JPH0470748B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0470748B2
JPH0470748B2 JP6897788A JP6897788A JPH0470748B2 JP H0470748 B2 JPH0470748 B2 JP H0470748B2 JP 6897788 A JP6897788 A JP 6897788A JP 6897788 A JP6897788 A JP 6897788A JP H0470748 B2 JPH0470748 B2 JP H0470748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
insulator
exposed
sub
surge impedance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6897788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01241772A (ja
Inventor
Kunio Tsurumaki
Ryoji Myamoto
Takahiro Minami
Hitoshi Segawa
Ryunosuke Masui
Takeshi Sakajiri
Kaoru Matsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Nichido Denko Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Nichido Denko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd, Nichido Denko Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP6897788A priority Critical patent/JPH01241772A/ja
Publication of JPH01241772A publication Critical patent/JPH01241772A/ja
Publication of JPH0470748B2 publication Critical patent/JPH0470748B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、避雷器、架空地線等を接地するた
めに用いる低サージインピーダンス導体の端末部
に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、避雷器等の接地用導体としては、600V
ビニル絶縁電線が汎用されてきたが、近年架空送
配電線路に対する雷害対策の一貫として接地用導
体の低サージインピーダンス化が検討され、種々
の低サージインピーダンス導体が提案されてい
る。 本願発明者等による実願昭62−77701の考案も
このような提案の一つであり、雷害対策に寄与し
ている。 上記実用新案登録願の考案の要旨は、金属板か
らなる内部導体の周りにほぼ矩形状に絶縁体を被
覆し、上記絶縁体の少なくとも片面上に金属板か
らなる外部導体を前記内部導体と平行に相対向し
て添設し、さらにその周りに外被を施したことを
特徴とする低サージインピーダンス導体である。 なお、この発明における主導体及び副導体は上
記実用新案登録願の考案における低サージインピ
ーダンス導体の内部導体、外部導体と同意義のも
のである。 ところで、上記考案の低サージインピーダンス
導体は種々の架空送配電線路や避雷針など雷害の
危険性のあるすべての施設に適用し得るものであ
り、架空地線や避雷器の接地側などに接続して用
いられる。従つて、沿面閃絡破壊等を引き起こさ
ずまた特性を損うことがないよう簡便に端末処理
された低サージインピーダンス導体の端末部が求
められていた。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、低サージインピーダンス導体自
体が新規な技術的概念であり、そのための端末処
理方法や端末部の構造は未だ開発されていない。 一般に複数の導体または導体と遮蔽体を有する
電線、ケーブル等の端末部は、複数の導体の端末
部間または導体の端末部と遮蔽体端末部との間を
絶縁するために絶縁テープを巻くか熱融着テープ
を巻いた後加熱モールドして端末部における絶縁
体を形成しているが、中間部と違つて電界が不均
一になることや絶縁体の形成が手作業になること
を考慮して絶縁体層を中間部よりも厚くし、かつ
電界分布をなるべく均一にするため導体端末部間
または遮蔽体−導体間に補強絶縁を施し、導体端
末部から中間部への絶縁体外径の減少傾向を滑ら
かにしており、そのため端末部全体の長さが長く
なる。 従つて、端末部の形成に手間が掛かるだけでな
く、端末部の可撓性が悪くなるため、配線工事に
おける作業性も低下するという問題がある。この
ような手作業を簡略化するため、熱収縮チユーブ
を用いて端末処理を行う方法も考えられるが、こ
の方法で形成された端末部はインパルス破壊電圧
特性が不十分であるという問題があつた。 この発明は、上記の現状に鑑み、低サージイン
ピーダンス導体の機能を低下させることなく、確
実かつ容易に形成し得る低サージインピーダンス
導体の端末部を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記の課題を解決するため、この発明は、平板
状の主導体の外周にほぼ矩形状に絶縁体を被覆
し、上記絶縁体の少なくとも片面上に主導体と平
行に平板状の副導体を添設し、その外周に外被を
被覆してなる低サージインピーダンス導体の端末
部において、外被、副導体及び絶縁体を順次段状
に剥ぎ取り、副導体露出部、絶縁体露出部及び主
導体露出部に当接するように設けた半導電性層
と、上記の半導電性層を覆うようにその外周に設
けた絶縁体層と、を具備した構成としたものであ
る。 〔作用〕 上記の構成を有するこの発明の低サージインピ
ーダンス導体の端末部は、接続すべき低サージイ
ンピーダンス導体の副導体露出部と主導体接続部
とに当接するように半導電性層を設けてあるの
で、雷サージの侵入によつて主導体と副導体との
間に瞬間的に大きな電位差が発生した場合でもそ
の電位差が半導電性層の抵抗によつて長さ方向に
ほぼ均等に分圧され、従つて、主導体部直上に大
きな電位傾度を生ずることがなく、この半導電性
層がない場合に比べてインパルス電圧による絶縁
破壊値が高くなる。換言すれば、端末部を短くす
ることができる。 しかも、薄い半導電性層を設けるだけであるか
ら、これによる外径増はごく僅かであり、可撓性
を損ねることもない。 〔実施例〕 第1図はこの発明による低サージインピーダン
ス導体の端末部の一実施例を示し、第1図aは、
一部縦断面図とした平面図、第1図bは第1図a
のX−X断面矢視図、第1図cは同Y−Y断面矢
視図である。 図示実施例において、端末処理すべき低サージ
インピーダンス導体は、銅条からなる主導体1の
外周にビニル絶縁体2を被覆し、そのビニル絶縁
体2の片面上に銅テープからなる副導体3を主導
体1と平行に添設し、その外周にビニル外被4を
被覆したものである。 この実施例の端末部は以下に述べるようにして
形成される。即ち、低サージインピーダンス導体
の端部のビニル絶縁体2、副導体3及びビニル外
被4を剥ぎ取つた主導体端末部11にボルト穴1
2を形成して主導体露出部13とし、主導体露出
部13の内端より所定長lに渡つて副導体3及び
ビニル外被4を剥ぎ取り、絶縁体露出部21とす
る。この場合、副導体3はビニル外被4の剥ぎ取
り端41よりやや長めに残して副導体露出部31
とし、上記剥ぎ取り端41で折り返す。 次に、絶縁体露出部21の外端部(主導体露出
部13との境界部)及び上記外被4の折り返し端
41のやや内側にシーリングテープ5を巻いた
後、上記の折り返された副導体露出部31上、絶
縁体露出部21上、主導体露出部13の内端部上
に半導電性自己融着テープを巻き付けて半導電性
層22を形成する。その後、半導電性層22を覆
うようにその外周にエチレンプロピレンゴム製の
熱収縮チユーブを用いて絶縁体層51を形成す
る。さらにその後、絶縁体層51の両端部外方
に、粘着性ポリエチレンテープ6を巻き、その上
にさらに粘着性ビニルテープ7を巻く。 以上のように形成された低サージインピーダン
ス導体の端末部について、インパルス破壊電圧試
験を行つた。この試験において、試料は第1図a
における界面長lを変えた実施例3種類について
各3試料ずつを用意し、比較のため、これらの実
施例と半導電性層を有しない点だけが異なる試料
をそれぞれ同様に作製した。試験結果を次頁の表
に示す。 試験方法は、主導体と副導体との間に20KVの
インパルス電圧(インパルス波形はJIS C3005に
よる)を印加後、10KVずつ昇圧し、各3回印加
した。この表に示す試験結果において、界面閃絡
とは、実施例の場合は絶縁体2と半導電性層22
との界面、比較例の場合は絶縁体2と絶縁体層5
1との界面を経路として、主導体露出部13と副
導体露出部31との間に閃絡が生じたものであ
り、絶縁破壊とはこのような界面を通らずに絶縁
体2自体に絶縁破壊が生じたものである。 この表の試験結果からも明らかなように、半導
電性層22を設けない場合は、界面長lを300mm
にしてもなお80KV以下で界面閃絡を生じるが、
半導電性層22を設けたものは界面長lを250mm
以上にすることにより絶縁破壊値より低い電圧で
界面閃絡を生じることはなくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明による低サージ
インピーダンス導体の端末部は、端末処理すべき
低サージインピーダンス導体の副導体露出部、絶
縁体露出部及び主導体接続部に当接させて薄い半
導電性層を設けたため、主導体と副導体との間に
インパルス電圧が加わつても、その電位差が半導
電性層の抵抗によつて長さ方向にほぼ均等に分圧
される結果、インパルス電圧に対して高い絶縁破
壊強度を確保することができ、従つて、端末部を
短くすることができる。しかも外径増はごく僅か
であり、可撓性が損われることもない。即ちこの
発明による低サージインピーダンス導体の端末部
は、低サージインピーダンス導体の機能を低下さ
せることなく確実かつ容易に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による低サージインピーダン
ス導体の端末部の一実施例を示し、第1図aは一
部縦断面図とした平面図、第1図bは第1図aの
X−X断面矢視図、第1図cは第1図aのY−Y
断面矢視図である。 1……主導体、2……絶縁体、3……副導体、
4……ビニル外被、11……主導体端末部、13
……主導体露出部、21……絶縁体露出部、22
……半導電性層、31……副導体露出部、51…
…絶縁体層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平板状の主導体の外周にほぼ矩形状に絶縁体
    を被覆し、上記絶縁体の少なくとも片面上に主導
    体と平行に平板状の副導体を添設し、その外周に
    外被を被覆してなる低サージインピーダンス導体
    の端末部において: 外被、副導体及び絶縁体を順次段状に剥ぎ取
    り、副導体露出部、絶縁体露出部及び主導体露出
    部に当接するように設けた半導電性層と; 上記の半導電性層を覆うようにその外周に設け
    た絶縁体層と; を具備したことを特徴とする低サージインピーダ
    ンス導体の端末部。
JP6897788A 1988-03-22 1988-03-22 低サージインピーダンス導体の端末部 Granted JPH01241772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6897788A JPH01241772A (ja) 1988-03-22 1988-03-22 低サージインピーダンス導体の端末部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6897788A JPH01241772A (ja) 1988-03-22 1988-03-22 低サージインピーダンス導体の端末部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01241772A JPH01241772A (ja) 1989-09-26
JPH0470748B2 true JPH0470748B2 (ja) 1992-11-11

Family

ID=13389238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6897788A Granted JPH01241772A (ja) 1988-03-22 1988-03-22 低サージインピーダンス導体の端末部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01241772A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01241772A (ja) 1989-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3808352A (en) Elastomeric terminal insulator and stress cone and conductor terminated therewith
JPH0715310Y2 (ja) 端末処理された高電圧ケーブル
US2396283A (en) Method of terminating high-tension cables
US2036414A (en) Method of grounding shielding tape at terminal of insulated conductors
JPH0470748B2 (ja)
US9786412B2 (en) Cable moisture seal assemblies, systems and methods
JP4103259B2 (ja) 避雷用リード線および避雷システム
US4006286A (en) High-voltage cable joint with conductive means to decrease electric field intensity therein
JPH01241773A (ja) 低サージインピーダンス導体の接地側端末部
JPH01241771A (ja) 低サージインピーダンス導体の接続部
JP7479341B2 (ja) ケーブル端末構造およびその形成方法
JP2639649B2 (ja) 電力ケーブルの接続部の形成方法
US3515608A (en) Process for insulating the joints of electrical conductors
JP3281557B2 (ja) 電力ケーブルプレハブ形絶縁接続部
KR200177486Y1 (ko) 절연케이블
JPH0514681Y2 (ja)
JPH0410296B2 (ja)
JPH0670440A (ja) ケーブル終端構造
EP0212832B1 (en) Electric cable jointing or terminating method
JPH0226189Y2 (ja)
JP2548743B2 (ja) 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの耐電圧試験方法
JP2545830B2 (ja) ゴム・プラスチツク絶縁交流電力ケ−ブル
JPH0323791Y2 (ja)
JPH0720851Y2 (ja) ケーブル端末の接地処理部
JPH09308040A (ja) 高電圧ケーブルの端末処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees