JPH0468889B2 - - Google Patents

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JPH0468889B2
JPH0468889B2 JP62093626A JP9362687A JPH0468889B2 JP H0468889 B2 JPH0468889 B2 JP H0468889B2 JP 62093626 A JP62093626 A JP 62093626A JP 9362687 A JP9362687 A JP 9362687A JP H0468889 B2 JPH0468889 B2 JP H0468889B2
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JP
Japan
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chamber
bale
rotating
sensing
spring
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Application number
JP62093626A
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English (en)
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JPS63258516A (ja
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Masanori Shiraiwa
Shunji Ishibashi
Akyoshi Ookura
Hajime Nakano
Takeo Hayashi
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TAKAKITA AGRICULT IMPLEMENT
Original Assignee
TAKAKITA AGRICULT IMPLEMENT
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Publication date
Application filed by TAKAKITA AGRICULT IMPLEMENT filed Critical TAKAKITA AGRICULT IMPLEMENT
Priority to JP9362687A priority Critical patent/JPS63258516A/ja
Publication of JPS63258516A publication Critical patent/JPS63258516A/ja
Publication of JPH0468889B2 publication Critical patent/JPH0468889B2/ja
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Storage Of Harvested Produce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圃場に刈倒されている稲藁・牧草類
をピツクアツプしてロールベーラーに成形梱包し
ていくロールベーラーにおいて、ベールチヤンバ
ー内で成形していくベールが、所定の梱包量にな
つたことを感知するベール成形感知装置について
の改良に関する。
本発明において対象とするロールベーラーにお
けるベール成形感知装置は、所定の梱包量に成形
されたベールを機外に排出さすために、ベールチ
ヤンバーが前後または上下に分割されるようにな
つている形態のロールベーラーにおけるベール成
形感知装置である。
[従来の技術] 上述の形態のロールベーラーAは、通常、第1
図に示している如く、トラクタ等の牽引車に牽引
されて走行するか、自走して走行するよう形成せ
る機体aの前端側に、圃場に刈倒されている稲
藁・牧草等をピツクアツプするピツクアツプドラ
ム1を装架し、それの後方にはピツクアツプされ
てくる牧草類を受入れるベールチヤンバー2を、
機体aに固定装架される固定側チヤンバー2a
と、それに支軸20中心に後方に開放回動するよ
う連結する回動側チヤンバー2bとにより、前後
に2分されるよう形成して装架し、そのベールチ
ヤンバー2内には、受入れる牧草類を順次巻束状
に巻込んでベールBに成形していくベール成形チ
エン3を、一連に連続させるかまたは適宜数に分
割してエンドレスに連続する状態に張架し、その
ベール成形チエン3により成形されていくベール
Bが所定の梱包量になつたときに、回動側チヤン
バー2bを支軸20中心に開放回動させてベール
チヤンバー2を開き、成形したベールBを外部に
取出すようにしている。
そして、この成形したベールBを取り出すとき
の、そのベールBが所定の梱包量になつたことの
検出は、第2図に示している如く、ベールチヤン
バー2内に、そこに張架してあるベール成形チエ
ン3の緊張程度を感知する感知アーム40を設け
るとともに、その感知アーム40の感知作動でオ
ンに作動するリミツトスイツチSを設けておい
て、ベール成形チエン3が、成形していくベール
Bの直径の増大で張られることにより、引張りバ
ネ41で引出されているテンシヨンスプロケツト
42のアーム43が引張りバネ41に抗して回動
するによつて、この感知アーム40に感知作動を
行なわせてリミツトスイツチSを作動さすように
することで行なうか、第3図に示している如く、
ベール成形チエン3を緊張さすよう圧縮バネ50
で押出されているスプロケツト51に、支軸52
中心に回動する感知リンク53を、ロツド54を
介して連繋し、その感知リンク53が前記スプロ
ケツト51のバネ50に抗した動きによつて同第
3図において反時計方向に回動する作動により、
リミツトスイツチSをオンに作動させるようにし
ておいて、ベール成形チエン3が成形していくベ
ールBの径の増大で張られることにより前記スプ
ロケツト51が圧縮バネ50に抗して引込まれる
作動によつて、感知リンク53を動かし、リミツ
トスイツチSを作動さすことで行なわすようにし
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの従前手段は、第2図に示して
いる前者にあつては、テンシヨンスプロケツト4
2のアーム43と感知アーム40との間に当初設
定しておく〓間、第3図に示した後者にあつて
は、感知リンク53とリミツトスイツチSとの間
に当初設定しておく〓間が、作業の継続によ
り、ベール成形チエン3に生じてくるチエン自体
の伸びによつて次第に拡張するようになることか
ら、前記リミツトスイツチSを作動さす感知作動
が遅れるようになつて、成形するベールBの重量
を増大させるようになつたりする問題がある。
また、回動側チヤンバー2bを、固定側チヤン
バー2aに引張りバネにより閉じ合わせるように
付勢しておいて、ベールチヤンバー2内のベール
Bの梱包圧の増大により、回動側チヤンバー2b
がバネの付勢に抗して開放側に回動してくる作動
で、近接スイツチを作動させることにより、感知
作動を行なわす手段が、実開昭61−37761号公報
などにより提起されている。しかし、この手段
は、回動側チヤンバー2bが自由に開放側に回動
する状態としておいて、バネの付勢で閉じ合わせ
た状態に保持せしめることから、作業中の機体の
振動で回動側チヤンバー2bが開放側に回動する
など誤作動が起きる問題があり、また、これを阻
止するよう、回動側チヤンバー2bを固定側チヤ
ンバー2aに閉じ合わせた状態に保持させる係止
機構を設けるようにすると、感知作動が行なわれ
なくなつてしまう問題がある。
また、回動側チヤンバーを固定側チヤンバーに
閉じ合わせた状態に保持せしめる係止機構を設け
て、この係止機構に加わる負荷により感知作動を
行なわすようにする手段が、特開昭58−149614号
公報により提起されている。しかし、この手段
は、係止機構に梱包圧が加わることで、梱包を終
えたベールを取り出すために回動側チヤンバーを
開放側に回動させる際、係止機構を解除させるこ
とが困難な問題がある。
本発明は、従来手段に生じているこれらの問題
を解決するためになされたものであつて、回動側
チヤンバー2bを、係止機構により、固定側チヤ
ンバー2aに閉じ合わせた状態に保持せしめてお
いて、ベールチヤンバー2内で成形するベールB
が所定の梱包圧に達したときに、それの感知作動
が正しく行なわれるようにしながら、係止機構が
回動側チヤンバー2bを油圧シリンダ8により開
放回動させることで、自動的に解除されるように
なる新たな手段を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本発明においては、この目的を達成す
るための手段として、ベールチヤンバーが機体に
固定される固定側チヤンバーとそれに油圧シリン
ダの作動により開閉自在に閉じ合わされる回動側
チヤンバーとよりなるロールベーラーにおいて、
固定側チヤンバーに、回動側チヤンバーに設けた
ロツクピンに係合する係止部材を、前記油圧シリ
ンダの開放側への作動によりロツクピンとの係合
が解除されるように設け、その係止部材には、チ
ヤンバー内部のベールの梱包圧の上昇による回動
側チヤンバーを開放側へ回動さす方向の負荷によ
り、固定側チヤンバーに対し回動側チヤンバーの
回動方向に押し出される作動片を設け、その作動
片の固定側チヤンバーに対する動きにより該作動
片と衝合してオンに作動する感知スイツチを固定
側チヤンバーに設け、かつ、その作動片には、前
記負荷の方向と対向する方向に該作動片を寄せる
よう付勢するバネを連繋して、そのバネのバネ圧
を調節自在としたことを特徴とするロールベーラ
ーにおけるベール成形感知装置を提起するもので
ある。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符
号は同効の構成部材については、従前手段と同一
の符号を用いるものとする。
第4図は本発明を実施せるロールベーラーにお
けるベール成形感知装置の側面図で、同図におい
て、2はロールベーラーの機体に装架せる固定側
チヤンバー2aと回動側チヤンバー2bとよりな
るベールチヤンバー、6は回動側チヤンバー2b
を固定側チヤンバー2aに対し閉じ合わせた状態
に係止する係止機構、7は開放圧を感知さす感知
機構を示している。
ベールチヤンバー2は、第1図に示した従前の
ロールベーラーAと同様にそれの機体aに固定し
て装架される固定側チヤンバー2aと、それに支
軸20中心に回動自在に軸支される回動側チヤン
バー2bとに分割されていて、それの回動側チヤ
ンバー2bを支軸20中心に後方に回動させるこ
とで開放するよう構成してあること従前手段のも
のと変わりなく、また、その回動側チヤンバー2
bの開放回動は、固定側チヤンバー2aと回動側
チヤンバー2bの間に渡架される油圧シリンダ8
の作動で行なわれるようになつている。
該ベールチヤンバー2はそれの内部に、ロール
ベーラーの機体aの前端側に装設されるピツクア
ツプドラム1(第1図)から送給されてくる稲
藁・牧草類を、巻束状に巻込んでベールBに成形
していくためのベール成形チエン3が第4図で矢
印方向にエンドレスに回動するよう張架してあ
り、また、成形したベールBを結束紐で梱包する
トワイン装置が装設してあることも従前のものと
変わりない。そして、前述の回動側チヤンバー2
bを開放回動させるための油圧シリンダ8は、ベ
ール成形チエン3を緊張させるようテンシヨンス
プロケツト30を押出す手段を兼ねている。
回動側チヤンバー2bを固定側チヤンバー2a
に閉じ合わせた状態に係止さすための係止機構6
は、固定側チヤンバー2aの側に設ける係止部材
60と、その係止部材60に係脱自在に係合する
よう回動側チヤンバー2b側に装設せるロツクピ
ン61とよりなる。そして、係止部材60は、第
5図に示している如く、L字形に形成されて、そ
れの屈曲部位を、固定側チヤンバー2aの側面の
機壁に固定装設せる支点軸62に回動自在に軸支
され、上方に延出するアーム部60aには、それ
を第5図において前記支点軸62中心に反時計方
向に回動させるよう付勢する引張りバネ63が連
繋してあり、略水平な姿勢で後方に延出するアー
ム部60bには、それの上縁側に前記回動側チヤ
ンバー2bの機壁に装設したロツクピン61に係
合する係合切欠き64が形設してある。この係合
切欠き64は、そこに前記ロツクピン61が嵌入
している状態において、一定の範囲を回動側チヤ
ンバー2bが支軸20中心に後方へ開放回動し得
るよう、アーム部60bの長手方向に長く形成し
てあり、また、回動側チヤンバー2bが、それの
自重により支軸20中心に閉じる方向に回動し
て、固定側チヤンバー2aに閉じ合わされている
状態時に、その回動側チヤンバー2bに設けた前
記ロツクピン61が該係合切欠き64内の前端側
に位置するように形設してある。
また、該係止部材6の後方に延出するアーム部
60bは、前述の回動側チヤンバー2bを開放回
動させる油圧シリンダ8の基端側の支持部材を兼
ねていて、その油圧シリンダ8の基端部は該アー
ム部60bの長手方向の中間部位に軸着連結して
いる。この油圧シリンダ8の伸長作動の際に、該
係止部材60が支点軸62中心に第5図において
時計方向に回動するように受ける力は、該係止部
材60の前記アーム部60bの下縁が、固定側チ
ヤンバー2aの側面の機壁の外面側に装設される
衝合部2cに衝突することで、実質的にはその衝
合部2cを支えとして受止められる。
感知機構7は、ベールチヤンバー2内で成形さ
れるベールBの径の増大により、回動側チヤンバ
ー2bが開放側へ回動していくように受ける開放
圧を感知して作動する感知部7aと、その感知部
7aの作動でオンに作動する感知スイツチ7bと
よりなる。そして、それの感知部7aは、第6図
に示している如く、前記係止部材60の一方のア
ーム部60bの外面に固定装着されたガイド7
0,70に、前後方向に自在に摺動するようねじ
軸72を嵌挿し、そのねじ軸72に螺合せる調節
ナツト71と前記ガイド70との間にねじ軸72
を前方に寄せるよう付勢するバネ73を設けて該
ねじ軸72をそれの後端に設けたストツパー74
が前記ガイド70の後面に衝合する状態にまで前
方(第6図で左方)に押し出し、その前端を前述
の係合切欠き64に臨ませて、そこに嵌合してく
るロツクピン61に対向させ、そのねじ軸72の
前端部に、作動片75を周面に固着したスリーブ
76を、一体的に嵌着することで構成してある。
また、感知スイツチ7bは、通常のリミツトスイ
ツチであり、回動側チヤンバー2bがベールBの
圧力で開放回動することにより後方に動くロツク
ピン61によつて、前記ねじ軸72が前記バネ7
3の付勢に抗して押込まれて作動片75が作動し
たときに、その作動片75と衝合するよう配位し
て、係合部材60のアーム部60bの外面に装設
せるブラケツト77に、ねじ部を前後に摺動自在
に嵌挿し、そのねじ部に螺合する締付ナツト7
8,78により、前後方向の変位調節自在に装着
してあり、前記作動片75が衝合してくることで
オンに作動する。
[作用] このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。
回動側チヤンバー2bが油圧シリンダ8の閉塞
側への作動で、固定側チヤンバー2aに閉じ合わ
された状態にあり、これにより形成されるベール
チヤンバー2内におけるベールBが所定の梱包量
に達せず、従つて、回動側チヤンバー2bがベー
ルBの径の増大による開放圧を受けない状態のと
きには、回動側チヤンバー2bには自重によつて
支軸20中心に閉じる方向に回動する力F2が働
き、それの分割面である前面21が固定側チヤン
バー2aの分割面である前面22に接合した状態
にある。そして、このとき、ロツクピン61は係
止部材60の係合切欠き64内の前端側に位置
し、また、ねじ軸72の前端面は、ロツクピン6
1との間に第6図にあるよう距離dをおいた位置
を占めている。
次に、この状態において、ベールチヤンバー2
内で成形しているベールBの径が増大し、それの
梱包圧が上昇してくると、回動側チヤンバー2b
には、それを開放側に回動させようとする力F1
が働いてくる。
そして、このベールBの径の増大による梱包圧
の上昇で生ずる前記F1の力が、回動側チヤンバ
ー2bを閉じる方向に回動させる前述のF2の力
より大きくなると、回動側チヤンバー2bは支軸
20中心に開放側に回動しはじめ、それにより該
回動側チヤンバー2bに固定装設してあるロツク
ピン61は第6図で右方に動き、前述のねじ軸7
2の前端面との間に形成しておいた距離d1を詰
め、そのねじ軸72の前端面に衝合する状態にな
り、このねじ軸72を押し出しているバネ73の
バネ圧F3で支えられるようになる。
さらに、ベールBの径が増大し梱包圧が大きく
なつて、回動側チヤンバー2bを開放回動させよ
うとする力F1が大きくなり、F1>F2+F3
の関係になると、ねじ軸72がロツクピン61で
押込まれて作動片75が感知スイツチ7bに接当
し該スイツチ7bをオンに作動させる。
そして、これにより、感知スイツチ7bを接続
させたブザーまたはランプ等の警報器を作動させ
る。
[実施例] 次に、第7図乃至第9図は別の実施例を示して
いる。
この実施例は、ベールチヤンバー2内で成形す
るベールBの梱包圧で回動側チヤンバー2bが開
放回動するように受ける開放圧を、その開放圧
で、回動側チヤンバー2bを固定側チヤンバー2
aに閉じ合わせた状態に係止さす係止部材60を
設けた作動片75に生ずる動きを利用して検出
し、感知機構7を作動させることについては、前
述の実施例と変わらないが、係止機構6および感
知機構7の具体的構成を前記実施例と異にしてい
る。
即ち、係止機構6は、固定側チヤンバー2aに
設ける係止部材60を、L字形に形成して、それ
の屈曲部を固定側チヤンバー2aの側面の機壁に
固定装設せる支点軸62に回動自在に軸架し、そ
れの上方に延びるアーム部60aを引張りバネ6
3で前方(第7図で左方)に回動するよう付勢
し、後方に向けて延出するアーム部60bに、回
動側チヤンバー2bに固定装設せるロツクピン6
1と係合さす係合切欠き64を装設するようにす
るが、そのアーム部60bには、第8図に示して
いる如く、別体に形成した前後に長い補助アーム
601が摺動自在に重合してある。そして、その
補助アーム601はそれの長手方向の中間に形設
した前後方向の長孔65を前記支点軸62に嵌合
して一定の範囲をアーム部60bに対し前後に摺
動するよう規制してあり、また、前記アーム部6
0bの上縁に設けた水平な棚板66に該補助アー
ム601の上縁が当接して前述の支点軸62中心
とするアーム部60bに対する回動が規制してあ
り、さらに、該補助アーム601を前方に寄せる
よう付勢するバネ73が連繋してある。
そして、前記ロツクピン61に係合さす係合切
欠き64は、この補助アーム601の後端側の上
縁に形設してある。
また、感知機構7は、前記補助アーム601の
前端側に作動片75を形設して感知部7aを構成
し、この作動片75と当接してオンに作動する感
知スイツチ7bは固定側チヤンバー2aの側面の
機壁にブラケツト77を介して装着するようにし
てあり、その感知スイツチ7bの前記作動片75
との間に形成しておく距離d2は、前記ブラケツ
ト77に嵌挿するねじ部に螺合した締付ナツト7
8,78の締付け位置の調整で所望に調節される
ようにしてある。
なお、その余の構成については、前述の実施例
と変わりなく、同効の構成部材については同一の
符号を付して詳しい説明は省略する。
[作用] このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。
ベールチヤンバー2の回動側チヤンバー2bに
は、自重により支軸20中心に前方に回動させ
て、固定側チヤンバー2aに閉じ合わせようとす
る力F2と、ベールチヤンバー2内で成形される
ベールBの径が増大してくることによる梱包圧で
開放側に回動しようとする力F1と、バネ73の
バネ圧により閉じ合わされる方向の力F3とが働
く。
そして、ベールチヤンバー2内のベールBが所
定の梱包圧に達せず、従つて、F2がF1より小
さいときは第7図の状態にあり、また、係止機構
6および感知機構7は第8図の状態にある。
即ち、回動側チヤンバー2bは、固定側チヤン
バー2aに閉じ合わされ、係止機構6の補助アー
ム601はバネ73のバネ圧F3で長孔65の後
縁が支点軸62に当接する状態位置に保持され、
そして、該補助アーム601に設けた係合切欠き
64に嵌入するロツクピン61は、その係合切欠
き64の前端部の位置を占めている。
次にこの状態からベールチヤンバー2内のベー
ルBの梱包圧が上昇してきて、F1がF2より大
きくなると、回動側チヤンバー2bが開放圧(梱
包圧)により開放回動し始めることで、ロツクピ
ン61が回動側チヤンバー2bと共に後方(第8
図で右方)に動き、第10図の如く補助アーム6
01に設けた係合切欠き64の後縁に衝合する状
態となり、さらに回動側チヤンバー2bの開放回
動で、第11図の如く補助アーム601がバネ7
3に抗して、前述の長孔65により許容される距
離だけ後方に動き、これにより感知機構7が作動
して、それの作動片75が感知スイツチ7bに圧
接してオンに作動させるようになる。
そして、このときの梱包圧は、バネ73の端部
を固定側チヤンバー2aの側面の機壁に支持せし
めているネジ杆671を、それに螺合させている
ナツト672の回動で、ブラケツト673に対し
軸方向に動かすことにより、バネ73のバネ圧F
3を調節することで所望に調節される。
次に、前述の感知機構7の作動で、所定の梱包
圧に達したことが感知されたことにより、回動側
チヤンバー2bを開放作動さすよう油圧シリンダ
8を作動させると、それにより、係止部材60の
アーム部60bが支点軸62中心に下方に回動す
るように動き、それの下縁が衝合部2cに衝突し
て支えられるようになる。そして、このとき、補
助アーム601は、前記アーム部60bに設けて
ある水平な棚板66で上から押されることで、そ
のアーム部60bと一緒に下方に動き、これによ
り係合切欠き64がロツクピン61から第12図
に示している如く下方に外れ、以後油圧シリンダ
8の伸長作動により回動側チヤンバー2bが後方
上方に開放回動していくようになる。
そして、ロツクピン61から係合切欠き64が
外れた補助アーム601は、バネ73のバネ圧で
前方に動き第13図に示す状態となる。
そして、上記作動による回動側チヤンバー2b
の開放回動でベールチヤンバー2を開放し、成形
梱包したベールBを取出した後、油圧シリンダ8
を収縮させて回動側チヤンバー2bを閉じ合わせ
る側に回動させれば第14図の状態となつて、当
初の状態に復元する。
[効果] 以上説明したように、本発明によるロールベー
ラーにおけるベール成形感知装置は、ベールチヤ
ンバー2内で成形されるベールBが所定の梱包圧
に達して、その圧力で回動側チヤンバー2bを、
開放側に回動させるよう押し出す状態となつてく
ると、その梱包圧による回動側チヤンバー2bの
開放側への回動作動で、回動側チヤンバー2bを
固定側チヤンバー2aに閉じ合わせた状態に保持
さすようそれらの間に設けた係止機構6に負荷が
かかつてきたときに、係止機構6に設けてある作
動片75が、負荷に対向する方向に働くバネ73
の付勢に抗して固定側チヤンバー2aに対し回動
側チヤンバー2bの回動方向に動き、その作動片
75の動きで固定側チヤンバー2aの側に設けて
おく感知スイツチ7bを押し込んで、感知作動を
行なわすようになるのだから、回動側チヤンバー
2bを係止機構6により固定側チヤンバー2aに
閉じ合わせた状態に保持せしめておいて、その状
態内において、回動側チヤンバー2bがベールB
の梱包圧による負荷で開放側に回動するよう押し
出される作動を、バネ73のバネ圧F3の調節に
より所望に調整した圧力として、感知スイツチ7
bを作動さすよう利用することになるので、ベー
ルチヤンバー2内で成形されるベールBが所定の
梱包圧に達したことの感知作動が、正しく行なえ
るようになる。
そして、係止機構6は、回動側チヤンバー2b
を開放回動させるよう油圧シリンダ8を作動させ
ると、その油圧シリンダ8により押し下げられ
て、ロツクピン61との係合が自動的に解放され
るので、梱包を終えたベールBの放出作動に支障
を与えることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロールベーラーの概要の説明図、第2
図は従前のロールベーラーのベール成形感知装置
の説明図、第3図はもう一つの従前手段の説明
図、第4図は本発明によるロールベーラーにおけ
るベール成形感知装置の概要説明図、第5図は同
上の要部の一部破断した側面図、第6図は同上要
部の部分の拡大縦断側面図、第7図は別の実施例
装置の概要説明図、第8図は同上の要部の一部破
断した側面図、第9図は同上要部の分解斜視図、
第10図、第11図、第12図、第13図、第1
4図は同上の作用の説明図である。 図面符号の説明、A……ロールベーラー、B…
…ベール、S……リミツトスイツチ、F1〜F4
……バネ圧、a……機体、d……距離、……〓
間、1……ピツクアツプドラム、2……ベールチ
ヤンバー、2a……固定側チヤンバー、2b……
回動側チヤンバー、2c……衝合部、20……支
軸、21,22……前面、3……ベール成形チエ
ン、30……スプロケツト、40……感知アー
ム、41……引張りバネ、42……テンシヨンス
プロケツト、43……アーム、50……圧縮バ
ネ、51……スプロケツト、52……支軸、53
……感知リンク、54……ロツド、6……係止機
構、60……係止部材、60a・60b……アー
ム部、61……ロツクピン、62……支点軸、6
4……係合切欠き、65……長孔、66……棚
板、67……引つ張りバネ、601……補助アー
ム、671……ネジ杆、672……ナツト、67
3……ブラケツト、7……感知機構、7a……感
知部、7b……感知スイツチ、70,70……ガ
イド、71……調節ナツト、72……ねじ軸、7
3……バネ、74……ストツパー、75……作動
片、76……スリーブ、77……ブラケツト、7
8……締付ナツト、8……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベールチヤンバー2が機体aに固定される固
    定側チヤンバー2aとそれに油圧シリンダ8の作
    動により開閉自在に閉じ合わされる回動側チヤン
    バー2bとよりなるロールベーラーAにおいて、
    固定側チヤンバー2aに、回動側チヤンバー2b
    に設けたロツクピン61に係合する係止部材60
    を、前記油圧シリンダ8の開放側への作動により
    ロツクピン61との係合が解除されるように設
    け、その係止部材60には、チャンバー2内部の
    ベールBの梱包圧の上昇による回動側チヤンバー
    2bを開放側へ回動さす方向の負荷により、固定
    側チヤンバー2aに対し回動側チヤンバー2bの
    回動方向に押し出される作動片75を設け、その
    作動片75の固定側チヤンバー2aに対する動き
    により該作動片75と衝合してオンに作動する感
    知スイツチ7bを固定側チヤンバー2aに設け、
    かつ、その作動片75には、前記負荷の方向と対
    向する方向に該作動片75を寄せるよう付勢する
    バネ73を連繋して、そのバネ73のバネ圧F3
    を調節自在としたことを特徴とするロールベーラ
    ーにおけるベール成形感知装置。
JP9362687A 1987-04-16 1987-04-16 ロ−ルベ−ラ−におけるベ−ル成形感知装置 Granted JPS63258516A (ja)

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JPS58149614A (ja) * 1981-12-21 1983-09-06 ゲブリユ−ダ−・ベルガ−・ゲ−エムベ−ハ−・ウント・コンパニ−・コマンデイツトゲゼルシヤフト 農業用ロ−ルベ−ラの自動紐掛け装置
JPS6137761B2 (ja) * 1976-12-06 1986-08-26 Fuji Photo Film Co Ltd

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