JPH0472796B2 - - Google Patents
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- JPH0472796B2 JPH0472796B2 JP59272745A JP27274584A JPH0472796B2 JP H0472796 B2 JPH0472796 B2 JP H0472796B2 JP 59272745 A JP59272745 A JP 59272745A JP 27274584 A JP27274584 A JP 27274584A JP H0472796 B2 JPH0472796 B2 JP H0472796B2
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- Japan
- Prior art keywords
- urea
- granulation
- amount
- particles
- recycled
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- XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N Urea Chemical compound NC(N)=O XSQUKJJJFZCRTK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
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Landscapes
- Glanulating (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
この発明は、肥料用尿素の造粒方法に関する。
更に詳しくは、粒表面にコーテイング材を施し易
い滑らかな真球状の粒状尿素を造粒する方法に関
するものである。 （従来の技術） 気流下において溶融した尿素を浮遊凝固せしめ
て粒状尿素を製造する方法は、種々提案され実施
されてきた。化学肥料としての尿素を粒状にして
用いることはその施肥を容易に効率よく行なうに
極めて都合が良く、最近においては更に大粒の造
粒を行い、施肥の効率化と共に肥料の土中への溶
出速度を適度に制御して遅くする様、粒状尿素の
外側を耐水コーテイングし、施肥の回数を減少さ
せるようにしたものが製造されるようになつてき
た。この大粒造粒方法は、噴気流中に核となる小
粒の種品と溶融せる尿素を供給して、噴流層中に
おいて造粒する方法が一般的に良く知られていて
実施され、比較的粒度の揃つた良好な造粒が行わ
れている。 （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来、これらの造粒方法におい
ては粒子の硬度や粒度に重点がおかれ、粒子の形
状にはさほど注意が払われておらず、これに各種
の耐水性物質等をコーテイングして肥料成分の土
中への溶出速度を制御していたが、粒子がかなら
ずしも滑らかな真球状でなく、いびつな形状や、
表面が荒く、凹凸があり、特に鋭角状の突起等が
発生している場合はコーテイング層の厚みが不均
一となり、又、ピンホールや破穴が生じたりし
て、尿素の溶出速度の制御は良好に行われなくな
る。したがつて、この様な場合コーテイング物質
を或る程度多めに使用する等の対策がとられてい
たが、造粒において表面が滑らかな真球状のコー
テイングし易い粒子を得る方法が要望されてい
た。 （問題点を解決するための手段） 本発明者は前記問題点を解決するため鋭意研究
を行い本発明を完成するに至つたものである。す
なわち、本発明の尿素の造粒方法は尿素の細粒を
造粒後の分級器よりリサイクルし、種品として上
昇噴気流中に浮遊流動せしめた噴流層に、該尿素
の溶融液を供給して気流中で冷却造粒する噴流層
造粒方法において、種品のリサイクル量の調節と
共に、造粒品の含水分が0.1〜0.5mol％となる様
に、供給する溶融尿素液に対して1.0〜2.5mol％
の範囲で水を調節しがら、該溶融尿素液に添加混
合することを特徴とするものである。 本発明の方法において、種品のリサイクル量は
溶融尿素液に対して重量比で１〜６倍が適当であ
り、特に３〜４倍が好適である。又、溶融尿素液
への水分の添加量においては造粒品の水分が0.1
〜0.5mol％程度となる様添加量を調整するが、
供給溶融尿素液に対して1.0〜2.5mol％範囲の水
を直接ラインミキシング等により添加すれば好
い。尚、造粒温度は造粒量、リサイクル比、また
周辺温度により変動するが、一般的な50〜80℃の
範囲で冷却流動用空気温度により調整する。 以上は一段造粒における条件であるが、多段造
粒においても各段単位について一段造粒と同様に
適用できる。 本発明を図面により説明する。 第１図は本発明の尿素の造粒方法について、実
施の態様の一例をフロー図により示すものであ
る。 図において、噴流造粒器１は底部より冷却流動
用空気７が送入され、内部に上昇噴気流が生じせ
しめられている。種品となるリサイクル粒１４は
ホツパー４において供給量を適度に調節されて噴
流造粒器１にフイードされ、流動層を形成した状
態とし、これに底部から溶融原料５がフイードさ
れ種品を核に造粒される。造粒された粒子は造粒
器出口９より連続的に取出され分級機２において
適粒が製品１０として得られる。分級機２におい
て分級された過大粒は粉砕機３により細粒に粉砕
され、分級機２よりの細粒と一緒に種品としてリ
サイクルする。この造粒フローにおいてリサイク
ル量の調節と共に溶融原料５の供給ラインに水６
を適量、定量ポンプ等（図示せず）により調節し
て注入することにより表面に凹凸の少ない真球状
の造粒製品１０を効率良く得ることが出来る。 （作用） 噴流層造粒方法において、造粒器に供給する溶
融造粒原料中の水分が増加すると、出来る粒子の
硬度は低下する。一方、噴流層においては生成し
た粒子が相互に衝突し、又、造粒器壁にも衝突し
て粒子は摩減し長期間の滞留においては真球に近
い形状となる傾向にある。この場合、粒子硬度を
適度に低下させることにより短時間の滞留時間で
粒子表面の突起部分が摩減し滑らかな表面の真球
状の粒子を得ることが可能となる。従つて、造粒
製品として必要な粒子硬度の限界内において造粒
に適当な硬度を維持する様、供給溶融造粒原料中
の水分を適切に調節することにより、滑らかな表
面を有する真球状のコーテイングし易い良好な粒
子を得ることが可能となる。この場合造粒器後の
分級機よりリサイクルする細粒の量も、供給溶融
原料の水分と関連して調整することにより、最適
の造粒を行うことが出来る。 （実施例） 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例 １ 第１図に示す噴流層造粒装置により尿素を造
粒、溶融原料５として水６を送入調整し造粒を行
つた結果を表１に示す。造粒品水分の増加に従つ
て粒子硬度は低下するが、真球状の良好な製品
（以下、良品と称する）の収率は水分が0.05％に
到る迄増加し、水分0.05％において83％でコンス
タントとなる。実用粒子硬度は１Kg／cm3以上と考
えられるので水分は0.09％迄許容され、粒子の形
状と硬度が満足出来る。 実施例 ２ 実施例１において粒子硬度を1.15±0.1Kg／cm3
となる様水分を調整しながら細粒のサイクル１４
の量と尿素の造粒溶融原料５の量の比（以下、リ
サイクル比と称す）を変化させて造粒した結果を
表２に示す。
更に詳しくは、粒表面にコーテイング材を施し易
い滑らかな真球状の粒状尿素を造粒する方法に関
するものである。 （従来の技術） 気流下において溶融した尿素を浮遊凝固せしめ
て粒状尿素を製造する方法は、種々提案され実施
されてきた。化学肥料としての尿素を粒状にして
用いることはその施肥を容易に効率よく行なうに
極めて都合が良く、最近においては更に大粒の造
粒を行い、施肥の効率化と共に肥料の土中への溶
出速度を適度に制御して遅くする様、粒状尿素の
外側を耐水コーテイングし、施肥の回数を減少さ
せるようにしたものが製造されるようになつてき
た。この大粒造粒方法は、噴気流中に核となる小
粒の種品と溶融せる尿素を供給して、噴流層中に
おいて造粒する方法が一般的に良く知られていて
実施され、比較的粒度の揃つた良好な造粒が行わ
れている。 （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来、これらの造粒方法におい
ては粒子の硬度や粒度に重点がおかれ、粒子の形
状にはさほど注意が払われておらず、これに各種
の耐水性物質等をコーテイングして肥料成分の土
中への溶出速度を制御していたが、粒子がかなら
ずしも滑らかな真球状でなく、いびつな形状や、
表面が荒く、凹凸があり、特に鋭角状の突起等が
発生している場合はコーテイング層の厚みが不均
一となり、又、ピンホールや破穴が生じたりし
て、尿素の溶出速度の制御は良好に行われなくな
る。したがつて、この様な場合コーテイング物質
を或る程度多めに使用する等の対策がとられてい
たが、造粒において表面が滑らかな真球状のコー
テイングし易い粒子を得る方法が要望されてい
た。 （問題点を解決するための手段） 本発明者は前記問題点を解決するため鋭意研究
を行い本発明を完成するに至つたものである。す
なわち、本発明の尿素の造粒方法は尿素の細粒を
造粒後の分級器よりリサイクルし、種品として上
昇噴気流中に浮遊流動せしめた噴流層に、該尿素
の溶融液を供給して気流中で冷却造粒する噴流層
造粒方法において、種品のリサイクル量の調節と
共に、造粒品の含水分が0.1〜0.5mol％となる様
に、供給する溶融尿素液に対して1.0〜2.5mol％
の範囲で水を調節しがら、該溶融尿素液に添加混
合することを特徴とするものである。 本発明の方法において、種品のリサイクル量は
溶融尿素液に対して重量比で１〜６倍が適当であ
り、特に３〜４倍が好適である。又、溶融尿素液
への水分の添加量においては造粒品の水分が0.1
〜0.5mol％程度となる様添加量を調整するが、
供給溶融尿素液に対して1.0〜2.5mol％範囲の水
を直接ラインミキシング等により添加すれば好
い。尚、造粒温度は造粒量、リサイクル比、また
周辺温度により変動するが、一般的な50〜80℃の
範囲で冷却流動用空気温度により調整する。 以上は一段造粒における条件であるが、多段造
粒においても各段単位について一段造粒と同様に
適用できる。 本発明を図面により説明する。 第１図は本発明の尿素の造粒方法について、実
施の態様の一例をフロー図により示すものであ
る。 図において、噴流造粒器１は底部より冷却流動
用空気７が送入され、内部に上昇噴気流が生じせ
しめられている。種品となるリサイクル粒１４は
ホツパー４において供給量を適度に調節されて噴
流造粒器１にフイードされ、流動層を形成した状
態とし、これに底部から溶融原料５がフイードさ
れ種品を核に造粒される。造粒された粒子は造粒
器出口９より連続的に取出され分級機２において
適粒が製品１０として得られる。分級機２におい
て分級された過大粒は粉砕機３により細粒に粉砕
され、分級機２よりの細粒と一緒に種品としてリ
サイクルする。この造粒フローにおいてリサイク
ル量の調節と共に溶融原料５の供給ラインに水６
を適量、定量ポンプ等（図示せず）により調節し
て注入することにより表面に凹凸の少ない真球状
の造粒製品１０を効率良く得ることが出来る。 （作用） 噴流層造粒方法において、造粒器に供給する溶
融造粒原料中の水分が増加すると、出来る粒子の
硬度は低下する。一方、噴流層においては生成し
た粒子が相互に衝突し、又、造粒器壁にも衝突し
て粒子は摩減し長期間の滞留においては真球に近
い形状となる傾向にある。この場合、粒子硬度を
適度に低下させることにより短時間の滞留時間で
粒子表面の突起部分が摩減し滑らかな表面の真球
状の粒子を得ることが可能となる。従つて、造粒
製品として必要な粒子硬度の限界内において造粒
に適当な硬度を維持する様、供給溶融造粒原料中
の水分を適切に調節することにより、滑らかな表
面を有する真球状のコーテイングし易い良好な粒
子を得ることが可能となる。この場合造粒器後の
分級機よりリサイクルする細粒の量も、供給溶融
原料の水分と関連して調整することにより、最適
の造粒を行うことが出来る。 （実施例） 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例 １ 第１図に示す噴流層造粒装置により尿素を造
粒、溶融原料５として水６を送入調整し造粒を行
つた結果を表１に示す。造粒品水分の増加に従つ
て粒子硬度は低下するが、真球状の良好な製品
（以下、良品と称する）の収率は水分が0.05％に
到る迄増加し、水分0.05％において83％でコンス
タントとなる。実用粒子硬度は１Kg／cm3以上と考
えられるので水分は0.09％迄許容され、粒子の形
状と硬度が満足出来る。 実施例 ２ 実施例１において粒子硬度を1.15±0.1Kg／cm3
となる様水分を調整しながら細粒のサイクル１４
の量と尿素の造粒溶融原料５の量の比（以下、リ
サイクル比と称す）を変化させて造粒した結果を
表２に示す。
【表】
【表】
（発明の効果）
本発明の方法により凹凸の少い滑らかな真球状
の粒状尿素を造粒することが可能であり、粒子を
コーテイングするに際して、最少のコーテイング
材量で粒子面に欠陥の少い均一な被膜を容易に形
成することが出来、尿素肥料の施肥における溶出
速度を安定化させ、施肥効率を更に向上させるこ
とが出来る。
の粒状尿素を造粒することが可能であり、粒子を
コーテイングするに際して、最少のコーテイング
材量で粒子面に欠陥の少い均一な被膜を容易に形
成することが出来、尿素肥料の施肥における溶出
速度を安定化させ、施肥効率を更に向上させるこ
とが出来る。
第１図は、本発明の尿素の造粒方法における実
施の態様の一例をフロー図で示すものである。図
中、符号はそれぞれつぎの通りである。 １……噴流造粒器、２……分級機、３……粉砕
機、４……ホツパー（供給量調節機付）、５……
溶融原料、６……水、７……冷却流動用空気、８
……排気、９……造粒器出口、１０……製品、１
１……過大粒、１２……細粒、１３……粉砕粒、
１４……リサイクル粒。
施の態様の一例をフロー図で示すものである。図
中、符号はそれぞれつぎの通りである。 １……噴流造粒器、２……分級機、３……粉砕
機、４……ホツパー（供給量調節機付）、５……
溶融原料、６……水、７……冷却流動用空気、８
……排気、９……造粒器出口、１０……製品、１
１……過大粒、１２……細粒、１３……粉砕粒、
１４……リサイクル粒。
Claims (1)
- １ 尿素の細粒を造粒後の分級器よりリサイクル
し、種品として上昇噴気流中に浮遊流動せしめた
噴流層に、該尿素の溶融液を供給して気流中で冷
却造粒する噴流層造粒方法において、種品のリサ
イクル量の調節と共に、造粒品の含水分が0.1〜
0.5mol％となる様に、供給する溶融尿素液に対
して1.0〜2.5mol％の範囲で水を調節しながら該
溶融尿素液に添加混合することを特徴とする尿素
の造粒方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27274584A JPS61153132A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 尿素の造粒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27274584A JPS61153132A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 尿素の造粒方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61153132A JPS61153132A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0472796B2 true JPH0472796B2 (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=17518170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27274584A Granted JPS61153132A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 尿素の造粒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61153132A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003059501A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-24 | Kaisei Kogyo Co., Ltd. | Appareil et procede de granulation d'hydrates mixtes de chlorure de calcium et de chlorure de sodium et granules de ces hydrates mixtes |
| MX2018016289A (es) * | 2016-06-20 | 2019-09-16 | Basf Se | Polvos y granulos, y proceso para preparar tales polvos y granulos. |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5392715A (en) * | 1977-01-27 | 1978-08-15 | Tsukishima Kikai Co | Method of granulating urea and apraratus therefor |
| JPS54117768A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Ube Industries | Granulating method and device for urea on flowing layer |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP27274584A patent/JPS61153132A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5392715A (en) * | 1977-01-27 | 1978-08-15 | Tsukishima Kikai Co | Method of granulating urea and apraratus therefor |
| JPS54117768A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Ube Industries | Granulating method and device for urea on flowing layer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61153132A (ja) | 1986-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |