JPH0469604A - フィルタ収納光ファイバおよびその製造方法 - Google Patents

フィルタ収納光ファイバおよびその製造方法

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JPH0469604A
JPH0469604A JP2181567A JP18156790A JPH0469604A JP H0469604 A JPH0469604 A JP H0469604A JP 2181567 A JP2181567 A JP 2181567A JP 18156790 A JP18156790 A JP 18156790A JP H0469604 A JPH0469604 A JP H0469604A
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JP
Japan
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optical fiber
groove
filter
optical fibers
loss
Prior art date
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Pending
Application number
JP2181567A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisuke Oguchi
泰介 小口
Hiroaki Hanabusa
花房 広明
Juichi Noda
野田 寿一
Yasuhiro Ando
安東 泰博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH0469604A publication Critical patent/JPH0469604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光通信等において用いられる、誘電体多層膜
フィルタを収納したファイバピグテール形部品に関する
ものである。
(従来の技術) 光路の間に光制御素子を挿入して、不要な波長成分や偏
光成分を除去する目的には、誘電体多層膜フィルタが用
いられている。
第5図は、誘電体多層膜フィルタを光ファイバの間に挟
んだ、フィルタ収納光ファイバの構成を示している(H
,”/anagawa、et、al、Filter−E
mbeddedDesign and Its App
lcations to Pa5sive Comp。
nents ”+IEEE J、Lightwave 
Technol、、vol、 LT−7+pp、164
6−1653.1989)。第5図において、(a)は
平面図、(b)はA−A’に沿う層断面図であって、1
.2は光ファイバ、3は誘電体多層膜フィルタ薄片、4
は誘電体多層膜フィルタを配設する溝、5は光ファイバ
と誘電体多層膜フィルタを固定するだめの基板を示して
いる。光ファイバは6の部分の被覆が除去されている。
この構成によって、例えば誘電体多層膜フィルタ薄片3
として波長λの光を透過させ、波長λ2の光を反射させ
る特性のものを用いれば、光ファイバ1を伝搬する二つ
の波長成分λ1.λ2のうち、不要な波長成分λ2のみ
を除去し、必要な波長成分λ、のみを、光ファイバ2に
伝搬させることができる。この構成は、両端が光ファイ
バであるので、融着接続やコネクタ接続により、光ファ
イバの途中に容易に挿入できるため、光フアイバ通信に
適した部品形態と言える。
このフィルタ収納光ファイバを作製するには、まず基板
5にあらかじめ設けた溝の中に、光ファイバ1と光ファ
イバ2(この状態で両光ファイバは切断されていない)
を接着剤で固定する。次に光ファイバを横断する溝4を
形成し、ここに誘電体多層膜フィルタ3を挿入し、接着
剤で固定する。
この方法かられかるように、光ファイバ1と光ファイバ
2ば、もともと同一のファイバであり、また固定された
状態で切断されたのであるから、両者の光軸は一致して
いる。すなわち、特にファイバ間の光軸調整を必要とし
ない簡易な製造方法である。
しかし、この従来法には、使用するファイバによっ゛ζ
損失が大きくなる欠点がある。以下、この事情を説明す
る。第5図に示す構成のフィルタ収納光ファイバの損失
は、溝によって光フアイバ間に間隙ができるので、これ
による回折損失が主な要因である。この損失は以下に示
す(1)式によって近似的に表わされる (例えば、M
arcuse D、 :Loss Analysis 
of Single−Mode 5plices″、B
e1lSyst、 Tech、J、、 56.5. p
、703 (1977)。
(1)式において、Lは損失(dB)、λは光の波長、
dは溝形成によってできるファイバ間の間隔、nは溝に
存在する媒質の屈折率、Wはモードフィールド径である
。モードフィールド径Wは、光ファイバの出射端面にお
ける光の強度分布の広がりを表わす値で、光強度のピー
ク値が1/e2になる点の半値幅である。このモードフ
ィード径Wは、光ファイバのパラメータを使って計算す
ることもできるが、通常は、光ファイバからの出射光の
強度分布を直接測定して求めることが多い。
 d 第6図は(1)式を図示したもので、2種類の光ファイ
バに対する損失りの溝幅dに対する依存性を示している
。図中、■は1.3μm零分散単一千−]・ファイバ(
コア半径約5μm、比屈折率差約0.3%)、■は1.
55μm零分散単一モートファイハ(コア半径約4μm
、比屈折率差約0.8%)であり、それぞれ波長1.3
μmと1.55μmに対する損失を示している。ここで
、Wの値は発明者らが実際に測定した値を用いた。また
、nは1.46とした。第6図かられかるようにモード
フィールド径Wが小さいと損失が大きくなる。また、同
じファイバであっても、通ず波長が小さいほどWの値は
小さくなるので、損失は大きい。同じ溝幅に対して、モ
ードフィールド径の小さい■の光ファイバの損失は、■
の光ファイバの場合の倍以上となる。
実際の溝幅の値としては20〜3Q71mであるので、
■の光ファイバの場合には損失は0.1 dB前後でほ
とんど無視できるが、■の光ファイバの場合には0.5
〜0.8 dBと大きい。すなわち、従来方法はモード
フィールド径の小さいファイバに適用すると損失増大を
招く欠点がある。
そこでこの欠点を解決する有望な手段としては、使用す
る光ファイバの溝を形成すべき部分に前処理を施し、該
部分のモードフィールド径を拡大する方法がある(用上
他、「光フアイバ埋込型デバイスの一構成法」、昭和6
3年度電子通信情報春季全国大会論文集、(C−457
)。この方法は、光ファイバを石英管に封入し、130
0°C,5時間程度で熱処理を施し、コアの高屈折率添
加物を拡散させるものである。しかし、この方法では、
コア拡散に多大な処理時間を要するので、量産性が低く
、加熱領域が長いために部品が長くなる問題が生じる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、損失が小さく、量産性が高く、低価格で小形
なフィルタ収納光ファイバおよびその製遣方法を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題を解決するために、短時間かつ局所的
なコア拡散法として、小形バーナによる加熱処理を提案
する。この小形バーナによると、高々中数分の加熱処理
でコアに含まれるGe等の添加物が拡散し、加熱領域も
光ファイバの長手方向5mm程度に限定できることを発
明者らは確認している。
すなわち本発明では、 (1)基板上に固定された少なくとも1本の光ファイバ
と、該光ファイバのコア部を横断するように形成された
少な(とも1個の溝と、液溝に配設された誘電体多層膜
フィルタ薄片とからなるフィルタ収納光ファイバにおい
て、前記光ファイバの溝形成部近傍のコアの添加物がク
ラッド部に拡散していることを特徴とするフィルタ収納
ファイバと、(2)バーナによって光ファイバを部分的
に加熱する第1の工程と、該光ファイバを基板に固定す
る第2の工程と、前記第1の工程の加熱部分の光ファイ
バコア部を横断するように溝を形成する第3の工程と、
液溝に誘電体多層膜フィルタ薄片を配設、固定する第4
の工程とから成るフィルタ収納光ファイバの製造方法と を提案する。
(作 用) 本発明によると、フィルタ収納光ファイバにおいて、誘
電体多層膜フィルタを配設する部分の光ファイバコア部
のモードフィールドを拡大できるので、フィルタ配設部
分の回折損失を小さくできる。また、モードフィールド
の拡大は、小形バーナを用いた短時間、かつ局所的なコ
ア拡散によっているので、量産性があり、かつ小形なフ
ィルタ収納光ファイバを提供できる。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す図であって
、7,8は光ファイバ、9は誘電体多層膜フィルタ薄片
、10は誘電体多層膜フィルタを配設する溝、11ば光
ファイバと誘電体多層膜フィルタを固定するだめの基板
、12は光ファイバの被覆が除去された部分、13はコ
アが拡散している領域である。
このフィルタ収納光ファイバの製造方法としては、まず
光ファイバの被覆を一部除去し、この除去部分をバーナ
によって加熱する。次に光ファイバを基板に固定し、前
記の加熱部分の光ファイバを横断するように溝を形成し
、これに誘電体多層膜フィルタ薄片を配設、固定する。
この実施例によって実際Qこ作製したフィルタ収納光フ
ァイバの)置火波長特性を第2図に示す。第2図におい
て、(a)ばバーナによってコア拡散を施した本発明の
場合を示し、(b)は比較のためにコア拡散を施さない
場合を示す。ここで、用いたファイバのモードファイバ
径は波長1.3 μmにおいて約3.1 μm、フィル
タを配設する溝の幅は約40μm、またフィルタには波
長1.3μmを透過し1.55μ「を反射する特性のも
のを使用した。波長]、、3//II+における損失は
(a)で約0.5 dB、(b)で約1.5 dBであ
り、本発明の効果が確認された。
第3図は本発明の第2の実施例の構成を示す図であって
、第1の実施例とは同じ基板上に複数のファイバを有す
る点が異なる。
第4図は本発明の第3の実施例の構成を示す図であって
、第1の実施例とは複数の誘電体多層膜フィルタを配設
する点が異なる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、用いる光ファイバ
によらずに損失の小さく、低価格、小形なフィルタ収納
光ファイバを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す図、第2図
は本発明の第1の実施例によって実際に作製したフィル
タ収納光ファイバの損失波長特性を示し、(a)はバー
ナによってコア拡散を施した場合の波長と透過損失の関
係を示す図、(b)はコア拡散を施さない場合の波長と
透過損失の関係を示す図、 第3図は本発明の第2の実施例の構成を示す図、第4図
は本発明の第3の実施例の構成を示す図、第5図(a)
は従来のフィルタ収納光ファイバの構成を示す平面図、 第5図(b)は第5図(a)のA−A’に沿う層断面図
、 第6図は従来のフィルタ収納光ファイバの溝幅dと損失
りとの関係を示す図である。 、、 2. 7. 8.14.15.2L 22・・・
光ファイバ3、 9.16.23・・・誘電体多層膜フ
ィルタ薄片4 、10.17.24・・・溝 5、1.1.18.25・・・固定用基板6、12.1
9.26・・・被覆が除去された部分13、20.27
・・・コア拡散部分 特許出願人  日本電信電話株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に固定された少なくとも1本の光ファイバと
    、該光ファイバのコア部を横断するように形成された少
    なくとも1個の溝と、該溝に配設された誘電体多層膜フ
    ィルタ薄片とからなるフィルタ収納光ファイバにおいて
    、前記光ファイバの溝形成部近傍のコアの添加物がクラ
    ッド部に拡散していることを特徴とするフィルタ収納光
    ファイバ。 2、バーナによって光ファイバを部分的に加熱する第1
    の工程と、該光ファイバを基板に固定する第2の工程と
    、前記第1の工程の加熱部分の光ファイバコア部を横断
    するように溝を形成する第3の工程と、、該溝に誘電体
    多層膜フィルタ薄片を配設、固定する第4の工程とから
    なることを特徴とするフィルタ収納光ファイバの製造方
    法。
JP2181567A 1990-07-11 1990-07-11 フィルタ収納光ファイバおよびその製造方法 Pending JPH0469604A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442624B1 (ko) * 2002-03-21 2004-08-02 삼성전자주식회사 이득 평탄화 필터 및 이를 이용한 이득 평탄화된 광섬유증폭기
US6870595B1 (en) * 1998-09-22 2005-03-22 Minolta Co., Ltd. Optical filter device and method of making same

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