JPH047089Y2 - - Google Patents

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JPH047089Y2
JPH047089Y2 JP15202184U JP15202184U JPH047089Y2 JP H047089 Y2 JPH047089 Y2 JP H047089Y2 JP 15202184 U JP15202184 U JP 15202184U JP 15202184 U JP15202184 U JP 15202184U JP H047089 Y2 JPH047089 Y2 JP H047089Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は例えば口紅容器や眉づみ容器あるいは
フアンデーシヨン等の化粧料などを収納するため
の容器における口金部の構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来、この種の容器として、例えばコンパクト
容器などのように、容器本体と蓋体とを主体とし
た構成のものが種々提案されているが、蓋体を閉
じたときにその蓋体を容器本体に対し仮止めする
口金部の構造としては係合フツクによるものが多
く適用されている。
ところで、前記係合フツクを有する容器を成形
する場合には、第8図及び第9図に示すような金
型が用いられている。この従来金型は、内部に身
40及び蓋41の成形空間を有する上型キヤビテ
イー42及び下型コア43とから主要構成され、
身40側の係合フツク44及び蓋41側の係合フ
ツク45が金型内部の成形容器の抜き出し方向に
対しアンダーカツトとなることから、各々の部分
を、抜き出し方向と直交する方向へ移動可能な係
合フツク44用のスライドフツク46と、抜き出
し方向と所定角度方向に移動可能な係合フツク4
5用の角ピン47とにより成形処理し、第9図の
如く、突出し用皿ピン48と角ピン47とで身4
0及び蓋41を金型内から突き出すようになつて
いる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、従来のこのような係合フツクの
成形では、金型構造が複雑化して、処理が難し
く、コスト高になるなどの解決すべき問題点があ
る。
本考案はこのような問題点を考慮してなされた
もので、金型の構造を単純化し得て、コストの低
減を図ることのできる容器における口金部の構造
を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本考案は同一回動面内で回動自在に設けられ容
器の少なくとも一部を構成する2つの開閉部材が
これらの自由端を相互に突き合わせた状態で収納
部を閉じる容器において、前記一方の開閉部材の
自由端に薄肉ヒンジを介して係止片を前記回動面
内において回動自在に設け、かつ該係止片に表裏
に連通する切欠孔を形成するとともに、前記他方
の開閉部材の自由端に係止片の切欠孔に嵌合する
突出部を設け、さらに前記係止片の壁面のうち切
欠孔に面する壁面および該壁面に対面する突出部
の側面のうち一方に嵌合凹部を、他方に該嵌合凹
部に嵌合する嵌合凸部をそれぞれ設けたものであ
る。
「作用」 容器の収納部を開閉する開閉部材の自由端を突
き合わせた状態で係止片を突出部に向け回動し嵌
合凹部と嵌合凸部とを凹凸嵌合させると開閉部材
が閉じた状態に保持される。一方、前記係止片お
よび突出部は、金型内でアンダーカツトとならな
いから、容易にこれらを一体成形することができ
る。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
を参照して説明する。
本実施例の口金部の構造を説明する前に、これ
を適用した容器について第1図により説明をして
おくと、これは合成樹脂により偏平な箱形に形成
された容器本体1と、該容器本体1に一体に連結
されて収納部2を開閉する2つの開閉部材3,4
とを主体として構成されており、前記収納部2内
に口紅容器などをホルダ(図示せず)を介して収
納するようになつている。また、前記開閉部材
3,4は薄肉ヒンジ5を介して容器本体1の幅広
の左右側壁上縁に一体に連結されており、これら
を同一回動面内で回動させてそれらの自由端を相
互に突き合わせた状態で収納部2を閉じるように
なつている。なお、前記開閉部材3の内面には鏡
6が貼付されている。
そして、前記開閉部材3,4を仮り止めする本
実施例の口金部の構造について第2図ないし第4
図を加えて説明すると、鏡6が貼付された開閉部
材3の自由端には薄肉ヒンジ7を介して係止片8
が開閉部材3と同一の回動面内において縦回動自
在に設けられるとともに、該係止片8には表裏に
連通する切欠孔9が形成されている。また、前記
係止片8の長さl1は、第3図などに示すように開
閉部材4の高さl2よりも大に設定され、後述する
突出部10との係合位置において指先などが係止
片8の先端にかけられるようになつている。な
お、この係止片8の壁面のうち切欠孔9に面する
壁面(すなわち内壁面)8aには切欠孔9内に突
出する嵌合凸部11が設けられるとともに、開閉
部材4の突出部10に対応する位置(切欠孔9の
内側の位置)には突出部10に連続する外形をも
つた膨出部12が形成されている。
一方、前記開閉部材4の自由端に突設された突
出部10は、係止片8の切欠孔9内に嵌合するよ
うになつており、その外形がほぼ球状に形成され
ている。また前記突出部10の基端側面における
係止片8の嵌合凸部11に対応する位置には、該
嵌合凸部11に嵌合する嵌合凹部13が形成され
ている。なお、本実施例では、前記突出部10お
よび膨脹部12は、それぞれ第3図に示すよう
に、係止片8の嵌合凸部11が描く軌跡Aの半径
Rよりもその基端が若干大きく形成されており、
係止片8を突出部10に向け回動させた際に、嵌
合凸部11が突出部10を乗り越えるようにして
嵌合凹部13に凹凸嵌合する構成となつている。
また、図中符号14は、開閉部材4の自由端に
形成された凹溝で、係止片8がその係合位置でこ
この嵌合するようになつている。
次にこのように構成された本実施例の作用につ
いて説明する。
容器を第1図などに示した組立てられた状態と
するには、後述する第3の実施例(第6図及び第
7図)において示すような構造を有する金型を用
いて成形すればよく、予めキヤビテイとコアとの
間に容器本体1、開閉部材3,4、ヒンジ5、薄
肉ヒンジ7、係止片8などの各キヤビテイを形成
し、ここに適宜の合成樹脂を射出してこれらを一
体成形すれば良い。従つて、これらを一体成形す
る金型には、第7図に示す金型構造の如く、従来
のようにアンダーカツトがないので構造が単純で
あり、大量に成形することが可能でコスト低減を
図ることができる。
また、この容器を閉じる操作は、開閉部材3,
4の自由端を合わせ、係止片8をもつて突出部1
0に向けこれを回動させれば良い。この操作によ
つて、係止片8の切欠孔9が突出部10に嵌合
し、係止片8が外側に弾性変形しながら突出部1
0の基端を乗り越え、嵌合凸部11と嵌合凹部1
3とが凹凸嵌合する。
一方、容器を開ける操作は、係止片8の先端に
指先などをかけて、前述した操作とは逆に回動さ
せれば嵌合凸部11と嵌合凹部13との嵌合が外
れて、開閉部材3,4の開閉が可能となる。
第5図は、本考案の他の例を示すもので、一方
の開閉部材4′を受け皿状に形成し、その内部に
収納部2′を設け、他方の開閉部材3′とをその基
端においてこれらと一体の薄肉ヒンジ5により回
動自在に連結したものである。すなわち、この例
にあつては開閉部材4′が容器本体に、開閉部材
3′が蓋体として構成されている。
なお、この例にあつては一般のコンパクト容器
等と同様に、収納部2′にフアンデーシヨンなど
の化粧料を入れて使うことができるし、また入歯
などを収納するケースとしても好適である。また
口金部の構造については先の実施例と同様の作用
効果を奏することができるものであり、図示例の
容器にあつても単純な構造の金型で一体成形で
き、コストの低下を図ることができる。
また、第6図は本考案の別の例を示すもので円
筒状の容器に適用した例を示すものである。すな
わち、図示例の容器は有底円筒状の容器本体20
の上端にヒンジ5を介して蓋体21を一体に連結
したものであり、その口金部の構造は、門形の係
止片22を蓋体21に薄肉ヒンジ7を介して一体
に設け、容器本体20に係止片22の切欠孔23
に嵌合する突出部24を設け、前記係止片22を
回動させて突出部24に嵌め合わせる構成となつ
ている。
かかる構成の容器は第7図に示す金型によつて
一体成形される。この金型構造は、上型のキヤビ
テイ30と下型のコア31との間に、容器本体2
0、ヒンジ5、蓋体21、薄肉ヒンジ7、係止片
22等の各キヤビテイを形成する空間を有し、こ
の形成空間にキヤビテイ30の射出孔32から合
成樹脂を射出して容器を一体成形する構造とされ
ている。そして、コア31には、内部で射出成形
された容器本体20及び蓋体21を共に突き出す
2本の突出し用皿ピン33,34のみが設けられ
た簡単な構造とされている。
このような金型においては、成形する容器のう
ち、係止片22の切欠孔23側に設けられた嵌合
凸部25と、突出部24に設けられた嵌合凹部2
6とが共に、金型の抜き出し方向に対しアンダー
カツトにならない位置に成形処理されるので、従
来の如く、嵌合凹部用スライドフツクならびに嵌
合凸部用角ピンを配する必要がなく、したがつ
て、金型構造を簡単な構造とできるわけである。
また、このことから成形時における金型のトラブ
ルを減少できる利点もある。
なお、このような構成の容器にあつても先の2
つの例と同様の作用効果を奏することができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案は、同一回動面内
で回動自在に設けられ容器の少なくとも一部を構
成する2つの開閉部材がこれらの自由端を相互に
突き合わせた状態で収納部を閉じるとともに、少
なくとも各開閉部材が上下型からなる金型にて成
形される容器において、従来の係合フツクを省略
して、係止片および該係止片の切欠孔に嵌合する
突出部の一方に設けた嵌合凸部と、他方に設けた
嵌合凹部との凹凸嵌合により、収納部を開閉する
開閉部材を仮止めするようにしたので、金型の構
造を単純化し得て、製造コストを低減することが
できる。また、開閉操作を係止片の回動により行
うことができるので、その操作性も良好である等
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は斜視図、第2図は中央縦断面
図、第3図は第2図円部の拡大断面図、第4図
は平面図、第5図は本考案の他の例を示す斜視
図、第6図及び第7図は本考案の別の例を示すも
ので、第6図は斜視図、第7図は金型構造、第8
図及び第9図はこの考案の従来例を示すもので、
それぞれ金型構造である。 1……容器本体、2……収納部、3,4……開
閉部材、5……ヒンジ、7……薄肉ヒンジ、8…
…係止片、8a……壁面、9……切欠孔、10…
…突出部、11……嵌合凸部、12……膨出部、
13……嵌合凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同一回動面内で回動自在に設けられ容器の少
    なくとも一部を構成する2つの開閉部材3,4
    がこれらの自由端を相互に突き合わせた状態で
    収納部2を閉じるとともに、少なくとも各開閉
    部材3,4は上下型からなる金型にて成形され
    る容器において、前記一方の開閉部材3の自由
    端には薄肉ヒンジ7を介して係止片8が前記回
    動面内において回動自在に設けられ、かつ該係
    止片8には表裏に連通する切欠孔9が形成され
    るとともに、前記他方の開閉部材4の自由端に
    は係止片8の切欠孔9に嵌合する突出部10が
    設けられ、さらに前記係止片8の壁面のうち切
    欠孔9に面する壁面8aおよび該壁面8aに対
    面する突出部10の側面のうち、一方には嵌合
    凹部13が、他方には該嵌合凹部13に嵌合す
    る嵌合凸部11がそれぞれ設けられていること
    を特徴とする容器における口金部の構造。 (2) 前記2つの開閉部材3,4はその基端におい
    てこれらと一体の薄肉ヒンジ7により回動自在
    に連結され、かつ一方の開閉部材4′は受け皿
    状で、その内部に収納部2′が設けられている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の容器における口金部の構造。
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