JPH0472389A - Ｌｎｇ気化器の監視方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はＩ、ＮＱ気化器の監視方法に関するものである
。

（従来の技術） 海水を加熱源とするＬ　Ｎ　Ｃ；　％止器であるオープ
ンラック式ヘーバライサでは、海水の水幕切れか発生し
て気化パネルへの散水状態が不均一となると気化パネル
の温度分布か不均一となって水着と共に応力が発生する
。また、Ｌ　Ｎ　Ｃ；負荷に対して海水の散水量が不足
すると、気化パネルは次第に水着し、放置すると常温配
管への低温の液の流入という不都合が発生する。

これらの不都合の発生を防止するために、従来は作業員
がパトロールにより海水の散水状態や、気化パネルの水
着状態を監視している。また、例えば特開平１−１４９
０９７号または特開平１−１４９０９８号公報に開示さ
れるように、海水の散水状態の不均一の監視を自動的に
連続的に行うものや、ＬＮＧ気化器の出ガス配管中に温
度センサを設置して温度を監視し、その異常低温時に自
動的にＬＮＧの流入を遮断する、いわゆるインターロッ
ク動作により前述した不都合の発生を自動的に防止する
ものがある。

（発明が解決しようとする課題） 作業員のパトロールによる監視では、監視頻度が限られ
、連続的な監視が実際上不可能であって、異常の発生に
対しての常時迅速な対応が困難であると共に、異常の判
断には個人差があり、また異常を見落とす危険性もある
。

また、上述の公報に開示されるもののように、海水の散
水状態の不均一の監視のみを行うものでは、ＬＮＧ負荷
に対して海水の散水量の不足を監視することはてきない
。

本発明は、分布型温度測定装置として知られている光フ
ァイバ分布型温度測定装置を合理的に利用することによ
り、以上の課題を解決することを目的とするものである
。

（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するために１本発明のＬ　Ｎ　Ｇ気化
器の監視方法は、光ファイバ分布型温度測定装置のセン
サとしての光ファイバを、監視対象のＬＮＧ気化器に於
いて、気化パネルのチューブの出口側の全てに対応させ
て設置し、これらのチューブの出口側の温度を測定して
監視を行うものである。

（作用） 上記の本発明では監視対象とするＬＮＧ気化器に於いて
、気化パネルのチューブの出口側の全ての温度を常時測
定し、気化パネルの温度分布、そしてその変化傾向をチ
ューブ単位毎に測定することができる。従って、気化パ
ネルに応力を１じさせる直接要因である気化パネルの温
度分布の不均一やＬＮＧ負荷に対しての海水の散水量の
不足を直接的に監視することができる。

（実施例） 次に本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の構成を表した説明図で、符号１はＬＮ
Ｇ気化器、即ちオープンラック式ベーパライザである。

このオープンラック式ベーパライザは周知のように、上
部のガスヘッダーｔｒｆ２と下部の液ヘッダー管３間に
フィンを備えたチューブ４を連続的に列設して気化パネ
ル５を構成し、この気化パネル５の両側側面に上部に構
成した海水トラフ６により海水を暮秋に均一に流下させ
る構成である。

符号７は分布型温度測定装置として知られている光ファ
イバ分布型温度測定装置の本体を示すもので、この測定
装置本体７とセンサとしての光ファイバ８とから分布型
温度測定装置を構成している。この光ファイバ分布型温
度測定装置は、光ファイバ８中を伝播するレーザパルス
光の後方散乱光の強度が、光ファイバ８の温度に依存し
て変化する現象を利用し、該光ファイバ８の周囲の温度
を分布的に測定するものである。

しかして、前記センサとしての光ファイバ８を、監視対
象の前記Ｌ　Ｎ　Ｇ気化器ｌに於いて、気化パネル５の
チューブ４の出口側の全てに対応させて設置する。第２
図の実施例では、光ファイバ８は、熱伝導の良いシート
９により、所定長部分をまとめてチューブ４の出口側の
周囲に接触させて設置している。しかしながら光ファイ
バ８の設置方法は適宜である。また光ファイバ８は、第
１図に示すように、−本により連続して所定の複数のＬ
　ＮＧＧ気化器に対応して設置することができるが、測
定対象の１．ＮＧＧ気化器の数が多くて、−本ではそれ
らの全部に対ｈ：：　して設置ができない場合には、切
替器］Ｏを介して検数系統を並列に構成すれば、共通の
６（＋７定装置本体７により、Ｈ＋Ｈ１７定対象の多数
のｌ、入Ｇ気化器ｌの全部に対斤；した。１′１１−度
ｔＩす定を行うことができる。

符号１１は、θり定装置本体７がらのデータを処理して
警報手段１２を動作させたり、各Ｉ　Ｎ　（Ｊ気化器１
に供給する海水量の制御手段１３等を動イ１−させる処
理−７，、Ｆ２である。また、符号１４はｍｊ記海水ト
ラフ６に海水を供給する海水供給経路であり、１５は海
水ポンプ、１６はオリフィス１７、流量調節弁］８及び
調節計１９とから成る海水流量制御装置である。

以上の構成に於いて、ハリ定装置本体７は、光ファイバ
８に沿った基ｑｉｉ位置からの距離に対応して識別され
る気化パネル５のチューブ４の出口側の全ての温度を常
時測定し、気化パネル５の温度分布、そしてその変化傾
向をチューブ４単位毎に測定することができる。

かかる測定に於いて、あるＬＮＧ気化器１の気化パネル
５のチューブ４の出［］側の温度か不均一となり、即ち
気化パネル５の温度分布が不均一となった場合には、そ
の原因としては海水の水幕切れの発生が考えられるので
、処理手段１１は警報手段１２を動作させて所定の警報
を発する。従って作業員は」二記の警報を受け、該当す
るＬ　Ｎ　Ｇ気化器１の海水トラフ６の散水状態等を点
検して所定の対処を行うことかできる。

次に、あるＬＮＧ気化器１の気化パネル５のチューブ４
の出口側の平均温度の低下傾向が継続した場合には、そ
の原因としてＬＮＧの流量に対しての海水の散水量の不
足が考えられるので、処理手段１１は、前記警報手段１
２を動作させて作業口によりＬ　Ｎ　Ｇの流量または海
水の散水量を調節したり、あるいは警報手段１２を動作
させず、または警報手段１２を動作させると共に流量制
御手段１３を１力作させて自動的にＬ入Ｇの流量または
海水の散水量を調節する。即ち、Ｉ−ぺ・Ｇの流量を減
らすか、海水の流量を増やす。また、以上とは逆に、あ
るＬＮＧ気化器止器気化パネル５のチューブ４の出口側
の平均温度の上昇傾向が継続した場合には、その原因と
してＬ　Ｎ　（Ｊの流量に対しての海水の散水量の過剰
か考えられるので、処理手段１１は上述と同様な処理を
経て、１．　Ｎ　Ｇの流量または海水の散水量の調節を
行うことができる。

以上の如くして本発明の監視方法では、気化パネル５に
応力を生じさせる直接要因である気化パネル５の温度分
布の不均一やＬ　Ｎ　Ｇ負荷に対しての海水の散水量の
不足を直接的に、そして自動的、連続的に監視すること
かでき、こうして所定の処理を迅速に行うことかできる
。

（発明の効果） 本発明は以上の通り、光ファイバ分布型温度測定装置を
合理的に利用することにより、監視対象とするＬλＧ気
化器に於いて、気化パネルのチュブの出口側の全ての温
度を常時測定し、気化パネルの温度分布、そしてその変
化イー向をチューブ単位毎にｉｔ＋＋定することかでき
るので、気化パネルに応力を生じさせる直接要因である
気化パネルの温度分布の不均一やＬ　Ｎ　Ｇ負荷に対し
ての海水の散水量の不足を直接的（こ、そして自動的、
連続的に監視することができるという効果がある。また
本発明の監視方法では、容易に複数のり、　Ｎ　Ｇ気化
器の監視を同時に行うことができ、異常の早期検出そし
て迅速な処理が可能であると共に、判断の個人差や、見
落としという問題も生じす、信頼性を向」−シ得るとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を表した系統説明図、第２［，７
１（ａ）、（ｂ）は光ファイバの設置状態の例を表した
要部拡大説明Ｖである。 符号］　−Ｌ　Ｎ　Ｇ気化器、２・ガス／＼ツダー管、
３　液ヘツダー管、４　チューブ、５・気化パネル、６
　海水トラフ、７・・光ファイバ分布型温度測定装置本
体、８　光ファイバ、９−シート、Ｏ切替器、】ｌ　処
理手段、Ｊ２・Ｖ報手段、１３　海水流量制御手段、１
４　・海水供給経路、１５　海水ポンプ、］　（’＋ 海水流量制御手段 ７・オリフィス、１８ 流歌調節ブ「、１！Ｊ　調節 計。 第１図 第２図（α）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバ分布型温度測定装置のセンサとしての
   光ファイバを、監視対象のＬＮＧ気化器に於いて、気化
   パネルのチューブの出口側の全てに対応させて設置し、
   これらのチューブの出口側の温度を測定して監視を行う
   ことを特徴とするＬＮＧ気化器の監視方法
2. （２）請求項１の光ファイバは、熱伝導の良いシートに
   より、所定長部分をまとめてチューブの出口側の周囲に
   接触させて設置したことを特徴とするＬＮＧ気化器の監
   視方法
3. （３）請求項１の光ファイバは、切替器を介して複数系
   統構成したことを特徴とするＬＮＧ気化器の監視方法