JPH0471787A - スポット溶接用電極の清浄化方法 - Google Patents

スポット溶接用電極の清浄化方法

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JPH0471787A
JPH0471787A JP18339790A JP18339790A JPH0471787A JP H0471787 A JPH0471787 A JP H0471787A JP 18339790 A JP18339790 A JP 18339790A JP 18339790 A JP18339790 A JP 18339790A JP H0471787 A JPH0471787 A JP H0471787A
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JP
Japan
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electrode
emery paper
tip
spot welding
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP18339790A
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English (en)
Inventor
Koji Nomura
浩二 野村
Tokujiro Konishi
徳次郎 小西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミ合金や亜鉛鉄板などの抵抗スポット溶
接時に、電極の先端中央部に付着堆積した炭化物を除去
するスポット溶接用電極の清浄化方法に関する。
〔従来の技術〕
アルミ合金や亜鉛鉄板などをスポット溶接する場合、鋼
製の電極材質とアルミ合金や亜鉛などの間に合金を生成
し、その合金が電極先端に炭化物として付着する。この
炭化物により溶接時の電流密度などに変化が生じ、ナゲ
ツト径にばらつきが発生する。この炭化物は打点ごとに
加速度的に増大するため、所定の打点ごとに電極のトレ
ッシングを行ない、これによって炭化物の除去、電極先
端形状の成形を行なっている。
この種の電極の成形方法としては、特開昭56−391
82号公報に記載されたものが知られている。この方法
は上下電極間に溝のついたチップドレッサを挿入し、こ
の溝中にクツション材を介してエメリー紙を置き、この
クツション材の厚みを調整してチップドレッサを上下電
極を中心に回転するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記の方法によると、エメリー紙に大きな
加圧力が加わるため、エメリー紙を破損させることなく
エメリー紙を回転させて電極の研磨を行なうことは困難
であった。また電極の先端半径を所定の寸法に仕上げる
ことも困難であった。
そのため電極の先端半径が所定の寸法より大きい場合は
電極が被溶接部材に当接する面積が大きくなり、電流密
度が低下して溶接不良が発生し、逆に小さい場合は電流
集中による爆飛が生ずるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、溶接中に電
極の先端中央部に付着する炭化物をエメリー紙を破損す
ることなく、また電極全体の形状を変えることなく、確
実に除去することができ、電極寿命を向上し、良好なス
ポット溶接を行なうことのできるスポット溶接用電極の
清浄化方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためには本発明は、スポット溶接時
に電極の先端中央部に堆積した炭化物を除去するスポッ
ト溶接用電極の清浄化方法において、前記上下電極間に
下面が球面状に形成された押圧部材と、小孔が開設され
た金属箔と、エメリー紙とを介在させ、前記押圧部材に
より前記エメリー紙を前記金属箔に開設された小孔を介
して前記電極の先端中央部に押圧し、該電瓶と前記エメ
リー紙とを相対的に回転することにより前記炭化物を除
去するようにしたことを特徴としている。
〔作用〕
上記の方法によると、エメリー紙は金属箔に開設された
小孔の範囲内のみで、電極の先端中央部に押圧されるの
で、エメリー紙の相対回転によって中央部に堆積された
炭化物のみを確実に研磨除去することができる。従って
電極先端が打点によって平服化されていても中央部の炭
化物のみを研磨し、中央部以外は研磨されないので、電
極先端の削り過ぎやエメリー紙の破損の発生を防止する
ことができ、良好なドレッシングが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明における一実施例を図面を参照して説明す
る。
第3図乃至第6図に本実施例において使用する治具の構
造を示す。第3図乃至第5図において、はぼ矩形板状の
治具本体1には、上下方向に断面がT字状の案内溝1a
が貫通して形成されている。
この案内溝1aには矩形板状の上部部品2及び下部部品
3がそれぞれに一体に形成されたフランジ部2a、3a
を介して摺動自在に装着されている。
なお、本体1の下部には下部部品3の下方への移動端を
規制する図示しないストッパを設けてもよい。
上部部品2の下面には球面部2bが突出して一体に設け
られている。また下部部品3の上面には上部部品2と下
部部品3とが近接したときの球面部2bとの干渉を避け
るために円形のテーパ孔3bが球面部2bと同心上に形
成されている。
さらに、下部部品3の下面には後述する電極が挿入され
る電極案内孔3cがテーパ孔3bに対し同心上に貫通し
て設けられている。また下部部品3の板厚方向のほぼ中
心には、下部部品3の上下面に平行にスリット3dが形
成されている。そしてスリット3dには後述する金属箔
、例えばステンレス箔とエメリー紙とが挿入されるよう
になっている。
ステンレス箔4は第6図に示すようにほぼ正方形状に形
成されており、中心に小孔4aが設けられている。上記
電極案内孔3cの直径は電極の直径に対して0.1mm
乃至0.5+mn大きく、スリット3dの幅は1圃乃至
2mとすることが好ましい。
またテーパ孔3bは上部部品2の球面部2bが下部部品
3の電極案内孔3cの上面に達するように形成されてい
ればよく、特に寸法、形状などは制約されない。
上記ステンレス箔4の厚さは0.05+nm乃至0.1
5nnが適当であり、ステンレス箔4に設けられた小孔
4aの直径は電極先端部に堆積する炭化物の堆積範囲に
よって決められ1例えば先端直径が6m、曲率半径が4
0mmのドームラジアス電極の場合は4mmが適当であ
る。
次に、本実施例による電極の清浄化方法について、第1
図及び第2図を参照して説明する。
下部部品3に形成されたスリット3dに第6図に示すス
テンレス箔4を上側にし、例えば600番程鹿のエメリ
ー紙5を下側にして挿入する。
次に、治具本体1を上部電極6aと下部電極6bとの間
に装着し、上部部品2と下部部品3とを面電極6a、6
bによって軽く挾持させる。このとき下部電極6bは下
部部品3の電極案内孔3c内に挿入され、上端はエメリ
ー紙5の下面に当接している。また上部電極6aの先端
は上部部品2の上面に当接し、上部部品2の球状部2b
の中心はステンレス箔4の小孔4a内に嵌合して、エメ
リー紙5を下部電極6bの先端に押圧している。この状
態で治具本体1を下部電極6bを中心として手で回転さ
せることにより、エメリー紙5が小孔4aの範囲内で下
部電極6bの先端中央部の研磨を行なうものである。
ここで、新品の電極は通常先端部が球状となっているも
のが多く、曲率半径は40mm乃至200I程度である
。このような電極では単に電極間にエメリー紙5をはさ
み込むだけで、炭化物7が堆積している電極中央部のみ
を研磨することは比較的容易であるが、亜鉛メツキ鋼板
などをスポット溶接した場合には電極先端部は打点に伴
ない平坦化してくる。この様な形状では電極中央部のみ
を研磨することは困難である。しかしながら本実施例に
よれば、第2図に示すように平坦化した下部電極6bを
研磨するとき、エメリー紙5は電極先端中央部のみ研磨
することができるので、電極先端全体の形状を変化する
ことなく炭化物7のみを研磨除去することができる。
上記実施例では下部電極6bをドレッシングする場合に
ついて説明したが、上部電極6aをドレッシングする場
合は治具本体1を上下逆にして使用すればよい。
なお、上部部品2に設けられた球状部2bの曲率半径R
は t を基準として±20%の範囲内にあることが好ましい。
ここでtはステンレス箔の厚さ、Dは球状部2bの基部
の直径である。
上記の条件により電極の研磨を行なえば、ドレッシング
時の上下両電極6a、6b間の加圧力を2kg乃至5k
gとすることにより、エメリー紙5の破損や電極の削り
すぎのない良好なドレッシングが可能である。
第7図は炭化物の堆積した電極を用いてスポット溶接を
行なったときに生成される溶接部を示す断面図であり、
第8図は本実施例による方法で炭化物を除去した後の電
極を用いた場合の溶接部を示す断面図である。
これらの図から明らかなように、前者は電極中央部のナ
ゲツトの生成が不十分であるのに対し、後者は良好なナ
ゲツトが生成されている。
また、第9図は下記第1表に示す溶接条件により、第2
表に示す諸寸法の治具を用いて、電極の寿命試験を行な
った結果を示すグラフである。
第9図から明らかなように、本実施例による方法によっ
てドレッシングした電極は、研磨しない電極と比較して
約2倍の寿命を有する。
なお、上記実施例ではステンレス箔4を用いた場合につ
いて説明したが、同様な強度を有する箔材であればステ
ンレス箔4に限定されない。
第1表 第2表 〔発明の効果〕 以上説明した本発明によれば、押圧部材とエメリー紙と
の間に小孔が開設された金属箔を介在させで、電極の先
端中央部のみを研磨して炭化物を除去するので、溶接中
に電極の先端中央部に付着する炭化物をエメリー紙を破
損することなく、また電極全体の形状を変えることなく
、確実に除去することができ、電極寿命を向上し、良好
なスポット溶接を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の要部拡大図、第3図、第4図及び第5図はそれぞれ
本実施例に用いる治具の構成を示す側面図、正面図及び
下面図、第6図は同じくステンレス箔の構成を示す平面
図、第7図及び第8図はそれぞれ研磨前後の電極を用い
た溶接部断面図、第9図は溶接打点数とナゲツト径との
関係を示すグラフである。 2・・・上部部品(押圧部材)、2b・・・球状部、4
・・・ステンレス箔(金属箔)、4a・・・小孔、5・
・・エメリー紙、   6a、6b・・・電極、7・・
・炭化物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スポット溶接時に電極の先端中央部に堆積した炭
    化物を除去するスポット溶接用電極の清浄化方法におい
    て、前記上下電極間に下面が球面状に形成された押圧部
    材と、小孔が開設された金属箔と、エメリー紙とを介在
    させ、前記押圧部材により前記エメリー紙を前記金属箔
    に開設された小孔を介して前記電極の先端中央部に押圧
    し、該電極と前記エメリー紙とを相対的に回転すること
    により前記炭化物を除去するようにしたことを特徴とす
    るスポット溶接用電極の清浄化方法。
JP18339790A 1990-07-11 1990-07-11 スポット溶接用電極の清浄化方法 Pending JPH0471787A (ja)

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Cited By (1)

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