢酸ビニル(P
VAC)、アクリル酸エステルスチレン、ポリプロピオ
ン酸ビニル(PVP)、エチレンffl[ヒニル(EV
A)、ポリプロピレン(PP)、クロロプレンゴム(C
R)、スチレンブタジェンゴム(SBR)、アクリロニ
トリルブタジェンゴム(NBR)、メタクリル酸メチル
ブタジェンゴム(MBR)及び天然ゴムラテックス(N
R)等が挙げられる。
また、粉末エマルジョンとしては、エチレン酢酸ビニル
(EVA)、酢酸ビニル及びビニルパーサテート(VA
VeoVa)等が挙げられる。
水溶性ポリマーとしては、セルロース誘導体(メチルセ
ルロース)、ポリビニルアルコール(PVA)及びアク
リル酸カルシウムやアクリル酸マグネシウムなとのアク
リル酸塩等が挙げろれる。
液状ポリマーとしては、不飽和ポリエステル樹脂やエポ
キシ樹脂などがある。
具体的には、7新・コンクリート用混和材料、199〜
216頁、1989年発行:記載のポリマー混和材が使
用可能であるが、本発明て−ま、ポリマーの硬化体中へ
の分散性の面から、水性ポリマーディスバージョンが好
ましい。
また、プレミックス化によるハンドリングのし易さより
、EVAやVAVeoVaなどの粉末エマルジョンが特
に好まじい。
水性ポリマーディスバージョン、水溶性ポリマー及び液
状ポリマーは、前記粉体材料と別途混練りするのが好ま
しく、粉末エマルジョンは、粉体材料と予め混合してお
いて、施工時ユニ水と混練り使用することが好ましい。
ポリマー混和材の使用量は、急硬セメントl酸物100
重量部に対して、ポリマー混和材5〜200重量部の範
囲であることが好ましい。5重量部未満では弾性と接着
性に欠け、200重量部を越えると、モルタルが硬化遅
延したり、強度不足になる傾向がある。
ポリマー混和材として、ディスバージョンを使用する場
合は、20〜150重量部が、また、粉末エマルジョン
を使用する場合は10〜100重量部が、急硬性、強度
発現性、弾性及びクラック防止等の特性から好ましい。
ディスバージョンとして使用する[::、20〜150
重量部、粉末固形分として使用する場合は10〜100
重量部が、急硬性、強度発現性、弾性及びクラック防止
性等の特性から好ましい。
さらに、本発明では適宜、砂、砕砂、砂利及び石灰石等
の骨材を使用することが可能である。
本発明に係る骨材は、具体的には9砂及び色砂、石灰石
粒及び岩石粉等であって、−セメント・コンクリート\
o、415’訃材特集シ、1931年9月号、に記載さ
れているものが使用可能である。詩に、塩害や白華が発
生しC二くいものが好ましく、用途や施工場所5二もよ
るが、粒度として、JIS5〜8号程度のものが好まし
く、JIS6〜8号相当品が充填性の面でより好ましい
色砂と1よ、川砂、砕砂、岩石粉の砕砂、海砂及び山砂
等を原料とし、その粒子表面に、耐アルカリ性、耐候性
及び親和性の良い着色材を被覆巳だものである。
使用する骨材は、硬化後の白華や変色を防ぐため、カル
シウム、カリウム及びナトJウム等の可溶性成分を極力
台まないものであることが重要である。
骨材の使用量は、急硬セメント組成物100重量部に対
して、50〜500重量部であることが好ましく、施工
場所の要求特性、例えば、強度、クラック防止及び接着
性等や配合する骨材の粒度によって適宜使用量を変える
ことができるが、通常、強度や弾性の面から100〜3
00重量部か好ましい。
また、本発明S:おいては、硬化体を着色するため適宜
顔料を使用することが可能である。
本発明に係る顔料は、無機顔料であって、具体的乙こは
、べんがらや、FezO3、Fed、 FezO1−H
,、O及びFezO,・FsO等の合成酸化鉄、酸化ク
ロム及び酸化チタン等が挙げろれる。
顔料の粒度は、使用する際の耐光性や分散性に優れるこ
と、モルタル混練物の作業性や強度特性などを劣化させ
ないことなどから、粒度がブレーン値で1,000〜3
,000cnT/gが好ましく、特に2.000〜6,
0OOc+fl/g程度かモルタルの分散性の面かろよ
り好ましい。ブレーン値が1,000afl/g未満で
は粗すぎて着色むらを生し、8.0OOc+11/gを
越えると、凝集して着色の′eA淡を生しる傾向がある
また、顔料は硬化体中に均一に分散させるように予め他
の材料と混合しておくことが好ましい。
顔料の使用量は、目的とする色彩や使用顔料C二より、
適宜最適量が決まるものであるが、急硬セメント組成物
100重量部に対して、100重量部以下であることが
好ましく、顔料の分散性、均−性及び着色度の面かろ、
50重量部未満が特に好ましい。
本発明では、白色の粉体を配合しているので、目的とす
る色が白色であれば、顔料を必要としない施工も十分可
能である。顔料の使用量は、目的とする色彩が赤色の場
合は、急硬セメント組成物100重量部に対して、最大
30〜40重量部の量で、また、青色系の場合:よ40
〜50重量部で安定な着色が得られる。
顔料を用いる場合は、基材となる急硬セメント組成物が
白色系であることが好ましい。
各材料の混合方法:′−1少なくとも一種類の粉体もし
くは固形分を、オムニミキサー、ナウタミキサー、■ブ
レンダー、コーンブレンダー及びパン型ミキサー等の混
合機で、プレミックスしておいて混合しても良く、また
、施工現場にて全材料を混合しても良いが、顔料を使用
する場合は、予め顔料を一種類以上の粉体又は固形分と
混合しておいた方が、顔料の均一分散の面から好ましい
各材料の混合順序は、象、硬材の効果や顔料の均一分散
の面から、無水センコラ、アルミナセメント、ホワイト
セメント及び顔料を混3Z、次いで骨材を、さらに、ポ
“ツマ−混和材を必要に応じ順に配合することが好まじ
い。 本発明の急硬セメント組成物は、常法Sこよって
、また、必要により水を加え、セメントリンンガンやモ
ルタル吹付ガンなどによる吹付施工やコテによる塗布な
どに使用する口上が可能である。
さらに、長期強度の向上、収縮の緩和及びクラック・ソ
リ防止の目的で、ボヅラン活性を有する材料、例えば、
スラグ粉末、フライア7・シュ及びシリカヒユーム等を
混和材とじて、適量配合することも可能である。特に、
保水性の面かみ:よシリカヒユームが、長期強度の面か
らはスラグ粉末とフライアッシュが好ましく、各混和材
は単独使用もしくは併用が可能である。
また、急硬セメント組成物や急硬モルタル組成物の可使
時間や硬化性を改善する目的で、AE減水剤、減水剤、
硬化遅延剤及び硬化促進剤等、具体的には、リグニンス
ルホン酸塩系、ホルマリン縮合物系、メラミンスルホン
酸塩ホルマリン縮合物系、ポ°ノカルボン酸塩系、リン
酸系、ホウ酸系及びオキンカルボン酸系又はその塩類等
、通常使用されるコンクリート混和材やアルミナセメン
ト添加剤などの添加剤を、本発明の特性を損なわない範
囲で単独もしくは併用することも可能である。
ご実施例: 以下、本発明を実施例−二で説明する。
実施例1 セメンl−100重量部と、表−Iに示す配合の各材料
を混合し、調整した導電性弾性モルタル組成物100重
量部と、骨材6号200重量部及び水道水85重量部を
2分間混合し、導電性弾性モルタルを作製し、各物性を
測定した。結果を表−1に併記する。
なお、実験No、1−17はポリマー混和材の代わりに
水60重量部を添加した。
く物性の測定〉 物性の測定二よすべて20″C恒温室内でつぎのように
実施した。
■可使時間;触指り二より、混練物の軟ろかさがなくな
るまて2こ要した混練り直後からの経過時間 2強 度 ;混練物を4 X 4 X16cmの型枠二
こ鋳込み、所定時間養生した後の圧縮強度。
0弾 性 ;モルタルをSUS板上へ厚さ4mmになる
よう乙こ塗布し、20°C/60χR,11,の条件下
で2日間養生し、得られた硬化体を水平に対しで120
度折り曲げることにより生しるクランクの有無を目視に
て判定 O;クラック無し、△;やや有り、×;有り■導電性 
;弾性評価用に作製したモルタル硬化体の抵抗値(Ω)
を測定 ■白  華:弾性評価用に作製したモルタル硬化体の表
面に水をスプレーし、常温で3日放置後白華の具合を目
視にて判定 ○;白華無し、△;やや有り、×;有りく使用材料〉 セメント :小野田セメント社製普通ボルトランドセメ
ント セノコウ :■型態水セソコウ、セントラル硝子社製、
ブレーン6.0OOcrA/g フルニナセメント :電気化学社製商品名「ハイアルミ
ナセメントシCaO2,)、4%、Al2O373,5
%炭素繊維 :カーボンファイハー、日本板硝子社製商
品名Fドナカーボ5−ut、t2hとピッチ系汎用炭素
繊維の原糸を加工 ポ177−混和材: EVA、電気化学工業社製商品名
733PLE、’骨材 6号:JIS6号硅砂、宇部サ
ンド工業社製商品名「宇部硅砂] 表−15こ示す通り、本発明の導電性弾性セメンIm成
吻を用いると、2、硬性、早強性、導電性及び弾性ユニ
優れ、白華もなく、従来の導電性セメント組成物では使
用できなかった導電汁弾性材料として、建築、土木分野
に広く流用できる。
実施例2 実施例工の表−1実験No、1−8の配合を用い、セノ
コウを小型ボットミルにて粉砕し、ブレーン値を調整し
、実施例1と同様に物性を測定した。結果を表−2に示
す。
表−2 ctA/g以上のものが特に好まじい。
実施例3 実施例1の表−1実験\01−8の配合を用い、炭素繊
維の種類を変え、物性を測定巳な。結果を表3に示す。
ブレーン値は(ci/g)、可使時間は(分)、強度は
(Kgf/cm”)表−2に示す通り、セノコウ粒度が
細かくなる程急硬性や早強性を示し、ブレーン値が4,
0OOc+fl/g以上が、会、硬性や早強性の面で好
ましく、6,000く物性の測定〉 ;他の物性は実施
例1に準した。
■混練時の分散状態;モルタルミキサーにて混合する際
、炭素繊維のモルタル中への分散 状態を目視にて測定 ○;良好、Δ;ややバルクあり、×;不良■強 度 −
モルタルを4 X 4 X16cmの型枠に鋳込み、1
日養生した後の曲げ強度 表−3に示す通り、チョップ状の炭素繊維が好ましく、
特Sこ、繊維長1〜25m+++、径3〜20μmの炭
素繊維原糸が、配合した際、ポリマーセメン1〜モルタ
ル中への分散状態、セメント硬化体の導電性及び曲げ強
度が高いという面で好ましい。
実施例4 実施例10表−1実験No、 1−13の配合を用い、
普通ポルトランドセメントの代わりに、小野田セメント
社製白色セメントを使用し、赤色顔料として石原産業社
製べんがら鉄を、白色セメン) 100重量部に対して
、10重量部配合し、モルタルミキサーにて15分混練
りして、着色ポリマーセメントモルタルを作製した。
この着色ポリマーセメントモルタルを、s u s I
H上に40の厚さで塗布し、20’C/60!+?、H
,ノ条件下で1日養生し、目視にて色むらの状態を判定
普通ポルトランドセメントを使用したものは、色むらが
発生巳たのに対し、白色セメントを用いたものは色むら
が発生せず良好な着色を示−た。
口発明の効果: 以上の実施例かられかるよつSこ、本発明の導電性弾性
モルタル組成物を用いると、従来の技術では、不可能で
あった急硬性や強度発現性に優れ、間弾性を有し、しか
も導電性も良好なことがち、電磁波遮蔽効果に優れたセ
メント硬化体が得ちれる。
その結果、建築構造物、特Sこインテリジェントビルの
外壁や床材として、あるいは、タイル張り等の接着材、
目地材や各所防水材、補修材及び耐食材として、高弾性
と導電性が要求される分野乙こ広く利用できる。
特許出願人  電気化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメント、セッコウ、アルミナセメント、炭素繊
    維及びポリマー混和材を主成分とする導電性弾性モルタ
    ル組成物。
  2. (2)ポルトランドセメント、急硬材、炭素繊維及びポ
    リマー混和材を主成分とし、該急硬材が、セッコウ/ア
    ルミナセメント重量比が0.1〜5の混合物であって、
    ポルトランドセメント100重量部に対して、20〜3
    00重量部であることを特徴とする導電性弾性モルタル
    組成物。
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