JPH0474104A - 防藻組成物 - Google Patents

防藻組成物

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JPH0474104A
JPH0474104A JP2185944A JP18594490A JPH0474104A JP H0474104 A JPH0474104 A JP H0474104A JP 2185944 A JP2185944 A JP 2185944A JP 18594490 A JP18594490 A JP 18594490A JP H0474104 A JPH0474104 A JP H0474104A
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JP
Japan
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algae
weight
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alga
Prior art date
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JP2185944A
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English (en)
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Hisayoshi Takeuchi
竹内 久佳
Koji Hayashi
孝司 林
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SK Kaken Co Ltd
Original Assignee
SK Kaken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は長期にわたる効果持続性の高い防藻組成物及び
この組成物を配合した防藻塗料組成物に関するものであ
る。
(従来技術) 従来より船舶や海洋構築物に対するアオサ、貝フジッボ
類等の付着、漁網への海草類等の付着の問題や、一般の
建築物において、湿気の存在する外壁および内壁等に藻
類が発生して、美観を損ねる等の問題から、あらかじめ
これらの発生を防ぐため、各種の防藻効果のある薬剤が
使用されている。これらの使用形態としては、塗料バイ
ンダー中に混合しておき、保護すべき1体の表面に、塗
膜の形で保持さ廿る防藻塗料、防汚塗料が一般的である
。このような防藻塗料、防汚塗料の例としては、特開昭
60−137974号のようにシリコーン樹脂に防腐剤
、防カビ剤、抗生物質、殺菌剤等を配合したものや、特
開昭61−138647号のようにゼオライト系固体粒
子に防藻作用を有する金属イオンをイオン交換して保持
させ、有機高分子に混合したもの等がある。
しかしながら、このような塗料バインダー中に防藻効果
を有する薬剤を混合する方法では、塗料が施工され塗膜
を形成する際に濃度勾配が発生しこれらの薬剤が塗膜表
面に多く分布することで薬剤の効果の持続性が損なわれ
たりする。このような濃度勾配が起こらないようにする
には、薬剤を塗料バインダー中に混合せず、バインダー
自体に防藻効果をもたせる方法がある。このような例と
しては、特開昭62−201975号のように、二塩基
性不飽和カルボン酸のビス(トリ有機錫)塩を重合した
防汚塗料組成物がある。
一方、船舶用、魚網用防藻塗料に用いられている薬剤は
、有機錫や金属イオン等の毒性の高いものがほとんどで
あり、また、その効力期間は通常半年から1年である。
これに対して、特開昭59−170162号および特開
昭60−223874号には、フェニル尿素系の薬剤を
含有する防藻塗料が提示されている。この薬剤は除草剤
に分類されるものであるが、その除草効果が光合成反応
を阻害することによるため、光合成を行わない植物以外
の高等生物には低毒性である。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に建築物等に使用される尿素系薬剤にょる防藻塗料
は、雨水や結露等の水に薬剤が溶出することにより防藻
効果を発揮する。ところがフェニル尿素系防藻剤は水に
対する溶解度が高いため、尿素系防藻剤を防藻塗料に使
用した場合は、薬剤の塗膜中よりの溶出が早期に進行し
てしまう、したがって、長期にわたる防藻効果を得るに
は、必然的に多量の薬剤の添加が必要となる0通常、フ
ェニル尿素系防藻剤は低毒性ではあるが、多量に用いる
場合は防藻塗料全体としての毒性が大きくなり危険であ
る。さらにこれら多量のフェニル尿素系の薬剤の溶出に
より、塗膜には微細な穴が多数形成される。このため特
に水性系の塗料では、本来塗膜がある程度ポーラスなう
えに、さらに多量の薬剤流出により塗膜が極端にポーラ
スになり塗膜の耐久性等の物性が悪くなり躯体の保護機
能が低下する。また、フェニル尿素系の薬剤は、紫外線
により黄変を起こすため、これを多量用いた場合は塗膜
の変色を引き起こして美観を損ねる等の問題があり、こ
のことにより、フェニル尿素系薬剤を使用した透明防藻
塗料は従来より少ながった。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するため、本発明者らは鋭意研
究の末、長期持続性に優れ塗膜の劣化をきたさない防藻
薬剤とそれを用いた防藻塗料を発明した。
即ち、本発明者は上記のような問題点は、フェニル尿素
系の薬剤が水に対して高い溶解度を有することに起因す
るものと推察し、該薬剤にさらに溶解度の低い薬剤を混
合することで問題点の解決を図った。その結果、上記の
ごとく溶解度の低い薬剤の中でも特定のものに限って、
防藻性及び塗膜物性的にも効果が高いことがわかった。
即ち、(1)一般式I で表されるトリアジン系化合物の1種以上を添加した防
藻薬剤である。
一般式Iに相当する尿素系薬剤は、3−(3,4−ジク
ロロフェニル)−1,1−ジメチJし尿素〔以下DCM
Uという、 ) 、3−(3,4−ジクロロフェニル)
−1−メチル−1−メトキシ尿素、3−(3,4−ジク
ロロフェニル)−1−(2−メチルシクロヘキシル)尿
素等であるで表される尿素系化合物の1種以上と、一般
式■ )<3                FCa一般式
■に相当するトリアジン系化合物は、2−クロロ−4,
6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−)リアジン〔
以下シマジンという、〕、〕2−クロロー4エチルアミ
ノ−6イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン、
2−クロロ−4,6−ビス(イソプロピノレアミノ)−
1,3,5−トリアジン等である。
このような薬剤の組み合わせの中で、DCMUとシマジ
ンとの組み合わせが特に好まししλ。
以上のような防藻薬剤を使用して、建築物等の壁面に防
藻効果を付与するには、従来より、慣用されているよう
に塗料組成物として、塗膜の形で壁面に保持する方法が
望ましい、このような塗料組成物としては、水性系、溶
剤系を問わず、通常塗料バインダーとして用いられてい
る樹脂に、これらの薬剤を混合すればよい、特にDCM
Uとシマジンとを組み合わせた薬剤を用いるのが好まし
い0例えば、塗料バインダー固形分換算で100重量部
に対して、DCMUを0.2〜5重量部、より好ましく
は0.5〜2重量部、シマジンを02〜10重量部、よ
り好ましくは0.5〜2重量部添加する。
本発明で用いられる塗料バインダーとしては、水性では
アクリル系エマルシコン、酢酸ビニル系エマルション、
エチレン−酢酸ビニル系エマルション、エポキシ系エマ
ルション、ポリウレタン系エマルション等のホモポリマ
ー コポリマーエマルションまた架橋型エマルションや
水溶性樹脂、さらにこれらの樹脂を再乳化可能にした粉
末樹脂等、溶剤系ではアクリル系樹脂フェス、エポキシ
系樹脂フェス、ウレタン系プレポリマー アルキッド樹
脂、尿素系樹脂、シリコン変性アクリル樹脂、含フツソ
樹脂、合成ゴム、天然ゴム、各種天然樹脂、NADのよ
うな溶剤分散型樹脂等通常塗料に用いられているものが
あげられる。
また、必要に応じて各種添加剤、顔料、充填材を添加し
てもよい。
塗料バインダーと薬剤を混合する方法は特に規定しない
が、例えばDCMUとシマジンとを組み合わせた薬剤を
合成樹脂エマルションに混合する際は、親水性アルコー
ルに該薬剤を予備湿潤して後、これらを合成樹脂エマル
ションに混合する。
このような方法によれば、両成分は均一に合成樹脂エマ
ルシヨンに分散し、塗膜形成時にも濃度勾配が発生しに
くい。
(作 用) 本発明の防藻組成物は水に対する溶解度の大きな防藻薬
剤と、溶解度の小さな防藻薬剤を特定比率で混合するこ
とにより、第1図に示すように、両者の溶解度の違いが
補足しあって、長期的に防藻効果を発揮することができ
ることを利用したものである。
したがって本発明の防藻薬剤を、適当な塗料バインダー
に混合したときは、防藻塗料として建築物内外壁や、水
中構築物面に防藻効果を付与できる。これは、塗料バイ
ンダー中に混合された防藻薬剤が雨水や躯体中の水分、
接触水分によって塗膜表面に溶出し藻類の発生を防ぐも
のである。
特に水性バインダーすなわちエマルションを用いた塗料
の場合は、溶剤系のバインダーに比較して、もとより塗
膜がポーラスであるため、尿素系防藻剤単独で用いた場
合、薬剤は短期間の内に溶出してしまい防藻効果の持続
性に劣る。したがって防藻効果を持続させるためには薬
剤を多量に用いる必要があり、この多量の薬剤が溶出し
たあとに、微細な空孔が多数でき、塗膜全体がよりポー
ラスとなる。したがって、耐酸性、耐アルカリ性、耐水
性等の塗膜物性が極端に低下する。このような水性バイ
ンダーに対しても、本発明防藻薬剤が水に対する溶解度
の大きいものと小さいものとの組み合わせによるため、
溶解度の小さい薬剤はすぐには溶出せずタイムリリース
的に長期にわたって防藻効果を発現し、塗膜物性の低下
も急激には発生しない、さらに本発明では、水性バイン
ダーに防!薬剤を混合する際、あらかじめ、双方の薬剤
の溶解度が高い親水性アルコールを溶媒として予I湿潤
し、それをエマルションに混合するため形成された塗膜
中では水に対する溶解度の小さい薬剤も濃度勾配は形成
されず均一に分散する。
また、本発明のトリアジン系の防藻剤は紫外線吸収効果
を有するため、フェニル尿素系防藻剤が紫外線により黄
変して塗膜外観を損なうのを防止する。したがって顔料
等を含有しない透明防藻塗料組成物としても可能である
(実施例1〜6) 実施例1〜6に係る塗料をそれぞれ第1表のように配合
した。
(比較例1〜5) 比較例1〜5に係る塗料をそれぞれ第2表のように配合
した。
これらについて下記の試験方法に基づき評価を行った。
結果を第4表、第5表に示した。
(試験方法) ■促進培養試験 1)各塗料を無石綿乾式建材に、各々塗付量が300g
/イとなるように塗付する。
2)塗装板試験体を流水中(11/win )に浸漬す
る。この状態で30日、60日、90日間放置する。
3)流水処理終了後、試験体を5×51に切断、裏面・
側面をエポキシ樹脂でシールする。
4)第3表に示す配合からなる寒天培地に、試験体を第
2図のように塗膜が表面にわずかに出るように埋め込む
5)緑藻類(クロレラ他)の懸濁液を表面から散布する
6)30±5℃、90%RH以上の環境下で蛍光灯を照
射(12時間照射/12時間暗状1り L、促進培養を
1カ月間行う。
?)1力月後のP!!膜表面の緑l[Mの生育状態を以
下の評価基準で調べる。
3:藻が死滅し生育していない。
2:試験体上の藻の生育が10%〜50%1:試験体上
の藻の生育が50%以上 ■屋外暴露試験 北西60°傾斜暴露台において、1日に4回約20/の
散水を行い、1日に1回緑藻類の懸濁液の散布を行い6
力月後、1年後、2年後の結果について調べた。評価は
促進培養試験の基準と同様にした。
(以下余白) 第3表 第5表 第4表 (効果) 第4表、第5表よりわかるように、実施例は比較例より
も長期にわたってその防藻効果が持続する。さらに、本
発明のトリアジン系化合物のタイムリリース効果により
、溶出の早い尿素系化合物の添加量を減少さセることが
でき、トータルとして薬剤の量が少なくてよい、したが
って薬剤の溶出による多孔質化からくる、塗膜の耐候性
の低下の度合いも低い、また、初期に尿素系化合物が溶
出しているため、溶解度の低いトリアジン系化合物が溶
出していく道がすでに形成されており、スムーズに溶出
できるものと思われる。
図は促進培養試験の方法を示す図である。
A     −・経時時間 B       溶出量 C本発明トリアジン系化合物 D       本発明尿素系化合物 E 塗膜 シ ャーレ− 基材 寒天

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [但し、式中R_1及びR_2はH、CH_3、OCH
    _3、C_2H_5、▲数式、化学式、表等があります
    ▼を示し、X_1及びX_2はH、CH_3、ハロゲン
    を示す。]で表される尿素系化合物の1種以上と、 一般式II ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [但し、R_3、R_4はH、CH_3、C_2H_5
    CH(CH_3)_2を示し、X_3はハロゲンを示す
    。] で表されるトリアジン系化合物の1種以上を有効成分と
    して含有することを特徴とする防藻薬剤。
  2. (2)一般式 I が、 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル
    尿素であり、 一般式IIが、 2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−1,3,
    5−トリアジンであることを特徴とする請求項第1項記
    載の防藻薬剤。
  3. (3)請求項第2項に記載の防藻薬剤を含有してなる防
    藻塗料組成物。
  4. (4)必須成分として、合成樹脂エマルション固形分換
    算で100重量部に対して、 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル
    尿素を0.2重量部〜5.0重量部、2−クロロ−4,
    6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジンを
    0.2重量部〜10.0重量部添加してなることを特徴
    とする水性防藻塗料組成物。
  5. (5)必須成分として、合成樹脂固形分換算で100重
    量部に対して、 3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル
    尿素を0.2重量部〜5.0重量部、2−クロロ−4,
    6−ビス(エチルアミノ)−1,3,5−トリアジンを
    0.2重量部〜10.0重量部添加してなることを特徴
    とする透明防藻塗料組成物。
  6. (6)請求項第2項に記載の防藻薬剤を含有してなる水
    性型透明防藻塗料組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997018710A1 (de) * 1995-11-18 1997-05-29 Riedel-De Haen Ag Algizidkombination
JPH09235491A (ja) * 1996-03-01 1997-09-09 Takeda Chem Ind Ltd 防藻塗料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997018710A1 (de) * 1995-11-18 1997-05-29 Riedel-De Haen Ag Algizidkombination
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