JPH0474226B2 - - Google Patents

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JPH0474226B2
JPH0474226B2 JP59250532A JP25053284A JPH0474226B2 JP H0474226 B2 JPH0474226 B2 JP H0474226B2 JP 59250532 A JP59250532 A JP 59250532A JP 25053284 A JP25053284 A JP 25053284A JP H0474226 B2 JPH0474226 B2 JP H0474226B2
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JP59250532A
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JPS61129362A (ja
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は列車の進路を駅係員によらずに取り扱
う進路制御装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
鉄道における列車の進路設定は、従来駅員がポ
イントや信号機を取り扱うことにより行われてい
たが、近年は駅業務の合理化のためCTC装置を
導入し、これを介して中央から遠隔制御するシス
テムが普及している。しかし多数の駅のポイント
等を限られた人数の指令員が次々に制御するの
で、列車の種類や本数が増えると煩雑になり、取
扱ミスやタイミング遅れ等が発生する恐れがあ
る。そこで正確・迅速を期するために、コンピユ
ータによるCTCの制御が取り入れられつつある。
ところでコンピユータにより制御する場合には
各列車の出発時刻や列車順序を含むダイヤを予め
入力しておく必要がある。そのためダイヤが乱れ
たり変更になると、これを全て人手により変更し
てやらなければならず、膨大な手間がかかる。そ
こで上位にさらに別のコンピユータを付加した
り、人間の修正作業を容易にするためにマンマシ
ン機器に工夫をこらす等、かなりの設備費が必要
になつている。またコンピユータのソフトウエア
も膨大で設計に時間がかかつたり、稼働後も線路
配線の変更やダイヤ改正時の対処が容易でない。
また故障時の対策として設備を二重系にしなけれ
ばならない等、全体として設備コストや運営コス
トが大きくなり、中規模以下の線区ではかかるシ
ステムの導入が経済的に困難であつた。
〔問題点を解決するめたの手段〕
本発明は前記欠点に鑑みて、主として中規模以
下の線区における運転業務の合理化を目的として
なされたもので、定常の進路扱い業務の一部を運
転士に行わせることにより、駅員の取扱を不要に
し、指令センターの要員も最少限で済む、簡素で
経済的な進路制御装置を提供するものである。す
なわち、車上に出発ボタンのついた車載装置を、
各駅に駅装置を設け、車載装置は駅装置と、また
各駅装置は隣接駅装置ならびにセンター装置と、
それぞれ情報伝送が可能であつて、列車の出発時
に列車の運転士が車載装置の出発ボタンを押すこ
とにより出発進路を、また前記出発ボタン押下情
報を駅装置を介して次駅の駅装置に送ることによ
り次駅の進路を、それぞれ制御するとともに、セ
ンター装置は各駅装置からの情報により運行状況
を監視することを特徴とする、進路制御装置を提
供しようとするものである。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図、第2図に従つて
具体的に説明する。
第1図において、列車1には車載装置2が搭載
されており、車載装置2には送信ループアンテナ
18が接続されている。駅20には各番線の出発
信号機付近にそれぞれループコイル3a,3bが
敷設され、継電連動装置19aとともに駅装置4
aに接続されている。また駅装置は隣接駅装置と
相互に結ばれる。継電連動装置19aは場内信号
機10a、出発信号機11a,11bを制御する
ことができる。駅21についても駅20と同様な
構成になつている。線区全体を管理する管理セン
ターに設置されるセンター装置8は、各駅の駅装
置と接続される一方、パーソナルコンピユータ9
とも接続されている。
第2図は駅装置4aの構成で、列車番号処理部
5a、制御部6aそして伝送部7aからなる。
第3図は車載装置の構成で、制御パネル12に
は電源スイツチ13、出発ボタン14、取消ボタ
ン15、列車番号設定スイツチ16があり、これ
に送信部17を介して送信ループアンテナ18が
接続されている。
次にこの発明になる進路制御装置の動作につい
て、列車1が駅20を始発して駅21に向かう場
合を例にとり、第1図、第2図、第3図に従つて
説明する。
列車1が始発する際に、運転士は列車番号設定
スイツチ16により自列車の列車番号を設定した
後、電源スイツチ13をオンにする。そして出発
時刻の一定時間前になつたら(例えば30秒)出発
ボタン14を押す。そうすると列車番号並びに出
発要求信号が送信部17にて符号化されて、送信
ループアンテナ18を経て、駅20の列車が在線
する番線のループコイル3bにて受信される。駅
装置4aの列車番号処理部5aは、この受信信号
を復号し、制御部6aに渡す。制御部6aはこの
信号がループコイル3bからの信号であることを
判別した上で、ループコイル3bに対応した出発
信号機11bの進路を制御するよう継電連動装置
19aに制御指令を出力する。継電連動装置19
aはその指令により既知の安全論理により出発信
号機11bを進行に制御する。駅装置4aは列車
1が出発したことを継電連動装置19aから知ら
されると、これを出発情報として列車番号ととも
に伝送部7aにより、駅装置4bに、またセンタ
ー装置8を経て、パーソナルコンピユータ9に伝
送する。センター装置8への伝送に際しては、駅
21の伝送部は既知のCTCにおけるように中継
装置の役割を果たす。列車1が駅21の場内信号
機10bに接近したことを既知の方法で検知した
継電連動装置19bを通じて、駅装置4bは場内
信号機10bを、例えば出発信号機11dに向か
う進路に制御して列車1を進入させる。駅装置4
bは隣接駅装置4aからの情報により、列車番号
をキーとして後述の対応表を用いて容易に該当進
路を制御できる。一方パーソナルコンピユータ9
は送られてきた情報を基に、これを管理センター
の指令員に見易い形に処理して表示する。
第4図は本発明において駅装置の制御部に記憶
される列車番号と進路の対応表の例である。列車
番号に対応した場内進路と、その駅を通過するか
どうかを示すもので、時刻、列車順序、出発進路
とは無関係な構成になつており、駅毎に固有な表
になつている。
停車列車が駅21に進入して所定の位置、例え
ば駅21のループコイル3dの付近に到着する
と、ループコイル3dは車載装置2からの列車番
号情報を受信可能となり、この情報を駅装置、セ
ンター装置8を経て、パーソナルコンピユータ9
に到着情報として表示する。次の出発時刻が来れ
ば、運転士は始発時と同様に出発ボタン14を押
すことになる。なお異常発見等により一旦セツト
した進路を取り消す必要が生じれば、取消ボタン
15を運転士が押すことにより、駅21であれば
その情報が駅装置4bを経て継電連動装置19b
に伝えられ、進路を取り消すことができる。
もしも駅21への接近列車が、駅通過予定の場
合には、駅装置4bは場内信号機10bと同時に
通過線の出発信号機11eも制御する。そして列
車1が駅21を通過の際に、通過列車の列車番号
と通過情報とを、継電連動装置19bを介して駅
装置4bが判断できるので、その列車番号をさら
に先の隣接駅(第1図で駅21のさらに右側にあ
る図示していない駅)に伝送することができる。
従つて通過列車の場合には運転士の押しボタン操
作は必要ない。このように管理センターでは何ら
の操作を必要とすることなく、また複雑な運行管
理ソフトウエアを用いることなく、進路の制御と
運行状況の管理を行うことができる。
次にダイヤが乱れた場合の動作について述べ
る。もしも運転士が出発ボタン14を押しても進
路がとれない場合、運転士はダイヤの乱れを察知
し、列車無線等により管理センターに連絡し指示
を仰ぎ、たとえば単線の線区で対向からの行き違
い列車1が遅れているならば、管理センターでは
それをパーソナルコンピユータ9の画面で知るこ
とができるから、暫く待つように指示することに
より、運転士は対向列車の到着を待つて、改めて
出発ボタン14を押すことにより、出発すること
ができる。またセンター指令員がパーソナルコン
ピユータ9のキー操作により、駅21の場合であ
れば、直接進路の抑止指令をセンター装置8を介
して必要な駅装置4bに送ることができ、また直
接進路を変更する情報を送ることもできる。そう
することにより、抑止すべき列車1の運転士が出
発ボタン14を押す前にその進路を進行不能に抑
止でき、ダイヤの一層の混乱を防ぐことができ
る。
またある列車1を途中で打ち切つて、別の列車
1へ振り替える場合には列車1へ線区管理センタ
ーから列車無線等により連絡し、列車番号設定ス
イツチ16を運転士の操作で変更させる。こうす
ると、列車1は新しい列車番号で制御されること
により、各駅装置4a,4bに記憶された新しい
列車番号に対応する進路が選択され、打ち切られ
た列車1のダイヤを消去するための各駅20,2
1の制御部6aの修正操作や、線区管理センター
のコンピユータ9のダイヤの修正操作のような、
従来の運行管理システムにおける変更処理が不要
になる。
運転士の操作は出発時に時刻通りに押しボタン
を押すことだけであり、しかもこの出発時刻の監
視は従来も運転士の仕事の範疇であるから負担に
ならない。なお押しボタンを押すタイミングがず
れたとしても、列車の安全そのものは、継電連動
装置19a,19bや図には説明していな閉塞装
置が確保しているので、危険な事態に至ることは
ない。
駅装置4a,4bが故障した場合には、継電連
動装置19a,19bによる本線進路だけの自動
進路設定方式に自動的に変更することが既存の技
術で容易である。この場合輸送能力等に若干の問
題が生じるが、全面的な運転休止は避けることが
できる。従つて駅装置4a,4bをあえて二重系
にする必要はない。また制御部6a等が持ついわ
ゆるダイヤは、第3図に示すような極めて簡単な
もので、それに従つて行う制御も単純であり、極
めて小規模なプログラムを用いてマイクロコンピ
ユータ等で安価に構成することができる。また列
車1と進路の対応表も小規模なので、書き換え可
能なメモリに記憶させておき、ダイヤ改正時には
管理センターから新しい対応表を送信することに
より、簡単に修正することができる。なお車載装
には無線を用いれば地上の番線毎にループコイル
3a〜3eを設けることなく安価に構成できる。
この場合どの番線から発信した列車番号信号か
は、軌道回路条件や発着可能番線やダイヤ等から
駅装置4a,4bが判断可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は従来方法による複
雑高価な装置によるものを、発車時刻を守るとい
う運転士本来の使命に基づき、列車出発時の運転
士のわずかな操作を利用することによつて、大幅
に簡素化することができ、駅の運転取り扱い要員
をなくすことが経済的に実現できる。また通過列
車の場合はその操作すらも不要になる。しかも管
理センターで列車の運行状況が常時監視可能とな
り、特に中規模以下の線区において、経済的で省
力化された運営システムを実現するのに、大いに
役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的構成図、第2図は駅装
置の構成図、第3図は車載装置の構成図、第4図
は制御部に記憶される列車ダイヤ例である。 1……列車、2……車載装置、3a〜3e……
ループコイル、4a,4b……駅装置、5a……
列車番号処理部、6a……制御部、7a……伝送
部、8……センター装置、9……パーソナルコン
ピユータ、10a,10b……場内信号機、11
a〜11e……出発信号機、12……制御パネ
ル、13……電源スイツチ、14……出発ボタ
ン、15……取消ボタン、16……列車番号設定
スイツチ、17……送信部、18……送信ループ
アンテナ、19a,19b……継電連動装置、2
0,21……駅。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 出発ボタン14のついた車載装置2と、各駅
    20,21に設置された駅装置4a,4bと、セ
    ンター装置8とを有する進路制御装置であつて、 車載装置2は、駅装置4a,4bと、 各駅装置4a,4bは、隣接駅装置4b,4a
    およびセンター装置8と、それぞれ情報伝送が可
    能であり、 駅装置4a,4bは、車載装置2の出発ボタン
    14押下情報を検出することにより出発進路を設
    定し、且つ、出発ボタン押下情報を次駅の駅装置
    に伝送することにより次駅の進路を設定し、 センター装置8は、各駅装置4a,4bからの
    情報により運行状況を監視する 進路制御装置。
JP59250532A 1984-11-29 1984-11-29 進路制御装置 Granted JPS61129362A (ja)

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JP59250532A JPS61129362A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 進路制御装置

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JP59250532A JPS61129362A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 進路制御装置

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JPS61129362A JPS61129362A (ja) 1986-06-17
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JP59250532A Granted JPS61129362A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 進路制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH026267A (ja) * 1988-06-27 1990-01-10 Nippon Signal Co Ltd:The 車両用進路設定装置

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JPS61129362A (ja) 1986-06-17

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